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2008年 九州高校生投手編  - (2008/10/30 (木) 23:23:31) の編集履歴(バックアップ)


 

 



 なんと云っても、2008年度の福岡には、全国的にも注目の左腕が揃う。均整の取れた体格が目立つ福地 元春(自由ヶ丘)・水落 雄貴(東福岡)の両左腕は、早い時期からプロからのチェックが入りそうな投手。共に本格派左腕だけに、一冬越えた成長が注目されそう。

 実戦派左腕としては、辛島 航(飯塚)・新里 大樹(自由ヶ丘)の両左腕に期待が集まる。辛島は、1年生から活躍してきた好投手。打ちにくさを活かしたピッチングに面白みがあり、新里は小柄ながら、140キロ近い球速も期待出来る速球派。

 右腕では、古賀桂次の名前があがる。伸びのある速球を武器にした好投手だとか。加藤翔(祐誠)・小原 亮哉(東福岡)など、いずれも右腕は、好投手タイプが多く、高卒即プロのスケール感があるかは疑問。ただ人材豊富な地域だけに、夏までにまだまだ無名の逸材がクローズアップされてくる可能性は高そうだ。

福岡の高校野球を語るスレ!

加藤 翔(福岡・祐誠)投手
右投げ


 バランスの取れたフォームから、2年生ながら常時125~130キロを越えるような手元で伸びる速球を投げ込んでいた。変化球は、カーブ・スライダー。投球にもまとまりがあり、フィールディングも極めて上手い。凄みのある素材と云うよりは、野球センスに優れたタイプ。恐らく祐誠のエースとして、最終学年も活躍してくれるものだと期待している。

(2007年・夏)


辛島 航(福岡・飯塚)投手
左投げ


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新里 大樹(福岡・自由ヶ丘)投手
171/67 左/左


 小柄ながら、MAX145キロを記録すると云う速球派左腕。ドラフト候補の福地と共に切磋琢磨!


福地 元春(福岡・自由ヶ丘)投手
180/73 左/左


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水落 雄貴(福岡・東福岡)投手
178/71 左/左


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小原 亮哉(福岡・東福岡)投手
172/65 右/右


 2年夏にはエースナンバーをつけていて、投球にまとまりのある好投手。球速は、125~130キロ強ぐらいだが、球には伸びもあり実戦的。その投球も縦・横のスライダーを低めに集めるなど丹念なピッチングが光る。

 チームメイトの左腕・水落ほどのスケールは感じられないが、まとまりと云った意味では彼の方があり、水落がよほど化けない限りは、最終学年も信頼度でエースの座を守るだろう。順調に育って行けば、福岡を代表する好投手に育って行きそうだ。

(2007年・夏)


古賀 桂次(福岡・柳川)投手
175/67 右/右


 中背から繰り出す伸びのある速球は、実戦的。


 佐賀で話題なのは、何と言っても下級生の時から「佐賀の至宝!」と評される下平裕次郎(伊万里商)投手。MAX140キロの速球と強打で、投打に注目される大器。また中井裕武(伊万里農林)左腕も、小柄ながら135キロを越える速球とパンチ力を活かした広角打法が自慢。共に投打に優れた逸材として、注目されている。

佐賀の高校野球を語るスレ!

下平 裕次郎(佐賀・伊万里商)投手
182/82 右/右


 すでに140キロ近い速球とカーブで、将来が嘱望されている大器。「佐賀の至宝!」とさえ評される程の投手で、野手としても右中間に打球が伸びる強打が注目されている。


中井 裕武(佐賀・伊万里農林)投手
171/75 左/左


 ガッチリした体格から投げ込まれる135キロ前後の速球と広角に打ち返す打撃も魅力の左腕投手。


 一番現時点で名前があがるのが、松村勇二(長崎南山)投手。2年生の時点で、140キロ台を連発するなど、すでにMAXで143キロを記録する速球派。ただ制球力・変化球などに課題があるなど、実戦的な投球が期待される。

 同じく山田 基貴(長崎日大)投手も素材としては、魅力。角度のある速球を低めに集めることが出来るが、やはり彼も実戦的な制球に課題を持つ。順調に育てば、140キロ台を連発しても不思議ではない。

 また春田拓也(長崎海星)投手も、球威のある速球を投げ込むと評判だ。

長崎の高校野球を語るスレ!

