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第一章【終わらぬ夜】
いつも通りの都市、均衡と言う拠り所に人々は身を委ね、生きてきた。
その確立された営みを打ち砕いた凄惨たる事件、『特異能力所持者の連続殺害』
被害の数は留まる事を知らず、事態を重んじた政府が特殊事件対策部課『SDS(StarDustSeeker)』を設置してから早２ヶ月。
ローブを纏った人影の存在が認識される。その存在は【ＥＮ】と名乗ったとの報告を受け、「SDS」は調査を進めていく。
そして警邏を兼ねた住宅街の集団捜査の夜、冷たい風が吹き抜ける――
