ad2004ks @ ウィキ内検索 / 「ポリフォニー」で検索した結果

検索 :
  • ポリフォニー
    * ポリフォニー polyphony[英] ポリフォニーは「多声音楽」と訳されており、一般的に対位法を用いて作られた音楽のことを言う。ホモフォニーにおいては、ある1声部が主旋律をうけもち、他声部はそれを和声的に伴奏するのに対し、ポリフォニーは、2つ以上の独立した声部によって構成された楽曲を指す。また、ポリフォニーでは全ての声部が独立し、どこが主旋律で、どこが伴奏かという区別はナイ。ホモフォニーは音の垂直的関係、和音の連結に重点を置くのに対し、ポリフォニーは2声部以上の旋律の独立的な水平の流れに重点を置く。単旋律音楽以外のすべての音楽において、水平的な流れと垂直的な関係の要素どちらも除外することはできず、ある一方が主になる時には、他方が縦になり、ほとんど無視できる程になることは可能であるが、まったくその要素が無になることはない。つまり、ポリフォニー的要素とホモフォニー的要素は互いに補...
  • パレストリーナ
    ...神格化され、彼の ポリフォニー技法は「パレストリーナ様式」と呼ばれ、この様式は対位法の模範とされている。 パレストリーナの作品は、フランドル楽派のポリフォニー様式を基礎に置きながら、イタリア風の三和音(ド-ミ-ソなど)を基礎とした澄んだ和声進行の上で、常に流麗で滑らかな旋律が鳴り響き、歌詞の抑揚や言葉の意味を明確にしていくというものである。従って、ポリフォニーでありながら、常に魅力のある旋律が鳴り響き、縦と横のバランスが非常によくとれた音楽になっている。 ※対位法(たいいほう)(英counterpoint) 1つのメロディに対し、新たな(複数の)メロディを同時に歌わせる(作曲)技法。和声法が、和音の積み重ねという縦の関係を中心に扱うのに対し、対位法では旋律線や対旋律という横の(水平的な)流れの関係を扱う。 ※ポリフォニー (英polyphony) 2声部...
  • オルガヌム
    紀元後最初の1000年間の終わり近くにポリフォニー(多声音楽)は誕生した。13世紀中頃までに作られたさまざまな初期ポリフォニー楽曲の総称としてオルガヌムという言葉が用いられる。 * 平行オルガヌム・・・ポリフォニーの音楽形態についての記述の中で最も古い9世紀のもの。2つの声部が平行進行する。つまり、単旋律聖歌の旋律をもとに、その下方に4度または5度の音程でオルガヌム声部よばれる第2声部が付加される。両声部の平行関係が"終始厳格に保たれるもの"と"並進行の前後に斜進行部分があって、開始音と終止音が同音になるもの"がある。なお、この声部の一方または両方をオクターブ間隔で重複させ、3声部または4声部で歌われることもある(複合オルガヌム)。 * 自由オルガルム・・・11世紀になると、厳格な平行オルガヌムにかわって自由オルガヌム...
  • 音文化講座
    ...オルガヌム 19.ポリフォニー 20.モノディ 21.シンフォニア 22.コンチェルト 23.組曲 24.ルネサンスとバロック 25.古典派とロマン派 26.パレストリーナ 27.モンテヴェルディ 28.ベートーヴェン 29.シェーンベルク 30.ジョン・ケージ
  • モンテヴェルディ
    ...、もともとは無伴奏のポリフォニー技法によって作曲されていました。けれど、言葉と音楽との一致を求め、歌詞の劇的な表現を追求していったモンテヴェルディにとって、純粋なポリフォニーの様式だけで作られる音楽は不十分なものになっていき、様々な試行錯誤の後、彼のマドリガーレはより直接的で劇的な説得力のある、オペラ風の「語り」の音楽へと変容してい行きます。 モンテヴェルディは、第1の作法では音楽が詞の上に立ち、第2の作法では詞が音楽の上に立つとして、新様式では詞から読みとられる感情を表出するために、不協和音を自由に使うなど、古い規則を破ってよいと主張しました。そして、バロック時代の音楽は、このモンテヴェルディの考え方が主流になっていきます。 ルネサンス期を代表するマドリガーレという曲種は、モンテヴェルディによってその表現力を異様なまでに高められ、バロック期のカンタータへと変容していくこと...
