100monogatari2015 @ ウィキ内検索 / 「【五十七話】」で検索した結果

検索 :
  • 【五十七話】
    211 名前:逝く雄 ◆wu7WOib83U @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/30(日) 02 16 59.78 ID PUKTKYfW0 57話 【泥】 40をとうに過ぎた従兄弟に聞いた話 従兄弟は水に入るのを嫌がった、ただし泳ぎは達者だった プールは平気なのだそうだ、彼が嫌うのはスネから下くらいの浅い水、そして中が見えない濁った水や波立った水、要するに川の浅瀬や海の波打ち際に足を付けるのを異様に嫌がっていた さすがにいいおっさんとなった今では大騒ぎすることはないだろうが、子供の頃の水遊びを嫌がる様は今でも親戚中の語り草だ 去年法事で顔を合わせて飲んでた時のこと、話の流れがたまたまそっちの方に向かった 「俺は水が怖かったわけじゃない、現に今でも泳ぎは得意だしな」 「俺が本当に嫌なのは泥だ…」 小学生の頃だそうだ 近所の悪童達と...
  • 【十七話】
    【十七話】『海釣りにて』ぺそ ◆qyVZC3tLJo 66 名前:猫虫 ◆5G/PPtnDVU @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/29(土) 21 24 44.10 ID rKZkpF2O0 [17/40] 【17話】ぺそ ◆qyVZC3tLJo 様 『海釣りにて』 数年前に起こった父の体験談です。 父は磯釣りが趣味で仕事のないときはプラプラと釣りにでかけます。 その日も自分で開拓した穴場スポットでのんびり釣りをしていたそうです。 突然、ザバーッ!!!!!と海からびしょ濡れの女性が現れたというのです。 父は当然驚愕しましたし、これはなんだ!?と焦ったそうです。 幸いその女性は生きている人間でした。 入水自殺をしようと海にはいったけれど苦しくてだめだった、と。 驚いたけれど、ただ事ではないと感じた父は「そんなことはやめなさい。何があったんや。...
  • 【二十七話】
    【二十七話】『しなない』ぺそ ◆qyVZC3tLJo 100 自分:わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/29(土) 22 49 49.45 ID uO4SmEpe0 [42/54] 【27話】ぺそ ◆qyVZC3tLJo 様 『しなない』 昔から、九死に一生ばかり続いています。 幼少期、3階建てくらいの高さから落ちたのに歯が欠けただけ。 何度も病院で「今日が山場です」といわれたけども、翌日元気に。 車と自転車の衝突事故であと数センチで崖下。 何度も持病で昏倒し、絶対普段人が通らない場所でも発見してもらえる、など。 偶然といえばそれまでなのですが、本当に本当にしなないんです。 関わった人には不思議がられます。 先日たまたま占い師の方に見てもらう機会がありそのとき「守護霊がすごく強いね、しなないでしょ?」と...
  • 【七話】
    【七話】『療養所』ぺそ ◆qyVZC3tLJo 30 自分:わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/29(土) 20 03 33.58 ID uO4SmEpe0 [17/54] 【7話】ぺそ ◆qyVZC3tLJo 様 『療養所』 私は持病があり、幼少期から入退院をくりかえしていました。 あまりに入院が長期になることが多くて学校にもいけない状態になってしまったので養護学校の隣接する療養所に入院することになりました。 その療養所は戦時中からあるとても古い病院でしたので色々な噂がありました。 看護学生寮に出る、など。 養護学校があった場所は兵隊の施設だったのか、学校の敷地内にかつて処刑場だったといわれている場所もありました。 子どもが遊ぶにはもってこいな環境だったのですが噂が噂だけに誰もはいらず、怖い雰囲気だけはみちてい...
  • 【八十七話】
    294 自分:わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/30(日) 04 40 28.45 ID AgCPeYID0 [69/97] 【87話】デッドエンド ◆JY70SElFKI 様 『おんぶ』 まだ携帯電話がなかった時代の話です。 晩に電話ボックスで友人と電話をしていた時、空の月の話になって外をみようとしたら、なぜか四方をガラス面で囲んだ電話ボックスの1面だけ見えない。 近ずくと見えなくなるわけです。ん?どうゆうこと?そのことを電話相手に話すと「霊が張り付いてんねん(笑)」と私を怖がらさるためなのか笑えないことを言ってきました。 そして「なんか音聞こえるけどなに?」と聞かれ私もその音に気づきました。 それは水が落ちてきて竹がスコーンって鳴るやつ。 あれに似た音でした。これってラップ音てやつ?そうこうするうちに友人がちょ...
  • 【六十七話】
    242 名前:猫虫(代理投稿) ◆5G/PPtnDVU @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/30(日) 03 26 43.97 ID slHZZ5U50 [23/26] 【67話】Big ◆iq3nGde8rU 様 『玄関の絵』 これが今回最後の話です。宿舎の正面昇降口には、ずっと靴棚が並んでいて、 その上に大きな絵が飾られてあるんです。 わたしは美術はあまり詳しくないんで、何号とかはわかりませんが、 2m×2mもあるようなものです。油絵でして、寄贈品なんです。 これを描いたのが、この○○の家の初代の所長さんです。 元は中学校の美術の先生で、校長で退職してからここの所長になったんです。 山が好きな人で、施設まわりをよく歩き回っていたそうですよ。 で、この絵の題材が、山の中にあるダム湖なんですが、 実際にスケッチしたものを元に油絵に仕上げたんです。 施設の...
