闘争バトルロワイアル @ ウィキ内検索 / 「魔法少女(迫真)」で検索した結果

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  • 魔法少女(迫真)
    ゆうさくほど雀蜂に刺された男は居ないだろう。その因縁はすでにホモガキたちの間でも語り継がれている。 そしてスズメバチくんのゆうさくへの執着もそれに違わず強いものだ。 ふたりの因縁は、ゆうさくが生き延びる決意をして数十分も経たずに成就した。 ◇ ビンビンビンビンビンビン 信じたくなかった。 不吉な羽音が、ゆうさくにとっては死の宣告に等しい音が。 まさか、自分の背後から聞こえてくるなんて。 何度、こうしてそれと対峙しただろうか。 そして、何度それに刺されただろう ゆっくりと振り向いた視線の先には、ゆうさくにとっての死神ーー不気味なほど自分と似た人面のスズメバチが、居た。 何度もこいつに殺された。 あまりに多すぎて覚えていないが、少なくともその回数は400000回に到達している筈だ。 「……不安、的中しちゃうんですよね」 ...
  • 参加者追跡表
    ...付けよう! 008 魔法少女(迫真) 037 誰が為に 044 不安という名の影、戦い続けるのさ 061 交わることなき道しるべ 068 I wanna be...(前編) 恩人を護るためにスズメバチに刺されるゆうさく 『虐待おじさん』6 005 無題 016 変身少年調教計画 026 abnormalize 051 ブラックホールバースデイ 065 療養提案おじさん 073 知らぬが仏 『ひで』7 001 悶絶開戦 021 朱、交わって 024 ホモコースト勃発! 050 戦線は下北沢にあり 056 TOP OF THE WORLD(前編) TOP OF THE WORLD(後編) 067 人間なんて 074 アルピニスタ 『スズメバチ』5 003 能力制限には気を付けよう! 005 無題 014 男の世界は一方通行 053 警鐘 061 ...
  • 誰が為に
    ...ゥゾッド 魔法少女(迫真) スノーホワイト [[]] 魔法少女(迫真) ゆうさく [[]]
  • 【0~50】
    ...野獣邸屋上 008 魔法少女(迫真) ◆N/GLYlkin2 深夜 スノーホワイト、ゆうさく、スズメバチ F-? 009 壊れかけた玩具 ◆ZbV3TMNKJw 深夜 ガッツ、野崎祥子 D-7/商店街 010 帝王とは ◆ZbV3TMNKJw 深夜 DIO、MUR大先輩、雅 G-7/民家 011 strength -力- ◆ZbV3TMNKJw 深夜 野崎春花、朧、空条承太郎、ゾッド I-4/街 012 佐山流美は自信を持って生きていたい ◆ZbV3TMNKJw 深夜 佐山流美 B-8 013 無題(2) 深夜 南京子、千手観音(宮藤清) A-8/草むら 014 男の世界は一方通行 ◆ZbV3TMNKJw 黎明 一方通行、リンゴォ・ロードアゲイン、スズメバチ F-4 015 hurry up! ◆ZbV3TMNKJw 深夜 白井黒子、レヴィ、佐倉杏子、T-1000 C-4/工場地帯...
  • 【第一回放送までのSS】
    ...3/崖の下 008 魔法少女(迫真) ◆N/GLYlkin2 スノーホワイト、ゆうさく、スズメバチ F-? 009 壊れかけた玩具 ◆ZbV3TMNKJw ガッツ、野崎祥子 D-7/商店街 010 帝王とは DIO、MUR大先輩、雅 G-7/民家 011 strength -力- 野崎春花、朧、空条承太郎、ゾッド I-4/街 012 佐山流美は自信を持って生きていたい 佐山流美 B-8 013 無題(2) 南京子、千手観音(宮藤清) A-8/草むら 015 hurry up! ◆ZbV3TMNKJw 白井黒子、レヴィ、佐倉杏子、T-1000 C-4/工場地帯 017 悪魔の娘 ◆VJq6ZENwx ハードゴア・アリス、森の音楽家クラムベリー G-6/森 019 神よお導きを ◆ZbV3TMNKJw モズグス、ぬらりひょん E-7 022 運のいい時に限って中々気付けない シ...
  • 壊れかけた玩具
    ...で読む Back 魔法少女(迫真) Next 帝王とは 投下順で読む Back 魔法少女(迫真) Next 帝王とは GAME START ガッツ ひとりきり 野崎祥子
  • 能力制限には気を付けよう!
    ... ゆうさく 008:魔法少女(迫真) GAME START スズメバチ
  • Magia Record -真魔法少女大戦- (4)
    ★ 私は、どこで間違えたんだろう。 ずっと、ずっと町の皆を守ってきた。 痛いのも、苦しいのもずっと我慢してきた。 ここに来てからもそう。 一般人を守ろうと頑張って戦った。 狙われるかもしれなくても、その恐怖を乗り越えた。 ...なのに。 どうして、守ろうとした人に殺されなくちゃいけないの。どうして... そっか。 私が人間じゃないから、しょうがないか。 こんな状況だから、しょうがないのよね。 危なくなったら、切り捨てられるのも、しょうがない、のよね ...こんなの、今まで私が守ってきたものが嘘みたいじゃない。 他人の為に戦うのなんて馬鹿らしくなっちゃうじゃない。 ...どうして。 お父さんとお母さんが死んだ時、どうして1人だけ助かろうとしたのかな。 やっぱり、私はあの時死んでおくべきだったのかな...
