王道ロワイアル@ ウィキ内検索 / 「ああっ、侍さまっ」で検索した結果

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  • ああっ、侍さまっ
    「落ち着いたか音無」 「あぁ、なんとかな」 「そっか、良かった」 俺と相沢はあの化け物2人から死に物狂いで逃げ出した。 まぁ、俺も何度か死んだのだから死に物狂いなんてのも変だが。 それからもしばらく動いた俺と相沢。 「しかしこれからどうしような音無」 「そうだなー……」 相沢の提案に考える俺。 無闇に逃げているだけじゃまた危険な奴と出会ってしまうかもしれない。 ただ動かないのも敵を待つ様なものだし……。 となると襲われにくい環境を作ってやれば良い。 その為には……。 「まずは仲間探しじゃないか音無?」 「それが一番か……」 やはりそうであろう。 俺もその事が真っ先に思い浮かんだ。 だが奏や日向や椎名は大丈夫だろう。 直井は人殺しはしそうだが、俺の事を慕っている。 奴は俺相手なら問題ないが相沢が若干やばいかもな。 だ...
  • 【Kanon】
    ...凶暴につき 049 ああっ、侍さまっ 水瀬名雪 2 No. タイトル 042 這い寄る混沌 064 1人の逃走劇/暴走劇/復讐劇 川澄舞 2 No. タイトル 028 少女の戦 053 かみのおとされもの 倉田佐祐理 1 No. タイトル 045 Lの殺意 北川潤 2 No. タイトル 025 散りゆく者への子守唄 057 中二病でも殺したい!
  • 【Angel Beats!】
    ...凶暴につき 049 ああっ、侍さまっ 仲村ゆり 2 No. タイトル 008 Melodia〜僕に捧げるIの歌〜 062 悠久の旅人〜Dear boys 立華奏 2 No. タイトル 026 Angel meets! 054 魔神が 目覚める 日 日向秀樹 1 No. タイトル 037 悪がもう一人の自分をつくる 直井文人 2 No. タイトル 004 君は僕に似ている 054 魔神が 目覚める 日 椎名 2 No. タイトル 028 少女の戦 055 堕ちないネイロ
  • E列
    ...イカー! 049 ああっ、侍さまっ E-6 010 その男ら、凶暴につき 036 天城雪子は笑えない 056 終わりのクロニクル 069 朱より赤し E-7 075 学園黙示録 E-8 005 強い意志 058 Departure
  • アサシン
    ... 初登場話 049 ああっ、侍さまっ 最終登場話 082 光と絶望の境目 登場話数 3話 スタンス 特殊(強者と闘う) 現在状況 一日目の朝、C-5野原 キャラとの関係(最新話時点) キャラ名 関係 呼び方 解説 初遭遇話 衛宮士郎 敵対 ※未遭遇 セイバー 再戦希望 アーチャー ランサー 音無結弦 見逃す 049 ああっ、侍さまっ 相沢裕一 戦闘する、再戦希望 枢木スザク 戦闘する 082 光と絶望の境目 強者と闘いたい、というゲーム本編でのスタンスを、この殺し合いでも変えてはいない。 相沢裕一らを襲い、戦闘を繰り広げた上で「貴様がもっと強くなったところを私が殺す」と余裕を見せつける。 その後、例によってというかなんというか、バトルロワイアルを特殊な聖杯戦争と勘違いした。 そして今まさに枢木スザクに戦闘をふっかけた...
  • 【Fate/stay night】
    ...物 エリア 049 ああっ、侍さまっ 音無結弦、相沢祐一 E-5 074 セッキン なし D-6 082 光と絶望の境目 古里炎真、園崎詩音、枢木スザク、セイバー C-4 C-5 111 「生きろ」 枢木スザク C-5 真アサシン 3 No. タイトル その他登場人物 エリア 025 散りゆく者への子守唄 北川潤、ライダー H-8 076 仮面は微笑む。 六道骸 G-7 084 この大地の果てで(前編) アーチャー、アウレオルス=イザード、棗鈴、六道骸 H-4
  • No.000〜050
    ... 春原陽平 049 ああっ、侍さまっ 音無結弦、相沢祐一、アサシン 050 剣ツルギ物モノ語ガタリ 古里炎真、枢木スザク、園崎詩音 【No.051〜100】
  • セッキン
    ...投下順 学園黙示録 ああっ、侍さまっ アサシン 光と絶望の境目
  • 音無結弦
    ...襲撃される 049 ああっ、侍さまっ 鳴上悠 敵対 マーダーと誤認する 075 学園黙示録 御坂美琴 敵対 マーダーと誤認する 075 学園黙示録 ウルキオラ・シファー 敵対 マーダーと誤認する 075 学園黙示録 前原圭一 敵対 マーダーと誤認する 075 学園黙示録 朝比奈みくる 敵対 マーダーと誤認する 075 学園黙示録 桜井智樹 不認知 マーダーと誤認される 075 学園黙示録 刻命裕也 敵対 戦闘になる 101 零れたカケラ達 OPにて語り手を務めた主人公ポジション。 しかしロワが開始されるといまいち活躍がない。 開始直後相沢祐一と行動開始。 だが最悪な事にキャスターに襲われるが、戦闘狂の更木剣八の乱入で逃げ延びる。 だが安心したのも束の間。 アサシンと遭遇。何故2話連続でサーヴァントに襲われるのだろうか。 祐一が自ら囮となり結弦は逃げ...
