「雑貨屋-骸-」 兼 「THE・GREED」 その1


2016年11月26日
06:49

「雑貨屋-骸-」 兼 「THE・GREED」 その1

zyabara

「雑貨屋-骸-」

人物紹介

店長兼社長 作者(骸)

別のパラレル世界の"中の人"

護衛(ガードマン) β

作者に付きそう身長180以上はある大柄細身の男。
元アフリカ大陸のヨハネスブルグ出身のヨーロッパ系白人。
ヨハネスブルグにて人間同士の熾烈な生存環境にいたため、
力とゆう物に異常に固執している。
パラレル世界を転々としていたzyabaraの能力に興味を示し付き添っている。
主な役割はzyabaraの代わりに戦闘すること。
あらゆる粒子の運動および反応を操れる異能力者。
(放射線・紫外線・重金属粒子など粒子と規定される物体ならすべて)
この能力はifペンに似た性質を持つ物から影響を受けたらしい。
そのため元の世界ではβ1178rssのコードネームで区分けされていた。
(異能力者がほかにも多発していたため研究機関に所属していため。)
そのためβと呼ばれる。

店員1号 ヘリカ・マキシマ

店員1号、万年ジャージ。中身はウィンベル型だが戦闘用BDじゃないらしく、
戦闘能力は皆無。雑魚。髪長い。
後びびり。苛めないように(任意

店員2号 ガ…なん…なん…な…ガなんとか

店員2号、奇形。ガなんとかとか言うとやばい。とにかくやばい。
作者いわく「あいつはやべえ」らしい。具体的には語られないが。
作者からはカロリーメイト呼ばわりされている。

お手伝い店員?キャメリア

極細不明?謎のゆるふわ系ガール。
誰にでも異様にやさしく接する。おつりがあるとたぶん手を握ってもらえる。

でかちち。

レギュ
戦闘行為・別にしてもいいが作者に見つかると「消される」可能性あり
店員殺害・店員2号ならいいです。店員2号「は?いやちょ待てよオイィィ?」
商品万引き・店員1号の目が…週間雑誌に注がれている!!チャンス!安全は保障しない
トイレ・店員にお申し付けください
イベント・作者に聞いてください神出鬼没です

 

バー 「THE・GREED」

スワロッターズとか言うSIG次元系マフィアの巣窟。
なんかいかがわしいお店もある。(主に団員のためのものだが)
SIG次元系技術の位相空間軸構造が採用されているため見た目より全然奥がある。
ボスは骸真。
別に団員じゃなくても顔なじみになれば入れるけど、所見さんは用心棒に止められるぞ。
店の奥は幹部のみ進入可。

2012年
09月07日
16:23

1: zyabara

チーン
店員1号「いらっしゃーい」
β「おう、俺が社長だ」
店員1号「はい…?(うわ…でかっ…目付き怖…髪の毛ツンツンだし絶対DQNだってこの人((((;゜Д゜))))」
β「ああん?社長には何て言うんだっ?コラ」
店員1号「ひっ…(´;ω;`)」
β「ぷっ…くくく…」
店員1号「(´;ω;`)(ヒイー笑い始めたー殺されるー」
作者「プークスクスおいもうよせβ、泣きそうだぞww」
β「くくくッ…ふぅ。ジョークだ…俺は社長じゃない」
作者「わたしがしゃちょうです」
店員1号「はひ…?」
作者「あっ…微妙な顔しやがったやっぱ頃す」
店員1号「うわわ!?や、優しそうな社長で嬉しいなーっと(棒」
作者「よろしい」
作者「今日から開店である!!雑貨屋-骸-!!」
β「…何で雑貨屋なんだ…」
作者「何でも売れるじゃん」
β「うわ…すげぇ適当な理由…」
作者「ふふん、常に賢しい者は万策を練るのです!!したかったからした!」
店員1号「それって行き当たりばったりじゃ…」
作者「」
作者「まぁともかく今日から開店だ、俺は奥で寝てるから後宜しく」
β「コーヒーでも飲んでくつろぐかな…」
店員1号(えぇ~…やだなーこの人顔怖いし…)

INFO:雑貨屋-骸-開店しました

2012年
09月30日
18:14

2: zyabara

作者「暇だな…つーかヘリコプターとかうるせぇな」
β「撃ち落とすか…」
作者「おいやめろ」
作者「つーか店員1号、店のおでんくってんじゃね~」
店員1号「はってきゃふこらいてすし」
β「飲んでから喋れ」
作者「営業努力が足りない」
β「責任者は何処だ!!」
作者「」
店員2号「俺を指さすな!!社長あんただろ!!」

2012年
10月01日
00:02

3: zyabara

作者「おい、店の前に地雷除去車がゴミ捨てていったんだけど…潰すか?」
β「え…暴れていいの?」
作者「そうは言ってないやろ…因縁つけてこいや」
β「へへッ…了解了解」
店員1号「やっぱりDQNだよ!!」

2012年
10月01日
06:32

4:

レジベル(姉)「うおー?なんだこの店、腐ってやがる」
レジベル(妹)「姉ちゃん、せめて閉店寸前って言わないと」
レジベル(姉)「・・・お前の方がヒドイぞ?」
レジベル(妹)「・ω< テヘッ♪」

<INFO>誰かキタヨ

2012年
10月01日
13:34

5: zyabara

作者「誰だ!」
店員2号「いや、客だろ。」
店員1号「い、いらっしゃいませー」
作者「お、レジナ型だ。良かったなヘリカちゃん!仲間が増えたよ!」
店員1号「う、うるさいですっ」
店員2号「らーしゃい」
レジナ(姉)「骨被った奴ふてぶてしいな…態度が」

2012年
10月01日
15:46

6: 美作ルウ

ボンクラ「・・・捨てるところ違ったのかなぁ・・・。」

2012年
10月01日
21:40

7:

レジベル(姉)「・・・・ぅぅ~、やっぱ無理だよぉ~;ω;クリスぅ」
クリス「あぁ!なんで口調戻すんですか!ユリヤ姉さん!」
ユリヤ「だってだって!私には無理だもん・・・」
クリス「本当に同じウィンベル系なのか疑問に思います・・・」
ユリヤ「ぷ~ん!もういいもん!クリスと口訊かないもん!`3´」
クリス「拗ねないで下さい」
ユリヤ「拗ねてないも~ん!」

2012年
10月01日
21:56

8: zyabara

作者「おい、喧嘩し始めたぞ」
店員2号「じゃれあいでしょう」
店員1号「かわいいですねぇ…えへぇ(よだれ」
作者「よだれ垂れてんぞ」
作者「今ならこのコピーIFペンがお勧めですよ!なんでも想定できる範囲内なら願いごとが一回だけ叶います!」
店員2号「ドラゴンボールかよ!?つーかインフレ加速するから止めろよ!」
作者「お値段は5京UCです」
店員2号「買えねー!?」

 

 

β「おらートラックから出てこーい」(ガンガン
ボンクラ「いてっいて!蹴ってきた…」

2012年
10月01日
23:00

9: 美作ルウ

ボンクラ「蹴ったら駄目ですよぉ!!」

キュイン!ゴン!ガキィン!キュゥゥウン!キン!ティン!ギュン!ティン!キン!(トランスフォーム)

変形すると、そこには背中から槍が連結されたアームが伸びた小柄な女の子が立っていた。

ボンクラ「ボルカニクスの店員さんに、ゴミ捨て場があそこだと教えられたんですよぉ。」

2012年
10月01日
23:40

10: zyabara

β「ああん?ガキだあ…?」
ボンクラ「ガキじゃありませんよぉ…」
β「じゃあしゃあねぇからとりあえずゴミどけとけや(DQN感MAX」
ボンクラ「うう…怖いですこの人」

