ad2004ks @ ウィキ内検索 / 「蝸牛の有毛細胞」で検索した結果

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  • 蝸牛の有毛細胞
    <解答1> 児玉 [Hair cells] 有毛細胞とは、感覚毛(不動毛)を細胞表面にもつ内耳の(蝸牛の基底膜上にある)感覚細胞であり、有毛細胞には外有毛細胞[Outer HC]と内有毛細胞[Inner HC]とがある。外有毛細胞の上部には80~100本の不動毛があり、1本の聴神経に多数の外有毛細胞が繋がっている。外有毛細胞は、能動的過程と関係し、基底膜の振動に伴い脱分極と過分曲を繰り返す(細胞体が伸び縮みすることで感度が上がる)。その役割は、脳から情報を受け取り基底膜の感度を上げることである。一方、内有毛細胞の上部には約60本の不動毛があり、1つの内有毛細胞に16~20本の聴神経が繋がっている。内有毛細胞は、センサーとして機能し、音情報を中枢に送り出す役割を果たしている。外有毛細胞の収縮・伸張は基底膜に反映され、刺激音の周波数に対応した場所の基底板振幅が増大し、より大きな振幅が内...
  • 音情報講座
    ...ダンス整合 76.蝸牛の有毛細胞 77.(聴覚における)進行波説 78.基底膜の興奮パターン 79.聴神経の位相同期(または位相固定) 80.ウェルニッケ野とブローカー野 81.音声知覚の運動説 82.オージオグラム 83.伝音性難聴と感音性難聴 84.補充現象 85.ソーン 86.音の大きさのレベルと等感曲線 87.臨界帯域 88.複合音の音の大きさ 89.(聴覚における)時間説と場所説 90.音色 91.音の粗さ 92.協和と不協和 93.母音と子音 94.フォルマント 95.マスキング 96.音の到来方向の知覚 97.ゲシタルト原理 98.聴覚の情景分析 99.音脈 100.極限法と恒常法 101.ウェーバーの法則 102.閾値 103.マグニチュード推定 104.べき関数の法則関数の法則
  • 基底膜の興奮パターン
    内耳は側頭骨の中に位置し、直径1cm程度で2回り半巻いておりカタツムリのような形をした蝸牛(かぎゅう)、半規管、前庭よりなる。蝸牛は内部が3層構造になっており(上から前庭階、蝸牛管、鼓室階)それぞれリンパ液などで満たされている。あぶみ骨の振動が蝸牛の入り口の小窓(卵円窓:らんえんそう)に伝わり、内部のリンパ液を振動させ、コルチ器を載せた基底膜を振動させる。このとき最も強く振動する基底膜の位置が音の周波数により異なり、高い音の方が入り口付近、低い音の方が入り口から遠い位置の基底膜を振動させる。この振動がコルチ器のうちの内有毛細胞の不動毛を変形させ、イオンチャンネルを開かせ細胞を電気的に興奮させ、内耳神経へと伝えられる。 このような基底膜の物理的な周波数特性に加え、内有毛細胞の特定の周波数への「チューニング」という生物的な要素により、我々は音声認知の初期から、周波数情報を神経細胞興奮と...
  • (聴覚における)時間説と場所説
    <解答1> 児玉 [Temporal/Place theory] 聴覚における時間説・場所説とは、いずれも音の高さ[pitch]の知覚理論についての説である。時間説とは、入力信号(音)に対して、同じ振幅の位相を固定していき、その時間的な繰り返しパターンと、神経発火の時間パターンが関係している、とするものである。一方、場所説とは、入力信号の周波数によって、基底膜の反応位置が異なり(基底膜上で周波数分析を行っている)、さらに聴神経においても周波数の部位的構造がみられる(周波数局在性)ことから、基底膜上のどの有毛細胞が興奮するかによって音の高さが知覚されている、とする説である。今日では、場所説の方が優位とされている?が、ミッシング・ファンダメンタル現象によってその矛盾も指摘されている。 時間説とは、入力信号(音)に対して、同じ振幅の位相を固定していき、その時間的な繰り返しパターン...
