第7回三国志バトルロワイヤル ログまとめ内検索 / 「7-126 八旗と楊阜と夏侯淵」で検索した結果

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  • 7-126 八旗と楊阜と夏侯淵
    317 名前:八旗と楊阜と夏侯淵 1/9 投稿日:2006/07/23(日) 11 48 12 夏侯淵は前世の記憶を思い出してみた。 生を受け、育っていったことはよく覚えていない。 親の顔もまったく思い出せない。厳しい親だったか優しい親だったか、それすら思い出せない。 自分が記憶ははっきりし始めるのは、曹操に着いて行こうと決めたときからだった。 曹操がまだ県の長官だったとき、曹操は彼を疎ましく思う誰かに罪を着せられ、夏侯淵は身代わりとなってその罪を被った。 あやうく死刑となるところだったが、すんでの所で曹操に救済され、以後、夏侯淵は曹操に付き従うこととなった。 曹操を援助し、曹操の旗揚げに集い、曹操の将となり、曹操の敵を屠っていった。 曹操の危機を救い、曹操に重宝され、涼州掃討の大将となり、漢中防衛の総司令官となり、そして、曹操の敵に殺された。 夏侯淵の...
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    ...7-125 記憶 7-126 八旗と楊阜と夏侯淵 7-127 連なる回旋 7-128 それを互いに埋めるように 7-129 于禁 7-130 甘寧帰郷 7-131 第3回放送 7-132 ※夏侯楙 南門より脱出 7-133 in the Mood 7-134 血統 7-135 ※劉備 仲間を探すため単独行動開始 7-136 傀儡は尚も抗う 7-137 ※張コウ 許昌へ移動開始 7-138 重なる歌よ凱歌となれ 7-139 ※馬玩・梁興死亡 7-140 ひぐらしが鳴く 開かずの森へ 7-141 焔の夢 7-142 馬鹿の一人踊り 7-143 ※劉諶死亡 7-145 凱歌よ響け高らかに 7-146 ※劉備 甘寧と遭遇 7-147 虚空の炎雨 7-148 ゴルゴ妙才 7-149 ※孫堅・項羽(閻行)死亡 7-150 ※魯粛 ナースと下僕に合流...
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    タイトルが付いているものはそのタイトル、付いていないものは概要を併記します。 7-000 第7回三ロワについて 1スレ目 7-001 オープニング 7-002 于禁登場 7-003 阿会喃登場 7-004 魏延登場、王平死亡 7-005 禰衡登場、孔融生存確認 7-006 董衡&董超登場 7-007 沮授登場、朱霊・淳于瓊・曹仁・曹洪・曹操生存確認 7-008 呂布登場、関羽生存確認、呂範死亡 7-009 曹丕・曹幹登場 7-010 孫権登場(右目負傷)、淳于瓊・周泰死亡 7-011 夏侯覇登場 7-012 司馬懿登場、刑道栄死亡 7-013 劉封・蔡文姫登場 7-014 裴元紹登場 7-015 司馬孚・甘寧登場 7-016 曹丕、曹幹を抱えて逃走中 7-017 郭嘉・陳羣登場 7-018 姜維登場、諸葛亮生存確認 7-019 張繍登場、...
  • 7-107 虞翻と夏侯覇
    259 名前:虞翻と夏侯覇 1/4 投稿日:2006/07/19(水) 22 29 18 虞翻は荊州の道を歩いていた。 その道は左右を100メートル半ほどの崖に挟まれた谷間の道で、幅は5~8メートルだが、 その両脇には少し小柄な男性の肩くらいの背の茂みがあるため、実際にまともに歩けるのは石畳で舗装された、人二人が詰めて並び歩けるくらいの範囲しかない。 だが、隠れ歩くには茂みの方がいいであろう。 なので虞翻は右方の茂みの中に身を落としつつ、慎重に辺りを見回しながら移動していた。 最初は驚異のカードの数々に喜々として馬鹿騒ぎしていたのだが、しばらくして彼はいくらか冷静になっていた。 いくらカードが凄かろうと、後ろから撃たれてしまえば、まったくもって意味をなさない。 そう思えば馬鹿騒ぎしていた自分が恥ずかしくなった。あそこで銃とやらを持った誰かに気がつかれ、忍び寄...
