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    <title>生存権争奪ロワイアル @ ウィキ</title>
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    <description>生存権争奪ロワイアル @ ウィキ</description>

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    <title>狂信者のバラッド</title>
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      パパスは立ち尽くしていた。

一体何が起きたと言うのだ。自分は誘拐されたヘンリー王子を助けるべく古代の遺跡に向かったはずだ。
そうだ！思い出したぞ！
敵の足止めを行いながら、先にヘンリー王子をお連れして脱出した息子と合流しようとしたのだ。
しかし出口で現れた一連の事件の元凶・ゲマによって息子達は人質にされていた。
そして攻撃するにも手が出せず、ゲマが呼び出したジャミとゴンズの攻撃を受け続けて……。

パパスの記憶はそこを境に途切れていた。
瀕死の傷を負わされてゲマに誘拐された自分は彼の手下『ミヤコノジョウオウド』が主催する殺し合いに巻き込まれしまった。
きっとこの首輪もその時に着けられたのだろう。

許さんぞゲマ。汚らしいヤツめ。
パパスは当然、ゲームに乗るつもりなど無かった。
ミヤコノジョウ諸共ゲマを倒して生還する。ヘンリー王子、どうか無事で居て下さい。
そして息子よ、お前だけは生きていてくれ。


◆


パパスは驚愕した。

ミヤコノジョウがパパスに流した革袋。現代で言うデイパック。
その中に入っていた羊皮紙に書かれていたのは息子の名前だった。

『リュカ』

まさか息子までもがこんなトチ狂った催しに巻き込まれているとは。
だが探す手間は省けた。すぐにでも合流しよう。

『ビアンカ』

ダンカン夫妻の養子。リュカの幼馴染み。
一体ゲマは何を考えているんだ？彼女には一切の罪が無い。完全なる第三者。巻き込まれる道理は無い。

『スライムナイト』

マーサから聞いた事のある名だ。一応は彼も合流候補に加えておこう。

『ジャミ』

コイツに至っては何故巻き込まれているんだ？
ゲマの怒りを買ってしまったのだろうか。だがヤツは倒さねばならぬ。それに上手く利用してやれば脱出の糸口を掴めそうだ。

その他の名は見覚えの無いモノばかり。
読める名前もあれば読めない名前もあった。
おそらく彼らもゲマによって集められた罪無き人々だろう。

パパスは革袋の中にあったクレイモアを掴む。
自身の剣と形状自体は然程変わらない。何ら訓練せずとも使いこなせる。
何度も試してみたが習得呪文『ベホイミ』が使えない。おそらくは首輪が何らかの妨害をしているんだろう。
首輪を外そうと何度もクレイモアを    </description>
    <dc:date>2016-08-06T00:10:42+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/8531/pages/43.html">
    <title>Boo Bee Magic</title>
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    <description>
      ☆

ここは映画館。

殺し屋―――通称、金色の闇は困惑していた。

いつも通り、結城美柑と遊んでその帰り道。
気が付けばあの場に呼び出され、殺し合いに巻き込まれていた。

殺し合い。そう、殺し屋である彼女にはふさわしく汚れた催しだ。
けれど。

(あのひと達が呼ばれていいものじゃない)


もう一度名簿を確認する。

その中で知る名は、結城梨斗、ララ・サタリン・デビルーク、西連寺春菜、モモ・ベリア・デビルークの四人。
リトとモモはともかく、あの二人は友達であり、リトたちに関しても...認めたくはないが、大切な存在だ。
ただ、彼らは宇宙人絡みで災難にこそ見舞われど、決してこんなふざけたゲームに巻き込まれていいような人たちではない。
...そんなものに巻き込まれるのは自分だけで充分だ。

