*赤司征十郎より **緑間へ 中学時代、1年から同じチームでプレイしていたな。高校に入ってからは敵同士で対戦もしたが・・・ 正直、その件に関してはさほど動揺だとかはしていなかった けれどお前が、あのチームで不器用ながらも楽しそうにしているのを見て・・・ひどく、もやもやした気持ちになってしまったんだ 本当は喜ばなくてはいけないはずなのに、何故だろうね? 緑間、俺はどうやら少しおかしくなってしまったらしい ───お前が俺だけに笑ってくれないと、俺は気が狂いそうになる **涼太へ 涼太。いつもは冷たくして、すまない…。 でも……本当は涼太のこと、好きなんだ。愛してる。 それこそ、ファンの子に嫉妬してしまうくらいに…。 少しくらい優しくしなければと思う度に、冷たい態度をとってしまうんだ…。 ……ハハッ。ツンデレもいいとこだね。 真太郎のこと、言えないや…。 …そういえば……。 バスケの練習、最近頑張っているようだね。その調子で頑張って。 応援してるから。たとえ、高校が違って離れていたとしても…。 そして…離れているからこそ、心だけは……隣に居させてくれないかな? 僕と付き合ってよ、涼太。 これからは優しくするって、保証はできないけど 今までより、優しく…恋人らしく振る舞えるように努力するから……。