  • 【四十七話】
    174 自分:わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/30(日) 00 58 22.96 ID AgCPeYID0 [13/97] 【47話】チッチママ ◆pLru64DMbo 様 『押入れに住むモノ』 これは知り合いから聞いた話です 彼女の一番最初の記憶は住んでいた団地の押入れの暗闇だそうです いつも襖に隙間が空いていて、閉じても閉じても気づけば2~3センチの隙間があったそうです その隙間から何かがみているようで怖くて仕方なかったそうです 夜、母親とその部屋で寝ていると毎晩うなされて、ひどいオネショで母親は病院によく連れてったそうです 保育所で赤鬼・青鬼という絵本を先生が読んでくれた時に、なぜか彼女だけ泣いてしまい途中で迎えがきたそうで 団地の自分の部屋に帰って、あの隙間が気になって仕方なかったそうです 普段なら近...
  • 【七十七話】
    267 自分:わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/30(日) 04 03 11.50 ID AgCPeYID0 [53/97] 【77話】Big ◆iq3nGde8rU 様 山の中の濃霧は、登山界ではガスと言うことも多いですね。 ひどいときには、まったく視界を失って遭難の原因となることもあります。 実際、すぐ目の前を行く人の後頭部や、 自分のはいている登山靴さえ見えなくなることもあるのです。 登山をしない人でも、飛行機が雲海に突っ込み窓の外が一面に白くなるのを、 見た経験がある方もいるのではないでしょうか。霧と雲は基本的には同じものです。 「五里霧中」という故事成語があります。 国語の試験問題に出て、「夢中」という誤答例が紹介されることがありますが、 「五里霧」は五里四方に立ち込める深い霧という意味で、 中国の...
  • 【九十七話】
    325 自分:わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/30(日) 05 30 35.89 ID AgCPeYID0 [85/97] 【97話】チッチママ ◆pLru64DMbo 様 『危機一髪』 怖いかどうかはわかりませんが…不思議な体験の話 私が小学生の頃に大阪で花の博覧会というのをしていました 確か開園して2日目だったと思います あの日、私は家族でそこにいました まず一番人気だったウォーターライドという高い場所に水路を作って そこを船で進むという乗り物に真っ先に並んでいました とても人が多くて、家族連れが目立っていました 老夫婦やベビーカーの親子までいたのを覚えています 並んで待って、やっと入り口が見えてきたかな?って時に妹が 「トイレー」と言い出してしまい、母が付き添い私一人だけ並んで待つことになりました ...
  • 【三十七話】
    137 名前:スヴィトリアーク ◆CQ0ZL4vfUw @転載は禁止[sage] 投稿日:2015/08/29(土) 23 57 42.11 ID WCE2gmw+0 [21/22] 『誘(いざな)われたら気をつけて』  俺はかつて駆け出しのライダーだった頃、地元のバイクショップが主催するツーリングクラブに所属していた。そこで俺はバイクのメンテナンスやツーリングのノウハウを 諸先輩の皆様に色々と叩き込まれたものだ。そうした先輩の一人にNさんという方が居た。  飄々としたいでたちのそのNさんはひと口で言えばホント『いいひと』。  つまらない相談にも笑顔で接してくれる上に、クラブの新参者で年下で、しかも中型バイクまでしか乗れない俺にすら、いつも敬語で受け答えしてくれたものだ。  とある春の日に、ショップのテーブル越しに彼が語ってくれたのが以下のお話。  大型免許取...
  • 【五十九話】
    215 名前:猫虫(代理投稿) ◆5G/PPtnDVU @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/30(日) 02 24 04.90 ID slHZZ5U50 [18/26] 【59話】雷鳥一号 ◆jgxp0RiZOM 様 「渓流釣りの注意」 友人の話。 仲間と一緒に、山奥の渓流に釣りに出掛けた時のこと。 車で現地まで行って車中泊し、暗い内から釣りにかかるという行程だった。 普段と同じような内容だが、ただ、そこの常連からしつこく注意を受けた。 「ここで休む時は、絶対ドアロックしてなきゃダメだぞ。  それと、何かあっても車からは出るな。放っとけ」 変わった注意だと思ったが、素直に聞き入れることにしたそうだ。 その夜、車の中で毛布を被って寝ていると、突然ドアがガチャガチャと音を立てた。 慌てて寝惚け眼を擦りながら起き上がり、「誰?」と尋ねてみる。 返...
  • 【五十六話】
    206 自分:わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/30(日) 01 56 00.36 ID AgCPeYID0 [24/97] 【56話】チッチママ ◆pLru64DMbo 様 『お化けトンネル』 地元に有名なお化けトンネルがあります 峠の急なカーブで事故が多発するそうです 私は以前はバスガイドをしていました よく運転手さんから、そこのお化け話を聞きました テレビも取材に来たことがあります 貸切の観光の仕事でした 日帰りで帰りは夜中です 二台での仕事で先輩が2号車、新人の私は1号車です それぞれのお客様を所定場所まで送り届けます 予定では2号車のが早く本社に帰路するはずでした バスの規定でお客様を降ろしたバスは車内の電気を消すという 決まりがありました 例のお化けトンネル内で2号車とすれ違ったのです ...
  • 【五十五話】
    204 名前:猫虫(代理投稿) ◆5G/PPtnDVU @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/30(日) 01 53 57.38 ID slHZZ5U50 [17/26] 【55話】ぺそ ◆qyVZC3tLJo 様 『捨て台詞』 中学生の頃の話です。 その日私は友達だったのか見知らぬ人とだったのか今となっては思い出せませんが大喧嘩したゆめをみました。 こんな喧嘩今までしたことないってくらいの喧嘩だったと思います。 そして最後に相手がいった捨て台詞は 「お前の家、思いっきり揺らしたるからな!!!!」でした。 その瞬間目が覚めました。 本当に家が大きく揺れていたのです。 びっくりして「あれ?ゆめだったんじゃないの??」と思いましたが自他から突き上げるような揺れは数秒続きました。 ゆめか本当かわからないけど確実に揺れて、部屋のものがバッタンバッタン倒れキッチ...