  • 聴覚抹消系の興奮パターン
    このキーワードは、おそらく「有毛細胞の仕組み(音が伝わるメカニズム)」のことだと思われます。ので下記の内容(特徴周波数…)は不的確だったこもしれないです。 「聴覚抹消系」は「外耳~内耳(有毛細胞)」までの系のこと?を指し、これに対し「聴神経~脳」にあたる系を「中枢系」というのでしょうか。 とにかく「聴覚抹消系の興奮パターン」を聞かれたら鼓膜→耳小骨→蝸牛と伝わってきた音波が「基底膜上でどのようにふるまい、中枢系に信号を送るか」を答えればいいのだと思われます。
  • 聴神経の位相同期(または位相固定)
    phase locking] 入力信号(音)の時間軸を見たとき、ある特定の位相に同期して神経の発火が見られる現象。発火は、有毛細胞の膜電位が脱分極する位相(鼓膜が外側に引っ張られる/不動毛が蝸牛外側に倒れる=短い毛が長い毛のほうに曲がる状態)でのみ起こり、逆の位相(鼓膜が内側に押される/不動毛が蝸牛内側に倒れる状態)では起こらない。しかし、この位相同期(位相固定)は約4k[Hz]までしかみられない。 上の発火数を横軸 時間、縦軸 発火数(スパイク数)として、ヒストグラム化したものをPTSヒストグラム(post stimulus time histogram)という。 (くろぎ)
  • (聴覚における)進行波説
    [travering wave theory] 進行波説とは、べケシーが提唱した場所説の一種で「基底膜が周波数に応じてそれぞれ固有の進行波を生成する=周波数によって基底膜の最も強く振動する位置が異なる」という説である。一般的には、蝸牛基底部(手前)は高音域を感知し、先端部に行くに従って低音部を感知すると考えられている。べケシーの進行波説の他にも、ヘルムホルツの共鳴説(蝸牛の基底膜がピアノの弦を張ったような構造になっていて、周波数の振動に共鳴するという説)があるが、これは生理学的には正しくない。
  • 臨界帯域
    音の周波数成分が、狭い周波数範囲ごとに別々に処理されていると仮定すると、多くの精神物理学的なデータが統一的に説明できる。この、一つ一つの周波数範囲の処理単位のことを臨界帯域という。臨界帯域の周波数幅は、中心周波数の関数として表され、500[Hz]以下に対しては常に約100[Hz]となり、 500[Hz]以上に対しては中心周波数の5分の1程度となる。純音成分に、同時マスキングを最も及ぼしやすいのは、その純音成分を中心とする臨界帯域に含まれる他の成分である。複合音や雑音の音の大きさの知覚に関しては、臨界帯域ごとに、音エネルギーが音の大きさ(ソーン値)に変換され、全ての臨界帯域にわたって音の大きさが加算されると考えれば、かなり良い近似が得られる。ひとつの臨界帯域は蝸牛の基底膜における一ミリの長さに対応している。 雑音が純音をマスクする場合、純音の周波数を中心とした特定の狭い大域内の...
  • 中耳のインピーダンス整合
    音圧の変化は蝸牛内で検出しています.従って,空気から蝸牛内のリンパ液に圧を伝えなければならないわけです.しかし,気体と液体が直接接触しているような場合では,気体と液体の固有音響インピーダンスが大きく違うので,境界面で音が大部分反射してしまいます.この中耳のインピーダンス整合ってのは,気体(空気)から液体(リンパ液)に音を伝えてやる機構です.ちなみに,2つの媒質があって,その固有音響インピーダンスが等しい場合をインピーダンス整合といい,このとき音は境界で反射しません.これと同じことを中耳がやっているので,中耳の”インピーダンス整合”って言うんでしょう(きっと). そして,インピーダンス整合において,鼓膜(55mm^2)とアブミ骨底(3.2mm^2)という面積比(17 1)により音圧が25dB上昇し,またツチ骨とキヌタ骨の足の長さの比が1.3 1になっている(つまりテコの原理)ことにより音圧...
  • 補充現象
    音を大きくしていくと,音の大きさの増加の割合が正常耳より非常に大きく感じる現象.これは内耳の細胞障害により起こる. この場合は,補聴器で単純に増幅できない(ある大きさからは普通の人の感じ方と変わらないから)ので,補充現象が生じている部分の音の強さを圧縮増幅する.
  • 8.フーガとカノン
    カノンは、複数の声部が同じ旋律を異なる時点からそれぞれ開始して演奏する様式の曲を指す。一般に輪唱と訳されるが、輪唱が全く同じ旋律を追唱するのに対し、カノンでは、異なる音で始まるものが含まれる。また、リズムが2倍になったり、上下または左右(時間の前後)が逆になったような特殊なものをも含む。有名なパッヘルベルのカノンは、3つの声部が全く同じ旋律を追唱し(ただし同時に終わるために最後がカットされる声部がある)それに伴奏が付けられたものである。ポリフォニーの一つの典型である。 ルネッサンス時代には合唱曲において頻繁にカノン様式が用いられ、多くのカノン技法はこの時代に生まれた。古くはフーガと称され、ジョスカン・デ・プレやパレストリーナらの「フーガによるミサ」はカノン様式による作品である。主題以外の旋律に自由が許されているフーガと、旋律を厳密に模倣するカノンは、今日明確に区別されている。ヨハン...
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