  • Magia Record -真魔法少女大戦- (3)
    ■ あれは9歳のころだった。 『魔法の国』といういま思えばなんとも胡散臭い者たちに選ばれた選別試験。 クラスメイトの一人が召喚した悪魔が暴走し、瞬く間に私以外の者は全員殺された。 だが、私だけは生き残った。私が特別な訳ではない。犠牲者との魔法の差などでもない。ひとつ間違えば、私もまたクラスメイトたちの肉塊のひとつと成り果てていただろう。 それでも私は生き残った。見知った者たちの赤黒い血に、臓物の異臭にまみれ。それでも、いまこうしてこの場に立っている。 私と彼らの違いはなにか。この試験はそれを嘘偽りなく教えてくれた。 悪魔がクラスメイトどころか管理人の誰にも止められなかったのは悪魔がそれだけ強かったからであり、私が悪魔を乗り越え生還できたのは私が他と比べて強かったからだ。 ―――命のやり取りの果てに掴むものこそが、真の強さである。 その真理こそが戦いの、力...
  • Magia Record -真魔法少女大戦- (1)
    (中々、他の参加者とは出会えないものですね) ハードゴア・アリスとの遭遇より小一時間、クラムベリーは他の参加者の誰とも遭遇していない。 地図にして10×10マスの計100マスに対して参加者は60人程度である以上は仕方のないことであり、また、クラムベリーの能力のひとつである音探知もうまく機能しない。 相手が近くにいる時は問題ないのだが、普段よりも探知できる範囲がかなり狭いのだ。 そのため、大がかりな探索が困難となっているのも中々出逢えない要因の一つだった。 (...嘆いていても仕方がない。このまま地道にいくとしましょう) 結局のところ、探索に有用な支給品を持たない彼女はこうしてしらみつぶしにエリア中を徘徊するしかないのである。 他の参加者を捉えるまで、休むこともなくただひたすらに足を動かし続け―――その功が為してか。 ついに彼女の耳は参加者の足音を捉えた。 ...
  • Magia Record -真魔法少女大戦- (2)
    ☆ 睨み合う両者。 先に動いたのはクラムベリーだ。悠然と歩き、距離を詰めていく。 対するマミは引き金に手をかけるも弾丸は放たず。明らかに攻撃を誘っているクラムベリーに一層警戒が強まったのだ。 数秒の後、先手を打ったのは――― 「ッ!」 マミが引き金を引く間もなく、突如にしてクラムベリーが距離を詰める。 そこから放たれるは、腹部へのミドルキック。 寸前に察知したマミは僅かに飛び退き蹴りを躱し、お返しと言わんばかりに引き金を引く。 クラムベリーはのけ反り回避し、再び接近。 振るわれるクラムベリーの拳を避け、銃を構えようとするも次なる攻撃が許さない。 次々に放たれる拳に、蹴撃に、マミは銃を使う暇もない。 (なにも、銃に依存している、という訳ではないようですね) 体感的には、身体能力は自分の方が上である。 だが、なにも攻撃を躱すだけならば身...
  • 魔法少女は電気羊の淫夢を見るか?
    「う、んぐ……む!?んー!んー!」 岸部颯太が目を覚ました時、そこは男色系……じゃない、暖色系の色に包まれた謎の空間だった。そして、彼はベッドの上で身体を大の字に拘束され、しかも口はハンカチで戒められていた。 自分は鞭で打たれてるうちにいつの間にか気絶してしまったらしい。少年の声が響いて助けてくれたような気もしたが、朦朧とする意識の中で見た幻覚だったのであろうか。 「一人の少年をイチから調教するなんて久々だな」 「んっ!」 彼は拘束されたまま、怯えきった声をあげる(猿轡のせいで声になっていなかったが)。自分をこんな風に拘束したと思しき、虐待おじさんが急に目の前に現れたからだ。 虐待おじさんはベッドで拘束されている颯太の上に跨ると、颯太の若く瑞々しい肢体にゆっくりと指を這わせる。 「んむぅ!?んー!んー!ふぁ、ふぁえへ……!」 「止めてじゃねぇんだよ」...
  • 【0~50】のタイトル元ネタ
    話数 タイトル 元ネタ 000 OP 001 悶絶開戦 ACCEED制作、ひでの出演作品『悶絶少年』 002 鉄塊 『彼岸島』サブタイトル風 003 能力制限には気を付けよう! 『ゆうさく注意喚起シリーズ』にてお馴染みのフレーズ『○○には気を付けよう!』 004 動画を投稿しただけで殺し合いをさせられるありくん.BR ホモビに出ただけで○○させられる男+完全勝利した淫夢くんUC 005 無題 006 Decretum 『魔法少女まどか☆マギカ』の美樹さやか関連のBGM 007 一天四海の星彩 ライトノベル『一天四海のマーガレット』 008 魔法少女(迫真) 009 壊れかけた玩具 010 帝王とは 011 strength-力- タロットカードの8番 012 佐山流美は自信を持って生きていたい 『ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない』のエピソードタイトル『吉良...
  • 無題
    その店は一見してどこにでもある普通のバーであるが、実際は監禁した少年を奴隷として客に提供するホモガキでも戦慄する トチ狂った場所であった。 店名はSMバー平野。なぜか下北沢ではなく5-Eに存在している。 そんなクッソ汚い店にひとりの参加者が居た。竜をイメージした尾に角、外見的な特徴を一言で纏めると女騎士といった所か。 参加者の名はラ・ピュセル。 本名は岸部颯太(きしべ そうた)、魔法少女もとい魔法少年である。 「いったい何がどうなってるんだ…?」 彼女もとい彼は、突如巻き込まれた殺し合いに困惑していた。 この場に連れて来られる直前、ラ・ピュセルは同じ魔法少女である森の音楽家クラムベリーと戦うも敗北。 証拠隠滅のためか、車道に放り投げられ車に轢かれた……筈だ。 (そのはずなのに、どうしてこんな所に居る?これもファヴが仕組んだことなのか?) まず真...
