*428 ウーア・ウイルス >『ウーア・ウイルス(UA virus)』(1) >フィルウイルス科ウーア様ウイルス属ウーア・ウイルス。 >エボラウイルスなどと同じ科に属し、ウーア・ウイルス >性劇症出血熱を引き起こす。空気感染するが、感染 >者が発症するまでは他者に伝染しない。米国疾病予 >防管理センターの危険度格付けで言うと、最も危険な >ウイルスの分類、リスクグループ4に属する。 *428 ウーア・ウイルス >『ウーア・ウイルス(UA virus)』(2) >短径90~110nm(ナノメートル)程度、長径500n >m~700nm。しばしば反り返った形状の「鎌型」になる >ため、「死神の鎌」と呼ばれることもある。外皮膜を有 >し、表面には多たんぱく質のスパイク状の突起が並ん >でいる。 > >(※1ナノメートル:10億分の1メートル) *428 致死率は100パーセント >詳細な情報が秘匿されウーア・ウイルスの感染例はほ >とんど知られていない。わかっている限りで感染した患 >者のすべてが短期間で死亡しているため、致死率が >100%となっている。感染例が増えれば、100%で >はないにしても、非常に高い致死率であることが予想 >される。 *428 発症 >数個のウイルス粒子を吸い込むだけで、肺からリンパ >節に移動、全身に広がる。肝細胞やマクロファージな >どの様々な部分で増殖し、血管の内皮細胞を破壊す >ることが確認されている。脳に侵入すると「泥化」という >血と体液が混在した状態になる。 *428 大越製薬 >大沢賢治が勤務する製薬会社。国内外に強固な販売 >網を持ち、年商は一兆円の大企業。世界的に需要の >ある薬剤の特許をいつも有し、厚生労働省や政治家 >にも大きな影響力がある。社員数は7000人。そのう >ち研究員は600人。 *抗ウイルス剤 >ウイルス性感染症に効果のある治療薬。インフルエン >ザウイルスやヒト免疫不全ウイルス(HIV)に対する治 >療薬が一例として挙げられる。治療薬といっても万能 >ではなく、ただ病気の進行を遅らせるものだけのものであっ >たり、薬に耐性を持つウイルスには効果がなかったり >と、まだまだ課題は多い。さらなる発展を見込み、世界 >中の学究機関や製薬会社が研究を進めている。 *ワクチン >人間の体内に入っても大丈夫なように無毒化・弱毒化 >されたウイルスや病原体のこと。投与することによっ >て、体内に免疫抗体を作り出し、感染症にかかりにくく >なる。 *ナノテクノロジー >ものすごーく小さなモノをつくったり動かしたりする技術 >のこと。ナノメートル(10億分の1メートル)という原子 >レベルの大きさでデバイス制御が可能。材料工学 >や医療分野など応用分野の可能性は広く、アメリカを >始め多くの国が戦略として研究開発に力を入れてい >る。 *428 DDS >ドラッグ(薬物)・デリバリー(送達)・システムの略。超 >微小カプセルに仕込んだ薬剤を適当な場所に運ぶた >めのシステム。 *428 DDS ※左に動画 >DDSは患部にピンポイント >で薬剤を運ぶため、強い >薬でも副作用が少なくな >る。大越製薬が開発したD >DSは新素材の高分子を >利用したもので、薬剤を放 >出した後のカプセルは、投与後1週間ほどで分解・消 >滅する。 *副作用 >薬剤を投与し、治療に効果が上がることを「薬効」と言 >うが、予期しない害のある現象は「副作用」とされる。た >だし、薬剤が身体に及ぼす影響は非常に複雑であり、 >どんな薬にも「薬効」と「副作用」の双方がある。 *動物実験 >医薬品や医療技術などを人間に使用する前に、安全 >性を確認するため動物を使用して行う実験。1964年 >の医学研究者による人体実験論理規範「ヘルシンキ >宣言」では適切な動物実験の重要性が説かれている >が、一方で「動物虐待である」として実験に反対する >意見もある。 *臨床試験 >新薬の承認などの申請には、動物実験の後に健常人 >や患者に薬剤を投与し、安全性や適応を評価する人 >体実験(臨床試験)を行わなければならない。