  • 【五十八話】
    213 自分:わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/30(日) 02 20 46.77 ID AgCPeYID0 [26/97] 【58話】チッチママ ◆pLru64DMbo 様 『赤い地蔵』 小学校の通学路に気持ちの悪い地蔵を祀った所がありました 子供は皆知る限り「なんか気持ち悪いと」 そこを参っているのは歳よりと女性ばかりで女性もなんというか 暗い感じの人ばかりでした たまにその場所で泣いている人がいたり あと不思議だったのは、よく動物の死骸がありました あと深い溝があるのですが、よく子供がはまりました 中のお地蔵さんは道から見えるのですが、いつも真っ赤な服を着せられ ヨダレかけ?みたいなのも真っ赤で、ともかく赤いし顔が怖いんです 石なのに、たまに睨まれている気がしたり友達も目が赤かったと言ってました な...
  • 【五十二話】
    192 自分:わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/30(日) 01 36 41.96 ID AgCPeYID0 [18/97] 【52話】チッチママ ◆pLru64DMbo 様 『キューピットさん』 中学生の頃に流行したコックリさんではなく、キューピットさん コックリさんは怖いけど、キューピットさんは大丈夫とか言う事だった 鉛筆一本を皆でにぎって白い紙の中心の点を書いた場所に置く そして呪文を唱える 「キューピットさんキューピットさん、なんたらかんたら」 するとゆっくりと鉛筆が時計周りにグルグルと回り出す 鉛筆の線が少しずつ、ゆっくりと大きくなると来た証拠 ここで聞きたい質問をする 「〇君は私が好きですか?」「今度のテストは良い…がとれますか?」 YESなら大きく丸を描くが、いいえなら中心の点に戻って動かない...
  • 【五十一話】
    189 名前:猫虫(代理投稿) ◆5G/PPtnDVU @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/30(日) 01 27 26.50 ID slHZZ5U50 [15/26] 【51話】チッチママ ◆pLru64DMbo 様 『防空壕』 田舎で昔の話だから、わりと怖い話は多かったんですけど これは私が直接見たのではないです 小学校の近くに踏み切りがあるんです そこを超えると小高い山があって昔の防空壕があったそうです 話は聞いてましたが地元の誰もが近づくなというので私は行きませんでした 同級生の男の子たちが肝試しにそこに行くというのを聞いて誘われたけど断りました やんちゃ坊主の4~5人のうちA君がリーダーな感じで、そこに行ったそうです 次の日に女子たちに彼らが興奮した様子で教えてくれました 「最初はおもしろ半分でさ」「古い神社の奥に穴があったよ」「墓みたいだっけど...
  • 【五十話】
    184 名前:スヴィトリアーク ◆CQ0ZL4vfUw @転載は禁止[sage] 投稿日:2015/08/30(日) 01 20 13.02 ID ujnfAOrg0 [15/23] 『むかしばなし』  俺が小学校中学年頃の話なんだけどね…。  我が家もご他聞に漏れず、お盆の頃には数日間ほど先祖の墓参りをするのが常であった。 行き先は県境をふた跨ぎして車で約4時間ほどの場所にある長閑な穀倉地帯、地元がそこそこ栄えた県庁所在地である 自分には、毎年見る物全てが新鮮に感じられ、朝は山歩きに昼は湖沼巡りと大人の注意も上の空、滞留先の隣家にいる同い年の腕白たちに案内されながら日がな遊び呆けていたものだ。  その隣家の奥さんってのが歳の頃は40半ばのいかにも農家の働き者って感じの恰幅のいいおばちゃんでね、いつもお昼時には俺を招いてアイスやらスイカやらを振る舞ってくれたっけな...
  • 【五十三話】
    194 自分:わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/30(日) 01 39 58.54 ID AgCPeYID0 [19/97] 【53話】こげ ◆b9EIe80Jrg.5 様 『無題』 十年以上も昔の話になる。 会社の先輩と中学以来の友人と俺の三人で、盆休みに有給を足して十一日間の北海道旅行へ出掛けた。 車一台にバイク一台の、むさ苦しい野郎だけの貧乏旅行だったが、 それは素晴らしいものになるだろうと胸を弾ませていた。 しかし、出発当日から台風に見舞われ、フェリーは大時化の中を航行、 無事に苫小牧港へ到着はしたが、何の因果か、北の大地に足をつけてから連日、 怪異と遭遇する羽目になった。 艱難辛苦を乗り越え?旅は知床で折り返して六日目、道東の海岸沿いを一気に南下して根室へやってきた。 花咲港で名物のハナサキガ...
  • 【五十四話】
    200 名前:スヴィトリアーク ◆CQ0ZL4vfUw @転載は禁止[sage] 投稿日:2015/08/30(日) 01 48 20.96 ID ujnfAOrg0 [20/23] 『春の掌編』  俺がその夜、何故そんな行動に及んだものか、今考えても腑に落ちない。  いや、温かな布団の中の俺を無遠慮な尿意が襲い、夜半の身を切る肌寒さの中を、トイレで用を足してから自室に戻ろうとした辺りまでは鮮やかに覚えているのだが、その直後の記憶がすっぽりと抜け落ちて いたのだ。  どうした経緯を経たものかは知らない。我に返るとあろう事か、俺は自室と逆方向の父母の寝室の扉を開けてボーッと突っ立っていたものである。 「あれ?俺、何でこんなトコに居るんだっけ…?」  そんな俺の様子を、目覚めた両親は怪訝そうに見つめている。  たとえ両親のものとは言え、仮にも寝室はそこを用い...