  • 汚れちまった悲しみに...
    どれほど泣いただろうか。 どれほど無力にうちのめされただろうか。 男の躯に縋りつき、少女―――小雪はただただ喚き続けた。 返事などない。わかっている。 それでも散っていった者たちの名前を呼ぶのは、呼ばずにはいられないのは理屈ではないのだ。 ―――私のせいだ。私が、戦えなかったから。 己への自責と不甲斐なさと嫌悪感と、様々な悪感情が湧き上がってはまた増していく。 (リンゴォさんも、ゆうさくさんも私が戦っていれば死ぬことなんてなかった。私が戦ってさえいれば...) リンゴォもゆうさくも、自分を助けるためにあのスズメバチと相対し、命を落とした。 もしも自分が戦っていれば、違う結末が待っていたかもしれない。 (...ここに来てからじゃない。私は護ってもらってばかりだった。ずっと...) 魔法少女に選ばれて、密かに夢見てた正義の味...
  • 一天四海の星彩
    ...etum Next 魔法少女(迫真) GAME START 吉良吉影 abnormalize GAME START 如月左衛門 GAME START 野獣先輩
  • 男の世界は一方通行
    ... up! 魔法少女(迫真) スズメバチ 053:警鐘 GAME START リンゴォ・ロードアゲイン 044:不安という名の影、戦い続けるのさ GAME START 一方通行 GAME OVER
  • 書き手用ルール
    最低限の制限※ただし、制限が必要だと書き手が思った場合はつけてもよい。 【魔法少女育成計画】 無し。 【ジョジョ】 能力制限は無し。でもスタンドは見えるし物理も有効。 【魔法少女まどか☆マギカ】  ほむらの時間操作は時間停止だけ。それでも長く止めてると疲れる。他には特になし。 【ミスミソウ】なし 【真夏の夜の淫夢派生シリーズ】バトル淫夢でも過度なインフレはNG。まぁ多少の謙虚さはね? 【バジリスク~甲賀忍法帖~】特になし。 【とある魔術の禁書目録】演算制限。能力を連発すると疲れる。 【BLACK LAGOON】なし 【ベルセルク】なし 【彼岸島】雅の再生能力は遅くなる。バラバラにされ過ぎたら死ぬ 【ターミネーター2】なし 【GANTZ】なし。
  • Decretum
    ...k 無題 Next 魔法少女(迫真) 投下順で読む Back 無題 Next 一天四海の星彩 GAME START ワイアルド 038:ノスフェラトゥゾッド GAME START 相場晄 020:変わらない世界 GAME START 美樹さやか 030:人外二人、行くあてもなし GAME START 隊長 GAME START 志筑仁美 GAME OVER
  • 素晴らしい世界
    SMバー平野で医療品を探していた上条当麻は、目を覚ました少年、岸部颯太の応急手当をしていた。 軟膏や氷など、ある程度のものは揃っていたためさほど苦労せずに施せそうなのは幸いだろう。 「......」 「......」 互いの名前を交わし合った後、黙々と手当を進める二人の間には気まずい沈黙が流れていた。 颯太が目を覚ましたのは、ちょうど当麻が股間を握っていた時であった。 恐怖でヒッ、と喉を鳴らした颯太と慌てて手を離し弁明を捲し立てた当麻。 当然、現場は混沌と化したのだが、虐待おじさんがいないことを確認した颯太はへたへたと壁に背を預け、当麻の弁明をどうにか聞き入れていた。 聞かされた内容は『介抱しようとしたらスッ転んで偶然股間を掴んでしまった』。 創作物でのお約束のような事柄を聞かされた颯太は訝しんだが、当麻の傍らに置いてあった医療道具の存在から、少な...
  • 悪魔の娘
    (スノーホワイト…!!) 深い森の中、アリスは北に向かって一心不乱に走り続けていた。 特に目的地があるわけではない、ただスノーホワイトのことを思いながら走り回ることに意味がある。 走り続けても代わり映えしない森の中を走っている最中、アリスは前方に人影を認めた。 「こんばんは、ハードゴア・アリス」 人影から声がかかる。知らない女の声だ、少なくともスノーホワイトではない。 ハードゴア・アリスは走るのを止め、歩いて近づいた。魔法少女の視力なら深夜の木陰であろうとも問題なく視認できる。 やはり見たことのない顔であったが、名簿の中でこちらの名前を知っていて、なおかつこちらの知らない人物となると、相手は必然的に一人に絞れる。 「クラムベリー、ですか」 「おや、察しが良い」 両の肩に大きなバラを乗せ、長い耳を持ったエルフのように長い耳を持った顔立ち...
  • 黎明邂逅
     空がうっすらと明るくなり始めた時分。  木々の葉が風にゆれて、虫のさざめきの如き音を鳴らす中で、甲賀弦之介と少女は邂逅した。  互いに立ち止まり、一瞬の沈黙があった。  その後、無言のまま走り去ろうとした少女の背中に、弦之介は問いを投げた。 「待てっ、訊ねたいことがある」 「……」 「陽炎か朧という女、あるいは薬師寺天膳という男に会ってはおらぬか」  少女は振り向いたが、返事はしなかった。  弦之介は少女に目を合わせた。しかし、暗く淀んだ目からは、殺意はおろか、人間なら当然に備えているだろう感情の一片さえ読み取れない。  この世ならざる力を持つ魔眼であろうとも、心を察する力はない。  ただ、返事がないこと自体に弦之介は疑念を抱いた。  会っていなければ否定すればいいだけの話。返事をしない理由があるとすれば、これまでに争い敵対したか、さもなければ己が手...
