【実はこんなことが】呟き舞台裏【ありました】 961-991


2018年
07月06日
15:31

961: MI4989 削除

~混沌支配圏の銀河系にある恒星系、資源惑星、岩石砂漠のどこかにある採掘基地~

惑星上では1年ほど前からまるで魔境のように機甲戦力同士の戦いが絶えなくなった資源惑星。
ヒトくらいの高さであれば地平線がおよそ10000mほどになる巨大な地球型惑星を支配していたのは混沌だけであった。
現在では劣化バリスタンの群れが地上に、水棲ベレロフォン文明の侵略軍が海底に居座り、それらと混沌軍が交戦中となっている。

既に混沌軍は魔境に存在した技術を見つけられるだけ取り込んでおり、魔境の戦力を相手にも“魔境の戦力を相手にしたときの戦略と戦闘教義”を強いる事に成功していた。
魔境の戦力が本来はどのような戦いをするのかはまるで分かっていないが、同じ技術を取り入れて実用化すると一見して原始的な戦い方をするようになることはよく知られていた。
それが古代の戦争で使われていたような兵器による戦いの様相だった。

「何をやらない」のかはこちらが何かしない限り判明する事が殆ど無い、非常に分かり難い問題だ。魔境の戦力の殆どがそれであり、これが対策を難しくしている。
彼らがやらない事はその手段が既に対策済みで無効化しているからだ。
古の兵器やクレリアンが持つ絶対的なエネルギー防御能力のように有名な例だったら事前に調べようがあるが、そうでない例は調べようがない。

また、普段の生活で便利に使っていてもいざ戦闘になると全く使われない技術や能力というのもある。
料理の時に彼らはいとも簡単に時間の流れる速度を自在に操り、モノをしまう時に彼らはさも当然のようにそのための都合の良い小宇宙を作って整理整頓しているが、戦場ではその能力も技術も使われることが無い。
そういう例を挙げ始めるとキリがないが、現時点での混沌軍は上記の技術に加えてテレポートワープ関連のそれも全て対策済み&無効化されていると見做している。
故にここを支配する混沌軍は自分達に対してそういう移動方法で奇襲を防ぐ為に恒星系規模の超時空機動と物理改変作用を封じ込めるEMGシールドを構築し、起動した。
しかし、現状の混沌軍が用いている兵站輸送システムはテレポートワープを前提としたシステムであったため、それを封じ込める作用は補給線の転換と再構築を要するという大きな代償を支払うものであった……。


サタニス「ブレイゾンの隣だとあのウサギを押し込める事が出来たらしいぜ。本当かどうかは怪しいがな」
ゴンベリオン「あのウサギ達は押し込められるくらいなら他の天体に移る。ガセであるほうがありがたい話だな」

とても大きな鉄道が伸びている全長にして30kmもあろう大規模な採掘基地群では混沌軍と「黄色いうさぎ」が決定的な支配圏をめぐって鋼鉄の猛獣をぶつけあっている。
それぞれは地下に眠る鉱石を掘り出しながら製鉄して鋼鉄の猛獣を組み立てている。度々、貨物列車が鉱石を持ち出していく。

対砲兵レーダーから132mmカノン砲による長距離砲撃を知らせる警報が鳴り響き、防空レーダーのレーダースコープを覗いていたデルビンが航空機の飛来を知らせる。
基地を守衛する混沌軍はカオスロイド達を塹壕と拠点に展開して砲台を起動し、EMGシールドの強度を対砲撃防御モードへと上げ、準備砲撃が来ている中で鹵獲したクリムクリフ戦車とレマンラス戦車そしてキマイラAPCを改造して作った自走対戦車砲を地上に展開する。

「防空レーダーシステムがダウン!」
「中型爆撃機及びガンシップの編隊を視認! 対空砲を上げろ!」
「回せーっ!」

死体を再利用してどうにか使っている歩兵型シュヴェシィナやシュヴェシィナ化空戦ヒュムを発進させ、その横で対レーザー防御を充実させた空戦ロボに空対空ミサイルを載せて発進させる。
対空機関砲を大急ぎで展開して近接対空防御を始める。
独特なターボプロップのエンジン音を響かせる双発爆撃機の群れに向かってミサイルと機関砲を撃ち込む、いつもの光景が出来上がった。

デルゴンやデルダーなどのカオスロイド達は大直径の成形炸薬弾を使えるバズーカ系射撃武器や同じ口径のミサイルを使える発射機を握った者を一分隊には必ず3人以上揃え、砲台に据え付けられたオートヒートキャノンなる速射迫撃砲を動かし始める。
ちなみにこの手の成形炸薬弾は対レーザー防御の要求値を満たす為に超小型EMGシールドが搭載されていて尚且つ弾殻が厚く、それのせいであまり馬鹿にならない破片効果があり、遅延信管に設定すれば半徹甲榴弾になるが接近戦では重防御なロボやヒュムしか使えないというメリットにもデメリットにもなる点がある。しかもお値段は大量生産が始まっている今でも一発20000UC相当。
これを一回の戦闘で40万発以上も消費するので歩兵火器の弾代だけで平均して100億UC相当が消し飛ぶ。
普通の国だと2ヵ月くらいで経済的に死ぬ。
――幸いなのは戦利品として回収できる劣化バリスタンの死体と彼女らの持ち物が莫大な弾代よりも価値があることだった。

今回は「黄色いうさぎ」達が建設していた要塞都市のような採掘基地群に混沌軍が攻め入って20%を制圧したのが今回の状況だ。
混沌軍にとっては攻撃してくる「黄色いうさぎ」よりも大量に居る守備に回っている「黄色いうさぎ」のほうがよっぽど脅威であった。
この採掘基地群に強い「黄色いうさぎ」は100匹しかいないがそれ以上に弱い「黄色いうさぎ」とロボット戦力の出現数が多く、いつもだったら襲撃してきた「黄色いうさぎ」に対してやるように数を活かした迎撃戦を展開していたのをそっくりそのまま返される形になっているのだ。

「どうみても100匹を超えとる! どうなっとるんや!?」
「上層部が言う黄色いうさぎ100匹っちゅうのは識別番号が付いとる強い奴のことやで。それ以外はカタログスペックが概ね同じなだけの雑兵や!」

地上兵力の主力であるカオスロイド達はレマンラス戦車とキマイラAPCを先頭にして戦線を構築し、対戦車砲と対戦車誘導プラズマ砲を引っ張って来て待ち伏せを行う一方で建物に入って行って殲滅していく。
その一方で混沌軍の基地へと続く鉄道から装甲列車と列車砲で編成された鉄道部隊を持ってこさせ、補充の戦車と自走砲も運んでくる。
殆どが工場や倉庫であるものの、基本は市街地戦と変わらないが攻めるにも守にもなにかと厄介な戦場だ。
ウラノス戦役で姿を見せたあの傭兵達と違ってその戦闘技能の強さは強いとされる個体であっても見劣りするものの、こちらよりも基本性能が上回っている劣化バリスタン達が相手だ。
見た目がほぼ一緒で防御力が普通のバリスタンより低い程度のと明らかにシュヴェシィナ程度のものが入り混じるのでかなり面倒な相手だ。

それでも混沌軍、少なくともここに攻め入っている機甲師団に所属する機械化歩兵大隊はおよそ数万匹にも上る劣化バリスタン達を撃破してきており、いくらかの種類があるのが分かって来ていた。
「黄色いうさぎ」に属する劣化バリスタン達は混沌軍が作成したデータ内では比較的防御力が低いと分類される型が最多となっており、それ以外の「色のないうさぎ」はKE防御かCE防御が高い型ばかりである事が分かっている。

<短距離弾道ミサイルと戦略爆撃機の準備が整った。これより戦略攻撃を行う>
「よっしゃ、地震爆弾を使った戦略攻撃が来るで! これで10分は攻撃が止む筈や!」
「弾薬庫がもう底を付いている。これ以上攻勢に出るな、留まれ! 補給部隊と砲兵隊の前進を待て!」

大量に飛来する爆撃機からの激しい空爆と砲兵隊やガンシップからの激しい砲撃を耐えながらカオスロイド達は前進して確実に包囲を行って殲滅していく。
そんな時、戦闘開始からわずか12分で倉庫の弾薬が尽きたと伝えられて歩兵大隊は守備に回った。あとはパイルバンカーやハンマーを活用した白兵戦で持ち堪えるしかない。
自分達の拠点という地の利を生かし、もはや怪物とまで形容される工業力を持った劣化バリスタン達の猛攻は止まることが無く、延々と戦力を叩き込み続ける。

そうして戦略爆撃機の編隊が飛来し、貫通弾頭となっている弾道ミサイルや地中を攻撃するように設計された徹甲爆弾が着弾して激しい地震が起こり始める。
もはやこの戦場では地震は単なる追加効果でしかないが、クレリアン系人類特有の地中通信や音響索敵を阻害する機能があるため若干の妨害効果を期待出来ていた。
劣化バリスタン達にとって地震爆弾とも呼ばれる徹甲爆弾は地中の施設を破壊すると共に妨害音波を発するジャマーでもあった。

「地震爆弾とは呼ばれ通りやな」

歩兵大隊は補給を受けつつ、劣化バリスタン達の猛攻を耐え凌ぎ、攻撃が来なくなったあたりで戦車と装甲車を前進させた。

2018年
08月09日
21:28

962: 熱湯カルピス

―マイルーム―
ジャヌス「…」
宇宙空間に浮かぶ星々、太陽系は美しい物だ。
銀河を背景にただ茫然と太陽を軸に感じ取れないのに理論上人間では勝れぬ速度で動くそれは幾多の色彩と模様を持ち、すべて同じ形状にして個性を示す。
だがそれらを眺めるのはただ暇な時だけだ。

若き頃はそれを今の様に特等室で木の椅子に座って紅茶を味わい、星を余興にすること等。

目を閉じる、走馬灯の様に嘗ての自分が視界に映る。
まだジャンヌ・Sという名が無かった頃の自分…

―過去―

Z「やあ、■。今日も気合入ってるな。」
■「ああ、――か。もうすぐテストだろ、準備は念入りしなきゃと思ってな。手伝ってくれないか?」
Z「もちろん、■がいなくなったら誰が俺のパートナーをするんだよ。」
■「ハハハ…全くだ。俺以外に合う奴なんていないだろ。」
Z「ほら、腕貸せ」
■「優しめに頼むぞ、まだ始めて10分なんだ」
Z「はい…よっと!」
■「いででででででで!!!優しく!優しく!」

オラクル内でアークスが正式に武力行使に関する全権を得るには時間がかかった。シップ内にいるのも所詮意志を持った生物だ、犯罪は起こる。

当時アークスというのは惑星の探査部隊としてシップ外での活動が主だった。
シップ内は公安省の部隊が敷かれていた。

アークスと公安省は仲が悪かった、原因はアークスの予算が膨大である為公安省の防衛予算の一部を切ってアークスの活動資金に上乗せされていた。

私は公安省のテロ鎮圧部隊の一員だった。

旧式装甲とバイザーヘルメットを装備し、今は廃れたコイルガンを抱え走る。
前の部隊員の一挙手一投足に注意し、ぶつからない様に感覚を開けて走る。
雨の中テロリストのアジトである建物のドアの前に到達する。
部隊長「レディー!」
部隊員達「レディー!」
Z「レディー!」
掛け声は無線越しに小声で叫ばれ、叫び返す。
部隊員の一人がドアの反対側に回り、ドアをスキャンする。
部隊員1「ドアに罠は無い」
それを合図に部隊長がフラッシュバンのピンを抜く、
反対側の部隊員が素早くドアをわずかに開け部隊長はフラッシュバンを投げ入れる。
破裂音の後、中にいる人間の叫び声や呻き声が聞こえてくる。
部隊長「ゴー!ゴー!ゴー!」
ドアが全開になりいよいよ部隊員が突入する。
私も前を行く部隊員の後を追い突入していった。

時間経過と共にアークスへの投資額は増えていった。
アークスがフォトンを利用した次世代兵器を本格的に導入、研究し始めるのも時間の問題でしかなかった。
それに対し私が所属していた公安省の鎮圧部隊は未だに旧式の武器と防具を使い続けていた。恐らくアークスに対する一種の反抗なのだろう。
それが、私がこうして守護輝士になった要因だ。

2018年
08月19日
00:24

963: レヴィドラン

~某日 ブレイゾン鎮守府 訓練海域~

吹雪「えいっ!はっ!」

バスン!バスン!イケポチャーン

吹雪「あっ、またぁー・・・」

駆逐艦の吹雪は訓練用にある海域(といっても鎮守府のすぐ傍だが)訓練をしているようだ。実はここ最近夕立が改二になったらしく、彼女も彼女自身なりに鍛錬を行っているようだ。もっとも中々うまく行くとは限らない

吹雪「うーん・・・どうしてこう上手くいかないのかな・・・」

少し落ち込んでいる吹雪、だが消して未熟な訳ではない確実に彼女の腕は成長しているのは事実だ。ただ、他の艦娘達の成長も凄く夕立も通常装備とは異なる装備を使い熟せるほどだ。
とはいえ吹雪もまだまだ未熟な所もあるので、見込みは必ずあるはずである。

「おーい!そこに居るの吹雪かー?」

吹雪「あれっ?今の声って―――」

ふと鎮守府の港から聞き覚えのある声が聞こえたのか吹雪は振り返るとそこには天龍とレヴィの姿があった。

吹雪「天龍さん!レヴィさん!鎮守府に何か用事ですか?」
天龍「ああ、何ていうか俺の格好若干かわっちまたんだよなぁ・・・」
吹雪「天龍さんの格好が、ですか?」
レヴィ「うん、その原因を確かめる為に鎮守府に来た所かな」
吹雪「なるほど・・・」

吹雪は天龍の格好を見るとたしかに以前とは違い、艤装も以前のと比べてかなり変わっていた。その姿を以前にも知っている否、正確にはその変化を知ってるのだ。

吹雪「あのっ!その原因多分ですけど私分かります!」
レヴィ「分かるの?」
天龍「おおっ!この原因分かるんだな!」
吹雪「た、多分ですけどねそれは―――」

―天龍さん改二になったと思うんです!―

天龍「改二?」
レヴィ「改二・・・ですか?」
吹雪「はい!多分、ですけど・・・」

「多分じゃないわよ~吹雪ちゃん」

天龍「ん?今の声は・・・龍・・・へっ?」
レヴィ「天龍?どうかした・・・の?」

龍田の声が聞こえ天龍が振り返ったのだが何故か固まる天龍レヴィも気になり振り返ると龍田がいたのだが・・・・これまた微妙に服装が変わっていた。
先程いっていた吹雪の言葉が正しければ龍田も改二になっている。
が、レヴィと天龍は今一改二が把握できてないので二人そろって思った事を口に出す。

「「龍田(さん)お前(貴方)格好若干変わってねぇか(ます)?」」

龍田「ふふっ♪予想通りの反応ねー、天龍ちゃんと同じ改二になったのよ」
天龍「は、はぁ・・・(;」
龍田「今一まだ飲み込みにくいって感じね、私から言えばいつもより体の動きの切れが良くなったのよ」
天龍「そ、そうか改二・・・だったか?寧ろいい方・・・でいいんだよな?」
龍田「ええ、合っているわ♪あら、そうそうレヴィ隊長さん一つお願いいいかしら?」
レヴィ「僕に、ですか?」

何やらレヴィに頼みごとがあるのだろうか歩み寄る・・・のはいいが何故か天龍の手を掴み一緒に歩く、天龍も少しオロオロしている。そんな事を気にすることなくレヴィに微笑みながら告げた。

龍田「レヴィ隊長これからも天龍ちゃんの事よろしくお願いね♪」
天龍「龍田・・・」
レヴィ「―――よろしくも何も元からそのつもり、ですよ。だよね、天龍」
天龍「ッ、お、おう当たり前だ!(///」
龍田「あらあら?天龍ちゃん照れてる?」
天龍「なっ・・・!て、て、て―――(///」


\照れてねぇぇえええええ!!!/


そんな叫び声が聞こえる鎮守府、でも確かにレヴィと天龍の絆はより深まったのだと見守っていた吹雪は思っているのであった。

2018年
08月20日
22:25

964: MI4989 削除

~ブレイゾン、自然区、森林エリアのどこか~

ばりすたんa「J,,・ω・)」ぴょんっ
ばりすたんb「J,,>ω<)」ぴょこぴょこっ
ばりすたんc,d「(・ω・,,し三J,,>ω<)」シュッシュッ

(目星を付けた通り、この宇宙都市に居たわね……。しかも4匹も)

子バリスタン達にとっては(狩猟される的な意味で)にわかにきな臭い日々が続いていた今日この頃。
今日、とうとうブレイゾンにもいる事がバレたのか密猟者が入って来た。


清掃のおばちゃんに化けている密猟者は子バリスタンが遊んでいる所を見つけ、流れるようにコンクリートが詰まった水道管の切れ端を無反動砲のように構えて狙いを定める。

一匹の子バリスタンが跳ねたその一瞬を見た彼女は水道管に電流を流し、強烈なバックブラストを起こしながら鋼鉄の矢を撃ち出した。
マッハ20を超える鋼鉄の矢はその時跳ねた子バリスタン目掛けて飛んで行くが、子バリスタン達はEML特有の電場を察知し、彼らは周囲の大気を粒子防壁として有効化して向かって来る矢を反らし、水道管を無反動砲のように構えている清掃のおばちゃんに化けた密猟者を発見して彼らの眼球から銃声のような衝撃波を伴うIRレーザーを発する。

バックブラストとレーザーで化けの皮を燃やされた密猟者はもはや偽装は意味をなさないと判断してショートボウと矢筒をバッグから取り出してから化けの皮の下に着ていた迷彩スーツの光学迷彩を有効化して一旦その場から離れる。

(EMLはどの世界でも最低限の速度を出せて便利だけれどどうしてもこうなるわね)

密猟者はちゃんと「クレリアンしてる」と分かって説明しようのない安心感を感じると弓に長い鋼鉄の矢を番え、逃げる子バリスタンに狙いを定めて矢を射り、縞々模様の子バリスタンに命中させて地面に串刺しにした。

ばりすたんa「J;>ω<)み゙ぃ゙っ!」
ばりすたんb「(・ω・;し」ガブッ、ガキンッ!