  • 7-176 流れ流れていつか消えゆくとしても
    96 名前:流れ流れていつか消えゆくとしても 1/5 投稿日:2006/08/04(金) 12 07 57 魏延文長。 一兵卒からの叩き上げの軍人であり、その勇猛果敢さと統率力から蜀軍の中核にまで登りつめた人物である。 五虎将にこそ選ばれていないがその実力は決して彼らに劣るものではなく、劉備にその才を愛された。 夏侯淵妙才。 曹操軍の誇る名将であり、急襲戦に於いては並ぶものがないと称えられた。 魏軍最古参のひとりにして曹操の親族でもあり、弓術の名手である。 彼らは共に優秀な武人であり、平素であれば決してお互いそこまでの接近を気付かずに許しはしなかっただろう。 バトルロワイアル三日目。 魏延は右腕と顔面に負った傷が癒えておらず、 さらに戦闘の起こっている北へ向かおうとするも慣れぬ道と森で道に迷ってしまったことによる疲労。 また夏侯淵は遊...
  • 7-194 骨肉
    177 名前:骨肉 1/18 投稿日:2006/08/16(水) 21 27 50 「西で、誰かが戦っている」 黙々と雨の中夜の道を歩いていた最中、曹彰は呟いた。 「銃の音だ。洛陽の宮中で聞いた、あの銃と同じような轟音と、それとは違う音も聞こえる。撃ち合ってるんじゃない。誰かと誰かが、同じ相手を撃っているんだ」 一方、袁紹は銃声なんてまったく聞こえていなかったので、曹彰を訝しんだ。 「妖槍に操られたあとだから、幻聴が聞こえんのも無理はないだろうが……」 曹彰は露骨に不愉快な表情を浮かべたため、曹仁が慌てて補足した。 「孟徳と孟徳の子供たちは、みんな耳が良いんだよ」 「ふぅむ、初耳だな」 なお袁紹は信じなかったが、気が付けば曹彰はどこかへと勝手に進んでいた。 「おい、曹彰! どこへ行く!」 曹彰は袁紹の呼びかけに制止し、振り向く。その顔は決意に満ち...
  • 7-091 第2回放送
    216 名前:▼生存者リスト パーティーの部(参加者非公開)▼ 投稿日:2006/07/17(月) 03 59 13 パパじゃないよお兄ちゃんだよ/2名 曹丕[右肩負傷・手当て不完全、疲労]【スコーピオン(残弾19発)】曹幹【白い鳩】 親子の面影+α/4名 劉封【李典棍】蔡文姫【ボウガン・矢×20】劉備【胡椒一缶】ホウ統【ワイヤーギミック搭載手袋】 不品行と品行方正/2名 郭嘉[左脇腹負傷、失血]【閃光弾×2】陳羣【閃光弾×2】 孟徳捜索隊/2名 曹仁【かみそり、双剣(やや刃こぼれ)】曹洪【ゴム風船、斧】 既視感を追う旅/2名 凌統【???、犬の母子】馬謖【探知機】 孤篤と廖淳と元譲/3人 馬忠【グロック17】廖化【鎖鎌】夏侯惇【金属バット】 しばてん...
  • 7-131 第3回放送
    342 名前:▼生存者リスト パーティーの部(参加者非公開)▼ 投稿日:2006/07/24(月) 19 51 41 パパじゃないよお兄ちゃんだよ/2名 曹丕[右肩負傷・手当て不完全、疲労]【スコーピオン(残弾19発)】曹幹【白い鳩】 親子の面影+α/4名 劉封【李典棍】蔡文姫【ボウガン・矢×20】劉備【胡椒一缶】ホウ統【ワイヤーギミック搭載手袋】 不品行と品行方正/2名 郭嘉[左脇腹負傷、失血、発熱]【閃光弾×2】陳羣【閃光弾×2】 孟徳捜索隊/2名 曹仁【かみそり、双剣(やや刃こぼれ)】曹洪【ゴム風船、斧】 既視感を追う旅/2名 凌統【???、犬の母子】馬謖【探知機】 孤篤と廖淳と元譲/3人 馬忠【グロック17】廖化【鎖鎌】夏侯惇【金属バット】 し...