  • 参加者名簿
    7/7【真夏の夜の淫夢派生シリーズ】 ○『野獣先輩』/○『MUR大先輩』/○『ゆうさく』/○『虐待おじさん』/○『ひで』/○『スズメバチ』/○『ありくん』 6/6【ジョジョの奇妙な冒険】 ○空条承太郎/○『DIO』/○吉良吉影/○ブローノ・ブチャラティ/○リンゴォ・ロードアゲイン/○ホル・ホース 6/6【魔法少女まどか☆マギカ】 ○鹿目まどか/○『暁美ほむら』/○『巴マミ』/○『美樹さやか』/○『佐倉杏子』/○志筑仁美 6/6【ミスミソウ】 ○野咲春花/○野咲祥子/○小黒妙子/○佐山流美/○相葉晄 /○南京子 6/6【GANTZ】 ○玄野計/○加藤勝/○西丈一郎/○岡八郎/○『ぬらりひょん』/○『千手観音』 5/5【バジリスク~甲賀忍法帖~】 ○甲賀弦之介/ ○朧 /○薬師寺天膳/○陽炎/○如月左衛門 5/5【ベルセルク】 ○ガ...
  • Anima mala/Credens justitiam
    佐倉杏子。彼女はかつては人間だった。 教会の牧師のもとで産まれ、優しい両親と妹を家族に持ったれっきとした人間だった。 そんな彼女が人間を辞めたのは、教義に無いことを唱えた父が、本部から破門されたのがキッカケだった。 世の中の幸せのために。 そんな想いで説いた説法は否定され、非難され、罵倒され続けてきた。 当然、そんな有り様となった以上、今まで教会へと足を運んできた信者はパッタリと姿を消し、本部から破門されれば一家郎党銭無し生活へと放逐されてしまった。 一刻も早く金が入らなければ飢え死んでしまう。そんなことよりも、杏子は、父の話を誰も聞いてもくれない現実を悲しんだ。 別に全てを肯定しろと言っている訳じゃない。ただ、ほんの少しだけ耳を傾けてくれればそれでよかったのだ。 そんな折に囁いたのは、キュゥべえという摩訶不思議な動物だった。 彼は言った。きみの願...
  • 参加者名簿(死者表示)
    死亡したキャラは赤字で表示されます。 名前をクリックすると、そのキャラが死亡したSSへ飛びます。 4/7【真夏の夜の淫夢派生シリーズ】 ○『野獣先輩』/○『MUR大先輩』/●『ゆうさく』/○『虐待おじさん』/○『ひで』/●『スズメバチ』/●『ありくん』 5/6【ジョジョの奇妙な冒険】 ○空条承太郎/○『DIO』/○ホル・ホース/○吉良吉影/○ブローノ・ブチャラティ/●リンゴォ・ロードアゲイン 4/6【魔法少女まどか☆マギカ】 ○鹿目まどか/○『暁美ほむら』/●『巴マミ』/○『美樹さやか』/○『佐倉杏子』/●志筑仁美 5/6【ミスミソウ】 ○野咲春花/○野咲祥子/○小黒妙子/○佐山流美/○相葉晄 /●南京子 4/6【GANTZ】 ○玄野計/○加藤勝/○西丈一郎/●岡八郎/●『ぬらりひょん』/○『千手観音』 ...
  • 第三の選択肢
    暁美ほむらは憎悪する。 自分の顔に醜い烙印を刻み、弄んだ雅に、首輪などで殺しを強制する主催者に、 そして何より、大切な人を、最愛と言っていい彼女をこんな理不尽から救い出せない、力及ばない自分自身に対しての怒りが、当面の危機を脱したほむらを駆り立てる。 もはやちょっとした戦場と言っていい有り様の下北沢を背に、ほむらは一先ず休息をとる。本音を言えば、直ぐ様にでもまどかを探しにいきたいのだが、いかに魔法少女と言えども下北沢での激戦で受けた精神的・肉体的な苦痛はそう無視できるものでもない。 「……ッ!」 途端に痛みだす傷に悲鳴が溢れる。 (状況は振り出しに戻ったわね。……これからどう立ち回るにせよ、武器も、人手も、策も、何もかもが足りない) 雅とついでにひでへの殺意を膨らませながら、以下にあの怪物たちを打倒できるのかを推測する。 (本当に悔しいけど… ...
  • 誰の心にも秘められた想いがあって
    最初に見て思ったのは、『どこかで見たことある気がする』だった。 ☆ 美樹さやかと隊長。 歩く二人の視界に留まったのは、一人の少女だった。 二人が少女に抱いた印象は漆黒。 いまがまだ陽の昇りきらない時間帯であることを除いても、頭髪は勿論全身を包む衣装や不健康そうな目の隈が嫌でも黒色を印象付けてしまう。 加えて無表情にジッと見つめてくるものだから、不気味を通り越して幽鬼の類にすら受け取れてしまう。 さやかは咄嗟に剣を構え、背負う隊長を庇うかのように戦闘態勢をとる。 対して黒衣の少女は虚ろな目で二人を見つめるだけ。警戒心も戦闘態勢も見受けられない。 まるで観察されているような感覚をさやかは覚えた。 互いの視線がぶつかり合うこと数分。 殺し合うでもなく、歩み寄るでもなく。ただただ沈黙の時間だけが過ぎていく。 「何者じゃ、お前さん」 やが...