  • にげないで 過ちも 真実も 嘘も 全て赦す魔法へと変えよう
    ...会 投下順 049 ああっ、侍さまっ 007 それと便座カバー、それと…… 春原陽平 061 決意と殺意が交わる時
  • SSタイトル元ネタ一覧
    ...の歌詞より 049 ああっ、侍さまっ マンガ『ああっ、女神さまっ』より 050 剣ツルギ物モノ語ガタリ ライトノベル物語シリーズ風タイトル『○物語』より 051 偽善正義 初音ミクオリジナル曲『偽善正義』より 052 「ミッションスタートだ」 ゲーム「リトルバスターズ!」の登場人物棗恭介の名言より 053 かみのおとされもの マンガ『そらのおとしもの』より 054 魔神が 目覚める 日 アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュR2」の第1話サブタイトルより 055 堕ちないネイロ アニメ「クイーンズブレイド 玉座を継ぐ者」OP『堕ちない空』+アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュR2」ED『シアワセネイロ』より 056 終わりのクロニクル ライトノベル『終わりのクロニクル』より 057 中二病でも殺したい! ライトノベル『中二病でも恋がしたい!』より 059 ぜんきちタイガー ライ...
  • 第1回放送までの本編SS
    ...ン G-7 049 ああっ、侍さまっ 音無結弦、相沢祐一、アサシン E-5 057 中二病でも殺したい! 北川潤、長沢勇治 G-8 066 ひぐらし/CLANNAD night 岡崎朋也、古手梨花、衛宮士郎 F-4 062 悠久の旅人〜Dear boys 阿良々木暦、仲村ゆり、井ノ原真人、アストレア、中嶋直美、瀬川虎鉄 B-7 071 たとえバラバラになろうとも 宮沢謙吾、棗鈴、アウレオルス=イザード G-4 061 決意と殺意が交わる時 涼宮ハルヒ、黒崎一護、ロロ・ランペルージ、バーサーカー、春原陽平 G-2 070 アーチャー時を越えた遭遇 アーチャー、衛宮切嗣 H-6 074 セッキン アサシン D-6 069 朱より赤し 遠野美凪、刻命裕也、キャスター、天城雪子 E-6 073 繰り返し 羽川翼、忍野忍、高山浩太、手塚義光、日向秀樹 F-1 077 運命は、英語で言うとデステ...
  • 仮面は微笑む。
    ...白騎士物語 時系列 ああっ、侍さまっ 学園黙示録 投下順 運命は、英語で言うとデスティニー 偽善正義 六道骸 この大地の果てで(前編) 散りゆく者への子守唄 真アサシン この大地の果てで(前編)
  • 剣ツルギ物モノ語ガタリ
    ...学園黙示録 049 ああっ、侍さまっ 投下順 051 偽善正義 031 歪曲スル正義 古里炎真 082 光と絶望の境目 043 白騎士物語 枢木スザク 019 俺の救世主さま 園崎詩音
  • その男ら、凶暴につき
    ... 音無結弦 049 ああっ、侍さまっ START 相沢祐一 START キャスター 056 終わりのクロニクル START 更木剣八
  • 中二病でも殺したい!
    ...射器。 ああっ、侍さまっ 時系列 ひぐらし/CLANNAD night 終わりのクロニクル 投下順 Departure 散りゆく者への子守唄 北川潤 [[]] こわしや勇治 長沢勇治 白色 の 最強
  • 学園黙示録
    ...シファー [[]] ああっ、侍さまっ 音無結弦 零れたカケラ達 天城雪子は笑えない 桜井智樹 輝きのトモキ
  • 撫子の唄
    ...更木剣八 049 ああっ、侍さまっ 相沢祐一 068 幻想会話 千石撫子
  • 夢想曲
    夢、とは何だろうか。 人によっては幸せなものを見るものであって。 人によっては不幸なものを見るものであって。 人によっては何も感じないものであって。 人によっては数少ない居場所であって。 人によっては自分を追い詰めるものであって。 人によってとり方は違う。 では――――彼女はどうだろうか。 彼女にとって夢は、どうなのだろうか――――。 ■         ■ 「……」 御坂美琴は物陰に隠れていた。 頬にわずかに流れる汗を拭い、物陰から周りを覗く。 周りを覗き一息吐くと水を一口飲む。 「なんなのよ…あの人間、いきなり襲いかかってくるなんて」 この殺し合いの場にとって闇討ちは乗るもので常人にとって当然の行動。 しかも時間は夜中である。 闇討ちに最適の時間帯なのだ。 「よし……今のうちに離れよう、今な...