  • モノディ
    ...て、それ以前の声楽的ポリフォニーのあり方への反抗としてはじめて提唱された独唱形態である。歌詞の言葉の意味をはっきりと表現し、また聞き取りたいという知識人の要求から、それまでの伝統を音楽的間違いとし、 独唱、または少ない人数の重唱に伴奏楽器を伴う音楽が生まれ、これがモノディーである。レチタティーヴォ的または、アリア的なソロの声部と、通奏低音の伴奏を有する。17世紀末頃には、モノディーはレチタティーヴォ的、アリア的とはっきりと分かれる。  また、広義には単声歌または、単声音楽を意味する。モノフォニーあるいは和声伴奏をともなった単一旋律の音楽様式という意味でのホモフォニーと同義に用いられることさえある。 ※通奏低音:鍵盤楽器奏者が与えられた低音の上に即興で和音を伴いながら、伴奏声部を完成させる方法。および、その低音部を指す。 アリアとレチタティーヴォ aria[伊...
  • シンフォニア
    シンフォニア sinfonia[伊・英・独・仏]  「シンフォニア」という用語は、時代によりその意味する内容が異なる。初期バロック時代には、オペラ、オラトリオ、カンタータなどの声楽作品中における器楽曲は一般にシンフォニアと呼ばれていた。これらは通常、オーケストラで演奏される短い曲で幕開き、場面、アリアなどへの序奏のように、多くの場合導入的性格をもつものであった。一方、純粋な器楽曲でもオーケストラ組曲の第1曲(序曲に相当する)などは、シンフォニアと呼ばれることがあった。 要するに、シンフォニアは当時の、導入的性格をもつ器楽曲一般に用いられた名称の1つである。 17世紀末には、A・スカルラッティにより始めて急-暖-急という配列の3楽章形式の序曲をシンフォニアの名で書いた。その後、この形による楽曲が序曲でなく独立した曲として演奏されるようになり、マンハイム楽派のシュターミッツやカン...
  • 8.フーガとカノン
    ...けられたものである。ポリフォニーの一つの典型である。 ルネッサンス時代には合唱曲において頻繁にカノン様式が用いられ、多くのカノン技法はこの時代に生まれた。古くはフーガと称され、ジョスカン・デ・プレやパレストリーナらの「フーガによるミサ」はカノン様式による作品である。主題以外の旋律に自由が許されているフーガと、旋律を厳密に模倣するカノンは、今日明確に区別されている。ヨハン・ゼバスティアン・バッハはカノンやフーガに多くの最高傑作とされる作品を残している。 18世紀以降には、ホモフォニーの音楽が主流になったため、このような技法が使われることは少なくなるが、曲の一部として取り入れられる場合も少なくない。モーツァルトの交響曲41番やベートーヴェンの交響曲第9番の最終楽章の一部では、カノンが効果的に取り入れられた部分がある。また、セザール・フランクのバイオリンソナタの最終楽章はほ...
  • コンチェルト
    コンチェルト(協奏曲) concerto[伊] 独奏楽器とオーケストラとが合奏する形式の楽曲。バロック時代のコンチェルト・グロッソから発展し、古典派時代にはソロ・コンチェルトの新たな形式を生み出した。その楽曲形式にもある程度の定石があり、急-暖-急の3楽章構造をとることが多く、特に第1楽章は後期バロックにおいてはリトルネッロ形式、古典派時代からはソナタ形式であった。ロマン派においても、協奏曲は独奏用に作曲され、形式的には古典派のものと格別の変化は見られないが、カデンツァは演奏者が任意に演奏する習慣から、作曲家があらかじめソノ曲固有のカデンツァを作曲することが多くなった。また近代から現代にかけてはマーラー、ショスタコーヴィチ、メシアン他によって、大オーケストラや室内オーケストラのための作品も生まれている。 バロック時代は・・・  コンチェルト・グロッソ(大協奏部)  第1楽章...
  • フォルマント
    <解答1> 児玉 [formant] フォルマントとは、周波数が強調されている部分(共振部分)のことで、周波数の低い方から第一フォルマント、第二フォルマントと呼ぶ。母音の音質は、第一フォルマントと第二フォルマントの相対的な距離によって決まり、そのフォルマントの分布の具合によって、それぞれ母音[a i u e o]が区別される。スペクトログラムを見るとフォルマントの様子がよく分かるが、母音と子音の区別は、スペクトログラム上の定常部(ほぼ時間軸に平行)と遷移部(時間軸に対する急激な立ち上がり)を見れば分かる。遷移部があれば子音として知覚され、遷移部がなければ母音として知覚されるのである。 →図(スペクトログラム) →母音と子音 →次のキーワードに進む * スペクトログラム 言語音を音響分析装置によって周波数・振幅分布・時間の三次元で表示した記録図のことで、音韻...
