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 *[[BACK>紺沌のナミダ]] 
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    第ニLV <獣と医車〜馴れ初めエヴォリューション>
  
 「だから、さっさとヒトミの姿を見せろと言ってるだろう!」
 「まぁまぁ。只今準備していますから。少しは落ち着いて下さいよ、アシュレイさん」
  大きな窓を背にし、毛皮の椅子に腰掛けた男……カッシュ・ジワルドだ。
  彼は机に拳を叩きつけた客人を、机越しになだめていた。 
  
  コロッセオの通路は建物の形に合わせ円形になっているが、そこを歩き入口から最も離れた場所、
 つまり競技場を中心とした場合に入口と点対称になる地点へ行き着くと、金で飾りつけられた豪勢な扉がある。
  コロッセオの主が控える部屋への扉である。
  扉の中央にはガラス細工で囲われた九つの突起があり、
 正しい順番でそれを押さないと開かない仕組みになっているのだが、現在扉は開きっぱなしになっている。
  より正しく言えば、扉は破壊されていた。
  突起が”あった”部分には拳が貫通した跡があり、何者かが実力行使に踏み切ったことは想像に難くない。
  果たしてその人物は、と問うまでもなく、現在通路から後ろ姿が丸見えなのがアシュレイ・バンデット、その人である。
  
 「立ってばかりでは疲れるでしょう。ささ、どうぞ。あちらにある、来客用のソファに腰掛けて下さいまし。
  そうだ。“聖成”したての紅茶などいかがでしょうか?」
 「必要無ぇよ、紅茶もだ!」
  アシュレイは憤っていた。あの司会者がここ全体の責任者でもあった事実は驚きだが、
 それにしても司会を務めていた時とはうって変わり、気味が悪いほど落ち着いた男であった。何を言われても飄々としている。
- 男は伏目がちで、蒼色で、ばさばさした長髪をときおりいじっていた。差し出した茶を拒否されたので、
-自分で飲み干すが、その仕草もまた素っ気無い。
+ 男は伏目がちに、蒼色のばさばさした長髪をときおりいじっていた。差し出した茶を拒否されたので
+自ら飲み干すが、その仕草もまた素っ気無い。
  あの試合のあと、“後片付け”が行われるのは極めて早かった。
  黒騎士はコロッセオから足早に姿を消し、行方知れず。
  そしてヒトミのほうは、係の者の手で持ち去られて(連れ去られて、よりも適切な表現だろう)しまったのだ。
  通路で見つけた司会者を追って、ついに部屋まで押し入ったアシュレイだったが、どの要求もことごとく無視される。
  ようやく受け入れられたのが、ヒトミの死体?をアシュレイに受け渡す、というものである。
  
 「ちッ、綺麗なとこに住みやがって……」
 「ふふ。そうでしょうか?」
  部屋は横にとても長く、絨毯、壁の装飾、家具。いずれも貴族の屋敷でしか見かけぬような、豪華絢爛なものばかり。
  中央にはさらに高級そうな、カッシュ・ジワルドの座る椅子と、机とがある。
 部屋の左右にはさらに扉があり、どうやら浴室や食堂まであるらしい。
  主に石造りであるコロッセオの古めかしい外観・内装と、ここだけは一切無縁といったところだ。
  
 「これでも、教会議員の使う部屋としては貧しいほうです。情報を処理してくれる“ロカセナ”だって……この机ですがね、
 生憎、かなりの低スペックときている」
  男は引出しを引いてみせた。そこは収納のためのスペースではなく、無数の凹凸の付いたボードをしまう場所であった。
  一般の機械人にとっては、まず目にする機会の無い代物である。
 「貴方がどんと叩くものだから、余計に頭が悪くなったかもしれません。この子」 
  そう言って、男はハンカチを取り出し、机の表面を磨き始めた。まるで我が子を撫でるように、優しく、丁寧に。
 「まぁ、馬鹿な子ほど可愛いんですがね。いかにこの子を使って効率の良い仕事をするか思慮する。それも、悪くない」
 「はっ」
  アシュレイは肩をすくめてみせた。
 「本当に、教会議員はおかしな奴ばかりだな。お前みたいな連中が世界を治めているなんざ、想像するだけでうんざりだ。
  ヒトミが教会を嫌う理由がよくわかるぜ」
  ぴたりと、男は動きを止める。
 「……貴様に、彼女の何がわかる」
 「………なに?」
  これまでとは全く異なる男の口調と眼差しに、さすがのアシュレイも驚いた。
  そもそも、言葉の意味が不可解であった。カッシュという男はヒトミを知っているのか。
  しかし、アシュレイが問いただそうとする機会は失われる。
 「失礼します」
  背後からひどく機械的な声がした。
  足にローラーを付けた、短い銀髪のメイドがやってきた。
  生身の部分を一切持たない、完全に機械化されたシミラーであろう。コロッセオ関係者のようだ。
  メイドは両手に、眼を閉じた髪の長い女の生首をかかえていた。
 「……ヒトミ!」 
  
