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18-229 - (2010/01/29 (金) 00:38:40) の1つ前との変更点
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うつらうつら
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たまたまその日は三日三晩会社で寝泊りをして仕事を終わらせた日だった。
上司から家で休め、と昼頃に会社から追い出された自分はフラフラで駅へ向かって電車に乗った
人身事故による遅れかなにかでホームから中々動く様子がない電車の中には日が射し込んでとても心地良く、ただでさえ疲労困ぱいの自分の眠気を誘った。
多分、そのままうつらうつらと眠ってしまったんだと思う
目をうっすら開けたらもう電車は動いていた
その上自分は誰かの肩に頭を思いっきりあずけていた
(やばっ…)
と思った時にすぐ顔をあげれば良かったのに、寝ぼけていたせいかそのままぼーっと自分の足とその隣の人の足を眺めていた。
隣の足は自分より大きい
靴とスラックスが見えて足の間にスーツケースを挟んでいた。
(完全にタイミングを逃してしまった…)
図々しくも寝たフリをしながら心の中で唸る
車内アナウンスに耳を澄ますとまだ当分自分の降りる駅には着きそうもない。
起きた後にそのまま隣に座っているのは気まずいし、かといって車両を変えるのは態度が悪いような気がする
困ったなと思いつつ薄目で足元を見る。
(そういえばこのスーツケース見覚えあるな…)
片田舎から都内へ通勤することになると朝は早く、車内の乗客は結構固定化する。
自分は駅に降りた時に改札へのエスカレーターに一番近い車両に乗ることにしているが、そこでよく一緒になるサラリーマン。
同い年ぐらいで、自分が朝、車両に乗り込む時にはもういるので多分もっと遠方からきている。
スーツケースがなんだか洒落ていて印象に残っていた。
(足元だけじゃわからないけど、だとしたらもっと恥ずかしいよなあー…
あっちだって俺のコト知ってるかもしれないし…大体なんでこいつこんな時間に帰ってるんだ)
心の中で隣の話したコトもない相手に悪態をつきながら相変わらず寝たフリをきめこむ
うんうん考えた結果、自分が降りる手前の駅あたりで起き(た演技をし)て、ぱっぱと降りてしまえばいいかと思い付いたあたり、
こつん、という軽い音とともに自分の頭にかかる重み。
髪の毛の感触。
(…………ん?)
しばらくすると自分の頭の上からすーすーと寝息が聞こえ始めた。
(あれ、このままだと降りれない………?)
降りる駅まであと5つ。
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[[童貞攻め>18-239]]
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