  • 【五話】
    【五話】『手』猫虫 ◆5G/PPtnDVU 20 名前:猫虫 ◆5G/PPtnDVU @転載は禁止[sage] 投稿日:2015/08/29(土) 19 31 17.64 ID rKZkpF2O0 [4/40] 【手】 小学校に上がった年の夏、じいちゃんの家へ泊まりに行った時の話だ。 その夏は親戚内での祝い事があり、親戚の大半がじいちゃんの家に集まっていた。 俺は集まった親戚の子供達の中ではKという男の子と一番年が近く、その時が初対面だったにも関わらず、悪ガキ同士あっという間に仲良くなった。 俺の家族もKの家族もじいちゃんの家にしばらく泊まる事になっており、俺はそこで過ごす間は毎日Kと二人で夏の冒険ごっこに勤しんだ。 じいちゃんの家は海のすぐ近くにあり、子供の足でも徒歩2分とかからずに浜辺へ出られた。 ただ、海は砂浜の少ない岩だらけの磯で、とがった岩が多い上に...
  • 【七十二話】
    254 自分:わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/30(日) 03 47 26.52 ID AgCPeYID0 [46/97] 【72話】コソコソ ◆.PiLQRq.0A 様 『雑木林に潜む』 あるバーで、毎年夏になると怪談会が行われている。 マスターが怖い話好きで、もう何年も続いている恒例行事だ。 毎年参加させてもらっているが、選ばれた何人かの語り部が順番に話していき、 最後の方は飛び入りで参加者から語り部を募るという形式は変わらない。 今年も用意された語り部たちの話が終わり、会場は良い感じに冷え切っていた。 飛び入りの参加者を募るが、当然ながら手を挙げる人は少ない。 いつもはしばらく時間がかかるのだが、今年はすっ、と手が上がった。 五十路を少し過ぎた、がっしりとした体格の男性だった。仮にAさんとしておく...
  • 【二十四話】
    【二十四話】『無題』下級選民 ◆55t.r6W7pA 92 自分:わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/29(土) 22 37 16.54 ID uO4SmEpe0 [39/54] 【24話】下級選民 ◆55t.r6W7pA 様 『無題』 一人暮らしをしていたある日、深夜に起きると、部屋の中に知らない人が大勢いた しばらく話をしていたが、朝日が昇るのと同時に意識を失い、次に目が覚めた時に全員消えていた 嘘のようで本当の、夢のようで現実の、とある盆の切ない話です 【了】
  • 【十四話】
    【十四話】『挨拶』ぺそ ◆qyVZC3tLJo 56 名前:猫虫(代理投稿) ◆Ax39zFrW6I @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/29(土) 21 04 01.19 ID rKZkpF2O0 [14/40] 【14話】ぺそ ◆qyVZC3tLJo 様 『挨拶』 霊感の強い姉(Yとします)の話です。姉は看護師をしています。 20年ほど前に勤めていた総合病院での話です。 ある患者さん(仮にAさんとします)は長らく病床についていたそうです。 それゆえに看護師さんとの付き合いも長く仲が良くなっていたそうです。 ある日そのAさんが遂に手の施しようがなくお亡くなりになってしまいました。 看護師はやはりプロなので長らく付き合った患者さんであってもいつまでも気持ちをその方にむけることはできません。 それほどに激務ですしね。「ずっとしんどかったから楽になれたね...
  • 【二十三話】
    【二十三話】『無題』下級選民 ◆55t.r6W7pA 90 自分:わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/29(土) 22 34 23.68 ID uO4SmEpe0 [38/54] 【23話】下級選民 ◆55t.r6W7pA 様 『無題』 祖父の七日法要の時の話。 祖父の家は車で40分かかる場所にあり、通夜の日から八泊ほど泊まらせてもらっていたのだが、 俺は朝が弱く、その日も一番最後に起きた。 俺が寝ていたのは仏壇のある部屋の隣で、二つの部屋の横には縁側がある(旧みたいな感じで)。 親が俺を呼んでいたので、リビングに行こうとしたとき、縁側からトトトトトト…と犬が走るような音がした。だが縁側は戸が完全に閉まっていて、猫すらも入ることは不可能だ。 その音は俺のいる部屋の方の突き当たりまで来た後、仏壇の部屋の方の突き当た...
  • 【四十九話】
    180 自分:わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/30(日) 01 14 47.54 ID AgCPeYID0 [15/97] 【49話】suu_o◆QfeyGUP37WSw 様 『ごく普通の家が心霊スポットになるまで』 私の母が、高校の途中まで過ごした家の話です。 祖母の趣味は庭いじり。自然の樹木を活かしつつ、四季折々に花が咲くよう工夫を凝らした庭は、とても美しく見応えがあったそうです。 門扉は通りすがりの人にも見えるよう開放し、ご近所さん達が気軽に寛げるようオープンな場所にしていたと聞きました。 ある日のこと、高齢の男性が長いあいだ庭の椅子に腰掛けていたそうです。 体調を心配した祖父が様子を見に行ったところ……男性は庭木を褒め、手入れに感心し、和やかに歓談したのち長居を詫びて帰っていきました。 しかしその方...
