十六聖天 @ ウィキ内検索 / 「“社長”中村回答(なかむらかいと)」で検索した結果

検索 :
  • 殺人公社「ダンタリオン」
    ...いる 当代派 “社長”中村回答(なかむらかいと) 死鬼堂 殺人(しきどう あやと) ツギハギ 月詠=キートン・零司 先代派 東山紀之國(ひがしやまきのくに) 錦織誠実(にしきおりまこと) 植草鉄秀(うえくさかねひで)
  • “社長”中村回答(なかむらかいと)
    A高校の生徒会副会長にして、殺人公社「ダンタリオン」の社長 いっけい、花子、アルゲマイネとはクラスメート 表の顔と裏の顔を使い分けており、学校では疎まれもせず慕われもせず目立たないように行動している 副会長の地位に就いたのもNo1ではなく、NO1に仕えるNo2という地位に就くことで自分を注目されないようにするため 高校生にして「ダンタリオン」の社長となったのは、前社長であり父親でもある中村問答(なかむらもんど)が『仕事』の際に死亡したため 裏の顔を持つ者同士だからか、明楽いっけいの仕事、アルゲマイネの正体、文字 演の本性などには感づいているが 目立たないように学校生活を送るため、気づいていないふりをしている 殺し屋だが偽善者でもあり、依頼に不条理を感じたときは 依頼主には内緒で依頼対象を逃がしたりしている 殺人術「裏殺し」 渡し人 A高校
  • A高校
    ...演(もじ のべる) “社長”中村回答(なかむらかいと) 栗本・H・P・クトゥルフ エージェント:DEAD LINE 【二条 雅(にじょう みやび)】 【東 辰子(あずま たつこ)】 黒井 内人(くろい ないと) 上月ひなた 山口(人名) 教師 春日みのり 須上紀花(すがみのりか) 藤守 桐護(ふじもり とうご) 宮崎
  • ツギハギ
    本名石黒継萩 血闘狩の1人で殺人技法ツギハギの使い手 殺人鬼としての血統種でありながら殺人を楽しまない出来損ない 無気力に人を殺し無感動に人を殺す性格異端者 かと言って生きることに無関心ではなく趣味は温泉と料理で夢はパティシエと言うポジティブ貧乳娘(24歳) 本来は任務の後処分される予定であったが他人の肉体から欠損したパーツを補うことにより生き延びた これにより「ツギハギ」は完成することとなる 現在は行き場を失い放浪しているところを中村回答に拾われてダンタリオンに所属した その出自から古参の構成員に白い目で見られることも少なくない ツギハギの能力により姿や顔は(パーツさえ有れば)自由自在に変えられるため、他の血闘狩からは既に死んだものと思われている
  • 闇伝 外道対外道
    日本某所にある、とある高校・・・便宜上A高校としておこう。 終業を告げる鐘が鳴り響く。学生のほぼ全てが待望する、放課後の訪れだ。 校門を潜り、放課後を校外で過ごす者、即帰宅する者。 その波の中に、彼・・・中村回答もいた。 「じゃあな、いっけい、華京院さん」 「ああ、また明日な回答」 「御機嫌よう、中村さん」 学友と別れ学び舎を後にする回答が目指すのは、もちろん家路・・・ではない。 人通りのない、否、人払いがされた道に、黒塗りの外車が停められている。 「お待ちしておりました、社長。今日はどちらへ」 「『奴ら』にコンタクトを取る。出してくれ」 「御意に」 この瞬間、回答は一介の高校生から、殺人公社「ダンタリオン」社長に『戻る』。 彼の真の姿は、プロの殺人屋にして、社会の闇に生きる者を束ねる若き長。 父であり先代社長である問答を亡くしてよりその職を引...
  • 闇伝 外道対外道2
    「・・・本当に、あんな者たちで大丈夫なのでしょうか」 「それを言ったら私はどうなるのかね、殺人(あやと)」 「いえ、決してそういう意味では・・・」 側役の殺人の危惧も分かる。見た目はどう見ても普通の高校生2人と中学生1人だ。 だが・・・少なくとも男二人は、「龍迅雀苛」と名を馳せたレディ・ボスのお墨付きだ。 恐らくは心配などするだけ無駄というものだろう。 それに、殺人は別れ際に遠巻きに見ただけだから気付かなかったのであろう。 3人とも、闇に生きる者であれば隠せようもない、血の臭いと死の臭いが染み付いていることに。 僅かな時間の付き合いでも、嫌と言うほどに感じさせられた。 「闇というのは、かくまで深いのか、親父・・・」 彼らと同等か、それ以上の死を演出してきた者たちと闘わなければならないことに、 回答は戦慄を隠すことが出来なかった・・・。 「さて、と。どうするよ...
  • 闇伝 外道対外道18
    太陽の戦神が暁光の中に姿を消す。 それを見送る者の中には、当然彼らも居た。 「・・・素晴らしいまでに、おいしいところは全部持ってかれたな。まさにやりたい放題ってやつか」 「まぁ、我々としても助かったわけだし、良しとしよう」 黒雲が払われ、まるで新世界の訪れを告げるような朝焼け空の下。 彼らの戦いもまた、終わったのだ。 「さて、そろそろ帰るとするか」 「・・・ところで、どうやって帰るのよ? 帰りの便の用意なんてされてなかった気がするんだけど」 「あるいてかえるの!」 「ユーラシア大陸を横断する気か?」 「うれないげいにんふぜいにもできることだから、たまちゃんにだってできるの!」 「まぁアレは若干の飛行機迂回も混じったがな・・・仕方がない。とりあえずは足の確保、だな」 そう言って移動する一団から、翠はひとり抜け出す。 「どうした?」 「あー、なんだ、ちょっと、...