しかし、もう一匹がすぐに矢の後ろを噛み切り、続いて身体と地面の間に顎を入れて矢の前を噛み切って再び逃げ始めた。

困ったことに彼らは二匹ずつ、おそらく兄弟で固まって二方向へ逃げて行った。
よく「二兎を追う者は一兎も得られない」といわれるあの状況になったが密猟者は全体的に灰色っぽい模様をしている兄弟を追うことにした。そっちなら少なくとも一匹は手負いの筈なのでヒョウ柄模様の兄弟よりは捕らえ易い。

ばりすたんd「J;・ω・)▄︻┻┳═一 て」ターン!
「いったぁっ!」ビシッ!
ばりすたんb「J#・ω・)︻┳═- そ」バババババッ!

別に油断しなくとも子バリスタン達は当然のように銃を持っているため、普通に反撃してくる。

ばりすたんc「J;・ω・)」ぴょんっ!

反撃を食らい始めた密猟者は突然正面に詰めてきたスプリッター迷彩の子バリスタンに短機関銃で撃ち倒され、倒れた所にヒョウ柄模様の子バリスタンにジェヴェリン(投槍)を投げ込まれ、胸の左にくらったがそのまま起き上がって直ぐにジャヴェリンの柄を切り落とした。
バリスタンが投げるジャヴェリンの刃に使われる金属は毒性金属だ。この毒性金属は種類が豊富で何を打たれたのかわからないし、もしかすると毒性が無いのかもしれない。

密猟者はバリスタンが多様な毒を使う事を知っておりその毒がなんなのかを判別し始めた。その間に子バリスタン達はまとまって市街地へと逃げて行く。

(あいつら……文明なんか絶対に築かないのに騙すことは忘れないのね……)

食らったジャヴェリンの刃に毒性が無いと分かった密猟者は子バリスタン達と似通った速度で走って追いかけ始める。

2018年
08月24日
15:55

965: MI4989 削除

~都市区のどこかしら~

ばりすたんa「J;-ω-)ぐてーっ」
ばりすたんd「J;・ω・)」応急処置中....
ばりすたんb「(・ω・,,し」索敵中

かくれんぼするように逃げてきた子バリスタン達はケガしたゼブラ(仮)に応急処置を施す為に集合住宅の空き部屋に集まっていた。
スプリッター(仮)は外に出て屋上に登り、密猟者を探している。

まだテレポートしないのはワープ先を特定されるのを防ぐ為。至近距離ではステルスワープでも覚られることがあるので安全にテレポートするには追っ手を始末するのが原則だ。

ばりすたんa「J,,・ω・)」カチャ、カチンッ
ばりすたんc「(・ω・;し」スッスッ、シュルシュル、トントン

応急処置を済ませたゼブラ(仮)は早速銃を手に取って戦闘に入れるように準備する。

 

検挙された日には密猟者となるであろうエルフみたいな女はスーツを脱ぎ、水を飲んだり浴びたりして涼んでいた。
サーモグラフィーを欺ける光学迷彩機能は非常に有効だが、厚手のライダースーツのようなスーツと合わさると適度に光学迷彩を切るか脱いで冷却を行わないとあっという間に丸焼き。

なのでこうしなければならないのだが、どういうわけか周囲に居る人達には警戒されていないし、気にも留められていない。ここでは(幸いなことに)目立った特徴がある姿ではないのだろうか。

女は充分に涼むと冷却が済んだのを確認してスーツの上半身を腰に縛って公園から歩いて去って行った。
一度見失った子バリスタンを探すのはなかなかに難しいことだ。
警備システムを利用すれば見つかるかもしれないがそんなものでバリスタンを見つけられるなら苦労しないし、下手に触って自分の姿を晒そうものなら彼らはまた姿をくらましてしまう。
どうしたものかと考えながら女は街道を歩いて行く。

2018年
08月28日
21:41

966: MI4989 削除

ばりすたんc「(・ω・,,し」もふっ、もふっ
(さっき襲われたとは思えない無警戒っぷり……だけど今がチャンス! でもないのよね)

気が付いたら子バリスタンがここを歩いていたのを見つけ、エルフっぽい女もここを歩くことになったのだが問題があった。

ここは一通りが多い大通りの歩道。子供が一人で歩いているくらいには治安が良い通り。と言う事は困ったことに警察がちゃんとしているということである。
子バリスタンを狩ろうとそれを追っている女はそれとなく子バリスタンの後を付けているが、もしここであの子バリスタンを捕まえようものなら警官かシュヴェシィナがすっ飛んでくるだろう。

(この宇宙都市に来た時と比べると明らかに警官と警戒シュヴェシィナが出てきている……)
ばりすたんc「(・ω・,,し」もふっ、もふっ
(え、なんで急に路地裏に行くの?)

突然、子バリスタンは通りから外れた路地裏に向きを変えた。女も彼に付いて行こうと路地裏に入ったが、そこは空がよく見える場所だった。そもそもこの路地裏でもそれなりに人が居るのでここでも捕まえるチャンスは無いし作れそうにもない。

そして子バリスタンが路地裏の奥に進んでいくのを見送ると同業者であろう誰かが子バリスタンにロープが付いた網をかけ、わざわざ叩き付けるように振り回しながら建物の中に引き込んだ。
こちらからはどの建物の何階に引き込まれたかが見え、女はそこに向かって跳んでいく。

ばりすたんc「J,,xωx)きゅぅ……」

入るや否やネットランチャーやフックショットを持ったヒト型生物がぼこぼこに殴られたように見える子バリスタンをバッグにしまい、それと入れ替えるようにクレイモア地雷に似た対人地雷を置いて逃げた。
女は一旦窓の外に出て壁に張り付き、地雷が爆発したのを確認してから再び建物の中へ入り、子バリスタンが入っているバッグを抱えたヒト型生物を追う。
あのヒト型生物は女よりは足が遅く、すぐに追いついたが奴は路肩にいつのまにか現れた全長が短いクーペ型の自動車に乗り込んで自動車を走り出させた。

(あの子は取られたくない!)
「ダーマーめ、異境の地で果てちまえ!」

女は道路に飛び出しながらP230を構えて逃げる自動車に狙いを付けたがその自動車の助手席に乗っている奴が微妙に長い弾倉をジャングルスタイルにして銃口に量子アクセラレータを付けているやたらと個性的なグロック28で撃って来た。
おまけに速射カスタムかつ無理矢理コックオフを起こす改造を施してフルバースト(違)仕様にしたらしく、毎分1400発の発射レートでどんどん速くなる.380ACP規格のFMJの弾幕を張られ、かなりの速度を持って腿と上半身に当たった。
腿に当たったものは防弾性能をもつスーツを貫いて体内に入って砕け、スーツに覆われていなかった上半身に入ったものは砕けながら後ろへ飛び出る。そうして彼女は膝をついて崩れるように倒れこんだ。

ばりすたんa「J;・ω・)っ」トントン
「……」
ばりすたんb「J´・ω・)」微妙な気持ち

2018年
08月30日
01:40

967: エアロ

~ARRMSアリーナ ボックス席~

お歴々が集まるボックス席の端っこには、
FPSF情報部司令 ヤナーチェク中将
ブレイゾン情報局 ラカン・カルマ主任情報官
が座り、話し込んでいる。
スポーツ大会なのになぜ彼らの様は情報戦担当がいるのか…?

ヤナーチェク「どうかね、ラカン情報官。お探しの人はいたかな」
ラカン「はい、レヴィさんご一行が…この名前だけのような面々…
サーヴァントですね」ピコピコ
タブレットで観客リストを見ているラカン。
”モードレッド”だの、”ノッブ”だのと言った名前だけの観客…
情報官からすれば名乗っているようなものだ。
以前に叔父であるカルマ伯爵の人脈を利用し、
中央局に出向している錬金術師、
エリアート・フィンクバード卿にコンタクトを取って、
サーヴァントについていろいろと話を聞いていたからだ。


ヤナーチェク「なるほどな…しかし、レヴィ隊長のことだ、
腕試しを兼ねて出場するのだろうな」
ラカン「そして彼は巻き込まれ型主人公属性…
ハプニングにしろ事件にしろ何か起こることは確実です。
事が起こってからでは遅い。布石は打っております…
ホワイトキングからブラックビショップ、応答せよ」
<…こちらブラックビショップ。ホワイトキングどうぞ>
ラカン「当該人物の試合状況並びに動向を詳しくウォッチせよ。
異変があった場合は当該人物を保護せよ。
場合によっては排除となるかもしれない。
市民に危害の及ぶ事のないように…」
<ブラックビショップ了解した>
ヤナーチェク「…その声、エージェント・ハンクか?」
ラカン「ご名答ですね。彼のチームは優秀ですから…」

ブラックビショップと名乗ったのはかつてUBCSのエージェントだった、
コードネーム「ハンク」。
ブレイゾン情報局の隠密部隊として配備、
今回はトループギアの最新型と偽装ホロを着用し、
会場にチームごと配備されているのだ。
異変が起きた場合はレヴィを救出、あるいは排除するようだ。

ヤナーチェク「まぁ、何事も無く終わることを祈るしかないな」
ラカン「何か起こることを予想してしまうのは、我々情報屋の悲しき性ですかね…」

二人は正面に向き直り、試合が始まるだろうフィールドを眺めるのだった…

2018年
08月31日
00:31

968: エアロ

ADF Side

~ADF本部セントラルベース 議場~

セントラルベースの中央部…円筒形のコロニー中心部の議場では、
今日もADF上層部が喧々諤々の議論に終止している。
混沌軍の攻勢が日に日に強まっていることは上層部も把握していたのだが、
軍縮に大きく舵を振り、辺境星域の支部を解体再編していたADFとしては、
まんまとその隙を混沌軍に付け込まれた形だ…


広報官「…であるからして当面の時勢としては、
対混沌路線の行動は防御を基本とし、
攻勢や増強については必要に応じて行う、
というのが当面の最高司令部の見解であります」


将軍A「世迷い言を…今も混沌軍は辺境星域の補給拠点や、
資源惑星を荒らしているのだぞ!
防御に徹し専守防衛ばかりでは混沌に付け入る隙を与える!
陸軍としては積極攻勢に入るべきだと存ずるが!」


提督B「そうだそうだ!混沌軍は魔境技術の開発と実装に成功しているではないか!
無限にリスポンする空戦歩兵に、
どこでも位相次元に潜れる潜宙艦…我々宇宙軍の負担は増すばかりだぞ!
ヒーロー諸君や傭兵たちもよくやってはいるが限度がある!
最終的な勝利は我々の双肩にかかっているのだ
こちらも魔境技術を実装し、
シュヴェシイナ歩兵や潜宙艦の広範囲実装を進めるべきではないか!
攻勢に出ないと混沌軍はここ、本部まで攻め込んでくるかもしれないのだぞ!」

参謀C「口を慎め!最高司令部の決定に異を唱えるか、貴官達!」
参謀D「それに魔境技術は危険だ!ウラノス戦役の戦禍を繰り返すつもりか!」

将軍A「ええい!話にならん!ラスタル卿やマクレガー総司令官はどこぞ!」


一旦軍縮に舵を切った以上、また軍備増強再編するには時間も金もかかる。
占領された資源惑星や補給拠点を取り返そうにも、
そこで損害を出していては元も子もない。
被害を恐れる本部側と攻勢に出るべきと主張する実働部隊。

両者の主張は真っ向から激突し、堂々巡りの議論が繰り返される中、
中央付近の議席に座るADF中央情報局の長、
ダグラス・フォン・カルマ伯爵は敢えて議論には能動的に参加せず、
質問されれば答える程度に留め、その堂々巡りの議論を、
細目で見ながら紅茶を啜り一息付く。


中央集権によって本部に軍事力を集めた結果、
その再編を進めようとしていた辺境星域から混沌軍の攻勢が強まってきたのは、
手痛いしっぺ返しと言える。
こちらは世論に左右され、
魔境技術やSig次元技術を導入しようにも二の足を踏んでしまうのに対し、
そんな物など全く意に介す必要のない混沌軍が、
魔境技術を大々的に導入して攻撃に使ってくることなど、
火を見るよりも明らかなのだ。

カルマ伯爵としてもこの混沌軍の攻勢は予想を超えていた。
今は地固めの時期なのだが、
攻勢に出なければこちらの立場も危うくなってしまう。
思案しているとクォンタル中将が話しかけてくる

クォンタル「あなたの予想は当たりましたな、閣下…
これからどうなさるので?
我が海兵隊としましても対アーク部隊と共に攻勢に出れる用意はありますが」

カルマ「…予想外でしたな。
混沌軍がここまで魔境技術を投入し大々的に攻勢に出るとは。
混沌軍のクロウ提督の攻勢を甘く見ていたようです…
彼は戦術家としても戦略家としても一流だ…」カチャリ

クォンタル「移民船に増援を要請するのは?」

カルマ「難しいですな。彼らの軍勢を見てもほとんど無人兵器。
個の戦いでは強くとも混沌軍に侵される危険もある、
むやみに要請するのは好ましくありませんな」ズズーッ

クォンタル「そうですか…では海兵隊は辺境星域の奪還を具申しましょう。
こういう”殴りこみ”は我々の領分、まずはネプティスから始めるとします」

カルマ「根回しはしておきましょう。ご武運を」


喧々諤々の議論の結果辺境星域奪還のプランが立てられ、
・ネプティス
・カッファー
・リューゲン
・シャンプール
以上4星域の奪還が海兵隊および、
宇宙軍3個艦隊を持って行われることが決まった。
ヒーローや傭兵たちにもいずれミッションとして通達されるだろう…

【INFO】連投失礼、つ↑ぎ↓は混沌軍だよん

2018年
08月31日
01:28

969: エアロ

Chaos Army Side

~レルムオブケイオス・デスギガスター クロウ提督の執務室~

変わってこちらは混沌軍側。
クロウの推進する魔境技術の大々的な導入と実装により、
混沌軍は質・量ともに大幅な強化を達成した。
現在もADF支配領域やその他の中立星域に対して大規模な攻勢をかけている。
しかしながら、混沌軍もまたADFとは違った脅威に悩まされている…

クロウの執務室はデスギガスターの中央、謁見用尖塔の隣に位置し、
広いその室内には、
指令を行き渡らせるためのコンピューター設備や展望窓がある。
(デススターの皇帝の謁見室とスターキラー基地司令室に、
KillZone3のヘルガスト会議室を組み合わせたような感じ)

彼は思案を巡らせる際、マントに手を回し、ゆっくりと歩く。
その姿はかの暗黒卿ダース・ヴェイダーや、
ヘルガストの猟犬・ラデック大佐を髣髴とさせるものだ。
端末に向かうデルビンやデルダーはヒヤヒヤしながらその姿を見つめるのだ…


彼を悩ませているのは他でもない、魔境の連中だ。

軍隊としては枝葉でしかない。
だが彼らは神出鬼没。
先だってのプリッツア王国宙域封鎖作戦も、
可能な限りの防諜策をとったにも関わらず、フェヌンの群れに探知され、
補給基地と前線基地群、そこに駐留していた部隊も根こそぎ撃破されてしまった。

レルムオブケイオスは不可侵の領域、というのも今は昔の話。
レルムにある資源惑星では地上には黄色バリスタンの群れが、
海中にはベレロフォン・シュヴェシイナの群れが居座り、
排除しようとする混沌軍と出口の見えない戦闘状態に陥ってしまった。
黄色バリスタンにとっては戦争ですら「遊び」でしかないし、
ベレロフォンにとって海があればそこが領地という認識。
これでは争いが起きない方がおかしい。なにせ相手は混沌軍なのだから。

ヘレティック・アスタルテスはあてにならない。
それぞれの兵団は負のアーク達の所有物なのだ。
赤きワールドイーターは憤怒のコーネ(コーン→コーネ
蒼きサウザンド・サンは変化のティエンディー(ティーンチ→ティエンディー
白と緑のデスガードは腐敗のアルケア
紫のエンペラーズチルドレンは色欲のラスティ
それぞれがアークの命に従い、こちらの命令系統には属さないのだ。

クロウ(攻勢に出ているのはいいが、魔境の連中はその物資を掠め取り、
あまつさえこちらの支配域を犯してくる…どうすればいいのだ?)