  • 登場NPC
    【吸血鬼@彼岸島】 彼岸島に棲息する、吸血鬼ウイルスに感染した人間のこと。基本的に人間を見下している。 興奮すると髪が白く、白目が赤黒くなり、三白眼になるが、普段は鋭く尖った犬歯(牙)以外は人間と同じ風貌をしている。 通称キモ笠。農家のおじさんの恰好をした者が多く、比率も中年男性が多いが、稀に女性や老婆、子供なども確認される。 吸血鬼になると全てのウィルスに感染しなくなり、身体能力も飛躍的に向上する。耐久性もあがり、首を刎ね飛ばすか頭を潰さない限り中々死なない。 心臓を抜けば死ぬという説もあるが、一部の感染者(ケンちゃん)のようにちゃんと死ぬ者もいれば、マシンガンでめった撃ちにされても生きている者(本土で新田に撃たれた吸血鬼)もいるので心臓が大事な器官かはわからない。 他作品や伝承によくある『日光に弱い』『にんにくや十字架には手を出せない』『川を渡れない』な...
  • 妖精
    「雅、ねえ...この名簿にも載ってるがどういう奴なんで?」 ホルホースは当然の疑問を抱く。  自分達を助けた彼がああも殺気を纏わせるのだ。当然の問いだろう。  「奴は吸血鬼だ。それも、俺達を地獄に突き落とした最強最悪のな」  吸血鬼。そのいまの雇い主に纏わる単語に、ホルホースうげっと舌を出しかける。 (勘弁してくれ。DIO以外にも吸血鬼がいるなんてふざけてやがる) その雅とやらがどの程度の吸血鬼なのかはわからないが、関わらないのが吉だろう。 この男はどうやら雅を殺したいらしいが、危険を避けたいホルホースにとっては都合が悪すぎる。 これが殺し合いなんて場でなければ組む必要もないため放っておけばいい。 だが、この男は戦力としては充分当たり。他者を助ける程度の常識もあることから、組みやすい相手でもある。 どうにかして引き留めたいが...ここは彼の...
  • 口は災いのもと
    殺し合い。 その響きに少女―――巴マミは恐怖を抱いた。 当然だ。彼女は魔法少女とはいえ、それでもまだ中学三年生。 魔女との戦いならいざ知らず、普通の人間相手に殺し合ったことなど一度も無い。 なにより、自分の首輪が問題だ。 側にあった鏡で確認できた首輪の色は赤。主催の言葉が正しいなら、大半の参加者に狙われることになる。 自分に殺し合う気がなくとも争いを誘発する要員としては最適なものだろう。 彼女自身には殺し合うつもりなどない。 しかし、だからといってむざむざ殺されたくはないとも思ってしまう。 ならばどうするべきか。 正面から自分は殺し合いに乗らない、協力してほしいと頼み込むか。自分が赤い首輪であることを隠すか。 どちらも困難ではあるが、さて彼女はどの手段をとるか。 ザリッ 悩む彼女の耳に届くのは、アスファルトを踏みしめる音。 出所は曲がり角からだ。 ...
  • 人間なんて
    風が吹き、草木が優しく囁く。 そんな緑溢れる大地をゆったりと散策する少女二人。 一人は、可憐な容姿と纏うバラがファンシーな色気を醸し出しており、もう一人は赤髪に長袖のパーカー、ホットパンツとどこかボーイッシュな雰囲気を醸し出している。 傍目からは、少女二人と自然の調和というひとつの絵でも描きたくなる衝動に駆られるほどに見栄えする光景に見えなくもない。 それに反して会話はひどく物騒なものではあるが。 「佐倉杏子。あなたは北で戦ったと言っていましたがなぜ中央を目指すのですか?」 「あいつもそれなりに怪我をしてたし、あんな派手な騒ぎがあったところに留まるとは思えない。なら、どうせなら他にも人が集まりそうな中央から潰していった方が得ってわけさ」 「なるほど。一理ありますね」 とまあ、こんな具合である。 それもそのはず。なんせ彼女たちはその可憐な容姿とは裏腹に、自...
  • アルピニスタ
    メキリ。 雅の拳がクラムベリーの頬を捉え、クラムベリーの蹴りが雅の腹部を捉える。 互いの威力に互いの身体が弾かれ、地を舐める。 先に体勢を立て直したクラムベリーが、宙回しながら足を突き出し、断頭台の如く落下し雅の頭を潰さんとする。 ぐしゃり。 雅の目が潰れ、血が撒き散らされ、脳天が地面に転がる。 瞬間、雅の下半身が跳ね、両足でクラムベリーの首を締め上げ、地面に叩きつけた。 「ごっ」 多少吐血するも、しかしクラムベリーは地面に掌底を打ち、その反動で立ち上がる。 そして雅の両足を力で強引に引き剥がし、遠くへと投げ捨てた。 回転する中で、雅は両掌に握り締めていた石を投擲。 雅を投げた直後のクラムベリーに防ぐ手は無し。 頭部を逸らすもかわし切れず、額を掠めた小石は彼女の皮膚を裂き血を滲ませた。 「ハハハ、楽しませてくれるじゃ...
  • ホモコースト勃発!
     魔法少女『暁美ほむら』  不死身の吸血鬼『雅』  クッソ汚い小学生『ひで』  期せずして終結した赤首輪の三人だったが、意外にも荒事は起こらず、    結局は互いの情報交換に落ち着いていた。 「ふむ…… 魔法少女にキュゥべえ、それに魔女か…… これでもそれなりの長生きだが、不思議なこともあるものだ」  一通りほむらからの情報を聞き、自分の知らぬ人外の存在に感心する雅。  明を見つけるまでとは言え、割と紳士的な態度の雅に、  しかし、ほむらは警戒を崩さない。 「……吸血鬼の貴方に言われたくないわね」 「それもそうか」  素っ気ないほむらの態度に気を悪くすることもなく、  単に納得する雅に向けるほむらの視線は鋭い (この男は危険。……でも、戦力としては間違いなく一級品。何とか利用できないかしら)  暁美ほむらの最優先事...