  • 闇伝 外道対外道13
    某所にある総合商社の受付に、やや汚れた身なりの高校生が一人、訪れる。 「そんなカッコで、何のようかな、キミ?」 「『下』に用がある。通してもらおう」 「・・・何の御用かな? そもそも君みたいな子供が来るところじゃ」 「『中村が来た』と伝えてもらおう。それで分かるはずだ」 「はぁ・・・はいはい、分かりましたよ・・・」 受付嬢はぼやく。 何が悲しくて、こんな子供の相手をしなければならないのよ・・・? 全身ついさっきまで喧嘩でもしてたかのような擦過傷と汚れだらけで、とてもじゃないが こんな身なりの子供を上にも『下』にも通しでもしたら、私の首が危ないんだけど・・・ 少年、どうなっても知らないわよ・・・? 「・・・!? は、はい、分かりました、今すぐに!」 受付嬢の顔が、やや青褪める。 「・・・それで?」 「は、はぃぃ! こ、こちらへどうぞォ!?」 声が裏返...
  • 闇伝 外道対外道14
    放水が止む。 周囲全体に張り巡らされた鋼糸に、水が絡み付く。 (至る所に張り巡らされた鋼糸全体に、これだけの分量の放水・・・鋼糸が視認困難という脅威を失い、 さらにこの量の放水を受け止めているとなれば・・・その重量も相当な物のはずだが) (なるほど・・・考えましたね。放水の重量で操者へ心身双方のプレッシャーを与えよう、と言うわけですか。 ですが、それだけではまだ足りない・・・) 親父殿との盟約。 回答に社長の資格ありと判断するならば、「ダンタリオン」の全てを才覚を目覚めさせる捨て駒としてでも、 一流の暗殺者の魂を宿らせよ。さもなくば滅せよ。 息子にすら妥協を許さなかった親父殿の、結局は遺言となったその言葉。 遺言を引き継ぎ、ニシキとウエクサと共に計画を練り、忌むべき鬼畜とすらも手を組み仕掛けた、 一世一代の大芝居。幕引きの時が迫っていることを、ヒガシは感じていた...
  • 闇伝 外道対外道15
    放水が止む。 周囲全体に張り巡らされた鋼糸に、水が絡み付く。 (至る所に張り巡らされた鋼糸全体に、これだけの分量の放水・・・鋼糸が視認困難という脅威を失い、 さらにこの量の放水を受け止めているとなれば・・・その重量も相当な物のはずだが) (なるほど・・・考えましたね。放水の重量で操者へ心身双方のプレッシャーを与えよう、と言うわけですか。 ですが、それだけではまだ足りない・・・) 親父殿との盟約。 回答に社長の資格ありと判断するならば、「ダンタリオン」の全てを才覚を目覚めさせる捨て駒としてでも、 一流の暗殺者の魂を宿らせよ。さもなくば滅せよ。 息子にすら妥協を許さなかった親父殿の、結局は遺言となったその言葉。 遺言を引き継ぎ、ニシキとウエクサと共に計画を練り、忌むべき鬼畜とすらも手を組み仕掛けた、 一世一代の大芝居。幕引きの時が迫っていることを、ヒガシは感じていた...
  • 東山紀之國(ひがしやまきのくに)
    殺人公社「ダンタリオン」の副社長 中村問答と共に「ダンタリオン」を立ち上げたメンバーで三本槍と呼ばれている 愛称はヒガシ 先代派の頭ともいえる存在 ファウストとコンタクトをとったのも彼の案 使用武器は銅線で、敵と正面切って戦うのではなく、策を用い敵を罠にかけて倒す戦いことを好む また、糸を周囲にくまなく張り巡らせることで、回答の不完全な「裏殺し」なら感知可能 問答の死亡した仕事に動向していたらしく、回答に「渡し人」を手渡した
  • 社長、生きる大変さを知るの章
    「社長。我が社の株が急落しています」 「アイヤー。なんとかするアル」 「無理です」 「救命阿!」 「潰れました」 「…ニートアルか?」 「いいえ。乞食です」 これは楽さんの、会社再興を描いたサクセスストーリーである 「風呂、入りたいアル。昼飯は満貫全席じゃないと喰った気しないアル」 「こんな惨めなのは、メダカに負けたとき以来ネ」 「あ、あれは椿アル。椿、楽アルよ」 「あぁ。なんだ。くせぇ。乞食か」 「ちっ 違うアル!社長アル!これは最近はやってる香水アルよ!」 「なんだ。なら食い物には困っちゃいねぇよな。弁当二つあるんだけど、夕食に回すとするよ」 「そっ そうするがいいアル!今度伊勢エビでも食わせてやるアル!」 「すげぇな、さすが社長だ。じゃあな、楽」 「バイバイアル」 「…おなか空いたアル…」 「アイヤー…ここ最近泥水と草しか口にしてないア...
  • 外道1~10まとめ
    外道1~10まとめ 裏社会で伝説級と謳われた暗殺者、中村問答が謎の死を遂げて早幾月。 問答率いる殺人公社「ダンタリオン」は問答の息子回答が引き継いでいたが、回答らの一派の 偽善的な態度に、旧体制派は不信感を募らせる。問答の懐刀と評される「三本槍」を頭に据えた 先代派と、回答ら当代派の対立という構図に至るのに時間はかからなかった。 埒の明かない抗争を終結させるべく回答が打った手は「毒を以って毒を制す」、もう一つの 外道集団である地下組織「征雄」を頼ることであった。 征雄側が用意したのは、若手ながらも戦力としては最強と黙される、翠と苓の二名。 それと、下校途中に兄達にただ付き合わされたという理由で、翠の義妹である杷羽が加わる。 当代派&征雄エージェントと先代派の抗争の中で、その抗争を技術試験として利用しようとしている アポカリプス・ネクスターの存在を...
