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2011-05-24:対象流域の表示と解析 - (2011/05/24 (火) 19:54:49) のソース

*MASKをかける

前回保存したデータを読み出す。
櫛田川流域はいくつの集水域から組成したので、MASKをかけるには、各集水域のcat番号が必要である。

**cat番号を調べる方法

vectレイヤのbasin36km100mをダブルクリックでプロバティを立ち上がる(もしくは右クリックでプロバティをクリックする)。⇒シンボルのところ、凡例は固有値に選び⇒分類フィールドはcatに選択⇒分類をクリックするとcatごとに色で分ける。

1.矢印iのアイコンを選んで地図上にクリックすると、選ばれたbasinは赤くなり、cat番号を含む地物情報が表示される。

2.basin36km100mを右クリックして属性テーブルを開き、cat欄前の番号をクリックすると、地図上に対応する領域が黄色に変わる(プロジェクトプロパティの選択色を変えなければ)。

3.そして、左側のラベルを選んで、「ラベルを表示」に×印をつける。「基本ラベルオプション」の欄には、「ラベルが含まれているフィールド」⇒catを選択⇒OKにする。色やフォントなど、少し下の「バッファラベル」にも自由に調整できる。するとcat番号は地図上に表示できる。

***櫛田川主流域の作成

櫛田川流域はcat番号は13,14,15,21,22,26,31の集水域から組成する。
>v.extract -d in=basin36km100m out=basinkushuda ty=area li=13-15,21,22,26,31 new=1

左一番下のアイコン(現在のGRASSri-リーションを編集)をクリック、N-S Res と E-W Resを10に設定、了解する。

***ラスターへの変換
>v.to.rast in=basinkushida out=basinkushida ty=area use=cat

***櫛田川主流域の抽出
>g.copy rast=basinkushida,MASK
#ref(basinkushida.png,,width=500)

**流域解析
先のリージョン編集で解像度を10に設定したので、集水域をこまかくわけることができる。やり方は前回とほぼ同じである。
>r.watershed -f el=dem ba=basin4ha10m st=stream4ha10m th=400
>r.thin in=stream4ha10m out=stream4ha10m_thin
>r.to.vect in=stream4ha10m_thin out=stream4ha10m
#ref(basin4ha10m.png,,width=500)
画像のように4haは細かすぎる。このやり方で自分が欲しいように作ればいい。

今回はここまでです。来週は主に各集水域の面積、標高、傾斜などのデータを属性情報に加えることをやります。
お疲れ様でした。