十六聖天 @ ウィキ内検索 / 「スワンチカ」で検索した結果

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  • スワンチカ
    十二神具の一つ、自然と生命力を操る聖斧。 刃と柄が「くの字」を描き卍型のシルエットをしている。 鉱物と植物、生命エネルギーを操る。 斬りつければ草木が芽吹き、地面を叩けば 金脈が出現、または泉が湧き出る。 その他、傷を癒し疫病を祓うなど およそ武器らしくない能力を有している。 グリゴリー・アレグ 十二神具
  • グリゴリー・アレグ
    十二神具の一つ、 スワンチカの所有者。 旭山動物園の園長。厳めしい体躯の雄ヒグマである。 キルリアン家の特派員でもあり、聖櫃捜索隊の聖天士たち に同行する。 心優しく争いを嫌う平和主義者だが、タルタロスの影響 による過酷な環境で暮らすには時に非情であらねば ならないと考える全体主義者でもある。 スワンチカ キルリアン家
  • キルリアン家
    ...具の使い手は、 『スワンチカ』を持つグリゴリー・アレグ、『天羽々弓・天羽々矢』を持つ三条霧彦、 『倚天之剣』を持つ劉紫焔、そして『イージス』を持つアルスラー・ナッシュだけである。
  • 武器
    ...羽々弓 天羽々矢 スワンチカ ミストルティン レグルス 蒸着刀「烈」  赤射刀「伊賀電」  焼結刀「大沢村」 神槍ノーデンス 偽史倭人伝 魔導書「科学百科」 魔導機「無神くん」 神剣 フツノミタマ SAIGA_1590 モデル:八咫烏 ベガルタ インテリジェントロッド『ベルゼルカ』 『悲愴(トラゴイディア)』 『歓喜(コメディア)』 火之迦具土 ブリューナグ≠オルト ゲイボルグ・レプリカ 斧次郎 男剣 ディルドニアス ディルドニアス・イン 死鞭 ブラックロータース ビッグダディ チェリィボウィ エネマグラス 快楽穴 ヴァージニアス アルナバイヴァー 神槍ツヴェンディルドニア 聖流剣ウレスラ 淫乱光線銃
  • 十二神具
    ... 認定所有者 『スワンチカ』:グリゴリー・アレグ 『天羽々弓・天羽々矢』:三条霧彦 『倚天之剣』:劉紫焔 『イージス』:アルスラー・ナッシュ(十六聖天 表 7位) 非認定所有者 『ロンギヌス』:ロンギヌス・カトウ(十大聖天No7) 行方不明 『ソロモンの指輪』 『レヴァンテイン』 『ハルパー』 『フラガラッハ』 『ヴァジュランダ』 アルスラー・ナッシュ ロンギヌス・カトウ 「拒絶」のジョン・ドゥ 三条 霧彦 ソロ・アナスタシア 貞本秋水 天羽々弓 天羽々矢 キルリアン家
  • 斧次郎
    ...ようなしごきに堪え、スワンチカと呼ばれる伝説の斧となる
  • 聖櫃探索編 第二話 「聖櫃」
    ...、十二神具 の一つスワンチカの持ち主、グリゴリー・アレグ だった。 彼の熱烈なハグを受けてしどろもどろする次郎と、 それを呆然と見つめるアルスラーとギデオン。 健吾は両目を輝かせ、エクスカリバーは 何とも言いがたい表情をしている。 見上げるような巨体、逞しい両腕、力強い胸板は 薄茶色の体毛で覆われ、にこやかな笑みを浮か べる口元からは恐ろしい剣歯が覗く。 グリゴリー・アレグはヒグマなのだ。 「驚いたでしょう?」 リーナは口元を押さえたが、こらえきれずに笑いが 漏れてしまっている。 「リーナさん、ありゃあ非道いよ」 情けない顔で次郎が云ったものだから、つられて 周りも吹き出してしまった。 結局アルスラー他全員がグレゴリーのハグを受けた。 若干、上着がけもの臭い。 「ようこそ皆さん、新北海道へ」 歓迎の言葉もどこか冷た...
  • 神位(アーデルハイド)
    アリス計画におけるワンダーワールドシステム用ブースト装備『神意(エーテルヴォイス』、その設計図の断片を元に十六聖天が復元したアリス専用装備 金糸を呪錬し魔石を配した美しい白妙のドレスであり、同時に極めて高性能の呪式兵装でもある 周囲を半異界化する事で物理、化学、呪術、異能などあらゆる攻撃を軽減する小型の妖精境結界機能「妖精の輪(フェアリーリング)」を搭載 さらに結界をアリス自身の「鏡」と共鳴させる事で両者を同調、『銀硝子の夢(アリス イン ミラー)』という新たな能力へと昇華させる事ができる ちなみに同じ設計図の残り半分から十大聖天側も漆黒のドレス『神威(エセルドレーダ)』を復元していたが、ネームレスワンの失踪と共に詳細不明となってしまった
  • 十六聖天外伝 夢と、もう一つの世界 一話
    「あぁ…ネリーにクリステルじゃないか。ひさしぶりだねェ!」 「本当にね。出来たら死んでて欲しかったなぁ。一人称がボクのキャラは二人もいらないんだよね。被るし」 「相変わらずだねー。レミーと同じ顔なのが死にたくなるよ…」 そういいながら、ネリーは双子の弟達を抱き寄せると 頭を撫ぜながら「よく頑張ったね、エライよー」と微笑みかける 「チ…相変わらず兄に逆らう妹だなぁ!ネリイィィィ!」 「馬鹿だなぁ、レミー。君の相手はボクだよ?」 ネリーと双子に襲いかかったバンダースナッチは 同じバンダースナッチによって全て撃ち落とされる クリステルもまた、バンダースナッチの使い手である 「それにナニ?ダメだなぁ、歯ぎしりなんかさせてちゃ。下品だよ、キミのソレ」 「ぐ…ふざけやがって…!やれ、バンダースナッチ!!!」 「だからさぁ…気づきなよ?ボクのバンダースナッ...