  アシュレイは思わず駆け寄るが、メイドはまるで意に介さない様子で、ヒトミの生首を男の机まで運んだ。
  終わりに礼をするとメイドはその場で回れ右をし、音も無く去っていった。 
 「なるほど、こんな姿になっても……貴方は美しいな」
  あろうことか。
  男はそっと、ヒトミに口付けをした。
 「てめえッ」
  ついに激昂したアシュレイが、男から無理矢理ヒトミを奪い返そうとする。
  ところが、身体の自由がまるで利かない。
 「なにぃ……!」
  立ち去ったはずのメイドが、いつの間にやらアシュレイを羽交い締めにしていたのだ。
  百ハ十センチを超えるアシュレイの堂々たる体躯を、それより十五センチは低い女が拘束している。
  あまりに強い力で身動きひとつ許してくれない。
  
 「英雄アシュレイ、気をつけて下さい。本来ならば扉の損壊だけでも騎士警団に引き渡すところですよ。
  ちなみにそのメイドはね、教会の技術者が人間を素体とせずにこしらえた最新モデルです。
  いかにあなたが優れた機械人であろうと、力負けはしない……
  ヒトミ。見なさい、無様だろう?」
  男はヒトミの生首を机の上に置くと、それをアシュレイの側を向くように手でくるりと回した。
  微かに、ほんの微かにだが、ヒトミの眼が開いている。
 「……てめえ、知ってやがるな。ヒトミが、まだ生きてるってことを!」
  アシュレイは羽交い締めにされ、のけぞったまま叫んだ。
  男はさも愉快そうに笑う。
 「はい。しっかり、調べさせてもらいましたよ。大したものですね……獣の姫の肉体は」
  男は立ち上がって手を後ろで組み、窓の外を見ながら続けた。
  
 「ご存知でしょうがヒトミは……もともと教会の人間でした。ニド戦役中、我々のためによく働いてくれたものです。
  ある日、エウレカにその身の一部を食われるも無事生還した彼女は、体内を劇的に変化させていた。
  エウレカの欠片に侵食されていたのは間違いない、ところが体内で機械身とエウレカが拒絶することなく、融合に至った。
  これは、とてつもなく珍しいケースなのですよ。機械人が……そう、“エウレ化”したとでも言いましょうか。」
  男は、アシュレイを振りかえる。
 「我々はなんとしても彼女を調べたかった。ひいては機械人、いや……エウレカにとっても新たな道が開けるでしょうから。
  だが英雄アシュレイ、あなたに邪魔された」
  アシュレイは鼻をならし、わめく。
 「か弱い女に助けをもとめられただけだ……。
  人間を三日三晩、薬漬けにして機械にかけっぱなしにするなんざ正気の沙汰じゃねぇッ!」
  男も、真似して鼻をならした。
 「ヒトミはもう、人ではありませんよ」
 「なんだと!」
 「あなただって実感しているはず。エウレカに食された時点で、彼女は身も心も、ずっとエウレカ寄りの生き物になっていると」
 「…………」
 「ヒトミは人類の進化の為に、選ばれたのかもしれない。ならば誰かが、彼女を人類の発展に使うべきです」
 「ヒトミがそれを望んでいるとでも言うのか?」
 「いや、望まないでは済まされない。彼女はそれだけイレギュラーな存在。放っておくこと自体、危険であり、罪なのですよ」
 「戯言を……」
  アシュレイは血走った目で男を睨み、歯軋りをする。
  どうにか姿勢を正そうと必死になっているから、後ろのメイドも懸命に対処している。
  
 「そいつは……、ただの女として生きたがってる。幾ら、エウレカじみた思考になろうと関係無ぇ。
  そういう女なんだっ!そして、俺にとって………大切なッ!」
  男はやれやれといった面持ちで片手をあげ、もう片方の手でヒトミの頭を掴み、机の下へやる。
 「なるほど、我々にとっても大切だが、貴方にとっても大切だ。分かりますよ?
  だから、私は貴方にヒトミの身体を渡すと言っています。ただし、」
  次に机の下から現れたのは、鳥篭のようなものに入れられた、ヒトミの生首。
 「首、だけだ。だが十分でしょう?しっかり生きているのだし、美しい素顔もほとんど無事です。
  アズキのやつめ、竿で相当強くやったようだから、多少でこぼこしているかもしれませんが……」 
 「くぅッ!」 
  ようやく拘束を解いたアシュレイが、メイドの腕を掴んで投げ飛ばす。
  メイドは、近くにあったソファの肘掛に背中から強く叩きつけられ、そのまま動かなくなった。
  アシュレイはそれを一瞥すると首を鳴らし、改めて男のもとに詰め寄る。
 「そうか、分かったぜ……。あの黒騎士とかいうのも、お前らの差し金だな」
  男は笑い、それには答えず、椅子に座り直した。
 「これ以上、お話することは何もありません。さぁ、ヒトミを連れてお帰りなさい」
  篭が差し出される。
  アシュレイはしばらく黙り込んだあと、手を伸ばし、篭を抱えた。
 「……お前、このままで済むと思うなよ」
 「心得ておきましょう」 
  男はあくまでも余裕の表情だ。
  舌打ちし、アシュレイは背を向けた。
  そして歩き出す、胸に愛しい女を抱えて——————
  