無限に色が変化するレルムの空と、
アークの軍勢がぶつかり炎を上げるレルムの大地。
それを見つめながら、クロウは思案に耽るのだった…

2018年
08月31日
18:59

970: MI4989 削除

~ブレイゾン、都市区のどこかしら~

「追っ手の“同業者”を始末したか?」
「あのエルフ女はもう動かない……けれどシュヴェシィナが嗅ぎ付けた」
ばりすたんc「J;>ω<)きゅーっ! きゅーっ!」ジタバタ、ジタバタ
「起きるの早っ!?」
「早く大人しくさせろ!」
「このっ、このっ!」ぶんぶんっ
ガスッ、ガスンッ!
ばりすたんc「J,,xωx)きゅぅ」

警察のシュヴェシィナに後を付けられ、どうあがいても街通りを走らざるを得ない状況にさせられる。
そしてバッグの上からハンマーで殴りつけて鎮静させたあたりで捕えた子バリスタンと同じ模様で色が違う子バリスタンに張り付かれた。
自動車と並走して走っている子バリスタンはかなり怒っているのか毛が逆立っていつもより大きく見える。

ばりすたんd「J#・д・)ふしゃーっ!!」ぶわっ
「もう一匹……拙い……!」
「あのうさぎをここから引き剥がして!」

上手く行けばもう一匹捕まえられる状況なのだが相手は子バリスタン、場合によっては激しい反撃にあうばかりか攻撃されることもあり得る。
ここは警察のシュヴェシィナと子バリスタンを振り切ることに専念し、街道を走っていく。街中も大概だがトンネルに逃げ込むよりはマシである。
シュヴェシィナは航空機としては小さく、警察の機動戦力として雇われる個体は特に小さく切り詰めて街中での空中機動に特化している場合が多いので振り切るならひたすらに速力をあげるしかない。
子バリスタンという機動力に優れる超小型“装甲車”に張り付かれているならなおさらだ。

助手席に居るフード付きパーカーのフードを被っている女が窓から上半身を出して信号銃を空に打ち上げると、それが仲間を集合させる合図なのかいろんなところから何かしらの武器を持っている奴が乗っている自動車やオートバイが出てくる。
しかし、シュヴェシィナに追跡されているのもあり、警察の装甲車や高機動型陸戦ロボも続々と向かって来る。子バリスタン密猟絡みなのは警察も解りきっているので最初から強い戦力をぶつけてきた。
大抵は装甲車に弾き飛ばされて無力化され、左右を挟まれて潰されるものも居る。密猟者達も子バリスタンを倒せたり撃退できる銃や重火器で対抗するが装甲車や陸戦ロボには効き目が無いか薄い。

仲間の援護が届かない事を覚った女は窓から上半身を出してエルフっぽい女に撃っていた実質単発散弾銃となっているグロック28で子バリスタンを撃ち始め、
運転している奴は左腕の肘から先に被せている義手を外してサイコガン的なアームキャノンを起動し、弾倉を取り付けて爆発力を向上させたブラストマグネビーム弾を連射して子バリスタンと警察のシュヴェシィナを牽制する。
迎撃を受けた子バリスタンは.380ACP規格のFMJ数発とブラストマグネビーム弾を食らってよろけるが助手席の窓から上半身を出している彼女に跳びつき、噛み付いた。

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っっ!!」
ばりすたんd「J#・д・)ふーっ! ふーっ!」

女は腕に噛み付かれ、牙が食い込んで突き刺さり、激痛に悶えて噛み付かれた腕を振り回して叩き付けるがそれでも子バリスタンは噛み付いたまま。
女が子バリスタンに噛み付かれたまま自動車の中へ入った所で子バリスタンは足の爪を立てて女の腹に向かって足を削岩機のように動かし滅多刺しし始める。
運転している奴はそのあたりでアームキャノンの砲身で子バリスタンの鼻を突き、顎が腕から離れた所でエアブラストを発射して子バリスタンを外に吹っ飛ばした。
だが子バリスタンはすぐに立て直してまたこっちに走ってきている。

しかし、腹に足が何度も突き刺されて無事な訳がない。鋭い爪と逆立って鑢のように変化した宝石の毛が傷口をズタズタに切り裂いているため酷い裂傷になっている。
女はリペアナノマシンが入った軟膏を腹と腕の傷口に押し付けて出血を止めるが体力を消耗しており、ぐったりしている。

ばりすたんc「J,,・ω・)」ひょこっ

そんなタイミングで捕まえた子バリスタンがバッグの中から顔を出してしまった。
運転している奴はアームキャノンをその子バリスタンに向けてエアブラストを発射する。

ばりすたんc「J;>ω<)!?」
「あ……、あーっ! あんた何してんのよ!? せっかく捕まえたのに――」

子バリスタンが入ったバッグは後ろの窓ガラスを突き破ってから放り投げられた。
運転している奴の目論見通りなのかは知らないが追っていた子バリスタンはバッグに入っている子バリスタンに駆け寄った。

ばりすたんd「(>ω<,,し」わぁい
ばりすたんc「J;・ω-)」ボロ……

……追ってきている子バリスタンはそこでバッグから子バリスタンを出して歩道に歩いて行ったのを見るにもう追わないようだ。
警察のシュヴェシィナはというと……突然降下してきて自動車をひっくり返した。
自動車を運転していた奴はその前に脱出してあのアームキャノンと格闘術でシュヴェシィナを相手に応戦しているがもう一人は出てこない。
子バリスタン達はその光景を背にして、警察の装甲車が向かって来るのを横目にその場から離れて行った。

 

(逃げろって言われたけど、あのうさぎを捕まえて持って行かないと……)

警察のシュヴェシィナに自動車をひっくり返されたとき、光学迷彩を使って路地裏へ逃げ込んでシュヴェシィナの追跡から逃れたが彼女はまだ子バリスタンの捕獲を諦められなかった。
呼吸が乱れ、どことなくどうしようもないだるさが襲い掛かり、そんな中でも焦燥に駆られる様子で光学迷彩を起動したり切ったりして熱管理をしながら子バリスタンを投げ捨てた場所に戻って来た。

そこから近い所にあるなんかの店の前に子バリスタンが、さんざん傷めつけたヒョウ柄模様の子バリスタンが2匹居たのを見つけた。
だが、それ以外にもボディアーマーを着込んで自動小銃を握った警官とわりとゴツめの陸戦ロボが2人ずつ、グレーが入っているヒョウ柄模様の子バリスタンの足に付いている肉片と血を採取している鑑識官が数人居た。
警官はサングラスをかけ、陸戦ロボはバイザー型のカメラアイとなっており、どこを見ているのかが分からなくなっている。

どうしようもない状況だ。やっと見つけた一匹の子バリスタンとこちらを襲ってきた一匹の子バリスタンが警察に保護されている。
光学迷彩を起動しようにもどのみちバリスタンには気が付かれている様子で警官達にはもう気が付かれていた。
そこらじゅうから堅い靴と鉄の足音が近付いてくる。もう見つかって捕縛されるのは時間の問題、とっくに追い詰められていたのだ……。

2018年
08月31日
23:16

971: エアロ

~ブレイゾン どこかの都市区 裏路地~

バリスタン目当ての密猟者が侵入しているという情報は、
すでにIPPブレイゾン支所も掴んでいた。
しかし正面から装備を整えて乗り込んでくるようなバカである筈もなく、
巧妙に偽装して侵入していたためここまで時間がかかってしまった。
しかも、虎の子の実戦部隊たる強行班はARMS大会の会場警備に回っている。
市内警らは機動隊及び別中隊が担当している。
故に密猟者侵入の一報を受け、3個小隊を投入して追跡していた。

すでに数人の密猟者を車をオシャカにした上で取り押さえた機動隊第1小隊。
先だって導入されている警察用シュヴェシイナが大いに役立っている。
機動力とパワーはロイドや車両にも勝る物で、
今回の密猟者捕縛では大いに名を挙げそうだ。
捕まりかけたバリスタンのパンター兄弟を保護し、
鑑識はパンター弟の爪に付着した血と肉片を解析している。

機動隊員A「で、その密猟者は光学迷彩を起動して近くにいるってのかい?」
ばりすたんc「J,,・ω・)コクコク (においがするんだ、その女の)」

ポリスギアには異種族言語翻訳ツールが装備されており、
うまく言葉を喋れない子バリスタン相手でも会話が成立している。

機動隊ロイド「どうしますか、光学迷彩相手に」
機動隊員B「熱探知も有効だけど、裏路地だろ?
室外機や排水で熱探知トレスは難しいな…」
機動隊員A「あっ、そっかぁ(ひらめき)コイツを使おう」スチャッ

機動隊員Aが取り出したのは…アストロスイッチNo23,ウォーターだ。
ポリスギアはライダーのデバイスを使うことができるのだ。
ただし、テクノロジーで作られたもの限定。
対応品はガイアメモリ、アストロスイッチ、シフトカー、ガシャットなどだ。

機動隊員A「ウォータースイッチ、オォン!」\ウォオータァアー オォン/
左腰のスロットに挿入してスイッチをオンすると、左足にウォーターデバイスが装着される。
そして弱めのミスト状の水流を周辺に噴霧する。

バチッ バチッ チチチチッチ…

そう、光学迷彩デバイスは水に弱い!
たちまち、毛布をかぶっているような人のシルエットが見えてきた!

機動隊員C「すかさず!ネット、オォン!」\ネェット オォン/
ネットデバイスを装備した機動隊員Cは素早くネットを発射、密猟者を取り押さえたのだった。

機動隊員A「もう抵抗しても無駄だぞぉ…」(密猟者にワッパをはめる)ガチャン!
機動隊ロイド「と、とりあえず署に連行します!」
密猟者「…」右手を抑えつつ連行される

とりあえず、今回確認された密猟者は全員、警察署へと連行されたのだった…
怪我の回復を待って取り調べが行われるようだ…

2018年
09月01日
22:45

972: MI4989 削除

~警察署、取調室とかそういうところ~

子バリスタンを狙った密猟事件を起こした密猟者達は私物と銃火器とその他装備品を押収され、身元確認と取り調べを受けていた。
まずは身元確認から始まる。ケガの回復を待っている間でもある程度は出来るからだ。

身元確認の時に主な情報源となったのは密猟者達が大事な私物として持っていた契約書だった。それによって捕縛した総数9人の内7人が最後に捕まったパーカー女が雇った者で構成されたグループだった事が分かった。

そのうちの一人である左腕がサイコガン的なものになっている黒褐色の肌を持つ大男はその経歴からしてバリスタンやシュヴェシィナ等の猛獣を捕獲する仕事を合法非合法問わず数多く請け負っており、その道には詳しいと見られて雇われたようである。
他はいろんな世界から拾って雇ったならず者達で特筆すべき経歴はない。

そんな彼らを雇ったパーカー女はと言うとどっかの国に領土を持つなかなかの財力を持つ貴族の娘らしく、それだけで子バリスタンを密猟する理由が分かってしまいそうである。

しかし、あのエルフ女の身元は分からない。身体的な特徴からパーカー女と同種族っぽいことくらいしか分からない。

取り調べを待つ間、雇われてた密猟者達は……

密猟者1「あの女の子、自分が子バリスタンに殺されたくないから私達を雇ったのに一番酷い目にあってるわね」
密猟者2「サイコガン付いてる黒人にさんざん危険な猛獣だと教えられてたのに……」
密猟者3「いざ子バリスタンを見たら心を奪われたのか真っ先に飛び込んで捕まえてたもんな……」
密猟者4「あいつは生意気でうざかったからああなってちょうど良いね」
密猟者5「もうちょっとお金せびればよかったなぁ」

揃いも揃って呑気に雇い主であるパーカー女に後ろ指さしていた。
彼女は雇い主であるのだが……こんな状況でもこの様子なので普段の立場がどうだったものかが想像に難くない。

パーカー女(もう、おしまい……。どんな結果になっても保釈されたり釈放されたら親に惨たらしく殺されるんだわ……)
密猟者6「お前いっつも暗い顔してんな」にやけながらフードの上から耳を引っ張る
パーカー女「痛いっ! 痛いっ!」

2018年
09月14日
23:36

973: レヴィドラン

~ARMSスタジアム 選手控室~

レヴィがリングで対戦相手と戦っている事未だに意気消沈の姉ドランは相変わらず燃えたよ・・・燃え尽きたよ、真っ白にな・・・・状態だった。

姉ドラン「はずい・・・物凄くはずい・・・はは、ははは・・・どうしてこうなったのかしらねぇー・・・・」

―やれやれ、勝ったと言うのに随分と落ち込んでいるなドラン―

姉ドラン「―――そ の 声 は ス カ サ ハ」
スカサハ「ああ、ドランの初陣の勝利を誉めようと―――」
姉ドラン「ヴゥアアアアアアアッハッハヴェッハッハ!?!?!?!?」
スカサハ「おっと」

スカサハ本人と確定するや否や物凄い勢いで胸倉辺りを捕まえようと涙目で尚且つ変な声を出しつつ手を伸ばすが涼しい顔で上下左右に回避するちなみに姉ドランは一回では捕まらないと本能的に悟っているのか凄まじいギャグ補正を受けたラッシュを振っている。

スカサハ「何故そこまで(ヒョイ)怒るのだ?私はただ(スカッ)ドランが勝ったのを(スッ)祝っているのだが?」
姉ドラン「もどばどい"え"ば(ブンブンブンブンブンブン!)あ"な"だがよ"げい"な"ごどい"わ"な"げれ"ばぁぁぁああああああ!!!!(ブォンブォンブォンブォンブォンブォン!)う"ぁぁあああああああああああああ!!!!びゃぁああああああ!!!」
スカサハ「そう泣くなドラン(サッ、ヒョイ、スッ)何がそこまで悲しいのだ?」
姉ドラン「ア"ン"ダのぜい"でじょうがぁぁあああ!!ウヴェハッハハァァァァアアアアアアアアアア!!!!!ア"アァァァァァ↑ァァアアアアアアアアアアアア↓ァァアアアアアアアアア↑アアアアアアア!!!!!」

未だにギャグ号泣をする姉ドランにスカサハも思わずため息をつきつつ内心「軽く言ったつもりが意外と禁句だったとはな」っと感じたらしい。とりあえず軽くデコピンで姉ドランのラッシュを止める。

姉ドラン「アビャ!?」
スカサハ「少し落ち着くがよい、最初の試合は仕方ない次に真面な試合を行えば良いだろう」
姉ドラン「ッ――――~~~~・・・・!(何か明らかに言いたそうな涙目でスカサハをガン見」
スカサハ「――お主は格闘が得意なのだ上手く立ち回りを把握すれば良かろう?・・・それとは別に流石に私もあれは言い過ぎたと思っておる、ちょっとだけ」
姉ドラン「ぢょっどだげがよぉぉおおおおおおおおおおお!」
スカサハ「ちょっと大人げないと感じておるのだ、許せ次の試合も頑張るといい」

そう言ってそそくさと控室を出るスカサハであった。
尚姉ドランはウガーッ!っと叫んだ後「分かったわよ!やってやるわよ!こうなりゃ自棄よ!絶対優勝してギャフンっと言わせてやるぅ!ヴェッヘッハハァァァアアアアアアア!!!!」っと泣き叫びながら悶えていたとか何とか・・・

2018年
09月17日
23:16

974: エアロ

~貴賓席の隅っこ~

あまりの試合展開に、情報部首脳二人もわけが分からずとんらんしていたが、
平静を取り戻している。

ラカン「…先程は取り乱しました…」
ヤナーチェク「まぁ、ああいう場面はめったにありませんからな…」

<ピピピピ

ラカン「こちらホワイトキング」
<ブラックビショップ。
スタンド席の中ほどに貴族らしき女性を確認した。
貴賓席リストには載っていない
すでにそちらに映像を送信した>

ラカン「了解、ウォッチを続けろ。追って支持するまで行動はするな」
<ブラックビショップ了解した>ブツッ

映像を見ると麦わら帽子を目深に被り顔は見えないが、
周りに従者らしきものたちが従っている所を見ると、
貴族の子女なのは間違いなさそうだ。

ヤナーチェク「…ちょいと検索してみましょう」カタカタカタ

ヤナーチェクはデータベースに画像を添付し、解析する。
検索した結果、判明したのは…?

<DataSwallowAnalyzeSystem in Progres…Standing By…

Ark Of Domination DOMINATHION

アナライズシステム解析完了:
解析結果:【支配】のアーク ドミナシオン の 可能性 96:97%>


ヤナーチェク「…支配のアークだと…!?」
ラカン「やはり、レヴィ隊長が気になるのでしょうね。
あるいは、単に見物か…彼女はネロ・クラウディウスと特徴が重なります。
こういうイベントが好きなのでしょう」

二人は他にもおかしな事がないか、ウォッチを続けるのだった。

2018年
11月04日
00:30

975: MI4989 削除

~プリッツア、王城のどこか~

マルカ「今日は久しぶりに雷が命中しました、まる♪」

エリザ「……」ボロッ……
リオネール「J,,・ω・)ジーッ」

マルカ「あ、うさぎさん居たんだ。……もしかしてうさぎさんの防御を貫通できたのかな?」

マルカはなんとなくリオネールが傍に居ると魔法による攻撃がエリザにまったく入らなくなるのを知っているのだが、今日はどういう訳か魔法がリオネールが居るのにもかかわらず何故か命中している。

マルカ「これは……今すぐ確かめなくては!」

もし本当ならマルカはプリッツアで唯一、バリスタンのEMGシールドを貫通して魔法を当てられる凄い奴と成るのである!
そう確信したマルカは既に雷魔法に撃たれたエリザに向かって雷魔法を唱えた。

リオネール の リフレクター!

マルカ「え」

あろうことかリオネールは何故か反射シールドなるものを即座に展開し、雷をあらぬ方向へ「拡散して」飛ばした。
不均一に拡散しているのでいくらかは短い距離で消えており、それはマルカに当たることは無かった。

メルフィ「エリザさーん、リオ――きゃあっ!?」

近衛騎士「――そうなんですか」
シルビア「姫にも厳しく躾けさせるように言わなきゃなと思って――ぐはっ!?」
近衛騎士「おぉ……マルカはとうとう団長まで見境なく……」

マルカに跳ね返ることは確かになかったが誰かに当たったようである。

2019年
01月02日
01:00

976: エアロ

Chaos Army Side

~デスギガスター 中央軍港~

潜水艦隊による略奪・港への破壊・通商破壊を継続中の混沌軍。
しかし、AFEo、C21、どこの部隊からも損害の報告が多くなってきている。
先月の累計損失数は3000隻、ゆうに1個分艦隊レベルの膨大な数だ。
だが、混沌軍は有り余る資源を元に艦船や兵器の製造を無制限に続けており、
今日もドックからは完成した潜水艦が次々と出撃していく。
と言っても出港した端からワープしていくので大船団というわけでもない。

乗員の育成は?疑問に思われるかもしれないが、
最初に訓練した乗員カオスロイドの記憶データをコピーし、
後発製造の連中にそのまま適用していくだけで、
船員が促成製造できているわけだ。

<ねこじゃらしは晴れ ツァォニィマで雨アラレ
バリスタンは寝ていたか?
レモンがしょっぱい。
ボロペニュは榴弾を当てられて爆散してしまいましたとさ>ボォーッ シュッ

デルビン「…いっつも思うんやけど、
なんで味方の勢力圏内でも暗号使うてんねん、こいつら」ピッピッ
デルダー「癖やから染み付いてるんか、
それとも最初の乗員がそう教えられたからのどれかやな」カタカタ

港湾クルーのカオスロイド達は、
そんなことを話しながら今日も出港していく軍艦を見送る。


~デスギガスター 会議室~

尖塔の会議室。
混沌軍上層部は今日も会議を重ねる。
最近の懸念は魔境勢の襲撃だ。

奴らにはクリスマスもなければ正月もない。
自分たちのテリトリーを犯そうとした連中は、
根絶やしにするまで叩きのめすのが彼らだ。
宇宙全てを支配しようと目論む混沌軍はちょうどいい敵なのだ。
しかし混沌軍も闇雲に戦力を逐次投入しての消耗戦は、
流石に避けるようになってきた。
資源惑星での攻防(舞台裏>>961)からも見られるように、
採掘施設への襲撃に対してはまず資源を退避させ、
主力部隊の投入と遠距離砲撃によっての殲滅戦を行うようになった。
それにより殆どの資源惑星では魔境勢の攻勢に対して被害は抑えられている。
しかしながら襲撃の頻度は上がっており、アラームの鳴らない日はない。
といって、魔境勢をどうにかしようとしてもどうにもならないのが現状だ。
下手に彼らの領域に乗り込めば超新星爆発を起こされたり、
宇宙をまるごとコピペ書き換えされて艦隊が消されたり、
圧倒的殲滅力の超兵器群の餌食になるのがオチだ。


黒いテーブルにはクロウ、キスリル、レムス、
デルゴノフ、ヘリコニウスなどの面々が座る。
みなづきは出撃中、タイクーン豚は寝てる、
メルクーリオは研究室にこもっている(実はスプラトゥーンに熱中)ようだ。

紅茶やジュース、お菓子を食べながら一見和やかなミーティングに見えるが、
張り詰めた空気がその場を支配し、給仕係のカオスロイドやメイド型ヒュムは、
緊張や恐怖を顔の奥に隠しながら給仕している。


