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「14-379」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
14-379」を以下のとおり復元します。
「あんた昨日風呂入りました?」
「入ってない」
「メシは?」
「食べてない」
「……いつから」
「メシは一昨日から、風呂は日曜日、いや土曜日かな」
「今すぐなんか作るからシャワー浴びてきてください」
「面倒だから明日入るよ」
「あんた今マジでくさいんスよ! 同じ部屋にいんの耐えられないから浴びてください」
「その言い方は人権侵害だなァ」
「公衆衛生を無視してる人が何言ってんすか、はいこれタオル」

2LDKのオートロックのアパートは、バストイレベランダ付。
ルームシェアの相手を募集していた生活能力ゼロの男と知り合い、
共に暮し始めてから数ヶ月が経った。
現在は彼が家賃を全額払い、俺がすべての家事をこなしている。
最初は居候のようで居心地が悪かったが、要するに家政婦代わりなのだと気付いてからは、
俺もあまり遠慮しなくなった。

「研究で家空ける度にこんなことになられちゃ困るんスけど」
「うん、だからなるべくマメに帰ってきてね」
「いやそういうことじゃないって」
「これ美味いね、しょうがが効いてる」
「餓死する前にカップラーメンでも何でも勝手に食っといてくださいよ」
「君は口は悪いけど優しい子だよね」
「あんた人の話聞いてます?」
「君よく怒ってるけどさ、僕のこと嫌いじゃないじゃない」
「はァ?」
「僕が心配だから怒ってくれるんだよね」
「だって家賃払ってもらってますから」
「君さ、僕のセックス好きでしょ?」
「ちょっと! メシ食ってる時にそういう話しないでください!!」
「ごめんごめん」
「……ごちそうさまでした」
「ねえ、さっき風呂ためておいたから君も入っておいでよ」
「珍しく気が利くじゃないスか」
「僕ね、昼は色々と迷惑かけるけど夜は奉仕する派なんだ」
「それは結構です」

断りはしたものの、風呂からあがって自室に戻るとベッドの上で男が待っていて、
俺はまさに奉仕され、ぐずぐずにされてしまった。
悔しいことに彼の手は肌に馴染んでひどく心地良い。
与えられたら拒めないし、それに満足している自分もいる。
認めたくはないけれど、ひょっとしたら持ちつ持たれつの関係なのかもしれない。

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