早乙女レイ(RJ)子供時:登場デュエリスト:声:仙台エリ
あっ、プレイヤーくん、こんにちは!
この島…
とってもイイところだねっ!
丸藤亮(B)に惚れてアカデミアに潜入した時のレイ。
使用するのはTF2で主に使った【恋する乙女】である。
恋する乙女を中心としたデッキ。初見では一体どうやって勝つんだろうといったデッキ構築・戦術を取る。
戦術の都合上、唐突に
恋する乙女や
薄幸の乙女を攻撃表示にして、勝てる勝負を落とす事も。
が、一度回り始めれば、相手のモンスターのコントロールを次々奪っていく悪夢の展開が対戦相手を待ち受ける。
自分のモンスターゾーンが一杯になっても、コントロールを奪えばそのモンスターを破壊することができるのが強力。
恋する乙女の効果をフルに使う為にはLPの確保も十二分に必要で、上手くデッキを回す為には多くのカードを必要とする。
環境相対的には、TF2の頃より更に上級者向けとなったパートナーと言える。
【TF3で恋する乙女を使う場合の構築】
TF2までのようなロックやキュアバーンにするとイマイチ安定せず、レイの使う
恋する乙女がどうしても足を引っ張ってしまうことが多い。
こちらの相手のデッキタイプに合わせてサポートすることで、抜群に強いというワケではないが効率と安定性を高めることができると思う。
これまではキュアバーン風にしてこちらのLPをどんどん増やしていき攻勢に転じる作戦があったが、
回復ギミック自体成立までに時間を要すること、レイが勝手に恋する乙女を攻撃表示で出したがるため、
コンボの準備がままならない合間にボコボコにされて負けることも多くなり不安定なものとなってしまう。
TF2までのように
シャインエンジェルによって恋する乙女を引っ張ってきたり、
アームズ・ホールで
キューピッド・キスや必要とあらば
ハッピー・マリッジ、
早すぎた埋葬をサーチ・回収するやり方は同じ。
恋する乙女がどういった段階を踏まえてコンボを成立させるかが肝になる。
- 恋する乙女は相手に攻撃されなければカウンターを乗せられない。
相手の攻撃宣言そのものを封じるロックカードとは何かと相性が悪い。
相手に恋する乙女へ攻撃を通させた上で自分のLPはなるべく削られないようなカードでなければならない。
これは
ディメンション・ウォールが一番適する。
足りないようなら類似効果の
ガード・ブロック、
ホーリー・ジャベリンの投入もいいだろう。
なによりレイがこれらのカードをデフォルトで持っているので効果的に利用してしまうという意味でも腐らない。
ただあまり入れすぎると徐々に追い詰められていくことになるので枚数はそこまで要らないだろう。
他にも「恋する乙女」を利用してダメージを軽減するカードがあるので下の項目で一緒に説明してみる。
- 乙女カウンターが乗った相手モンスターにキューピッド・キスを装備した自分のモンスター(恋する乙女)が
ダメージを覚悟に攻撃しコントロール奪取を試みる。
これは
天空の聖域や
スピリットバリアでダメージを0にしている状況では発動しない。
でも「恋する乙女」自身の攻撃力が低すぎるため普通に攻撃を受けきっては大ダメージで相応の見返りは期待しにくい。
ということでデッキイメージにもマッチする
強者の苦痛によって相手の攻撃力を下げると被害が少ない。
相手の攻撃を受けるにもこちらから突貫するにもこれ一枚で随分余裕が出てくるハズ。
(2枚張ってもいいがディスアドが酷いこと、肝心の装備カードを装備できなくなるなんて可能性も出てくるのでよく考えて使う)
そして
強者の苦痛と並んで使い勝手がいいのが
進化する人類。
LPが相手より低ければ恋する乙女は一つの攻撃力のボーダーラインである2400という値になる。
これは下級モンスターならそのまま殴り倒せる上に、帝や
人造人間-サイコ・ショッカーなどの
このカテゴリーの代表格である有力モンスターを一方的に破壊できる。
逆に相手よりLPが低い状況ならば恋する乙女の攻撃力は1000となり相手からのダメージを軽減した上で乙女カウンターを乗せることができる。
恋する乙女自身が戦闘では破壊されないため、キューピッド・キスなどの装備カードの場持ちは良い方だろう。
強者の苦痛と併用していれば並みのデッキを使う相手ならカードを破壊しない限り、そうそう攻勢に出ることは難しくなるだろう。
状況を把握しなければディスアドバンテージが酷く悲惨なことになりかねないが、
ロックデッキやキュアバーンで回すよりはリスクも低く、安定性も高く、なによりそこまでの長期決戦になりにくい。
ちなみに
強者の苦痛は相手の場のモンスターの攻撃力が総じて低くなるため、恋する乙女以外のこちらのモンスターも恩恵を受けられる。
その後の突貫で相手のモンスターを奪った場合、そのモンスターの攻撃力が元に戻るので非常に効率的。
ここまでが恋する乙女のコンボを成立させるまでの流れだが、色々と問題も。
やはり装備カードや永続魔法に頼るため相手にカードを壊されやすい。これは
魔宮の賄賂で対処するほかに無い。
本来なら状況を問わない
神の宣告、CPUでも下手な使い方はしないであろう
偽者の罠で防ぎたいところだが、
前者はLPが約2000を切らないと発動せず消費も大きく、後者は罠限定ということでデッキに微妙にマッチしない。
こればかりは自分で伏せるタイミングを間違わないように気をつけるか、レイのターンで対戦相手のくだらないコンボを封じるために
レイが使用しないように祈ろう。
自分のターンで伏せるだけ伏せて次のターンで大嵐を誘発できればしめたもの。
幸いにもレイは
大嵐を積んでいないので巻き込まれることはない。
あとは火力不足を補うため1体のリリースで汎用的な活躍を期待できる帝と、どんなデッキでも頼れる
神獣王バルバロスなどを入れておこう。
TF2同様リクルーターや戦闘破壊耐性のあるモンスターのおかげで専用にギミックを用意せずとも生贄確保には苦労しない。
ただ、このデッキは受けたら攻めに転じる性質上相手の伏せカードを除去する必要がある。
デッキが弄れるようになればレイに
氷帝メビウスを3積みさせると安定する。
その他のモンスターまでも対象にする帝の効果ではモンスターばかり駆除して肝心の魔法、罠カードを狙わないことが多いからだ。
物語をクリアするだけならこれだけで簡単にクリアできたので煮詰めきったワケではないが、
他にもアタッカー兼破壊されたとき相手の攻撃力を下げる
ニュートや、恋する乙女の効果でなくとも
ハッピー・マリッジを装備できる
強制転移なども用意しておけば、意外な局面で活躍してくれるだろう。
ゴヨウ・ガーディアンと違って「墓地送り」にしてコントロールを得るわけではないため、相手がリクルーターであっても、
大して躊躇もせずに奪っていける。
相手のレベルが低く一度コンボが成立すれば相手の場はガラ空きになり、こちらの場にはモンスターが並び、
強者の苦痛の効果で戦闘破壊すらもままならない状況へ持っていけることもある。
バトルフェイズでコントロールを奪取するので、そのまま追い討ちをかけられるのも恋する乙女の強みである。
ただコンボを要さずともTFのCPU相手なら強者の苦痛を張った状態での帝や神獣王バルバロスで押し切れることも多い。
状況次第でパワーで押し切るか、恋する乙女でモンスターを得ていくかは見極めなければならないだろう。
ディフェンス・メイデンなんかもそれなりに存在感を感じることができると思う。
【恋する乙女コンボを重視しない構築】