  • 7-243 第6回放送
    99 名前:▼生存者リスト パーティーの部(参加者非公開)▼ 1/2 投稿日:2006/10/31(火) 22 48 20 親子の面影+水鏡門下生/4名 蔡文姫【塩胡椒入り麻袋×5】 劉封【ボウガン・矢×20、塩胡椒入り麻袋×5】 ホウ統【ワイヤーギミック搭載手袋、塩胡椒入り麻袋×5】 諸葛亮【諸葛亮伝(色んな諸葛亮が満載。諸葛亮と直接関係ない事柄については書かれていない)】 不品行と品行方正と忘れ形見/3名 郭嘉[左脇腹負傷、失血、発熱]【閃光弾×1】 陳羣【なし】 曹幹【光学迷彩スーツ(故障中)、吹毛剣】 荀イク孟徳捜索隊/2名 袁紹【妖刀村正】 曹彰【双剣の片方(やや刃こぼれ)、ごむ風船】 めるへんトリオ featuring 既視感を追う旅/6名 陸遜【真紅の花飾り、P90(弾倉...
  • 7-201 第5回放送
    232 名前:▼生存者リスト パーティーの部(参加者非公開)▼ 1/2 投稿日:2006/08/24(木) 02 24 38 パパじゃないよお兄ちゃんだよ/2名 曹丕[右肩負傷・ひどい衰弱]【なし】曹幹【吹毛剣】 親子の面影+α/3名 蔡文姫【塩胡椒入り麻袋×5】劉封【ボウガン・矢×20、塩胡椒入り麻袋×5】 ホウ統【ワイヤーギミック搭載手袋、塩胡椒入り麻袋×5】 不品行と品行方正/2名 郭嘉[左脇腹負傷、失血、発熱]【閃光弾×1】陳羣【なし】 荀イク孟徳捜索隊/2名 袁紹【妖刀村正】曹彰[強いショック]【双剣の片方(やや刃こぼれ)ごむ風船】 既視感を追う旅/3名 凌統【銃剣、犬の母子】馬謖【探知機】関興【ラッキーストライク(煙草)、ジッポライター、ブーメラン、サーマルゴーグル】 ...
  • 7-165 第4回放送
    49 名前:▼生存者リスト パーティーの部(参加者非公開)▼ 投稿日:2006/07/31(月) 20 45 46 パパじゃないよお兄ちゃんだよ/2名 曹丕[右肩負傷・手当て不完全、疲労]【スコーピオン(残弾19発)】曹幹【白い鳩】 親子の面影+α/3名 蔡文姫【塩胡椒入り麻袋×5】劉封【ボウガン・矢×20、塩胡椒入り麻袋×5】ホウ統【ワイヤーギミック搭載手袋、塩胡椒入り麻袋×5】 不品行と品行方正/2名 郭嘉[左脇腹負傷、失血、発熱]【閃光弾×2】陳羣【閃光弾×2】 荀イク孟徳捜索隊/4名 袁紹【妖刀村正】曹彰【双剣の片方(やや刃こぼれ)ごむ風船】曹仁【双剣の片方(やや刃こぼれ)かみそり】曹洪【斧】 既視感を追う旅/3名 凌統【銃剣、犬の母子】馬謖【探知機】関興【ラッキーストライク(煙...
  • 7-044 第1回放送
    100 名前:▼生存者リスト パーティーの部(参加者非公開)▼ 投稿日:2006/07/11(火) 22 04 21 パパじゃないよお兄ちゃんだよ/2名 曹丕【スコーピオン】曹幹【白い鳩】 親子の面影/2名 劉封【李典棍】蔡文姫【ボーガン・矢×20】 不品行と品行方正/2名 郭嘉【S&W M60 チーフスペシャル】陳羣【閃光弾×5】 孟徳捜索隊/2名 曹仁【かみそり 双剣(やや刃こぼれ)】曹洪【ゴム風船 斧】 既視感を追う旅/2名 凌統【???、犬の母子】馬謖【探知機】 孤篤と廖淳と元譲/3名 馬忠【グロック17】廖化【鎖鎌】夏侯惇【金属バット】 しばてん/2名 貂蝉【オルゴール・救急箱】司馬孚[左腕銃創・疲労・腰痛]【吹き矢(矢10本)】 ...