クロウ「…キスリル殿、いつまでプリッツアの騎士団長の弟子などと言っているつもりだ…?
しかも習っているのはケーキの作り方…【殺戮姫】の二つ名が泣くぞ」カチャカチャ
キスリル「貴様には関わり合いのないことだろう、提督
師匠に教えを受けている以上、弟子と名乗るのが当然だからそうしているだけだ。
それに、あのヴェルグの前で嘘など付けん…」ゴクゴク
レムス「まぁまぁクロウ提督、ケイオーガ様も不問に付すとおっしゃっております。
当分は大目に見ておきましょう。何事にも休息は必要です。それと…」スッ

そう言うとレムスはおもむろに赤と橙と黒に輝く破片を取り出した。

デルゴノフ「あぁん?何だソレは?
またどっかの遺跡から拾ってきたコスモスの破片か、騎士野郎?」モグモグ
ヘリコニウス「…興味深い…深く輝く黒い破片…
我々と同じ混沌の力ですね…それも、原石などではない、
何者かから取り出したかのような、重く、暗い意志を秘めたものですね」

レムス「ええ、これは…【侵食されたクリムローゼ】の破片です」

侵食されたクリムローゼ…混沌の力に侵され、破壊の化身と化したクリムローゼ。
コズミックアークは多大な被害を被り、撃破されたロイド・ヒュムも少なくない。
太陽のように明るく、ソラを翔けるみんなのヒロイン・クリムローゼ。
それが混沌の力を宿した場合どうなるか。


すべてを壊し、黒く焼きつくす破壊の化身となったのだ。


しかし、同じように黒い力に呑まれかけた少女・アイヴィス。
彼女が発明家コンビの助力を得て、クリムを助けだしたのは先日のことだ。

アーク全てのヒーローが参加した決戦の終盤、
侵食クリムの羽の破片がはじけ飛び、戦場の片隅に落ちた。
レムスはこれを見逃さなかった。
ポータルでワープし、誰も気づかない間に破片を回収したのだ。


デルゴノフ「まったく、前の騎士野郎もそうだがチートなワープだな。
で、その破片を使って何をしようってんだ?
このデスギガスターのレーザー砲の核にでもする気か?」
レムス「デルゴノフ、あなたの単純短絡な思考回路には敬意すら湧きますね。
「ザッケンナコラー!スッゾオラー!」ガッチャーン!
(無視)これを使い、あるものに再び命を与えるんですよ…」ピッ

デルゴノフの怒号もどこ吹く風。
レムスが指を鳴らすと床から大きなカプセルがせり上がってきた。
培養液に満たされたその中に入っていたのは…
初期型と思しきクリムローゼ型BD。
頭と体だけになりながらも、閉じたその眼の奥には深い殺意が眠る。
かつてケイオーガの使徒として君臨し、恐怖をもたらした【絶望】クリムローゼ。
ある戦いで敗北した後、【虚構】のアーク・ヴァルスナッチにいいようにいじくりまわされ、
飽きられて打ち捨てられていた。レムスはそのBDを密かに回収。
触媒を求めて探索を続けていたのだ。レムスは蓋を開けて破片を入れる…

「全く、いきなり我を呼び出して何の用事かと思えば、こう言う事とはな…」

そしてそのとなりから黒い玉が浮き上がってきたかと思うと、
形をなし、降り立った…そこにいたのは大きな爪と翼を持つ少女型ヒュム。

キスリル「…【絶望】…何の用でしょうか」
クロウ「アークがこのデスギガスターに来るとは珍しい…」

【絶望】のアーク・バフォグリーズだ。
ヴェルグことソルブレイズとの戦いでコアまで砕かれ、
レムスの術式により蘇ったが、力は往時の数十分の1しかない。
それでも、このBDに新たな生命と絶望の力を与えるには十分だ。

レムス「ではバフォグリーズ様、術式を書きますので力を流し込んでもらえますか」カリカリ
バフォ「全く、仕方ないな…」ミョンミョンミョン

力が流れこむに従い、侵食の破片は培養液の中で段々と形を成していく。
その形は…そう、侵食クリムのものだ!


クロウ「これは…絶望と侵食の力の融合か…!」
キスリル「素晴らしい物が出来そうね…」
ヘリコニウス「…ちょっと離れておきますか…(サササッ」
デルゴノフ「いかがわしいことしやがって…だいたいだなぁ」

ピシッ バァン!(迫真

突如割れるカプセル!特に意味のないガラス片がデルゴノフを襲う!

デルゴノフ「ンダットゴルァー!ナンデジャー!」
実際怖い!モータル市民なら失禁確実!
カプセルのあった場所には、黒いボディと橙色の羽、
金髪ながら橙色が入った髪をしたヒュムが立っていた…(画像

「今の私はもう…ヒュムじゃない…イマジネーションに上書きされた…」


破 壊 の 化 身 ! ! !


そこに立っていたのはもう絶望クリムローゼではない。
絶望と侵食の力を共に宿した破壊の化身

イ ク リ プ ス ・ ク リ ム ロ ー ゼ ・ デ ィ サ ピ ア !

Eクリム「アッハッハッハ!」ビューン!

Eクリムは会議室の窓を破り、レルムの大地へと飛び出していったのだ!

レムス「予想以上ですね…さすが絶望のアークの力…」
キスリル「面白い…競争しがいのある…」
クロウ「戦力としては一人だがな…しかしすさまじい暴れぶりだ…」

モニターにはEクリムが笑いながら暴れる姿が映る。
カオスロイド、デーモン、ヘレティック・アスタルテス、モンスター。
右手のカタストロフブレードや背中のクリムノヴァで

斬り、焼き、叩き潰す。

レルムの空は一層激しく燃え盛る。
蘇りし破滅の天使の輪舞曲はいつ果てるとも無く続くのだった。

【INFO】侵食クリムを混沌軍仕様にて実装しました

2019年
01月07日
18:04

977: レヴィドラン

~ARMSスタジアム~

対生物用フルメタルミサイルや機関砲でメガギラスの逃走を阻止しようとする飛行部隊だが、メガギラスは巧みに回避し上昇を試みていた。
だがそうはさせないとFPSF飛行部隊は攻撃を続けていた。

メガギラス『キァァァアアア!』

埒が空かないと、周辺を飛行しているガンシップに狙いを定めようとした時であった。

メガギラス『―――』

突如、明らかな強者の視線を感じた。今までにない速度で視線を感じ取った方向に振り向くとそこには赤い槍を二つ持つ女性と赤い装甲とツインデュアルアイのロボットであった。

 


姉ドラン『スカサハ、相手はかなりの速度で飛んでるけどどう対処する。ってのは聞かない、アレあんたの住んでた場所にいた?』
スカサハ「いや、あのような幻想種は私でも見たことが無い、あの2対角の龍もだ」
姉ドラン『・・・そう、けど明確な目的があって何処かに行こうとしてる、これは確定ね』

大型ビームサーベルを展開し、メガギラスを睨みつける姉ドラン、怪物の足にはレヴィが捕まっており未だ眠った状態だ。何故レヴィを浚おうとするかは理由は不明だが今逃がしてしまえば確実に行方を眩まされてしまう。それだけは確実に避けなければならない。

メガギラス『――――!』

ガンシップリーダー<ッ!アタッカー1から全機、目標が市街地に向け逃走!繰り返す!目標が市街地に向け逃走!送れ!>

姉ドラン『逃がさない・・・・スカサハ、先行して出来るだけ建物の屋根を伝っていくわ』
スカサハ「ああ、承知した」

~市街地~

市街地ではARMSスタジアム周辺の住民の避難誘導をしている最中であった。
ふとそんな人混みの中ある羽音が一瞬聞こえる誰もが、頭上を見上げるが何もないそのまま視線を戻そうとした時に何か巨大な虫と足に誰かが捕まれているのを次々と人々が目撃しざわめいていた。
そして遅れてFPSFのガンシップがその後を追跡している。
その光景を姉ドランは見つつ建物の屋上を伝いながらメガギラスを追う。

姉ドランo0そこまで騒ぎになる程、じゃないわね…直接市民とかに手を出してる訳じゃないのが幸い・・・って言える状況じゃないわね私達からすれば・・・!
スカサハ「マスター、そろそろ追いつく頃合いだ」
姉ドラン『可能な限り迅速にレヴィを取り戻すわよ、近接型ファンネルで援護するわ』
スカサハ「まかされよ」

スカサハは屋上からそのまま建物の壁を先程よりも早い速度で走りメガギラスに接敵を試みる。メガギラスもそれに気づき両爪をカチカチならし威嚇する。

スカサハ「―――」
メガギラス『キュアアアアアア!!!』

紅い槍をメガギラスの足の関節部分に狙いを定め壁から跳び貫こうとするが、素早く両爪で弾き返す。反動で飛ばされたスカサハだが姉ドランがアイオス形態の近接型ファンネルが足場の代わりとなりフォローする。
残りのファンネルもメガギラスの羽を切り裂こうと迫るが素早い移動で回避する。

スカサハo0早々簡単にはいかぬか、マスターの姉が捕まってるという事もあるが・・・だが"動きは見えてきた"
姉ドランo0咄嗟に土台にしたけど、器用なものねでも肝心の巨大な昆虫の動きも何となく読めてきた

メガギラスの動きを把握してきたのか二つの紅い槍で左右に建物がある時にすれ違い様に突き、切り裂き僅かではあるが攻撃が当たるようになって来た。
さらに近接型ファンネルによる援護もあり、確実にダメージが入りつつあった。
だが狙いは撃破ではなくレヴィの奪還故に足の関節部を集中的に狙う。
さらに時間も限られていた。

姉ドラン『スカサハ、このままのルートだと自然区に入るみたい、私達は問題ないだろうけどFPSFからすれば話は別よ、一気に決める!外さないでね?』
スカサハ「ああ、外しはしないさ」

そう言葉を交わし二人は跳ぶ狙いはメガギラスの足関節、一つ目はスカサハの投げた槍が誘導弾のように迫る。当然ながら羽を振わせ誘導を狂わそうとするメガギラスだがミサイルと認識したのが致命的だった。

ギュイン!

メガギラス『キュアアアア!?』

絶対に逃がさないかのように曲がり足の一本を貫き、レヴィを掴んでいる足のバランスが崩れそうになり慌てて持ちなおそうとするが―――

姉ドラン『漸く隙を晒したわね』
メガギラス『!?』
姉ドラン『吹 き 飛 べ ク ソ 虫』

ゴッ!!!

メガギラス『ゴ、キェ・・・!?』

其処にすかさず蹴り飛んだ姉ドランがメガギラスの横っ面に全力で殴りその勢いで拘束から外れたレヴィを空いている手で掴み抱きかかえる。後はメガギラスを殴り飛ばし、FPSFに保護させれば守りは安全の筈、そう考えつつメガギラスから離れようとする。

ガシッ!

姉ドランo0ッ!コイツ、まだ・・・!『くっ・・・!』
スカサハ「マスター!」


殴り飛ばされる寸前に姉ドランの足を掴み逃がさんと言わんばかりにその目が此方を睨みつけていたのだった。咄嗟に姉ドランはビームウィップを展開しレヴィを抱きしめ自身ごと巻きつけ離れないようにした。そのまま殴り飛ばす際の衝撃に引っ張られながら自然区に吹き飛ばされるのであった。

【INFO】続きはまた後程

2019年
02月19日
22:32

978: エアロ

Chaos Army Side

~デスギガスター クロウの執務室~

今日もクロウは執務室で各艦隊の指揮を執る。
新兵器も投入し、混沌軍の通商破壊作戦は続く。
だが比例するように魔境勢の襲撃頻度も上がってきている。
対シュヴェシイナレーダーやセンサーを増設してもなお、
彼女らの動きを完璧につかむのは難しい。

クロウ「・・・作戦の進捗は?」
デルビン「現在α、β、δ、ε、ρの各宙域で作戦続行中。
目下目標量の資源を強奪完了し、資源惑星に貯蔵しとります」
デルダー「それに比例して襲撃による損害も増えてきとります
υ、б、Д艦隊が損害を出して基地に引っ込んどります」

クロウ「修理中を狙われるのはマズイ…各潜水艦基地に増援を出せ
万全の体制で襲撃を防ぐのだ。
一つでも艦隊が欠ければADFへの大攻勢が出来なくなる
弱らせてから一瞬で手足をもぎ、首を跳ね飛ばしてやるのだからな」

デルビン「了解です。各艦隊に通達、潜水艦基地に敵の襲撃が予想される
可能な限りの増援を派遣せよ。繰り返す…」

潜水艦基地への増派の指示を出し、クロウは椅子に座る。

モニターには混沌軍の支配領域と艦隊進出星系が映る。
数十万隻・100以上の艦隊を抱えるだけに、
宇宙のあらゆる所に派遣されているのが見て取れる。
レルム、デスギガスター防衛艦隊ですら、3個艦隊7万5千隻である。

クロウはモニターの薄赤い領域に目をやる。
ここは昨年に占領し、ADF本部侵攻の前線基地にしようと目論んでいた、
ADFの辺境星域である。
しかし、いつの間にやら青いブロックが2つに増えている。
これは占領し返され、取り戻されたことを意味する。
クロウはむっつりしながら回答を求める…


クロウ「…例の辺境星域の方はどうなっている?」ズズーッ
デルビン「はっ、予想通り昨年12月からADFの攻勢が始まっとります
すでにネプティス、カッファーは取り返され、駐留艦隊は退却を完了しとります
現在はリューゲンで足踏み状態ですわ」ピッピッ
デルダー「奴らの手口はまず海兵隊で切り込んで主要拠点を占領、
しかるのち主力艦隊が制圧するというものでんがな。
恐らく海兵隊は司令であるクォンタル中将が直々に指揮しとるだろうと思われます
恐るべき突撃速度でコッチの対応が間に合わへんかったんですわ…」カタカタ

クロウ「過ぎた事は致し方あるまい。
リューゲン駐留艦隊及び駐屯部隊には死守を厳命。
弁明があれば死んでから聞くと打電せよ。
シャンプールまで到達されてはもう防ぎようがないぞ」

デルビン「アイアイサー…」トントンツー ツートントン

死守命令を出し、クロウは紅茶をすすりながらこれからの展望を考えるのだった。

【INFO】潜水艦基地に増援が派遣されました

2019年
02月22日
09:36

979: MI4989 削除

~ダスド衛星軌道 高度30000kmくらい~

「デブリ拾いが手軽にお金を採れるお仕事っていうのはここでも変わらなかったから食いつないで行けるかな」
「ちゃんと集めなきゃダメだけどね」

シールド装置の調子を見ながらデブリ帯に突っ込み、トラクタービームでシールド効果面に溜まったデブリを吸い寄せ、素材毎に分けられたダンプに拾ったデブリを手作業で選別して詰め込んでいく。
そんな作業を耳が尖ってる女達はせっせと行う。ぼろい宇宙船を動かして今日も彼女達はデブリを拾い集めて行く。

「今日は戦闘があったのかしら、なんかデブリが多いわ」
「儲けもんだね!」
「でもまた前みたいにストライクしちゃったらやだなぁ……」
「ユンユン、あっちに大物があるよ、あれを解体しに行こうよ」
「この船は300tしかないからだめ」
「ちぇっ」

船の中ではデブリの中から使えそうなものを拾うという作業が行われていた。基本的にはサイコブースターを装備した者がざっと見てそれっぽい形のものを拾い集める、というもの。
この時に拾い集めるのは何にも当たらなかった銃砲弾の弾頭、空薬莢、ENパック、武装、弾薬、道具、なんかの装置類だ。
ENパックはエネルギーが残っていればそのまま船のENタンクに移すし、まだ使えそうならそのまま使えるという当たり物品だ。

「細かいデブリが多いなぁ……」

それときちんと素材毎にもう一度分けるのも船の中で行う。
素材毎に分けられたら今度は金属デブリを熔かして金属インゴットへと加工する工程へと移す。
デブリはそのままダスドの業者に売ってしまうのが多いが金属インゴットは魔境の住民との取引における通貨として使われることが多いのである程度は必要なのだ。
クレリアンが作ったものを購入した化学製錬炉や熱製錬炉を駆使して合金を純金属へと分離してインゴットへと加工していく。


「たまには地上に足を付けたいわ……」
「でもこの土地の言葉話せるのユンピャーしかいないからいつも地上に行くの嫌がるじゃん」
「そうなんだけど……」

ふと惑星へと目を向けて地上に降りたいと言うものの、言語の壁が思いの外キツイ。交流が少ない種族あるあるの話だがこれが意外に面倒くさい。
この姉妹は文字と文章をデブリから触れていたり、船の中での暇潰しにネットサーフィンしているのもあって言語は分かるのだがそれで話せるかは別の話。

「というか皆も話せるようにして?」
「絶対セクハラされるし***に勝てないからヤダーっ!」
「母国語でもかみゅっ、噛むから人前で話したくない」
「耳をネタにされそうだからやだなぁ……」
「(ゲームの)イベントを消化しないと……」
「外出する時に着る服が無いからやだ」
「花粉症が酷いから嫌」

「見ず知らずの女にお触りするのってレアキャラだからね!? 多少噛んだくらいじゃネタにもされないから!? というかシュヴェシィナっていうもっとネタにされる部位が多い種族が居るけどあんまりネタにされてないから!? おまえはもうちょっと現実に関心をもってよ!? 外出する服が無いなら光学迷彩使えば良いし、というか常にビキニ水着姿のシュヴェシィナがいっぱい居るからシュヴェシィナのコスプレすればいいよ!? ダスドにスギ系裸子植物は生えてないから!? というか私のツッコミ長過ぎっ!」

2019年
02月28日
07:58

980: エアロ

Chaos Army Side

~デスギガスター クロウの執務室~

その日、クロウは憂鬱だった
紅茶が冷めていた?
付け合せのケーキがまずかった?

…どれも違う。

ここ数年、手塩にかけ育ててきた潜水艦隊。
そのうち、実に3個もの艦隊と数カ所の補給基地が…

完 膚 な き ま で に 叩 き 潰 さ れ 、
全 滅 し て し ま っ た の だ !

(攻撃状況はこんな感じ↓
エスコン7 敵艦隊強襲

映像には様々なものが映る。

潜水艦ドックに雨あられと降り注ぐ爆弾。
火を吹いて落ちていく味方機体。
誘爆する燃料パイプライン。
洋上プラットフォームも構造物中核にLASMやJDAMを打ち込まれ、
対空兵装もろとも崩れ落ちていく。
残ったのは燃え盛る基地の残骸。


クロウ(おのれ・・・魔境の連中め・・・!
なぜことごとく我々の邪魔ばかりしてくるのだ!
こちらから攻めようがないというのにはもううんざりだ!)