  • 変身少年調教計画
    ギシ、ギシ、ギシ、と小刻みに階段の軋む音が鳴る。 ラ・ピュセルと虐待おじさん。 赤の首輪を持つ二人の闘いが終わり、勝者が気絶した敗者を運んでいるのだ。 床に横たえられる敗者の身体。 勝者は、ペットボトルの水を口に含み、敗者の顔を愛おしそうに見つめていた。 ☆ 突如、顔にかけられた飛沫。 岸部颯太は突然のことに思わず意識を取り戻す。 「ゲホッ、ゲホッ!」 かけられた水滴が喉に入ってしまったのか。反射的にむせながらも頭の中では状況の整理に努める。 幾度かの鍔迫り合いの後、身体能力で勝る自分は更に戦況を有利に運ぶために魔法をつかっt「ブッ!」 颯太の思考を中断するかのように、勢いよく飛沫が顔にかけられる。 「手こずらせてくれたね...おじさんのこと、本当に手こずらせてくれちゃったね」 むせるに颯太も構わずおじ...
  • 【51~100】のタイトル元ネタ
    話数 タイトル 元ネタ 051 ブラックホールバースデイ THE BACK HORNの楽曲『ブラックホールバースデイ』 052 火傷顔の救世主 053 警鐘 『彼岸島』サブタイトル風 054 LOOK INTO MY EVIL EYES 劇場版アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』主題歌『VOODOO KINGDOM』の歌詞 055 護ることの難しさ 056 TOP OF THE WORLD(前編) TVドラマ『彼岸島』主題歌『TOP OF THE WORLD』 TOP OF THE WORLD(後編) 057 素晴らしい世界 LUNKHEADの楽曲『素晴らしい世界』 058 目が逢う瞬間(とき) 『アイドルマスター』の如月千早の持ち歌。 059 不死者は朝の夢を見る 劇場版魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語りの挿入歌『まだだめよ』の歌詞の改変 060 そして私は晴れ渡...
  • 教祖爆発!私がやらねば誰がやる!
    放送の声が木霊する。 しかし、彼らは死者を意に介さない。 彼らにとって大切な者などこの会場には存在しないのだから。 「とおりゃあ!」 気合一徹、ワイアルドの金属バットが振り下ろされる。 対するモズグスは、防御の構えをとることもなくそれを頭部で受け止める。 無傷。モズグスの岩石と化した頭部にはかすり傷すらもつけられない。 「ほあああああああ!!」 一撃で足りぬのならば、と、ワイアルドは己の身体を独楽のように回しながらバットを振るう。 絶え間なく振るわれる凶器は、モズグスに反撃の目を許さない。 ダメージこそは微小ながらも、その腕力そのものは殺しきれず、モズグスの身体は徐々に後退していく。 「新必殺技!ワイアルドトルネード!!」 最大にまで高まった遠心力のまま叩きつけられるワイアルドの腕が、モズグスの喉へと極まる。 そのパ...
  • 交わることなき道しるべ
    ―――ゆうさく(デケデケデケデケ 「いまなにか聞こえませんでしたか?」 「いや?ずっと気を張ってるから疲れたんだろう」 スズメバチとの決着を着けにいく。 そう決意し飛び出していったリンゴォを追ったスノーホワイトとゆうさく。 スタンド使いとはいえ、生身としては人間的な能力しか有していないリンゴォと魔法少女であるスノーホワイトでは、身体能力は比べるべくもない。 故に、素直に彼を追っていれば追いつける。その筈だった。 しかし... 「ここにもいない」 「あのおっさんふざけんなよ。どれだけ速いんだよ」 彼らはリンゴォを見失っていた。 スノーホワイトが、彼女に比べると比較的身体能力に劣るゆうさくを気遣いながら探索していたことを考慮しても、彼らがリンゴォを見失うのは早かった。 彼が去ってから一分にも満たぬ間にだ。 「スノーホワイト、...
  • hurry up!
    「まったく、随分とまあふざけたことを考えつくものですこと」 少女、白井黒子は殺し合いに乗ることは考えなかった。 当然だ。学園都市のレベル4にして風紀委員(ジャッジメント)でもある彼女の正義感がそれを許さなかった。 それ以上の理由がいるだろうか。いやいらない。 (私の首輪は普通の首輪...でいいんですわよね?赤い首輪でなければおそらくそれでいいはずですが) 自分が男の言った『賞金首』の証である赤い首輪でなかった。 どういう基準かはわからないが、ルールからして過半数以上が赤い首輪である可能性は低い。 おそらくあの男は赤い首輪を手に入れるために参加者が協力するのを見たいのではなく、赤い首輪持ちを倒す段階で『誰がこのゲームから脱出するのか』で争うのを見たいのだろう。 そのため、参加者全員が脱出できるような仕掛けは作らないはず。 そう考えれば、赤い首輪の参加者が少...
  • 人外二人、行くあてもなし
    ガッ、ガッ。 地面へと剣を突き立てる音が鳴る。 眼前で友を喪った美樹さやか。彼女はその亡骸を埋葬するために穴を掘っていた。 「そのくらいでいいんじゃないか」 一心不乱に墓穴を掘りつづける彼女は、同行者の呼びかけによりようやく動きを止める。 見れば、人の一人を埋めてもまだ余りある空間が、如何にさやかが感情任せに穴を掘っていたかを語っていた。 「......」 「あんまり時間をかけるとまた襲われるかもしれんぞ」 「...うん」 思いのほか、隊長の言葉をすんなり飲みこめた自分に思わず自虐染みた苦笑を浮かべる。 こうやって、ちゃんと人の話を聞き入れられていれば、大切な人達を傷付けることなどなかったのに。 仁美の遺体を穴に横たえる。 「......」 もう彼女が動かないことはわかっている。 涙なんてもう枯れて出やしない...
