7-125 記憶

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314 名前:記憶1/3 投稿日:2006/07/23(日) 10:43:38 寝息が聞こえる。 良かった。拙い応急処置しか施せなかったが 眠れるくらいならきっと大丈夫だろう。 潘璋は孔融の傍らで何か考えていたようだったが、やがて口を開いた。 「俺が馬鹿だったんだ。過去の下らない記憶なんかに拘って」 泣きそうな顔で潘璋が呟くと、孔融が振り返る。 それ以上は言うなとその眼が言っているような気がした。 「もう過ぎたことだ。あとは彼の言葉を理解するのが先決だろう。」 そう言いながらも表情は暗い。彼自身田疇に助けられた身である。               待て。 過去の記憶? 「でもまさかあいつがあんな死に方するとは思わなかったんだ。」 「潘璋殿、過去って…何だ?」 二人の間に沈黙が流れた。 「どれくらい前の過去なんだ?私は何も覚えていないのだが 市場で首を切られてから、それから… 死んだはずなのに…いや、あの時、…死んだ。死んだ?」 曹操に謀られて死んだ。そこの広辞苑にもそう書かれていた。 それっきりの筈なのに、違和感がある。 「へ?嘘だ。あんたこの前も参加してたじゃないか、この殺し合いに――この前?」 潘璋もはっきり詳しいことは思い出せないようだった。 おかしい。絶対に何かあったはずなのに。 「…その傷はどうしたんだ?」 ---- 315 名前:記憶2/3 投稿日:2006/07/23(日) 10:44:48 禰衡がいつの間にか起き上がって孔融のこめかみを指した。 「ああ、この程度の傷で済んだのだよ」 「どうしてあんな時に飛び出した?そんであのあとどうなった?他に怪我は!?酒糟は!? 良かった!!生きてたんだ!君のことだからとっくにもう死んだかと!!わしも死ぬかと思ったぞ!!」 禰衡は孔融に掴みかかりがくがく激しく揺する。 いや、それだけ喋れれば大丈夫だろうが 田疇達が駆けて来たときにはもう禰衡の疲れはピークに達し、倒れこんでしまったのである。 話を聞いて落ち着いた禰衡は立ち上がってあたりを見回す。 この辺ではないが、明らかに陳留には人が集まっている気配がある。 「蛆どもが沸いてきたようだ。移動した方がいい。」 そう言って二人に立ち上がるように促し、潘璋に問いかけた。 「お前はこれからどうする?」 俺は。 何故か潘璋は誇らしげな表情で言う。 「どんなに歪んでいるか正しい道かは分からんが、田疇の弔いも兼ねて 元 三 国 一 の 猫 耳 萌 え キ ャ ラ 代 表としてこの殺し合いの主催者を殺しに行く。」 刹那。 沈黙が流れた後に禰衡が吹き出し、腹を抱えて震えだす。 ちょっと脇腹が痛いらしい。 「笑うな!俺は本気だ!もうこんな惨事は繰り広げさせんぞ!! そのためにはまず情報収集だ!なんとなく荊州へ行く!」 ---- 316 名前:記憶3/3 投稿日:2006/07/23(日) 10:45:50 孔融は自分の武器を改めて確認して、がっかりした。 柄の長い、四角い板の付いた金属。 確か禰衡のは先端が丸みを帯びた板だった。 「私もこれか…」 @潘璋【備前長船】 ※主催者の手がかりを探し、荊州へ向かいます <<現在工事中/2名>> 禰衡[脇腹負傷]【農業用スコップ】 孔融[こめかみかすり傷]【農業用ショベル、刺身包丁】 ※とりあえず陳留を離れ南へ向かうようです ※広辞苑、S&W M60 チーフスペシャル(弾切れ)は放置。

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