  • 7-224 喪失
    350 名前:喪失 1/3 投稿日:2006/09/20(水) 15 13 46 妙才 子考 子廉 かつて夏侯惇が親しんできたその三人は、死んでいた。 「嘘だろ」 夏侯惇の呟きは、献帝のいかにも楽しげな声にかき消された。 死を楽しみ、生を嘲笑う声。 「爽やかな朝だ……? ふざけるな!!」 思わず空に向かって叫ぶ。献帝の忌々しき声は、どういうことが空から響いてくる。 天子の分際で、自分が天になったとでも思っているのか。 だが空は見えない。青い竹の葉が、空を遮っていた。夏侯惇は、気分が暗くなっていくのを感じた。 夏侯惇への返答は、当然ない。献帝の禁止エリアの説明が続くだけである。 やがてその声も止んだ。荊州襄陽の竹林は、またもとの静寂に包まれた。 「なんでだよ、おい……」 気分は暗く淀んでいても、悲しみはすぐには湧かなかった。 「...
  • 7-259 ※陳羣を夏侯惇が殺害
    39 名前:1/12:2007/04/14(土) 19 14 05 全ては、雨が洗い流してくれたのだろう。 ぬかるんだ大地に降り注ぐ木漏れ日は信じられないくらいに穏やかで、 この地で起こった惨劇などまるで夢か幻のように思えた。 だが注意深く見てみれば、転がっている倒木や流された家の残骸などに混じって 時折確かに、人の骸のパーツらしきものがある。 しかしそれらは廃材に紛れ照る陽の光の陰となって、 この世界を象徴するような奇妙なオブジェとなっていた。 そのオブジェに祈りを捧げる陳羣と、それに従う曹幹を人事のように眺め 郭嘉は自らの作業を再開した。 拾った広辞苑のページを慎重に一枚一枚はがす。 水で駄目になってしまった箇所もあるが、その厚みのおかげで 真ん中あたりのページはほぼ無事だった。 おそらく誰かの支給品だったのだろうその本はどうや...
  • 7-137
    365 名前:1/4 投稿日:2006/07/26(水) 05 35 17 「皆の者、朕は嬉しいぞ~」 その慇懃無礼な献帝の声が、夜闇に包まれた森林の静寂を壊す。 音に反応して、辺りでも大きな木、その大降りの枝の乗る男が目を閉じ眉間にしわを寄せた。 ―今夜は静かだな―彼がそう思った矢先にこんな不愉快な音が耳に入る。 (・・・ふん・・・こんな場で穏やかな夜を望むなんて事が、そもそも無意味ってものか) 内心の不快感を表すように張コウは舌打ちした。 『張角以外の誰にも会っていない』 それが彼の幸運でもあり、また不運でもある。 前夜は銃声や怒声、悲鳴は耳に届いたものの、さほど近くもなかったし戦闘を行う事もなかった。 おそらくだが、知った者も声を上げてはいなかったと言える。 そして十分に竹刀を扱い 『通常の剣よりはずっと軽い。威力は低いが急所を突...
  • 各話リスト(3)
    タイトルが付いているものはそのタイトル、付いていないものは概要を併記します。 3スレ目続き 7-241 疑うとか信じるとか 7-242 (・(エ)・) 7-243 第6回放送 7-244 Ark 7-245 仇討ち 7-246 故郷へ 7-247 出会いの数だけ繋がる物語 7-248 氷の微笑と復讐姫 7-249 残された者たち 7-250 悩んでも仕方ない 7-251 失ったものは 7-252 Baroque 7-253 人間だから 7-254 ※張コウ・姜維・関興死亡 7-255 魏延と尚香とヒナたちの華麗なるスレ保守 7-256 劉協さんの優雅なるスレ保守 4スレ目 7-257 What is a Pretence? 7-258 Only,Lonely,Glory! 7-259 ※陳羣を夏侯惇が殺害 7-260 磨耗していくもの 7-...
