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あいつという存在 - (2007/03/11 (日) 12:24:45) の1つ前との変更点

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 この世界を 日常を  この世のすべての存在を  あんたはどう思ってる? ~あいつという存在~  俺はフーン  俺は馴れ合いは大嫌いだ  一つ一つがとてもうざったく思える  まあ当然学校では「友」と呼べる者はいない  いつも一人だ  皆は皆で、俺は俺でお互いを避けているからな  勿論、身内での馴れ合いもお断りだ  っま、どっかの馬鹿親は先に逝っちまったしな  今は親戚の家で生活してる  そんなの別にどうでもいい  とにかく俺は  他人の存在  物の存在  言葉の存在  そして  己の存在  何もかもがうざかった  何もかもが信じられなかった  俺は一体何のために  一体誰のためにいきている?  そんなことをいつも考えてた  勿論、答えなどは見つからなかったがな  そんな ある日  俺の考えを  もっと大げさに言うと  俺の人生をも変えてしまった香具師が学校に転入してきた  俺はそいつを徹底的に避けたさ  普通の香具師なら相手にしないよな  けどそいつは違った  そいつにどんな皮肉を浴びせても  どんなに悪態を吐いても  どんなに無視をしても  そいつは俺にしつこく話しかけてくる  流石の俺も堪忍袋の尾が切れた  そいつにこう言ってやってさ 「おい!貴様!何故俺にいつもいつも話しかけてくる!!?」  ってね  そうしたらそいつはなんていったと思う?  そいつは優しい顔でこういったんだ 「やっと僕と向き合って話してくれましたね。」  正直引いたよ  こいつそこらへんの香具師とは違うと思った  それと同時に  こいつとなら友達ってやつになってもいいかな?  とも思った 「俺はフーン。お前は?」 「僕はシーン。よろしく。」  それから俺らは仲良くなった  二人で毎日一緒に話した  二人でくだらない事もたくさんした  けれど、幸せはそう長くは続かなかった  そう。あいつ、シーンはもうこの世にいない  残酷だった  あっという間だった  シーンは俺の目の前で  車に轢かれたんだ  驚いたよ  辺りは血だらけ  俺はずっと立たずんでいた 「お、おいしっかりしろ。だ、誰か救急車を!!」  シーンは氏んだ  即死だって医者が言ってた  昔の俺なら「いい気味だ」ってあざ笑ってたかもな  しばらくして  あいつの親が俺に一冊の本を差し出してきた  俺はそれを受け取って中を見てみた  それはあいつの日記だった  そこには俺とすごした一日一日が記されていた  泣いた  他人のために初めて泣いた  馬鹿みたいに涙が止まらなかったよ  悔やんだ  あいつがもう存在していないことを悔やんださ  あいつに会ってから俺の生活 人生すべてが変わった  新しい友達(?)もできた  今では感謝してる  ありがとう 「さようなら」くらい言ってやればよかったかな? ---- 小説を書き始めたばかりに書いた作品。 短編の中では処女作品に当たります(泣 あえて訂正等せずに投稿(ここに) あのころはこれで精一杯だったんだなぁ、と変に実感したり;
 この世界を 日常を  この世のすべての存在を  あんたはどう思ってる? ~あいつという存在~  俺はフーン  俺は馴れ合いは大嫌いだ  一つ一つがとてもうざったく思える  まあ当然学校では「友」と呼べる者はいない  いつも一人だ  皆は皆で、俺は俺でお互いを避けているからな  勿論、身内での馴れ合いもお断りだ  っま、どっかの馬鹿親は先に逝っちまったしな  今は親戚の家で生活してる  そんなの別にどうでもいい  とにかく俺は  他人の存在  物の存在  言葉の存在  そして  己の存在  何もかもがうざかった  何もかもが信じられなかった  俺は一体何のために  一体誰のためにいきている?  そんなことをいつも考えてた  勿論、答えなどは見つからなかったがな  そんな ある日  俺の考えを  もっと大げさに言うと  俺の人生をも変えてしまった香具師が学校に転入してきた  俺はそいつを徹底的に避けたさ  普通の香具師なら相手にしないよな  けどそいつは違った  そいつにどんな皮肉を浴びせても  どんなに悪態を吐いても  どんなに無視をしても  そいつは俺にしつこく話しかけてくる  流石の俺も堪忍袋の尾が切れた  そいつにこう言ってやってさ 「おい!貴様!何故俺にいつもいつも話しかけてくる!!?」  ってね  そうしたらそいつはなんていったと思う?  そいつは優しい顔でこういったんだ 「やっと僕と向き合って話してくれましたね。」  正直引いたよ  こいつそこらへんの香具師とは違うと思った  それと同時に  こいつとなら友達ってやつになってもいいかな?  とも思った 「俺はフーン。お前は?」 「僕はシーン。よろしく。」  それから俺らは仲良くなった  二人で毎日一緒に話した  二人でくだらない事もたくさんした  けれど、幸せはそう長くは続かなかった  そう。あいつ、シーンはもうこの世にいない  残酷だった  あっという間だった  シーンは俺の目の前で  車に轢かれたんだ  驚いたよ  辺りは血だらけ  俺はずっと立たずんでいた 「お、おいしっかりしろ。だ、誰か救急車を!!」  シーンは氏んだ  即死だって医者が言ってた  昔の俺なら「いい気味だ」ってあざ笑ってたかもな  しばらくして  あいつの親が俺に一冊の本を差し出してきた  俺はそれを受け取って中を見てみた  それはあいつの日記だった  そこには俺とすごした一日一日が記されていた  泣いた  他人のために初めて泣いた  馬鹿みたいに涙が止まらなかったよ  悔やんだ  あいつがもう存在していないことを悔やんださ  あいつに会ってから俺の生活 人生すべてが変わった  新しい友達(?)もできた  今では感謝してる  ありがとう 「さようなら」くらい言ってやればよかったかな? ---- 小説を書き始めたばかりに書いた作品。 短編の中では処女作品に当たります(泣 あえて訂正等せずに投稿(ここに) あのころはこれで精一杯だったんだなぁ、と変に実感したり; ---- 何か言いたいことがありましたらドゾ↓ #comment &counter()

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