  • 【十二話】
    【十二話】『座敷わらし』ぺそ ◆qyVZC3tLJo 51 名前:猫虫(代理投稿) ◆Ax39zFrW6I @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/29(土) 20 51 58.43 ID rKZkpF2O0 [13/40] 【12話】ぺそ ◆qyVZC3tLJo 様 『座敷わらし』 うちの父は今でこそ落ち着いたものの引越しが好きな父でした。 母の結婚指輪がなくなった時に絶対引越しをし、その後なぜか指輪は発見されるという今思えばこれも不思議な現象でしたね。 そんな繰り返し引越ししていた幼少期すんでた家でのことです。 3歳くらいの頃だったと思いますが、当時すんでいた家は記憶によると割と変な間取りでしたが大きな平屋で庭もあり蔵もある家でした。 当時我が家は縫製業で両親ともずっと仕事をしていましたし、仲のよかった年の近い姉も保育所に通いだし結果私一人で家で遊ぶこと...
  • 【六話】
    【六話】『霊がしつこい』川瀬 ◆/dSdUme0iM 26 自分:わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ @転載は禁止[sage] 投稿日:2015/08/29(土) 19 52 41.93 ID uO4SmEpe0 [14/54] 【6話】川瀬 ◆/dSdUme0iM 様 『霊がしつこい』 うちの市内に大手堀という掘割があって、普段から薄気味悪い場所だった 大学時代に帰省した時、地元の友人と一緒に興味本位で大手堀の近くに遊びに行ったのだが そのとき堀の水面に丸い物が浮いているのを見た 初めは何だか分らなかったが段々それはこちらに近づいてきた、なんとそれは 水死体のようにむくんで白目をむいた女の首だった。 慌てて友人にも教えたが、友人にはどうしても見えないようだった 10秒ぐらいして突如その首は水中に沈んでしまった 俺は見間違いだったと思う事にした...
  • 【四話】
    【四話】『キャンプ場』ぺそ ◆qyVZC3tLJo 17 自分:わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ @転載は禁止[sage] 投稿日:2015/08/29(土) 19 28 27.86 ID uO4SmEpe0 [10/54] 【4話】ぺそ ◆qyVZC3tLJo 様 『キャンプ場』 今から20年ほど前、地元で療育団体のサマーキャンプをしたときの話です。 場所はK村とします。 そこは地元の診療所、スポーツ施設、ダイエット道場、キャンプ場などがあるいたって普通の地元の小学校も遠足で行くような場所です。 100人規模のキャンプだったので、中には霊感の強い方などもおり「ここやばいね」と最初からいわれていました。 私自身、感じるほうだったので無事おわるといいなーと思っていました。 ですが、キャンプのイベント中も何度人数確認しても合わない、風呂に人影が通り過...
  • 【八話】
    【八話】『版画の傷』セキ ◆OCtDMhDM/s 33 自分:わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/29(土) 20 10 23.97 ID uO4SmEpe0 [18/54] 【8話】セキ ◆OCtDMhDM/s 様 『版画の傷』 私の通っていた小学校は、モナリザのレプリカもベートーベンの肖像画も飾られてはいなかったけれど、やはり七不思議というものはあってね。 私は全部は知らないけれど、たぶんあの学校独自の怪談だろうと思う話を今からしようと思う。 まずはその学校について説明しなきゃならない。 今思うと変わった造りじゃないかと思うんだけど、特別教室棟の2階が体育館になってた。 1階は真ん中を廊下が通っていてその両側に理科室、家庭科室、図工室、視聴覚室、突き当たりが音楽室。 各教室の引き戸についた小さなガラス窓...
  • 【二十一話】
    【二十一話】『家』ぺそ ◆qyVZC3tLJo 82 自分:わらび餅 ◆jlKPI7rooQ @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/29(土) 22 12 43.70 ID uO4SmEpe0 [36/54] 【21話】ぺそ ◆qyVZC3tLJo 様 『家』 今住んでる家のことです。 転勤族なので引越しは多いのですが、今住んでいる物件はかなりいい条件の借家です。 変な時期の引越しだったのによく空いてたな、と思えるほどの綺麗な一軒家です。 しかしハイツなので同じ敷地内に何件かの一軒家が入っている、という環境です。 以前住んでいた家のほうが築年数は遥かに長いのに今の家はちょっと変です。 まず家鳴りがひどい。気温差などでピシッパシッとなることは多いかとは思います。 しかし時間を問わず、常に。特に私が一人でリビングにいるときがひどいです。 そしておそらく・...
  • 【八十話】
    276 自分:わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/30(日) 04 14 39.37 ID AgCPeYID0 [59/97] 【80話】クラリス ◆LdeleVChTE 様 『音』 夜中過ぎ、布団に入ってもなかなか寝付けずにいる時に決まって聞こえてくる音がある。 枕元の窓の外、ベランダに敷いてあるパネルを踏みしめるようなグググッという音。 不思議に思ってベランダをライトで照らしてみても何も無い。 気のせいかと思って横になるとまた音がする。 出処を探ろうと聞き耳を立ててみるが、少し左右に動くことはあるものの、やはり頭の上、ベランダから聞こえてくるような気がする。 音が聞こえる間隔は不規則で、音自体もククッと軽くて短い音もあれば、ググググと重く少し長い音もある。 ベランダや部屋の中で音源を探してみてもそれ...