「ヤッホー、こんにちわお嬢さん」

かけられた気さくな声に、ヤミ(闇だと紛らわしいので、これからはヤミと表記します)はジロリと視線を向ける。
声の主は、満面の笑顔で茶髪の男だった。

「いやぁ、参ったよねぇ。あの王土ってやつ、急に人を集めて殺し合いとかさぁ」

ヤミは、男の笑顔を見て思う。
胡散臭い。まるで無理矢理作っているようだと。

「ねー、そこんとこきみはどう思う？」
「......」
「あっ、もしかして警戒してる？ナハハ、安心してよ。おれ、殺し合いなんてするつもりないからさぁ」

ヤミは、警戒しつつも男の動きを注視する。
歩み寄ってくる男からは不自然な点は――― 

「ッ！？」

突如、男の左腕が変形し、刃となってヤミに襲い掛かる。
ヤミは咄嗟に己の右腕を刃に変え、鞭のようなそれを受け止める。

(変身『トランス』能力...！？)
「およっ？おれと同じ？っかしいなー、きみからは反応がないんだけど」

男は笑顔のまま、右腕を同じように刃物に変化させて振るう。
ヤミもまた左腕を刃に変え受け止める。

「そういえば、右手の彼も弱まってた反応が急に強くなったっけ。じゃあきみも彼とお仲間ってわけだ、アハハハ」

右手の彼が誰のことかはわからない。
そうなると、もしもこの男が『変身』能力を持ち、且つ彼のいう『右手の彼』も『変身』能力を持っているとしたら、４人も変身兵器が作られているこ    </description>
    <dc:date>2016-08-06T00:09:41+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/8531/pages/42.html">
    <title>ごうもん！</title>
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    <description>
      円谷光彦は後悔していた。

後悔してもし切れない。
自分がもう少し冷静に物事を判断出来たなら灰原さんは死なずに済んだかもしれない。
彼女は痛みを感じずに逝く事が出来たかもしれない。

だが今となっては後の祭り。刻々と迫る不条理──〝死〟に光彦は恐怖した。
最初はあれだけ痛かった右腕も引き裂かれた腹の傷ももう痛みすら感じない。神経が死んで往く。
下半身の感覚が消える。開く瞳孔。必死に暴れるでなんとか取り戻した〝痛み〟。
口から溢れ出る血反吐。全身が硬直して行く。

死にたくない。ボクはまだ死にたくない。
許さない。憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い。
あの男だけは許してたまるものか。必ず、どんな手段を使ってでも殺してやる。

悪魔さん。もし居るなら取引でも何でもします。魂を差し出す事になっても構いません。
だからボクに、あの男に果てしない絶望と痛み、〝死〟を与えられる力を下さい。

差し迫る死。あの男に殺されるくらいなら自分で死を選んだ方がマシだ。
光彦は辛うじて動く左手で、男が笑いながら投げ捨てた《それ》に手を伸ばした。
これを心臓に刺せば死ねるだろうか。痛くてもいい。痛みは自分が生きた証明になる。

(灰原さん……今逝きます……)

光彦は自分に遺された渾身の力で《それ》を心臓に突き刺した。
その瞬間、光彦は死に、そして〝生まれ変わった〟。


◆ 

時間ほど前に遡る。

円谷光彦はニヤニヤと笑っていた。
無理もない。彼は今、自身の想い人である灰原哀と二人きりなのだから。

少年探偵団のみんなとサッカーを楽しんでいた光彦。江戸川コナンが繰り出す小学生とは思えぬテクニックに光彦は翻弄され続けた。おそらくコナンも遊び半分でやっているんだろう。
だが負けられない。何せ歩美ちゃんと灰原さんがボクの活躍を期待してくれているのだから。
自意識過剰な少年はコナンからボールを奪おうと必死。だが次の瞬間、サッカーボールは光彦の顔面に命中した。不運にも誤作動によって起動したコナンのキック力増強シューズ。大人の男をも一蹴で薙ぎ払う圧倒的な脚力によって穿たれるサッカーボール。
そんな物を真正面から食らった光彦がタダで済む筈も無かった。

目を覚ますと其処は病院では無く暗闇だった。
あれ？痛くないですね。    </description>
    <dc:date>2016-08-06T00:08:57+09:00</dc:date>
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    <title>禁忌の末裔</title>
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    <description>
      殺し合いだ？人間だ？超人だ？怪物だ？

ハッ、くだらねえ。

んなもんどうでもいいんだよ。

俺がやることはただひとつ。

てめえら全員、皆殺しだ。 


☆

(ここに呼ばれているのは、俺以外にはめだかさんに怒江さんに球磨川さんに与次郎さん、それに人吉くんか)

商店街の片隅。
箱庭学園生徒会書記であり柔道部の元プリンス、阿久根高貴は名簿を見て現状の整理をする。
まずは、主催の都城王土。
彼は、箱庭学園で秘密裏に行われていたフラスコ計画の被験者『十三組の十三人(サーティーンパーティ)』の一人であり、中枢を担っていた三年生だ。
...そう。担って『いた』。彼は黒神めだかとの実験(たたかい)を通じてフラスコ計画からは足を洗い、箱庭学園も退学している。
そんな彼がなぜ再び生徒会の前に姿を現しこんな殺し合いを開いたのか。

