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**概要
リオステリアの戦いとは、[[アルファ]]1740年3月、[[ガライザラ内乱]]において行われた戦いである。
**戦闘に至るまでの背景
&image((http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/lunatic-destiny/page/19.JPG)
[[ガライザラ内乱]]は、[[シオン]]の引き抜き工作により、[[バシュタルク]]派閥にいた部族長[[トルキアス]]が、[[シオン]]側に寝返った。
[[トルキアス]]は[[シオン]]の父[[ゴルギウス]]に心酔していた為、[[シオン]]にその幻影を見た為であった。
これに怒った[[バシュタルク]]は、部下である[[ディノス]]に兵を与えてついに本格的な武力衝突を迎えていた。
しかし、[[ディノス]]は[[シオン]]の奇襲を受けて半壊、かろうじて脱出するが、怒り狂った[[バシュタルク]]によって斬り捨てられた。
初戦に勝利し、士気上がる[[シオン]]率いる[[黒耀騎兵団]]であったが、所詮は先発隊を撃破しただけの前哨戦であり、依然として兵力の差は[[バシュタルク]]軍に遠く及ばなかった。
だが、[[ガライザラ]]の兵士達は、戦いとは神が勝者を選ぶものという、信仰に近い思いをこの時代においても未だもっていた。
この未発達な部分は、兵法を学んだ将が両軍共に数えるほどしかいないという事もあって、戦いの結末をほとんど運任せにする短所と同時に、兵士達が少しでも迷信めいた敗北の予感を感じれば、いかなる将の説得をもっても聞き入れずに四散し、兵力差を一瞬にして覆すという長所も含めていた。
[[シオン]]は、[[ガライザラ]]で数少ない「兵法」を学んだ将であり、全軍を防御に徹する陣形をとらせ、敵軍を待ち構えていた。
**両軍の戦力
|>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):CENTER:''攻撃側''|BGCOLOR(#cccccc):|>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):CENTER:''守備側''|
|>|>|>|>|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/char/monsyou/garaizara.PNG)~~[[バシュタルク]]軍|CENTER:''軍勢''|>|>|>|>|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/char/monsyou/garaizara.PNG)~~[[シオン]]軍|
|>|>|>|>|CENTER:総兵力25000|CENTER:''兵力''|>|>|>|>|CENTER:総兵力12000|
|>|>|>|>|CENTER:[[バシュタルク]]|CENTER:''総指揮''|>|>|>|>|CENTER:[[シオン]]|
|>|>|>|>|CENTER:|CENTER:''軍師''|>|>|>|>|CENTER:|
|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):CENTER:''主要参戦者''|
|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/char/lunatic-destiny/sam/basyutaruku.PNG,55,55)~~[[バシュタルク]]|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/zairyou/50.GIF,55,55)~~|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/zairyou/50.GIF,55,55)~~|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/zairyou/50.GIF,55,55)~~|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/zairyou/50.GIF,55,55)~~||CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/char/lunatic-destiny/sam/sion.PNG,55,55)~~[[シオン]]|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/char/lunatic-destiny/sam/ikuruteli.PNG,55,55)~~[[イクルテイ]]|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/char/lunatic-destiny/sam/teliana01.PNG,55,55)~~[[ティアナ]]|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/char/lunatic-destiny/sam/middogarutu.PNG,55,55)~~[[ミッドガルツ]]|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/char/sonota/syougun9.PNG,55,55)~~[[トルキアス]]|
**戦闘経緯
&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/lunatic-destiny/page/20-2.JPG)