  • 7-199 共鳴
    211 名前:共鳴 1/11 投稿日:2006/08/21(月) 03 20 35 司馬孚達は黙々と、夜の北の地を歩いていた。出発したばかりの時は劉禅が気楽なことを話しかけていたが、 司馬孚がそっけない返答しかしなかったため、劉禅はそのうち飽きたようだ。 途中、休憩をした。劉禅にははっきりした目的地でもあるのか、時計のいう二時間ほど休んだら再び歩くつもりらしい。 劉禅はその間、食料探しに出かけた。司馬孚が黎明の時に集めた食料がすでにあったが、劉禅はそれでは不満らしい。 司馬孚はすでに十分疲れていたので参加しなかったが、外見いかにも鈍そうな劉禅がまだ疲れを見せないとは、どういうことだろう。 司馬孚はひとり残された。逃げることが頭によぎったが、すぐに振り払った。仇は、この手で取らなければ意味がない。 休憩場所は、涼しげな林の中だった。司馬孚は木に寄りかかって、身を休...
  • 7-033
    74 名前:1/3 投稿日:2006/07/10(月) 15 15 26 「うーむ」 右目を隠して水面を覗いた。眼を隠した自分がいる。 左目を隠して水面を覗いた。同じように眼を隠した自分が見えた。 「うーむ」 結論は一つ。 水面に映った「俺」には両目がある。 年齢はおおよそ二十代の初めか、十代の終わりだろう。 周りを見渡すと、平和な風景が見えた。今にも作業帰りの農夫でも現れそうだ。 ―しかし、夏侯惇にとっては、この風景が、若い自分が精巧な作り物のように思えた。 朝起きてみれば、いきなり訳のわからないゲームとやらに参加させられている始末だ。 夢かとも思ったが、不気味な首輪の触感と、主催者とやらの挨拶代わりの爆殺で現実だと認識した。 全てが作り物のようなこの世界だが、あの死体だけは絶対に作り物ではない。 長らく戦場に身を置いてきた自分が一番よ...
  • 7-233
    24 名前:1/3 投稿日:2006/10/10(火) 16 58 35 「ふんおーーーーーーっ!」 許チョの巨大な体が大地を蹴る。その姿はさながら小さな彗星。凄まじい衝撃で、流石の夏侯惇も押しつぶされたかに見えた――。しかし、夏侯惇はまだ生きていた。 「さすが将軍だぁ。これはかわせるかぁ!?フンフンフンフンフン!」 その巨体からは信じられないスピードで攻撃が繰り出される。全力を尽くし全ての攻撃を捌ききったように見えた夏侯惇だったが……。 (なんて力と速度だ…!得物で無くともこの強さとは!おまけに、受け流したはずなのに手に痺れがきている!) 今更ながら、何故この許チョが典韋の後を任せられたか理解した。無類の忠誠心と、純粋にして最高の膂力。これこそが許チョを許チョたらしめていたのだ。……だがな。 「許チョ!!孟徳を守りたいならば...
  • 7-138 重なる歌よ凱歌となれ
    369 名前:重なる歌よ凱歌となれ 1/4 投稿日:2006/07/26(水) 16 35 40 陳宮は、お友達がたくさんできてとってもご機嫌。 みんなのご用事のために、陳宮は元気よくお歌を歌います。 お空には、まんまるにちょっぴり足りないお月様と、 すいっと流れたほうき星。 おや?あれはほうき星ではないのかしら? まあ、あれはRPG-7の弾頭ではありませんか。 さあ大変。メルヘンしている場合ではありません。 「! 散れ!」 いち早く異変に気づいたのは司馬懿だった。 砲弾は少し離れた箇所で一人歌っていた陳宮を狙っていたようだったがそこからも逸れ、 砕けた岩の欠片が陳宮と司馬懿に掠ったが行動に支障があるほどの負傷ではなかった。 「ちっ!」 司馬懿は舌打ちする。 かなり威力のある兵器だ。だが命中率はさほどでもないようだ。 ...
  • 7-250 悩んでも仕方ない
    147 名前:悩んでも仕方ない 1/4 投稿日:2006/11/12(日) 04 24 23 さて、日も変わり道中が太陽の光に照らされている頃。 楊儀と不思議な仲間達は念願の呉都までもう少しと言うところで放送を聞いた。 またすぐに踵を返さなくてはならないと知り、若干の落胆を味わったが、逆を言えば禁止エリアによる囲い込みで 魏延に近づける可能性が見出せた(ような気がした)ので、気を取り直し、報告も兼ねて逆行を始めていた。 「……楊儀殿、音楽を聞きながら歩くのはあらゆる意味で危険では御座らぬか」 後ろから李典が声を掛けるが、余り聞こえてないようだ。 最初は黙々と三人揃って歩いていたのだが、そもそもの言いだしっぺの癖に、楊儀は長い道程が飽きて来たらしく、 退屈を紛らわせる道具はないものか、と考えたところ、支給品のMDウォークマンの存在を思い出したのだ。 ...