(めだかさんとの戦いで改心したかのように思わせておいて―――いや、違うな)

彼がフラスコ計画に未だ執着し復讐の機会を狙っていたのか、その可能性はかなり低いとみる。
そもそもだ。
フラスコ計画とは実験方法は様々であったが、最適解といえるのは『他者の異常性(アブノーマル)を完成させることができる黒神めだかにより多くの異常をぶつけ完全な人間にする』という計画だ。
参加者を殺し合わせ、その中で強者が生き残る。
この殺し合いにも通じる点があるが、しかし腑に落ちないものがある。

根拠の一つとして、この名簿だ。
自分たちの―――いや、黒神めだかの知り合いは全部で５人。
５０名以上の参加者の中で、約１割だ。
これを多いと見るか少ないと見るかは個人の感性によるが、フラスコ計画としては『少なすぎる』と阿久根は思う。

箱庭学園に通う生徒は多く、その中には『異常性(アブノーマル)』や『過負荷(マイナス)』を有した生徒も少なくない。
だが、この名簿にいる異常性と過負荷は、『黒神めだか』『球磨川禊』『江迎怒江』の３人のみ。
自分が知らないだけで参加者が全員異常性か過負荷である可能性はなくもないが、それは自分も知る強力な異常や過負荷たちを差し置いて選ぶほどのものなのだろうか。

例えば、日之影空洞前生徒会長の異常性、如何なる者からも認識されなくなる『知られざる英雄(ミスターアンノウン)』。
志布志    </description>
    <dc:date>2016-08-06T00:07:55+09:00</dc:date>
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    <title>輪墓辺獄</title>
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    <description>
      濱秋子は絶望していた。

果てしない後悔の念。少女は1人の青年を殺した。
獄門塾。秋子が通う塾の生徒。少女は虐められていた。家に帰れば家族の崩壊。
彼女の精神は限界を迎えていた。だがそんな時に秋子は彼───藍野修治と出会った。

藍野と交流を交わす内に芽生えていく恋心。生きる気力を取り戻した少女だったが現実はそう甘くはなかった。
ある日、海堂瞳を主格とした虐めグループに呼び出された彼女は藍野が覚醒剤に手を染めていると密告される。事実、彼は毎日にように注射を打っていた。
藍野を助けたいが為に彼女は虐めグループの言うがまま、覚醒剤の入ったアンプルと市販のビタミン剤が入ったアンプルとをすり替えた。

翌日、藍野修治はこの世を去った。死因は病死だった。
その時、少女はようやく事実に気が付いた。藍野は覚醒剤なんてやっていない。あの注射は持病を抑制する為の物。
すぐさま虐めグループを糾弾しようとする秋子だったが実行犯が自分である事に変わりはない。
弱みを握られてしまった秋子に現実を変える力なんて無かった。

そんな彼女に悪魔は囁いた。悪魔の名前は〝地獄の傀儡師〟高遠遙一。
『赤尾一葉』という偽名で秋子に近付いた彼は綿密に計画された殺人計画を提示した。
塾の主任講師・氏家貴之をも交えた連続殺人。高遠の提示した計画は完璧だった。
〝スパロウ〟───2人の殺人鬼は己が復讐の為に修羅の道を往くと決めたのである。


◆


計画実行を前にして濱秋子の前に次なる転機が訪れた。

気付けば強要される殺人劇。少女の首が吹き飛ぼうが濱秋子には関係の無い話だ。
精神的に追い詰められている彼女の注意はたった1点。優勝のオプションだ。

都城王土は確かに『優勝すればどんな願いも聞き入れ、例外なく成就させる』と豪語した。
秋子には彼の言葉が嘘だとは到底思えなかった。
現に彼は『跪け』と口にしただけで彼女を含む全ての参加者を跪かせてみせた。濱秋子の意思とは関係無しに身体を操ってみせたのだ。
そんな超常現象を引き起こせる都城なら───あの男ならきっと藍野くんを生き返らせてくれる。

