歳の差を気にする ---- 「先輩の理想のタイプってどんなですかー?」 「んー別にない。普通」 「じゃあ年齢差いくつまでOKすか?」 「んー3歳差くらい? 離れすぎると話合わなそうだし」 「そっすか」 「おまえのタイプは?」 「俺ですかー? 聞いてくれますー?」 「流れ的に聞くしかないだろ」 「ですよねー? 俺は絶対年上です! しかも5歳上限定」 「へー」 「髪は黒のショート、顔は地味めで目元に黒子があって 趣味が読書で、携帯の待受が実家の愛犬で、後輩に優しくて ちょい不器用で、うどんよりそば派でネギ苦手な人が理想っす!」 「そうか。昼休み終るから会社戻るぞ」 「うぃーす!」 「おい」 「なんすか先輩?」 「俺の理想の年齢差、やっぱ5歳差までにするわ」 「あざーっす!」 ---- [[長命な者と短命な者>25-049]] ----