  • 7-239 虚像の都
    68 名前:虚像の都 1/6 投稿日:2006/10/16(月) 01 07 32 銅雀台から降りた于禁は奇跡と出会った。 いや、奇跡なんかじゃない。 あのスカした面に銃弾を叩き込むのは俺に与えられた当然の権利だ。 …なぁ、曹丕!! 「見て!ほら、銅雀台が見えてきたよ!」 水害の爪痕が生々しく残る街並みに顔を曇らせていた曹植だったが、 美しくも堂々たる銅雀台の姿を見て満面の笑みを浮かべた。 何があろうと揺るがず、曹植を待っていてくれた約束の地。 躍る心のままに曹植は駆け出す。 「子建様!!」 張遼の叫び。それに重なり響く銃声。 「あ…れ……?」 曹植は不思議そうに呟く。 こんなに一生懸命走っているのに、銅雀台はちっとも近づいてこない。 こんなに心が弾むのに、胸が痛くて仕方がなかった。 耳の奥でざあざあ音がする。ま...
  • 7-198 抵抗と諦め
    208 名前:抵抗と諦め 1/3 投稿日:2006/08/18(金) 13 19 17 ようやく長安に着いた。 すでに日は暮れかけ、どこかで烏が穏やかに鳴いている。 劉備は近くの木陰で一時を休むことにし、座り込んだ。 この分では、楼桑村まであと二日はかかりそうだ。 すでに参加者の半分近くが死んでいる最中、その時間はとてつもなく長いものに見えた。 まあ、雲長も、翼徳も、そう簡単には死なねえだろう。 幸いなことに、劉備の配下だったものではまだ王平しか死んでいない。 別れた三人に、趙雲・黄忠・馬超、それに劉禅も諸葛亮も、少なくとも今日の朝までは生きていることがわかっている。 だが、今も参加者の誰かが死んでいることは明白だ。蜀将も、いつだれが死ぬかは見当もつかない。 特に、漢升の爺さんはやべぇな。あの人ほとんど向こう見ずに突っ込むから…… 劉備は立ち上が...
  • 7-110
    270 名前:1/4 投稿日:2006/07/20(木) 18 11 08 ようやく正平に会えた。思えば長い道のりだった気がした。 だが―。 どうやらここでゲームオーバーらしい。 死の銃口がこちらを向いている。最後の最期で友に会えたのは僥倖だったか。 そう思い、眼を閉じようとした瞬間だった。 ―強い衝撃と共に押し倒され、気が付けば無様に地面に延びていた。 「諦めるのは、八方手を尽くし終えたときだけにしろ。勝手に戦を終わらせるな」 私に体当たりした男はそれだけ言い放った。 「なぜだ…?あんたとは面識がないはず…?」 私は自然に口走っていた。 「さぁな。ここでは理由無く人が死ぬ。 だったら人を助けるのにも理由など要らないんじゃないか?」 一呼吸おいて、 「それに、無傷ってわけじゃない。こめかみから血が出てる」 ...
  • 7-258 Only,Lonely,Glory!
    19 名前:Only,Lonely,Glory! 1/20:2007/04/08(日) 01 38 30 ?2BP(125) カサリカサリと枯葉を踏み、彼らは深い森を行く。 周囲に咲き乱れる白い花。そういえば白は葬送の色だ、と森を歩きながら凌統は思う。 淡い桃や薄青は混じれども、どの花も基調は白。献帝の嫌がらせだろうか。 付きまとう嫌な感覚を打ち消そうと、足元の石を蹴っ飛ばそうとしたその時。 母犬が唸り声を上げ、身を低くした。 ――誰か居る!? 馬謖の袖を引き、探知機を覗き込む。 犬の視線の先に該当する光点はない……ように感じられるが。 まさか、察知できない……首輪が壊れている? 武器を構え、来訪者に備える。 がさがさと大きい音を立て、鼻息も荒く現れたのは―― 「……おい、あれ何に見える?」 「…………牛?」 「まごうことなき牛で...
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