イライラしながらクロウは執務室をウロウロする。
常日頃の冷静沈着な混沌軍総提督の姿はどこへやら。
予想外の損害に彼は冷静さを欠いていた…

そこへ通信が入る。

デルビン「あ、提督 ケイオーガ様から呼び出しです
幹部全員魔城の謁見室に集まれとのことです」

クロウ「…ああ、了解した、すぐに行く
シャトルを用意せよ」

すぐにクロウはドッキングベイからシャトルに乗り込み、
魔城へと降りていった…


~混沌の魔城 謁見の間~

そこは一見なにもないような空間。
しかし見渡せば、無数の柱があり、混沌軍の旗がいくつも翻る。
その下には赤い服をきたプレトリアン・ガードが何人も不動の姿勢で並ぶ。

中央にはケイオーガの座す超巨大な玉座がある。
(ファーストオーダーのスノークの謁見室の114514倍あると思ってください)

幹部たちが久々に勢揃いし、ケイオーガの前に跪く。

ケイオーガ「幹部たちよ、久々にあえて嬉しいが…
まずは残念な奴がいることを告げねばならぬ」

そう言うとケイオーガは手をすっと動かす…

クロウ「ぐぅっ…(バゴン!)ぐわっ!(ガゴン!バシン!)ガハッ・・・!」
ピンボールのようにその場でボヨンボヨンされまくってクロウはのたうち回る。
(Ep8冒頭のハックス将軍の如く、ピンボールにされました)

ケイオーガ「クロウ、貴様の優秀さとこれまでしてきた努力、
余は大いに賞賛しておる
じゃが、此度の艦隊の殲滅は少々、汚点というには大きすぎる。
しばし、艦隊を休ませ再編を急ぐように」

クロウ「…申し訳ありません、ケイオーガ様…
直ちに艦隊を再編し、準備を整えます故、何卒、猶予を…」ヒラニヒラニ

ケイオーガ「わかっておる。時間も金も資源もある。再編を急ぐように」

次にケイオーガはキスリルに向く。
ケイオーガ「…キスリル、弟子入りするのは構わぬ。
お菓子を作りたいというそちの気持ちもわからぬではない
だが、そちは”殺戮姫”、余の意志を体現するものとしてこの世にあるのだからな。
ゆめゆめ忘れるでないぞ・・・?」

キスリル「はい、我が主よ…」

キスリルは神妙な面持ちで頷くのだった。
翻って次はデルゴノフ


デルゴノフ「あ、ケイオーガ様…何分」
ケイオーガ「ダ マ ラ ッ シ ェ ー !
何回やられれば気が済むんじゃボケガァー!
いい加減学習しろこの単細胞~!」
デルゴノフ「アイエエエエエエエ!?ごめんなさい~!」ドゲザ!


無慈悲!デルゴノフにはきっつーいお灸をすえ、今度はメルクーリオに向く。

ケイオーガ「あ、メルクーリオちゃん、研究は進んでるかね?
スプラトゥーンやり過ぎはイカンよ~?でも後でまたナワバリバトルしようね~」

メルクーリオ「うん!やろ~やろ~(ケッ、このエロオヤジうぜぇ…」

甘々である。
兵器開発で業績を残している点もあるが、
どうも女の子には甘いケイオーガである…

…なんというか、クロウ以外は雑談である。

【INFO】たまにはケイオーガもしゃべりたいようです。

2019年
03月24日
23:27

981: レヴィドラン

~自然区 どこかの森林エリア~

姉ドラン「ッ・・・・ここは、自然区の・・・どこか・・・ッ!レヴィは!」

巻き添えされるように自然区に飛ばされた姉ドランは身体を起こし状況を整理するなか、腕の中にレヴィがいないことに気付き慌てて周辺を確認すると少し離れた所に横たわるレヴィがいた。直ぐに立ち上がりレヴィの元に駆けようとするが右足に痛みを感じ確認すると怪我をしているが目に入った。

姉ドラン「いっつ・・・今はレヴィが無事か確認しないと・・・ね」

右足を引きずりながらもレヴィの元につき、すぐさま怪我が無いか確認する。特にこれといって怪我はなく擦り傷程度のようだ。それを確認し、素早くお腹周りの服の布を引きちぎり右足の傷口部分に包帯代わりに巻いていく、時々痛みは感じたがこの程度は我慢できるので気にせず巻きつづける。しないよりかはマシだ。

姉ドラン「これでっと・・・よっと」

レヴィを抱きかかえ、周辺の状況を確認する。頭上を見上げれば穴ができたかのように一部木の枝が折れているのが確認できた辺り余程速い速度で落ちたのが理解できた。そして僅かに垂れる緑色の液体からメガギラスはまだ近くにいる可能性がある事も理解した。

姉ドラン「―――」

静かにIMSエクストリームガンダムを部分展開、周辺の警戒を高める、FPSFが来るまでの間時間稼ぎが出来ればまだ凌げる可能性はある。だが―――

・・・ブゥゥン・・・・

姉ドラン「流石に、厳しい―――かなぁ!!!」
メガギラス『ギィィイイ!』

僅かに聞こえた羽音を頼りに脚部を格闘進化させ一気に振るう。それと同時に強い衝撃を感じ取りそれがメガギラスだという事が分かったのだ。
右翼に僅かな傷があるが容易に飛んでいる所を見て僅かな傷では飛行に支障が無いようだ。

姉ドラン「いい加減、執念深すぎるって―――」

メガギラス『―――キィ』

姉ドラン「ッ・・・!?」

後少しで押し飛ばせそうな所でメガギラスがそれを待っていたかのように嘲笑ったように見てた。姉ドランは明らかに狙っていると考えるまでもなく直感で後ろにステップで距離を取る。

ズリィ・・・!

姉ドラン「あづっ・・・!」

腹部に激痛を感じたが、今は距離を稼がなければならないと全身が危険信号を放っている感覚に襲われる姉ドラン、それを余所にメガギラスは再び羽を高速で羽ばたかせ姉ドランの視界から消えた。

姉ドラン「またっ・・・!けどさっきと同じ―――」

再び迎撃するため構えようとする姉ドラン、だがその刹那―――

ドクンッ・・・!

姉ドラン「よぅ・・・!?!?」

身体の異変を彼女に襲い掛かって来た。当然全身が麻痺するような感覚に転倒を気合で避ける為両膝が着くしかしそれ以降まるで体の自由を奪ったかのように動けなかった。

 

姉ドラン「あ・・・・かぁ・・・・!」o0何、よこれ・・・!何で、から、だが・・・!!ッ!

その時腹部を掠めた時姉ドランはメガギラスが先程までいた場所に僅かに電気を発した液体が数滴落ちているのが目に入った。同時に確信した。

姉ドランo0異常なまでに強力な麻痺毒・・・・!掠った程度で・・・・!

直撃は避けたがその僅かな傷程度でこれほどまでに体の自由が聞かなくなるのは驚異の一言である。何より今の姉ドランは完全に無防備であった。

姉ドランo0拙、い・・・!体が動かない上、完全にヤツ(メガギラス)を見失った・・・!今不意を突かれたら・・・!


【死】その文字が頭を過ったが、同時に自分が死んだらレヴィがどうなってしまうのかも頭を過ぎる。

姉ドラン「ぐ・・・ぎ・・・・がぁ・・・・!!」o0こんな所でくたばる訳にはいかないっての・・・・!

歯を食いしばり強引に身体を動かそうと全身に渾身の力を籠める姉ドラン、しかし現実は非常なのか視界にはこちらに尾の先の針を向け一直線に突っ込んでくるメガギラスの姿が見えた。恐らく確実に仕留めに来るつもりだ。

姉ドラン「―――あ・・・・あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!!!!!』

出来る限りの声を出し腕を僅かづつではあるが動かしそれを防ぐ為手を突きだし広げる。仮に腕がつぶれようが構わないメガギラスを捕まえる事が極僅かな可能性だったとしても、激痛で麻痺が収まるならば一向に構わなかった。

メガギラス『キィィイイイ!』
姉ドラン『あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ぁぁぁぁあ"あ"!!!!!!!』

後少しで直撃するその時だった。姉ドランの前に誰かが現れそのまま―――


―マスタァァアアアアアアアアアアアア!!!!―

ドスッ!ブシュッ!

「ゴボッ・・・!!」
姉ドラン「―――え・・・・ぁ・・・?」

突然聞こえた叫び声、その直後姉ドランを庇うようにメガギラスの前に立った誰か、その直後には背中に突き出た黄色い液体そして針、その際飛び散った血が姉ドランの顔に飛び散る。その誰かが姉ドランが一番理解していた。

 


姉ドラン「ス・・・・カ・・・・サ・・・・ハ・・・・?」

スカサハ「ゴホッ!ゲホッ!ま・・・ったく・・・世話が・・・掛かる・・・マ、スター・・・だな」

 

口から血を吐きつつ微笑みながら振り返ったのは、姉ドランのサーヴァントスカサハであった。


【INFO】続きはまた後程

2019年
04月14日
22:08

982: レヴィドラン

姉ドラン「え・・・え・・・?」

突然の事に茫然としてた姉ドランだったが、段々とどういう状況なのか理解し、スカサハが庇ったのだと分かり若干麻痺も和らいだため何とか口を開く

姉ドラン「な、んで庇った、のよ・・・!」
スカサハ「当然・・・で、あろう、本来サーヴァントとは、マ・・・ゴフッ・・スターを、護るべき存在・・・だっ!」

メガギラス『キアァァァァ!?』

右手に持つ槍でメガギラスを打ち飛ばし、その際三つの妙な文字が書かれた石を投擲する。メガギラスは何本か木をへし折る勢いで飛ばされ続けかなり大きめの木に激突する。同時に投擲されていた三つの石は淡い光を発しメガギラスを閉じ込めるように四角形の光の壁が展開される。

メガギラス『キァ!?』

突然光の壁に閉じ込められ、突進や爪、尻尾の針で突破を試みようとするがどれもビクともせず傷一つ付けられないだが獲物(レヴィ)を逃がす訳にはいかないと飛ばされる前の場所を見る。致命傷故動けない筈が―――

メガギラス『―――』

だがそこには誰も居なかった。あの一瞬で逃れ、振り切ったと言うのだろう。だがそれは同時にメガギラスの逆鱗に触れるのも同様であった。

メガギラス『■■■■■!!!』

凄まじい咆哮と共に突き破ろうと暴れ出し周辺に凄まじい音を響かせるのであった・・・

~自然区 先程の交戦エリアから離れた場所~

ポタポタと、自然の音に混ざって聞こえる滴る音、それはスカサハの貫かれた心臓の部分から垂れていたのだ。
スカサハは木にもたれ掛かり今にもその命の灯は消えかけていた。

姉ドラン「スカサハ、アンタ何で、何で・・・!私を庇ったのよ!」
スカサハ「先程も、言ったで・・・ゴホッ・・・!あろう・・・マスターを守るのがサーヴァントの役目、だ・・・と・・・それ、にマスターよおぬしは腕を・・・失・・・う覚悟、で彼を守ろうとしたのだろう・・・?だがな、掛け、だった・・・はず・・・」
姉ドラン「確かにそうだったかもれしれない・・・・!だから―――」
スカサハ「馬鹿者・・・そこで、私を・・・サーヴァントを盾にすれば――」
姉ドラン「仲間当然のヤツを人盾になんて出来る訳ないのよ!いい!もいい!喋るな!それ以上は・・・・!今何とかして治療を―――」

必死に治療しようとする姉ドランを見てスカサハは理解した、自分はとてもマスターに恵まれたのだと、故に自身に蝕んでいる呪いを今明かすべきだと決意がついた。

姉ドラン「くそっ・・・!くそくそ・・・!出血が止まらない・・・!こっの・・・!止まれ、止まれって・・・・!」
スカサハ「ゴッホ・・・ゴフ・・・!マスター・・・私の話を――」
姉ドラン「黙ってなさいよ!喋らないで出血が酷く――」

スカサハ『ワシの話を聞かないかたわけ!!!』
姉ドラン「あぐっ!?」

話を遮るようにスカサハが姉ドランの首元を掴み引き寄せる。不思議と、スカサハは迷いが無かった。彼女自身、己の身体がどのような状況なのか分かってるからこそなのだろうか、それとも・・・

スカサハ「ッ・・・ぐぅ・・・!よく、聞けマスター、私には決して剥がれない呪いがある」
姉ドラン「呪、い?」
スカサハ「ああ、言ってしまえば不死と言えばいいだろう・・・いわば不老不死、死なぬという事だ・・・」
姉ドラン「それって・・・一体、どういう・・・」
スカサハ「そう、さな・・・私は"元々死んでいない"という訳だ・・・」
姉ドラン「っ・・・!け、けどどうしてサーヴァントに・・・!」
スカサハ「―――ここは私にとっては、異世界だからだろうな・・・だが同時に問題もあった、"受肉した事"だ。あぁ、何か言いたそうだがまだ話を聞け、本来サーヴァントとは英霊として召喚されるもの・・・受肉は聖杯を使えば何とかなる、がな・・・原因は分からぬが、同時に私にとって危険な事でもあった。」
姉ドラン「危険な、事?」
スカサハ「ああ、私自身が特異点に成りかねかった事だ。」
姉ドラン「―――」

その事実に姉ドランは口を開こうとした何でそんな事言わなかった!っと、だが言葉を発する前にスカサハに人差し指で口を押えられる。

スカサハ「如何にも言いたそうな顔・・・だ・・・だがな、最後まで聞け不死の機能は始めから稼働してる訳ではなかった。故に一つだけ対策が・・・マスターよそのような顔をするでない、私とて覚悟は出来ていたのだ。」
姉ドラン「ッ・・・!ッ・・・・!」
スカサハ「―――言わなくとも理解したようすだが、あえて言おう私が"死ぬ事だ"・・・・まったくそんな顔をするな」
姉ドラン「だって・・・!そんなの、あんまりよ・・・!偶然だったのかもしれないけど、けど!こんな別れ方は―――」
スカサハ「嫌・・・か?まぁ、確かに色々な物を見たり、楽しんだりしたのだ。こんな理不尽な別れ方なんぞ嫌なはずだ。ゲホッカハッ・・・!・・・・ッ・・・ァ・・・」
姉ドラン「スカサハぁああ!!ダメ!目を閉じたら…お願い!もう、それ以上は―――」

頭がぼんやりとして来たのか何を言ってるのか聞こえにくくなる中涙を流しつつ必死に声を掛ける姉ドランの姿にスカサハは何処となく安堵を感じ取る。

スカサハ「―――嗚呼、や・・・はり、私・・・・は運が・・・良か、った・・・の、だな・・・なぁマ・・・スター・・・頼・・・みが・・・あ、る。」
姉ドラン「・・・・・言って」
スカサハ「ど・・・う・・・・か・・・私と、いう・・・命が・・・燃え尽きるまで・・・看取って・・・く・・・・れ・・・・・ぬ・・・・・か・・・」
姉ドラン「―――」

何も言わず静かに、スカサハのすぐ隣に座り、その手を優しく握った。涙は流すも決して声には出さず。これが彼女の望みだというのならば答えるまでだ。

スカサハ「・・・・・ぁ・・・・り・・・が・・・と・・・・マ・・・ター・・・・」
姉ドラン「ッ・・・・」
スカサハ「マス・・・・・・ター・・・・お・・・ぬし・・・の・・・・弟・・・か・・・な・・・ら・・・ず・・・・・守、れ・・・・よ・・・・」
姉ドラン「――――ええ、当たり前よ」
スカサハ「―――」


最期にその言葉を聞きスカサハはそっと瞳を閉じる。これが死なのだろうか・・・否、あるべき世界に還るだけなのだろう。だが久方ぶりに感じた物があった。あるべき世界ではなかったハッキリとした感覚が残っていた。


―久方ぶりの痛みだ・・・・だが、悪くはない、のぉ・・・―

姉ドラン「・・・・ぁ・・・・」

手から感じる僅かな温もりが消え思わず横を見るが誰もおらず残っているのはこの世界で作ったのであろう紅き槍のみ。声は出ず涙が流れ続ける。だが最期にスカサハが残した言葉を思い出す。

姉ドラン「レヴィを必ず守れか・・・」


静かに隣の木に横たわっているレヴィを見る。そうだ、今守れるのは己だけなのだ。だが、メガギラスはこの森の中でも圧倒的速度で飛びまわる。それを追いきれるのだろうか・・・

姉ドラン「手は・・・何か、手は・・・!」

ふと己を手を見る其処には今にも結晶が砕けそうなのよう消えかけている令呪だがまだ完全に消えかかっている訳ではなかった。そして不意に思い出す。かつてスカサハと出会った時の事を

姉ドラン「―――まだよ、まだ、手はある」

素早くエクストリームガンダムの右腕を部分展開、格闘進化に変化させビームウィップを展開した。


姉ドラン「奇跡が起き・・・・いいえ、奇跡を強引にたたき起こす!」

【INFO】続きはまた次回

2019年
05月12日
23:45

983: レヴィドラン

森林に響き渡る高速で地面を裂く音が響く、姉ドランが嘗てスカサハを召喚した際の陣を再度エクストリームガンダムを、右腕部だけ展開しビームウィップで描いていたのだ。

姉ドラン「よし、後は・・・溝にエネルギー変換した液体を入れれば――」

一瞬近くの木の傍に横たわるレヴィを見る、アイオスのシールドビットで万が一メガギラスがあの結界を突破した際にレヴィがまた浚われないよう阻止するために展開している。だがそれでも油断はできなかった。

姉ドラン「今はこっちが優先・・・!」

液体を入れ終え、砕け散りつつある手の令呪を陣の前に向けると、あの時と同様に光を放ち始めた。そして姉ドランはあの時脳裏に浮かんだ言葉を紡ぐ

姉ドラン「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。手向ける色は”蒼”
降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。繰り返すつどに五度。ただ、満たされる刻を―――」

だが、神経を集中してたが故にそれに気づくのにほんの一瞬遅れてしまう。

ブゥン・・・!

