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ACの骨格になる各フレームパーツについて考察していきましょう。
頭部・コア・碗部パーツには、KE装甲型・CE装甲型・TE装甲型の3種類があり、脚部パーツに関しては属性と各脚部の特性で述べたとおりカテゴリごとに装甲型が決まっています。
このフレームパーツには、APや装甲値、重量、消費エネルギーなど共通のものをはじめとして、いくつものパラメーターがありますが、それぞれのカテゴリにしかない重要パラメーターを解説し、考察していきましょう。
まず頭部パーツです。
頭部パーツしにしかないパラメーターは、「安定演算性能・カメラ性能・スキャン演算性能・対妨害性能」の4つですが、特に重要なのは前者3つです。
この中でも特に重要なのが安定演算性能です。この安定演算性能は、機体の対反動性能に直結するパラメータです。衝撃力と「装甲低下・硬直」で述べたように、特定の武器で防御低下しないように、硬直しないようにすることは、自機の生存率を高めるためにとても重要になってきます。安定性が高いほど防御低下で貫通されにくくなり、衝撃武器の硬直で固められにくくなります。また、この安定演算性能は、機体の速度制御にも影響し、高ければ高いほど機体のブースト速度やハイブースト(以下HB)、ブーストドライブ(以下BD)速度が高くなります。このパラメータ一つが、機体の「走攻守」のうち走と守に影響することになります。
次にカメラ性能です。これは機体のロックオン距離に影響します。逃げる敵機を追撃する際には、ロック距離が短すぎるとロック範囲外から逃げ切られてしまう場合もあります。武装によっては、相手の射程外から狙ったり、弾をばらまいたりしていくことも有効なので、ロック距離が長くて困ることはありません。カメラ性能は攻に影響するパラメータです。
最後にスキャン演算性能です。スキャンモード中に自機のリコン範囲内に入った敵を一瞬でスキャンできるわけではなく、スキャンモードで敵機を捉えてからスキャンが完了するまで一定の時間がかかります。このスキャン完了までの時間を決めているのがスキャン演算性能です。VCありのチームではチーム内で1機ずつスキャンを分担して、スキャンが完了したら味方にVCで装甲値や武装を伝えることができますが、TCチームや傭兵時には、誰も教えてくれないのでスキャンは自分でするしかありません。スピーディーに相手の分析を完了し、自機の目標を定める意味でも、スキャン速度はとても重要です。これは自分の狙う相手を探すためという攻、自機の戦ってはいけない相手を見つけ警戒するための守に影響します。
頭部パーツの3つの重要パラメータを考えたとき、KE防御型頭部は、軒並み安定演算性能が低く、カテゴリー全体で扱いにくくなっています。最後のアップデートで「使えないパーツ(通称、産廃)」の域を脱したパーツもありますが、実戦を考えるとKE頭部の使用は厳しいと言えます。逆にCE防御型頭部は、全体的にAPや装甲などには劣りますが、カテゴリー全体で安定演算性能やカメラ性能が高く、またスキャン演算性能が高い頭部もあります。内部性能に優れるCE頭部が対人戦のメジャーです。また、低攻撃力で高DPSのTE武装を跳弾するためのTE装甲の確保を目的として、一部のTE防御型頭部も使われます。
対人戦で人気の頭部パーツをあげてみましょう。()内は俗称です
CE防御型の
PERSEUS HD225-2(ペルセウス) CE頭では低めだが十分に高い安定演算。カメラ性能、スキャン演算がバランスよくまとまっている。突出したものはなく器用貧乏。
BEOWULF HD103(板・オネェ頭) 非常に高い安定演算と、前頭部中最高のカメラ性能。一方スキャン演算は最低クラス。
KT-1G/FUXI(アンテナ・CEアンテナ) 高い安定演算、カメラ性能。スキャン演算は圧倒的で、一瞬でスキャン完了。反面APや装甲は最低クラス。
SIEGFRIED HD33(丸頭・ハゲ) 前頭部中最高の安定演算。スキャン演算も高めだが、カメラ性能は平凡。消費エネルギーが一番高い。
ROLAND HD41(ローランド・CE最堅頭) CE頭で一番装甲値が高く、装甲確保に使用。安定演算は平凡で、スキャン演算も低いが、カメラ性能は高め。
TE防御型
HD-21 SEALEYE(主任頭) TE頭で最高の安定演算。カメラ性能は平凡、スキャン演算も最低クラス。高消費エネルギーだが、APとTE防御が高く、装甲確保に使用。
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