  • 俺の救世主さま
    ――どうなってんだよ、こりゃ! 今、自分はどんな状況なのか整理をしろ俺! 肩で息をしている俺はぼんやりだが大体の事を思い返してきた。 ――――― おまじないを俺達9人が行ったんだ。 だがそこで俺達は友人を何人も亡くしてしまい最終的には5人で『逆打ち』という方法で脱出をした。 戻ってきたのはもちろん学校。 だが、俺達がおまじないを行った自分の学校ではなく、室内でもない屋外に戻ってきた。 そこはグラウンドだった。 脱出をして俺達が見た最初の色は見慣れた赤色、『血』の色であった。 赤色の景色からまた赤色の景色へと移り変わり、また1人死んでしまった。 ――どこまで俺達は死と隣り合わせなんだよ! 眠らされた俺は目を覚ますと砂浜。 制服に付いた砂浜の砂を落としていると、髪の長いおしとやかな女性が話しかけてくる。 「あなた...
  • この大地の果てで(後編)
    ◇◇◇◇◇ 無言の探索であった。 別に仲が悪いわけではない。 だが考え事をしている最中であるし、静かな方が異常事態――参加者の接近にいち早く対処出来るだろう。 幸い骸も真アサシンも戦闘に関して高い技術に高いスキル持ちだ。 それが2人で固まってあるのだ、並大抵の不良なんか相手にすらならない。 だが問題は強大な敵がこの島にうじゃうじゃではないがそれなりの参加者が居る事だ。 そんな探索が始まって1時間から1時間半くらい経過したあとからだっただろうか。 『ふにゃああああああああ!』 猫の様な声のする少女らしき悲鳴か雄叫びか泣き声か。 状況が2人にとっても良くわからない展開に真アサシンは後ろを振り返り骸と顔を合わせたのであった。 「ムクロ殿」 「うむ、当然僕にも聞こえました」 ここから数十メートルぐらいの近さではない...
  • 騎神咆哮バーサーカー
    ■■■■■■■■―――――――! 木霊する音。 振るわせる地。 湖の騎士にして裏切りのナイト――ランスロット――。 面影すら残っていない狂った1人の騎士の英雄であった者の雄叫びは一体何を意味する? 自らの勝利か? それとも、自らの敗北か? それとも、自らの死か? 答えは――――? 対峙するはツインテールの髪型をした幼き少女が1人。 これは狂った騎士と1人の少女の戦いの結末の<物語>。 ――――――――――――――――――――――――――― 「お姉さまは死ななくて、わたくしのお姉さまの恋路を邪魔するあの男の名前が呼ばれたのにどうして心の中がこう、……もわっとするのでしょうね……」 中学生のジャッジメントの白井黒子は放送の死亡者で数少ない知り合いの名前を聞かされた。 心に残るのは渦。 ...
  • 1人の逃走劇/暴走劇/復讐劇
    黒い何かを当てられる。 瞬間、額から鉄特有のひんやりとした無機質な冷たさが波音の様に広がっていく様な感触が広がる。 広がる、広がる、広がる、広がる、広がる、 広がる、広がる、広がる、広がる、 広がる、広がる、広がる、 広がる、広がる、 広がる、 体全体に確実に広がる冷たさだ。 この冷たさは体のどの位置まで伝わっただろうか? 「うわああああぁぁぁぁぁぁ」 銃から逃れる様に俺は彼女から遠ざかる。 しかし、当然主導権を握っているのは彼女であり……、 引き金を引く指を止める事は出来ない。 バーン! 「ぐぁ……」 腕からは今までの人生で何度見たかわからない血の色がまた流れていた。 「……いてぇ」 頭を狙った一撃であったのだが、離れたおかげで隙が生じ、なんとか腕でガードくらいは出来た。 よっ...
  • 翼ある銃
    「ナギ、最初の目的地だけど。あたしは病院がいいと思うわ」 何の前触れもなしに沙耶が話を振ったので、ナギは一瞬びくっとして彼女の方を見る。 二人は何の目的もなくとりあえず歩いていたのだが、その間にも沙耶は地図をしっかり見ていた。 候補地はいくつかあったものの、中でも一番合理的だとして病院を目的地に選んだらしかった。 「怪我なんかをした時に、処置の道具はたくさんあるに越したことはないでしょ? まずは自分の装備を整える、スパイの基本よ。覚えておくといいわ」 「おおっ! そうなのか!?」 スパイ、という響きに格好よさを覚えてナギは大きな両目を輝かせた。 そこまでいい反応をされるとどうしても誇らしくなる辺り、この二人はやはり若干幼稚である。 ナギに戦闘を任せるのは無謀過ぎることは、これまでの他愛もない会話の中で沙耶は承知の上。 理樹のようにパートナーにするのは無理...