  • 社長 嫉妬を知るの章
    「おなかへったアル…」 「どうだ、ブロウ。マックリヴとやらは」 「マズイな。ゴミとかわらん。お前もメグァマッグとやらはどうだ」 「豚の餌だな。野に放逐してアリの餌にしてしまおう」 「それはいい。愉快愉快。やはりバーガーはクアアイナに限る」 「フレッシュネスとバーガーキングも良いだろう」 「アイツら…まだ一口しか食べてないのに捨てたアル…」 「なんだか腹が立つアル…」 社長・嫉妬を知るの章
  • 闇伝 外道対外道5
    「さて・・・間者の報告によれば、懸念の一つであった赤婆の犬どもは離脱したそうだ」 「ほう。それは残念・・・赤婆の肝煎りというから、期待しておったがの」 「まぁ、それはいいでしょう。邪魔者が減ったというのは実に都合がいい。  肝心要は、あくまでも御曹司の始末だ」 「少数の手勢でよくやるものだよ。流石は親父殿のカリスマ性を引き継いでいるだけのことはある」 「だが、とはいえ所詮は多勢に無勢。どこから調達してきたかは知らんが、雑兵でも数があれば  何処に落ち延びようとも無駄なことよ」 「しかし・・・ヒガシよぉ、あの数、どこから引っ張ってきたんで?」 「私にも、それなりの伝手というものがあるのだよ。今はまだ、明かせんがね」 「まぁいいや。俺はやりたいようにやれりゃ、それでな」 「ダンタリオン」最高幹部にして最大戦力である「三本槍」。 いずれも前社長中村問答に劣らぬ実力の持...
  • 社長 仲間のありがたみを知るの章
    「おい獣人。お前も生きるのに必死だったアルな…。もう酷いことしないから安心するアル」 「がー」 「そうだ!十六聖天本部に行けば、何か食べ物あるかもしれないアル!お前もいくアル、獣人」 「がー」 「ついたある。ここが本部アル。誰かいないアルか」 「HAHAHAHAHA トムデース」 「おぉ…トムアル。何か食わせてくれアル」 「HAHAHAHA オゥケイデース。6Pチーズアゲマース」 「うまいアル… 獣人、美味いアルか?」 「がー」 「そうアルか。よかったアル。仲間って良いモノアル…」 社長 仲間のありがたみを知るの章
  • 社長 裏切りと、優しさを知るの章
    「関羽~ 関羽~ どこアルかー?」 「はわわ、誰か来たみたいですよ」 「関羽、その女は一体。お前…」 「がー」 「友達じゃなかったアルか!家族じゃなかったアルか!」 「はわわ、なんか怖い人ですね。行きましょう雲長(ホントは十六聖天って事しってるんですけどね)」 「所詮、人間は一人アル…」 「がー」 「お前は関羽の息子のアンドレ!お前は私の側にいてくれるアルか」 「がー」 「ありがとう…アル」 社長、裏切りと、優しさを知るの章
  • 闇伝 外道対外道12
    全身で、あらゆる物事の向こう側を見通す感覚。 ヴェールの向こうへ、静かに刃を付き立て、切り裂き、押し入る感覚。 目を開ければ、そこには全てが灰色の世界があった。 「・・・っ!? が、は、  はぁ、はぁ、はぁ・・・く、そ、まだ、この程度か・・・」 ニシキとの闘いを経て垣間見た「裏殺し」の一端。全てあるようで何もない世界への侵入。 何もない世界に自分だけが確固たる存在として在ることを常に認識し続けるというのは、 回答が当初想像していた以上に過酷なものであった。 (あの世界が、親父が垣間見ていた世界・・・親父、貴方は、本当に凄い人だったんだな・・・) あらゆる意味で、まだまだ及ばない。そう痛感せざるを得るなかった。 「お、何だよ社長。また特訓か? 目が覚めてからこっち、そればっかじゃねぇか。大丈夫か?」 「キートンか・・・ああ、問題ない。少しでも早く、あの感...
  • 社長、始まりの一歩の章
    「…社長じゃなくなってから、色々な事があったアル…」 「ほとんどが嫌なことだったけど、思えば、私も気づかない間にあんな事をしていた気がするアル」 『よく、それに気がついたね』 「お、お前は明智光秀!」 「それは違う。フェルナンド・フォルケンシュタインだ。馬鹿なのか…?君は」 「フェルナンド、馬鹿だから会社が倒産したんだよ」 「誰アルか!何しにきたアルか!」 「我の名はAKITO かつては曹孟徳と呼ばれた男」 「アイヤー曹操アルか!」 『もちろん君を笑いに来た』 「またアルか!」 「フッ… なんだね。この動きは…。相変わらずよくわからないな、君達のような下々の考えは」 「だが、楽。君はこの経験を通して様々な物を見て、聞き、感じたのではないかね」 「そう、失って初めて見えてくるものがあったはずだ」 「…確かにそうアル。失ったからこそ、得たものも大きいアル…」 「そ...
