*MASKをかける 前回保存したデータを読み出す。 櫛田川流域はいくつの集水域から組成したので、MASKをかけるには、各集水域のcat番号が必要である。 **cat番号を調べる方法 vectレイヤのbasin36km100mをダブルクリックでプロバティを立ち上がる(もしくは右クリックでプロバティをクリックする)。⇒シンボルのところ、凡例は固有値に選び⇒分類フィールドはcatに選択⇒分類をクリックするとcatごとに色で分ける。 1.矢印iのアイコンを選んで地図上にクリックすると、選ばれたbasinは赤くなり、cat番号を含む地物情報が表示される。 2.basin36km100mを右クリックして属性テーブルを開き、cat欄前の番号をクリックすると、地図上に対応する領域が黄色に変わる(プロジェクトプロパティの選択色を変えなければ)。 3.そして、左側のラベルを選んで、「ラベルを表示」に×印をつける。「基本ラベルオプション」の欄には、「ラベルが含まれているフィールド」⇒catを選択⇒OKにする。色やフォントなど、少し下の「バッファラベル」にも自由に調整できる。するとcat番号は地図上に表示できる。 ***櫛田川主流域の作成 櫛田川流域はcat番号は13,14,15,21,22,26,31の集水域から組成する。 >v.extract -d in=basin36km100m out=basinkushuda ty=area li=13-15,21,22,26,31 new=1 左一番下のアイコン(現在のGRASSri-リーションを編集)をクリック、N-S Res と E-W Resを10に設定、了解する。 ***ラスターへの変換 >v.to.rast in=basinkushida out=basinkushida ty=area use=cat ***櫛田川主流域の抽出 >g.copy rast=basinkushida,MASK #ref(basinkushida.png,,width=500) **流域解析 先のリージョン編集で解像度を10に設定したので、集水域をこまかくわけることができる。やり方は前回とほぼ同じである。 >r.watershed -f el=dem ba=basin4ha10m st=stream4ha10m th=400 >r.thin in=stream4ha10m out=stream4ha10m_thin >r.to.vect in=stream4ha10m_thin out=stream4ha10m #ref(basin4ha10m.png,,width=500) 画像のように4haは細かすぎる。このやり方で自分が欲しいように作ればいい。 今回はここまでです。来週は主に各集水域の面積、標高、傾斜などのデータを属性情報に加えることをやります。 お疲れ様でした。