  • 『宝石城の魔女』
    「大ニュース! 大ニュースーっ!!」 主の部屋に駆け込んでくる小姓服の男装少女に、傍らの老賢者が苦笑を浮かべた 「ホホッ、相変わらず元気の塊のような娘じゃて」 「……。 『獅子』、君も淑女ならば少しは慎みというものを身につけたらどうなのだ」 「うるさい! 『樵』のクセに生意気、言うな!!」 小言を漏らした甲冑姿の男に「がぁー!」と可愛らしい威嚇を見せてから、少女は寝台の上に身を起こす主に向き直る 「すごい話、聞いてきた! ネームレスワン、敵から逃げた! しかもザコ二匹相手、傷まで受けてた!」 「何だと……!?」 「ほほぅ、アリスどもが敗北したとは聞いておったが、よもやワンダーワールドまでがのう……」 予想以上の事態に動揺する騎士と古老を手で制し、彼らの主人たる白子の乙女が問う 「それは本当ですか、アタランテ?」 「本当ー! だって『獅子』、ちゃんと包帯巻いてるワン...
  • ネームレス・ワン
    アリスナンバーズ、ナンバー1の双子の妹“名前のない一番目” 実は双子として誕生するのは彼女達の製作者にとっても想定外の事であった 姉にはミラーと呼ばれる能力が実装され、彼女は予備機として培養液につけられたまま、人生の大半を過ごす その仮定で、“ナンバー1”予備として、また後続の実験でのリスクを減らすため 数々の生体実験を受け、この世の地獄を経験する。さらに“ナンバー1”に移植する際のテストを兼ね ワンダーワールドの能力を移植。実験には無事成功するが、想像を絶する苦痛を味わい髪の色素が抜け銀髪化。 その後“ナンバー1”が離反。 後続のナンバーズは母体が違うためか、要求スペックを満たさない劣化量産型に過ぎず ネームナンバーだけでは“ナンバー1”を保護している組織には不安要素があるため 彼女の封印は解かれ、“ナンバー1”追撃作戦に導入される事となる ナンバー1にはオリジナルの...
  • ワンダーワールド
    謎の組織の送り込んだ刺客 美しい銀髪の少女で、アリスと瓜二つの容姿を持つ 一三位のブラックパイソンと十位のクリムゾンブロウの二人を十分で斃し、一位のトムと引き分ける程の戦闘力を持つ その能力ワンダーワールドのついては一切詳細が不明であり ブラックパイソンは死の間際、花咲き乱れる楽園が地獄に変わったと、半蔵に伝えており 西園寺はトムの傷を見て、空間干渉系の能力ではないか、という推測を立てている その目的は十六聖天何者かが持つといわれている金色の魔眼だとされているが、詳しいことは不明 ネームレス・ワン 関連項目 アリス・ザ・ミラー 謎の男 ルイス・キャロル キメラ アリス・ナンバーズ 神位(アーデルハイド) 所属:十大聖天
  • アリス・ザ・ワンダーワールド
    十六聖天五位 光の加減で金にも銀にも見える、プラチナの髪を持つ少女 鏡の国と不思議の国の二つの世界を統括する王であり女王 草薙の剣が喪失した今 現存する三種の神器のうちの二つ 八咫鏡と八尺瓊勾玉をその体内に持つ。 防御を司る鏡の国と攻撃を司る不思議の国を一つにした アリスの父であった人物が目指した頂点の世界、夢の国を操り 全てのアリスナンバーズを超越した存在となった また、身体能力も格段に上昇しており 能力のない状態でも、並の使い手では触れることすら叶わない 十六聖天の前ではアリスとして屈託のない笑顔で振舞ってはいるが 彼女が本当にアリスなのか、それともワンダーワールドなのかは デスメタルと本人のみが知る事実である アリス・ザ・ミラー ワンダーワールド 関連項目 シーク・ハイド 謎の男 ルイス・キャロル 所属:十六聖天...
  • 飯森 椿とワンダーワールド
    「いけねえなあ、酒が切れちまった……」 週末の大通り、そんなことをぼやきながら人ごみを進む酔っ払いが一人 初老の男性、という言葉がそのまま形になったような男 その名前を椿と言う 無類の酒好きである彼は、今日も酒を求めて街に繰り出していたのだった 「こないだ買った芋焼酎は美味かったあ、銘は何といったかな?」 彼の行きつけの酒屋まではもう少しある たどり着くまでの間、何を買うかなどを悩みながら街を歩くのも彼の楽しみの一つだ だが、その前に彼の歩はぴたり、と止まった 彼がただの酔っ払いでない所は、十六聖天と称される さまざまな能力者たちの中でも最高峰の16名だけが与する事の許されない組織 その第11位であると言う事 彼は通りに踏み入れたときから、並ならぬ気配が混じり込んでいるのをひしひしと感じていたのだ そうでなくても彼はとある事情から、穏やかではない気配を察する事はし...
  • 十六聖天外伝 失楽園の章 ―Epilogue Breakmiller―
    「だらしないのねぇ。オリジナル。いらないわ、死んじゃいなさい」 「いかん、マスター!」 ―Epilogue Breakmiller― その声は、唐突に聞こえてきた 殆ど反射的に、アリスはこの子を抱きしめていた 鏡、出しとけば良かったな…。背中から胸に焼けつくような熱さを感じて 今更、そんな事を思う。 あぁ、本当にアリスはダメなお姉ちゃんだなぁ。 突き飛ばすか、鏡を展開させるかすれば良かったのに 咄嗟に抱きしめたりするから、結局この子に怪我させちゃった 本当に、アリスはダメなお姉ちゃん あんまり申し訳ないから、声にだして、この子に謝る けど、決して浅い怪我じゃないとは思うけど、それでもこれくらいなら きっと、デスメタルが何とかしてくれる。アリスはそう信じてる あぁ、なんだか声が出し難いなぁ…。足に力が入らない けど、それでも、だからこそ…この子に ...