2012年
10月02日
00:40

11:

クリス「ごみ捨て場って・・・あれじゃない?」

クリスの指差す先は店と店の間に挟まれてぽつんと置いてあるダストシュート

ユリヤ「何々?【このシューター前方10m以内に何も建てないで下さい】・・・」
クリス「えぇ!?既に建っちゃってるよ?」
β「つーかそんなあったのしらねーし!!」
作者「というか・・・やたら小さくないか?」

直径5cm

ボンクラ「どうやって入れ(ぐぽぁ)ひゃあああああ!?」

ユリヤ「うわぁ!いきなりでかくなった!!」

<INFO>変化自在のダストシュート*注*生き物です(ぇ

2012年
10月02日
16:29

12: zyabara

作者「ボッシュートしなさい」
ボンクラ「はいですぅ」

ダストシュート「くぱぁ」
作者「シャベッタアァアア」
β「喋ってねーよ」
ダストシュート「もぐもぐ」
作者「マタシャベッタアアアァア!?」
β「喋ってねーよ!!」

2012年
10月05日
16:59

13: zyabara

作者「で?どうなるのこれ」
β「恐らく亜空間ボッシュート」

2012年
10月10日
00:23

14: zyabara

作者「カラAGE!」
β「糞スレAGEんなカス氏ね。」
店員2号「おめーら何話しとん…」
店員1号(ヘリカ)「メタいでっす」

2012年
11月10日
10:57

15: エアロ

プロテシラオス「お、雑貨屋ね・・・スイマセンAPFSDSとHERTにジャベリンないっすかね?」
ルブラン「お前バカか?ここ雑貨屋だろ?弾薬なんかねぇだろ ああおれ肉まんで」

2012年
11月10日
11:15

16:

ダストシュート「・・・・」

店員1号(ヘリカ)「ふんふんふ~ん♪(作業中」

ダストシュート「・・・・(ストレッチ中)」(イッチニイッチニ)

店員1号(ヘリカ)「ふ~んふんふん・・・・?(ダストシュートの方を見る」

ダストシュート「・・・・・(元に戻ってる」

店員1号(ヘリカ)「???気のせいかな・・・続き続き」

ダストシュート「・・・・(再びストレッチ)」(イッチニサンシ)

店員1号(ヘリカ)「・・・(バッ!!)」

ダストシュート「・・・・(元に(ry)」

店員1号(ヘリカ)「・・・・気にしすぎ・・・かなぁ」

ダストシュート「・・・・(三度ストレッチ)」(イッチニサンチゴーロクシチハッチ)
店員1号(ヘリカ)「と見せかけてっ!!・・・・!?」
ダストシュート「!!!(滝汗)」(フュージョン見たいなポーズで固まってる)
店員1号(ヘリカ)「て・・・・手があったあああああああああああああ!!!!!」

<INFO>そっちかよ!!

2012年
11月10日
14:38

17: zyabara

≫15
作者「あーはいはいAPFSDSとHERTにジャベリンね。規格はいくつ?APFSDSは劣化ウランとタングステン弾頭の2種類あるよ?あと…独自設計のビウンオクチウム混合弾頭!比重が劣化ウラン弾に比べて高い!」
β「ビウンオクチウム…ってそれ未発見の元素だろが!劣化ウランどころの放射量じゃねーぞ!」
作者「鉛でコーティングしとくわ」
作者「あ、で口径はいくつ?」


≫ヘリカ「…生き物なんだよね…」
スッ(キャンディーを取り出す)
ヘリカ「それっ」ポイッ
ヘリカ「とってこーい!」
店員2号「犬じゃねよ!」

2012年
11月11日
13:12

18:

スッ

ガシッ

ヘリカ「へっ?」

スルッ!!(ずらされた)

ダストシュート「・・・・(vブィッ!!」

ヘリカ「いやあああああああああああ!!!!!!」

<INFO>鼻血ブー!!(´゚ω゚)・∵

2012年
11月11日
13:52

19: zyabara

作者「はっ!?事件の匂い!」
ダッシュ
作者「細事は任せたβ!」
β「あ、ちょおい!」
プラシオテス・ルブラン「」

作者「無事かアルバイト!」
ヘリカ「うわーん店長ー」
作者「うらやまけしからん死刑」パシャパシャ
ヘリカ「写真撮るなぁああ」

2012年
11月12日
07:07

20: エアロ

プロテシラオス「まぁいいや・・・115mmM735APFSDSを500発、125mmHEAT弾を200発、ジャベリンを100発おねがい、支払いは基地に送って」
店員2号「アリヤシタ」
ルブラン「肉まんまだー?」

2012年
11月12日
08:37

21: zyabara

店員2号「へいっ肉まんお待ち!」
β「おっうまそう」

2012年
11月23日
09:26

22: エアロ

ルブラン「あんがとー。ほいお題」

PipipI

ルブラン「ハイこちらルブラン・・・」
レオニダス「ルブラン!緊急出動だぞ!すぐ居住区広場に来い!」
ルブラン「!!!!了解であります総監!弾薬もすぐそちらにお持ちします!」
プロテ「買ったばっかでもう使うのかよ・・・(ワイルドビークに弾薬乗っけてる」
ルブラン「ボケっとすんなプロテ!行くぞ!」
プロテ「へいへい・・・ああ、お題は基地にねー」

店員2号「アリヤシター」
ヘリカ「またのおこしを~」

FPSFの2人はあわただしく店を離れたのだった・・・

2012年
11月25日
14:22

23: zyabara

β「なんか騒がしいな…」
作者「ああ…何かBETAとか言うやつが暴れてる見たいね…」
β「なっ…!?名前被ってるじゃねーか!!マジパクり許せん。」
作者「某国みたいに起源主張しちゃらめぇ!!」
β「ぬっころしてくるみぽんちお!!」ダッ
作者「ヤバい、言葉使いおかしい…頭おかしい」

2012年
11月25日
14:59

24:

クィッ

β「ヘブァッ!?(派手にすっころんだ)」

店の中にまで伸びた蔓のようなもの・・・

β「なんだぁ?」

その先にあるのは・・・

ダストシュート「・・・(ビローン」

作者「伸びとる・・・・」

2012年
11月25日
15:49

25: zyabara

作者「雑草に分類するか」
β「蔓だしな」
作者「おい!カロリーメイト!!お掃除しなさい!!」
店員2号「カロリーメイトじゃねぇ!!」
β「反応してるじゃねーか…」
店員2号「…ったく…ヨイショ」(枝切りバサミとホウキを持って蔓のような物にちかずく)

2012年
11月28日
19:12

26: エアロ

プロテ「・・・どぉーもー」
ヘリカ「シャアッセ、要件は基地の方からうかがってます。貫通弾6万発で60万UCです」
プロテ「ハイ、小切手・・・」
ヘリカ「(ピッピッ)ハイ確かに。アリヤシター」
プロテ「どもども・・・(うなだれて基地へ戻っていく」

作者「ありゃ、給料天引きっぽいな」
β「言わずもがなだろう。ところで雑草は・・・」

店員2号「お助けー!(蔓に絡まってる」
作者「アヒャヒャヒャwwwwヒーwwwwワロスバロスwww」

2012年
11月28日
19:57

27:

