「2011-05-10:NULL値の設定とカラーテーブルと対象範囲の変更」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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*カラーテーブルの変更
demデータとは、数値標高モデルのことです。今日は三重県のdemデータを使用して地図を表示します。
**Q-GISの基本設定
Q-GISを立ち上げる。
→プラグイン(P)からplagin managerに入る。
→GRASSにチェックをしてokする。
※右上の>>マークをクリックし、メニューアイコンを左端に移動させておくと便利です。
**Q-GISにおける新規マップセットの作成
左端のアイコンの上から二番目(new mapset)をクリックする。
→データベースの横のBrowse..をクリックする。
→CドライブにGRASSというフォルダを作り、データベースにGRASSフォルダを指定してからNEXTをクリックする。
→Create new locationをチェックし、kusidaと入力してNEXTをクリックする。
→投影法にチェックし、Geographic Coordinate Systemsの中からJDG2000を選んでNEXTをクリックする。
→領域を以下のように設定してNEXTをクリックする。
N35.333333
W135.5 E137
S33.666667
→New mapsetに自分の名前を入力し、NEXTをクリックする。
→完了をクリックする。
**Rubyを使用したdemデータの表示
Q-GISの左端のアイコンの一番上(open mapset)をクリックする。
→GRASSマップセットを選択で以下のように設定し、了解をクリックする。
Gisbase C:GRASS
位置 kushida
Mapset 自分の名前
→左端のアイコンの下から三番目(GRASSツールを開く)をクリックする。
→shell-GRASS-shellをクリックし、コマンドプロンプトを立ち上げる。
→コマンド上で以下のように入力する。
>cd .. #1個上のディレクトリの移動
でデスクトップの環境解析学特論ァイルまで移動する。
>v.in.ogr -o dsn=. la=mie_area out=area
→左端のアイコンの上から4番目(GRASSベクタレイヤの追加)をクリックする。
→GRASSベクタレイヤを選択で以下のように設定してあるかを確認し、了解をクリックする。
Gisbase C:GRASS
位置 Mie
Mapset 自分の名前
地図名 area
→地図が表示される。
>v.in.ogr -o dsn=. la=mie_river out=river
→GRASSベクタレイヤを選択で以下のように設定してあるかを確認し、了解をクリックする。
Gisbase C:GRASS
位置 Mie
Mapset 自分の名前
地図名 river
→河川が表示される。
>r.in.bin -f in=dem10m.bin out=dem n=35:20N s=33:40N e=137E w=135:30E byte=4 row=1500 col=13500
→左端のアイコンの上から4番目(GRASSベクタレイヤの追加)をクリックする。
→GRASSラスタレイヤを選択で以下のように設定してあるかを確認し、了解をクリックする。
Gisbase C:GRASS
位置 Mie
Mapset 自分の名前
地図名 dem
→地図が表示される。
ライヤを右クリックしてプロ―パティを選択すると、線の色や太さなども自由に変えられる。
ライヤriverの線を青に、areaの塗りつぶしなしにして、そしてライヤをriver,area,demの順で並べると以下の図になる。
#ref(20110426.png,,widdth=500)
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**null値の設定
前回のdemの海の部分は-9999.0という値を持っています。
値を持ったままだと、カラーテーブルに反映される可能性があるので、値を持たないnullに変更します。
Q-GISを立ち上げる。
→GRASSマップセットを選択で以下のように設定し、了解をクリックする。
Gisbase C:GRASS
位置 kushida
Mapset 自分の名前
→左端のアイコンの下から三番目(GRASSツールを開く)をクリックする。
→shell-GRASS-shellをクリックし、コマンドプロンプトを立ち上げる。
→コマンド上で以下のように入力する。
>r.null dem set=-9999.0
すると下のような地図になります。
※左が設定前で、右が設定後
#ref(dem1.png,,width=300) #ref(dem2.png,,width=300)
**カラーテーブルの変更
先ほどと同じようにGRASSマップセットを選択で以下のように設定し、了解をクリックする。
Gisbase C:GRASS
位置 kushida
Mapset 自分の名前
→左端のアイコンの下から三番目(GRASSツールを開く)をクリックする。
→shell-GRASS-shellをクリックし、コマンドプロンプトを立ち上げる。
→コマンド上で以下のように入力する。
>r.colors dem col=srtm
すると、下のような地図ができます。
#ref(dem3.png,,width=300)
これ以外にもさまざまなカラーテーブルがあるのでいろいろ試すとよさそうです。
**対象範囲の変更
このままだと、櫛田川を見るにしては、範囲が広すぎるので、範囲を変更します。
先ほどと同じようにして、shell-GRASS-shellをクリックし、コマンドプロンプトを立ち上げる。
→コマンド上で以下のように入力する。
>g.region -p
これで、現在の領域が表示されます。
#ref(dem4.png,,width=300)
>g.region n=34.63 s=34.30 w=136.06 e=136.66 -p
#ref(dem5.png,,width=300)
これで、変更後の領域が表示されます。
※nsewの順番は気にしなくても大丈夫です。また、値は度で入れてください。
このままだとcellの値が大きく処理に時間がかかるので、次のように入力します。
>g.region res=0:00:04 -p
#ref(dem6.png,,width=300)
これと、前回作ったareaとriverを出力し表示すると、下のような地図ができます。
#ref(dem7.png,,width=300)
※プロパティでriverの線を赤に、areaの塗りつぶしなしにして、そしてレイヤをriver,area,demの順で並べています。
今回はここまでです。お疲れ様でした。
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