  • ラブコメディは突然に
    そりゃあ、いきなりのバトルロワイアルは理不尽に急だがな。 世の中の異常に慣れてきたといっても限度があるだろ。 閉鎖空間、終わらない夏休み、涼宮ハルヒの消失。 と今まででも涼宮ハルヒと関わってきただけでたくさんの非日常に巻き込まれ、耐久力は付いた。 だが自分の生死に関わる事なんかに慣れているほど俺は心は広くない。 というかなんなんだこの世界は? それともハルヒがこれを望んだ結果か? そんなバカな話があるか! それに何故彼女、『朝倉涼子』がこのバトルロワイアルに絡んでいる? 「あぁ、わからん……」 無い頭を使うべきではない。 頭が痛くなり、疲れるだけだ。 「つーかここでもキョンかよ!?」 いや確かに明らかに本名じゃない名前もたくさんあったよ? バーサーカーとかC.C.とか一方通行とか。 でも俺の『キョン』って明らかに...
  • Lの殺意
    少女。 髪が長い。 友達を大事にする。 声がとてもよく似ている。 ――そして心が優しい。 そんな共通点を持つ2人はバトルロワイアルが始まって一番最初に出会った人物なのであった。   ◆  ◆  ◆ 「うわ、びっくりした」 「あははーっ、すいませんびっくりさせてしまいました」 金髪の長い髪をポニーテールにしている少女の神尾観鈴は急に現れた髪が長くてリボンが目立つ少女である倉田佐祐理に驚きの声を上げた。 事前に観鈴を見えていた佐祐理と、佐祐理が見えていなかった観鈴。 落ち着き具合を見れば当然のごとく佐祐理の方が落ち着いていた。 「はじめまして、倉田佐祐理です」 バトルロワイアルという場には相応しくないくらい笑顔が輝いていた佐祐理。 「……私は神尾観鈴です。よろしくお願いします佐祐理さん」 観鈴はその笑顔に往人の...
  • おまえのような乱入者がいるか
    「なんなんだよお前!?」 カジノ内にて謎の人物に叫んでいた金髪のツインテールをした小柄な少女は三千院ナギであった。 その三千院ナギの視線の先に見えるは自分より明らかに年上の女であった。 5歳くらいは上ではないかとナギはその彼女を見て思った。 彼女はナギと同じく金髪にしている長い髪なのだが、ナギの様にツインテールにしているわけでもなければポニーテールやお団子にしているわけでもない。 髪を結わないで長いその髪に整った顔は男性はもちろん、女性にすら目を惹くほどであるいわゆる美人である。 胸もナギの様に貧相ではなくそれなり大きかった。 ただ明らかにナギと違うのは首輪の有る無し。 この島に居る人間は皆首輪をしている。 参加者が全員集められた者達もきちんと首輪が巻かれてあったのは確認済み。 つまり、彼女は主催者の回し者の可能性がぐっと高い位置にあるはずであった。 ...
  • 運命は、英語で言うとデスティニー
    と、決意と同時にサーベルが総一の頭を狙っていた。 「うわぁっ……!」 総一はそれを後ろに吹っ飛ぶようにして避け――実際は転んだだけだが――事なきを得た。 しかし脅威は終わっていない。 狂った椎名の標的は、未だ総一のままだ。 総一は起き上がって、椎名からの攻撃に備える。 椎名は、サーベルを大上段に構えて勢いよく振り下ろそうとしている。 万事休す、ただの学生である総一が避けられる道理はない。 だが、幸運の女神が微笑んだのか。 総一は今度の攻撃も避けることができた。 「……っくそ!」 それが分かるとすぐに体勢を整え、総一は椎名に背を向けて走り出す。 椎名も遅れはしたが、素早く総一の背中を追い始める。 森の中、2人だけの追いかけっこが始まった。 ◇◇◇ 森の中を横に並んで歩く影が2つ。 黒神めだかと、桂ヒナギク。 眉目秀麗、才色兼...
  • *~アスタリスク~
    †††††††††† 奇声を放つ醜い怪物が居た。 それは死んだ人間の末路。 心残りは仮面へと姿を変える。 「姿は違えど、俺らの同胞の誕生だぁ!」 ただ1人笑う片腕の戦士。 ただ一匹の仮面の怪物。 ただひとつ再び消える命。 †††††††††† 静かさだけが残ったゲームセンター。 そこから立ち去ろうとするグリムジョー・ジャガージャックは少女に転がった2つのデイパックを見つけた。 自分にも渡されていた、自分が消し飛ばした相手も持っていたもの。 「そういえば俺は中をろくに見ちゃいなかったか」 見る必要はない。 自分は何百年鍛え上げた力、霊圧それ自体が武器。 形ある武器など必要ない。 ――ただの人間がこの霊圧を当てても消えない『制限』にはうんざりするものがある。 少女はいまだ形を保ち目の前で倒れている。 ...
