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仮面は微笑む。」を以下のとおり復元します。
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以下要約。


Q1:「死んだ世界戦線とは何?」
A1:「死んだ世界で神に抗うために作られた戦線名よ。………まあころころ変わるけどね」

Q2:「死んだ世界って?」
A2:「簡単に言うと死んだ人が行く世界、そこでは『死』って観念がないわ」

Q3:「具体的には?」
A3:「『死ぬ』という行為を行った人は数分もすれば元通りに再生するって感じかしら」

Q4:「それは僕の記憶と合致しないのですが?」
A4:「記憶喪失なんてことは割とあるものよ、さっき言った音無くんって人もそうだったし。…………ていうか今思ったけど声似てるわね」

Q5:「むしろ貴方が間違っているという可能性は?」
A5:「それはないわ、生前の世界から死後の世界に行くことはあっても死後の世界から生き返るのなんて恐らく不可能だわ。成仏するだけよ」

Q6:「根拠は?」
A6:「さっき、首輪爆発した時、さして時間を経たずして転送させたでしょ? あたしだったらそうはしないわ。
   だってあたしの様な人間だっているんだし、本当に『死』を与えたいのなら時間をおくべきだったのよ。警告だってしてたし。あの男の人で」

Q7:「転送について何か心当たりは?」
A7:「あの天使のスキルを盗めばどうとでもできるわよ」

Q8:「ならば、あなたはこの『バトルロワイアル』の意図は何だと思いますか?」
A8:「胸糞悪い悪趣味な『遊び』ね。付き合ってられないわ」

Q9:「ではこの『バトルロワイアル』での当面の目的は?」
A9:「あの三人とそれにつながっている人を殺す。そして元の学校に戻るわ。あーあと仲間にも合流したいわね」

Q10:「では最後に貴方の仲間は誰?」
A10:「音無結弦くん、日向秀樹くん、椎名さん、えーと……一応直井文人くん、ね」


以上要約


 □



あれだ。
簡潔にまとめると、

「僕は既に死んでいて、ここは死後の世界。そしてそこには『死』の概念がない」

とのご達し。
あれだな。よくわからない。
仲村曰く「そう言う人も偶にいるのよ」だって。
そりゃ僕という存在に『死』という概念は切っても切り離せないものだろうけど………。

それってありか?

理解する云々以前の問題として、それはいいのか? あり得るのか?
確かに僕は春休みに『死んで』いる。その時に死んだ世界とやらに行ったならまだ分かる。
だが、このタイムラグはなんだ?
僕の夏休みまでの生活はどうなったんだ?


……………さて、少し落ちこぼれの脳をフル稼働させてみよう。

パターン一。
八九寺真宵と類似するパターン。
幽霊パターン。
幽霊となって本来の人間には見えないしようとなっているが、
それこそ、怪異だか魔法だか天使の力やらでどうにかしたのだろう。
今僕の目の前に存在している。

パターン二。
阿良々木月火ちゃんと類似するパターン。
不死身パターン。
不死身だから死なないのは当たり前だ。
だが怪異を知らない彼女は、「死後の世界」という都合のいい世界を作り出して、
今現在まで生きてきたという、ある種の電波ちゃん。


しかし。
ふたつのどちらにしても言えることは、それは彼女一人の問題ではなく一つの学校を取り巻いていたということ。
だから僕はこう仮定づける。

例えばここに、「しので鳥」というある意味では馴染みのある「怪異」が彼女を蝕んでいた、ということとしましょう。
ですがそれでは彼女の言うような集団性が理屈付けれませんので、ここで「詐欺師」というものを挙げておきます。
いつかの千石の一件の如く、その「詐欺師」はありもしない「伝奇」を振りまき、その被害は一つの集団を巻き込んだものになったとさ。
その一人が彼女、仲村ゆりという少女でした。


うん、ここまでの理解度が限界だ。
要するに「怪異」の仕業ってことなのか?
……………ならば僕は働かなければならない。
理由なんて今さら必要ない。


女の子を救うのに理由なんていらないだろう。


まあ。
なんてわけで。


「まずは阿良々木くん。死んだ世界戦線に入らない?」
「ああ、是非入れさせてもらうよ」



少女の観察。
そして、できれば忍に解決してもらうとしよう。




こうして僕は、殺し合いへの抗いの第一歩を踏みこんでいった。



【B-5 塾の廃墟/未明】

【阿良々木暦@物語シリーズ】
【装備:不明】
【所持品:支給品一式、ランダム支給品×3】
【状態:健康】
【思考・行動】
1:仲村ゆりと行動、ついでに観察
2:死んだ世界……ねえ
3:みんなとの合流、特に忍野忍、戦場ヶ原ひたぎを最優先
【備考】
※鬼物語で八九寺真宵が成仏してからペアリングが戻る前までのどこか
※ペアリングが切れているため、吸血鬼性は限りなく低いです
※死後の世界について凡そ聞きました


【仲村ゆり@Angel Beats!】
【装備:鉈@ひぐらしのなく頃に】
【所持品:支給品一式、ランダム支給品×2】
【状態:健康】
【思考・行動】
1:気にいらないから主催どもを殺す
2:阿良々木暦君と行動
3:みんなを探す
【備考】
※ユイが消えるまでのどこか
※ここが死後の世界だということに思い至っていません
※怪異についてはまだ聞いていません


【鉈@ひぐらしのなく頃に】
林業や狩猟などの山林で働く人々の用途に適した刃物の類である。
一般的に斧、包丁、鎌、刀剣以外の大型刃物を総称して鉈という場合が多い。
竜宮レナが持ってる姿が印象的。



|[[皆の世界をまもるヒト]]|時系列|[[闇に濡れたCatastrophe]]|
|[[それと便座カバー、それと……]]|投下順|[[生き抜く事/守り抜く事]]|
|START|阿良々木暦|[[悠久の旅人〜Dear boys]]|
|START|仲村ゆり|[[悠久の旅人〜Dear boys]]|

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