十六聖天 @ ウィキ内検索 / 「闇伝 外道対外道」で検索した結果

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  • 闇伝 外道対外道
    日本某所にある、とある高校・・・便宜上A高校としておこう。 終業を告げる鐘が鳴り響く。学生のほぼ全てが待望する、放課後の訪れだ。 校門を潜り、放課後を校外で過ごす者、即帰宅する者。 その波の中に、彼・・・中村回答もいた。 「じゃあな、いっけい、華京院さん」 「ああ、また明日な回答」 「御機嫌よう、中村さん」 学友と別れ学び舎を後にする回答が目指すのは、もちろん家路・・・ではない。 人通りのない、否、人払いがされた道に、黒塗りの外車が停められている。 「お待ちしておりました、社長。今日はどちらへ」 「『奴ら』にコンタクトを取る。出してくれ」 「御意に」 この瞬間、回答は一介の高校生から、殺人公社「ダンタリオン」社長に『戻る』。 彼の真の姿は、プロの殺人屋にして、社会の闇に生きる者を束ねる若き長。 父であり先代社長である問答を亡くしてよりその職を引...
  • 闇伝 外道対外道9
    「のぉうぉわああああぁあああぁぁぁぁぁぁあああああ!?」 「くそっ! 早すぎる!」 襲撃は、轟音と共に訪れた。 弾丸、否、弾丸のような「何か」が雨霰と降り注ぐ! 「ちぃっ! この嫌な感じしかしないこの飛礫・・・あの人か!」 「そうよぉ! 久しいなぁ御曹司ぃ!」 当代派4名を出迎えたのは、周囲を取り囲む腕の立つ暗殺者と、異様な長さと造形の妖刀を携えた、一人の男。 三本槍が一人、錦織誠実、通称ニシキ。 先代派の中でも特に殺人狂からの支持が高い、狂気の果てを見てきたとされる漢である。 「どうしたよ御曹司? そんなところで何してるんで?」 完全に出足を挫かれた。 意図したことか偶然かは分からないが、まさにこれからというタイミングだった。 「・・・こうなった以上は、仕方がない」 「ですが社長! 相手は大旦那様と互角、それに周りはこの状況、圧倒的に不利...
  • 闇伝 外道対外道6
    「・・・何だと!?」 「間違い、ありません。彼ら3人の乗った飛行機は何者かにより爆砕、乗員乗客の生死不明、とのことです」 征雄のエージェントたちを乗せた飛行機が狙われた・・・これは故意か? 偶然か? 「しかし、自爆テロたぁやってくれるな。さすがに人員に事欠かないってことは爆弾抱えて  鉄砲玉に仕立て上げるくらいは屁でもねぇってか。さすがは血も涙もねぇヤツラだ」 「・・・それに関しては、我々も悪し様には言えまい。だが、これで向こうを叩く手段は無くなった、か」 「思いっきり、裏目っちまったなぁ社長。これでやっこさん達、余計に勢いが付きますぜ」 「社長・・・どうされますか?」 キートンと殺人を前に、回答は思案する。 先代派がこれで勢いづくということであれば、確かにこちらとしてはやりにくい状況にはなるだろう。 だが、逆に言えば後の先を取ることさえ出来れば、逆転の余地は残さ...
  • 闇伝 外道対外道3
    ダンタリオン先代派の撃滅(あわよくば全滅)の任務を請け負って早20日。 これまでにも散発的な襲撃はあったものの、特別大きな動きがないままに、 襲ってきたチンピラまがいを生塵に変えながら、征雄の二名とちびっこ一名は ほぼいつもどおりの日々を過ごしていた。 「さて翠、多分オマエのことだから気づいてないだろうことを話すが、いいか?」 「おうなんだ? おれはこの生意気なチビッコに卍固めをかけるのに忙しいんだが」 「いたいわ! はなせ! しねこのばかにぃ!」 「はっはっは、暴れると余計に極まるぞ~? そろそろギブか? ん?」 「・・・いい加減にしろこの阿呆が」 苓は実に冷静に、かつ正確に、愛銃「ヴァンデッタ」で翠の眉間を打ち抜く。 「いや~すまんかった。で、話って何だ?」 「ああ・・・よくよく考えたら、おかしなことに気付いた」 「おかしなこと・・・とは、何ですか、...