  • 零れたカケラ達
    「チクショウ、俺は一体この6時間何してやがった!」 放送を聞いた茶髪の少年は悔しそうに膝を地面に付け、大声で叫び、地面を叩きつける。 痛みが走るが痛みなど気にもならなかった。 それほど彼、音無結弦は自分の無力さを呪いながら悔やんでいた。 目の前で小、中学生くらいの女の子2人と筋肉質な男の犠牲から始まりもう14人。 いや既に15人目の犠牲者が現れていたとしても不思議ではない。 「脱出が目標だったとしても……」 だからといって自分以外の人達が次々と消えるのを我慢して見ている事は出来ない。 「しかし俺は殺し合いに乗った奴と勘違いされちまった……」 名前がわからない5人といずれ会った時自分は彼らに襲われる可能性がある。 自分がゲームに乗ったという偽りの噂を流す可能性も否めない。 あの場に居たやつらとは再会しない事を願うだけだ。 ...
  • Oath Sign(後編)
    ごく僅かな人間だけが記憶を持ち続け、他の者は記憶を失う。 そしてそれが断片的に残ることもある。潜在意識だ。 今の二人の様子は、それに酷似していた。 尤も風子があんな過酷を背負っている風には見えなかったが、それでも疑問は残る。 「……あーもう! 分かったよ! 分かったから離せって」 観念したのだろうか、春原は抵抗の一切をやめる。 武器も取り上げられて、そして二対一のこの場では、暴れたところでどうにもならない。 春原は素直に、観念したのだ。 敗北を認めた、とも言える。 それでも殺し合いを止めるという考えはない―――あくまでこの場は従うだけである。 「……良いだろう。その状態じゃ何も出来ないだろうしな」 「ん。……聞いてもいいかな、君」 「なんですか、春原さん」 「君と、さ……どっかで、会ったことあるよね?」 ...
  • Island Days
    彼女が親友を見つけるのにそう時間がかからなかった。 竜宮レナ。 少し変な子でいつもぼーっとしている女の子。 行動も少し変で、近所のゴミ山で本人曰わく『かぁいい』物が好きなのだがセンスが良くわからない。 でも普通に可愛い物も好きで、毎日毎日お持ち帰りしようとしては周りに止められる。 「レナ……。良かった……」 親友の無事な姿が見えて安心する。 園崎魅音は同じ仲間であった北条沙都子を見せしめで失っている。 命に変えても前原圭一、竜宮レナ、古手梨花、そして双子の妹の園崎詩音を護らなくてはいけない。 一番の年上で、部活動の部長である自分園崎魅音が、と……。 だが安心出来たのもレナを見つけて10秒のみ。 声をかける暇すらない。 レナに弓を向ける赤い外套の男の姿が見える。 アーチャーの赤原猟犬の一撃が竜宮レナのその心臓を一直線に狙うが...
  • 運命に抗うもの
    「う〜…ひっくなのです」 目の前の光景に、衛宮士郎は呆然としていた。 10歳くらいと思われる女の子が、顔を赤くしながらへらへらと陽気に笑っている。 その手に持っているのは…酒瓶。 「っておい、子供がそんなもの飲むんじゃない!」 我に返った士郎は、少女の手から酒瓶を奪い取ると、投げ捨てる。 投げ捨てられた酒瓶は、木っ端みじんに砕け散る。 「…何するのよ」 酒瓶を割られ、少女は士郎をぎろりと睨み付ける。 子供とは思えないその雰囲気とドスの利いた声に士郎は一瞬びびる。 「…まあいいわ。十分憂さ晴らしは出来たし。それじゃあさようなら」 そういった少女は、懐からナイフを取り出し、自らの胸に… 「させるかぁ!」 …突き立てようとしたところへ、士郎が少女の腕をつかみ、それを止める。 「放してよ!私は沙都子のいない...
  • 生き抜く事/守り抜く事
    重い瞼をゆっくりと開けた。 少女の意識が段々と覚醒していき、そして大きな怒りが脳裏に蘇る。 無惨に殺害された三人の人間。彼女よりもずっと小さい子二人と筋肉質の男が、まさに『見せしめ』として余りにも惨たらしく殺害された悪夢の光景。 許せない。許せない。許せない。許せない許せない許せない―――!! 「許して、たまるもんですか」 少女・涼宮ハルヒは胸の内の恐怖心を押し殺して、静かに呟いた。 それを皮切りに、次々と苛立ちがハルヒの中で沸き上がってくる。自分たちの楽しくて騒がしい、愛すべき仲間たちとの日々を奪い去った主催者達への激しい怒りが。 キョン、長門有希、朝比奈みくる、古泉一樹。 誰一人として欠けてはいけない、大切な仲間達だ。 そしてSOS団の団長として、彼らを守る義務がある、と彼女は思った。 涼宮ハルヒは決して化け物じみた戦闘能力など持っていない。 学...
  • シャングリラ
    死は誰にでも訪れる。 気付けば自分は生きていた/死んでいた。 どれだけの英雄にも王にも偉人にも戦士にも正義の味方にも悪の魔王にも主人公でもヒロインにもサブヒロインにもモブキャラにも奴隷にも。 何より平等で平等で平等で平等で平等で平等で平等で平等で平等で平等で平等で平等で平等で平等で平等で……、 ――なのに。 何より不平等で不平等で不平等で不平等で不平等で不平等で不平等で不平等で不平等で不平等で不平等で不平等で不平等で不平等で不平等な話だが……、 紛れもない真実であり、全ての者の旅の終着点だ。 例外はない。 『例外の方が多い法則』。 これには必ず該当しない特殊な話。 生み出された命と引き換えに、死する命。 こうして世界はバランスを保つ。 ―――――――――――――――――――― なんだよ、ワタシの学校から逃げておい...