クパァ

店員2号「ぎゃー!!!食われる喰われる!食される!!!」

ポィッ

店員2号「げふっ!?」

作者「っち、食べられればよかったのにwwwww」

店員2号「おいぃぃぃぃ!?」

2012年
12月09日
19:34

28: 美作ルウ

デモリッシャー「復興用の建設資材が不足しているのであったら見せてください。」

スカベンジャー「廃材の再利用にも限界があるので。」

2012年
12月09日
19:47

29: zyabara

作者「建築素材?鉄骨とかのことかな?」
β「んならホイホイつくりゃ良いだろうがよ」
作者「んだな…何tぐらい要り用かな?」

2012年
12月09日
20:06

30: 美作ルウ

デモリッシャー「とりあえずコンクリート1tと鉄筋3tは用意してほしい。メインは地下水道の修復なのでね。」

スカベンジャー「コンクリートは廃材からの再利用がしやすいですけど、鉄筋は難しいですから。」

2012年
12月11日
00:22

31: zyabara

作者「水道管とかもいるかね?サービスで安くしとくわ」
β「重機は…いらないか…」(デモリッシャーとスカベンジャーを見て)
店員2号「つーか金取るんスかッ?のぉお!?」(蔓と格闘中)
作者「ぼくぁ慈善事業家じゃぁないの!!何をするにも金はかかる!!だから災害後はアフターケアが大事なの!商売なけりゃ町は成り立たないんだから!!だいたいそうゆうこと解ってない輩がおおすg…物や金を送れば良いってもんじゃなi(ry」
店員1号「ふわぁ…」

2012年
12月11日
10:20

32: 美作ルウ

デモリッシャー「地獄の沙汰も何とやら。代金はほいほいほいと。」

支払

スカベンジャー「足りなくなったらまた来るかもしれません。」

ストリーマ「運搬を開始します。」

2014年
03月22日
00:22

33: zyabara

作者「華麗なる着地まで30秒ってとこだな…」

筋肉もりもりマッチョMENに蹴られ、ぼかぁ今は空を飛んでいる。日刊小説‐作者の翼‐‐始動‐

 

イン「このおでんって言うの美味しいね!」モグモグ
ヘリカ(ジャージ)「えへへー、でしょー私が作ったんですよ(フンス)」

店員2号「概製品煮込んだだけじゃねーか…しかもマニュアルあるやつ(呆れ)」(レジで仕事中)

ヘリカ「そういう事言わないで下さい(プンスカ)」

店員2号「つーか売り物食うなよ!」

ゲヴェルリル「この林檎…良い味だな…農家の方の想いが感じられる…」

店員2号「ファーwww!?おいおいお!!?」

 

その時、大地が揺れた

 

ヘリカ「ぎゃふん」(すっ転ぶ)

イン「!」(ヘリカに覆い被さる)

店員2号「わとと!?地震か!コロニーに?!(あるわけない)」(しゃがんで座布団かぶる)

ゲヴェルリル(不動)


雑貨屋‐骸‐の近くの大地が裂け地が紅く染まり、もくもくと紅き濃霧染まる…残りし頭蓋骨が全てを物語っていた… 日刊小説‐作者の翼‐‐完‐

2014年
04月01日
17:37

34: zyabara

作者(…)ゴロゴロ

店員2号「…」チラチラ
ヘリカ「えへへー」
キャメリア「うふふー」

店員2号「なんなんすか?あの美人は?」
作者「知らん、新しい店員だ」ゴロゴロ

店員2号「へー…。…ヘリカの奴…既に懐いてますね。恐ろしいんじゃ…」
作者「店員1号は犬か何かなのか?それは」ミカンむきむき

店員2号「てか、店の前で戦闘ありましたよね、普通に店長過ごしてますけど」
作者「あ~…まあそうだな…どうでも良いっしょ…」
店員2号「どうでも良いって…インちゃんもどっかいっちゃうし…先々不安すよ…俺は…」

ゲヴェルリル「…」

2014年
04月05日
08:41

35: zyabara

β「ケケ…また見てるだけだったなぁ?あんた」
作者「…もう戦いには手を出さないって決めているんだ…」
β「目の前で知り合いが死にかけててもかぁ?大層な身分だな?」
作者「…」
β「なのに”あの時”は気まぐれで助けたよなぁ?自分の言いつけぐらい自分で守れよ?屑が…」
作者「…そうだな…」
β「…チッ…うぜぇ…」

作者「…そうだ…な…」

ベータは壁を蹴ると-骸-を不機嫌そうに去ってしまった。

ヘリカ「ひぃっ!?」ビクッ
店員2号(え?何?この超険悪な空気…)

キャメリア「…」

うなだれてぶつぶつと呟いている作者の背中をキャメリアがひどく悲しそうな表情をして見つめていた…。

2014年
04月06日
11:12

36: zyabara

キャメリア「大丈夫ですよ…」

俯き顔を覆った、作者の手をキャメリアがそっと握る。

作者「…?」

キャメリア「戦えば必ず誰かが傷つく…だから最初から戦わない…そうなんですよね?」

作者「…そんな大層な物じゃない…俺は…」

キャメリア「大丈夫です。誰も傷つかない…誰も犠牲にならない世界…それは素晴らしい事だと思います。…だから、あなたはあなたの出来る事をやれば良いと思います」

そう作者に言い聞かせ、キャメリアは微笑んだ。

作者「…!」


作者「…俺に出来る事…。…ああ…そうか…。…ありがとう、行ってくるよ。」
作者はそう呟くと顔を上げ歩き出した。

キャメリア「…はい。いってらっしゃい」

 

店員2号「キャメリアちゃん…いや、キャメリアさまや…」

ヘリカ「キャメリア神様…」


最も…後方ではキャメリア教なる新興宗教が作られようとしていたが…

2014年
04月17日
16:57

37: zyabara

キャメリア「皆さん…出来ましたよ~?」

そう言ってキャメリアがトレーに乗せた料理を運ぶ。料理はスクランブルエッグにソーセージ、サラダにスープ…パンにパンケーキとやたら種類が多い。
店員2号「おお…こりゃすごい…やっぱり俺も手伝った方が良かったんじゃ…」
キャメリア「良いんですよ?私がしたくてしただけですから」

ヘリカ「美味しそう!」

キャメリア「どうぞ食べてください。お口に合わなかったら申し訳ありません…」

ヘリカ「…そんな事ないですよ!いただきます!」

キャメリア「うふふ…」

そこまで言い掛けたところで入店のベルが鳴る。
キャメリア「あ、私が行きますね?皆さんいただいてて下さい」

店員2号「…いや流石にそれは…」
キャメリア「遠慮なさらず…ね?」
店員2号「あ…行っちまった…」
ヘリカ「美味しい!」
店員2号「…おい」

キャメリア「いらっしゃいませ」

キャメリアが客を確認すると、それはカーボーイハットの男が酒の品定めをしていた。

クロッカー「お、結構種類あるし…いい酒があるな…」

(酒の種類が多いのはβの趣味の為)

2014年
06月30日
13:09

38: 翔さん家

スクミス翔「こんな店あったのね…」

なぜあがってるし

2014年
07月01日
00:34

39: zyabara

作者「えもふりでGIFファイル作ったから貼ったんだけど94kb以下でもダメなのな」

店員2号「メタいメタい!」

作者「仕方ないからよつべにしたよ・・・」

店員1号「???」

キャメリア「あ、いらっしゃいませ!」

 

作者「次は俺のいらっしゃいませだな?」

店員2号「(いら)ないッス」

2014年
07月01日
16:54

40:

ラプター「野郎のいらっしゃいませなんて誰得だよ!」(作者に飛び蹴り
作者「オバマッ!?」

2014年
07月01日
17:06

41: 翔さん家

スクミス翔「イケメンのいらっしゃいませなら欲しいわね」

店員2号「(イケメンはい)ないっすね」

2014年
07月01日
19:00

42: MI4989 削除

ビルダーム?「性別不詳はどうなんだろう(小声)」
Eluc「多分野郎扱い(小声)」

2014年
07月01日
23:20

43: zyabara

作者「イケメン・・・?僕のことかい?」

スクミス翔「ヴォエッ!!」

ラプター「ウボェッ!!」

店員2号「オエッ!!」

2014年
07月01日
23:23

44:

