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総帥よりホラーノベルゲーに使う怪談を書くよう言われたしおひがり。
その時、総帥から与えられた情報はせいぜい「@shiohigari114 学校であった怖い話、晦、四八(仮)、稲川淳二の語りなどのフォーマットというか雰囲気というかそういったものを参考にしてくれ。」程度のものだった。
それでも、そつない彼は指示を受けた後、即座に2000字もの文章を見事に書き上げ、まだまだ執筆する意欲を見せた。
その後、あぼ配信にてホラーノベルゲーの設定について話し合い、怪談の舞台は旅館となることが決定。
配信でGPに「怪談の舞台が旅館になることはしおひがりには伝えたのか」と言われた総帥は爆笑したのちに、舞台が旅館だということを伝えるようGPに指示。
その報せを受けたしおひがりは「なにそれ。そんな話がすすんでんのか。そうすると俺がさっきまで書いてた話がすべてなしになるという悲しい色やねん」と悲嘆の意を露にした。
組織の情報伝達が機能していないことにより起きた悲劇である。