  • 大四国牛
    大四国原産の赤身の多い健康牛 その正体は、かつてオーストラリアという大陸の存在したとされるオージービーフである。 オージービーフは大四国の力によって大四国牛に生まれ変わったのだ それと同時にただ硬いだけの肉質は、非常に柔らかい赤身になり、赤身肉では世界最高峰と呼ばれるまでになった 大四国では他にも、大四国にしか生息していないといわれる かつてカンガルーと呼ばれた存在や、ワニの食肉加工が盛んであり、食においても日本最強格の大陸となりつつある
  • 明楽いっけいの憂鬱外伝その26
    「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」 「一体お前は何を……ってなんだそりゃ!!あまりにブルセラ紛い過ぎてギリギリだ、て言うかむしろアウトだろ!!」 「パンツじゃないから大丈夫ですよ?」 「水着は確実にアウトだ!!だいたいスク水セーラーなんてどこの海兵隊だよ」 「ちっちっち、甘いですね。赤福が裸足で逃げ出すくらい甘々です。よく見て下さい。何か変じゃないですか?」 「ん?何も変なとこは見当たら……見当たら…………ボディペイントじゃねーかこれ!!」 「しかも濡れるとペイントが落ちる仕様です。完璧ですね」 「明らかにおかしい!!ってもうペイントが落ちかけてるじゃねーか!!」 「さすがに刺激が強くて濡れてきちゃいますね。ちょっと塗り直します。ふ……あ…っ……はぁん!」 「なんで筆でスジを弄る!?いや合ってるけど!合ってるけど!!と言うかいい加減服を着ろ!!」 「残念ながら今...
  • 闇伝 外道対外道6
    「・・・何だと!?」 「間違い、ありません。彼ら3人の乗った飛行機は何者かにより爆砕、乗員乗客の生死不明、とのことです」 征雄のエージェントたちを乗せた飛行機が狙われた・・・これは故意か? 偶然か? 「しかし、自爆テロたぁやってくれるな。さすがに人員に事欠かないってことは爆弾抱えて  鉄砲玉に仕立て上げるくらいは屁でもねぇってか。さすがは血も涙もねぇヤツラだ」 「・・・それに関しては、我々も悪し様には言えまい。だが、これで向こうを叩く手段は無くなった、か」 「思いっきり、裏目っちまったなぁ社長。これでやっこさん達、余計に勢いが付きますぜ」 「社長・・・どうされますか?」 キートンと殺人を前に、回答は思案する。 先代派がこれで勢いづくということであれば、確かにこちらとしてはやりにくい状況にはなるだろう。 だが、逆に言えば後の先を取ることさえ出来れば、逆転の余地は残さ...
  • 社長 差別する見難い心と決別、優しさを知るの章
    「クソ。うまい。うまいある。喰い残しの料理がこんなにおいしいなんて」 「がー」 『…くさい。と思ったら楽…?おなか空いてるの?』 「お前は死霊使いの小娘!あっちへ行けアル!バイ菌が移るアル!」 『…ごめんなさい。よかったらコレ食べて』 「フン!」 「…これはクッキーアルか…。うまい、アル」 「涙の味でしょっぱいけどうまいアル…」 社長、差別する見難い心と決別、優しさを知るの章
  • 教えて天才先生 第十四話
    先生1号「教えて…天才先生!」 ママ先生「ヘイ!ビッチ!ママの出番を取るんじゃねーぜッ!」 先生1号「いやいやいやいや、ワタシは一人で大丈夫ッス!」 ママ先生「何強がってやがるんだ。ママの気を引こうとしてるのかッ!好きなのか、ママが」 先生1号「いやいやいやいや…そんな事ないッス!」 ママ先生「ビッチの気持ちはよーく分かったぜ。ママはいつでもOKだぜ?」 先生1号「いやいやいやいや…。とりあえず質問に答えるッスよー…」 ママ先生「照れてんのかい?へッ可愛いところあるじゃねぇか」 先生1号「えーっと、スコットランド粒子と、スコットランド闘気についてッスね」 ママ先生「このママを愚弄する気かァッ!」 先生1号「ひぃ…なんで怒ってるッスか?」 ママ先生「特に意味はねぇ」 先生1号「そうッスか…。で、質問何スけど…」 ママ先生「これは息子のジョンだ」 ジョン「やぁ...
  • 社長 命の尊さを学ぶの章
    「トム、6Pチーズありがとうアル。上手かったアル」 「HAHAHA それは良かったデース」 「ワタシはこれから、弟達とグアムに旅行に出かけマース。冷蔵庫に魚肉ソーセージがあるから、その辺も好きに食べるといいデース」 「アイヤー。ありがとうアル」「 獣人、魚肉ソーセージアル。喰うアル」 「がー」 「そうか、そうか、美味いアルか」 「がー」 「どうしたアル!獣人!獣人…!」 「医者!医者いないアルか」 「医者です」 「医者、獣人の様子がおかしいアル」 「これはアレルギーですね。食べちゃいけないものを食べさせたんじゃないですか?」 「まさか魚肉ソーセージアルか。アイヤー」 「獣人、ごめんアル。私が悪かったアル…」 「がー」 社長、命の尊さを学ぶの章
  • 殺人術「裏殺し」
    中村問答が操る殺人術 その正体は気配遮断 「裏殺し」を発動している間は何者にも問答を知覚することはできない 問答は「戦闘」をしない 一方的に相手を「殺す」だけだ それゆえに彼が仕事で命を落とすなどありえないはずだったのだが… 回答も「裏殺し」を操るが、問答が常時発動させることが可能だったのに対し、回答は限られた時間内しか発動できない
  • 闇伝 外道対外道3
    ダンタリオン先代派の撃滅(あわよくば全滅)の任務を請け負って早20日。 これまでにも散発的な襲撃はあったものの、特別大きな動きがないままに、 襲ってきたチンピラまがいを生塵に変えながら、征雄の二名とちびっこ一名は ほぼいつもどおりの日々を過ごしていた。 「さて翠、多分オマエのことだから気づいてないだろうことを話すが、いいか?」 「おうなんだ? おれはこの生意気なチビッコに卍固めをかけるのに忙しいんだが」 「いたいわ! はなせ! しねこのばかにぃ!」 「はっはっは、暴れると余計に極まるぞ~? そろそろギブか? ん?」 「・・・いい加減にしろこの阿呆が」 苓は実に冷静に、かつ正確に、愛銃「ヴァンデッタ」で翠の眉間を打ち抜く。 「いや~すまんかった。で、話って何だ?」 「ああ・・・よくよく考えたら、おかしなことに気付いた」 「おかしなこと・・・とは、何ですか、...