ラプター「無いわー、自分でイケメンとか言っちゃうあたりが無いわー…」(ドン引き
スクミス翔「えぇ…これはちょっといただけないわね…」(ドン引き
店員2号「(身の程を弁えて)ないっすね」(ドン引き

作者「あれ?3人ともどうした?おーい?」

2014年
07月01日
23:34

45: zyabara

作者「ほら!見ろよ見ろよ!」

( ´◉‿ゝ◉`)⊃写真

ラプター「お?これは…イエメンじゃねーか!!とゆうかなんだその写真のチョイスは!?」

スクミス翔「すごい頬ね・・・」

作者「これはカートと言ってなイエメンでは嗜好品とされている麻薬の一種だ」

店員2号「ファッ!?」

2014年
09月25日
01:31

46: zyabara

黒猫「おいオリジン、キャメリア!アンコウ鍋だぞ!」

ぐつぐつ

キャメリア「わあ…おいしそ…」
作者「なんて禍々しいんだ…」
黒猫「喰うがよい」
作者「イラネ」
黒猫「は?」口の中に強制転移
作者「ウボァ!?」
黒猫「遠慮はするなどんどん食え」
作者「うん、おいしい!!(錯乱)」
キャメリア「ひえぇ…」
店員1号「なんですその鍋!?」
店員2号「やべぇよやべぇよ…」

作者「ウッ…」ビクン
作者「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

黒猫「ニャッ!?」

キャメリア「」

黒猫「ひでぇ雑コラだ…」

そこには

雑 コ ラ レ イ プ ! ダ ー ク フ ァ ッ!? ル ス と 化 し た 作 者

が君臨していた…汚い(確信)

 

ダークファルス【作者】 「 僕 が 全 裸 だ ! ! 」

2014年
09月25日
22:55

47: zyabara

ダークファルス【作者】 「 僕 が 全 恥 だ ! ! 」

店員2号「店長が狂った!!何とかしろヘリカ!!」
店員1号「無理無理無理!!無理です!!」

ダークファルス【作者】 「スターライトォオオオオオオアヌァアアアナウゥウウウルゥウウブレイカアアアアアアーッ!!!」

店員2号「アーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」ブスリッ♂
店員1号「がなんとかさあああああああああああああん!!!」

2014年
12月06日
13:38

48: zyabara

作者「なぁなぁ…俺の嫉妬の感情がどっか行ったんだけど知らねぇ?」
イン「…えぇと…?…日本語でいいよ。キカミ」

唐突に意味不明な事を聞く作者。
その問いはインにより当然の解答にて閉ざされる。
作者「いやー…感情を基に分裂してみたんだけどさー」
イン「えっ…何それ気持ちわるっ!」
作者「どいひ」
店員2号「普通の人間は分裂なんてしないッスよ」モップがけ

作者の異常な発言にも最早冷静に突っ込む雑貨屋メンバー。…既に作者の異常性は彼らにとって異常では無いのだろう。…慣れって怖い。
一方βは店の奥の休憩室でタバコを吸いながら、ウラノス関連のニュースを流し見する。

β「うっさんくっせぇ連中だな…」

βは以前自身が住んでいた町の邪教集団に似た物をウラノスに感じ、一蹴する。

キャメリア「βさん、コーヒーどうぞ」
β「お、サンクス」

キャメリアがコーヒーを運んできてβがそっけなく受け取る。

β「…ま、大丈夫そうだな」

βは気が付いた様に作者達にも飲み物をキャメリアを少し見てから呟いて再びテレビを見始めた。

キャメリア「インちゃんはオレンジジュース、ガナハウンド?さんはポタージュ、ヘリカちゃんはいちごミルクで骸さんはドクターペッパーで良いですよね?」
イン「サンキューキャメリア。体の方は大丈夫なの?」
店員1号「そうですよー…あんまり無茶しないで下さいね(><;)」
店員2号「そうッスよ。…俺をガナハウンドって言ってくれるのはキャメリアちゃんだけッスから。…若干?マークが気になるけど…」
キャメリア「大丈夫ですよ皆さん。心配してくれてありがとうございます。…軽い貧血だって診断されましたから安心してください」
黒猫「おいキャメリア…俺には飲み物ないのか」
キャメリア「ありますよ~。ミルクです」コトッ
黒猫「猫扱いすんにゃ!」
ぴちゃぴちゃ

作者「文句言いながら飲むのか…(困惑)」
黒猫「…そういや骸骨野郎」
作者「ん?」
黒猫「お前…日常パート思い出したように書いてるけど…忘れてたとか言わんよな」
作者「…………あっ。」
黒猫「気が付くのが三兆年おせぇよキック!!」
作者「ぐぁあっ!!!」

2014年
12月18日
00:11

49: zyabara

作者「いつの間にか店内がクリスマス仕様に…」
店員一号「えへへ、キャメリアさんと飾り付けしたんです。かわいいでしょ」
店員二号「俺も手伝ったッス」
大和「飾りは私たちも作りました」
陸奥「どうかしら?」
イン「いいんじゃないかな?」
キャメリア「おかげで助かりました」
作者「煌びやかだなぁ…奥に引きこもろ」
店員一号「ええ…」
店員二号「苦手なんスかね?こうゆうの?」
β「クリスマスは格式高くないとダメだろ」
大和「そういえばβさんはキリスト教徒でしたね」
イン「そうなの?…意外だわ…」
β「悪かったな教徒っぽくなくて」
イン「あ、ごめんごめん」
ゲヴェルリル「…」モグモグ

2014年
12月26日
19:44

50: zyabara

作者「あっ…ゼンゲキジンキとゴゴジンキの権利が奪われた!!」

イン「…何それ」
作者「俺のなのにー…!」
キャメリア「何だか街が騒がしいですね…お祭りでしょうか…」
β「違うみたいだけどな…」
キャメリア「私、見てきます!」
店員2号「俺も行くッス!」
店員1号「わ、私も!」

2015年
01月09日
19:18

51: zyabara

作者「…」バリボリゴロゴロ
黒猫「…」ゴロゴロ
リリィ「…」コクコク
セイヴァー「せいっ!はっ!」鍛練中
店員一号「Zzz…」レジで寝てる
店員二号「~♪」掃除中 大和「うーん…」ババ抜き中
陸奥「さぁ来なさい!」ババ抜き中


β「…いつの間にかふえてねーか?…」
キャメリア「そ…そうですね…」
店員二号「客来ないッスね~」
β「年末スギたしな…」

2015年
09月03日
22:18

52: zyabara

作者「…暇だな…」バリボリ
イン「世間じゃ大変な事になってたみたいだけどね」お茶ズズー
店員2号「暇なのは客が来ないからじゃ…」
店員1号「平和ですねー…」ズズーッ
店員2号「話聞けよ」
作者「なんかキッチンからカレー臭が…」
店員1号「加齢臭?店長…もうそんな年に…」
作者「しねーよ!ふざけんな!俺はピチピチ20代だ!」
店員2号「ピチピチ?(疑問)」
イン「カレー…ね、確かに良い匂いが…キャメリアかな?」
作者「はっ!…客…カレー…閃いた!」
店員2号「嫌な予感が…」
キャメリア「ふぅ…後は煮込むだけですね…」スタスタ
イン「キャメリア。料理してたの?」
キャメリア「あ、はい。カレーですけど…良かったですかね?」
イン「食べたことないから食べて見たいわね…」
店員1号「わーい\(^o^)/」

黒猫「おめーら…暢気そうに…」フラフラ

作者「カレー大会…」

店員2号「は?」

作者「 カ レ ー 大 会 を 宣 言 す る ッ !(迫真)」

黒猫「うるせぇっ!!」猫パン

作者「アバーッ!?」

※場所は多分横鎮

2015年
09月03日
23:02

53: エアロ

作者はイフペンをおいて一息ついていた・・・

作者「あ^~ やっとゴタゴタが終わったんじゃ^~さぁカレーイベントじゃ^~」


ガラガラッ
不意に戸が開けられる・・・
そして見知らぬ人影が現れた・・・

???「警察だ!」
作者「ファッ!?」
??「おう免許書見せろよ、あくしろよ」
作者「うわぁ誰か助けて~!インちゃん陸奥ちゃんキャメリアちゃんセイヴァーくんヘリカちゃんガ何とかさん猫~!だれか~!」

作者は雑貨屋にいるみんなを呼んだ!
駄菓子菓子!