  • 空戦型少年兵『フィンチ』
    ヘリより小回りがきく空戦兵器としてドゥームス社により開発された人造人間 両足と背中の一部を機械化し飛行ユニットを装備している また第2世代型ではラッチの拡張性を重視されており、各種機甲車両との接続を可能とした 顔を覆うバイザーは複合型センサーを搭載し、強化された脳と直接連結されている これによって情報処理能力は並の人間以上となりまた不確定要素である生体的な勘も排除された レーザー通信を介した作戦ネットワークにより統合的な運用を可能としている 歩兵の扱う武器の全てを扱うことができ、また強化された人工筋肉によりミニガンクラスの兵器も運用可能となった これらの特長により既存の兵器ではなしえなかった超三次元機動能力を有するニュースタンダードとして地位を確立している ただ空戦能力の関係から12~16歳程度の外見でなくてはならず、個体ごとに設定された規格以上に成長しないよう調整されてい...
  • 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド 最終章 第七話~
    「ハァーイ。お遊びはそれまでデース」 「誰だ!」「あら」 次の瞬間、アリッサの体がくの時に曲がり、大きく吹き飛ぶ 時間を止め、無防備の状態の相手にエネルギーを叩きつけたのだ こんな芸当ができるのはただ一人 「HAHAHA!トムデース!」 「トム!」「…トム」 十六聖天一位。最高戦力の一人。トム・ライス 突如現れた彼の存在は、少女たちにはまさに救世主だった 「Oh…ブロウ…パイソン…。ジロウまで…」 地面に伏した三人の戦友の姿を確認し、トムは額を手で覆う ただの戦友ではない。世界十三乳連盟の仲間。仰ぐ旗こそ巨乳と貧乳、なんでもいい、と差こそあれど 彼らは二つの組織を共有する文字通り同志だったのだ 仇は打つ。そう決心し、敵に向かい合う 「アナタ、トムね」 「トムデース」 「凄いわね。ローズガーデンでこの辺りは誰も近づけない迷宮...
  • 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド 最終章 第六話~
    「みんな…逃げて…」 パイソンの腕の中で満身創痍のアリスは声にならない声をあげた 「な…ワンダーワールド…彼女たちは…!」 「あら。アリッサは優しいのね。けど仲間というのは少なくとも  …最低限の力があるものの事を言うのよ」 唐突に死を与えられた姉妹。好いてはいなかったとはいえ、あまりに突然過ぎる死に アリッサは抗議の声をあげた。が、それに対してワンダーワールドと名乗った少女は 弱いから死ぬ。と笑顔で応じるのだった 「クイーンオブハート?キングオブハート?あの子達もおバカさんね  トランプはトランプでも、せいぜいはトランプの2・5・7.それにハートのジャックよ。  王や女王があのレベルのはずじゃないじゃない」 屈託のない笑みを浮かべるアリスにそっくりな少女 仲間を一瞥することもなく殺した少女に対して、クリムゾンブロウとブラックパイソンは...
  • スコットランド壊滅編 序章
    シルヴィア・フォリナーは窮地に陥っていた 断っておくが、彼女は強い。特筆すべき能力は特に持ち合わせていないが それ故に全てがまんべんなく極められたオールラウンダーである どんな状況でも戦えるのが彼女の長所であり 情に流されやすい部分が、数少ない短所と言えよう (戦場以外では、強すぎる結婚願望故にやや打算的な男性観等も存在するのだが) そして現在、シルヴィアは見た目が明らかに子供で なおかつ、仲間であるアリスに何処か似た少女 アリスナンバーズの一人に騙され、捕まってしまっていた ナンバーズの事は、事前に知っていたとはいえ 「逃げだしたい。もう戦いは嫌!助けて!」 と言われた為、シルヴィアはあっさりそれを信じてしまったのだ 「アハハハハ!バーカ。十六聖天ってのはお人好しの集まりね!  こんなのにネームレスワンはやられちゃったの!?バッカみたい!  あなた...
  • 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド 最終章 第五話~
    「あら。誰かしらおじ様達は」 「リーザロッテ、このおじさん達は十六聖天の方だよ」 「あらあら。増援といったところなのかしら」 「大丈夫さ。すぐに済む」 そう言い、エルフリーデが手をあげると、千の刃が二人の戦士に降り注いだ だが、デスメタルの後ろに立つ男―ブラックパイソンが口から吐き出した飴玉が 一つのナイフにぶつかり、軌道を変えると、すべてのナイフは空中で衝突し 一本たりとも彼らには命中しない 「ホント、すぐ済みそうで何よりだなァ?」 「ガキ、訂正しな?オジさんじゃねェ。お兄さんだ」 「お兄様なら尚良し、だぜ?もしくは兄チャマか兄やだ」 「こ…このオヤジ!」 「ば、馬鹿にするな!」 「口の聞き方を理解してねーお子様には、お仕置きが必要だなァ」 「ほう。ならば我々も混ぜてもらおう」 デスメタルと次郎、そして沙羅を抱えて二人はその場から大きく跳躍...