  • 社長 名前の大事さを知るの章
    「がー」 「どうしたアル獣人」 「がー」 「名前がほしい?名前なんてお前ら畜生には必要ないアルよ。それより6Pチーズを食うある」 「がー」 「何処へ行くアル!獣人!」 「がー」 「あれは獣人!野良獣人に虐められてるアル!名前がないから虐められてるアル」 「がー」 「ごめんアル。名前は大事ある。お前、なんて名前がいいアルか」 「がー」 「関羽?良い名前アル」 社長、名前の大事さを知るの章
  • 闇伝 外道対外道11
    爽やかな朝を迎えた、イタリアはローマ。 陽気なイタリアンどもが闊歩するその町並みの一角で、フレアリンと杷羽は苓を待っていた。 「少し早く着すぎちゃったカナ? カナ?」 「遅いよりはマシじゃないですか? まだ時間はありますし、ゆっくり待ちましょう」 とは言うものの、家の外では良家のお嬢様そのものにしか見えない外見容姿の杷羽と、 見る人が見れば魅力的なフレアリンの二人が街頭で人待ちをしているその姿は、野郎から見れば 「声をかけないことのほうがむしろ無礼。万死に値する」と言われても反論のしようがないほど。 見れば、誰が最初に声をかけるか、互いに牽制し合い、のっぴきならない状況になりつつあった。 「・・・なんか空気が重い。というか檻に入れられたパンダさんの気分」 「ほへ? 体の調子が悪いのかな? 水道のお水は飲んじゃいけないよって言ったのに飲んじゃったりした?」 ...
  • ギデオン・トリプルプレイ・グランドスラムの休息
    「ということで逃げてきた」 「何から逃避したかは知りませんがいきなり後ろからお尻を触るのはどうかと思いますよ」 「やー、相変わらずみみちゃんのお尻はやわらけーなー。性格もこれくらい柔らかくなりゃいいのに」 「柔らかい性格とはどんなのかは知りませんが、少なくともギデオンさんみたいな性格は理想でないですね」 「ははっ、本人目の前にひでーな。ところでみみちゃん今からヒマ?一緒に飲まねえ?」 「まあ……かまいませんが。でも私なんかと飲んで楽しいですか?性格柔らかくないですよ?」 「根に持つね~。大丈夫大丈夫。みみちゃん可愛いし、性格なんて二の次だって」 「やな性格ですね」 「いい性格とは良く言われるぜ」 「言葉通りに受けとるには歪曲な表現ですね。ところで誘うからには奢りですよね?」 けっきょくふたりは朝まで飲み明かすこととなるのだがそれはまたいつかの機会に ~ギデオン・トリプ...
  • 黄金の瞳の少女 ⑥
    「っ!」 1人ナナエルを探し果て無き森を彷徨っていたギデオンはついにその手がかりを見つけた 「誰かが次元を超えて入ってきやがったな」 森の中、突如発生した次元振動の波を感じその手がかりの元に瞬時に移動する 「お前は・・・ワンダーワールド!」 そこに在ったのは赤いエプロンドレスをボロボロにして肩で息をするワンダーワールドの姿であった 「あら・・・ハァハァ・・・見つかっちゃった・・・みたい・・・ハァ」 (どーゆう事だ?こいつがこれ程やられているなんて) クリブラをものの10分足らずで倒した程の 正直自分も完全には勝てる自信が無い相手のボロボロの姿にギデオンは驚きを隠せなかった 「・・・フゥ、何か御用かしら?サングラスのオジさん」 ワンダーワールドは息を整え珍しく虚勢を張るようにわざとらしく余裕を見せる 相手は疲れている。今なら勝てる見込みはかなり高いはず― そんな思い...
  • 十六聖天外伝 ハロウィンの章 死霊使いと祭りの終わり編
    「オレオォー」 「あぶねぇお嬢ちゃん!」 「あ…」 「ヘッ…怪我はなかったかい。その綺麗な顔に傷でもついちまったら大変だからな」 「ブロウ、そのお嬢ちゃんを連れて逃げな。それだけのダメージじゃもうお前は足手まといだ」 「チョット待てよ!」 「俺にも格好つけさせろ、な?」 「馬鹿野郎…!」 「オレオォー」 「な、馬鹿!お嬢ちゃん前に出るな、あぶねぇ!」 「…ソウルスティール」 「その技は」「“あの”デスメタルめの!」 「オ・・・オレオォォ…グ・・・・ズ・・・・ギャアアアム!」 「こいつは執念と霊魂が混ざり合った存在。魂から断たないと倒せない類。あなた達が弱いわけじゃない」 「お前…デスメタル、なのか…?」 「そうだよ。それじゃあ…ジーコサッカー、ありがとう」 知られたからには、ここにはいられません。 どうせ私は嫌われ者… 私のお祭りはここまで。さよう...