インは友達に電話中。
キャメリアはカレー鍋を片付けて掃除をしていた。(店員の鑑)
ヘリカはカウンターで寝ていた。(店員の屑)
ガ何とかはお客の応対中だった。(普通の店員)
陸奥は天龍や金剛を出迎えるため鎮守府行ってていなかった。
黒猫は原初とのバトルでもうフラフラ、寝ていた。(宇宙レベルのすごいやつ)

つまり誰も作者を襲った悲劇など見ていなかったのである!(今更

作者「ああ、逃れられない(捕まった!」
???→スケベマント「よう作者さんよぉ。よくも俺をつぶやきトピから追放してくれたな?」
人影の正体はつぶやきトピをさんざん荒らしまわり、AFE次元に追放されたスケアガント一族の恥部、スケベマントだった!
次元の渦をくぐり抜けるうちに、スケベマントはTDNとTNOKと
野獣先輩の属性が身についたようだ(確信犯的ホモ

作者「スケベマント!?お前オリキャラだろ!いいかげんにしろ!」
スケベマント「早く俺を串焼き屋に出せよ あくしろよ」
作者「無理無理^~ カレーイベントやるし忙しいんじゃ^~」

作者がはぐらかすと、スケベマントはその野獣の本性をむき出しにしたのだ!

スケベマント「じゃあ、スケベしようやぁ・・・」
言うやいなや、スケベマントはホモ特有の華麗なロープさばきで作者を縛り上げたのである!ソレも見事な亀甲縛りだ!(服は脱いでないよ!

作者「お兄さん許してぇ!」
スケベマント「さぁ次元超え童貞作者の解体ショーや、みとけよみとけよー」
作者「ああ、逃れられない(カルマ) というかなんなんの?このガチムチたちは!」
作者の周りからは渦が現れ、次々とガチムチのイケメン♂達が出てきたのである!
つーかもう淫夢関係ないじゃん(呆

カズヤ「イケぇ!なんばパークス!」
MUR先輩「そうだよ(確信」
KBS「かね!暴力!セックス!」

作者「イキ杉イグゥ!ンァーッ!(≧Д≦)」
作者はいろいろな技を打ち込まれてイッたのだった・・・快楽園追放。

と、ここでスケベマントが正気に戻った!
スケベマント「っはっ!?ワシなんでここにいるの!?
やめろ!ワシはホモじゃない!」
作者「(≧Д≦)ンアッー!!!」

しかし、淫夢厨最強のホモ、ダークKMRがその程度で攻めをヤメるわけがない(確信
ダーク♂KMR「そう…関係ないね(無慈悲)」
スケベマント「(≧Д≦)ンアッー!!!」

 

そして全てが終わった後・・・

キャメリア「店長さーん」
ガ何とか「店長ー」

二人が見たものは・・・縛られた作者と精魂尽き果て倒れ伏したスケベマントだった・・・

スケベマント、雑貨屋に降臨。

2015年
11月05日
17:54

54: zyabara

キャメリア「…よいしょ…っと」(在庫管理中)
スケベマント「キャメリア殿…ちょっとよろしいか?」
キャメリア「はい…なんでしょうか?」
スケベマント「おっぱい揉ませて下さい」
キャメリア「はい…?」
スケベマント「ありがとう」ワキワキ
キャメリア「えっ…ちょっと待って…キャー!?」逃亡
スケベマント「良いではないか!!良いではないか!!」バタバタ
作者「ちょっとまったぁ!!!!」
スケベマント「ぬぅ!?何故邪魔だてする作者!!」
作者「俺が片方揉む…貴様はもう片方を!!」
スケベマント「相わかった!!(意気投合)」
キャメリア「意味わかりませんよぉ!?来ないでーッ!!」バタバタ
スケベマント「はっはっはっ!!逃げるでない!!逃げるでない!!」
作者「もうにがさねーからなぁ!?」
キャメリア「…え…うわ…う…」壁

島風「 ち ん こ も い じ ゃ う か ら ッ 」

 

突如現れた島風!!

作者「アイエエ!?アヤネル!?ナンデ!!!?」

ブチッ

作者「イッツ マイ サンッ!!!?」

ブチチッ

スケベマント「サン オブ リバティーッ!!(自由の息子)」

黒猫「…おい大丈夫か?」
キャメリア「…あ…ありがとうございます…ウルタール君」
黒猫「何で変態が増えてるんだ…しかも便乗してるし…」
キャメリア「…わかりません…」

作者「…マ…マイ…サン」手を伸ばす
スケベマント「返して…返して…」ガクガク

島風「…えいっ」ポイッ…ジャーッ(トイレに流す)

作者「NOoooooooooooooooooooooooo!!!!」
スケベマント「そのネタはヤメロォ!!(本音)ヤメロォ!!!!(懇願)」

作者&スケベ「イッツ…マイ…サァアアァァアンッ!!!!!!」

島風「汚な…手洗お」ジャバーッ

作者「…」バタッ
スケベマント「…」ガクッ

イン「え…なにこれは(驚愕)」
黒猫「変態二匹がキャメリアの胸を強襲した」
イン「…そう(無関心)」

イン「…」つんつん
作者「あひぃ…ッ!?」ビクンッ
イン「キカミ、キカミー…おっぱい触りたいの?」
作者「はい(素)」
イン「私のなら良いよー?」
作者「マジ!?(歓喜)」

イン「うん…はい」

作者「ヤッター!!」
黒猫「復帰すんな」
作者「よい…」
イン「からのー…アームロック!!」ミキミキ
作者「グワァアアア!…痛い…お、折れるぅぅ!!」
イン「そりゃあぁ!!」
黒猫「それ以上…やれ(無慈悲)」

ボキッ

作者「」バタッ

ち~ん(笑)

2016年
05月11日
00:40

55: zyabara

~キャメリアが飛び出す数分前~

ヘリカと店員2号がテレビを見ながら何か騒いでいる。
その様子を作者は無気力にただぼぅと見ている。

ヘリカ「…大変ですよ!大変ですよ!どうしましょう~!!」
店員2号「あ~何なんだよ!この前の次元震と言い、今回の鯨と言い!マジでそろそろこの世界終わるんじゃねぇか!?」