少女の目から溢れる涙。ようやくこの自責の念から解放される。
濱秋子はゲームに優勝してみせると心に誓った。


◆ 

暗転した意識。濱秋子が目を覚    </description>
    <dc:date>2016-08-06T00:06:28+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/8531/pages/39.html">
    <title>ゴールデンタイムラバー</title>
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    <description>
      〝地獄の傀儡師〟は憤慨した。

彼の名前は高遠遙一と言った。
何を隠そう、男は他人の弱みに付け込んで煽動する事で自分の筋書き通りの殺人事件を引き起こさせる稀代の演出家。言うならば〝犯罪コーディネーター〟である。
高遠は犯罪に独自の美学を見出した狂人。〝芸術犯罪〟をモットーとする天性の犯罪者。

そんな高遠にも忌み嫌う犯罪が存在している。〝動機の無い殺人〟だ。
少なくとも今の地獄の傀儡師は、そんな〝動機の無い殺人〟が蔓延る地獄の中に居た。

彼をこんな下劣で面白味の無い地獄に叩き落としたのは『都城王土』という男だった。

いつものように高遠は次なる犯罪───本心を言うなら〝宿敵〟を誘う為だけに下準備を行っていた。
次なる舞台は軍がかつて使用した収容施設〝蟻地獄壕〟。そこで行われるは大学教授の心理実験。
最高の芸術的舞台だ。フフフ、この謎が解けるかな金田い────。
突如として遠のく意識。薬でも盛られたか。だが何故────。


◆


高遠遙一は激怒した。

何だ蓋を開けてみればこんな物か。男は都城王土を心底嘲笑った。
ただでさえ興醒め。芸術的センスの欠片も無いこのゲーム。
殺されなければ殺される。そんな猜疑心。まるで動機無しの無差別殺人を行えと言わんがばかりの都城王土のルール説明。
嘗めている。ヤツは犯罪の何たるかを理解出来ていない。
こんなゲーム、猿にやらせても成立してしまうじゃないか。
人間とは万物の霊長。地球上で唯一感情を持つ生物なのだ。
このゲームを考案した人間は自分が何たるかを理解出来ていない。自分が主催者だったならもっとマシなルールを作っていた。
さしずめ大富豪の余興と言った所だろうか？

だがそう思っていても何も変わらない。
都城王土が提示した脱出条件。どれも論外だな。だが必ず脱出してみせる。
鋭い眼光が淡々と説明を続ける都城王土を睨み付ける。

刹那、再び暗転する男の視界。
かくして〝地獄の傀儡師〟の戦いは始まったのだった。


◆ 

『金田一 一』『七瀬美雪』
その2人の名を高遠遙一が目にしたのはゲーム会場に飛ばされた数分後の事だった。
彼らも巻き込まれているのか。それどころかその他にも知っている名前がそこそこ有る。

『濱秋子』
獄門塾連続殺人事件の犯人    </description>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/8531/pages/38.html">
    <title>正義と狂気</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/8531/pages/38.html</link>
    <description>
      (蘭に京極さんに灰原...それに、ジンだって！？)

木陰に身を寄せつつ名簿を確認したコナンは、息が詰まるような想いでクシャリと名簿を握りつぶした。
この会場に連れてこられた中でコナンが知る名は四人。

蘭はあの空手があればそう易々と死ぬことはないだろうし、京極さんに至っては心配するだけ無駄だろう。
だが、灰原は頭脳は大人でも身体は子供でしかない。なんとか早めに合流したいところだ。
そしてジン。あの危険な男は間違いなく殺し合いに乗るだろう。どうにかして止めなければならないが―――

(落ち着け...まずはこの殺し合いのルールだ)

この殺し合いを正式に生還するには三つ。
①最後の一人になるまで生き残る
②六点分の首輪を集める
③『怪物』が会場からいなくなる

まずは①だが、これは論外だ。
これでは蘭も灰原も京極さんも死ぬことになる。
次に②。一番現実的なのは、これかもしれない。
だが、やはりこれにも死者が伴う。
ましてや、身内の分だけでも最低８個だ。やはりこれも論外。
そして③。これも優勝よりは現実的だろう。
しかし、そもそも『怪物』とはなにを基準にして怪物なのか。
身体能力。経歴。もしくは基準などはなく無造作に選ばれるのか。
いや、それ以前に『怪物』だから殺すと言うのか。つまり、これも論外だ。

