リディ (ロードレア国)


基本情報


略歴

アレス子飼いの隠密の中で、最も優秀な働きをしたため、アレスが将軍に抜擢した。
将軍としては、698年「ロードレアの内乱」が初陣となる。指揮官としての才能もアレスの期待に応えたリディは、以後も指揮官と隠密を両立させて、やがてルーと並んで「遅れてきた英雄」の代名詞となる。

ヴェリアの大遠征(703~705)で主人アレスが戦死した後、ヴェリアは酒とルフィに溺れてリディに冷たくあたり、見かねたバイアラスはリディを守り、いつしかリディはバイアラスの直属隠密となる。
バイアラス一月の別離酒によるロードレア国脱出にもつきそい、ベルザフィリス国で猜疑の眼で見られた生活を共に過ごすが、ルーディアの言葉で猜疑は消え始める。

707年のロッド侵攻戦の頃には、既に主力の将軍となり、諸将からも信頼されていた。
あまり知られていないが水軍司令官としても優秀で、この戦いの前哨戦でロッド国艦隊を打ち破っている。(この時、沈没した船から脱出した敵兵を救出した為、敵兵からも慕われ、決戦時には戦わずしてリディに投降した部隊もあった)
この戦いの後、ラディアの仇ギザイアに城内で私闘を演じようとするバイアラスを、身を呈して止める。

天下分け目のヴァイグの戦い(710)では、集結に僅かに遅れているベルザフィリス陣を敵の強襲から守るため、わざと隙だらけの布陣をひく。これに罠だと警戒したロー・レアルス国の先発隊は、両軍集結まで攻撃を仕掛けることができなかった。
決戦ではゼノスと一騎討ちを繰り広げ、ゼノスさえも彼女の腕に感嘆し、リディも戦後、ゼノスの墓を作ることでこれに答えた。
また、ルーの突撃に、ただ一人動揺しなかったたことが、勝敗の鍵となる。
ルディックの陣(711)ではルーの突撃からガイヴェルド本陣を守って負傷、この傷は深く二度と槍は持てなくなる。

天下平定後はアレスの墓をつくり直し、与えられた領土の治世を勤めながら静かに暮らすが、「国崩れの乱」でバイアラスの死を知ると、衝撃のあまり失神、その後は政界から身を退いて余生を送る。
生涯アレスバイアラスの為に生きた。

人物

  • 隠密という立場もあったが、生来の性格から、必要以上の事をほとんど喋らず、普段は無口、無表情であった。ルフィが彼女を苛め続けたのは、彼女の感情のない顔が気に入らず、リディの悲鳴を聞いてみたいと思っていたからだという。

関連項目


最終更新:2011年12月13日 12:37