  • 闇伝 外道対外道5
    「さて・・・間者の報告によれば、懸念の一つであった赤婆の犬どもは離脱したそうだ」 「ほう。それは残念・・・赤婆の肝煎りというから、期待しておったがの」 「まぁ、それはいいでしょう。邪魔者が減ったというのは実に都合がいい。  肝心要は、あくまでも御曹司の始末だ」 「少数の手勢でよくやるものだよ。流石は親父殿のカリスマ性を引き継いでいるだけのことはある」 「だが、とはいえ所詮は多勢に無勢。どこから調達してきたかは知らんが、雑兵でも数があれば  何処に落ち延びようとも無駄なことよ」 「しかし・・・ヒガシよぉ、あの数、どこから引っ張ってきたんで?」 「私にも、それなりの伝手というものがあるのだよ。今はまだ、明かせんがね」 「まぁいいや。俺はやりたいようにやれりゃ、それでな」 「ダンタリオン」最高幹部にして最大戦力である「三本槍」。 いずれも前社長中村問答に劣らぬ実力の持...
  • 闇伝 外道対外道8
    遙かなる大草原に高校生がひとりと中学生が一人。 苓と杷羽は、まずは移動しないわけにはいかないということで一路西へ向う・・・のだが。 神速のクイックドロー。響き渡る銃声。無人の荒野に復讐の咆哮が迸る。 驚いた野鳥が一斉に飛び立ち、静寂の大地は大自然の喧騒に包まれる。 「・・・さっきから、何故後をつけてくる?」 そこに居たのは。屋外活動しやすそうなカスタマイズはされているが、明らかに場違いな修道服の乙女である。 「えぅぅ・・・そういうのは、せめて威嚇射撃をする前に仰って頂きたかったです・・・こわかったよぅグスン」 「目的は何だ? 事と次第によっては」 「とりあえず銃を降ろしていただきたいのですぅ! それが私の最初のお願いですぅ~~~!」 「・・・やりにくいな、まったく」 こういう得体の知れない相手を担当するべき翠が居ないと、話を進めるのが面倒で仕方がない。 ...
  • SS(18禁)
    ...場人物 : 闇伝 外道対外道10-幕間- 注意:18禁 作者:外道あき 登場人物 : いっけい伝説 覚醒する血筋 注意:18禁 裏六位、明楽いっけい。エースとの戦いで心に傷を負った男は再び立ち上がる 登場人物 : いっけい壊れるの章 注意:18禁 登場人物 :
  • 闇伝 外道対外道4
    独逸郊外、世に黒き森(シュバルツバルト)と呼ばれる深き森林地帯。 この地を拠点に西欧州の暗部を牛耳っていた結社「アポカリプス・ナウ」が かの名高き十六聖天に討たれてから、もうかなりの月日が流れていた。 聖天と幹部「クリフォトの十大悪」との直接決戦により、黒き森の地下にある 広大なアジトも破壊され、もはや組織の再生など叶わぬとまで言われていた。 だが、滅びの定めを己が頭脳と技術により回避し、再起の時を伺う者が居た。 「これでよろしいかしら? アルゲマイネ」 「・・・はぁっはぁ! これならあのアナル野郎やアバズレどもにも、もう  遅れは取らないよぉ! さすがは自慢のババァボディ、腕も絶好調だねぇ!」 「ご機嫌ねぇ。お気に召していただけたようで何よりよ」 アルゲマイネを改造するのも、2度目となればお手の物。 補修のついでに、さらに強化改造を施し...