 「…………………エリザさん。いつまで寝ているんです?」
  エリザとは、銀髪のメイドの名だった。
  男は完全にアシュレイの姿が見えなくなってから、倒れているメイドに声をかけたのだ。
  エリザの眼がかっと見開かれ、赤い不気味な光が漏れる。
  彼女は音も無く起きあがると、妙に上機嫌な主人の顔を視界に入れる。
 「失礼致しました、カッシュ様。——————損傷度合二十七%、起動には問題ありません」
  男は「そうですか」と呟くと、おもむろに“あるモノ”をエリザに手渡す。
 「ひとまず、こいつを研究室の冷凍庫に運んでおきなさい。そこに、残りのパーツもありますから」
  エリザは感情のこもらぬ眼で、渡されたものを見つめた。
  それはどうやら、女の、生首のようだった。
 「愚鈍でしょう?ニド戦役の英雄なんて所詮、その程度のものなんだよ……」 
  男は、突然狂ったように笑い出す。
  気を失っていたエリザに真意は分からなかったが。
  ひどく嫌らしい、笑声であった。
  
  
  一方アシュレイは、未だコロッセオの通路を歩いている途中だった。
  その足取りは、重い。
  競技場では、既に別の催しが行われているのだろう。
  観客達のものと思われる声援が、ときおり通路にまで響いてくる。
  あたかもその声に打ちのめされるようにして、アシュレイはだらしなく壁に持たれかかった。
 「ヒトミぃ。返事をしてくれよ…………生きてるんだろ?」
  両手で持った籠に向けて問いかける。
  だが、中の女は眼を開けたり閉じたりするばかりで、一言も語らない。
  以前ヒトミが、今回よりもっと大きな傷を負った場面に出くわしたことがある。
  そのときも、ヒトミは時間をかけて人の姿へと再生したものなのだが。
  今回ばかりは駄目なのかもしれない。そんな、不吉な想いがよぎる。
  
  再生しようにも、身体が無いと駄目なのではないか……
  身体はどこにある?まだ、このコロッセオのどこかに?
  きっとそうに違いないと考えた時に、アシュレイには一つの衝動がよぎった。
  誰でもいい。コロッセオの関係者を問い詰めれば、きっと……
  英雄としての地位を全て失いかねない、危険な衝動。
  ヒトミという女の為ならば、そこまでやりかねない自分に苦笑した。
  そんなアシュレイを笑う者が、もう一人。
  
 「いやぁ、いくらなんでもそれは危険過ぎますよ。教会を丸ごと敵に回すおつもりですか?」
 「……誰だ!」
  アシュレイが緊迫した声で叫ぶ。
  明らかに相手の心を見透かしたとしか思えぬ台詞を口にしたのは、一体何者だろう。
  通路の曲がり角からひょっこり姿を現したのは、客席でアシュレイの隣に座っていた、あの中年型だった。
 「……お気持ちは、分かるつもりですがね」
 「うるせェよ……待ち伏せてやがったのか。情報屋が一体何の用だ」
  中年型シミラー、トレマル・チャリオットはちょび髭をいじりながら近付いてきた。
  
  この男、先に自らを情報屋だと言っていたが、どうやら本当のようである。
  情報屋は他のシミラーの、心の波長を読み取ることができるのだ。
  ゆえに、彼らがありつける情報の数は膨大。
  機械人の心理ログを自在にスキャンすることが可能な、特殊シミラー。
  高度な自己改造技術の賜物であり、個体数自体は決して多くない。
  トレマルは声を低くし、目を細めながら切り出した。
 「さっそくですがね、アシュレイさん。わしはあなたと、商談がしたいのですよ」
 「商談だと?俺はいま忙しい。また今度にしな」
  アシュレイはしっしと、手の仕草で中年型を追い払おうとした。
  しかし中年型は笑顔を苦笑に変えるだけで、通路の真ん中から動こうとしない。
 「忙しいというより、困っておいででしょう。違いますかね?」
 「ぬっ……!」
  中年型の視線が籠に向けられていることに気付き、アシュレイはさっと腕で籠を覆った。
 「……あんたには、関係の無い話だ」 
 「さあ、それはどうでしょうねぇ。そこまで彼女を想うのなら……一つ、わしに協力して頂けませんか?
  そうすればアシュレイさん。結果的にご自身を助けることにも繋がるのですが……」
 「てめえ。何を言い出す?」
  アシュレイには、中年型の意図がさっぱり読めない。
  トレマルはあくまで余裕をもって、ゆっくりと話を続けた。
 「貴方も聞いたことがあるでしょう。“医車”の存在を。わしは、彼らの足取りを追っているのです」
 「イシャ、だと……?」
  “メディカルキャリア”。あらゆるシミラーの中でも、極めてイレギュラーな存在。“医車”は、その通称である。
 存在はわずかな者だけに知られている。
  
