二日目ネタ7

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二日目ネタ7 - (2007/06/04 (月) 12:38:00) のソース

731 名前: 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2006/03/30(木) 19:47:41 ID:??? 

その夜、シンジの出張先から電話がかかってきた。 

『うぅぅ…、アスカ、ごめん。ごめんね…』 

涙声で謝罪を繰り返すシンジ。 
無論、何のことか分からぬアスカは「ど、どうしたのよ」と 
動揺しながらも、問い質した。 
だが、シンジは相変わらず泣きながら謝るだけだ。 
アスカ以上に混乱をしている。 

根負けせず、泣いている理由を訊いていると、 
どうやら一緒に出張に行った上司に連れられて、 
ソープに入店したらしい。 
黙っていればバレないのにこのバカは…。 

アスカは大きく溜息を吐いた。 
その溜息に反応して、ますます泣きじゃくるシンジ。 

「も、もう行かないから。今度はきちんと断るから、許してぇ…」 

どうしてこんなのと結婚したんだろう? 
とりあえず帰ってきたら、抱き締めてチューしてやろう。 

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753 名前: 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2006/05/13(土) 11:02:28 ID:??? 

シンジとアスカの2人の息子はマモルとススムだな 


754 名前: 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2006/05/13(土) 11:05:31 ID:??? 

「あっ、シンジ!今赤ちゃんがお腹蹴った!」 
「えっ、本当に」 
アスカが愛しそうにお腹を撫でる。その姿を見てシンジは思わず微笑んだ。 
「アスカもう9ヶ月目だし。もうすぐだね」 
「うん…」 
シンジはソファに腰掛けているアスカの隣に座り、お腹に触れた。 
「ねぇ、シンジ?この子の名前考えてくれた?」 
「うーん…ちょっとまだ思い浮かばないや」 
そう言ってシンジはアスカのお腹を見つめた。アスカも自分のお腹を見つめた。 
「私さ、時々不安になるのよ…ちゃんとこの子の母親になれるのか…」 


755 名前: 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2006/05/13(土) 11:27:06 ID:??? 

「アスカなら大丈夫だよ」 
シンジは飛び切りの笑顔をアスカに向けた。それでもアスカはどこか不安げだった。 
「ねぇアスカ、僕もついてるよ、アスカ一人じゃないんだよ。だから…」 
シンジはアスカの手を握りながら真剣に言った。 
「そうよね。今はシンジが居てくれるんだもの。不安になる事なんかないわよね」 
アスカもシンジの手を握り返した 


二人の子供が産まれたのはその日から20日後のことだった 
女の子だった。シンジは今は亡き人の名前をもらうことにした。アスカもそれに賛成した。 
そしてその女の子は「ミサト」と名付けられた。 


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771 名前: 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2006/05/28(日) 23:32:35 ID:??? 

「ただいま~」、そう言ってシンジはドアを開けた。 
仕事が忙しく、最近は帰りが遅い。妻であるアスカの機嫌が日増しに悪くなっているが、 
疲労を無理に克服できるだけの気力が湧かない25歳のシンジだった。 

「おかえりなさい」、そう言ってシンジを迎えたアスカは無表情だった。 
ここ数日、二人の仲は冷え切ってしまったと言っていい。 
会話の無いまま上着を脱ぎ、ネクタイを外す。 
シンジは無言のまま食卓に向かう。そこにはいつものようにアスカの手料理が用意してあった。 

「いただきます」、シンジはそう言って夕食を口にした。 
若干味に違和感があったが、疲れのせいだろうとそのまま食べ続ける。 
すると顔を妙に歪めた笑顔を浮かべたアスカが食卓の向かいに座る。 

「どう?アタシの料理、美味しいでしょう」 
アスカの妙な態度に、シンジは不安になる。 
「アンタが悪いのよ」、そう言ってアスカは小さめの瓶をテーブルの上に置いた。 

「・・・それはっ!アスカ!」 
シンジの顔が青ざめる。薬物を示すラベルにシンジは危険を感じ取る。 
「これでこんな生活ともオサラバよ」、アスカは笑顔のまま続ける。 


772 名前: 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2006/05/28(日) 23:33:34 ID:??? 

シンジは焦った。解毒剤でもあれば、と思い、アスカに訊ねる。 
「・・・解毒剤は無いの?交換条件は?」 
「あるわけ無いでしょ。もう手遅れよ」 

迫り来る恐怖を前に、シンジは覚悟を決めた。静かに目を閉じ 
そして明日、職場に行くことができないであろう自分を哀れんだ。 

それは突然来た。シンジは体中が熱くなるのを感じ、激しい苦しさを覚えた。 
「この瞬間を待っていたのよ」 
「・・・薬を使うなんて卑怯じゃないか」、とシンジは胸の焼けるような熱さに耐えながら答えた。 
「アンタが悪いのよ」、とアスカの微笑む。 

そしてシンジはその瞬間が来たことを感じた。もはや耐えられない。 
「アスカァアアアア!」、シンジはアスカに飛び掛った。 
「いやぁ~ん♪」、妙に嬉しそうなアスカであった。 

テーブルの上の小瓶のラベルには、『強烈!赤マムシドリンク』、とあった。 
アスカと夜明けまでコトに及んだシンジが翌日仕事を休んだのは当然の成り行きだった。 


777 名前: 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2006/05/29(月) 20:21:15 ID:??? 

翌日のアスカはご機嫌なんだろうな 


778 名前: 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2006/05/30(火) 23:46:55 ID:??? 

アスカ様は、そりゃもうお顔もテカテカに。 
シンちゃんは反対に最悪の顔色だろうな。 


779 名前: 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2006/05/31(水) 06:38:00 ID:??? 

シンジもそんな自分が嫌いではないはず 

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