  • 社長 お金のありがた味を知るの章
    「いつまでも6Pチーズだけじゃ、栄養のバランスが悪いアル」 「がー」 「決めた。働くアルよ」 「がー」 「お前、仕事くれアル」 「空き缶を拾うんだ」 「わかったアル」 「こんな拾ってきたアル。お金くれアル。二十万くらいアルか?」 「100円だな」 「アイヤー」 「関羽、お金稼ぐのは大変アルよ…」 「がー」 社長・お金のありがた味を知るの章
  • 十六聖天外伝 ハロウィンの章 死霊使いと鎖鎌編
    今日は年に一度のハロウィンの日 私がクリスマスと誕生日とお正月の次くらいに好きな日です 私は、おとうさんやおかあさん、それに一部の仲間しか知らない秘密があります だから、ほとんどの人に顔を見せたことはありません だけど、今日はみんながいつもの私と同じようなかっこうをするので、少しごまかせます だから私はあえて普通の服を着ます。お菓子も貰えます。本当にいい日 「ん…?誰だ?何処かで逢ったことあるか?」 「…ううん」 「えーっと…で、何かな…」 「あ…。とりっく・あ・とりーと…」 「…?」 「オイ次郎。今日が何の日か知らんのか。ハロウィンだぜ。トリック・ア・トリートってのはお菓子をくださいって事だ」 「先輩。もう二日酔いは良いのかい?」 「あぁ。俺の家と違って何もないから逆に落ち着いて寝れるぜ、お前の家はまるで虚無の世界だ」 「あの…。とりっく・あ・とりーと...
  • 十六聖天外伝 ハロウィンの章 死霊使いとジーコサッカー編
    「ん…?またお客さんのようだぜ」 「まったく子供はエンジェルだぜ。はいはい、今行きますよ、と」 「とりっく・あ・とりー…げ」 「とりっく・あ・とりーげ?違うぜ、美しいお嬢さん。トリック・ア・トリートだ。ハロウィンは初めてかい?」 「あ…はい」 「ブロウ、戸棚に入ってるお菓子持ってきてくれ」 「オゥ。ちょっと待っててくれよ。お嬢ちゃん」 「ありがとうございます」 「ん?なんか顔引きつってね?奇病か?奇病の一種か?可哀想に…早く治るといいなぁ」 「…あはは」 「持ってきたぜ、パイソン」 「何コレ?」 「コレしかなかった」 「…SFCカセット…?」 「ジーコ…ジーコサッカーじゃねぇか!」 「ジーコサッカーだよ!」 「ジーコサッカー…」 知っています。サッカーゲームなのに一人用しかないゲームです というより、この二人も知っています。苦手な人です。私にいつも...
  • 闇伝 外道対外道9
    「のぉうぉわああああぁあああぁぁぁぁぁぁあああああ!?」 「くそっ! 早すぎる!」 襲撃は、轟音と共に訪れた。 弾丸、否、弾丸のような「何か」が雨霰と降り注ぐ! 「ちぃっ! この嫌な感じしかしないこの飛礫・・・あの人か!」 「そうよぉ! 久しいなぁ御曹司ぃ!」 当代派4名を出迎えたのは、周囲を取り囲む腕の立つ暗殺者と、異様な長さと造形の妖刀を携えた、一人の男。 三本槍が一人、錦織誠実、通称ニシキ。 先代派の中でも特に殺人狂からの支持が高い、狂気の果てを見てきたとされる漢である。 「どうしたよ御曹司? そんなところで何してるんで?」 完全に出足を挫かれた。 意図したことか偶然かは分からないが、まさにこれからというタイミングだった。 「・・・こうなった以上は、仕方がない」 「ですが社長! 相手は大旦那様と互角、それに周りはこの状況、圧倒的に不利...
  • 七色 八瘤(なないろ やこぶ)
    予言を高額で売りつける予言者にして強欲な守銭奴。 長身の美女で、ブロンドの髪を無造作に束ね、 昼夜問わずサングラスを掛けている。ぶっきらぼうだが 金には細かい性格。彼女の予言は高次元に存在する アカシックレコード(現在・過去・未来に起こる全て の記録)との精神感応によって得た情報であり、 正確には予言ではなく未来そのものである。 ギデオンとは幼なじみで男女の関係だったらしいが ギデオンは彼女が苦手だという。 関連項目 ギデオン・トリプルプレイ・グランドスラム
  • 十六聖天外伝 ~ネッシーと湖畔の騎士の 第一章~
    「ママーッ!ネッシーだ!クールだよママァーッ」 「ヘイ、ジョン。そんなものは幻覚に違いないぜ。ママは信じないぜ」 「ママ、けどだって本当に見たんだ!ネッシーなんだ!」 「困った子だ。もう寝やがれだぜ」 「畜生ママめ。パパと別れてから調子に乗ってやがるぜ。しかしこのジョンも今年から高学年。学友に報告さざるえないぜ」 「と、いう訳でネッシーを見たんだ、みんな!」 「偽造乙」「スコットランド人の風上にも置けぬ法螺吹きよ」「よもや、ネッシーなどを未だに信じておるとは。笑止」 「畜生…!僕は本当にネッシーを見たんだ…ここで見たんだ!」 「ほう。汝はネッシーを信じておるのかえ」 「誰だい君は。園児かい」 「妾か?妾の事はそうじゃな。ネス子と呼んでたもれ」 「なんだって。クールだ。ネス湖でネス子だなんてクール以外の何物でもないよ!」 「して、子よ。汝はネッシーを見たの...
