「まったく、なんでもお前一人で決めるなよな。 俺達は人助けの旅をしてるわけじゃないんだぜ?」 4人はカオス神殿に向かって歩いていた。 緑の少年は不機嫌だ。 「いいじゃない。この石がクリスタルだって分かっただけでも 大発見よ。ううん、王様達ならきっともっとすごい秘密を知ってるはず。」 「クリスタルかぁ・・・。やっぱりこれは相当えらい物だったんだね・・・。」 白の少女、黒の少年はさも大切そうに石を眺めたり、撫で回したりしている。 「当然だよ。村の人たちに託された大切な・・・」 青の少年が何かを言いかけたその時・・・。 「危ない!!!」 緑の少年が叫んだ、と同時に4人に突っ込んでくる影、影、影。 「囲まれてたんだ!僕達・・・!」 「ボーっとしやがって!さっさと陣形を組め!」 「ゴブリンか!?」 「1、2、3・・・7匹もいるっ!」 4人は何とか体制を立て直し、ゴブリン達と対峙した。 「行くぞ!」 「おおっ!」 「俺たちにケンカ売ったこと、後悔させてやるぜ!」 -[[-プロローグ5-]]