-プロローグ8-

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-プロローグ8- - (2007/12/11 (火) 21:09:30) のソース

古びた扉が軋みながら開いていく・・・。 
埃とも煙ともつかない、不透明な空気の塊が、 
部屋の奥からこぼれだしてくる。 
それを背に受けて浮かび上がる甲冑の姿。 
そして、横たわるドレスの女性・・・。 

「王女っ!」 
青の戦士が駆け寄ろうとしたが、なにかにはじき返され、 
後方に吹き飛ばされた。 
「うわぁーっ!」 

「あ、あれが・・・」 
「ガーランド・・・!」 
甲冑の騎士が、禍々しく黒光りした剣を構えている。 
「貴様ら、何者だ。」 
甲冑の騎士、ガーランドはその剣の切っ先を4人に向けた。 
射抜かれるような圧迫感が迫ってくる。 
「あんた、やっぱり悪巧みしてたのか。 
悪人に教える名前などないぜ。さっさと姫様を返しな!」 
緑の少年がにじり寄る。 
しかし、ガーランドは微動だにしない。 

「さては、お前たちだな、クリスタルの戦士というのは・・・。」 
「えっ!?」 
「クリスタルをよこせ。さもなくば殺す。」 
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