  • HEROES
    「こんなにも全力で戦える者がいるなんて私は嬉しいぞイカロス後輩!別に貴女が後輩かどうかはわからないがな!」 「……別に私は嬉しくなんかない。ただマスターの命令だから殺すだけ」 私の最初の同行者で仲間のめだかさんは原初の海という扇子の様な物を持ちながら、イカロスという参加者の持つ大きな刀相手に互角以上の力を見せていた。 おそらくこれが拮抗しているという状態なのであるのだろう。 どちらともあまり武器よりも素手で戦っているようなものだが……。 私、桂ヒナギクは本当であるなら仲間のめだかさん相手に助太刀したいのはやまやまだ。 私が乱入すれば少しは戦局を変えられるであろうか、足手まといになるかはわからない。 しかし私の横には気絶している椎名さんという参加者がいるので戦いの巻き添えや北条かりんさんや他の殺し合いに乗った人が現れた場合恰好の獲物になるだろう。 それだけはあって...
  • Departure
    殺し合いの舞台となった島の、【E-8】にある民家。 そこで少年、前原圭一と、少女、朝比奈みくるは出会った。 そして、圭一をリーダーとして、この殺し合いから脱出する、もしくは主催者を打倒するチームを作ることに決めた。 しかし、二人はすぐには行動しなかった。 これからどこへ向かうか、そしてどう仲間を増やすかを考えるためだ。 圭一はテーブルに地図とノートを広げ、何やらノートに書き込んでいる。 みくるはキッチンにあったティーバッグを使い、お茶汲みの準備をしている。 「(あたしは……殺し合いなんてできない。だからせめて、自分の身を守らなくっちゃ)」 朝比奈みくるは、特殊な能力も無いただの少女である。 前原圭一は「俺が朝比奈さんを守りますよ」と言ったが、中学生に頼るだけではいけない、と彼女が考えたのは当然だと言える。 しかし、みくるのデイパックに彼女が扱える武器は...
  • ぼくらの
    「やっぱり病院の方が良いのではないのだろうか?足立刑事の言う教会で戦っている者が居るという事はどちらも殺し合いに乗っている可能性が高くないだろうか? それに病院だと爆発に巻き込まれた人が生きていた場合治療をしてあげられるのではないかな綾崎君」 「そうですね、病院の方が確実ですね」 ジョーカーである足立に巻き込まれている2人はつゆ知らずに行き先を決められていた。 そして、2人が出した病院という選択に笑ったのは当然足立であった。 (ククク……。綾崎君達は実に面白い選択をしてくれたよ) とっくにグリムジョーは戦場離脱、セイバーはアンリマユに取り込まれた。そして篠崎あゆみはセイバーにより惨殺。日向秀樹は必死で教会周辺から離れて行っている。 病院には参加者は居なくて、マリア1人の死体があるだけ。 マリアと篠崎あゆみ。 どちらも死体1つしかない場所だが面白いの...
  • 白色 の 最強
    第一回目の放送が鳴り響いてから数分後。 白い怪物は、静かに会場を闊歩していた。 純白の髪の毛と素肌の中でよく目立つ真っ赤な相貌は、嫌でも相手に恐怖を叩きつけることだろう。 しかし、何と因果なことだろうか―――この事件が無ければ、彼、一方通行(アクセラレータ)は、とある最終信号の少女と出会い不格好ながらも光の道へと歩み始めていたというのに。 絶対能力進化実験を止めるヒーローは既に没し、この死神を止める者は誰も居なくなった。 歴史が書き換わった。 「――――つゥかよォ」 一方通行は心の底から、もう既にこの『実験』に退屈と不満を覚え始めていた。 あれだけの時間があって、脱落した人間はたった十人弱ときた―――舐めているのか、と彼は思う。 学園都市最強の超能力者が本気を出せばこのゲームはたった数分で崩壊するというのに、他の実験動物はどこまで甘いのか。 まあ退屈...
  • That is the question
    その視線は、冬の空気のように冷え切っていた。 某有名RPGには『いてつく波動』とかいう技があるが、それで例えると『いてつく視線』だろうか。 いずれにしても、溶かすにはかなりの時間を必要とすることが予想されるほどに、その視線は冷えていた。 何を問いかけても、何を尋ねても、帰ってくるのは視線だけ。 まるで感情まで凍らせてしまったかのように、視線をこちらに向けてくるだけ。 何故なのか。唐突にそう思った。 何故、自分の心を氷漬けにしてしまえるのか。 自分自身よりも優先すべきことが、他にあるとでもいうのか。 言葉にならない、だけど確かに胸の内にある思いを視線に込めてぶつける。 そして長い時間が経った。 不意に、視線ではなく言葉が返ってきた。 ――全ては世界の為に―― ■■ 目を覚まして最初に視界に入ったのは、俺の部屋の物ではない天井だった。 ...