日本で >は、臨床試験に関する知識や機会が不足しており、新 >薬開発の足かせとなっている。 *エボラウイルス >「エボラ出血熱」を引き起こすフィロウイルス科のウイル >ス。現在、4つの型(アイボリーコースト、スーダン、レ >ストン、ザイール)が確認されている。高い致死率(スー >ダン型53%、ザイール型88%)で知られているが、 >アメリカに輸入された猿から発見されたレストン型には >人間に対する病原性がない。 *リンパ節 ※左下に画像 >哺乳類のリンパ管に点在する器官。体内に異物が侵 >入したときに、この器官が >チェックを行い、白血球内部 >のリンパ球やマクロファージ >などに捕食させる。ウイルス >に感染すると、この生体防御 >機能が活発化して腫れ上が >ることがある。 *428 梶原義男 >渋谷署刑事課の刑事。人当たりは良いがつかみどころ >がない、控えめでありながら妙な存在感があるといった >理由で、署内では「和製コロンボ」「小さな高倉健」な >どと呼ばれている。 *バナナ >バショウ科バショウ属の果実。栄養価が高い。 >様々な種類の糖質を含んでいるため、長時間のエネ >ルギー供給が可能で、運動時のエネルギー源として >最適。 >バナナの皮で滑って転ぶのは皮の内側に油が多く含ま >れているためだが、仮にその油分をすべて取り除いても >大阪の芸人はたぶん転ぶと思われる。 *バナナ >バショウ科バショウ属の果実。 >ロックンロールの王様エルヴィス・プレスリーは大変な >バナナ好きで知られ、ピーナッツ・バターとバナナの >サンドイッチを好んで食べたと言う。 >大阪の芸人は落ちているバナナの皮を見ると、 >「今どきバナナの皮でこける人なんかいまっかいな」 >などと言いながら、かなりの確率で転ぶ。 *中東 >元来はイラン・アフガニスタンとその周辺の地域を意 >味したが、現在ではインド・アフガニスタンを除く西ア >ジアから地中海沿岸のアフリカ北東部を含む地域を >指す。ただし、日本ではイスラームの影響の強い地域 >をまとめて「中東」と呼ぶこともある。 *中東問題 >パレスチナ地域にイスラエルを建国したユダヤ人と、 >そこにもともと住んでいたアラブ人との間で起きている >摩擦。宗教と歴史が複雑に絡み合っ紛争であり、と >てもこの場で語りつくすことはできない。 *夫婦の会話 >ある調査によれば、『夫婦の会話がほぼ皆無』という家 >庭は全体の6%にあたるらしい。その理由は『疲れて話 >す気力もない』『途中でケンカになる』が多く、中には >『そもそも話すネタがない』という回答もある。 *428 無駄な会話をしない主義 >大沢賢治には、まる一日何も会話をしないで終える日 >がざらにある。口を開くのは歯を磨くためと食事をとると >きだけ。これまで14日間連続で会話無しの記録を持 >つ。 *指紋認証 ※右上に動画 >指紋で個人を認証する技 >術。生体認証(バイオメトリク >ス)という人間の身体的な特 >徴を用いて個人を認証する >技術の一分野で、手のひら >の静脈や角膜との水晶体の合 >間の薄い膜である虹彩を利用するなどの技術もある。 *428 保管区域 >危険なウイルスを扱っているため、抗ウイルス剤が保 >管されているエリアに辿り着くには、IDカード照合、指 >紋認証などの3重のロックを通過しなければならない。ま >た、研究所の入口には複数の警備員が24時間体制 >で配置されており、外部の人間が保管区域内に入り込 >むのは不可能に近い。 *ラバーカップ >棒の先に柔らかい半球状のゴムがついた掃除道具。 >詰まった流し口に押し付けて、その圧力で異物を押し >流すことが出来る。正式名称はラバーカップだが、この >名前で呼ばれることは少なく、「すっぽん」「ずっぽん」 >「ずぽずぽ」「ずっぽんずっぽん」「かっぽん」「かっぽん >かっぽん」「ガッポ」「ちゅっぽん」など、実にテキトーな >呼ばれ方をされる。 *428 いくつ >田中護は40歳、ひとみは19歳、歳の差はほぼ倍。だ >からといってお付き合いしていけないわけではない。 >年の差カップルの方が結構うまくいくということもある。 *トイレの詰まり >トイレの詰まりの原因は、紙などの流動物、またはうっかり >落とした固形物によるものがほとんどだが、ごくまれに >うんこが大きすぎて詰まってしまうから驚く。ちなみに >「うんこ」の「うん」はトイレで気張ったときの声のことで、 >「こ」はその接尾語である。以上、詰まらないうんちくで >した。 >(お食事中の方、ごめんなさい) *428 SNS >ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略。人と人と >の繋がりをメインのコンテンツにしたネット上の集会所。 >梶原が属している警察関係者専用のSNS『poxi(ポク >シィ)』は、警察だけに取り締まりが厳しく、罵倒雑言、誹 >謗中傷、エッチな書き込み、つまらないジョークなどは >瞬時に削除される。 *428 刑事漫画 >警視庁の広報誌に月1回掲載する予定。梶原自身が >作画を手がける。タイトルはすでに決まっていて、第1 >話『噂の刑事カジ』、第2話『太陽にほえるカジ』、第3 >話『私鉄沿線カジ』、第4話『夜明けのカジ』、第5話 >『刑事カジャック』、第6話『スケバンカジ』、第7話『あ >ぶないカジ』、第8話『はみだしカジ』、第9話『踊るカ >ジ』、第10話『宇宙刑事カジバン』、以降続く……と >なっている。 *428 親子連れ <>はJUMP >頭山照雄と娘の花。 >借金取りから逃げて松濤までやってきた。 >この直前、頭山は<御法川>と電話している。 *人身御供 >何かの利益のために、個人を犠牲にすること。 >簡単に言えば、生け贄。 *ブービートラップ >Booby trap >戦争で間抜け(booby)な兵士が引っかかって死傷す >る罠(trap)のこと。まぬけだましという意味で言えば、 >教室のドアを開けた瞬間に上から落ちてくる黒板消し、 >あれもブービートラップだ。 *428 いくら >大沢の抗ウイルス剤開発には、およそ300億円の経 >費がかかっている。大越製薬は年間の研究開発費に >約2000億円を投じているが、中でも大沢の研究にか >ける費用が最も高い。 *428 誘拐事件の捜査 >大沢の家には、捜査一課特殊犯罪捜査係の専門チー >ムである被害者対策班が派遣されている。対策班の >捜査員は、交渉術、オートバイや自動車の高速運転、 >逆探知、特殊通信、電話記録取得などの訓練を受け >たスペシャリストばかりである。 *428 エプロン >梶原が着用しているエプロンにプリントされているキャ >ラクターは、梶原の手によるオリジナルデザインのも >の。警視庁のマスコットキャラクターをモデルにしてい >る。名前はピンポくん。 *裸エプロン >全裸にエプロンだけを着た状態のこと。コスプレ(コス >チュームプレイ)の一種。正面、背面、側面と、それぞ >れ異なる趣があり、どの角度が最も素敵かを議論しだ >すと止まらなくなってしまうので注意が必要。類似する >性的嗜好として、裸靴下、裸靴、裸ネクタイ、裸リ >ボン、裸マフラー、裸チョーカーなどがある。 *428 おなか空いてない >1時間ほど前、大沢愛は家を抜け出し、駅前の喫茶店 >『ロートレック』へ行ってサンドイッチと紅茶を注文してい >る。 *チン >電子レンジで温めることをこう言ったりする。 >温め終わったことを知らせる「チーン!」という音からき >ていると思うのですが、わが家の電子レンジは温め終 >わったら「ピー!」と鳴るタイプなので、「チンする」とは >言いません。かといって「ピーする」とも言いません。 *気泡シート >気泡シートが地球上に姿を現したのは1960年代のこ >と。当初は梱包材ではなく、部屋の壁紙やプールの落 >ち葉を防ぐためのカバーとして開発された商品だった。 >しかし、売れ行きが悪かったため、企業はこれを梱包材 >として売り出した。そこで初めてヒット商品になったの >である。 *428 目玉焼き丼 >梶原のシンプルレシピのひとつ。他にも茹で上げのス >パゲティにバターと塩コショウをしただけの「白スパ」な >どがある。どちらも料理と呼ぶにはあまりにもシンプルで >あるが、微妙な塩加減で素材の味を引き出さなければ >ならず、熟練を要する。 *ネクタイピン >ネクタイにつける飾り留め具のこと。昔はカフスや社章 >と並ぶサラリーマンの必須アイテムだった。最近はタイ >バーという名称でリニューアルされ、一部のおじさまの >間で密かなブームとなっている。 *428 プリティーハニー <>はJUMP >『上木彩矢コミュニティ』によく出没する人物。農業と警 >察に関して詳しく、『世界がもし100人の農村だったら』 >『タレコミュニティ87分署』といったサイトにも頻繁に姿 >を現す。ちなみに『タレコミュニティ87分署』には、<加 >納慎也>の恋人・留美もたまに書き込みをしている。警 >察のふがいなさを非難するプリティーハニーに対し、留 >美は警察がいかに大変な仕事かを力説し、激しい論争 >を繰り広げたこともあった。 *占い ※左に動画 >トランプや星座などで人の >運勢を判断する方法。良 >い結果の時は信じて、悪 >い結果の時は信じない。 >占いとの付き合い方は、そ >れぐらいがちょうどいい。 *428 大洗真之介 >劇団迷天使の主宰者。 >午後2時30分より御法川実の取材を受けることになっ >ている。 *感染拡大(パンデミック) >ある特定の感染症が世界的な大流行となること。感染 >爆発ともいう。14世紀のヨーロッパでは、コレラの大 >流行で人口の3分の2が死亡したという説もあり、20 >世紀初頭のスペイン風邪の大流行では、世界中で >2500万人以上が犠牲になった。交通機関が発展し >た現代では、感染拡大の危険性が増大しているとの見 >解もある。 *ボイスチェンジャー >自分の声を別人のようにする機器やソフトウェア。声紋 >や口調を解析不能なほどに変換させるのは非常に困 >難であり、リアルタイムでこれを行うには資金力や技術 >力が必要となる。 *蛍光色素 >ある特定の光を照射することで、より波長の長い蛍光 >を発する色素のこと。この色素を使用すると、より詳細 >な観察を蛍光顕微鏡で行うことができる。 *フルオレセイン >黄緑色の液体。蛍光色素の一種。主に顕微鏡で観察 >する際に使われるが、その他に目の診断試薬などにも >用いられる。一度に最も使用されるケースは「緑の日」 >とも言われる「聖パトリックの祝日」。アメリカのシカゴ川 >を大量のフルオレセインで緑色に染め上げて祝う。 *428 服務規程違反 >会社の規則に反すること。大越製薬は職務上の情 >報を外部に漏らすことを厳しく禁じている。重大な違反 >をした場合、免職処分になるだけでなく、多額な賠償 >金を求められることになる。 *X線 >放射線の一種。レントゲン線とも言う。病院で身体の >透視画像を撮影する際に使われるほか、空港などで >の手荷物検査、爆発物検査にも利用されている。 *IDカード >身分証明カード。機密性の高い研究を行う施設では、 >各研究員のIDカードにセキュリティレベルを記憶させ、 >立ち入りを制限する措置が取られていることもある。 >バーコードやICによるドア開閉など、電子的に制御さ >れたICカード技術の開発も盛んである。 *DDS >ドラッグ・デリバリー・システム。 >ミサイル・ドラッグと呼ばれることもある。的確に患部ま >で薬剤を運ぶターゲティング(標的指向性)技術が特 >に重要であり、世界中で様々な試みが行われている。 *428 首筋 >DDSは、首筋に残存している可能性が高い。 >というのも、首筋にはいくつものリンパ節があるからだ。 >リンパ節は、体内に侵入したウイルスを異物と見なして >攻撃するのだが、相手が強力な病原体だと負けてしま >うことがある。