夢の中へ

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目覚まし『朝ー、朝だよー。朝ご飯食べて、学校に行くよー』

 

京太郎「んあ…朝か…」

 

京太郎「んー…なんか今日は咲の声が違う気がするな」

 

目覚まし『学校に行くよー』カチッ

 

京太郎「咲は今日一人で行くっつってたし、のんびり行くか…」

 

 

 

京太郎「ネーベとつけたー、紙飛行機ーっと、おっす和」

 

和「須賀君、おはようございます。途中で逢うのは珍しいですね」

 

京太郎「だよな。いつもは昼とかが多いし」

 

和「そうですね…あ、昨日はハンカチありがとうございました」スッ

 

京太郎「へ? ハンカチなんて貸したっけ?」

 

和「くす…忘れたんですか? 膝を擦った時に貸してくれたじゃないですか」

 

京太郎「絆創膏…そうだっけか…そういえばそんなようなことも…」

 

和「ふふ、きちんと洗ったので一応血の跡は無いと思います」

 

京太郎「ああ…変な血じゃないよな?」

 

和「? 膝の血ですが…少量でしたし、まだ汚れてましたか?」キョトン

 

 

 

京太郎(おかしい)

 

咲「わ、今日のレディースランチはバナナがついてるんだ」

 

京太郎(バナナにヨーグルト。こいつらなら絶好のボケアイテムのはず)

 

タコス「京太郎は女子力ビンビンだじぇー」モグモグ

 

京太郎(なんでこいつら普通に食べてるんだ?)

 

和「須賀君、箸が進んでいませんけど…」

 

京太郎(定番すぎて手を出さないのか? 正直気味悪い)

 

和「…須賀君?」ピトッ

 

京太郎「ん? ああ、わり、なんだっけ。なんで俺の額に手当ててんの?」

 

和「いえ…熱は無いみたいですね」

 

咲「京ちゃん? 具合悪いんなら保健室で休んだ方が」

 

優希「タコス食え! ありがたく食べかけをくれてやる!」

 

京太郎「い・ら・ねー。でもありがとな」ナデナデ

 

優希「ぬわっ! うー…」

 

咲「わわっ! あう…」

 

和「あら、私は撫でてくれないんですか?」クスッ

 

京太郎「へ?」

 

和「ジョークです。でも体調が悪くなったらすぐに教えてくださいね」

 

京太郎「あ、ああ…ありがとな」

 

 

 

京太郎「こうか?」カチカチ

 

和「いえ、他家の捨て牌を見ると上がり牌がほとんどありません」

 

和「まだ巡目もありますから、こちらを切って待ちを変えましょう」

 

京太郎「なるほど…でもいいのか? 俺の指導なんかで」

 

和「四人とも半荘を始めたばかりですから」

 

和「それに、部員仲間を指導する方が私にとっては大事ですよ?」

 

京太郎「そっか…ありがとな」ナデナデ

 

和「あら…お昼の意趣返しですか?」クスクス

 

京太郎「おう、昼は和が寂しそうだったからなー」

 

和「そうですね…少し手をお借りしますね」スッ

 

京太郎「へ?」

 

和「こっちの方を撫でてみてください」

 

和「ふふ…三人なら寂しくありませんよ、旦那様?」

 

和「……もう、反応してください」プクッ

 

京太郎「あ、ああ…ごめん…」

 

京太郎(お腹…あったかかったな…)ボケー

 

 

 

京太郎「……」テクテク

 

咲「京ちゃん? ぼーっとしてどうしたの?」

 

和「疲れているのかもしれませんね」

 

優希「それはいかんな! 喜べ京太郎、タコスの半分をお前にやろう!」

 

京太郎「ああ…わり、今日はちょっと一人で帰るわ」

 

咲「え、大丈夫?」

 

京太郎「ああ、また明日な!」

 

優希「あ…京太郎! 明日は元気になるんだぞー!」

 

京太郎「おう、まかしとけって」

 

和「須賀君…」

 

京太郎「ん…またな」

 

和「はい…はやく元気になってくださいね」

 

和「私は、元気な須賀君の方が――」

 

 

 

京太郎「ん……」

 

目覚まし『朝ー、朝だよー。朝ご飯食べて、学校でイクよー』

 

京太郎「いつもの咲の声だ…夢?」

 

 

 

和「須賀君、おはようございます」

 

京太郎「あ、ああ…おはよう」

 

和「? どうしたんです?」

 

京太郎「いや…なあ、昨日ハンカチとか貸したっけ?」

 

和「いえ。ハンカチが必要ですか?」

 

京太郎「いやそういう訳じゃ…」

 

和「それなら使って下さい」スッ

 

和「あ、すみませんこれナプキンでした…使います?」

 

京太郎「それを俺にどうしろと…」

 

 

 

京太郎「こうか?」カチカチ

 

和「いえ、他家の捨て牌を見ると上がり牌がほとんどありません」

 

和「まだ巡目もありますから、こちらを切って待ちを変えましょう」

 

京太郎「なるほど…でもいいのか? 俺の指導なんかで」

 

和「四人とも半荘を始めたばかりですから」

 

和「それに、部員仲間を指導する方が私にとっては大事ですよ?」

 

京太郎「そっか…ありがとな」ナデナデ

 

和「あら?」ポカーン

 

京太郎「あ。す、すまん!」

 

和「いえ…少し手をお借りしますね」スッ

 

京太郎「へ?」

 

和「こっちの方を撫でてみてください」ススス…

 

京太郎「ヘイヘイ、どこまで手を下ろす気だ」

 

和「……」

 

京太郎「……」

 

和「確かに手では子供はできませんね」グググ…

 

京太郎「分かってるなら今すぐ手から力を抜きなさい」グググ…