  • 【十話】
    【十話】『笑顔』キツネ◆8yYI5eodys 41 名前:わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/29(土) 20 26 18.60 ID 9PgS3cT70 [6/8] 【10話】キツネ様◆8yYI5eodys 様 『笑顔』 医療とは生と死の狭間。 とりわけ病院にまつわる怪異の数は知れず。 このお話は残念ながら病院が舞台ではございません。 病院の傍に佇む、町の薬局にて起きた出来事にございます。 薬局に勤務する薬剤師のUさん。 来局する患者さんも落ち着き、子供たちが読んでいた絵本を片付けていた時のことでした。 パタパタ、と足音に気付いたUさん。 目を遣ると、そこには見知った女の子がジッ、と絵本の棚を見つめておりました。 数日前に来局し、感冒症状の薬が処方された女の子。 確か、薬局に置いてあ...
  • 【六十三話】
    229 名前:猫虫(代理投稿) ◆5G/PPtnDVU @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/30(日) 03 02 59.81 ID slHZZ5U50 [20/26] 【63話】雷鳥一号 ◆jgxp0RiZOM 様 『髪の毛』 友人の話。 彼は偶に、口の中から長い髪の毛が出てくるのだという。 特に口を開けたりしていないのに、ふと口内に違和感を感じることがある。 そういう時は決まって、口の中に髪の毛が出現しているのだと。 以前、私と一緒にゼミのレポートをまとめていた夜に、いきなり彼が口をモゴモゴし始め、 次いで口から長い髪の毛を引っ張り出した際にはかなり驚いた。 二人とも短髪で、とてもその髪の持ち主には成り得ない。 その時初めて、彼のその特異な体質を聞かされたのだった。 理由は不明で、もう気にしないことにしているのだと、平然と彼は言った...
  • 【三十四話】
    129 名前:猫虫(代理投稿) ◆5G/PPtnDVU @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/29(土) 23 44 32.39 ID rKZkpF2O0 [39/40] 【三十四話】NNN ◆fRBuZwgwp 様 『無題』 20年くらい前の出来事です。 夜寝ていて、ふと気がつくと妙に体がこわばって、動こうとしても どうにも動かすことができません。 これはもしかして金縛りというやつか?と思い、隣で寝ている夫に 助けを求めようとしましたが、声も出せませんでした。 以前、金縛り中に目を開けると、傍らに落ち武者が立って睨みつけて いる、とか、老婆が斧を振り上げている、とか聞いたことを思い出し、 目を開けるのも怖くてそのままじっと、金縛りが解けるまで 我慢するしかありませんでした。 どれくらい時間がかかったかは覚えていませんが、ようやく動けて ...
  • 【六十一話】
    224 名前:猫虫(代理投稿) ◆5G/PPtnDVU @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/30(日) 02 56 03.90 ID slHZZ5U50 [19/26] 【61話】雷鳥一号 ◆jgxp0RiZOM 様 『入ってはいけない小路』 知り合いの話。 彼の実家の山村に「入ってはいけない」と言われていた袋小路があったという。 駄目と禁止されると行きたくなるのが子供心。 という訳で、ある時、従兄弟と二人で足を踏み入れたのだそうだ。 小路の終わりには赤く錆びた鎖が掛けられていて、その先に獣道のような細い道が続いていた。 鎖を跨いで猶も進んでいくと、割りと広い川に突き当たる。 川にはボロボロに朽ちた橋が架けられていて、それを渡った向こう側に廃屋が二軒並んでいた。 気持ち悪くなって引き返したのだが、このことを祖父に話すと酷く怒られた。 「...
  • 【七十一話】
    252 自分:わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/30(日) 03 45 37.13 ID AgCPeYID0 [45/97] 【71話】デッドエンド ◆JY70SElFKI 様 『六甲山』 神戸で有名な山、六甲山。友人3人と私を含め四人で夜のドライブをしていた時、老人が1人歩道を歩いていました。 こんな時間にこんな場所を歩いてるのおかしくない?と友人達と話しながらゆっくり横を通り過ぎました。 そしたら、友人のうち1人が「老人1人で道に迷ったんかも?乗せてあげた方がいいんちゃう?」と言い出しました。 私たちはどう考えてもおかしいし軍服みたいなの着てるし正直気持ち悪かったので全力で拒否しました。 翌日、職場で昨日こんなことあったと話してたら、1人の先輩がその話なんか知ってるぞ!と言い、どっかに走って行きまた走って戻ってき...
  • 【七十話】
    250 自分:わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/30(日) 03 44 12.72 ID AgCPeYID0 [44/97] 【70話】もうやだ ◆GC4X4Nuhmk 様 『山に居たおじさん』 中学2年生の頃の話 当時俺は思春期っで母親や父親にゴミ箱の中身を見られたくなかった訳だ んでバレずにどう処理するか考えててそこで外に捨てようって考えに至ったんだよね んでどこに捨てようかとか考えながら親が寝てる深夜にゴミ袋をデカイ鞄に入れて静かに外出たわけよ んで適当に歩いてたら公園があって隣に山がある場所があったわけさ おここで適当に捨てればいいんじゃねって思ってよさげな場所探してたら ビニールの??????て音とビニールに水を入れて振ったら出るような??????????って言う水の音がしたんだ んで何かと...
  • 【八十三話】
    285 自分:わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/30(日) 04 28 07.71 ID AgCPeYID0 [65/97] 【83話】雷鳥一号 ◆jgxp0RiZOM 様 『豪邸の犬小屋』 顔馴染みから聞いた話。 彼の家の前には、ものすごい豪邸があるらしい。 そこの庭の一角に、これまた豪華な犬小屋が置かれている。 ちょっと前まで立派な犬がいたのだが、今は死んでしまったのか、何もいない。 ある寝苦しい夜、ボンヤリとそこの庭を眺めていると、何やら動く影が見えた。 芝生の上を大きな物がうろうろしている。 どう見ても、四つん這いになった人の影だった。 息を殺してみていると、やがて影は犬小屋の中へ入っていった。 それからすぐに、母屋から人が出てきた。顔見知りの住人だ。 懐中電灯で足元を照らし...
