かなり真面目にFFをノベライズしてみる@ まとめウィキ内検索 / 「ff6 - 07 narche」で検索した結果

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  • ff6 - 07 narche
    「ここでお前と引き合わせたかったが、ガードが嗅ぎ付けてな。裏から逃がしたが…、恐らくガードも探しているだろう」  この炭鉱都市ナルシェの高い自治力の一助を担うガードは、外敵から街を守るという使命に基づき動く。  が、近年、その自衛は度を増し、反帝国派でありながら、リターナーに加わらず、別個の反帝国派として動いている。  同じ帝国派でも、協力体制ではなく、友好関係も築いていない。 「あいつら、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いって奴らだからな…」 「そういう事だ。魔導の少女に関しても、操りの輪のせいだと言っても、「帝国軍の手先だ」と言って聞かなかった」  ロックは右手を腰に、左手を顎にやって、思案顔になる。 「ロック、彼女をフィガロへ連れて行って欲しい。フットワークの軽さを見込んで、お前に頼みたいんだ」  ロックはじっと床の辺りを見ている。 「いつ出てったって?」 ...
  • ff6 - 07.5 narche ナルシェ援軍5
                        ***  薄暗い炭鉱内の細い道。出会うべくして両者は出会い、鉾をまみえる。  口汚く少女の事を罵りながら、ガードの連中は剣先を向けて来た。  きっと彼らにも、理由があるのだろうとは思う。武器を持って戦う理由、相手の 命を奪うことも厭わない、その理由が。  ――もちろん、それは俺にだって言えることだ。  ロックは手に持った短剣をためらい無く振り下ろした。彼は、彼の目的のために 武器を取り、戦いの場へと自らの意志で身を投じている。その理由を日頃から、 あるいは戦場で敵として向き合った者に教える必要性はない。  勝つか負けるか、戦いの結末はその二択でしかない。そして、自分に求められて いるのは「勝つ」という結果のみである。この場では逃走という選択肢も敗北を 意味している。どうあっても引き下がるわけには行かな...
  • ff6 - 07.5 narche ナルシェ援軍3
     ちなみにロックは、モーグリがガード側の味方につくという可能性はまったく考えて いない。自称トレジャーハンター(兼・反帝国組織リターナー関係者)にとって、持ち 合わせたロマンとプラス思考は最大の武器なのだ。自分のことをドロボウ扱いする 人々に対して、この主張は今後も続けるつもりである。  数えてみると11匹のモーグリが、どこから持ち出してきたのかそれぞれ武器を手に 隊列を組んでいる。みなぎる闘志は、言葉を通わせない相手からでも直に伝わって くる。いつか目にした文献通り、見た目に似合わず獰猛な生き物なのだなと実感し ながら、群の中のモーグリに目が止まった。 「クポ!」  周囲のモーグリ達に比べて一回り体格が大きいように見えた。言葉こそ分から ないが、槍を振って他のモーグリを誘導している姿から察するに、どうやら配置を 指示しているようである。そのこと...
  • ff6 - 07.5 narche ナルシェ援軍1
     モーグリという生物の生態については研究途上であり、未だに解明されていない 部分も多い。  一般的にモーグリは警戒心の強い動物として知られている。人間に懐く事は ほとんどなく、相手が自分に危害を加えないと分かるまでは近づくことはもちろん、 人前に姿を見せようとすらしない。そのため、こちらから手を出さなければモーグリが 攻撃して来る事はないと言って良い。  また愛くるしい見た目とは裏腹に、いったん攻撃性をむき出しにすると、どちらかが 倒れるまで攻撃をやめない獰猛な一面を持っている。遭遇すること自体きわめて稀 だが、万が一にでも出会してしまった場合、むやみに手を出すのは危険だ。  主な生息域は寒冷地の洞窟などで、現在ではナルシェ炭坑の奥地のみが確認 されている。体中を覆う白い体毛は、恐らくそういった環境に適応した進化を経て 得たものなのだろう。 ...
  • ff6 - 07.5 narche ナルシェ援軍4
    帝国軍にも劣らぬ整った指揮系統だった。そのことにロックは僅かに戦慄を覚える。  ただ、帝国軍のそれと違うのは――多少ではあるが、クポクポうるさい事ぐらいだ。 「クポ……」  控えめな声で、リーダーの後ろに立つあの小さなモーグリが寄り添うように歩み 寄った。槍を降ろしたリーダーが短い首を後ろに向けると、槍を扱うには小さく見える 手を差し出した。 (大丈夫、ボクがついてる)  ロックの耳には「クポ」という愛らしい鳴き声の代わりに、そんな言葉が聞こえた気が した。これも、彼曰くロマンのなせる業なのか。それは本人にさえ分からなかった。  炭鉱内の奥深く、そこは薄暗く入り組んだ岩場と細い道が続く場所で、相手の位置を 見通せない。そのためこちらだけでなくガード側にとっても悪条件下での交戦となるだろう。  ロックとモーグリ3匹。リーダー率いるモーグリ...
  • ff6 - 07.5 narche ナルシェ援軍2
     だからナルシェ炭鉱内、ガードに追われているところをモーグリ達に助けて もらえるなどとは夢にも思っていなかった。  その中でも特に目に付いたのは2匹のモーグリだった。彼らのことは恐らく 一生忘れないだろう。                     *** 「クポー……」  背後――洞窟のさらに奥へと続く洞穴――から聞こえて来たのは、文字で表現 するなら「クポ」とでも書けそうな、間延びして緊張感に欠けた妙な声だった。  ロックは今、とある依頼を受けてひとりの“少女”を捜し求め洞窟内を疾走しこの 場所まで辿り着いたところだった。しかしようやく会えた少女は意識を失って倒れて いて。しかも悪いことに彼女は、今やナルシェ全力を挙げてのお尋ね者なのである。 よって彼自身が置かれている状況も決して穏やかではない。案の定と言うべきか、 少女を連れ...
  • ff6 - 07.5 narche ナルシェ援軍6
    ...ナルシェ援軍<終>(ff6 - 08 narcheに続く)-
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