姉ドラン「―――ッ!しまっ―――ガハッ!?」

次の瞬間には腹部に何かが突き刺さりそのまま貫通した。確認してみると先程見覚えのある針、後ろを確認しようとするも一気に意識が朦朧となり始める。
先程の麻痺がまだ僅かにのこっていたのかあるいは・・・しかし現状でハッキリと理解できる事があった。

姉ドランo0やば・・・これ、私・・・死ぬ・・・・

 

死、それを確信してしまう、覚束なくなる足元そして体に込める力が徐々に抜けていくだが即座にスカサハの言葉を思い出す。

― マス・・・・・・ター・・・・お・・・ぬし・・・の・・・・弟・・・か・・・な・・・ら・・・ず・・・・・守、れ・・・・よ・・・・ ―

姉ドラン「・・・・っ・・・ぁ・・・!」

瞬間心の奥底にある何かが燃え滾るように燃え出す。そうだ、こんな所でくたばる訳にはいかないならばこの体が傷つこうとも、体の一部が破損しても彼を、レヴィを必ず守ると決心したのだ。

姉ドランo0イク、ス、起きてる・・・・?
=ああ、ハッキリと=
姉ドランo0アンタに・・・私の身体のコントロール一旦全部任せる。詠唱の続きのサポート、お願い
=・・・・承知した=

刹那姉ドランの片目が銀色に変わる。そして倒れかけた態勢から何事も無かったかのように詠唱の構えを整えた。そしておぼろげながらも噛みしめつつ再び詠唱を始めた

姉ドラン「ッ・・・!く、繰り返すつどに五度。ただ、満たされる刻を破却する
――――告げる。」
メガギラス『ギィ!?』
姉ドラン「汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ
誓いを此処に。我は常世総ての善と成る者、
我は常世総ての悪を敷く者。
されど汝―――」
メガギラス『キィアアアアアアアア!』
姉ドラン「オッゴ・・・・!?」

これ以上の詠唱を阻止するかのように姉ドランの首をその両爪で掴み真面に喋らせないと力を籠めていく、声を出すどころか、呼吸すらも厳しくなっていく、だが姉ドランの心は燃える炎の如く、決して止まらなかった。

姉ドランo0イ、ク・・・・ス・・・!
=・・・ああ=

姉ドラン「されど汝は我が後代の死の宿命を討つ剣と参るべし
汝、我が後代の結末に抗う物、我は汝と絶つ事なき絆を繋ぎし者・・・!」
メガギラス『!?』

これでも阻止が出来ないと驚愕するメガギラス、既に陣の光は臨界にまで達していた。

姉ドラン「汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ―――」
メガギラス『―――!』

これでは間に合わないと判断したメガギラスは爪による圧迫を止め噛みつきで首を食いちぎろうと姉ドランの喉に噛みつき一気に首を引っ張ろうとするが――

姉ドラン「天秤の守り手よおおおおおおおぉぉぉぉぉぉおおおお!!!」

先に姉ドランの詠唱が終わりを告げ、何かが召喚され始める。メガギラスはこれ以上は危険を判断し噛みちぎるのを断念、そのまま距離を取った。
それを見て姉ドランは理解する、召喚が成功した。しかし彼女自身の意識も限界に近かった。だが砕けかけていた令呪が再生するように輝いてるのをみる辺り成功したのだと、分かった。

姉ドランo0ははっ・・・ダメ元、だった・・・・けど・・・案外うまく、いく・・・の・・・ね・・・

地面に倒れる寸前誰かが姉ドランを支える。閉じかけた目蓋を開くとそこには白いローブを被り、背中に光り輝く紋章がある黒髪の少女と同様に桃色の髪の少女と金色の髪の少女、そして何故か未来チックなロボが慌ててこちらに駆け寄る姿が見えたのだった。その時意識が途絶える寸前ある事を思い同時に黒髪の少女が何か言っていた。あと何かロボっぽいのも

「召喚に応じました。状況は聖杯から送られてきた情報で理解しています。後は私達にお任せを、マスター」

『聖杯からマスターを守れば現地調達での飢えを凌がすに済むよと言われて見てみればマスターが瀕死ってどういう事ですかー!?お気を確かにしてくださいマスター!というか先程までフォーリナーちっくな反応してた辺りそれがマスターを瀕死にした元凶!許せません!ふぉ、げっふんげっふん!ランサー!出勤!デス!マスターは私、ああ違いました私達が守ります!』

姉ドランo0手持ち・・・からして・・・スカサハ同様・・・ランサー・・・かしら・・・でも何で、ロボ・・・・つか、明らかにギャグ補・・・ギャフン・・・


【INFO】続きはまた次回、次で最後・・・かも?

2019年
05月14日
22:45

984: レヴィドラン

突如出てきた3人の少女と1機の女性型ロボに、メガギラスは警戒せざる終えない尻尾の鋭い針で刺したものの倒れた直後にだ。肝心のターゲット(レヴィ)にも迂闊に近づけない状態であった。それ故様子を見るしかなかった。

黒髪の少女「この生物、先程からあの木で倒れている少女(レヴィ)を時折見ています」
ピンク色の髪の少女「あの子?たしかに明確って言える程に狙ってるねんー・・・妹とか?」
金色の髪の少女「その可能性も十分にあり得ます、それに・・・僅かながら勇士の感覚が・・・いえ、今は目の前の敵を排除します」
黒髪のランサー「はい、・・・あの私達と同時に召喚されたそちらのランサーは何故先程からあの生物を睨んでいるのですか?」

ロボなランサー?『先程からあの昆虫には若干のフォーリナー反応が出ているからです!ですが、若干なのが不可解ですがそんなの関係ありません!何よりマスターをぶっ刺すとかギルティでは済まないのです!アルトリウム出力上昇・展開、フォーリナーシスベシ!』

メガギラスを睨んでいた理由を言った直後頭部のバルカンをメガギラスに向けて
速射する。突然の攻撃に甲殻の一部が掠る。メガギラスは爪と尾の針を向け反撃を行おうとする。

だが加速しかけた所でロボなランサー?の間に金色の髪の少女が割り込み紋章が描かれた盾で弾き返しメガギラスの態勢を崩した。

 

メガギラス『!?』
金色の髪の少女o0翼と思われる部位の超高速による、一撃離脱・・・ですが、狙いがハッキリしてる以上対処は可能「やっ!」
ピンク色の髪の少女「援護するよ!」

素早い槍の突き連撃でメガギラスの甲殻に突き刺さりダメージを負った場所から緑色の血が噴き出し始める。さらにピンク色の髪の少女も木々の間を高速で飛行し、ヒット&アウェイでメガギラスにダメージを負わせる。ロボなランサー?も背中から誘導レーザーを照射しており羽の部分にも傷が見える。

一方黒髪の少女はマスターである姉ドランの止血と応急処置をしていた。


黒髪の少女o0マスター(姉ドラン)がここまで傷ついてる、余程苦戦したのでしょうか・・・ルーンによる応急処置は問題なく出来てます。でもマスターの妹さんを守るために、耐えたのでしょうか・・・まるで勇士ある行動力です。

メガギラス『キィアアアアアアアア!!!!』
金色の髪の少女「ッ・・・!抜けられた・・・!オルトリンデそちらに向かいました!」
黒髪の少女→オルトリンデ「―――っ!」

咆哮を上げたメガギラスが苦し紛れに尾の部分に溜めたエネルギーを圧縮し火球を放ち金色の髪の少女とピンク色の髪の少女の攻撃から逃れそのまま、高速で羽を羽ばたかせ黒髪の少女、オルトリンデに一直線に向かってくる。
恐らくマスターである姉ドランにトドメを刺すべく突進してきたと判断し応急処置を一瞬中断し素早く槍と盾を構え、攻撃に備える。だが予測とは反してそのままオルトリンデを素通りしたのだ。だがオルトリンデと金色の髪の少女とピンク色の髪の少女はメガギラスの狙いを理解した。

オルトリンデ「マスターの妹が・・・・!」
ピンク色の髪の少女「そういえばさっきから時々あの子を見ていたとは思ってたけどそう来たか!」
金色の髪の少女「速い・・・!残る力を余さす出してあの少女を狙ってくるとは・・・!」

メガギラスの高速飛行は弾速に匹敵する速度で横たわるレヴィに迫って行く、3人は間に合わないと確信しメガギラスの爪と尾の針が届く間合いになる寸前―


ロボなランサー?だったランサー?「とぉーぅ!」

何とレヴィの前に何故か白ビキニ+青キャップという夏風味MAXな女性が降り立っていた。しかし手に持っている武装を見る限り先程のロボの物だと分かる。では肝心のロボは?その答えに応えるかのようにメガギラスを覆うように影が出来そこには先程のロボがいた!一瞬の出来事にメガギラスは複眼を大きく開くしかしその一瞬が命取りになった。

ビキニなランサー「チェストー!からの来い!アーヴァロン!」

一閃によりメガギラスの残っている爪を切り落とし、そしてアーヴァロンという名のロボだったアーマーがビキニなランサーの元に飛びそのまま角度を変更し粒子になって消えたと思えばガチョン!という装着音と共に先程のロボになっていた。早すぎである。
そのまま槍を分離させ二刀ならぬ二槍流で残りの爪と尾の先端部分をクロスするように切り裂いた。

ロボなランサー?『フォーリナーいる場所に私あり!早々簡単に思い通りにと思うなー!』
メガギラス『ギ・・・ギィァアアアア!?』
ロボなランサー?『あっコラ!逃げるなー!待てボーナスー!』

何でボーナス何だよと突っ込みを入れる人がいれば必ず言ってるだろうが、何故メガギラスがレヴィを狙っていると理解出来たのか、それは彼女の直感によるものだろう(ただし一部の状況の場合を除く)そのさい彼女は射出するようにアーヴァロンなるアーマーからキャストオフしその勢いで回り込めたのだ。

それは兎も角メガギラスは己の武器たる爪と頑丈な尾と針が切られた事に恐怖を感じ急上昇森から脱出し更に上昇しようとした時、気づいた。気づいてしまった。

こちらを狙うフードを被った少女達、しかもメガギラスを包囲し稲妻を走らせる槍を構えていた。だがメガギラスはこの時何時これ程までの数が―――

「「「終末幻想・少女降臨(ラグナロク・リーヴスラシル)!!!」」」


だがその疑問を考え切る前にその詠唱と予想されるワードと共に一斉に光の槍がメガギラスに吸い込まれるように向かっていき、次々と突き刺さり羽を甲殻を、尾を頭部に貫通し突き刺さる。

メガギラス『ギ・・・ィ・・・ギ・・・・!?』
ロボなランサー?『追い付きましたが何故か物凄く瀕死なご様子!だがフォーリナーに慈悲は無し!ダブルゥ!エェーックスゥ!!』

胸部に収束したエネルギーを発射しXXっぽい形のビームが発射されそのままメガギラスに直撃、爆発と共に炎に包まれ森へゆっくりと落ちていく。
そして地面に落ちたと同時にさらに爆発を起こす。それは同時にメガギラスを倒したことを意味した。それを確認したロボなランサー?もといビキニなランサーはフェイス部分を解除する。

ビキニなランサー「ふぅー、フォーリナー反応にしては妙な感じでしたが、終わりよければすべてよ・・・あっ!マスターとその妹さんの安否!」
オルトリンデ「マスターでしたら私がルーンによる応急処置を・・・って行ってしましました・・・」
ピンク色の髪の少女「あのランサー(ビキニなランサー)何かと色々不思議な感じだよねー勇士っぽいのは分かるけど!それにあっちの都市からも勇士の感じが何人かする!あっでもマスターが心配かな」
金色の髪の少女「では私が見てきます、ヒルドとオルトリンデはマスターの応急処置の続きを」
ピンク色の髪の少女→ヒルド「はいはいー!任せて~」
オルトリンデ「分かりました、スルーズお姉さま」

ヒルドとオルトリンデはマスターの元に降下していく、そしてオルトリンデにスルーズと呼ばれた金色の髪の少女は市街地を見る。若干の黒煙がある辺りあちらでも何からしら戦いがあった後なのだろうか・・・・

スルーズo0この世界は、私達の知る世界とは大きく異なる。それを確かめる為にも行かなくてはそれにあのランサー(ビキニなランサー)・・・いえ、まだ確信は持てない以上後程聞くとしましょう

スルーズは一気に加速し、市街地へ向かう。その際FPSF飛行部隊とすれ違うが一瞬気にしたものの直ぐに視線を戻しそのまま真っ直ぐ向かった。

その際FPSF飛行部隊は一瞬で通り過ぎたスルーズに驚いていたが、先程の爆発元を確認を優先しそのまま移動を再開した。

【INFO】終わり!(バァン! エピローグはボルカニクスにて

2019年
06月15日
21:33

985: MI4989 削除

~惑星ガスター、タイラン宇宙港~

菫「ほんとに紅葉してる樹海が広がってるんだね」
黒髪シュヴェシィナ「なんかこの惑星には一年通して紅葉してる木が生えてるっぽいのよね。まぁ、あの樹海は入るもんじゃないらしいけど」
ユンピャー「むしろ入って安全な樹海ってあるの……?」

任務に向かう為、菫とユンピャー達はガスターに降り立っていた。
しかし、ユンピャーにとってはここからが地獄みたいなものだった……。

黒髪シュヴェシィナ「てか、あなたって双子の姉妹じゃなかったのね」
ヤンピャー「蜿悟ュ舌←縺薙m縺倶ク?▽蟄舌□繧茨シ(双子どころか七つ子だよ!)」
菫「?マークと豆腐が発生するともう翻訳できないし、というかエルフ語はわかんない……」
ユンピャー「大半はとくに意味は無いから気にしなくても良いよ……」
ザンピャー「驟キ縺??ヲ窶ヲ(酷い……)」
黒髪シュヴェシィナ「というかこれ、意図的に文字化けさせるタイプの言語なんじゃ……」

この世界の言葉とかを喋れるのがユンピャー達の中だとユンピャーしか居ないのでヤンピャーやザンピャーの用事なんかもユンピャーが応対するハメになるのだ。

ヤンピャー「ふぁ……、譎ょキョ繝懊こ縺ァ逵?縺?h窶ヲ窶ヲ(時差ボケで眠いよ……)」
菫「え、一単語だけ翻訳に成功したんだけど」
ユンピャー「何が成功したの?」
菫「あくびの時に出す声」
ユンピャー「何よそれ……」


~キメコサ湖北部中央の半島、西側あたり~

ニュルンとブロペニュがやって来たあたりにはもういくらかのシュヴェシィナ達と傭兵が集結していた。
そしてタイラン宇宙港からシイドン河へ向かいそこで潜水揚陸艇に乗り移って潜水揚陸艇と潜水河川砲艇による強襲部隊を編成、天使軍の河川砲艇隊の案内を受けながら河からキメコサ湖へと向かった。

キメコサ湖に入るともうそこは天使軍の巡回ルートではないため、そこで天使軍の河川砲艇隊とは別れ、強襲部隊だけで北部へと向かい始める。
勿論、その時に潜水を始める。

ニュルン「そろそろ外に出るわよ」

充分に潜水するとシュヴェシィナ達は潜水揚陸艇から出て水中を飛び始める。防空設備が整っている拠点を攻撃する為、今回は電子戦機型と偵察爆撃機型が多めの編成となっていた。
そんな中、ブロペニュは偵察爆撃機型としての装備に身を包み、電子戦機型水棲シュヴェシィナと共に湖面から飛び立って行く。

ゼルフィン「索敵レーダー波をキャッチ、敵の索敵下に入ったよ」
ブロペニュ「……ねぇ、私達以外にも強襲部隊って居たかな? なんかもう攻撃が始まってるみたいなんだけど」
ゼルフィン「んー……、確かに知らない奴らが攻撃してるね。でも侵攻速度は遅い」
ブロペニュ「どうする、一緒にぶっ飛ばしちゃう?」
ゼルフィン「ここは作戦を変えて防空設備を潰さず、極力潜航したまま接近してササミミ達に隠密偵察させましょう。ブロペニュ、潜水艇の所に行ってリーダーにそう言って」
ブロペニュ「分かった」

ブロペニュは一旦湖に潜り、潜水艇へと戻って作戦を変えるようなことを伝え、再び湖から上がって来た。

ブロペニュ「作戦変更、潜航したまま接近して上陸する」
ゼルフィン「やっぱりそうなったのね」
ブロペニュ「囲まれるとすぐ逃げちゃうからね、しょうがないね」


1時間ほどかかって潜航しながら接近し、港みたいな場所へ着いた潜水揚陸艇はユンピャー達を初めとするササミミ族による地上部隊を上陸させていく。
彼女らはいつものように光学迷彩に身を包み、亜音速重量弾を装填しサプレッサーを取り付けた(混沌軍の)レーザーカービンや対物狙撃銃を手に持って湖から拠点へ侵入していく。

ヤンピャー「また隠密なんて嫌だなぁ……」
ユンピャー「今回も奴らの獲物を入れた箱を盗むか強奪する任務だから我慢して」
ヤンピャー「はぁい……」ウズウズ

<F、HD1020HS N Type1、30551。B、Type1E、12> <715.33、715.02、3。715.02、501.01、2> <502.005、6。502.101、6>

ユンピャー「丸い奴らが火炎放射搭載車両を出すってどういう状況なのよ……」
ヤンピャー「丸い奴らって番号で装備品を呼んでるんだっけ。よく分かるね」
ユンピャー「715と501の組み合わせが聞こえた時は火炎放射搭載車両を出すって事が分かっているのよ」
ヤンピャー「じゃあ、その前に聞こえた敵の数みたいなのとその後の何かは解る?」
ユンピャー「トガリミミ12人が5桁の知らないヒト型ロボ?を前にしているくらいしか……。後はあのサーフボードみたいな乗り物が6機ずつ出たのかしら?」

相変わらず通信手はユンピャー。今日の分隊は狙撃はしないので全員突撃銃と(ドア割り用の)散弾銃持ちである。スナイパーしたいザンピャーだけいい感じの照準器を突撃銃に付けているくらい……。

ザンピャー「ヤンピャー、そのガトリング何?」
ヤンピャー「サプレッサー付けたコンパクトガトリングだよ」
ユンピャー「サプレッサー付けりゃいいってもんじゃないでしょ……。というか何で売ってたのよ、ガトリング用サプレッサーなんて……」
ヤンピャー「ふわふわ薬莢受けも付けてるからじゃらじゃらしないよ♪」
ユンピャー「何が何でも撃ちまくるつもりなのね……」

ササミミ族達は忍者にでもなったかのように静かに素早く移動し、獲物を収めているコンテナを収容している倉庫を探していく。
こんな時に割と邪魔になるのが敵になっている同じササミミ族だ。技術的に同レベルであるため彼女らもまた光学迷彩などを前提とした監視網を敷いている事が考えられた。

