夢追人の妄想庭園内検索 / 「第九話 『もっと近くで君の横顔見ていたい』」で検索した結果
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第九話 『もっと近くで君の横顔見ていたい』
...とく―― 第九話 『もっと近くで君の横顔見ていたい』 ここ最近、いよいよ秋も深まり、朝夕はぐっと冷え込むようになった。 固さを増した早朝の風が、蒼星石の頬を撫で、栗色の髪を、ふわりと掻きあげていく。 ちょっと肌に刺さって痛いけれど、しっかり目を覚ますには、心地よい感触。 見上げた秋晴れの蒼穹は、どこまでも高く澄み渡って、とても清々しい。 深く息を吸い込むと、空が全身に浸透してくる気がして、不思議な一体感を覚えた。 それはきっと、空と蒼星石が今という時間を一緒に過ごし、世界を共有しているから。 「ボクも、姉さんと――」 風を肌で感じるように、ごく自然に寄り添って、同じ時間を生きていたい。 呼吸するように、ごく自然に温もりを持ち寄って、二人だけの世界を生みだしたい。 誰よりも大切なヒトだからこそ、どんな事でも、どんな物でも、余す所なく共有したかった。 お互いの心ま...
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『Just believe in love』
...愛が見えない』 第九話 『もっと近くで君の横顔見ていたい』 第十話 『こんなにそばに居るのに』 第十一話 『かけがえのないもの』 第十二話 『君がいない』 第十三話 『痛いくらい君があふれているよ』 第十四話 『君に逢いたくなったら…』 第十五話 『負けないで』 ・ある乙女の愛の雫 第十六話 『サヨナラは今もこの胸に居ます』 第十七話 『明日を夢見て』 第十八話 『さわやかな君の気持ち』 第十九話 『きっと忘れない』 最終話 『Good-bye My Loneliness』 ・もうひとつの愛の雫 第16話 『この愛に泳ぎ疲れても』 第17話 『風が通り抜ける街へ』 第18話 『あなたを感じていたい』 第19話 『星のかがやきよ』 第20話 『悲しいほど貴方が好き』 第21話 『瞳閉じて...
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第八話 『愛が見えない』
...く彷徨う。 次回 第九話 『もっと近くで君の横顔見ていたい』
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第十九話 『きっと忘れない』
射し込む朝日を瞼に浴びせられて、蒼星石を包んでいた眠りの膜は、穏やかに取り払われた。 なんだか無理のある姿勢で寝ていたらしく、身体が疲労を訴えている。 ベッドが、いつもより手狭な気がした。それに、とても温かい。 まるで……もう一人、収まっているみたい。 もう一人? 朦朧とする頭にポッと浮かんだ取り留めない感想を、胸裡で反芻する。 ――なんとなく、ぽかぽか陽気の縁側に布団を敷いて昼寝した、子供の頃が思い出された。 あの時、背中に感じた姉の温もりと、今の温かさは、どこか似ている。 ココロのどこかで、まだ、翠星石を求め続けている証なのだろう。 (夢でもいい。姉さんに逢えるなら) もう少し、夢に浸ろう。蒼星石は目を閉じたまま、もそりと寝返りを打ち、朝日に背を向けた。 途端、そよ……と、微風に頬をくすぐられた。 それは一定の間隔で、蒼星石の細かな産毛を揺らしていく。 次第に、こそばゆさが募って...
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第九話 『キヲク』
...」 第九話 『キヲク』 もし、大好きな人からプレゼントされた、大切な品を壊されてしまったら―― 雪華綺晶は唇をキュッと噛んで、無意識の内に、胸元のペンダントを握り締めた。 悲しいに決まっている。代わりの物が用意できようと、できまいと。 たとえ修理しても、本人にとって、その価値は著しく失われてしまうのだから。 見た目は元どおり。だけど、それは最早、からっぽの器……。 たくさんの思い出が詰まっていた宝箱では、もうないのだ。 「ごめんなさい……ごめんなさい……」 人形を抱いて啜り泣くコリンヌを前に、雪華綺晶はただただ俯いて、 壊れた蓄音機のように、謝罪の言葉を繰り返すことしか出来なかった。 いっそ、思いっ切り強く、頬を引っ叩いてもらえたら―― 百万の罵詈雑言を、コリンヌが容赦なく浴びせてくれたのなら―― ある意味、まだ救われたかも知れない。完全悪...
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『約束の場所へ』
... Verlust- 第九話 希望 -Der Hoffnung- 使用したスレタイ 【もしもシリーズ?】 【私の夢は☆】 【花言葉は乙女の真心】 【明日は晴れ】 【私が誰より1番】 【夢は何色?】 【僕の右手に君の左手】 【儚い願い】 【乙女の涙は乙女色】 【ずっと一緒に…】 【君が好き】 【花より団子?】 【いつでも微笑みを】 【さよならは突然に】 【悲劇は繰り返される】 【春の陽気に誘われて】 【永久の愛】 【届けたいこの思い】 【蒼い空の向こう側】 【私は此処に居るから】 【薔薇の棘には御用心】 【雨降りの日も】 【麗しき乙女たち】 【乙女のピンチ】 【夢の導くままに】 【明日を夢見る】 【空を見上げて】 【もう手放さない】 【彼女はデリケートw】 【紫陽花とカタツムリ】 【夕焼けに黄昏】 【目指せあの人の隣】 【思い出と夏の色】 【雨の紫陽花】 【季節は夏へ…】 【...