山田 基貴(長崎・長崎日大)投手
177/72 右投げ


 独特のグラブの使い方をする選手だが、低めに集まる130キロ台後半ぐらいの速球には素材としての可能性を強く感じさせてくれる。ただ私が観た試合では、低めの球がことごとくカウントされないなど、不幸な面もあった。速球以外で、カウントが取れる変化球が欲しいところ。順調に育って行けば、最終学年では140キロ強の速球派右腕になっても不思議ではないだろう。今後の活躍に期待してみたい1人であった。

(2007年・夏)


春田 拓也(長崎・海星)投手
179/80 右/右


 馬力のある投手で、球威のある速球で活躍。


松村 勇二(長崎・長崎南山)投手
180/60 右/右


 波佐見と同じくこの高校も地区予選敗退。2番手としてマウンドにのぼり、140キロ台の速球を計時した2年生右腕。ただ、荒れ球というかなんというか、制球に難あり。直球には見るべきモノあり。球速は無くとも有る程度総合力で勝負できる技巧派投手を育成していた高校だけに実戦力の上積みが楽しみ。

(2007年 3月30日更新 lvc氏)


 全国的にも注目の今年の熊本大会。逸材きらめく九州の中でも、屈指の陣容ではないのだろうか。そんな中、平山洸太郎(鎮西)投手は、早くもMAX142キロを記録すると云う注目の速球派。チームメイトの立岡宗一郎は、投手としてもMAX143キロを記録するなど身体能力の高さを示す。

 一年時から活躍する文徳の植野剛・西文太のコンビにも注目。こちらも、植野は、筋の良い先発型投手としてのセンスを感じさせ、西は力投派右腕としての勢いを感じさせる。すでに西は、MAX141キロに到達するなど県下を代表する速球投手だ。

 村方友哉(城北)は、センバツに出場有力の好投手。投球センスに優れ、カーブ・スライダーを駆使し投球を組み立てる。現在、MAX139キロまで球速を増してきており更に一冬越えたセンバツで力強さを示すと、一躍ドラフト候補として踊り出るかもしれない。

 その他、ルーテル学院の村上 拓真も、MAX144キロを記録するなど県下屈指の球速の持ち主。また済々黌の古野光太郎もMAX140キロを記録するなど楽しみな投手だ。現時点では、ドラフト指名確実と云われる程の大物はいないが、すでに140キロ台を記録している投手が多く、粒ぞろいの印象を受ける2008年度の熊本である。

熊本の高校野球を語るスレ!

村上 友哉(熊本・城北)投手
178/67 右/右


 一年夏は、背番号14を付けながら、事実上エース的な役割を果たしている投手。非常にマウンド捌きが洗練していて、試合をまとめるセンスに優れている。まだ当時は、身体がビシッとしておらず、速球も高めに抜けることが多かった。その辺をカーブを上手く使うことで補っていた印象だ。球速は当時、125~130キロぐらいで、球威・球速のボリューム感に欠ける印象があったが、現在はMAX139キロまで球速を伸ばしていると聞く。

 センバツの出場が有力視される学校で、同校の柱的存在。2008年度の熊本を代表する好投手として、活躍が期待される好投手だ。

(2006年・夏)


平山 洸太郎(熊本・鎮西)投手
179/78 左/左



 早くもMAX142キロを記録すると云う注目の速球派左腕。打撃でも光る強打者。


植野 剛(熊本・文徳)投手
右/右


 一年夏には、すでにマウンドに上がるなど、チームメイト西文太と共に、将来楽しみな本格派。すでに1年時から130キロを越えるような球筋の良い速球を投げ込んでいる。変化球は、スライダーと強力なチェンジアップを併せ持つ。投球も球の出し入れの出来る、投球の出来る投手だ。

 チームメイトの西が、球の力で押す力投派ならば、こっちはセンスの良さで試合を作れるタイプの投手。2人とも最終学年で、どんな投球を魅せてくれるのか非常に楽しみだ。

(20006年・夏)


西 文太(熊本・文徳)投手
右投げ


 中背でガッチリした体格の持ち主。すでに一年夏から常時130~135キロぐらいの力強いを投げ込んでいた。すでに現在は、MAX141キロまで球速が到達したと言われている。

 この選手の素晴らしいのは、とにかく腕がしっかり振れること。そのため速球だけでなくスライダーも見極めが難しい。変化球は、カーブ・スライダー。速球は高めに浮くことが多かったが、球に勢いがあった。2008年度の熊本球界を代表として活躍が期待される力投派右腕だった。

(20006年・夏)