……しかし雇い主であろうデュカーリと総称されてるオオトガリミミ族のような人種の態度を見るに活用できているとは言い難かった。
彼・彼女らはササミミ族がやたらと頑丈かつ適当な治療でもすぐに治る強靭な再生力を良い事に剣の試し斬りかそういう悪趣味な娯楽に使っている事が多いようなのである。活用しているとは言えこういう使い方なので施設内だとササミミの悲鳴と断末魔が絶える事が無いし、なんか身体の破片が散らかってるし、独特の血の臭いも絶えない地獄絵図に近い状態になっていた。
それと共に呆れた顔をしながら掃除している丸い奴らの姿を見ないことも無い。

ザンピャー「私達みたいな人種が他の人種と混じるとこういう悪趣味が必ず発生してるよね」
ユンピャー「うちの人種は惨殺(される)事件とは仲良しみたいだからしょうがないわ」
ヤンピャー「というか普通の喧嘩で生首や手が散らかるから別になんとも……」
ユンピャー「前にも言ったと思うけど船では斬り合いしないでね? 掃除が大変だから」

なお、肝心のササミミ族にとっては生首や内蔵が散らかる事に慣れてるのか全く気にしないようだ。

2019年
06月17日
07:31

986: エアロ

~ガスター キメコサ湖畔~
天高くインドラタワーが聳え、遠くにはエブジバ樹海の紅葉が広がるガスター。
その真下に広がるガスター随一の湖・キメコサ湖。

その湖畔の半島には物々しい対空機銃座の大群と、
禍々しい建物が建つ。
刺々しいその建物は詳しい者が見ればすぐに分かるだろう。
オオトガリミミ族・またの名をデュカーリ。
魂を狩りに来た陰謀団(カバル)の一軍だ。


彼らは種族全体で加虐思考を持ち、相手をいたぶることで魂を充足させる。
端的に言えば「ドSかつドM」なのだ。
そのため、宇宙各地で徴発して来たササミミ族や、
人間の奴隷を遊び半分でいたぶり、
最終的に殺してしまうことに何の呵責も責任も感じていない。


デュカーリ女B「あ~、もう!デュサが捕まったら何の意味もないじゃない!
その上あのスケベ野郎にオハナシされちゃったし!」ビシバシバシバシ
ササミミ女(声にならない悲鳴)

デュカーリ男「お尻やお胸が見えないですよ~、
もっとお尻を突き出して(ガスッ)そう~そう~(ザシュッ)
なかなかいい感じですよ~?(グサッ)刺されたいんでしょう?(ザシュッ)
違いますかぁ~?」(ONDISC風
ササミミ女(皮膚だけ切られているので血は飛び散るが刺さってないので痛いだけ)

こんな風に。
最も中には…

デュカーリ男C「(ビシッバシッ)オォン!アォン!
(パァンパァン!)いいよ、来いよ!胸を打って、胸を!
(バシッバシッ!)イキ過ぎィ!イグゥイクイクイクイクイクイクッ…アッ、ンァーッ!
(≧Д≦)アッ、アッアッアッ・・・(へたり」
ササミミ男C(冷めた魚のような目)

こんなふうなドMが自分をぶたせたりもしているわけだ…

丸い奴らはそんな狂乱の光景を何も考えず、
冷めた目線で見つめながら仕事をしている。


ユンピャー達は目標である獲物を収めたコンテナが置いてある区画を探し、
同じように光学迷彩を張った同族を警戒しつつ偵察を開始するのだった…

2019年
06月17日
21:11

987: MI4989 削除

ヤンピャー「今、コンコンが喜びそうな声がした」
ユンピャー「そのカメラで盗撮しに行くんじゃないんでしょうね……」
ヤンピャー「ギクッ……」
ザンピャー「まぁ、テントの中を覗くのもありかも……」

寄り道がてら、ヤンピャーとザンピャーはカメラと集音マイクを持って男の喘ぎ声?が聞こえたテントを覗きに行く。それにユンピャーはしぶしぶついて行く……。
尤も別の敵の攻撃を食らっている中、警備が厳しくなっている場所があるのでコンテナ区画の目星は付いたのだが近寄れないので暇潰しというのもあるのかもしれない。


その頃、半島の防衛線では敵からの攻撃を丸い奴らが凌いでいた。
時間的には昼間なのだが白昼堂々と突撃してくるトガリミミ族の軍隊……というよりは私兵隊なんだろうか。
30000を超すちょっとは堅い歩兵型生体兵器群を戦列歩兵のように並べて使って突撃してきている。

対する丸い奴らはショートスピアのようなビーム?銃を主に使って敵の射撃を迎撃し、汎用三脚銃架に載せたいつもの11mm重機関銃やバスターガトリングやビームガトリングを機関銃のように運用して敵を薙ぎ払い。時には汎用野戦砲架に載せたラージバズーカや3連装にしたγライトニングガンでまとめて吹き飛ばしていく。
そして機能的にはデュカーリのスカイボードを丸い奴らサイズにしたような謎な乗り物を使ってちょっとした航空攻撃も仕掛けて行く。
複座型は後部銃架にビームマシンガンかラピッドパルスミサイルを搭載して空戦ロイドめいた動きをして航空攻撃をしていく一方、単座型に載っている奴らはブロードソードのようなビーム?ショットガンなるものを使って空飛ぶ歩兵みたいな動きをして敵側面を攻撃していく。

このような攻撃を食らい続けても生体兵器群は焼け落ちながらもしぶとく再生していき、どんどんと距離をつめて来る。
そんなところに前兆か何かのようにいままで敵の射撃を撃ち落としていたショートスピアを持った丸い奴らがファランクスのような横隊を組んで前方に粒子防壁を展開しながら集結し、火炎放射器というか火炎放射砲なる謎の武器を搭載した装甲戦闘車両2輌がやって来ていよいよ敵が押し返され始める。
大型ロイドのような太い駆動脚を持つそれは砲塔に載せた火炎放射器から鮮やかなシアン色の火炎を上げる特殊な燃料を撒いて一気に数千体の生体兵器群を焼き払っていく。
少し離れた所にはシアン色の火球を榴弾のように撃ちこんでやはり数千体単位で焼き払う。

こうなってしまうといくら再生能力に優れていたとしてももう再生はできない。敵のトガリミミ族はシュヴェシィナに似た生体兵器群を大量展開させるが今度は対空機銃からレーザーを撃たれて次々と燃え尽きて行く。最早手持ちの戦力では防御を突破できないと見た敵のトガリミミ族は後退していった。


ヤンピャー「正直キモイね……」●REC(映像)
ザンピャー「うん……」●REC(音声)
ユンピャー「でも録画と録音はするのね……。ん、なんか警備が厳しくなってた場所が緩くなった?」

丸い奴ら任せとは言え趣味にふけっているデュカーリ達の内ドM男の様子を暇つぶしがてら録画していたユンピャー達は再びコンテナ区画を探し始める。
真っ先に警備が厳しかったところへとこっそりと近寄る。

ザンピャー「これ、仮設ワープチューブと本式のワープチューブだ。それも大容量の」
ユンピャー「この様子だと地下にありそうね。辿ればコントロールルームもあるかな」
ヤンピャー「地面の近くに粒子制御型光学迷彩の反応があるからこれだと衛星からは見えないだろうね

警備が厳しかった場所には仮設港湾から伸びているおおかた造り終わって埋めている途中の大きなワープチューブと仮設で建てていたワープチューブが5本あった。どのワープチューブも途中から地下に潜っており、「デュカーリらしい」建物へと伸びている。

<港湾区画に大型転送装置を確認しました。コントロールルームを探し始めます>
<ユンピャー:こちらはコンテナ区画へと伸びていると思われるワープチューブを発見しました>
<飛行場と思われる区画がありました。滑走路にはサンダーホーク型輸送機と思われる機体6機と中破しているマルファス級空中強襲揚陸艦が止まっています>
<丸い奴らが居たからマルファスが出て来るのはまぁわかるけど、ここへ来て突然(人類の)帝国海兵隊の兵器が現れるのはなんでだろ。そのうち「タ」から始まって「ウ」で終わる二文字の某帝国の兵器が出そう>
<ヴェノムとなんか武装したヨットみたいな奴もあるね>

他の隠密分隊も重要施設を発見したり光学迷彩で衛星軌道上からは見えなかった施設や兵器を発見したりと偵察を進めていく。
ユンピャー達はワープチューブの先にあるデュカーリしてる建物へと潜入して行った。

ザンピャー「ふぅ、なんとか入れたね……」
ヤンピャー「なんか闘技場的なのが見えるね」
ユンピャー「奴隷同士で戦わせるのかしら?」

デュカーリ男2「適当なササミミくれって言ったら生温かい生肉のジュースが入ったシリンダー容器を渡されたんだが……」ごろごろ
デュカーリ男3「おまえササミミは初めてか? とりあえずまずは部屋に置くなり浴槽に開けるなりして静置、必要に応じて水とパンもしくは生ゴミを入れて30分くらい待てばササミミが出て来るぞ」
デュカーリ男2「そんなオルクじみた適当なあれこれには騙されんよ」
デュカーリ男3「あと排水溝には絶対に流すなよ、 絶 対 に 流 す な よ 、 絶 対 に 」
デュカーリ男2「わかった、わかったもう良い」

なんか遭遇したデュカーリ男達のうち一人はなんかササミミジュースなるものが入った容器を乗せた台車を渡されてしまって途方に暮れていた……。ササミミ族の生命力ならジュースにされても30分くらいで再生するのだけれど知らなきゃ信じないのも無理もない。
とかなんか話している内にみるみるシリンダーの中で再生しているのか少し揺れ始めた。

デュカーリ男2「いや、ジュースになってるんだぜ。こんなジュースが――」ぱかっ
再生中のササミミ女「まだぐちゃってるから見ちゃダメーっ!?」がしっ、ばたんっ!
デュカーリ男2「ナニコレ……」

2019年
06月21日
09:39

988: MI4989 削除

闘技場的な場所には何があるのかと探しに行ったユンピャー達が見つけたのは闘技場だった。そうはいってもまだ建設中のところが殆どでとても観客を入れて経営ができるような状態ではなかったがそれでも関係者であろうデュカーリ数人が競技が行われているエリアを眺めていた。
眺めている数人のデュカーリはそれぞれ役職と階級が分かりそうな服装をしており、一番豪華な感じがするデュカーリの男性は首輪を嵌めた裸のトガリミミ女をネコかイヌでも撫でるようにその身体を撫でながらゆったりとした姿勢で眺めている。デュカーリなのかすら分からないがその耳でそうだとようやくわかるくらい肉体改造がアレな奴も見える。取り巻きの良い感じの鎧を着込んだ男達も居る。

彼らの目線の先ではデュカーリの女一人がササミミ族の女百人以上相手にさせられているのが見えた。どちらも電撃鞭やフレイルや大型ナイフしかないため、実際には一対四を延々と続けさせられている格好となっている。
近接戦闘に長けるような様子のデュカーリ女は瞬きする間でもササミミ女を10人以上斬り倒していくので今見ているうちは問題ない……が、斬られた彼女らは割とすぐに再生してまた戦い始める。動けなくなっている時間で見るなら電撃をくらって伸びているほうが長いまでもある。

ササミミ女2「あ、ちょっと腕を借りるよ!」
ササミミ女5「やめてっ! 腕一本だけになっちゃう!」
デュカーリ女2「軽率に体の部位を奪い合ってどうするの!?」

なんか退屈になって来たのか部位切断された個体が出ると待ってましたとばかりに切断された部位を拾って部位を増やしてる個体が出てきたり、合体してケンタウロスだのケルベロスだのみたいな状態になっている個体が出てきた。

「309、321、344……まぁ、持ち堪えるもんだ。このルールは単調な試合になるかと思ったが思ったよりも絵面が酷いな……」
「合体したササミミが倒された場合のカウントはどうするんですか」
「面倒だから1体扱いでいいんじゃね……。というかあいつら首切られても遠隔で身体を動かせるんだな」

デュカーリ女2「何時になったらこれが終わるの……」
「おれが飽きるかおまえが動かなくなるまでだよ」
デュカーリ女2「そんな……」
「だって獲物を持ってこれなかったばかりか船を失うほどの大損害を起こしたんだし、当然だろ。文句があるならまたこいつらの玩具にするぞ」
「美人さんとできるのはいいけど絶対めちゃくちゃになった状態になるよな……」ヒソヒソ
「そこはあのササミミ次第だが……あの様子だと期待できないな……」ヒソヒソ

「玩具にするのも良いですが、私にもちょっと貸して欲しいですね……」
「ダメだ。そもそもお前は最近ササミミで遊び過ぎなんだよ……」
「焼かなきゃ何度でも蘇るからつい……」
「ササミミを雑多な有機物と混ぜてジュースにした状態で保存し、必要に応じてドラム缶に詰めて奴隷として販売するのは良いアイデアだと思った。しかし、だからと言ってササミミジュースをトマトジュースやミートソースの缶に入れて売るんじゃない! 昨日ハーフボーン共が買って飲んだり食べて全員幻覚と幻聴を訴えた挙句内臓(みたいな肉塊)を吐き戻したんだぞ!」
「アレは面白かったですねぇ」

「ええ、だからミートソースを買ったつもりがランチョンミートになってたんですか……」
「トマトミートソース缶を買ったと思ったら木の香りがするランチョンミート缶だったからな……。昨日、生ゴミのバケツに入れたら今朝になってササミミが出てきたからササミミ肉だってわかったが」

普通に戦ったらデュカーリに対してササミミ族は勝てないものの、異様な再生力が盾になっているため延々と立ち上がり続ける。デュカーリにとっては虐めるだけならおそらく無限大に虐め続ける事が出来るのでそれほど奴隷を確保しなくても良いというありがたい話だったが、戦わされる身からするとこれほど厄介なものはなかった。何時かは疲労で動きが雑になった所をやられるんだろう。
こっそり見ていたユンピャー達はデュカーリの動きを見た後、闘技場を去るのであった。


ヤンピャー「ユンユン、私達も融合したら強くなるかな?」
ユンピャー「強くならないわね……腕力が増える訳でもないし、投影面積は増えるし」

多分地下にコンテナ区画があると見ているユンピャー達は地下への入り口を探って行く。
しかし、それは簡単にはみつからな――

ザンピャー「警備が居るからバレるアレをもろにやってる……」

その場所が簡単に見つかってしまった。何もかも建設途中みたいな状態だったのでもう隠しようがないようだ。人(デュカーリ)が出入りするには余裕のある大きさがある扉があるものの、大きなものの出入りをする目的ではない大きさだ。どう考えても突破するのは難しそうなので他をあたる。通気ダクトとかもっと大きい扉とかだ。

その場所はそこからはあまり離れていないどころか他の建築物もあった。ちょっとした広間になっているそこには辻網と呼ばれるアエルダリやデュカーリが好んで使う超時空移動システム群を構築する為の設備があった。建物が完成し、経営できる状態になったらあそこから客や消耗品が出入りするんだろう。
広間にはおそらくは通れるかどうかのチェックに使うんであろうライトグレイブタンクやスフィアンの装脚自走砲、ホバートラック的な車両が置いてある。

ユンピャー「こっちからなら何とか入れそう」
ヤンピャー「撃ちまくって制圧したいよぉ……」
ザンピャー「なんでトリガーハッピーになってるの……」

何度も引き金を引きそうになっているヤンピャーをなだめながらコンテナ区画……ではなくコントロールルームを目指す。
光学迷彩をずっと使いっぱなしで空のENパックがそろそろなくなりそうな頃合いでコントロールルームの近くまで進んでいく。
建設途中なのでセキュリティは……

ササミミ女11「敵コマンド部隊発見!」ターンッ
ユンピャー「うぐっ!?」ドスッ
ササミミ女11「応戦します!」

そこまでガバガバじゃなかった。こちらを発見したササミミ女はさっそくユンピャーの腹に亜音速弾を食らわせ、通路のいろいろな方向からさっそくササミミ女達と丸い奴らが殺到してくる。
自分達も含めてどいつもこいつも亜音速弾だったり超音速でも軟頭弾だったりと極力設備を破壊しないような微妙な弾を使って来る。貫通力のあるソリッドビーム弾やライフル規格のレーザービームは普通に防弾スーツを貫通してくるあたり、ここはCE防御とTE防御が高めな建材を使っているらしい。
ユンピャー達は光学迷彩を解いて亜音速弾を装填したレーザーカービンで反撃し始め、まっすぐコントロールルームを目指して走り抜けていく。

ヤンピャー「戦だーっ撃ちまくれりゅうううううっ!!」
ユンピャー「ヤンピャーっ、あのガトリングで道を切り開いて!」
ヤンピャー「いえーいっ!」ガチャッ

そしてヤンピャーはレーザーカービンに刺さっている弾倉が空になったタイミングでバッグからコンパクトガトリングを取り出して亜音速弾を走りながら前方へばら撒いて行く。微妙に遅い弾速と微妙に柔らかい亜音速弾は壁や床や天井に当たると跳弾を起こしているのか普通なら届かないような場所にも銃弾が跳んでいって意外にも効果的に制圧していく。丸い奴らはヘルメットではない部分に当たれば一撃で消えるし、そこに当たっても大きく吹っ飛ばされる。
ササミミだったら非装甲部位は普通に貫通するし容易に砕く事も焼く事もできる。

ヤンピャー「ダッダッダッダッダッダッダッ♪」ズドドドドドッ!
ザンピャー「ネタかと思ったら普通に使えてて笑える」
<敵コマンド部隊は軽機関銃を持ってコントロールルームへ向かっています! 装甲戦力を寄越して!>
<通路の大きさ的に行けるな。やってみよう>

コントロールルームへとユンピャー達は突入し、散弾銃でドアをぶち破ってからそこに居たデュカーリ達をレーザーカービンで一掃する。

ユンピャー「クリア!」
ザンピャー「ああ、やっぱりロックがかかってる。けどコンテナ区画なのは間違いないね」
ユンピャー「ロックされてるなら強引に操作しましょ」

もうコントロールルームへ突入されるのが分かったからか突入されるまでの間際で端末は全てロックされていたがユンピャーは慣れた手付きでサイコブースターを手に付けて強引に配線に電力を送ったり信号を吸い出したりして、かなり強引にハッキング。それでコンテナ区画とワープチューブをある程度制御出来る事が分かったが、流石に施設群全体は制御できないようだ。
ユンピャーは通信機でコンテナ区画のコントロールルームを制圧したことを告げ、さっそく港湾区へとコンテナを移送する準備としてクラッキングを始めた。制御用の配線に電流を送って強引に設備を動かすという古典的ながら防御が難しい方法によって設備を動かしてしまうのである。
そうしているうちに味方から港湾区を制圧する準備が整ったとの連絡がきた。