  • 【十八話】
    【十八話】『恐怖の寺』ずんちゃ虫 ◆7vU/OMinzs 68 名前:ずんちゃ虫 ◆7vU/OMinzs @転載は禁止[sage] 投稿日:2015/08/29(土) 21 28 03.78 ID M2JR/Zcj0 [4/6] 『恐怖の寺』 1/2 私が子供のころ住んでいた町には林幽寺(りんゆうじ)という浄土真宗系の寺がある 小学生の頃、境内でよく遊んだ記憶があるが、最近はすっかり忘れていたのだが 寺では最近になって住職が代わって雰囲気がだいぶ変わったらしい この新しい住職が問題で、鉄深という住職だが、なんでも関西の寺で問題を起こして 追い出されたという噂で、いきなり胡散臭い人物である 檀家の間でも不評らしいが、しかし誰も鉄深に表立って文句言う者はいない なぜなら、鉄深は身長180cmを軽く越える大男で、体格隆々、眼光鋭く、空手の達人という 噂もあってとって...
  • 【七十四話】
    260 自分:わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/30(日) 03 53 07.69 ID AgCPeYID0 [49/97] 【74話】雷鳥一号 ◆jgxp0RiZOM 様 『土蔵の狸』 知り合いの話。 彼の実家には古くて立派な蔵があるそうだ。 これは、彼がまだ幼い頃のこと。 夜中、祖母が蔵の横を通り過ぎると、中から人の気配がした。 「誰か中にいる?」と問うたところ、「すいませんっ」と慌てた声が返ってきた。 同時にバタバタッと、何か暴れるような大きな音がする。 取りあえず中を確認しようと扉を見ると、閂も鍵も掛かったままだった。 「泥棒だ!」と動転した祖母は、急いで他の家人を呼び集めた。 数を頼みに中を確認してみたが、蔵の中には誰もいなかった。 ただ、綺麗に積んであった筈の荷物が、至る所で崩...
  • 【七十五話】
    262 自分:わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/30(日) 03 59 05.01 ID AgCPeYID0 [50/97] 【75話】雷鳥一号 ◆jgxp0RiZOM 様 『義実家の人々』 元同僚の話。 彼の奥さんの実家は、人の死が見える家族なのだという。 義両親は共にはっきりと、義妹はボンヤリと見えるのだそうだが、 なぜか奥さんだけはまったく見えない質らしい。 夫婦で実家に遊びに行くと、 「あぁ、君は○○で死ぬだろうから、準備をしておいてくれ」 「娘を必要以上に苦労させたくないから、保険とかもきちんとしておいてね」 などと反応に困るようなことを言われたそうだ。 奥さんが泣きながら「あの人たちには、本当に人の死に目が見えるの」と訴えた。 「ま、用心しておくさ」と彼は返し、自分が可能な対...
  • 【四十一話】
    153 自分:わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/30(日) 00 25 51.80 ID AgCPeYID0 [5/97] 【41話】チッチママ ◆pLru64DMbo 様 『道向いの家の影』 私の家系は昔から猫が好きで自然と猫がいます 現在も縁で猫が4匹いるのです 昔から我が家に何かあると猫が消えたり亡くなります 私の身内は「身代わりになってくれたんだね」と土地に埋めて拝みます 我が家の猫は完全な室内飼育です(事故とか嫌なので) 家の窓から外を見張るのが大好きです 車が窓外に通ると「ナーナー」ときたよきたよと教えてくれます 飽きもせずジーッと何時間でも見ているのですが、この前のお盆から どうも様子がちょっと違います 決まっているのが夜7時過ぎからの時間で道向いの家の小さな小窓を見ています 気づいた...
  • 【十九話】
    【十九話】『オフィス街の焼き鳥屋』キツネ様◆8yYI5eodys 72 名前:猫虫(代理投稿) ◆5G/PPtnDVU @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/29(土) 21 30 29.56 ID rKZkpF2O0 [18/40] 【19話】キツネ様◆8yYI5eodys 様 『オフィス街の焼き鳥屋』 蒸し暑い夜が続きます今日この頃。 こんな晩はキンキンに冷えたビールが恋しいものでございます。 炭火で香ばしく焼き上げた熱々の焼き鳥も一緒に、如何でございましょうか。 これは行き付けの焼き鳥屋の大将が暑い夜の酒のツマミに、と語ってくれたお話。 大将の店はオフィス街の狭間にポツン、と佇んでおります。 周囲に飲み屋はおろか飲食店も無く、夕方以降は仕事帰りの客でごった返している様子をよく目に致します。 開店当初はなぜこんないい場所に店が無いのか疑問にも思った...
  • 【二十六話】
    【二十六話】『火で焼けた黒い人』◆pLru64DMbo 97 自分:わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/29(土) 22 47 12.53 ID uO4SmEpe0 [40/54] 【26話】チッチママ ◆pLru64DMbo 様 『火で焼けた黒い人』 実母の体験談です。 母の実家は昔から地元で有名な大きな農家でした。 母はその末っ子で、母の時代には小さくなっており家族だけになっていました。 大地主の農家の名残で大きな蔵や物置があったそうで、祖父の道楽のガラクタ置場なんかもあったそうです。 母は霊感はなかったのですが、盆と彼岸の時期になると姉妹全員でその日は過ごすようにと言われていたそうです。 ある盆の日に母の持っていた送り火の提灯が突然燃えた事から全てが始まりました。 周囲にいた人たちは騒然となったそうです。...