戦いの前、敵の軍勢の多さに不安を感じ始めた兵士達をみた[[シオン]]は、腐りかけた肉をくくりつけた馬を数頭敵陣に放った、すると、それを好物とする「黒翼烏」が[[バシュタルク]]陣の上空で旋回をはじめる。[[ガライザラ]]ではこの鳥は地獄の使者と呼ばれ、戦いに負ける陣に降り立つという迷信があったため、[[シオン]]は迷信を逆手に取り、兵士達を落ち着かせた。
[[シオン]]と[[バシュタルク]]は、騎馬民族の戦いの風習にのっとり、最初に両者が前線に出て言葉を交わし、その後時間を決めて両軍が正面から激突する。
[[バシュタルク]]軍は数にまかせて乱雑に攻め込み、[[シオン]]はそれを陣形で受け流しつつ反撃の機会を狙っていた。
前述の通り、兵法の概念をもたない[[バシュタルク]]陣営は、大軍を一気に殺到させたため、味方同士が進軍の邪魔をし合い、数ほどの動きを見せず、ワイバーンの[[陣形]]で待ち受ける[[シオン]]軍に迎撃されていた。
しかし、兵法を知らないのは[[シオン]]陣営も同じ事で、敵が迫ってくるのに前進せず待ち構えよという命令は、彼らには理解できず、不安を煽っていた。
&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/lunatic-destiny/page/20-3.JPG)
そんな中、[[トルキアス]]部隊に攻撃が殺到しはじめる。
これは、仲間同士が進軍を邪魔していた[[バシュタルク]]陣営が、流れに流れて偶発的におきたことだが、これを自分に対する報復攻撃とみた[[トルキアス]]が、恐怖心から突如降伏を申し出て、そのまま[[バシュタルク]]陣営につく。
これにより、ワイバーン[[陣形]]の翼をもがれた[[シオン]]陣営、[[シオン]]は瞬時にこの後おきる展開を先読みし、損害が最小限なうちに撤退した。
最後の一兵になるまで戦うのが常識だった[[ガライザラ]]において、この素早い撤退は[[バシュタルク]]の疑念を呼び、罠を警戒して追撃戦を行わなかった。
**戦いの結末
[[バシュタルク]]は、[[トルキアス]]、更に捕虜の兵士たちを見せしめとして処刑した。
[[ディノス]]に続いて[[トルキアス]]まで処刑されたこと、更に捕虜の処刑方法があまりにも猟奇的だったことにより、[[バシュタルク]]の元で戦っても未来はないと考え始めた各騎馬民族長は、次々と[[シオン]]の元になびいた。
これまで旗色を鮮明にしていなかったコルト、ボア、ミルシアといった部族長が次々と[[シオン]]の元に馳せ参じ、更に[[バシュタルク]]の後方を固めていたメイスが[[シオン]]と繋ぎをとろうとした、これを知った[[バシュタルク]]は怒り、メイスを一族もろとも斬り殺すが、その方法もまた非道だった為、更なる「人離れ」のスパイラルに陥っていた。
「勝利して人を失った[[バシュタルク]]、敗北して人を手に入れた[[シオン]]」、この戦いは双方の人間の器の差を見せ付ける結果となった。
&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/zairyou/50.GIF)&image(画像ファイル名または画像URL)
**概要
リオステリアの戦いとは、[[アルファ]]1740年3月、[[ガライザラ内乱]]において行われた戦いである。
**戦闘に至るまでの背景
&image(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/lunatic-destiny/page/19.JPG)
[[ガライザラ内乱]]は、[[シオン]]の引き抜き工作により、[[バシュタルク]]派閥にいた部族長[[トルキアス]]が、[[シオン]]側に寝返った。
[[トルキアス]]は[[シオン]]の父[[ゴルギウス]]に心酔していた為、[[シオン]]にその幻影を見た為であった。
これに怒った[[バシュタルク]]は、部下である[[ディノス]]に兵を与えてついに本格的な武力衝突を迎えていた。
しかし、[[ディノス]]は[[シオン]]の奇襲を受けて半壊、かろうじて脱出するが、怒り狂った[[バシュタルク]]によって斬り捨てられた。
初戦に勝利し、士気上がる[[シオン]]率いる[[黒耀騎兵団]]であったが、所詮は先発隊を撃破しただけの前哨戦であり、依然として兵力の差は[[バシュタルク]]軍に遠く及ばなかった。
だが、[[ガライザラ]]の兵士達は、戦いとは神が勝者を選ぶものという、信仰に近い思いをこの時代においても未だもっていた。
この未発達な部分は、兵法を学んだ将が両軍共に数えるほどしかいないという事もあって、戦いの結末をほとんど運任せにする短所と同時に、兵士達が少しでも迷信めいた敗北の予感を感じれば、いかなる将の説得をもっても聞き入れずに四散し、兵力差を一瞬にして覆すという長所も含めていた。
[[シオン]]は、[[ガライザラ]]で数少ない「兵法」を学んだ将であり、全軍を防御に徹する陣形をとらせ、敵軍を待ち構えていた。
**両軍の戦力
|>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):CENTER:''攻撃側''|BGCOLOR(#cccccc):|>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):CENTER:''守備側''|
|>|>|>|>|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/char/monsyou/garaizara.PNG)~~[[バシュタルク]]軍|CENTER:''軍勢''|>|>|>|>|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/char/monsyou/garaizara.PNG)~~[[シオン]]軍|
|>|>|>|>|CENTER:総兵力25000|CENTER:''兵力''|>|>|>|>|CENTER:総兵力12000|
|>|>|>|>|CENTER:[[バシュタルク]]|CENTER:''総指揮''|>|>|>|>|CENTER:[[シオン]]|