  • 十六聖天外伝 残光 ~アリス・ザ・ワンダーワールド~ エピローグ1/2
    エピローグ その後、クリムゾンブロウ、ブラックパイソンの両名はワンダーワールドとの戦いで戦死 能力“ワンダーワールド”に飲みこまれた彼らの遺体は、現在に至るまで回収されていない また、時間連続体や次元連続体に干渉する能力なのか 時間・次元方面からの救出・回収も失敗に終わっている この戦い後、ワンダーワールド・ジークフリード・クリスタル・アリッサは十大聖天に所属 十六聖天との激しい戦いを繰り広げることとなる デスメタルの手に残るは、次郎にもらったぬいぐるみ、豚メタル 死の間際、戦場に置き去りにされていたこれを、ブラックパイソンが偵察任務に就いていた半蔵に 敵の秘密と共に託した物だった この後、デスメタルは自分の弱さを恥、さらなる力を身につけるべく アルハザード・インペールメントを使役するに至る 十六聖天上位陣に匹敵する力を持ち、聖天位引き上げも検討されたが...
  • 十三話
    「てめぇ!何しやがる!ぶち殺すぞテメェ!」 「口が悪くなったな、シアルフィス」 「…誰だテメェ!」 『これは…この気は…まさか姉上!?』 『任務御苦労!我が妹!』 ワーッハッハッハと豪快な笑い声を放つその剣こそキャリバーン そしてその剣を所持している騎士は金色の鎧を纏っていた そして黄金の騎士は神鳴る力を振るいジークフリードと共に海面に消えた アロンダイトには、騎士は一瞬、ジョンに向けて微笑んだような気がした そんなアロンダイトの側に、何かが落下してきた 軽やかな着地音と共に、現れた小さな影は、アロンダイトとジョンに向い優しく微笑み 「ヤレヤレ。出番を取られた楠。せっかく久しぶりにコレを使えると思うたんじゃが」 『主人よ。正直起こされ損な気がしてならぬ』 「汝は寝過ぎじゃ」 『その剣は…天之尾羽張様…!という事は』 「よくやったの。そなたらは...
  • プラグイン/ニュース
    ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 ドラゴンクエストけしケシ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」 - 川崎経済新聞 【グランサガ】リセマラ当たりランキング - グランサガ攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】隠しイベントの発生条件と効果まとめ - Gamerch(ゲーマチ) 「Wiki」創設者のPC 競売に - auone....
  • 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド序章~
    その日は酷い嵐だった… 次郎の手に握られた刀が、そして地面に散らばった鏡の欠片が、稲光を反射して青く光る 眼前には、戦闘能力を奪われた無力な少女 「アナタなんかに…!アナタなんかに何がわかるの!?」 「わかんねぇよ」 地面に手を伏せ、泣き続ける少女の言葉を、次郎はあえて突き放す 「…勝たなきゃ意味がないの!アリスはその為に…その為につくられたの!!」 そう叫びながら、散乱する鏡の欠片を手にした少女は次郎に体当たりをする 「…だからってお前は自分を信じてた仲間を裏切るのか?アリス、俺はお前が背負ってる物 が  何なのかは知らねぇ。事情もしらねぇ。けどな…」 欠片を押しこまれ、傷口からさらに血が流れ出す。だが次郎はその痛みに耐えながら言葉を 続ける 「仲間ってのは…仲間ってのはどんな事があっても裏切っちゃなんねぇん...
  • 黄金の瞳の少女 ⑥
    「っ!」 1人ナナエルを探し果て無き森を彷徨っていたギデオンはついにその手がかりを見つけた 「誰かが次元を超えて入ってきやがったな」 森の中、突如発生した次元振動の波を感じその手がかりの元に瞬時に移動する 「お前は・・・ワンダーワールド!」 そこに在ったのは赤いエプロンドレスをボロボロにして肩で息をするワンダーワールドの姿であった 「あら・・・ハァハァ・・・見つかっちゃった・・・みたい・・・ハァ」 (どーゆう事だ?こいつがこれ程やられているなんて) クリブラをものの10分足らずで倒した程の 正直自分も完全には勝てる自信が無い相手のボロボロの姿にギデオンは驚きを隠せなかった 「・・・フゥ、何か御用かしら?サングラスのオジさん」 ワンダーワールドは息を整え珍しく虚勢を張るようにわざとらしく余裕を見せる 相手は疲れている。今なら勝てる見込みはかなり高いはず― そんな思い...
  • 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド五章後編~
    (…スコットランド流の闘気…アレ…クサー…?いや、違う…) 自分を抱き上げている騎士は、全身を青く光る甲冑に身を包んでおり誰なのかわからない だが、エクスカリバーは何か懐かしいものをその騎士と、その剣から感じていた 肩から噴水のように血をまき散らしながら レミーは狂ったようにのた打ち回る 「え…?え…?ボクの腕…?ボクの腕がアァァァ!」 「君は調子に乗りすぎたんだよ。僕にも兄妹は沢山いるし、本当に五月蠅い子達だけど」 <それに手をかけるなんて、全くもって、クールじゃない。と言いたいのであろう、マスタ ー> 「え、あぁ…うん。よくわかるもんだね」 <無論だ。で、アレはどうするのだマスター。どう見ても“くーる”ではないぞ> 聖剣が促す方向を見ると、なるほどクールじゃあない。 美少年といっても問題なかったレミーの顔は怒りと憎悪でゆ...