  シミラーの体は一様に、生身の部位と、生身ではない部位(機械身)に分かれている。
  体内のどこに機械身を持っているかは個体によって異なり、さらに生身と機械の比率にも個体差があるが、
 大体において三対七といったところである。
  彼らメディカルキャリアは機械身を、なんと自由に転移させてしまうことが可能だったのだ。
  その転移先は自身の体内に限定されず、体外……すなわち他人の体すら対象としてしまう。
  自らの機械身の一部を譲渡して、他のシミラーを救うことが出来た。
  メディカルキャリアによっては七対三と、譲渡した結果、自身の体内比率を逆転させてしまうこともあったが、
 それでも生命活動を続けることの出来る者までいた。この事実もまた常軌を逸している。
  あまつさえ新たな機械身を見つければ、独力で身に定着させることも可能。
  そう、メディカルキャリアは単体で、“司命工場”と同等の技術を誇るオペを行えたのである。
  
 「彼らはニド戦役中に初めて存在を確認されましたな。シミラーを生産する“司命工場”が、
  偶然生み出したというのが教会の公式見解。教会も最初のうちは、彼らの保護に躍起になっていました」
 「奇跡の子とか、称してやがったな。
  ……だがその奇跡の能力を、エウレカに対して使用する医車が後を絶たなかった」
 「そうなのです!あるとき、医車達は気付いた。自分らの能力を合わせれば、
  エウレカに機械身を授けることも可能なのではないかと!」
  そして、彼らの試みは見事成功した。
  エウレカに、機械身を与えること。
  エウレカを、機械人へと変えること。
  
 「現実問題、この世に生きるすべてのエウレカにオペを施すのは不可能でした。
  しかし医車の働きにより停戦するきっかけが生まれたと言っても、過言では無いでしょうな」
 「あぁ、医車は凄ぇよ。……まっ、今となっては昔話だ。あくまでエウレカを下等種と見なす教会にとって、
  エウレカを援助しようとする輩は、例え同胞といえど忌むべき存在だった」
 「ええ。そうなのでしょう」
 「医車は、戦後教会の行った解体作戦で、残らず全滅しちまったんだ」
 「はい。一般には、そう思われています」
  けろりと答える中年型に対し、アシュレイは初めて真面目な口調になった。
 「まだ……居るってのか?」
 「えぇ、わしの知る限りではね。少なくとも、一体は」
  髭をひっぱりながら、得意気に話す中年型。
  アシュレイはトレマルの眼を見ながら尋ねる。
 「……面白ぇ。どこに居やがんだ、そいつは」
 「……はい。今時なら、恐らく“薫月亭(くんげつてい)”に」
 「おいおい!ふざけるのもたいがいにしろッ」
  アシュレイは、思わず吹き出していた。
  何せ薫月亭といえば、ラングフルク外れにある酒場であり、アシュレイもよく通っている。
  教会が危険視する医車が、そんな身近な所に居るはずがない。
  トレマルのほうはというと、こちらは不敵に笑っていた。
 「確かに、対象がまともな医車ならありえない話ですな。けれど、世の中には変わり者も居ますでしょう。
  例えば、こんな人物ならどうでしょうね……」
  こほんと咳払いをしてから、今度は早口で喋り出す。
  
 「ニド戦役時は義勇兵として、最前線でエウレカと戦いました。
  その最中、医車としての能力に覚醒した突然変異体。
  現在は反教会機構の重要人物であります。来る日も来る日も教会への挑発行為に明け暮れる遊び人、
  一方で研究のためならエウレカを狩ることだって辞さない、恐ろしい女医!趣味は大酒を浴びること」
 「ちょっ、ちょっと待て!」
  動揺でアシュレイは危うくヒトミを入れた籠を落しそうになる。通路の壁から離れ、反射的に身を正していた。
  その人物について、心当たりがあったのだ。
  (まさか…………いや、そんな筈は無い……) 
  アシュレイの反応に、トレマルはしたり顔をするのであった。
  
  
 
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