作者「…」パリポリ
β「…スーッ…ハァ…」

騒ぐ二人を余所に作者はさも感心が無いと言った様子でお菓子を貪り、βは天井を見上げながら気だるそうに煙草を吸う。

黒猫「おいこらキャメリア!!どこ行くつもりだよ!?」
キャメリア「あそこに行くんです!みんなが頑張っているのに見ているだけなんて出来ません!!」

店の外に飛び出すキャメリアを黒猫が制止しようと追いかけ、作者達の横を通り抜ける。

作者「…」

黒猫「お前はそんな事する必要ねーんだよ!!“お前”は此処に居れば良い!お前の役割はそれで良いんだよ!おい!キャメリア!!」
キャメリア「誰か何かが出来るならやらないよりやった方が良いじゃないですか!…それで結果が少しでも良くなるなら!…私はそれをやりたいだけなんです!」
店員2号「…あっ!な、なら俺も行くッス!手伝わせてくださいッス!キャメリアちゃん!」
キャメリア「…そ、それはダメです!危ないから!」
店員2号「なら尚更ッスよ!女の子を危ない場所に行かせて自分は待つなんて男ガナハウンド!絶対出来ないッス!」
ヘリカ「じゃ…じゃあ私も!」
キャメリア「みんな…」
店員2号「いや…お前は残ら無いと死ぬぞ…」
ヘリカ「…あ、そうですね…」
キャメリア「ガナハウンドさん…ありがとうございます。…でも私…行きます!」

キャメリアはそう言って空間を開くとそこに飛び込んでしまう。

店員2号「あっ!キャメリアちゃん!!」
黒猫「っチッ…こうなるから…!キャメリア!」

続く様に黒猫も空間を開いてそこから居なくなる。

β「…行かねえのか?」

不意に煙草を吹かしていたβが作者に話かける。

作者「…別に…興味ないし…今回も他の人がどうにかするでしょ…。…仮に本当に危なくなったら“此処”からも逃げれば良いだけの話だし…」

β「ッ…」

βが何か言いかけたところで店の奥からインが寝起きといった様子で現れる。

イン「なぁに…昼寝してたのに…騒がしいなぁ…ふぁあ…。…あ、キカミそのお菓子美味しそう、一口ちょーだい」
作者「…ん…良いよ。全部食べても」
イン「良いのー?ありがと」パリポリ

作者が興味無さげにお菓子を差し出しインがテレビを見ながら食べ始める。

店員2号「あ!そうだ!店長、何かキャメリアちゃんの後追えるやつ作れないッスか!?いつもみたいにペンでパパッと!」
作者「…行かない方が良いよ。…ガナんとかじゃ多分役にたたないし」
店員2号「ちょ…!ぶっちゃけ過ぎッス!…いや実際そうかもしれないけど…あ、そうだなら店長が!」
作者「…やだよ、面倒くさい」
店員2号「駄目だ店長orz…完全にやる気がねぇ…」
ヘリカ「駄目人間店長!」
店員2号「お前が言うな!」
ヘリカ「むむ…痛い所つきますね」
店員2号「肯定すんな!」
イン「…ていうか何?また何か起きてるみたいだけど…」
作者「また宇宙が危ないんだと。…そろそろ逃げようかなぁ…」
イン「え、なにそれ?…逃げるなら私も行く!…あと、私の友達も一緒に行っても良いかなキカミ?」
作者「…別に良いけど…。…まぁ本当に危なくなったらの話だし、…ていうかまた俺の分体居なくなったんだけど誰かしなら…」

バンッ

βがいきなり机を殴りつけて、周囲が静まりかえる。

店員2号「べ…βさん?」
ヘリカ「」気絶

β「…中途半端なんだよ。…あんた。…やることなす事なぁ…?」
作者「…」
β「今回といい前回といい…あんた何がしたいんだ?…ああ?」
イン「何よ…。…キカミがどうしようと関係ないでしょ!あんたには!」

βが立ち上がり作者に詰め寄ると、何故かインがβに食い下がる様に反論する。

β「…ああ、そうだな。関係ねぇ。…見てるとイラつくって事以外はな。…このガキの時もそうだよな?あんた。…中途半端に助けて、後は逃げ出す…何もかも中途半端だ」
作者「…」
イン「だから何よ!キカミに私が助けられたのは事実じゃない!それで良いでしょ!?…キカミがしたいようにすれば…」
β「ガキは黙ってろ!!」

店員2号「ちょっと!二人とも今はケンカなんかしてる場合じゃないでしょ!?…いい加減に…」

作者「ッ…」

空気がいよいよ険悪になってきたところで作者がいきなり立ち上がり店の外に出て行ってしまう。

店員2号「あちょ…!?店長!」
イン「あ!キカミ待ってよ!」

作者を追ってインも店から出ていき、店内には三人のみに(1人延びてるが)なってしまう。

店員2号「店長…逃げちゃった…。…ハァ…どうしてこうなるやら」

β「…チッ」

βが舌打ちをして椅子に座り直し、煙草に火を付ける。

店員2号「おいヘリカ…駄目か…とりあえず…運ばないと…。…よいしょ…」

店員2号がヘリカを持ち上げると、βが口を開いた。

β「…悪かったな…」
店員2号「…しょうがないッスよ…。…それより早く…終わらないッスかね…この騒ぎ…」
β「…そう…だな」

店員2号がヘリカを抱えて店の奥に消えると、βは再び天井を見上げながら紫煙をゆっくりと吐き出した…。

2016年
05月13日
21:03

56: レヴィドラン

~深遠なる蒼き闇が撃破されて1時間後 雑貨屋-骸- 上空~

キャメリア「勝ったんですねあの人たちは・・・」

あの時吹き飛ばされた際、この戦闘機が私をコックピットに入れてくれた御蔭で、宇宙に投げ飛ばされる事無く助かりました。今は皆さんがいる雑貨屋の上にいます。

キャメリア「あっ!ここですここに降ろしてください!」

私がそう言うと戦闘機はゆっくりと降下して、雑貨屋の5m手前で着地してハッチを開きました。それに梯子まで下ろしてくれました。機械なのに本当に親切です。
本当に意志がある感じです。

キャメリア「よいしょっと・・・ありがとうございました」

そうお礼すると梯子を収納しハッチを閉めて少し浮上した後、左右に少し揺れた後、上昇して何処かへ飛んで行きました。
私はそれを見届けた後、雑貨屋へ歩いていきました。あっ、そうだウルタール君が帰っているのが降りる少し前に鯨のような猫(※にゃんこ大戦争のネコクジラ)が背中に乗せて入ってそして出て散歩の途中だったのでしょうか、早くチキンたつた作って食べさせてあげないとね

【INFO】シルバーホーク、キャメリアをお届け完了

2016年
11月26日
06:35

57: zyabara

 

・・・ちくたく・・・ちくたく

時計の音が鳴り響く。

「ずずぅー・・・」

レジでヘリカがお茶を啜る音が聞こえた。

店員2号「・・・仕事しろし・・・」
ヘリカ「そういっても店長いませんし」
店員2号「それは、サボっていい理由にならないし、サボるいいわけにはならないぞ!・・・大体今いないだけで時々戻ってくるだろ・・・極たまにだけど・・・」
ヘリカ「・・・だよね。・・・だけど・・・」

ヘリカが言うその先をなんとなく察したが、言葉に詰まる。
おそらくそれは自身も感じている疑念だから。

「・・・本当に店長なのかな」

それだ。
俺もそれは感じている。思っている。
でも口にはしなかった。
口にしたら疑念が確信に変わってしまう気したから。

ちゃぷ、ちゃぷ。

モップをバケツに沈めて作業に戻る。
なにかしていないと思考で頭が埋まってしまいそうだった。

ヘリカ「・・・でも・・・あの人は・・・」

店員2号「店長は店長だろ」

言い切る。
ヘリカがその言葉を紡いでしまう前に。

・・・卑怯だとは思う。

事実ヘリカは言葉につまり口を閉ざした。

黒猫「そうだ。あいつはあいつだ。それは変わってねぇよ」
キャメリア「そうですよ。・・・ね。ウルタール君」

店の奥からキャメリアちゃんがのれんをくぐって現われる。手にはお盆。その上に相変らず丁寧にせんべいと茶菓子が綺麗に添えられて、にこやかに笑った。
そして足下に黒猫さんが気だるそうにのそのそと現われて・・・そう言い切った。