  • 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド三章後編~
    その場には傷ついた女、水を操る少女。そして一匹の獣がいた。腐っても聖天に身を置く身 水を無効化され白兵戦に持ちこまれたネリーに勝ち目はなかった。鎖につながれた鎌が金色に光る だが、次の瞬間、田中茂の身体は吹き飛ばされていた 「茂さん!」 「大丈夫か。ネリー。私の妹を良いようにしてくれた罰だと思え、人間」 「アリッサ!きてくれたんだね」 「よくも…!よくも茂さんを!」 「しまった、アリッサ!」 アリッサと呼ばれた、アリスに似たツインテールの少女に向けて、ゴールデンアイを放つ ネリーの虚を完全についた攻撃。だがアリッサと呼ばれる少女には何の効果もない 「茂というのは、そこに転がっているボロ屑の事か?」 ネリーの足もとに転がっていた鎖鎌が蒸発する 「空間ごともお前の光を燃やした。こんな風に、な。所詮その程度の光だという事だ。無駄 な抵抗はや...
  • 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド 最終章 第三話~
    「やった…!」 真境名 沙羅の能力である『ジェミニエンジン』人格を持ったドッペルゲンガーとも、守護霊とも呼ばれる「姉」が 前面の銃撃に気を取られているリーザロッテの虚を付き、背面から手榴弾を投げ込んだのだ 結果、それは成功した。これ以上ないタイミングで… 勝利を確信した沙羅の目の前で、爆煙が、風に揺られ消えていく 「うそ…!?」 「ホ・ン・ト」 沙羅の、そして姉の四肢が切り裂かれる リーザロッテは巨大な盾に身を守られ、健在だったのだ 「危なかったね。もう少しでそのキレイな顔に傷がつくところだ」 「助かりましたわ。ありがとう、エルフリーデ」 リーザロッテを守っていた盾は、トランプになり突如現れた少年の手の中に納まる 女王を腰に抱く少年―実は双子であり、男装の少女なのだが― は、女王と熱き口づけを交わすと 地に伏せる沙羅を見て笑う ...
  • 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド三章前編~
    「ふふ…」 ナナエルは嬉しかった。あの冷たかった兄が、今では照れながら十六聖天の仲間の為に行動 していることが それが何より、彼女には嬉しかったのだ 兄に言われたとおり、彼女は徳間の元に向い、彼に財布を渡す 「徳間さん。ご無沙汰しております」 「こいつはナナエルさん。私なんぞに何か御用ですか?」 「えぇ。兄が徳間さんにコレを、と」 「コレは…財布ですか?」 「ええ。次郎さんに渡してあげてほしいと」 なるほど、と徳間は思う。あの様子ではそろそろお金も尽きるだろう この二人は任務があるから、直接手渡せない。だから自分にして欲しいという事なのだろう 「しかしナナエルさん。私は…」 「見た目が怖いし、何よりあの場の空気を壊しそうで怖い、ですか?」 「…ええ。正直私なんぞが近づいていいものか」 やはり、この人は見かけによらず優しい人なんだ。そう思...
  • 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド一章~
    「ねぇ次郎。ねぇ次郎。ねぇってば!聞いてるの!?」 「あ…。悪ィ。何だ?」 「も~ぅ…知らない!次郎のバカ!」 次郎の隣を歩く少女、アリスは顔を膨らませつつも、何処か楽しそうだ 「次郎様、女の子と出かけている時に余所見は失礼だと思います」 『次郎はいつも食べ物の事ばかり考えている』 アリスの反対側から次郎に声をかける少女 彼女の名は真境名 沙羅。かつて次郎に助け出され、次郎にだけ心を許していた少女。 そして後ろから看板をブンブンと振っている黒い塊。一見すれば歩くゴミ袋 十六聖天の死霊使い。デスメタルである 二人はアリスと次郎に付き添いとして、この場に馳せ参じていた 事のあらましは、一か月前、聖天達に重大な悲劇を起こしたアリスの暴走 そしてその時明らかになった、アリスの素性が原因である 本来ならば、アリスは事後、処分さ...
  • 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド 最終章 第二話~
    <次郎!次郎!> 「次郎様…!次郎様…!」 「へ…何てこたァねェよ…」 「あら強がり。けど凄いわァ…。よくあの体勢から二人も庇えたわね。死角なんてないはずなのだけれども」 豪奢なドレスに、くるりと髪の毛をロールさせた少女―リーザロッテは笑う 二人の少女をかばい、自身の能力、クイーンオブハートの槍で射抜かれた次郎 もし次郎が万全なら、誰一人傷つかず、この目の前の少女を当て身で倒していただろう だが、二人の少女を庇った時、一ヶ月前アリスに刺された傷が呻いたのだ 高速の攻撃一瞬の隙は致命的である。その隙が次郎を 標本の虫ように、地面に串刺しにさせていた 次郎は体を貫く熱いモノと、血液の流出から来る寒さ、真逆の感覚に耐えながら思考を巡らす 何故、もっと早く気付かなかったのか、と。もっと早く気付けなかったのか、と 「うふふ…まぁいいわ。あなたイイ男だしトドメ...
  • 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド 最終章 第四話~
    「ボクの…キングオブハートの…女王を守る盾が切り裂かれた?」 <ハアァーッ!> そんな声を余所に、裂帛の気合いを込めた一撃を繰り出すデスメタル 彼女は何も、沙羅が戦っている間に震えていた訳でも、怯えていた訳でもない この場所は、異常なまでに魂や霊子を感じられない。感じられないというより、無と言っていい それらを使い戦うデスメタルに、戦う術など本来なかった だが、先ほどから少量の霊魂や魂が見受けられていた。それらは、徳間が、カイザーが、ギデオンこと木下が そして十六聖天の仲間が倒した敵の魂。ごく僅かとはいえ、彼女はそれを使い、スラッシュメタルを召喚したのだ 「ありえませんわ。データによると、この子にそんな力があるはずは」 <うるさい。これ以上誰も傷つけさせない> リーザロッテが驚くのも無理はない。彼女の身体能力は、同じ年の子供と同じくらいか、それ以...