|>|>|>|>|CENTER:|CENTER:''軍師''|>|>|>|>|CENTER:|
|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):CENTER:''主要参戦者''|
|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/char/lunatic-destiny/sam/basyutaruku.PNG,55,55)~~[[バシュタルク]]|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/zairyou/50.GIF,55,55)~~|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/zairyou/50.GIF,55,55)~~|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/zairyou/50.GIF,55,55)~~|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/zairyou/50.GIF,55,55)~~||CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/char/lunatic-destiny/sam/sion.PNG,55,55)~~[[シオン]]|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/char/lunatic-destiny/sam/ikuruteli.PNG,55,55)~~[[イクルテイ]]|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/char/lunatic-destiny/sam/teliana01.PNG,55,55)~~[[ティアナ]]|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/char/lunatic-destiny/sam/middogarutu.PNG,55,55)~~[[ミッドガルツ]]|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/char/sonota/syougun9.PNG,55,55)~~[[トルキアス]]|
**戦闘経緯
&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/lunatic-destiny/page/20-2.JPG)
戦いの前、敵の軍勢の多さに不安を感じ始めた兵士達をみた[[シオン]]は、腐りかけた肉をくくりつけた馬を数頭敵陣に放った、すると、それを好物とする「黒翼烏」が[[バシュタルク]]陣の上空で旋回をはじめる。[[ガライザラ]]ではこの鳥は地獄の使者と呼ばれ、戦いに負ける陣に降り立つという迷信があったため、[[シオン]]は迷信を逆手に取り、兵士達を落ち着かせた。
[[シオン]]と[[バシュタルク]]は、騎馬民族の戦いの風習にのっとり、最初に両者が前線に出て言葉を交わし、その後時間を決めて両軍が正面から激突する。
[[バシュタルク]]軍は数にまかせて乱雑に攻め込み、[[シオン]]はそれを陣形で受け流しつつ反撃の機会を狙っていた。
前述の通り、兵法の概念をもたない[[バシュタルク]]陣営は、大軍を一気に殺到させたため、味方同士が進軍の邪魔をし合い、数ほどの動きを見せず、ワイバーンの[[陣形]]で待ち受ける[[シオン]]軍に迎撃されていた。
しかし、兵法を知らないのは[[シオン]]陣営も同じ事で、敵が迫ってくるのに前進せず待ち構えよという命令は、彼らには理解できず、不安を煽っていた。
&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/lunatic-destiny/page/20-3.JPG)
そんな中、[[トルキアス]]部隊に攻撃が殺到しはじめる。
これは、仲間同士が進軍を邪魔していた[[バシュタルク]]陣営が、流れに流れて偶発的におきたことだが、これを自分に対する報復攻撃とみた[[トルキアス]]が、恐怖心から突如降伏を申し出て、そのまま[[バシュタルク]]陣営につく。
これにより、ワイバーン[[陣形]]の翼をもがれた[[シオン]]陣営、[[シオン]]は瞬時にこの後おきる展開を先読みし、損害が最小限なうちに撤退した。
最後の一兵になるまで戦うのが常識だった[[ガライザラ]]において、この素早い撤退は[[バシュタルク]]の疑念を呼び、罠を警戒して追撃戦を行わなかった。
**戦いの結末
[[バシュタルク]]は、[[トルキアス]]、更に捕虜の兵士たちを見せしめとして処刑した。
[[ディノス]]に続いて[[トルキアス]]まで処刑されたこと、更に捕虜の処刑方法があまりにも猟奇的だったことにより、[[バシュタルク]]の元で戦っても未来はないと考え始めた各騎馬民族長は、次々と[[シオン]]の元になびいた。
これまで旗色を鮮明にしていなかったコルト、ボア、ミルシアといった部族長が次々と[[シオン]]の元に馳せ参じ、更に[[バシュタルク]]の後方を固めていたメイスが[[シオン]]と繋ぎをとろうとした、これを知った[[バシュタルク]]は怒り、メイスを一族もろとも斬り殺すが、その方法もまた非道だった為、更なる「人離れ」のスパイラルに陥っていた。
「勝利して人を失った[[バシュタルク]]、敗北して人を手に入れた[[シオン]]」、この戦いは双方の人間の器の差を見せ付ける結果となった。
&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/zairyou/50.GIF)&image(画像ファイル名または画像URL)