  • 夢や愛なんて都合のいい幻想
    下北沢のとあるマンションの一室。 亜柊雫と羽二重奈々は5階にあるその部屋で共に暮らしていた。 亜柊雫は、羽二重奈々が大好きだ。 少しふっくらとした頬も、柔らかな唇も、自分の体重を気にしているところも、意外と拗ねやすいところも、ベッドで乱れる際の甘い吐息も、彼女のなにもかもが大好きだった。 特筆すべきところは、あの笑顔だろう。 あの可愛らしい笑顔を見るだけで、雫の心は癒されその度に奈々を愛おしく思うのだ。 奈々を抱き寄せ、スルリと肢体に手を回す。 「もう、またなの?」 呆れたような台詞とは裏腹に、奈々は頬を紅潮させ頬を緩めている。 おそらく彼女も自分と同じ気持ちだったのだろう。 「すまない。どうもこの街にいると、無性に君を抱きしめたくなるんだ。勿論、嫌なら止めるよ」 離れようとする腕を、しかし奈々はそっと手を添え引き留める。 ...
  • ガラス玉
    暗い、暗い闇の中。 誰もいない闇の中で、私は一人ぼっちになっている。 ここはどこだろう。 わからない。わからないからこそとても恐い。 私は叫んだ。お父さんの、お母さんの、お姉ちゃんの、●●●の名前を。 けれど誰も答えてくれなかった。私の声だけが空しく響いていた。 立ち止まっていても心細いだけなので、とにかく足だけでも動かした。 前に進んでいるのかもわからないけれど、とにかく歩き続けた。 ずっと、ずっと、ずっと。 どれくらい歩いたかもわからない。 でも、ようやく見つけた。お父さんとお母さんだ。 二人とも笑顔で手を振ってくれてる。 あんまりにも嬉しくなって、思わず駆け出した。飛びついた。 お父さんたちは抱きしめてくれた。暖かかった。 もしかしたらお姉ちゃんもここにいるかもしれない。 探しに行こうよ、と顔をあげたら暖かいのが熱くなった。 ...
  • 警鐘
    「吸血鬼?」 「ああ。あんたがさっき殺した奴はそういう化け物だ。奴らの血液を体内に取り入れると感染して吸血鬼になってしまう。だから奴らの血液には気を付けるんだ」 吸血鬼達の残骸から離れた場所で、明、シェンホア、まどか、ホル・ホースの四人は情報交換に勤しんでいた。 「でも、なんで吸血鬼がここニ?おたくのいう彼岸島とやらから連れてこられたにしても参加者以上に数が多いのはおかしい話ですだよ」 「俺もそう思って最初に尋問したんだ。だが、奴らはなにも知らないといっていた」 明は、まどかとホル・ホースに出会う前にも吸血鬼と遭遇していた。 始めは参加者だと思っていたが、明らかに人数以上のそれを不審に思い、1人を残して尋問にかけた。 その結果、彼らは殺しあいには関係しておらず、明や雅のことも知らないとのたまった。 あるだけの情報を聞き出した明はその吸血鬼の首を刎ね、...
  • 悶絶開戦
    暁美ほむらは殺し合いに乗った。 「まどか… 安心して、貴女は絶対に死なせない」 すべては鹿目まどかのため。彼女を残酷な魔法少女の宿命から救うため、ほむらは1ヶ月をひたすらに繰り返してきた。 今回はこれまでと比べて、明らかに異質な世界だったが、それでもほむらは気にしない。覚悟などとっくの昔に決めている   支給されたサブマシンガンにカートリッジをセットし、他の参加者を探すために街を駈ける。 「うー☆うー☆」 ……見つけた。 小学生のような格好をした体格のいい男が、能天気な顔をしながら歩いていた。 明らかに場違いな、というか設定的に狂気すら感じる服装だが、あの男はどうやら参加者のようだ。その証拠に、首輪をしている しかも、ほむらと同じ赤色をしていた。 なぜ小学生のような格好をしているのかはこの際おいておく。 ほむらは冷酷に男に銃口を向ける。まだ相手...
  • TOP OF THE WORLD(後編)
    ☆ (なにが、どうなっていやがる...?) 雅が岡へとサイコジャックを放った時、ガッツもその余波を受け、脳の痛みと共に意識が覚醒していた。 とはいえ、半ば朦朧としており、なぜ自分がこうなっているのか、いまなにが起こっているのか。 それらを整理するのがやっとであり、吸血の効果で身体も痺れてロクに動くことすらできなかった。 (情けねえ...大口叩いておいてこの様かよ) 無茶だとロックに止められた時のことを思い返す。 あの時、自分の道は自分で切り開くとのたまっておきながら、現状は雅の気まぐれで生かされているに過ぎない。 これを滑稽だといわずになんというのか。 だからこそガッツは殺意を滾らせる。 化け物【使徒】どもはいつもそうだ。人間を見下し、侮り、慢心する。 そしてその驕りで、己の身を焦がし最後は鉄塊のサビとなる。 雅も変わらない。 ...