村上 拓真(熊本・ルーテル学院)投手
右投げ



 MAX144キロを記録するなど県下屈指の球速の持ち主。


古野 光太郎(熊本・済々黌)投手
右投げ


 MAX140キロを記録するなど楽しみな投手。


 さて2008年度の大分には、どんな選手がいるのだろうか。下級生の時から、常に注目を浴びてきたのが、末次群(日田林工)投手。すでにMAX143キロにまで到達し、バランスの取れた体型からスライダーとのコンビネーションで打たせて取ると云う。制球力も安定しているなど、一年から活躍するだけに、まとまりもあるようだ。

 左腕の日高 亮(日本文理大附)投手も注目。180センチ台の体格から140キロを越える速球を投げ込む注目株だと云う。私自身、この世代の注目投手達に関しては、殆どチェック出来ていないだけに、ぜひ来年は早い段階で観てみたいものである。

大分の高校野球を語るスレ!

末次 群(大分・日田林工)投手
182/75 右/右


みんなで寸評作り!


太田 尾郁弥(大分・日田林工)投手
右投げ


 130キロ後半を記録する右腕。


日高 亮(大分・日本文理大附)投手
180/72 左/左


 すでにMAX143キロを記録すると云う、大型左腕。


川嶋 謙(大分・大分豊府)投手
176/75 右/右


 俊足・強打の外野手として注目されているが、投手としての登板にも期待。


 2007年度の宮崎大会の模様は、一部しかチェック出来なかったので、沖縄や鹿児島に比べると情報が限られて申し訳ないです。しかしながら、今年の宮崎には評判の投手も多く非常に期待出来る陣容です。

 そんな中でも、甲子園に出場した有馬翔(日南学園)投手は、175センチぐらいですが球威のあるMAX144キロの速球で押す馬力のある左腕。チームメイトの中崎雄太は、左スリークオーターから繰り出す独特の球筋と切れ味あるスライダーが武器の左腕。現時点では、有馬が全国レベルの投手で高い評価。中崎は、曲者投手と云う観点では、中々興味深いタイプ。共に一冬越えてどんな成長を遂げているのか楽しみな存在だ。

 その他、私自身見たことがないのだが、赤川 克紀(宮崎商)投手は、評判の左腕。180センチ越える恵まれた体格から、MAX143キロの速球と多彩な変化球を併せ持つと云う。体格・球速から見ても、来春は大いに注目されそうな存在だ。

 左腕達の評判が目立つ宮崎だが、金田 和之(都城商)投手も将来性豊かな本格派右腕。柔らかい腕の振りから繰り出すMAX134キロの速球に、カーブ・スライダー・チェンジアップなどの変化球に良さがある。フォームの土台の良さ・素材としての柔らかさは魅力で、一冬越えてビシッとして来ると、一躍ドラフト候補として脚光を浴びそうな楽しみ投手だ。


 宮崎の高校野球を語るスレ!



金田 和之(宮崎・都城商)投手
180/70 右投げ


 まだまだ線が細く、身体がビシッとしていない印象。それでも柔らかい腕の振りから繰り出す速球には角度があり、常時130キロ前後ぐらい(MAX134キロ)。球威に欠ける速球よりも、カーブ・スライダー・チェンジアップなどの変化球が面白い。特にチェンジアップは、思わずタイミングが外れてしまう代物。

 体幹・下半身がしっかりして来ると、土台の良いフォームだけに楽しみ。素材としての可能性は極めてあり、一冬越えてどんな球を投げ込むのか注目される。上手く行けば、ドラフト候補として注目される存在だろう。

(2007年・夏)


赤川 克紀(宮崎・宮崎商)投手
182/80 左/左


 昨秋3試合連続完封で注目された左腕。柔らかい腕の振りから繰り出される140キロ近い速球と多彩な変化球で注目株。


有馬 翔(宮崎・日南学園)投手
175/78 左/左


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中崎 雄太(宮崎・日南学園)投手
177/72 左/左


 同じ2年生左腕の有馬翔が、球威溢れる速球で押す本格派ならば、こちらは、スリークオーターから切れ込むスライダーを武器にするサウスポー。MAX144キロと云われるが私が昨夏の宮崎県予選・甲子園と見た印象では、常時130キロぐらいの投手だった。

 むしろ将来性では、合わせるのが上手い打撃の方かもしれない。ライバル・有馬との切磋琢磨で何処まで資質を伸ばせるのか。左スリークオーター独特の球筋とスライダーと云う武器があるだけに、もう少しスケールアップしてくると癖球投手として面白い存在にもなりえるのだが。

(2007年・夏)

動画


仙山田 大輝(宮崎・都城)投手
178/70 右/右