  • 教会旋法
    単旋律聖歌に関する音楽理論が、中世初期を通してしだいに確立していった。その理論は、教会旋法とよばれる音楽組織に基礎をおく。 教会旋法の分類 * 正格旋法・・・アンビィトゥス(音域)が、フィナリス(主音となる音のこと。その聖歌の終止音となる。)からその約1オクターブ上まで。 第1旋法=ドリア旋法(フィナリス:二音) 第3旋法=フリギア旋法(フィナリス:ホ音) 第5旋法=リディア旋法(フィナリス:へ音) 第7旋法=ミクソリディア旋法(フィナリス:ト音) * 変格旋法・・・アンビィトゥス(音域)が、フィナリスの4度下の音からはじまり、通常フィナリスの5度上まで。 第2旋法=ヒポドリア旋法(フィナリス:二音) 第4旋法=ヒポフリギア旋法(フィナリス:ホ音) 第6旋法=ヒポリディア旋法(フィナリス:へ音) 第8旋法=ヒポミクソリディア旋法(フィ...
  • 母音と子音
    <解答1> 児玉 母音は、声帯より発せられた振動がそのまま音声化されたもので、空気が口腔の中を通過する際の舌の位置によって異なる母音が発せられる。母音の音色は口の開きや舌の位置、口蓋帆による鼻腔への通路の開閉などによって変わる。母音の音質は、第一フォルマントと第二フォルマントの相対的な距離によって決まり、そのフォルマントの分布の具合によって、それぞれ母音[a i u e o]が区別される。スペクトログラムを見るとフォルマントの様子がよく分かるが、母音と子音の区別は、スペクトログラム上の定常部(ほぼ時間軸に平行)と遷移部(時間軸に対する急激な立ち上がり)を見れば分かる。遷移部があれば子音として知覚され、遷移部がなければ母音として知覚されるのである。 →フォルマント →次のキーワードに進む <その2> コヤ 母音と子音の大雑把な違い→母音は発声の際、声道において、...
  • ジョン・ケージ
    リンク名 代表曲に、音を一切発しない「4分33秒」や何をしてもよい「0分00秒」、後述のプリペアド・ピアノを用いた「プリペアド・ピアノの為のソナタとインターリュード」(1946年 - 1948年) などがある。現代音楽のみならずフルクサスやハプニングなどの美術運動やパフォーマンス・アートなど、20世紀後半の芸術家や芸術思想に彼が与えた影響は計り知れない。
  • 音情報講座
    57.フーリエ級数とフーリエ変換 58.デルタ関数 59.線形時不変システム 60.インパルス応答 61.システム安定性? 62.因果性システム 63.重畳(たたみ込み)積分 64.伝達関数 65.標本化と量子化 66.アナログ信号とディジタル信号 67.サンプリング定理 68.直線状たたみ込み 69.Z変換 70.円状たたみ込み 71.離散フーリエ変換 72.FFT 73.動電形スピーカ 74.外耳道の共鳴効果 75.中耳のインピーダンス整合 76.蝸牛の有毛細胞 77.(聴覚における)進行波説 78.基底膜の興奮パターン 79.聴神経の位相同期(または位相固定) 80.ウェルニッケ野とブローカー野 81.音声知覚の運動説 82.オージオグラム 83.伝音性難聴と感音性難聴 84.補充現象 85.ソーン 86.音の大きさのレベルと...
  • 音の大きさのレベルと等感曲線
    <解答1> 児玉 音の大きさ[loudness]の定義は「音の強さに関する聴覚上の性質」と言われており、そのレベルを表す単位としてソーン[sone]やフォーン [phon]が用いられる。等感曲線とは、縦軸に音圧レベル[dB]、横軸に周波数[Hz](対数)をとり、1k[Hz]の純音の音圧レベル[dB]と同じ値を[phon]という単位で表し、1k[Hz]の純音と同じ大きさに聞こえるそれぞれの周波数の音圧レベルを結んで曲線で示したものである。 →図(等感曲線) →ソーン →次のキーワードに進む <解答2> (田代) 音の大きさは、音圧と周波数に依存する。 周波数が一定ならば、音圧が大きい音は音圧が小さい音よりも大きく聞こえる。 また、音圧を一定にして周波数を変えても音の大きさは変化する。 音の大きさについて、音圧と周波数の関係を図示したものが、音の...
  • ソーン
    <解答1> 児玉 [sone] ソーンとは、音の大きさ[loudness]を表す主観的な単位である。周波数1000[Hz]・音圧レベル40[dB]の純音を1 [sone]と定義し、ある音の大きさが1[sone]の音の2倍の大きさに感じられるなら、その音の大きさを2[sone]とする。また、同じくラウドネスの単位としてソーン以前に用いられていたフォーン[phon]とは、周波数1000[Hz]の純音の場合は音圧レベル[dB]と同じ値で([phon]=[dB])、1000[Hz]以外の周波数では[phon][dB]の関係は大きく変わる。[sone]と[phon]の関係は、40 [phon]=1[sone]。 →等感曲線 <解答2> (田代) phonという尺度(音の大きさのレベルと等感曲線参照)は、心理領域での二倍、三倍という感じの増大を直接表示するものではない。 ...
  • @wiki全体から「ポリフォニー」で調べる

更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示 | wiki内検索