結局。
人を殺すのをよしとしないコナンにとっては、全てが論外だった。

ならばどうするか。
どうにかして首輪を外し、あの都城王土という男を逮捕する。
現状、選べる選択肢はそれしかなかった。


「えーと、ちょっといいかな」

突如、背後よりかけられる声。
慌てて振り返ると、そこには青い髪の制服少女と胴着を着たガタイのイイ男が立っていた。

「あたしの名前は美樹さやか。さっき会ったこっちの人は阿古谷清秋さんっていうの」
「ぼ、僕は江戸川コナンです。急にこんなことに巻き込まれて、その...」
「オーケーオーケー。あたしたちもこんなのには反対派だからさ。安心してよ」

さやかは、子供をなだめる時のようにコナンの頭にポンポンと手を置く。
実際、下手に警戒されないよう子供扱いされるために猫を被っているのだが、元来は高校生であるため、明らかに自分より年下の少女に子ども扱いされればやはり少々の不満が    </description>
    <dc:date>2016-07-31T10:33:36+09:00</dc:date>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/8531/pages/37.html">
    <title>ピュエラ・マギ・ホーリークインテット</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/8531/pages/37.html</link>
    <description>
      「……やれやれだぜ」
困惑する男・空条承太郎の第一声はそれだった。

自分は天国───いや地獄に落ちたのだろうか。承太郎は確かに死んだ。
ケープカナベラルの死闘。愛娘・空条徐倫らと共にDIOの親友である邪悪プッチ神父を撃破し、訪れた筈の平穏。
しかしプッチは死んでいなかった。それどころかあのC-MOONを更に覚醒させ、時間を加速させるスタンド『メイド・イン・ヘブン』を発現させていたのだ。
次々と殺されていく仲間達。承太郎はプッチと同じく時間を───超加速によって擬似的な時間停止を可能とさせる最強のスタンド『スタープラチナ・ザ・ワールド』で応戦した。
接戦。実戦経験では圧倒的に承太郎が勝る。
とうとうプッチを追い詰めた承太郎。だが彼は気付く。徐倫のすぐ真上で十数本のナイフが静止している事に。それが残り一秒足らずで最愛の娘の全身を貫くという事実に。

あと一撃でプッチを倒せる。だが徐倫は死ぬ。
承太郎は苦渋の決断に出た。プッチを倒せる唯一無二のチャンスを捨て、空条承太郎は父親として娘を助けたのだ。
刹那、承太郎の頭部を無数の刃が貫いた。


◆


男が目覚めると其処には、どす黒い闇が広がっていた。
地獄と言うには陳腐な空間。やがて現れる金髪の青年───空条承太郎は彼にDIOの面影を見た。
青年・都城王土の口から語られたのは悪魔じみた狂気の言葉。
承太郎は跪く。おそらくはヤツのスタンドによって空条承太郎は体の自由を奪われ、終いにはスタープラチナさえ発現出来ない状況に置かれていた。

そして都城王土は全ての参加者に装着した首輪の実演の為に1人の少女を殺害した。
鈍い音を立て、無慈悲にも吹き飛ぶ頭部。

その光景は承太郎の不安を煽った。空条徐倫───彼の娘はどうなったのだ。
まさかプッチに殺られた。いやあの徐倫に限ってそんな事は有り得ない。だが奴は……。
徐々に承太郎の心中を抉っていく不安。考えれば考える程それは増していくばかり。
空条承太郎の耳には、もはや都城王土の説明など入って来ていなかった。
何よりも重要なのは徐倫。たった1人の最愛の娘の安否だ。

やがて都城王土の説明も終わりを迎える。同時に暗転する承太郎の視界。
かくして1人の父親の、壮絶且つ孤独な戦いの幕が切って落とされた。


◆ 

    </description>
    <dc:date>2016-07-31T15:01:33+09:00</dc:date>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/8531/pages/36.html">
    <title>リライト</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/8531/pages/36.html</link>
    <description>
      インテグラは驚愕した。

一体何が起きたのか理解出来ていなかった。
もしかして自分はボケたか？いくらなんでも52歳でそのザマじゃ酷すぎる。
ただ如何せん納得出来ない。
インテグラはただいつもと同じようにセラスと他愛のない会話を楽しみ、ペンウッド卿の息子に勇敢に散った父の英雄譚を語り継ぎ、そしてまたいつものように30年前に消滅した従僕(アーカード)の帰りを待がながら眠りについた。