  • 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド 最終章 第八話~
    「トム、お前ガキと次郎連れて“飛ぶ”くらいの力は残ってるんだろ」 (正直立ってるのも限界なんだよ。ガキの前くらい格好つけさせろ) (出来るだけ時間は稼ぐ。頼んだぜトム) (ソーリー…ブロウ、パイソン。マイフレンド…) 「そういう事だ。行け」 念話を終えたトムが、傷ついた仲間に向き直る 「デスメタル、アリス。次郎をしっかり固定してくだサイ。跳躍シマス」 「え…」 「ブロウとパイソンは…?」 「こんなヤベーのほっとけねーだろ?」 「そういうこった。お前らがいると足手まといなんだよ」 「無理よ!あの子に勝つなんて…!トムですら無理だったのに!」 「おいおい、アリス。聞いてたろ。トムは油断してたんだよ。油断してるトムなら俺たちでも倒せるさ」 「嘘!ねぇトム!二人を止めて」 「ソーリー…」 「デスメタルもなんとか言ってよ!  …デスメタル…?」 デ...
  • 体長4センチVS175センチの戦い
    <我が名はオケアノス。水の申し子なり> 「なんて重い一撃。これが野生の力アルか」 <ほう。我が尾びれの一撃に耐えおるか…。やりおるわ十六聖天> 「何を言っているかはわからんが、こいつ出来るネ。我が一撃をくらうアル」 <何と…。わが身に肉薄した…!?こやつ…!」
  • 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド四章前編~
    「沙羅双樹の華が散った、か…」 最後の100円硬貨は無情にも、鋼鉄の箱に飲み込まれていった。何の実りもなく。 ビッグバンの衝撃に匹敵する程のダメージを受け、がっくりと肩を落としながら 次郎は、背後からその様子を見ていた少女達に向き直る 「次郎のバカー。サラとデスメタルが可哀想じゃない!」 『…別にいい』 「気にしないでください」 ウサギのぬいぐるみを抱きながら、不甲斐ない次郎を責めるアリス 小刻みに震えながら、どんな闇よりも暗いオーラを放っているデスメタル 一見、笑顔に見えるも肩を震わせ、よく見ると瞳を潤ませている沙羅 何とも居た堪れない気持ちになり、どうしたものかなと思案していると 次郎が先ほどまでプレイしていたクレーンゲームの台に、若いカップルが硬貨を投入し あっさりと人形をゲットして去っていく それが引き金となり、小刻みに震えていた黒い塊か...
  • 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド 最終章 第一話~
    すさまじい轟音と震動が次郎と沙羅、そしてデスメタルを襲った 空が赤く、紅く燃えていた 先ほどから銃声や爆発音が断続的に聞こえていたが 今度は空が燃えている 「次郎様」『次郎』 と、二人の少女が次郎に身を寄せる 「さっきの違和感の正体はコレか?いや…」 「なんにしてもアリスと徳間サンが心配だな」 「あら…自分の心配をした方が良いんじゃなくって?」 「…あぶねぇ、お前ら!」 「次郎様!?」<次郎ォーッ!> ―無敵戦艦 殲台 ブリッジ 「市長閣下、ご無事ですか」 「私は最後でいい。皆は無事か」 「はッ ジーク宮城」 「難儀なものだな、市長というものは」 「言うなよ北極熊。兵が見ている」 ほぼ全ての武装が使えない状態とは言え、この無敵戦艦を一瞬で落とすとは アデリーペンギンは内心恐怖していた 余談だが、アデリーペンギンはこの...
  • 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド~ 番外編 北の勇者
    徳間の正確な射撃は、周囲を囲んでいた敵兵士を正確に射抜き 敵の包囲網に穴をあけていた 「アキタロー!」 「お嬢、お怪我は?」 「んーん。アリスは平気」 「そいつは良かった。話は後にして今はここから抜け出しましょう」 「うん!」 アリスの元気な返事を受け、徳間達は敵包囲網を突破する 逃走中に簡単なトラップをいくつか仕掛けておくのを忘れない 「けどアキタロー。どうやってアリス達の場所がわかったの?」 「…と、言われますと?」 「アリス達、たぶん空間ごと何かの干渉を受けてたはずなんだけど…ってアレ?」 そういえば、さっきまで感じていた違和感が今は一切ない。他の生物の気配もする。何だったんだろう 「私は普通に、お嬢の持ってらっしゃる発信器を便りに来ただけですよ」 「なんと、それでは機械的なものが今は使えるということですな」 ペンギン...
  • 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド六章前編~
    「あれネリー。ひょっとしてレミー死んじゃった?」 「うん、そうみたい」 「構うな。あんな下衆、死んだところでマイナスにはならん」 「そぉだね~」 「ボクのバンダースナッチもやられちゃったみたい。あ~ぁ。今回はボクはここまでかなぁ」 「大丈夫、後はアタシ達7人で片づけるから」 「私も頑張るよ~」 「あの女より優れているところを見せねばならん。行くぞ」 「ん~…?」 佐藤次郎はその身体に僅かな違和感を感じていた 本当に僅かな、次郎ほどの修羅場を潜った男ですら、錯覚と間違えそうな違和感 「アレ?どしたの次郎?」 「どうかなされたんですか?次郎様」 『次郎、年頃?』 先ほどから頭を捻っている次郎を心配して、三人の少女が下から顔を覗き込んでくる もっとも、このうちの一人。歩くゴミ袋とまで言われるデスメタルに関しては 次郎は男と思っているのだが…...