  • 闇伝 外道対外道8
    遙かなる大草原に高校生がひとりと中学生が一人。 苓と杷羽は、まずは移動しないわけにはいかないということで一路西へ向う・・・のだが。 神速のクイックドロー。響き渡る銃声。無人の荒野に復讐の咆哮が迸る。 驚いた野鳥が一斉に飛び立ち、静寂の大地は大自然の喧騒に包まれる。 「・・・さっきから、何故後をつけてくる?」 そこに居たのは。屋外活動しやすそうなカスタマイズはされているが、明らかに場違いな修道服の乙女である。 「えぅぅ・・・そういうのは、せめて威嚇射撃をする前に仰って頂きたかったです・・・こわかったよぅグスン」 「目的は何だ? 事と次第によっては」 「とりあえず銃を降ろしていただきたいのですぅ! それが私の最初のお願いですぅ~~~!」 「・・・やりにくいな、まったく」 こういう得体の知れない相手を担当するべき翠が居ないと、話を進めるのが面倒で仕方がない。 ...
  • 御簾涼観澄美の憂鬱
    「んっく……ふぁ」 頭痛とともに澄美の目が覚める ここはどこだかわからないが、少なくとも自分の部屋ではない 見たところ場末のラブホテルのようだ ふと脇を見ると同僚のクリムゾンブロウとブラックパイソンが、ときおり意味不明の寝言を混ぜながらいびきをかいている 「……また……か」 澄美は決して酒の強い方ではなく、特に一定量以上飲むと記憶に障害を引き起こすほどである 今日のような出来事はさして珍しくない 別に嫌悪感がよぎるということはないが、十六聖天の仲間とはそういった関係をもちたいと思ったことはなかった 盛大に脱ぎ散らかしてある衣服と未使用のゴムを見て1人ごちる 「どこまでしちゃったんだろ……」 その問いかけが聞こえたかのように寝言が返ってきた 「もうダメっス、飛んじゃうっス」 「ああ、ダメ、そんなに吸わないで」 相当やっちゃったんだろうな―と思った澄美の目に...
  • 科学者の逝く先は・前編
    その部屋は漆黒に包まれていた 一寸の光も存在しないので部屋の大きさを測ることができない 足音の響きから察するに相当の広さがあることは間違いない (空気が重い…それに何この感じ?どこかおかしい) 魂や霊子の密度が異常に高いのにそれら全てがはっきりとしていない 輪郭がぼやけている、存在がずれている 中を進むと突然、上から光が差す テーブルと椅子が二つのみ、照らし出されている (座れということか…) 手前の椅子に腰掛けると声が聞こえてきた 「お越しくださいまして、まずは感謝の弁を述べさせて頂きます。 そして、本当に来て頂けるとは予測しておりませんでしたので正直驚いているところです」 暗闇の向うから一人の人物が現れ、向かいの椅子に腰掛ける 白のローブを纏い、顔はフードで覆われ見えない 「…力をくれるって本当?」 手紙が届いていた ~新たな力が欲しく...
  • 月詠=キートン・零司
    殺人公社「ダンタリオン」の社員 愛称はキートン 自分はグリーゼ581星人だと言い張っている 能力は「人間への憑依」で、3分間だけ視界内の対象1人に乗り移ることが可能 憑依中は本体は行動不能となる この能力は主にに「仕事の下調べ」や「他の社員のサポート」に用いられる (彼はグリーゼ581星人特有の能力と言い張っているが、過去の臨死体験により身につけたもの) A高の生徒で学校に通う回答を護衛している 本当は二十歳だが、年齢を誤魔化して入学している Sっ気がある女の子をMに目覚めさせるのが生きがいで(グリーゼ581星人の伝統らしい) 文字 演にちょっかいを出しているが、逆に彼がSに目覚めさせられてるのことは言うめでもない 目立たないように高校生活を送りたい回答には悩みの種
  • 十六聖天異聞「聖剣と神槍」
    煌っ―――と光が散り、数瞬遅れて爆音 「ば……馬鹿なっ馬鹿なぁぁ!我々は聖堂騎士団なのだぞっ!それを、それをこんな――たかが小娘風情にしてやられるだと!?」 「――違うわ。してやられた、よ」 「なっ……ぐあぁぁ!!」 疾っと瞬いて光が駆け抜ける 一陣の光が通り過ぎたあとに立っていたのは、甲冑を纏った1人の女性だけであった 「さすがに…派手にやりすぎたかしら?」 「ふん、おぬしはなかなかに変わらんの」 声のした方を見る、とニヤニヤ笑いの少女がいた 「あらクラウソラス、久しいわね。こんなところじゃおもてなしの一つもできなくて申し訳ないわ」 「なに、かまいやせんよ。それより、少し聞きたいことがあっての」 「クラウソラスが聞きたいとは珍しいわね。何かあったのかしら」 くすくすと楽しそうな笑みを浮かべて尋ね返す 「なんのことはないさ。またぞろきゃつらの動きが活発になっての。...
  • 刀幻郷の神剣3
    「うるうる・・・まだいたいのです・・・」頭頂部を手で摩るフツノミタマ。 「そうかそうか、痛いか。それは何より。痛いってのは生きてる証だ」したり顔で頷く切れたナイフ。 フツノミタマは直感する。 このひと だめにんげんだ しかもじゅうどの 「で、だ。えっと、めんどくせぇタマでいいや。おいタマ、ここは何処だ。世界地図的な意味で」 「わかんない」ふるふると首を振る。 刀幻郷に落ち着いてもう何百年、何千年経ったか。外の世界がどうなったかなど分かろう筈もない。 「ちっ、使えねータマだなぁ・・・はぁ」やれやれ、と溜息をつく切れたナイフ。 「知ってる。そういうの、りふじん、って言めぎゃぁ!?」げしん! 握り拳の硬い所が頭頂部に直撃する。 「一言余計じゃ! ったく・・・」 「えぐえぐ・・・いたいの・・・」 「せめてこういうときにケータイでも使えりゃなぁ・・・くっそ、いいとこ...