  • 白騎士物語
    参加者の中でも主催者であるシャルル・ジ・ブリタニアの知り合いはそう多くない。 日本人でありながら名誉ブリタニア人になり、ブリタニア軍の兵士になった。 そして、『行政特区日本』設立を目指したユーフェミア・リ・ブリタニアの騎士になった。 だが、ユーフェミアはゼロのギアスの呪いにかかり日本人の虐殺を命じられ、『行政特区日本』の設立に失敗しゼロに射殺された。 ゼロに復讐を誓った彼はブラックリベリオンにてゼロを捕獲。 そしてこのゲームの主催者シャルル・ジ・ブリタニアから『ナイトオブセブン』の称号を手にした。 「まさか僕がこんなバトルロワイアルなんてのに巻き込まれるなんて」 枢木スザク。 彼は先程シャルル・ジ・ブリタニアに反抗して見せたルルーシュ・ヴィ・ブリタニアの親友であり、仲間であり、敵であった。 そしてルルーシュが言っていた通りに彼もまたシャルル・ジ・ブ...
  • 幻物語
    彼女を見た人なら彼女をこうイメージするだろう。 『可愛い』と。 でも彼女は本当に可愛いくて、可愛いくて、可愛いくて、ただ可愛い。 その可愛いさが異常に見える人は本当に異常に見えてしまう。 ――――― 「バトルロワイアルだってクチナワさん。どうして昨日暦お兄ちゃんの家で寝ていたのに起きたら撫子はこんな事に巻き込まれなくちゃいけないの? 撫子はクチナワさんの体を見つけなくちゃいけないのにね」 「しゃしゃしゃ!」と撫子の右手に巻き憑いている蛇の通称クチナワさんが変わった笑い声を上げる。 「撫子ちゃんはこんな状況下においてでも俺の神体を探してくれるのかい?」 「うん、いいよ。だって撫子の償いだもん」 クチナワさんは北白蛇神社で祀られている神であったらしい。 忍野忍さんが私達が住んでいる街に現れたせいもあり、神社の溜まったエネルギ...
  • circulation(前編)
    001 どうしましょう。 誰か助けてください。 撫子を救ってください。 目の前にいる悪鬼から。 初対面の人を悪鬼呼ばわりなんて失礼だと言うかもしれません。 ですが、だったら撫子のいるこの場に来てみてください。 ええ、判っています。解っています。 目の前にいるのは確かに人間です。 撫子の常識で捉えるならば、間違いなく人間です。 けれど、例え常識の上ではそうでも、感情が反発してしまいます。 認めたくない事実というやつです。 あの顔を、あの風貌を見てしまったら。 そして、あの目で睨まれてしまったら。 目の前の人間をまともな人間とは思えません。 なので、撫子は目の前にいるそれを、“悪鬼”と呼ぶことにします。敬称略です。 別にいいですよね。撫子がそう呼んでいるだけなのですから。 さて、その悪鬼ですが。 百歩譲っても『かたぎ』の人ではありません。 風貌か...
  • 錯乱、・・・
    逃げて。   逃げないと。 ここからどこか遠くへ。 隠れて。   隠れないと。 こことは違う別の場所へ。 「ここなら誰も来ないかな……」 自分は絶対にしないと思っていた。 人殺しなんてしたくないし、するわけがないと思っていた。 佐祐理さん。 ごめんなさい。 謝っても謝っても……許されない事はわかっています。 佐祐理さんの親友の祐一さんや舞さん、別の参加者に殺されても文句は言えないです。 泣く資格はありません。 怒る資格はありません。 言い訳をする資格はありません。 佐祐理さんを大事に思っていた人に殺される資格しかありません。 それでも、、、私は嫌です。 醜い思考ですが、私は死にたくないです。 「ここは……、ゲームセンター?」 目に入った大きな建物に入ってみるとそこにはUFOキャッチ...
  • 天城雪子は笑えない
    俺は桜井智樹。ごく普通の中学生だと思う。 いつの間にかバトルロワイアルとやらに巻き込まれてしまっていた。 よく分からないが、シャルル・ジ・ブリタニアが言うには、これは「殺し合い」らしい。 (ふざけんな、人の命をゲームの駒のように扱いやがって!) 怒りが湧きあがってくる。 俺は決して殺し合いに乗る気はない。 名簿に名前のあった、イカロス、ニンフ、アストレアを探す。 そして必ず、元の世界に帰るんだ。 俺はさっきから、この寮にあるドアを片っ端から開けていた。 同じように巻き込まれた人が居るかもしれないからだ。 今まで人が居たことはなかったけれど。 (まあ、そう都合よくもいかないか) そう思いながら、何度目か、ドアノブを回す。 しかし、今までとは違って、ドアは開かなかった。 「誰かいるんですかー?」 鍵が掛かっているということは、誰かが居ると...