店員2号「・・・キャメリアちゃん。ネコさん・・・そうスッよね」
ヘリカ「・・・うん。みんながそう言うなら。・・・そうだよね」

ヘリカもそのいい淀みのない言葉に乗せられて頷いた。
そうだ。・・・雑貨屋はこうじゃないと。
どこかのどかでやさしい時間が流れていないと。

・・・けど。

「違うよ・・・」

その言葉でみんなが固まった。
キャメリアちゃんが少し悲しそうな表情をしてその主を見る。
その先には店の休憩室の隅で膝を抱えて蹲ったインちゃんが居た。

イン「違うの・・・。“あの人”は・・・。私の知らないところで“大人”になって・・・私を遠いところから見てるんだ・・・もう・・・違うの」

ぐすっ・・・ひっく

静まり返った店内でインちゃんの泣きじゃくる声が響く。
・・・みんな押し黙ってしまった。
・・・何かが切れそうだ。・・・これは違う。
と・・・そこで布の摺れる音がしてインちゃんの声がくぐもった。
そこにはやさしくインちゃんを抱きしめたキャメリアちゃんが居て・・・。

キャメリア「大丈夫ですよ・・・辛かったら吐き出して良いんです。・・・誰も責めたりしないから・・・ね?」
イン「ッ・・・うわああぁ」

インちゃんを優しく抱いて頭を撫でる。
・・・それで何かが切れたのかインちゃんはいっそう激しく泣き出した。

ヘリカ「・・・そ、そうですよ!私も慰めてあげますよ!!いつでも私の胸に飛び込んできていいですから!」
黒猫「その貧相な洗濯板にか?」
ヘリカ「・・・ぐえ!?」
店員2号「・・・ネコさん。容赦ないっすね」
キャメリア「ふふっ。・・・ほら、インちゃん。みんな貴方の味方だから・・・。・・・ね?」
イン「・・・うん・・・ひっく。・・・ありがとう・・・」


そこには辛さなんてなくて。・・・優しさだけが流れている。
・・・やっぱり、ここにはキャメリアちゃんが居ないと駄目なんだなと思う。

・・・なのに・・・それなのに・・・またその時間は止まる。


「・・・よろしいかな?」


不意に響く声。
かたりと。ウイスキーのビンと雑多なお菓子がレジに置かれた。
みんな針で刺された見たいに固まる。・・・声の先の主を見て。


・・・鋼鉄の仮面の下から冷ややかで・・・凍てついた視線がこちらを見ていた。
横に子犬みたいにつき従う蒼銀の髪の少女を従えた、黒いコートのその人物。
その声はどこまでも冷たくて、暗い仮面の相貌がこちらを相変わらず見ている。
・・・嗤っている。・・・表情は見えないけど。・・・そう感じた。
・・・なんでだろう?・・・でもこの人だ。

・・・この人だ。

・・・そう“この人”だ。

 

 


・・・数ヶ月前に姿のまるっきり変わった店長がインちゃんを抱えて現れて。
インちゃんを俺達に預けると店の地下倉庫に引きこもってしまった。

それから3週間くらいして、消耗していながらどこか壊れた笑いの表情の店長が慌しくブレイゾンを出てった。

それから置き換わるように来たのが“この人”。

・・・「ムクロマコト」。

鋼鉄の仮面をつけたその人を店長は“新しい店の代理管理人”だと言っていた。

・・・それからだ。・・・インちゃんも。雑貨屋がおかしくなったのは。

店の地下倉庫が改装されて・・・“新しい店”が出来た。
・・・店の名前は「GREED」。多分バーだと思う。
けど。
その“店”には“最近来た移民船団”から来たらしいいかにも“ガラの悪い”人達が来るようになった。
そしてそれを示すように。今も地下倉庫の前には“爬虫類みたい”な用心棒らしき人達が居座っている。
そのせいで雑貨屋に人が近寄りにくくなってしまった。

・・・ほかにも、インちゃんが“この人”と店の前で言い争っていたのを見た。
・・・どちらかと言えばインちゃんが何か一方的に喚きたてていてこの人が何も言わずに聞き流してした様子だったけど。
それからインちゃんがおかしくなった。

店長もその店に入り浸っていて時々此処に戻って来ては寝てたりしている感じで、でも何かインちゃんから距離を置いている様子で・・・。
それと・・・変なのは、βさんが最初は驚いた様子で見ていたのが、店長とお店に入って行きそれからなんだか愉快そうな感じで店長と話していること。
そしてβさんも店に居場所を移したみたいで・・・。時々、“その手職業”の女の人らしき人たちとお店から出てきては出かけていく。
・・・みんなどうしちゃったんだろうか。

・・・いや、原因はわかっている。・・・“この人だ”。

そして、変わらず佇んでいるその人をヘリカが怯えた様子で見て固まっている。・・・レジの担当なのに。
・・・仕方がないか。・・・ヘリカはこの手の人たちには弱いだろうし。
・・・俺もそんなことを考えていて固まって居ると、キャメリアちゃんがすかさずレジに立って会計をする。

キャメリア「はい。こちらですね。えと、全部で1878円になります」
真「・・・どうも」

相変わらず冷たい口調で商品を受け取ってその人が雑貨屋を出て行こうとした時だった。
“その人”の背後についていく女の子がインちゃんを見て何か呟いて嗤う。

「・・・私のマスターだから・・・フフッ」

店員2号「・・・?」

イン「ッ・・・」

それで何か怯えた様子で“その人”を見ていたインちゃんが驚いた様子で慌てて眼を逸らした。

そして、“その人”がその子を少しだけ振り返ってぼそりと呟く。

真「アイン。あまり意地悪をするな・・・怒るぞ」
アイン「・・・はぁい」

そう言い含められたその子はやや不機嫌そうに上を見ると、その人と出て行った。

店員2号「・・・もう・・・戻らないのかな」

・・・俺はそう呟いて天井を見た。

2016年
12月19日
01:14

58: zyabara

〜THE・GREED〜

ブレイゾンの市街地を抜けて、雑多な商店街を進んで行くと、それはあった。
スワロッターズ拠点、“THE・GREED”。表向きこそバーだが、その実内部はSigの支配下にある次元に繋がった“地外法圏”である。


団員「よーすっ!久しぶりぃ!」

俺たちの前で先導していた団員の一人がのそのそと入り口に立っている、ヴァメロに近付いて話しかける。
ヴァメロ「あら?カッシュか?…おお、久しぶりだな。…つかお前が来たって事は…」

ヴァメロは途中まで話すとこちらをチラリと見て、団員と何か話し込んでいる。

「ふぁあ…。ここが拠点かぁ。…地下みたいだけど」
隣でペーターが欠伸をしたがらぶつくさと呟いた。

ヨミ「…ま、聞いた話じゃ中は大規模な施設になってるらしいから、大丈夫じゃねーの?」
ペーター「…そうなの?…じゃあじめじめとかしては無いのかね?」
マサキ『大丈夫だと思うよ。インストールされた資料読んだら、中は宿泊施設に訓練用施設もあるみたいだし…Sig支配下の次元へのポータルもあるみたいだ』ニコ「へえ。やっぱりマサキって物知りだね。頼りになるや」
マサキ『…いやだからインストールされただけだから』
ペーター「…つかそんな大規模な施設はいんのかよ?…ここコロニーだろ?」
マサキ『…。…うん。見たところマップはブレイゾンを飛び出しちゃってるね。…まあばらばらに存在してる空間を“ブドウ”の房みたいにポータルで繋いでるとおもおば良いんじゃないかな?』
ニコ「ブドウ?…食べた事ないや。…あのまんまるのプチプチみたいな果物だよね。地球原産の」
ペーター「…不味そう」
マサキ『…ここブレイゾンにも売ってるみたいだけどね?買ってみれば?』
ヨミ「お前…歩く百科辞典と化してないか?マサキ…」
マサキ『…言われてみれば』

俺たち少年団員で雑談していると、ヴァメロと話していた団員が叫ぶ。

団員「ほらガキ共!くっちゃべってねーでとっとと入れ!!お前らの件すませねーと何時までも飲めねーんだからな!!」

ガナりたてる団員に従い、地下へと降りて行く。

ふと、地下へと入る前に隣の雑貨屋みたいなお店の入り口に立っている金髪の女の子と目があった。
…睨まれた気がする。

ヨミ(…なんだあの女?)