  • 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド三章中編~
    一見、おとなしそうな美女に見えても彼女は 聖天位に属する女性、七位 ナナエル・リキテンシュタインである 背後に殺気を感じた瞬間素早く飛び素去り、そのゴールデンアイは背後の敵を焼いたはず、 だった 「ハイ残念~。ウン、けどおねーちゃんも強いんだね。クリステルと戦った聖天も凄く強か ったって聞いたよ」 何事もなかったかのように、ポニーテールを風になびかせながら少女は笑う 少女のその顔、そしてその声もアリスに何処か似ていた 「別の聖天…?まさかお兄様が…?」 「うん、そーだよ。カイザーさん。凄く強かったらしいね。ギデオンって人も一緒だったみ たい」 「…そんな」 あの兄とギデオンが負けた?そんなはずがない。あの二人が負けるはずがない そう自分に言い聞かせる。こういう時、兄ならばまず心揺らぐことなく目の前の敵を倒すは ずだ 話はそれからだ。それ...
  • 黄金の瞳の少女 ②
    「私はあなたとお話したいわ、黄金の瞳さん」 「!?」 ナナエルは自分が指定され一瞬ドキリとする 自分の能力に自信はある。だが相手はあのクリブラを10分足らずで倒した程の化け物だ 正直言ってまともに戦って勝てる相手とは思えなかった 「本当に話すだけってんなら構わないぜ」 その時彼女の緊張を気遣ってかギデオンが割って入る 「本日はどういったご用件かな?お嬢ちゃん」 こう言う時だ 普段だらしなく軽口を叩いているギデオンだが、いざという時になると頼りになる そんなギデオンに時々ドキッとしてしまう自分がいる事に最近ナナエルは気付いていた 戦いになってもきっとギデオンに助けてもらえる そう思った時、その安易な気持ちを打ち砕かれる一言が発せられた 「ここじゃゆっくりお話も出来ないわね。場所を移しましょう」 「え―」 その瞬間、ナナエルはワンダーワールドと共に世界に溶け込むよ...
  • 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド四章中編~
    「あぎだろぅ~…!」 次郎が名を呼ぶより先に、彼に気付いたアリスが泣きながら、彼の名を呼ぶ 彼の名は十六聖天十六位・徳間秋太郎。武器と軍隊格闘術のエキスパートだ 「徳間サンじゃねーか。あぁ、アリスの警固かい?」 「次郎さん、財布、聖天本部にお忘れでしたよ」 ん?なんだそりゃ。と言いかけた次郎に徳間は耳打ちし そっと次郎に財布を手渡す (次郎さん、合わせて。ナナエルさんとカイザーさんからです) (アイツ等が…。ありがとよ、徳間サン) (いえ、お気になさらず。お礼なら彼らに) (そう、だな) 仏頂面の兄と、その横で愛想笑いをしている妹の姿が脳裏に浮かび、次郎は心の中で礼をす る 「頑張って、次郎さん」「気にするな」という声が聞こえた気がした それらに「ああ」と返事をし、次郎は泣きじゃくる三人に向き直る 「おう、お前ら待たせたな。...
  • 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド五章中編~
    宮本武蔵と佐々木小次郎…岩本虎眼と伊良子清玄…歴史上、達人であれば達人であるほど その勝負はあっけなく、一瞬の迎合で決着がつくものである 今ここで繰り広げられた戦いも、まさに「それ」であった 「無念…じゃ…」 エクスカリバーの細く、小さな身体が地に沈む 彼女の周りに広がる血溜まりから、彼女が戦闘不能になったのは誰の目にも明らかだった 「弱いとは言うまい。だが所詮、主なき聖剣ではこの程度、か。哀れだな」 <あらジーク。もう良いの?この子殺さなくても> 「構わん。無駄足だったな。アレクサーが健在なれば楽しめたのであろうが」 <そっか。けどアタシもその方が嬉しいかな。出来れば生き延びな、ね?エクスカリバー> 今は亡き宿敵を思い浮かべ、ジークフリードは深紅のマントを翻し、その場に背を向ける せめてアレクサーを倒したという男がいれば、楽しめた...
  • 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド六章後編~
    「アキタロー…」 「アリスちゃん、大丈夫よ」 「うむ。彼は死にに行くような男の目ではない。君が信じてやらなくてどうするのだね」 「…うん」 無敵戦艦・殲台。ブリッジから地上に一人「いい考えがあります」と、乗船時に狙い撃ちされるのを避けるため 足止めに残った徳間の無事をアリスは祈った (大丈夫だよね、パインサラダ食べるって約束したもんね、アキタロー…) 「市長閣下、前方に熱源反応アリ。如何しますか?」 「反物質砲は使えるか?」 「現状県庁部分だけで飛行している殲台は予定戦闘能力の3割にも達していません」 「本艦の粒子加速器はまだ完全稼働には至っておりません。城塞都市とドッキングしない事には…」 「…泣き言を言っても始まらんか。艦首対星回転衝角起動。1500mm爆裂徹甲弾装填急げ。振動粉砕障壁展開  陽電子破砕砲、原子核熱戦砲、アトミック冷線砲、今使えるもの...
  • 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド四章後編~
    次郎達の背後で彼らをジッと見つめているモノ 彼女こそ、聖剣エクスカリバーと呼ばれ、その名を広く知られる聖剣の精である 「むぅ…ワシも混ざりたいのじゃ。じゃが流石に今飛び出すと、あまりに空気の読めてない 子じゃしなぁ…あやつらめ~…!」 彼女が一人影からコソコソしている事のあらましはこうだ 「むぅ。ジロウ。ワシは暇じゃ。遊ぶのじゃ。そうじゃな。今日はオセロ等を所望したいぞ 」 「ん?オセロは嫌か?なら七並べでもよいぞ!ババ抜きはすかん。あれは実力など関係ない からの…ん?」 「おぅバァさん。ジロウなら今出かけたトコだぜ」 「おぉパイソンか。そういえば今日は人がおらんのう。ジロウ達は何処へいったのじゃ」 「同志はお嬢さん方のエスコート。いねぇ連中は大体がその警護ってトコじゃねぇかい?」 「なるほど。例のアレか」 近頃、彼女はマスター...