  • 闇伝 外道対外道7
    都内某所のマーケットチェーン店本部の会計課。ひとりの女性がほくそ笑む。 「へぇ・・・ウチの子を狙うだなんて、大それた馬鹿も居たものね。ま、あの子に手出ししようだなんて  暗殺程度じゃ無理な話よね。その辺はしっかり鍛えておいたし」 愛しい娘は既に、子飼いにしているバイトの馬鹿若干一名に手篭めにされていることはまだ知らない。 「とはいえ、明らかに私への敵対行動よねぇ・・・報復のひとつでもしてやろうかしらね。ふふふ・・・」 「うわ、初峰崎課長、なんか笑ってるよ・・・」 「課長がああいう笑い方するときって、大抵どっかで会計ちょろまかしたヤツが居るときなのよね・・・  ああ、また血の雨が降るわ・・・」 鬼の会計課長、初峰崎朱美が笑うとき、不正会計を行った部署には血の粛清が行われる。 もはやこれは避けられない宿命である。会計課の面々は、不正を行った部署の冥福を祈るば...
  • 闇伝 外道対外道2
    「・・・本当に、あんな者たちで大丈夫なのでしょうか」 「それを言ったら私はどうなるのかね、殺人(あやと)」 「いえ、決してそういう意味では・・・」 側役の殺人の危惧も分かる。見た目はどう見ても普通の高校生2人と中学生1人だ。 だが・・・少なくとも男二人は、「龍迅雀苛」と名を馳せたレディ・ボスのお墨付きだ。 恐らくは心配などするだけ無駄というものだろう。 それに、殺人は別れ際に遠巻きに見ただけだから気付かなかったのであろう。 3人とも、闇に生きる者であれば隠せようもない、血の臭いと死の臭いが染み付いていることに。 僅かな時間の付き合いでも、嫌と言うほどに感じさせられた。 「闇というのは、かくまで深いのか、親父・・・」 彼らと同等か、それ以上の死を演出してきた者たちと闘わなければならないことに、 回答は戦慄を隠すことが出来なかった・・・。 「さて、と。どうするよ...
  • 闇伝 外道対外道12
    全身で、あらゆる物事の向こう側を見通す感覚。 ヴェールの向こうへ、静かに刃を付き立て、切り裂き、押し入る感覚。 目を開ければ、そこには全てが灰色の世界があった。 「・・・っ!? が、は、  はぁ、はぁ、はぁ・・・く、そ、まだ、この程度か・・・」 ニシキとの闘いを経て垣間見た「裏殺し」の一端。全てあるようで何もない世界への侵入。 何もない世界に自分だけが確固たる存在として在ることを常に認識し続けるというのは、 回答が当初想像していた以上に過酷なものであった。 (あの世界が、親父が垣間見ていた世界・・・親父、貴方は、本当に凄い人だったんだな・・・) あらゆる意味で、まだまだ及ばない。そう痛感せざるを得るなかった。 「お、何だよ社長。また特訓か? 目が覚めてからこっち、そればっかじゃねぇか。大丈夫か?」 「キートンか・・・ああ、問題ない。少しでも早く、あの感...
  • 闇伝 外道対外道15
    放水が止む。 周囲全体に張り巡らされた鋼糸に、水が絡み付く。 (至る所に張り巡らされた鋼糸全体に、これだけの分量の放水・・・鋼糸が視認困難という脅威を失い、 さらにこの量の放水を受け止めているとなれば・・・その重量も相当な物のはずだが) (なるほど・・・考えましたね。放水の重量で操者へ心身双方のプレッシャーを与えよう、と言うわけですか。 ですが、それだけではまだ足りない・・・) 親父殿との盟約。 回答に社長の資格ありと判断するならば、「ダンタリオン」の全てを才覚を目覚めさせる捨て駒としてでも、 一流の暗殺者の魂を宿らせよ。さもなくば滅せよ。 息子にすら妥協を許さなかった親父殿の、結局は遺言となったその言葉。 遺言を引き継ぎ、ニシキとウエクサと共に計画を練り、忌むべき鬼畜とすらも手を組み仕掛けた、 一世一代の大芝居。幕引きの時が迫っていることを、ヒガシは感じていた...
