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  • FF5 7 あてのない旅
    バッツはボコの所へ『やっと』辿り着こうとしていた。 この『やっと』と言うのは反対側へ行ってしまった分、余計な労力を使ってしまったからだ。 ただでさえ足場が悪い道だ。たいした距離じゃなくても足は疲労し、それが全身へ伝わってゆく。 いつものように森で休んでいたら、近くに大きな隕石が落ちてきたと言う非日常。 ゴブリンと戦い、レナと言う父親が行方不明の女の子を助け、さらにガラフと言う記憶喪失の老人まで助けた。 そしてその2人は『風の神殿』へ向かうべく旅立った。 それぞれの事情を胸にして。 隕石が落ちてから今に至るまで時間にして2、3時間と言った所だろうか。 しかしバッツは『もうこれで今日は終わるのではないか?』と言うほどの今までに無い変な疲労感を覚えている。 徐々に入り口が近づく。辺りもだんだん広くなり、足場も良くなる。 遠くの方で『相棒』のバッツを見...
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