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第十八話 『さわやかな君の気持ち』
窓の外は、紫紺の海。たなびく雲が白波のようで、黄昏空は大海を連想させた。 昼と夜が溶けあう束の間に、ふたつの影もまた、ひとつに重なる。 太陽の勤めが終わり、地を照らす仕事は、月が引き継いでいた。 月影が斜に病室の闇を分かつ中、密やかに流れる、健やかな息づかい。 ベッドでは時折、差し向かいで収まった二人が、もぞもぞと窮屈そうに身じろぎする。 まだ、夜は始まったばかり。いくら病人とは言っても、就寝するには早すぎた。 「そろそろ、夕食の時間みたいね」 廊下を行き交うさざめきを耳にして、巴が囁く。 蒼星石は「うん」と答えながら、心持ち、抱きしめる腕に力を込めた。 汗ばんだ肌が触れ合って、ぺたぺたと吸い付くけれど…… 真夏の満員電車で味わうような暑苦しさや、ジトジトした不快感は全くない。 ――むしろ、その逆。どうしようもなく、気持ちが良かった。 まるで酸と塩基が化学反応するかのように、ココ...
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幕間2 『azure moon』
...るけど。 次回、第九話 『キヲク』
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~第九章~
~第九章~ 「はぁ~。生き返るのだわぁ」 少し熱めの湯に身体を遊ばせながら、真紅は手拭いで、額の汗を拭いた。 打ち身に効くとは聞いていたが、なるほど……癒される。 身体中に滞っていた疲労が、解きほぐされていくのが分かった。 独りだけ―― 貸し切りの温泉。真紅は大胆にも、両腕を背後の岩に乗せてくつろいだ。 思わず、独り言が口を衝いて出る。 「極楽、極楽♪」 「なぁに? 年寄りくさいわねぇ」 「はっ!」 やおら話しかけられて、真紅は小さな悲鳴を上げ、両腕で胸を覆い隠した。 まさか、誰かに聞かれていたとは、思っていなかったのだ。 見れば、惜しげもなく肌を晒した水銀燈が、戸板を開けて入ってきたところだった。 「慌てて隠さなくてもいいじゃなぁい。小さいのは、分かってるんだからぁ」 「余計なお世話なのだわ! 貴女こそ、手拭いで前ぐらい隠しなさい」 「いいじゃないのよ...
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~第八章~
~第八章~ 対峙する、二人の乙女。 瞳の色や、目元の泣きぼくろなど、細々とした特徴はある。 だが全体的な雰囲気を見れば、彼女たちこそ真の双子なのではないかと思えるくらいに、 二人は生き写しだった。決定的な差違は、性格くらいのものだろう。 真紅と水銀燈、そして薔薇水晶は、黙って事の成り行きを見守っていた。 ジュンは、自らを縛める巴の腕を掴むと、静かに振り解いた。 そして、厳かに思いの丈を口にする。 「離してくれ、巴。僕は、蒼星石の側に行きたくて、ここまで来たんだ」 「ああ……ジュン――」 その一言で、蒼星石の小さな胸は、言い尽くせないほどの幸せで満たされた。 あらかじめ手紙で知っていたとは言え、ジュンの口から直に聞くと重みが違う。 心の奥底まで、ずしん……とくる、確かな手応え。 自分がジュンを想い続けていたように、彼も想ってくれていた事が嬉しかった。 それこそ、身体が震...
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『退魔八紋乙女・狼漸命伝』~御魂の絆~
「ローゼンメイデン」で八犬伝をやってみたら…… これは、そんなSSです。 滝沢馬琴さんの『南総里見八犬伝』を、こよなく愛する方には、 受け入れがたい内容かも知れません。あらかじめ、ご了承ください。 (※百合、死にネタが含まれます) ~序章~ ~第一章~ ~第二十一章~ ~第四十一章~ ~第二章~ ~第二十二章~ ~第四十二章~ ~第三章~ ~第二十三章~ ~第四十三章~ ~第四章~ ~第二十四章~ ~第四十四章~ ~第五章~ ~第二十五章~ ~第四十五章~ ~第六章~ ~第二十六章~ ~第四十六章~ ~第七章~ ~第二十七章~ ~第四十七章~ ~第八章~ ~第二十八章~ ~終章~ ~第九章~ ~第二十九章~ ~第十章~ ~第三十章~ ~第十一章~ ~第三十一章~ ~第十二章~ ~第三十二章~ ~第十三...
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『貴女のとりこ』
この話は、旧雑談所 『ネタ出しスレ』 20 :名無し@ミーディアム:06/05/13 20 40 27 ID CfHyy8Zo ジュンの死体のそばを離れない薔薇水晶。 現実を認められずにみんなの言葉に耳を塞ぐ薔薇水晶。 しかし少しずつ崩壊していくジュンの死体。 必死で防腐処置をする薔薇水晶。 次第に狂っていく薔薇水晶。 発狂する薔薇水晶。 展開次第では死体の人肉食ったりとか。 色々会って最後は救われたのか救われないのかよくわかんない薔薇水晶死亡の鬱エンド。 という設定を、たたき台として書かれています。(キャラは変えさせて貰いました) yuriyuri sinineta guroino がNGワードとなりますので、ご注意下さい。 ・序章・第一回 ・第二回 ・第三回・第四回 ・第五回 ・第六回 ・第七回 ・第八回 ・第九回 ・第十回 ・第十一回 ・第十二回 ・第十三回 ...
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