朝、俺は昨日着いた村の宿屋のベットで目を覚ました。 心地よい朝だ。 鏡を見ながら身嗜みを整え愛用の鎧と剣の手入れをした後は運ばれてきた朝食を腹に入れ、宿屋を後にした。 今日は北に見える運命の丘をフォレスタ方面に向かおうと思う。 【運命の丘】、かつては運命石とかいう宝石が採れたとかそんな話を宿屋の主人がしていたような気がする。 簡単に食料の補充をした後、俺は嫌な予感がした。 さっきから地鳴りが聞こえるような気がする。 さっさと行ってしまおうと思った時、いきなり地面が揺れだした。 大地に亀裂が走る程の地震だ。 おかしい、ここはそんなに地震が起きるような土地柄ではない。 俺は運命の丘まで非難することにした。 途中で親とはぐれた子供を見かけた。 「しかたねぇな!畜生!」 子供を抱え親を探した。 そうこうしてる間に地面が崩れだした。 男性と女性が巻き込まれそうになっている。 抱えていた子供が 「パパ!ママ!」 子供の叫び声も虚しく、男性と女性は地割れに落ちていった。 「とりあえず何処かに非難するぞ!」 「パパとママが・・・」 「まずお前が生き延びるんだ。いいな。」 俺は暴れる子供を無理矢理連れ運命の丘に向かった。
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