  • 闇伝 外道対外道16
    アポカリプス・ネクスターが擁する地下施設最奥、統合司令室へ向かう最後の関門に突入した 苓、杷羽、タマ&武御雷の二名+一本+一匹は、次々とシリンダーをぶち破り襲い来る異形を 次々と撃退しながら先を急いでいた・・・のだが、 「なにこれ!? あっちに曲がったら入る前の部屋に出るんじゃないの!?」 「となると、隠し部屋か、あるいは翠が入ったあの部屋か・・・?」 「むー! むずかしいことはぜんぶおねーちゃんたちにまかせるの!」 ここまで来た中で見てきた壁面は全てシリンダーで覆われており、隠し部屋を仕掛けるような余裕など 有りそうには見えなかったが・・・足音にも気を配っていたが、空洞がありそうな反響音が響いてはいない。 だとすれば、この部屋自体がフェイクか・・・? だが思考は、吼え猛る異形の群れの出現により中断される。 「ちぃ! どれだけいるってんだ!」 「はぁ、はぁ、はぁ...
  • 闇伝 外道対外道18
    太陽の戦神が暁光の中に姿を消す。 それを見送る者の中には、当然彼らも居た。 「・・・素晴らしいまでに、おいしいところは全部持ってかれたな。まさにやりたい放題ってやつか」 「まぁ、我々としても助かったわけだし、良しとしよう」 黒雲が払われ、まるで新世界の訪れを告げるような朝焼け空の下。 彼らの戦いもまた、終わったのだ。 「さて、そろそろ帰るとするか」 「・・・ところで、どうやって帰るのよ? 帰りの便の用意なんてされてなかった気がするんだけど」 「あるいてかえるの!」 「ユーラシア大陸を横断する気か?」 「うれないげいにんふぜいにもできることだから、たまちゃんにだってできるの!」 「まぁアレは若干の飛行機迂回も混じったがな・・・仕方がない。とりあえずは足の確保、だな」 そう言って移動する一団から、翠はひとり抜け出す。 「どうした?」 「あー、なんだ、ちょっと、...
  • 闇伝 外道対外道11
    爽やかな朝を迎えた、イタリアはローマ。 陽気なイタリアンどもが闊歩するその町並みの一角で、フレアリンと杷羽は苓を待っていた。 「少し早く着すぎちゃったカナ? カナ?」 「遅いよりはマシじゃないですか? まだ時間はありますし、ゆっくり待ちましょう」 とは言うものの、家の外では良家のお嬢様そのものにしか見えない外見容姿の杷羽と、 見る人が見れば魅力的なフレアリンの二人が街頭で人待ちをしているその姿は、野郎から見れば 「声をかけないことのほうがむしろ無礼。万死に値する」と言われても反論のしようがないほど。 見れば、誰が最初に声をかけるか、互いに牽制し合い、のっぴきならない状況になりつつあった。 「・・・なんか空気が重い。というか檻に入れられたパンダさんの気分」 「ほへ? 体の調子が悪いのかな? 水道のお水は飲んじゃいけないよって言ったのに飲んじゃったりした?」 ...
  • 闇伝 外道対外道14
    放水が止む。 周囲全体に張り巡らされた鋼糸に、水が絡み付く。 (至る所に張り巡らされた鋼糸全体に、これだけの分量の放水・・・鋼糸が視認困難という脅威を失い、 さらにこの量の放水を受け止めているとなれば・・・その重量も相当な物のはずだが) (なるほど・・・考えましたね。放水の重量で操者へ心身双方のプレッシャーを与えよう、と言うわけですか。 ですが、それだけではまだ足りない・・・) 親父殿との盟約。 回答に社長の資格ありと判断するならば、「ダンタリオン」の全てを才覚を目覚めさせる捨て駒としてでも、 一流の暗殺者の魂を宿らせよ。さもなくば滅せよ。 息子にすら妥協を許さなかった親父殿の、結局は遺言となったその言葉。 遺言を引き継ぎ、ニシキとウエクサと共に計画を練り、忌むべき鬼畜とすらも手を組み仕掛けた、 一世一代の大芝居。幕引きの時が迫っていることを、ヒガシは感じていた...