  • I wanna be...(前編)
    リンゴォ・ロードアゲインという男にとって、果し合いとは刹那に終わるものである。 短期決戦の方が得意だから、というわけではない。 ただ、相手を殺せる武器を持ち、死を厭わぬ覚悟を有している男同士がぶつかれば、自然と決着は早く着いてしまうのだ。 それはこの場においても変わらない。 例えあいてが蟲だとしても、彼の戦いは変わらない。 故に。 リンゴォとスズメバチ。 これが果し合いである以上、どちらが勝者にせよ、あと数分の内に屍を晒すことになるだろう。 ザッ。ザッ。 距離を詰めるたびに動悸が増し、手も震え始める。 それらは全て恐怖の表れでもある。 本来ならば、未熟者の証だと恥ずべきことなのだろう。 だが、この場においてはリンゴォはそれでよかった。 もともと、彼は自分が未熟であることを否定はしていない。 未だ自分が未熟者であるからこそ...
  • ちょっと危険なカ・ン・ジ
    「随分とクレイジーなパーティーだこと」 呆れたようにそう呟いたのは、黒いスーツに軍用コートを羽織った女だ。 均整の取れたスタイルと美しいブロンドヘアを、顔の右半分、目の上から頬の下にかけて残る火傷の痕が打ち消してしまっている。 女の名はバラライカ。犯罪都市ロアナプラにおける一大勢力である、ロシアンマフィア『ホテル・モスクワ』の大幹部であり、元軍人の戦争マニアだ。 どこかの少佐のように高らかな宣言こそしないが、ひとたび戦争となれば嗜虐的な笑みを浮かべ、残酷な仕打ちも厭わない。 ロアナプラでも屈指の“おっかない女”である。 「味方は現状ゼロ、武器はトカレフだけ、そして首には爆弾か」 首輪をなぞるバラライカ。 表面上は冷静だが、内心では導火線に火が着いている。 血の滾る戦争を、命を懸けた闘争を、心が自然の内に望んでいるのだ。 とはいえ、戦意だけに支配さ...
  • 【第一回放送までの死亡者リスト】
    時間 名前 殺害者 作者 死因 凶器 退場話 深夜 薬師寺 天膳 スズメバチ ◆zYMYRXvgaE 毒殺 スズメバチの針 能力制限には気を付けよう! 深夜 志筑 仁美 相場晄 ◆ZbV3TMNKJw 刺殺 間宮愛用のボウガン Decretum 深夜 南 京子 千手観音(宮藤 清) 竹中 射殺 燈籠レーザー 無題(2) 黎明 一方通行 スズメバチ ◆ZbV3TMNKJw 毒殺 スズメバチの針 男の世界は一方通行 黎明 ありくん 御坂 美琴 ◆ZbV3TMNKJw 消滅 超電磁砲(レールガン) 勝利へのV 早朝 巴 マミ 森の音楽家クラムベリー ◆ZbV3TMNKJw 魔女の頭部破壊 己の掌 Magia Record -真魔法少女大戦- (4) 早朝 レヴィ T-1000 ◆ZbV3TMNKJw 刺殺 T-1000の刃 Breaking The Habit 早朝 岡八郎 ぬらりひょん ◆Z...
  • ブラックホールバースデイ
    野獣邸。 数多くのホモガキに慣れ親しまれた、この邸宅で睨み合うは男二人。 片や、ベッドや生活用品等の遍く事象に存在するCOATの顔。 片や、一時は数多のビデオに出演したAcceedの元売れっ子俳優。 別に、互いのことが憎い訳ではない。 ただ、なんの諍いもなしに馴れ合うことは許されない。 それが同属会社の影のならわし。 ―――逃れられぬカルマ。 「じゃあオラオラこいオラァ!!」 気合一徹、おじさんが刀を構え突撃する。 片手平突き。 かのHZKTが考案したと云われる技である。 野獣は寸でのところでしゃがみ込み回避。 突きの勢いのまま放たれる膝蹴りは、あえて頭突きを入れることで相殺する。 野獣の予想外の行動におじさんの動きは一旦止まり、野獣はその隙を突き反撃に出る。 「ホラホラホラホラホラ」 拳での乱打。まるで...
  • Breaking The Habit
    学園都市レベル4。それは決して低い数字ではない。 現状、確認できるのがレベル5までだからというだけでなく、学園都市に住む多くの超能力者の大半がそこまで辿りつけないからだ。 白井黒子はそんなレベル4の超能力者である。能力名は『空間移動』。 触れたモノや者を計算した座標に瞬間的に移動させる能力だ。 当然、対象に触れなければ能力を発動できないため、戦闘面においては能力だけに頼るのではなく、鍛錬も積んでいる。 そんな彼女は、学園都市の中でも間違いなく強者の部類だろう。 さて。そんな彼女のいまの相手は魔法少女の佐倉杏子。 彼女も彼女で、長年魔法少女として見野市で魔女と戦い続けてきたベテランである。 その戦闘術は主に槍による近~中距離戦。 本来ならば幻惑の魔法を使えたのだが、父親が家族を連れて無理心中してからというものの、その魔法を使うことはできなくなっていた。 じゃん...
  • 前哨戦
    「ジョン・コナー...ですの?」 乱入者である警官の問いに最初に反応したのは白井黒子だった。 ジョン・コナー。記憶が確かなら名簿に載っていたはずだ。 「知らないなら知らないでいい。私はその少年について警告させてもらうために口を挟ませてもらった」 警告。即ち、ジョンという少年はなにか危険な要素があるということだろうか。 「ヘイ、おまわり。ソイツはアタシの腹の虫をぶち撒けるのを邪魔するくらい大事な用だってか、ええ?」 ピクピクとこめかみに血管が浮き出るレヴィに、黒子は内心で同意する。 レヴィの意見を肯定する訳ではないが、タイミングがマズすぎる。 なんせ、このガンマンと槍使いは今しがた殺し合っていたところだ。 黒子自身、一度の乱入で止まらなければ実力行使もやむなしと判断していた。 だが、この警官はそんなこともお構いなしに自分の用件を押し付けようと...
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