  • 【七十六話】
    264 自分:わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/30(日) 04 00 49.18 ID AgCPeYID0 [51/97] 【76話】雷鳥一号 ◆jgxp0RiZOM 様 『旧校舎の肝試し』 友人の話。 学生時代の夏休み、取り壊される予定の旧校舎で肝試しをしたのだという。 学校からかなりうるさく言われたので、かっちりとした計画を立て、 使用許可もちゃんと出して、スケジュール通り執り行った。 イベント自体は何も起こらず無事に終了したのだが、校舎から出た途端、 先生方が怒りながら飛んできた。 「こんな時間までどこで何やってた!?」 時計を見ると、もう少しで日が変わる刻限になっていた。 おかしい。 計画ではどんなに遅くとも、21時までには終了する予定だったのだが。 265 自分:わら...
  • 【九十二話】
    312 自分:わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/30(日) 05 11 55.22 ID AgCPeYID0 [77/97] 【92話】チッチママ ◆pLru64DMbo 様 『海の掟』 何か怖い体験なーい?と友人に連絡してみたところ田舎だから くるわくるわで夏だなって感じです その中の一つを紹介 親が漁師のその子の家は今でも近場の他府県がこっそり禁止されてるのに泳ぎに来ます でも地元民は近づきません、だってそこは遺体があがる場所だからです 潮の加減か、海で不明者が出た時はよくそこにあがるんです 近くに極楽とついた供養の寺まである始末(あ、地元バレたかな?) 友人の実家は漁師の集落で子の名前は霊感のある婆さんにつけて貰います なんでも守ってもらう為と見逃して貰う為だそうです(何に?) 幼い時から言われていた...
  • 【九十六話】
    323 自分:わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/30(日) 05 25 59.23 ID AgCPeYID0 [84/97] 【九十六話】ぺそ ◆qyVZC3tLJo 様 『玄関先』 職場の人(Aさん)に聞いた話です。 実際体験したのはその方のお母様なのですが。 Aさんのお母さんは毎朝犬の散歩を早い時間にするそうです。 いつも決まっているコースを歩いていると、以前は仲良くしていたけれど最近息子さんだかのお家で一緒に住んでいて最近はほとんど家に以内というご近所さんの家の前を通りがかったときです。 散歩をしていた犬がそのお宅の玄関先でワンワン!と吠えたそうです。 猫でもいたのかな?とAさんのお母さんがお宅のほうを見てみると玄関が開いていてそこのおばあさんが座ってらっしゃったそうです。 久しぶりだったので「お久し...
  • 【二十話】
    【二十話】『瓶』肴 ◆4zQNaTWiYA 77 名前:肴 ◆4zQNaTWiYA @転載は禁止[sage] 投稿日:2015/08/29(土) 21 50 04.77 ID uh5nE5Jy0 [1/3] 【瓶】 まだ小学生のころ、母方の祖父の弟が死んだ時の事。俺は、葬式のために祖父に連れられて祖父の実家まで行くことになった。忙しかった母親の代わりだったようだ。 家に着いてしばらく経って、親戚と話している祖父を眺めているのにも飽きたので、遺体を見に行くことにした。寝室に寝かせてあると聞いていたので一人でも迷わなかった。 ところが部屋に入ろうとしたとき、他にも誰かいることに気付いた。襖の陰から覗いてみると、それは自分と同じくらいの女の子だった。 女の子は赤と白の服を着ていて、どう見ても今からお通夜という格好ではなかったし、それに親戚の中でチビは俺だけだったから、何とも怪しい子...
  • 【十五話】
    【十五話】『心霊プリクラ』コワリ ◆ityfMlfdbA 58 自分:わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/29(土) 21 07 33.47 ID uO4SmEpe0 [25/54] 【15話】コワリ ◆ityfMlfdbA 様 『心霊プリクラ』 高校生の時、プリクラを撮るのが好きな子と仲が良かった。 私とも沢山一緒に撮ったけど、他の子と遊んだ時も必ずと言っていいほど撮っていたので、月曜の朝なんかは学校に到着するやいなや、真っ先に彼女から新しく撮ったプリクラを何種類かもらうっていうのが挨拶みたいになっていた。 彼女(名前をPとします)には、高校で離れてしまった幼馴染のCがいた。 私とCは直接面識は無いものの、PはCとよく一緒に遊びに行き、撮ったプリクラも私にくれるため、私のプリクラ帳の結構な割合をPとCのペアが...
  • 【三十六話】
    135 名前:猫虫(代理投稿) ◆5G/PPtnDVU @転載は禁止[] 投稿日:2015/08/29(土) 23 52 24.29 ID rKZkpF2O0 [40/40] 【36話】未帰還 ◆H3nLk5uPzc 様 『呼吸』 私が小学生の頃、曾祖母が亡くなった時の話です。 母方の曾祖母が亡くなったという報せを真夜中に受け、母の実家に急遽帰省する事になりました。 親戚はとても多いのですが私達は親戚の内では近くに住んでいたため私達より早かったのは伯母の家族だけで、母の実家の大きな家にはあまり人が居ませんでした。 両親とともに顔布を掛けられた曾祖母と対面したのですが、恥ずかしながらその頃私はまだ「死」というものを理解しておらず、何故曾祖母の顔を隠すのか分かりませんでした。 その後集まってくる親戚の出迎えなどで家中が忙しくなり、とんでもない話ですが曾祖母の部屋に小学生の私...
  • @wiki全体から「【五十七話】」で調べる

更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示 | wiki内検索