そうなると、その場でウイルスが一気に増 >殖するのである。 *残留 >DDSに利用される素材は、当然のことながら人体への >ダメージが軽微もしくは無害でなければならない。使用 >後は体内に蓄積されず、消化・吸収されるほか、排出さ >れるのが望ましい。だが一方、ウイルスが活動中である >と予想される期間は、体内に留まることも必要である >ため、バランスの取れた技術が必要となる。 *428 Kaming >入会金1000円で年会費3000円。会員になると、 >コンサートチケットの先行予約などの特典がある。大沢 >が気に入っているのは、会員限定のサイトコンテンツ。 >上木彩矢のブログやビデオコメントなどを見ることがで >きる。 *モーツァルト >ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756― >1791)。オーストリア生まれの古典派音楽の巨匠。代 >表曲「フィガロの結婚」「魔笛」「交響曲第41番・ジュピ >ター」など。 *ショパン >フレデリック・フランソワ・ショパン(1810―1849)。 >前期ロマン派の作曲家・ピアニスト。ポーランドの国民 >的音楽家として有名。ピアノ独奏曲を多く残した。代 >表曲「夜想曲第2番」「ピアノソナタ第2番」など。 *ウンチク >蓄えた知識のこと。ほどほどに広うする程度なら周りか >ら感心されるが、得意げにひけらかし始めると煙たがら >れる。 *428 本部 <>はJUMP >このとき、捜査本部は上層部による方針変更のため騒 >然としていた。 >現場に出ている<刑事>たちには、誘拐事件捜査の中断 >命令が下された。 *428 行方不明 >大越製薬のニューヨーク支社長が、現地時間4月25 >日午後9時から行方不明になっている。身代金などの >要求がないため、ニューヨーク市警ではなんらかのトラ >ブルに巻き込まれたものとして捜査を進めている。 *428 本庁の刑事 >警視庁捜査一課の沢渡喜一(さわたりきいち)。梶原の >渋谷署での活躍を耳にし、大沢邸での捜査に加えるこ >とを上司に薦めた。大沢への梶原の対応を見て、自分 >の推薦は間違っていなかったことを確信する。しかし、 >事件のあまりに意外な展開に、梶原に対して冷たい態 >度をとるしかなかった。 *428 撤収 >警視庁はバイオテロに対処することになり、公安部が >主導する警備本部が設立された。ウイルス感染者で >あるマリアが見つかっていないため、誘拐事件の捜査 >本部の人員は警備本部に吸収され、引き続き捜査を >続行することになっている。 *428 謎 <>はJUMP >不思議・不可解なこと。 >よく「○○の謎」とか「○○の秘密」などといったタイトル >の本が書店に並んでいるが、読んでみると大した謎で >もなくがっかりすることがある。 >……という余談はさておき、そのとき、<彼ら>は2回目の >爆発の謎を解明するべく、ワゴン爆発の現場に向かっ >ていた。 *プロバイダ >インターネットに繋ぐための接続サービスを提供する業 >者。 >通常インターネットに繋ぐには専用線が必要となり、そ >れを持たない場合はプロバイダとの契約が必要にな >る。 >プロバイダがインターネットを接続をする際に、IPアドレ >スという識別のための番号がつけられる。 *コマンドプロンプト >マウスを使わず、キーボードでコマンド(命令)を打ち >込んでパソコンを操作するための機能、またはその画 >面のこと。 *428 そっくり >そっくりといえば、以前、梶原は自分にそっくりな男に出 >会って驚いたことがあった。男は梶原がたまたま入った >ヘアサロンに勤めていた美容師で、その男も梶原と目 >が合うなり声をあげて驚いた。不思議な縁を感じた梶 >原は、以来そのヘアサロンに通うようになったのだが、 >ある日美容師に職業を聞かれ、正直に刑事であると >答えると、美容師は顔を青くして店を飛び出していっ >た。その後、梶原はその美容師と会っていない。