  • Oath Sign
    ◆ ◆ 定時放送が響いて、殺し合いは加速する。 結論から言えば、棗恭介と伊吹風子にとってその放送は、意気を消沈させるものでしかなかった。 恭介のあの飄々とした態度はすっかり影を潜め、風子も騒ぎ立てることをせずにしゅんとしている。 互いに―――特に棗恭介の失ったものはあまりにも大きく、風子の悲しみよりも更に深いものだった。 長年、時間を共にした最高の親友、直枝理樹。 他の仲間達のようにずば抜けた個性は持っていなかったものの、バスターズ一の良識派として、誰からも愛される人間性を持った、こんなところで死んではいけない少年。 修学旅行の悲劇を乗り越え、未来へ進むべき存在だった。 彼にならば妹を託せる。彼と自らの妹、鈴に強さを与えるために、仲間の想いを踏みにじりもした。 愛すべき親友にありもしない幻を見せて暴走させ、愛すべき親友との勝負を卑怯な手段で制した。 そんな、...
  • この大地の果てで(前編)
    あうれおるすからかみじょーに謝らせるんだ。 本当は、私の親友のバカの謙吾からも頭を下げさせたいがそれはあいつが罪の意識を持ってから殺し合いに乗った事を後悔させたうえで謝らせるんだ。 それまで私は生きる。 弱い私だけど理樹のぶんも生きなきゃいけないから。 「鈴、そろそろ覚悟を決めた方が良い」 あうれおるすが辛そうに言う。 はて?なんの事だ? あうれおるすの話は難しくて理解するのに時間がかかる。 これで本当に18歳なのか? 「時間なんだ」 「時間……?」 私は忘れていた。 本当に時間が過ぎていっている事。 このバトルロワイアルが始まってからはショックの連続だったのだから。 『ご機嫌いかがですか皆さん?』 定時放送。 あうれおるすはペンをと名簿を取り出し必死に死んだ者に印を付ける準備をしている。 私はただ呆然と聞いていた...
  • LIttle Busters!
    「何てこった」 一人の青年が、未だ漆黒に包まれた空を仰いで呟いた。 その言葉には恐怖の色などは微塵もなく、あるのは自嘲と諦めだけだ。 彼の名前は棗恭介。 小さな友人グループ―――『正義の味方』リトルバスターズのリーダーだ。 個性派揃いのメンバーたちだが、その全員から慕われているということから、彼のカリスマ性が伺える。そして彼もその期待に応えてきた、まさに『理想のリーダー』だった。 そう。どこまでも彼は、リトルバスターズのリーダーだった。 繰り返される一学期。 リトルバスターズの物語は、修学旅行道中のバス事故に収束する。 だが、妹の棗鈴と親友の直枝理樹の心は弱すぎた。『俺達の居ない世界』で生きていけるだけの強さを得てもらうために、ただただ延々と一学期を繰り返し(リフレイン)。 虚構の世界で、いずれ終わらせる物語を引き延ばして。 そうまでして、恭介は親友...
  • 三千院ナギの驚愕
    「こ、これはどういう事なのだー!」 ゲームの参加者の1人。 金髪で髪を2つ結いのいわゆるツインテールにして、小柄な体、高い声。 三千院ナギの目覚めの一声であった。 「なんなのだこれは!?人が死んだ夢を見たのだ……」 ナギの記憶に思い出されたのは人間の首が飛ぶという誰も見たいと思うわけのない夢の事であった。 何もしていない自分と同じくらいの女の子2人。 マンガで見た事がある様な男。 そして夢の中にも関わらず催眠ガスを嗅がされたみたいに沈み落ちていく。 そして夢は『自分が起きて夢から覚めた』わけではのに不自然に途切れた。 「ハヤテ〜、マリア〜、クラウス〜、タマ〜」 ここは自分の家。 呼べば駆けつけてくれる召使いやペットが居る。 だが今日に限り足音すら近付いてこない。 「おーい、ハヤテ〜」 目を凝らす。 そしてナギは...
  • ある日 森の中 球磨川さんに出会った
    参加者が血を流し、命をかけている。 敗れし者に待つのは死。 死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死。 14の死。 普通では起こり得ない日常が、今は普通に起こり得る出来事になっている。 逃げても逃げても逃げられない。 それがこのバトルロワイアルの絶対である。 しかもそれを伝えるが如く放送が鳴り響く。 『咲実ちゃんの知り合いって参加者に居たっけ?』 「え~、居ませんよ~。球磨川さんは居るんですか?」 『知り合いと同じ名前があったな。そういえば知り合いと同一人物と会ったな。あれ?そういえば宗像君居なくなってるね』 あははー、あははーと語り合う男女2人。 過負荷であり最弱の球磨川禊。 ただの女子校生で力もない姫萩咲実。 普通なら襲いかかる参加者から身を守る為隠れたり逃げなくてはいけない参加者であろう。 咲実に至ってはデイパッ...
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