ジャンク・シンクロン:Junk Synchron
チューナー(効果モンスター)
星3/闇属性/戦士族/攻1300/守 500
このカードが召喚に成功した時、自分の墓地に存在する
レベル2以下のモンスター1体を表側守備表示で特殊召喚する事ができる。
この効果で特殊召喚した効果モンスターの効果は無効化される。
蘇生するモンスターを墓地に用意しておく必要こそあるものの、このカード1枚でレベル4やレベル5のシンクロモンスターを簡単にシンクロ召喚できる。
「合計レベル5のシンクロ素材になる効果」と見做すこともでき、高レベルのシンクロ召喚や3体以上のシンクロ素材を要求するシンクロ召喚にも柔軟に対応できるため、チューナーの中でもかなり使い勝手がいい。
既にモンスターを並べている状況であれば、レベル2以下のチューナーを蘇生して連続でシンクロ召喚を狙ってみるのもいいだろう。
効果を発動するためには通常召喚しなければならないが、
増援や
戦士の生還等の存在から手札に加えることも容易である。
蘇生したモンスターは守備表示かつ効果も無効になってしまうものの、すぐにシンクロ素材にするのであれば特に問題にはならない。
また、ルール上カードがフィールドから離れると受けていた影響はリセットされるため、
ドッペル・ウォリアー等が持つ墓地で発動する効果は問題なく発動できる。
セットした場合も影響はリセットされるため、蘇生後に攻撃対象になった
ライトロード・ハンター ライコウに
月の書を使い、相手のカードの除去を狙ってみるのも面白い。
ただ、
スキルドレインで効果が無効になった場合とは異なり、
サイバー・ヴァリー等が持つ自身をコストにする効果は発動しても無効のままという裁定になっているため、その点には注意。
遊星が行ったデュエルの半数以上で使用されており、作中で最も多く登場したチューナーでもある。
特にダークシグナー編までの使用頻度はかなりのもので、回想シーンでの省略デュエルやデッキが没収されていた時期のデュエルを除いた場合、使用されなかったデュエルは「遊星&クロウvsセキュリティ隊員」戦と「遊星vsルドガー」戦(2戦目)の2回しかない。(18回中2回)
その後は自身の代わりになれる
クイック・シンクロンや似た効果を持つ
デブリ・ドラゴンに出番を譲ることも多くなっていたが、作中におけるラストデュエルである「遊星vsジャック」戦(4戦目)ではちゃっかり登場。
ラストターンにドローされて
ジャンク・ウォリアーのシンクロ素材になるという、初登場時と同じ流れで遊星の勝利に貢献している。
なお、遊星は(ジャンクモンスターがそれほど多くないにも関わらず)自身のデッキを「ジャンクデッキ」と称しており、このカードをドローした時には笑みを浮かべることも多い。
使用頻度の高さも踏まえて鑑みるに、遊星が最も信頼するチューナーなのだと思われる。
チューナーということもあってか、召喚後すぐにシンクロ素材になることが多く、作中で攻撃を行うことはなかった。
また、破壊されたことも1回しかなく、しかもその1回は遊星が
ギブ&テイクと合わせて自ら戦闘破壊したものである。
これもルール上は破壊される前に戦闘ダメージが入った時点でデュエルが終わっている筈であるため、そういう意味では1回も破壊されていないことになる。
「遊星vsボマー」戦では
ダーク・ダイブ・ボンバーに戦闘破壊されそうになったが、
シールド・ウォリアーに守られていた。
「遊星vsジャック」戦(3戦目)では「シンクロ召喚に頼らない戦術」を模索していた遊星の意思もあり、シンクロ素材にならずにフィールドに残っていたが、結果として最後まで破壊されないままデュエルが中断している。
シューティング・スター・ドラゴンの効果でめくられる形での登場や、
クイック・シンクロンの演出での登場を除くのであれば、シンクロ素材にならなかったデュエルはこの1回のみである。
なお、このカードのアイデンティティーとも言える蘇生効果だが、初めの頃は効果を発動できる状況でも何故か発動されず、遊星はレベル2のモンスターを
Sp-ヴィジョン・ウィンドや
エンジェル・リフトで蘇生させていた。
「遊星vs牛尾」戦(1戦目と2戦目)で遊星の手札に
補充要員が腐った状態で存在していたことを鑑みるに、作中では本来通常モンスターだったのかもしれない。
その真相こそ不明であるが、カードの画像をいち早くOCG版に変えた結果としてテキストと効果に矛盾が生じるというのは、5D’sの初期にはよく見られた光景であった。
3回目の登場時までドロー効果が一切使用されなかった
ニトロ・シンクロンも、
ジャンク・シンクロンと同じ境遇であった可能性がある。