ユンピャー「キャパは大丈夫……、よし」

ユンピャーはいくらかの配線に電気信号として電流を流し、コンテナ区画にあるコンテナを全て港湾区へとワープチューブを通して移送した。ある意味で無限大の回線速度を持つワープチューブはボタン一つで大量のモノを動かす事が出来るのでこういう盗みもやりやすいのだ。
そしてユンピャーはコンテナ区画を封鎖するように配線を弄り、港湾区からは何もモノを移送できないように細工を施していく。

一仕事を終えたユンピャー達はコントロールルームから出て建物の外へ、港湾区へと逃げ始めた。
外からはシュヴェシィナ達による防空網制圧が始まっているような爆音が轟いて来た。

2019年
06月21日
16:11

989: MI4989 削除

<敵コマンド部隊を視認、攻撃する>

建物の外へと順調に進んで行くと丸い奴らが使っている装脚戦車的なものがT字交差通路の曲がり角からユンピャー達の前に現れ、砲塔に載せたストームボルタ―と車体正面ボールマウント銃郭に刺してるバスターガトリングで攻撃し始め、デサントしていた丸い奴らも装脚戦車の股下や上から出てきてショートスピアのような銃で攻撃してくる。
こちらの攻撃は殆ど通らず、バスターガトリングから撃たれる弾が防弾スーツに食い込んで燃えそうなくらい発熱したり、ストームボルタ―の.75口径ロケット榴弾で吹っ飛ばされたりとろくなことが無い。

ユンピャー「退避! 戦車は拙いわ!」
ザンピャー「挟み撃ちされてる! こっちからは鎧を着たオオトガリミミが来てる!」
ヤンピャー「じゃあ、そっちから突破しよう!」

別の方向からは良い感じの鎧に身を包んだデュカーリの男2人とササミミ女2人がやって来ていた。こっちから突破する事にしたユンピャー達はそこへ移動し火力を集中させ始める。
ヤンピャーはコンパクトガトリングを撃ちながら走ってデュカーリ2人に突っ込み、それをユンピャーとザンピャーがレーザー弾を装填したレーザーカービンで援護する。
ただ、あの装脚戦車みたいなのもちょくちょくバスターガトリングとストームボルタ―を撃ちながら向かって来る。

やっぱり鎧は良い感じで堅い部位はきちんとコンパクトガトリングの亜音速弾を防ぐしレーザービームの貫通を許さないものの、それ以外の柔らかい部位は食い込んで動きを邪魔し、熱は伝わっているようで火傷したような仕草を見せている。
彼らのうち一人はかなり近寄ったヤンピャーにシャードカービンで迎撃して鋭い結晶弾を食らわせる。鋭い結晶弾は防弾スーツを貫通し、毒を体内で放出しヤンピャーを激痛で転ばせ、後ろに居たササミミ達はダブルビームマシンガンで転んだヤンピャーを焼き始める。

ヤンピャー「いたいっ、あついっ!」ジタバタ
デュカーリ男2「あ、これはダメだ。神経毒が全然効いてねぇ。ってお前なんで撃たないんだよ」
デュカーリ男3「腕が動かない……!」
デュカーリ男2「はぁっ!?」

もう一人はレーザーを食らい過ぎたのか腕が動かなくなっており、それを見たユンピャーとザンピャーがレーザーカービンで殴りかかって来た。その時に後ろに居たササミミ女2人がかばうように前に出てきたが首と腰をへし折られ、腹にレーザーを撃たれて倒れる。まだ動けるデュカーリはサーベルを抜いて突っ込んできたユンピャーとザンピャーを斬りつけていくが防弾スーツを斬れないのはもちろん刺突でも貫けないため、斬りつけるというよりはぶん殴る感じで応戦する。
ザンピャーは腕が動かなくなってるデュカーリ男をボコボコ殴り始め、ユンピャーは銃剣をサーベルを振っているデュカーリの腹に投げ入れて顔をレーザーカービンで殴り、ヘルメットを飛ばした。

デュカーリ男2「ぐふ……」
ユンピャー「あら、意外にイケメンじゃない」


その頃、外は火の海となっていた。防空網の要だった防空レーダーと射撃管制装置は電子戦機型シュヴェシィナと爆撃機型シュヴェシィナと攻撃機型シュヴェシィナの連携、そして潜水砲艇からの精密砲撃によって吹き飛ばされていって防空網が制圧されていた。
港湾区は戦いが激しく、上陸した歩兵型シュヴェシィナ部隊と合流したササミミ族の隠密部隊と港湾区を防衛する丸い奴らとササミミ族とトガリミミ族との戦いが繰り広げられ、更には奪取した獲物が入ったコンテナを回収する為に天使軍の河川輸送船団と河川警備艦隊が集結し、港湾区へと集結しつつあった。天使軍の地上部隊が上陸するのは目に見えている。
それなのにデュカーリ達はここを守るつもりなのか結構激しく抵抗している。
ここまでくるともう隠密任務であるかどうかは考慮しないようだ。

ブロペニュ「最近は制空戦ばっかりしてるような気がする」

飛行場からは無人戦闘爆撃機が次々と発進して天使軍が向かわせた輸送船団を沈めようと飛んでいくがこれを戦闘機型シュヴェシィナは空対空ミサイルや翼内機銃で落としていく手筈となった。
既にニュルンなどの爆撃機型シュヴェシィナが大量に積載した55mmロケット弾や航空爆弾を飛行場にばら撒いて滑走路をめちゃくちゃにしていったのであまり大きな機体は出てこれないがそれでも垂直離陸が可能な機体は飛び立って行く。
ブロペニュは輸送船団を攻撃しに飛んでいる無人戦闘爆撃機や無人爆撃機を空対空ミサイルや翼内機銃で撃墜して行った。……それらに混じって飛んでるデュカーリやトガリミミ族が乗っているホバー乗用車的な車両も。

2019年
12月03日
12:38

990: エアロ


ヴェルグ工房>>836からの続き
~レルムオブケイオス 混沌艦隊基地~

γ364の採掘基地は戦闘と対宙射撃の余波で完全に破壊された。
混沌軍は資源を退避させ、人員も身一つ、あるいは意識伝送で退避した。
派遣艦隊2万隻の内、帰還したのは1万2千。
撃沈8千、すべての艦が大小問わず損傷という、惨憺たる結果だった。
旗艦ドレッドノートも後部スタビライザーが破損し、ワープ航法に支障をきたしている。
損害は織り込み済みだったクロウ提督も、
この損害の大きさには頭を抱えてしまった。
とはいえ、その憂鬱を部下にぶつけるわけにもいかない。
レルム地表にある艦隊の整備基地では帰還してきた艦が続々とドックに入り、
工場はフル稼働で燃料・弾薬・失われたカオスロイドやデルシイナを生産している。
そんな喧騒の中、指令室ではクロウ提督が指揮官たちから報告を聞いていた…

キャナディ「まさに惨敗というにほかなりません。
不肖のこの身、如何様になされても提督のお気持ちのままです」
クロウ「キャナディ中将、私は別に貴官を責めているのではない。
むしろ迅速な資源退避によって多くの資源を確保したのだ、
見事な撤退戦だった。
さらにアールブの基地を破壊したのは十分な戦果だ。
十分に休み、貴下艦隊の再建を行え」
キャナディ「もったいなきお言葉、感謝の言葉もございません。
迅速に艦隊を再建し、提督とケイオーガ様のお役に立てるようにいたします」ヒラニヒラニ

キャナディ中将始め艦隊司令部人員には手厚い労いの言葉をかけた。
艦隊人員はベストを尽くしたわけだし、資源も確保されている。
責める理由はなかったのだ。
一方地上人員となると話は違う…

 


Bデルゴン「て、提督…採掘基地は落ち、
ポータルゲートも破壊されました…」ヒラニヒラニ
クロウ「まったく、無能者が。
その上基地内にKV-2の侵入を許したというではないか。
防御態勢に穴があるのが明らかだ、わかっておるのか、貴様!」ゲシゲシ グリグリ
Bデルゴン「グワーッ!
…提督、次は上手くやりますさかいに勘弁してつかぁさい…」
クロウ「次があると思っているのか、貴様!
当分営倉に入っていてもらおう、連れていけ!」
デルダー「あいあいさー」ガシッ
デルダマイラ「Bデルゴンはん、これも命令やさかいに、
勘弁してくんなはれや」ガシッ
Bデルゴン「い、いやじゃぁ!営倉で一人きりはいやじゃあ!」ズルズル
地上部隊の指揮官・Bデルゴンにはこの仕打ちである。
まぁ、基地が陥落されポータルゲートまで壊されたとあっては、
責任は免れないだろう。
お仕置きされても、仕方ないね♂(レ厨


クロウ「今回ですでに7件目…自分の領域から撤退するなど有り得んことだ…
トガリミミ族にアールブ、ササミミ族…異種族もまた我々の権益を犯している…
こんなことではいかんぞ、迅速に再編を行わねばな…」


次々とドックに入る艦とその上に浮かぶ混沌艦隊旗艦<インティミデイター>。
その光景を展望窓から眺め、クロウはバーボンの入ったグラスを傾けながら、
今後についてしばし考えるのだった。

2020年
01月22日
16:26

991: MI4989 削除

~ブレイゾンから見てそんなに遠くない所にある3000人級宇宙都市~

まだ移住し始めて間もない小規模な宇宙都市。これはとあるヤクザがダスドの宇宙港に(例の悪質な運送業者によって)ポイ捨てされていた10000t級宇宙貨物船を格安で3隻引き取り、足りない所はSIG文明圏のジャンクヤードから入手した適当な中古宇宙艦艇・船舶をねじ込み、SIG文明圏の建築業者に宇宙都市として改装させて出来上がったものだ。
近場のブレイゾンやVb867aのようにお外にあたる開放空間が無く、室内しかなくてただのでかい宇宙船の塊のような構造故に表立って出来ない商売や取引に使う為である。

とあるヤクザはここを魔境の銃弾や武器を密造する為の工場にしようと計画し、魔境の中華系マフィアから(大日本帝国系ノラ兵器群が遺した)工作機械を仕入れることにした。
理由までは分からないがその情報を入手した別のヤクザは何を思ったのか商談が行われる日に暗殺を決行するよう魔境の暗殺者や忍者に相当する連中へ依頼を出した。
暗殺対象はとあるヤクザと商談を行う相手である中華系マフィアの組員。
当たり前のように身体を乗り換えるので不死身に見える魔境の連中を相手に暗殺という手段はあまり良い手段ではない。
彼らにとって身体が破壊されるのは珍しい事ではなく、嫌がらせで殺されることもしばしばある。しかし、そんな彼らでも暗殺という手段がかなり効くタイミングというのが存在する。

ヒトに似た上半身とヘビのような下半身を持ったシュヴェシィノであるヘビ男はその暗殺任務を請け負い、軽量狙撃銃が分解された状態で入ったガンケースをハードポイントに取り付けて外部から直接構造物に穴を開けて侵入、乱雑に組み上げられた構造を這って移動していく。通気ダクトやメンテナンスハッチなどの狭い所を静かに素早く移動し、時には哨戒を行っている小型偵察機をやり過ごし、時には耳を立てたり電線に触れて目標がどこに居るのか聞き分け、時には超時空機動力を発動して亜空間領域へ入って行く。


暗殺対象である中華系マフィアの組員を発見・捕捉したヘビ男はそいつが居る場所を割り出した。
……どうやらSIG文明圏によく見られる非線形空間化型拡張空間に伸ばして作られた構造に居るようだ。まだ商談を行っていないらしく、護衛と思しきヒュムに化けたロボット兵器に守られながら安全な部屋を目指して何度も何度も別空間へと移動している。
ヘビ男は基底空間からそれを見ながら移動していく。

10分ほど移動した後、入れ子構造の拡張空間へと移動したあと止まったのが見えたがまだ基底空間から撃てる位置だ。射撃位置となった倉庫へと移動し、軽量狙撃銃をガンケースから取り出して組み立てる。
室内で縫い針の穴に糸を通すような狙撃なのでレシーバーの上に超時空射撃用スコープとレーザー射撃用の非実体潜望鏡型ダットサイトを重ねて取り付け、極力銃声を抑えるためにサプレッサーを銃口に取り付ける。そしてボルトを引いて薬室へ超時空射撃に対応した7.7mm慣性誘導ワープ弾を直接入れて装填し、最後に誘導装置設定用精密サイコブースターが付いた手袋を右手にはめて起動して射撃体勢に入る。

ヘビ男(……建築技術から予想された通りに入れ子構造。誘導装置を弄れるからいいものの、実際に攻撃するとなると設定が面倒だぞ……)

ヘビ男の眼にはごちゃごちゃと重なったりねじ曲がっている拡張空間の内装が透けた映像として移り、目的の拡張空間だけがはっきりと目に映るように見えている。
暗殺対象が座った瞬間、誘導装置を精密サイコブースターで設定して、その時に射線を遮るものがいない事を判断して引き金を引いて銃弾を発砲する。
銃弾は何度も何度もワープを繰り返して飛んでいき、暗殺対象の頭頂部に着弾し、致命傷を負わせた。

残された死体から機密情報を抜かれるのを嫌う魔境の人類種は自身の身体の大破や霊魂自身が死を認識したのをトリガーに神経系統を破壊する酵素を素早く出すようにプログラミングされている事が多く、死体から情報を抜いては技術を盗むのが横行している中華文化圏ではそれが病的なまでに徹底されていた。
奴の魂はもう脱出している――もうあの肉塊から情報を抜くことなどできない。


敵襲を知らせる叫び声と警笛音が鳴り響く中、ヘビ男は素早く排莢して空薬莢を回収するとともに軽量狙撃銃を分解してガンケースにしまい、サプレッサーとダットサイトを取り付けたEML式の機関拳銃と脇差を取り出して逃走を図る。
軽量狙撃銃にサプレッサーを付けていたとは言え、銃弾は殺傷を確実とするために29200m/sの初速を持ったままだったので銃声は抑えられても衝撃波は抑えられない。
監視システムが銃弾の軌跡から超時空攻撃力を持った銃弾であることとその射点はあの倉庫であると見抜くことはヘビ男にはもう分かっていたため、彼は見つかっている事を……分かっていないように一目散にもう敵性動体が待ち構えている通路に向かって走って行く。

ヘビ男「っ、待ち伏せか!」

自分で言っておいて白々しいと思うことを口にしながら散弾銃で武装したヒューマノイド2人から攻撃を食らい、機関拳銃を乱射して適当に反撃しつつ強引に突破していく。
そしてヘビ男の予想通り、隔壁が降ろされて退路を塞がれた。そのときに流れた電流から監視システムのコアユニットが入っているであろう電子機器を特定したヘビ男はより確実に特定する為、通気ダクトに入り込んで通気ダクトの隔壁も作動させる。
普通の通路はもちろん、通気ダクトも塞がれたその時に確実に特定できた彼は脇差を通気ダクト内を通っている送電線に突き刺し、βレーザーを撃つ要領で狙った位置へ大電流を撃ち込む。

ヘビ男(地這雷が効くとは思わなかったな……)

けたたましい火災報知器の警笛を聞き、もう分かってないフリが要らなくなったと見たヘビ男はEMGシールドを戦闘モードにして電撃を撃ち込む事による強引なクラッキングで隔壁をこじ開けながら走り出す。
向かう場所は外壁、宇宙空間で待機している航空機型シュヴェシィナに掴まって離脱するという手筈だ。
ロイド用のスラスター音と足音が迫りくる中、ヘビ男は通気ダクトと通路を駆け抜けて外壁へとまっすぐと走って行くと先回りしたのであろう陸戦型ロイド2機がヘビ男へ突進してきた。

前衛はナノマシンガンと無反動砲みたいな構造をしているハープーンガンを装備しているフログランダー型、後衛はAM接合部に何が何でも反動を抑えたい気持ちが滲み出てる11段スリットマズルブレーキが付いた51mmグレネードライフルなる謎銃と補助火器管制装置を分けて直接取り付けてるシチズン規格な感じがする女性ヒュム型ロイド。

ヘビ男は出会い頭に51mmグレネードライフルから撃たれた成形炸薬弾を上半身に直撃させられて動きを止められ、機関拳銃で応戦するがフログランダー型に接近されてハープーンを打ち込まれて通路の壁に釘付けされてしまった。
無反動砲みたいな構造から予想させられた通りに1m以上はあったハープーンは2000m/sを超える初速で撃ち出されてシュヴェシィナ規格の身体でも貫通させられた。身体を抜いて壁に刺さる頃には削られて40cmくらいしか長さが残らないが釘付けするには充分であり、のたうちまわる内に2発目の成形炸薬弾が飛んでくる。
ヘビ男は飛んできた成形炸薬弾を手刀で殴り、起爆させて致命傷を避けたが手刀を作った右手にはメタルジェットによって開けられたであろう2cmくらいの焼けた孔が空き、手としての機能と左目を喪失させられる。

ヘビ男は機関拳銃を女性型ロイドに撃ち込んで大破させるが肉薄したフログランダー型はヘビ男の胸にナノマシンガンを釘打ち機のように撃ち込み始めた。
ナノマシンガン用の通常弾と言えども現行の通常弾はシュヴェシィナでも同じような場所に沢山叩き込めば削り開けることができる。フログランダー型はそのように数秒ほど撃ち込んでヘビ男の皮膚と筋肉と骨を破壊しながら心臓を潰し、シュヴェシィナ(シュヴェシィノ)のもう一つの心臓である水素タービンエンジンでさえも削り始めた。
ヘビ男は壊れた右手を極超音速で振るって肉薄して釘打ちしているフログランダー型を殴り飛ばして転がし、機関拳銃を撃ち込む。2発撃ったところで弾倉が空になり、破壊出来たか分からないがヘビ男は身をよじって避けている内にハープーンが壁から抜けたのを良い事に軽プラズマランチャーで胸の穴を焼いて止血しながら外壁へと走って行く。

宇宙空間と壁数枚の所に来るとヘビ男はタックルで内壁を破壊し、続けて外壁を突き破ってこじ開けて流出した空気と共に宇宙空間へと飛び出して軽プラズマランチャーから信号弾を打ち上げた。
信号弾を打ち上げると周辺を航行していたダグボートや艀に載っていた対空機銃が一斉に動き始め、対空砲火が張られるが攻撃機相当の航空機型シュヴェシィナが飛んで来てヘビ男を掴み上げる。
そして対空砲火を食らいながら航空機型シュヴェシィナは20000m/sへと加速した後、一気に2.2Gc(光速の22億倍くらい)へ加速、宇宙都市周辺宙域から飛び去って行った……。