それで騒がしいなと思って起きてみたらこの有様。
訳の分からん東洋人に跪かされ、少女の首が飛び、挙句の果てには『殺し合え』と来た。
夢としか考えられない現実離れした現状。しかし頬をいくら引っ張っても一向に目は覚めなかった。

もしも目の前の状況が現実なのだとしたらなんと胸糞が悪い事やら。インテグラは溜息を尽きながら辺りを散策し始める。
特に目に付くような物のない風景。強いて言うなら足元に落ちていたデイパックくらいか。
こんな馬鹿げた催しに乗るつもりは毛頭無い。さっさと脱出の糸口を見つけて、あの『ミヤコノジョウ』とかいう東洋人をブッ殺す。それこそ〝見敵必殺(サーチアンドデストロイ)〟だ。

まあ、まずは現状を把握しようか。
年老いても彼女は王立国教騎士団・HELLSINGの局長。伊達に修羅場を潜っていない強者だ。
そんな自分を誘拐し、いけ好かない犬の首輪を付けるような主催者。吸血鬼セラス・ヴィクトリアの警護を突破しゆる存在。
インテグラの脳裏に浮かぶ1人の男の存在。30年前、ロンドンを血の海に染め上げ、HELLSING最高戦力のアーカードを消滅まで追いやった〝最後の大隊(ミレニアム)〟の指揮官───少佐。
奴は確かに死んだ。インテグラ自身がトドメを刺したのだから間違いない。
まさか最後の大隊の残党か。30年間、第二次世界大戦における枢軸国・日本で息を潜め、時を伺って活動を再開した。そう考えれば何ら不自然は無い。
ならば尚更早く脱出しなければならない。一刻も早くセラスと合流せねば。


◆


インテグラはデイパックの中にあった一枚の紙を目にして驚愕した。
それは〝[[参加者名簿]]〟。自分を含めた52人の参加者の名前がズラリと刻まれた羊皮紙。
セラス・ヴィクトリアの名前もそこに刻まれていた。
いや、それ以上に驚いたのは別の2人の男の名    </description>
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    <title>親として―――</title>
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      ☆

寂れた村の中、美女―――リサリサは、佇んでいた。

(まさか...こんな...)

突如巻き込まれたこの殺し合い、不可解な点は幾つもあったが、名簿を確認した瞬間、それらはどこかへ吹き飛んだ。

ＤＩＯ。
エリナやスピードワゴンから聞かされていた、悪の化身。
自分の命の恩人であり義父でもあるジョナサンと共に爆発に巻き込まれ、海に散ったと聞かされていたが...
もしも、このＤＩＯが彼らから聞かされていた吸血鬼&quot;ディオ&quot;であるならば、波紋戦士として倒すべきだろう。
だが、そんなことよりも。

(ジョジョ...)

名簿に記載されている『ジョセフ・ジョースター』。
間違いない、カーズとの戦いの果てに死んだはずの息子だ。

なぜ、彼の名があるのか。
実は生きていたのか。それとも、あの都城とかいう男が蘇らせたのか。

そんなことよりも。

そう、義父の代からの因縁の吸血鬼なんかよりも。ジョセフの生死の真偽なんかよりも。

(生きているのなら―――会いたい)

ジョセフには、未だ母親であることを名乗ったことはない。
彼との関係は親子ではなく、波紋の師弟というだけだった。
...彼と親子として普通に接したいと思ったことが、何度あっただろうか。
にも関わらず、彼は逝ってしまった。
最期まで憎まれ口を叩いて、真相をなにも知らぬままその命は潰えてしまった。

そう思っていた彼がここにいるのだ。
だから。いまは―――ただ、会いたい。

もしも彼女を知る者がいまの彼女を見れば、一様に驚愕するだろう。
これほどまでに弱弱しい目をした彼女が、本当にあのリサリサなのだろうか、と。

奇妙な因縁に翻弄された息子の生存は、それほどまでに彼女の精神を骨抜きにしていたのだ。

「―――バギクロス」

だからだろう。

放たれる竜巻に、寸前まで気が付くことができなかったのは。 


☆

「中々思い切りがいいではないか」
「......」

二足歩行の馬面の怪人―――というより、筋骨隆々の馬が、傍らに立つ紫ターバンの青年に意地汚い笑みを向ける。

「ウィヒヒヒ...そう睨むな。いまは同志だろう」

青年、リュカの殺気を伴う眼孔を向けられた馬の魔物・ジャミはそれを軽く受け流す。

「さ    </description>
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