  • 闇伝 外道対外道10
    「・・・それにしても、居心地がいいとは言えんな」 「そうですね・・・なんと言うか、町なのに学校に居るみたいな、そんな感じです」 苓と杷羽は、タクラマカン砂漠のど真ん中で出会った、天子教騎士団の少女フレアリンに連れられて (というか迷ったところをフォローして)、空を巡ってやってきたのはヴァチカン市国。 ヴァチカン市国。 世界最大規模の大聖堂そのものが国土という、世界で最も小さいながら、世界でも最大級の影響力を持つ国。 静謐にして荘厳なる地上部分の大聖堂こそがその国土の全てであるこの国は、天子教の、天子教による、 天子教のためだけの管理運営がなされている。 ある意味で、最も効率的に管理運営されている国家といえる。極端すぎて他国にノウハウを流用できないのだが。 基本的に天子教の信徒にしか門戸は開かれないこの国を抱える、イタリアの首都ローマに苓と杷羽は来ていた。 ...
  • 闇伝 外道対外道17
    弾ける光球から現れたその姿は、人々からすれば、白き鋼の鎧に太陽の如く光り輝く雄雄しき翼を携えた、 まさしく混迷の大地に神が遣わした太陽の戦神そのものであった。 「・・・すげぇ、なんだ、ありゃ・・・? つかあれランスロットじゃね?」 「お前の言うことは偶によく分からん」 「あれって・・・ロボット? でも、他のに比べると随分小さい・・・」 「でっかけりゃいいってもんじゃない! っておねーちゃんがいってるの」 「ええ・・・それは、まごう事なき真理真実ね」 「何の話をしている? ともかく、もう少し逃げたほうがいいだろう。幸い敵の注意はあれに向いている」 「だな、後はアレに任せるとするか」 天より舞い降りた戦神の中では軽い痴話喧嘩が発生していたが、それもひとまず沈静化。 「でだ麟音、大丈夫か?」 「ええ、もう大丈夫。それよりも、この状況は」 「どう見ても、やったの...
  • 闇伝 外道対外道13
    某所にある総合商社の受付に、やや汚れた身なりの高校生が一人、訪れる。 「そんなカッコで、何のようかな、キミ?」 「『下』に用がある。通してもらおう」 「・・・何の御用かな? そもそも君みたいな子供が来るところじゃ」 「『中村が来た』と伝えてもらおう。それで分かるはずだ」 「はぁ・・・はいはい、分かりましたよ・・・」 受付嬢はぼやく。 何が悲しくて、こんな子供の相手をしなければならないのよ・・・? 全身ついさっきまで喧嘩でもしてたかのような擦過傷と汚れだらけで、とてもじゃないが こんな身なりの子供を上にも『下』にも通しでもしたら、私の首が危ないんだけど・・・ 少年、どうなっても知らないわよ・・・? 「・・・!? は、はい、分かりました、今すぐに!」 受付嬢の顔が、やや青褪める。 「・・・それで?」 「は、はぃぃ! こ、こちらへどうぞォ!?」 声が裏返...
  • 闇伝 外道対外道10-幕間-
    天子教の総本山ヴァチカンの地下、禁忌区画の先にある広大なる地下渓谷。 誰一人としていないはずのその場所の片隅に、男と女が一組。 女、暴食“グラ”ことヴェアトリーチェは、両手首を拘束され宙吊り。 相対する男、森東苓は、その身を悪鬼へと真化させ、人ならざる身と術によりヴェアトリーチェの 全身の自由を完全に奪い去っていた。 「くぅ・・・! どうして、どうして動かないの! 私の体、私の魂なのにぃ!」 「ま、その辺を弄る手管については人間風情に比べれば長けていてね。特にお前みたいな霊素体は特に  手の加え甲斐があるというものでね。さて、それでは、楽しませてもらうとするか・・・」 苓の手が改めて、大きくはないものの女性らしらは主張する、小振りの乳房を揉みしだく。 「くぅ! ん! ・・・ふん、こんな行為の、何が楽しいのか、理解しかね、ますわね・・・!」 「そう言うな。揉ま...
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