  • 刀幻郷の神剣4
    「ほう・・・これがあの駄剣どもの村か。つか刃むき出しで飛び跳ねてるとか、どこのしびれだんびらだ。  迷惑極まりない土地だなここは」 「むらのひとたちは、と~げん、きょ~?、ってよんでるの」 「桃源郷、ねぇ・・・ま、屑どもの掃き溜めにゃ丁度いい名前だな。そこに行けば幸せになれる、ってか」 「むずかしくてよくわかんないね、タケ」 アォン! ワウワウ 「はっはっは、おまいみたなちびっこやわんこにゃ分からんだろうさ。とりあえず努力もしないで  手に入るもの何ざ、怠惰と慢心と驕りくらいなもんだ。まさにその塊だな、ここは」 「むぅ。なまけものはよくないの」 「全くだな。でだ、せめてここの屑鉄どもに生き甲斐でも与えて、折られに来て欲しいと思うのだが」 「あるじさま、あのひとたちにおしごとあげるの?」 「馬鹿言え。今のご時勢、あんな資格も職歴も根気もネタもないようなヤツラに出来る仕事...
  • 十六聖天外伝 ハロウィンの章 死霊使いと仲間編
    「ちょっと待てよ!」 「なに…?」 「礼、言ってなかったな、ありがとよ。この借りは必ず返す、必ず、な」 「…!」 「…もうすぐ次郎とかも家にくるんだ。今日ウチで蟹鍋でよ」 「お前もその、どうだ?…最近のガキは家にSFCなんかないだろ。ジーコサッカーもやれるしよ」 「…いいの?」 「メシは大人数で囲んだ方がウメーウメーだしよ」 「ハハハこやつめ。調子のいい奴よ」 「ありがとう。けどみんなには私のこと秘密にして…欲しい」 「あぁ。訳アリなんだろ。姿隠してるのは。わかってるよ」 「とりあえず、家に入ろうぜ。ここは寒くていけねぇや」 「だとよ、お前のジーコサッカー見せてくれよ」 「私のジーコはつよい」 これが、次郎とパイソンと、ブロウと、みんなで過ごした最初のハロウィン おとうさんと、おかあさんがいなくなってから、今までで一番楽しかったハロウィン そして、みん...
  • 闇伝 外道対外道10-幕間-
    天子教の総本山ヴァチカンの地下、禁忌区画の先にある広大なる地下渓谷。 誰一人としていないはずのその場所の片隅に、男と女が一組。 女、暴食“グラ”ことヴェアトリーチェは、両手首を拘束され宙吊り。 相対する男、森東苓は、その身を悪鬼へと真化させ、人ならざる身と術によりヴェアトリーチェの 全身の自由を完全に奪い去っていた。 「くぅ・・・! どうして、どうして動かないの! 私の体、私の魂なのにぃ!」 「ま、その辺を弄る手管については人間風情に比べれば長けていてね。特にお前みたいな霊素体は特に  手の加え甲斐があるというものでね。さて、それでは、楽しませてもらうとするか・・・」 苓の手が改めて、大きくはないものの女性らしらは主張する、小振りの乳房を揉みしだく。 「くぅ! ん! ・・・ふん、こんな行為の、何が楽しいのか、理解しかね、ますわね・・・!」 「そう言うな。揉ま...
  • とある駄目人間の初詣
    「よ、摩璃華。あけておめっとさん」 「遅いよ、翠くん! まったく、レディを待たせるなんて失礼よ、こんな寒いのに!」 「わりーわりー。出てくる前にオヤジ黙らせるのに手間取ってさ」 「ま、翠くんが遅れてくるのは今に始まったことじゃないもんね。そこは諦めることにしたから」 「さっすがぁ! できる女は違うねぇ!」 「まーねー! そのくらいじゃないと翠くんみたいなダメな人のカノジョは務まらないもの!                               なんの自慢にもなりゃしないんだけどね」 「おう? 何か言ったか?」 「ううん、何でもない! ささ、早くいこ!」 翠と摩璃華は腕を組み、初詣へ向う。 神社で晴れ着で深夜で初詣といったら裏手か茂みで青姦だよなとほざいてどつかれている翠・レングラントと アンタ馬鹿でしょ!と言いどつく初峰崎 摩璃華(はつみねざき まり...
  • 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド五章後編~
    (…スコットランド流の闘気…アレ…クサー…?いや、違う…) 自分を抱き上げている騎士は、全身を青く光る甲冑に身を包んでおり誰なのかわからない だが、エクスカリバーは何か懐かしいものをその騎士と、その剣から感じていた 肩から噴水のように血をまき散らしながら レミーは狂ったようにのた打ち回る 「え…?え…?ボクの腕…?ボクの腕がアァァァ!」 「君は調子に乗りすぎたんだよ。僕にも兄妹は沢山いるし、本当に五月蠅い子達だけど」 <それに手をかけるなんて、全くもって、クールじゃない。と言いたいのであろう、マスタ ー> 「え、あぁ…うん。よくわかるもんだね」 <無論だ。で、アレはどうするのだマスター。どう見ても“くーる”ではないぞ> 聖剣が促す方向を見ると、なるほどクールじゃあない。 美少年といっても問題なかったレミーの顔は怒りと憎悪でゆ...
  • 渡し人
    回答が仕事の際に使用する脇差 父、問答の形見で、ヒガシから手渡れた 特別な術式や細工はなされていない それは「戦闘」を行わない問答には必要なかったからである
  • @wiki全体から「“社長”中村回答(なかむらかいと)」で調べる

更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示 | wiki内検索

ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。