  • 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド二章前編~
    「おや、兄さんも行きはるんですか? 困ったわぁ…。兄さん行きはったら、本部の守り手 おらんようになって ウチが残らなアカンやないですか。万が一の時は格好よく登場したろ思うてましたのに」 「…HAHAHAHA。トムデース」 皮肉たっぷりに攻撃ならぬ口撃をしてくる西園寺から、逃げるようにトムは姿を消す 「変わったな、カイン…兄さん」 人類最初の罪人であり、自分からめったに動くことのない兄が、今仲間のために行動してい る そんなトムを見て西園寺は、人は変われるのだな、笑みを浮かべ、トムが向かった先…次郎 達が そして仲間達が居るであろうう場所に目をやる これは次郎の人徳がなせる技なのだろうか…。恐らくはそうではあるまい。次郎の、そして 皆の善意が伝染し、広がっているのだろう ここにきて、十六聖天という組織が初めて一つになり、そして平和に向けて歩...
  • 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド二章後編~
    (しかし…この少女。何処となくアリス・ザ・ミラーに似ている。なんだというのだ?) 「アリスとボクが似てるって思った?思ったよね?思ったって顔してるもん」 「…!」 眼の前に立つ少女はカラカラと自分を見て笑っていた。その声はおろか話し方までアリスに 似ている だが、アリスに似ていようが、似ていまいが目の前に立つ以上、それは敵 排除する。カイザーはそう決意を固めた矢先 「ったく、テメーは相変わらずツンツンしてるねぇ」 空間が揺らぎ、一触即発の二人の間に突如一人の男が割り込んできた 十六聖天四位 ギデオン・トリプルプレイ・グランドスラム、その人である 「貴様…木下。こんな所で何をしている」 「ギデオンだよ!なんでそんなに広まってるんだよ!」 「ギデオン・トリプルプレイ・グランドスラム、だよね。アナタの事もちゃんとデータに入 ってるよ」 「...
  • 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド六章中編~
    「あっれー おかしいなぁ。ここ来た時こんな場所だったっけ…」 余り外に出ない上に、この国の人間ではないアリスは、正直地理に疎い 迷子になること等は日常茶飯事なのだが、何となくいつもと様子が違う 何が違うというと変なのだが、何となく周りの景色が違う気がするのだ そういえば、まわりに人はおろか生物の気配が一切ない なんだろうコレは。その事実に気づいた時、アリスの顔は緊張で強張る 「ん?あれ。アナタどうしたの?大丈夫?」 「わぁ!」 「キャア!」 生物の気配がないと思った矢先、いきなり声をかけられたアリスは、思わず大きな声で叫ん でしまう それに釣られ、自分に声をかけてきた女性も大きく尻持ちをついている 年は二十代半ばを過ぎた辺りだろうか、とんでもなく巨乳である というか、アリスはこの女性の事を知っていた。本屋の巨乳お姉さん「まこと」である 「...
  • 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド五章前編~
    「で、お主らは何者じゃ?何故次郎達をつけまわす?」 「…所詮私達は出来そこないだっていうの…」 「何の話じゃ。ワシはそんな事は言うておらん。それにお主ら、出来そこないという程弱く もあるまい」 目の前で泣きだしそうな顔をしたため、つい彼女は敵を慰めてしまう 元々彼女は、恋仇であるはずのアリスやデスメタル、マキナ等の十六聖天の幼子達に フィンランドサンタ郵便局の「サンタさんからの手紙」などを、実費で申し込むような、優 しく面倒見の良い女性なのである 「…敵である私達を慰めるなんてバカじゃないの…」 「そうかもしれんのぅ。損な性分じゃて」 そう言いながらニコリと微笑む剣精に、アリスに似た少女は呆れ笑いを浮かべ、口を開く 「私達はナンバーズ。アナタのお仲間の出来そこない。私達を倒したからって安心しない方 がいいよ」 「そう、名前を許された他の兄妹...
  • 十六聖天外伝 残光
    十六聖天外伝 残光~序章~ 説明文 十六聖天外伝 残光~第一章~ 説明文 十六聖天外伝 残光~二章・前篇~ 説明文 十六聖天外伝 残光~二章・後篇~ 説明文 十六聖天外伝 残光~三章・前編~ 説明文 十六聖天外伝 残光~三章・後篇~ 説明文 十六聖天外伝 残光~四章・序章~ 説明文 十六聖天外伝 残光~四章・前編~ 説明文 十六聖天外伝 残光~四章・後編~ 説明文 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド序章~ 説明文 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド一章~ 説明文 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド二章前編~ 説明文 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド二章後編~ 説明文 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド三章前編~ 説明文...
  • 三話
    ミラーパレス。アリスの言葉が終わると同時に ワンダーワルドは見知らぬ場所にいた 直前のアリスの言葉を信じるならば自分の使う“ワンダーワールド”と同じく アリスが生み出した世界なのだろう 四方が鏡張りになっていて、どこを見ても自分がいる。 「不愉快ね」 「ここはアリスの世界。鏡の城。全てが偽りで全てが本物の世界」 全ての鏡に突如現れたアリスは、ワンダーワールドにそう告げた それを受けワンダーワールドは大きく口元を歪め 「ならその世界を壊してあげる。グリフォンの最大出力でね  …ギガンテックフェザー!」 アリスの生みだした世界だというのならば、外部の影響を気にする必要はない 出力を絞った先ほどと違い、偉大なる翼の王の羽ばたき―何物をも粉砕する時空振が鏡の城を粉砕する …事はなかった。 「…どういう事!?ホワイトラビット!キングオブハート...
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