東京で、つかの間に

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照「……」

 

京太郎(人多いなー、やっぱ東京すげーわ)

 

菫「毎度のことだが朝は人が多いな…ここで失禁した暁にはどうなってしまうんだろうか…」ボソッ

 

照「暁の使い方が間違ってる…お腹空いた…」

 

京太郎(…いやいや、待てよ俺。東京の知らない人にツッコんだら駄目だ。横を見ない、見ない…)ピクッ

 

菫「個人的にはあまり他人様への迷惑が大きいプレイは自重したいのだが、照はどう思う?」

 

照「……えっと、とりあえず何もしないほうが」グー

 

京太郎(スルーじゃねえ! ツッコミの遅延、曖昧さ! 一番良くないパターンだ! くっ…どうする!?)

 

菫「いやしかし…最近のオムツは消臭もきちんとしている…アリ、か?」

 

照「……分からない」グググゥゥー

 

京太郎「前提の根幹からナシしかねーよ!」

 

照「……」ジッ

 

京太郎(や、やっちまった! すっげえ見られてるっつーかチャンプじゃねえかこの人!)

 

菫「おっと後ろ…横から見知らぬ男に突っ込まれるとは。濡らしておく必要があるな」モゾモゾ

 

京太郎「公共の迷惑ぅ!」

 

 

 

照「これはどうも…うちの馬鹿がご迷惑を…」ペコリ

 

菫「おいおい、馬だの鹿だのよりも豚とか犬にしてくれないか?」

 

京太郎「いえ、お互い様というか…ツッコミは慣れてますんで」

 

菫「うーむ二人から放置されるとは…目の前でイチャイチャされてるとNTR気分だな」

 

照「してない…」

 

菫「ふむ…ん? 照、あそこに来てるのはハギ屋のドラゴニック・クロワッサンじゃないか?」

 

照「!」ソワソワ

 

京太郎「おー、あれって東京にもあるんだ。そういやチケットあったな」

 

照「!! そ、それはドラゴ・クロワッサン・リミテッドチケット! 裏の中の裏、チケット無しだと頼めない!」

 

京太郎「は、はあ…そういや貰った時そんなこと言ってたような」

 

照「お…お願いが、あります…」プルプル

 

照「どうか、どうか一緒に…! なんでもします…!」

 

京太郎「ちょっ! 土下座はやめて! 滅茶苦茶見られてるし! ちょっとぉ!」

 

菫「ふーむ。普段澄まそうとしてる女が、欲望のために恥を捨てる…アリだな」キリッ

 

 

 

照「……」ソワソワ

 

京太郎「どうぞ、お待たせしました。けど良かったんですか? 結構高かったのに」

 

照「全く惜しくない…チケット代と思えば、むしろ安すぎるくらい…」

 

照「いただきます…!」パクッ

 

京太郎「おー、うめー。これは確かに人気出そうですね」

 

照「……」モグモグ

 

京太郎(すげえ集中力…っつーかあの髪長い人、どこいったんだ? まあ大丈夫だろうけど)

 

照「……うっ、うう…」ボロボロ

 

京太郎「むぐっ!? ちょ、ちょっと何泣いてるんですか!?」

 

照「生きてて、生きてて良かった…ありがとう…ありがとう…!」ヒック

 

京太郎「それはいいですから泣きやんでくださいよ…ね?」

 

照「うぅ…うああああああ…」

 

京太郎「ああもう、お願いですから泣かないでくださいって!」

 

ザワザワ…チワゲンカ…チジョウノモツレ…ワカレバナシ

 

京太郎「ちょおお! マジでどうすんだこれ!」

 

 

 

照「ご迷惑をおかけしました…本当にごめんなさい」

 

京太郎「いえ…それじゃ俺はこれで」

 

照「ちょっと待って」

 

京太郎「え?」

 

照「これ…私の携帯…」スッ

 

京太郎「はあ。つっても掛ける用事は無いですけど」

 

照「……」

 

京太郎「あの…?」

 

照「つ…次、チケットがあったら…良ければまた、一緒に…」モジモジ

 

京太郎「はあ。でも俺長野なんで数日したら帰るんですけど」

 

照「………………清澄?」

 

京太郎「はい。てゆーか咲のお姉さんですよね? 咲の奴、よくお姉さんの事話してますよ」

 

照「ひっ…な、何か言ってる…?」

 

京太郎「? ええと、昔から可愛がりあったとかなんとか…よくわかんないんですけど」

 

照「ぅぁ…」ブルブル

 

京太郎「なんかヤバそうなんですなんですけど!? 大丈夫ですか!?」

 

照「だ、大丈夫…少しは大丈夫になったんだから…そ、それじゃ…今日はありがとう…」フラフラ

 

京太郎「……ホントに大丈夫か? あとで電話しとくか…」