地下へと降りて、入り口のドアを開けると中は広めのバーみたいになっていて、室内にヘヴィメタルチックな曲が流れており、くるくると回るカラーライトの光が目に突き刺さった。

「ん?…おお、お前らか。まだオーナーは帰ってなくてな。…取り敢えず少年達は奥に待たせておけ」

入り口のカウンターに居た男が団員にそう話しかけ、俺達は店内を進む。

ピカピカと光るライトアップをバーに敷き詰められた酒瓶が反射して眩しかった。
店のカウンターに座る客や団員がこちらを飲みながら見ていて、ソファー席に座った連中が横に侍らせた女たちとくっちゃべっている。

ヨミ「…っと!?…うわ…すんません」

よそ見をしながら歩いていたら目の前を横切った人物とぶつかりそうになって謝る。
…団員だったら面倒だ。


「よそ見しゃダメだよー少年ー」
ヨミ「…?ッ…!?」

団員じゃなかったらしく顔を上げたら目の前にデカイ“乳”があって思わず俺は後退りした。

「あれ?あたしそんなにびっくりさせるような事したかな?」

…フラメルか。
目の前に立っていた女はフラメル人で、頭をポリポリとかきながら此方を見ている。
やたら露出の高い服を来ているから多分店の女なんだろう。
…俺はなんとなく目のやり場に困ってドキマギとしながら謝る。

ヨミ「あ…すんません。…気をつけます」
「うん。気をつけてねー?…しかしそんなに怖いかなあたし」
「違うってケーシャ。恥ずかしがってるんだよ…貴女の格好は思春期の少年には過激だから」
ケーシャ「あぁ〜。成る程〜シャイだね〜可愛い〜」
むにゅっ

ヨミ「っ!?…!?」

ケーシャと呼ばれたフラメルが俺に近付いて来て思いっきり抱きしめられた。
俺の頭よりデカイ胸が、マシュマロみたいに形を変えて俺に押し付けられて、甘い匂いと柔らかくてすべすべした肌が密着する。
…まずい。…理性が飛びそうだ。

ケーシャ「ほれほれ。おねーさんのおっぱい柔らかいだろう〜」
ヨミ「…あ…あ…ひ」

俺が硬直しているとフラメルの頭に手のひらが直撃した。

「こらケーシャ。遊ばない」

ぼすっ

ケーシャ「いたっ。なんだよ〜ちょっと可愛がっただけなのに〜」

フラメルが俺を解放すると、俺は全身の力が抜けて床にへたりこんでしまった。
「あっ。君大丈夫?」

ヨミ「あ…は、はい。すみません」

目の前に指し伸ばされた白い手袋をした細い手を取り、立ち上がると今度は金髪の女の人が立っていた。


「私はマリア・リューノ。店の接客をしているの。…君たち新しく入った少年団員よね。…ごめんね?うちの子が悪戯しちゃって」

ヨミ「え、あ…はい。お構い無く…」

話しかけられて意識の戻った俺は良くわからない返事をして、横で見ていたペーター達の元へふらふらと戻った。
…なんで睨んでやがるお前ら。

 


少年達が立ち去るのを見送ってからマリア…マリーはケーシャに向き直る。

マリー「もう…なにやってるのよ?ケーシャ」
ケーシャ「ちょっと遊んだだけじゃーん。そんなに怒らないでよ〜」

「何騒いどるんね?せからしかぁ」

マリー「ケーシャが悪戯したから注意してただけよ…と言うか貴女も仕事しなさいよイオリ」

イオリ「知らんね。今日は忙しか。少しくらい休憩してもええじゃろ」

マリー「あっこら」

イオリと呼ばれた黒髪の女はべんべんと上手いとは言えない調律で三味線みたいな楽器をかき鳴らしながらその場から立ち去る。

マリー「全く。みんな勝手なんだから…」

マリーは腰に手を当てて溜め息を付くと、辺りを見渡す。
ふと入り口の方向を見るとオーナー…要するに骸真が入って来るのが見えた。

マリー「あら、オーナーさんお帰りなさい…って…何かあったの?」

マリーは真の方向に歩んで行くが、その様相を見て思わず問うた。

真「…ん。…まぁ色々とな」

真の手には箱詰めされたピサの袋に、何故か目の下を真っ赤にしたアインがいたからである。

マリー「…ま、まあ気にしない事にするけど…。それよりオーナーさん、例の子達が着いた見たいよ」

真「…ああ、知ってるよ。…それなら準備してこなきゃな…。…アイン、ほら行くぞ」
アイン「…うん…ずびっ」

マリー「…。…本当に…何あったのかしら…」

真のコートの端を握りながら店の奥に入っていく、半泣きのアインと真を見送りマリーは首を傾げた…。

2016年
12月26日
20:54

59: zyabara

~THE・GREED 真達の部屋~

真「……ふぅ。ただいま」

真は部屋に着くと、ピザをテーブルに無造作に置きどかりと音を立ててソファーに座る。

ミリア「あら。おかえりなさい。…ていうかまだアインぐずってるの?」

サングラスのようなVRディスプレイをかけたミリアが、入力装置を軽く叩きながらちらりと真とアインを見てから言った。

真「……負けたのが悔しかったんだとさ。ま、間接的な要因は俺なんだけど」

真は机に置いてあるグラスにウイスキーを注ぐと、それをあおってからマスクを外してタバコに火を付ける。

ミリア「なら真さんが悪いわね。……ほらアイン。慰めてあげるからこっちおいで」
アイン「…うえっ…ミリねぇ…ぶぇええ……」

よたよたと歩きながらミリアの膝元で寄りかかるアイン。その頭を撫でながらミリアは机に手を伸ばしてピザを確認している。

真「…俺が悪いのかよ」
ミリア「そうじゃない?だいたい真さんがわざわざゲームセンターまで行かなければこんな事にならなかったんだし……アインは貴方を思ってやったんだんだから、それで尚且つ力をセーブさせた貴方がやっぱり悪いのよ…。……ていうかこれバジルピザじゃない。……チキンが良かったのに」
真「………。ああ、ああそうだな俺が悪かったよ。ちなみに……ピザに関しては責任はとらんぞ。特に注文が無かったからな」
ミリア「……まあ良いわ。それより“例の子達”来たみたいだけど?」
真「ああ。マリーから聞いたよ。……うーん。まあ難しく考える必要はないか……その場のノリで言おう」
ミリア「なんの話?」
真「……いや、彼らにかける言葉をだな」
ミリア「その場のノリでって。大丈夫なの?……あんまり良い予感しないのだけれど」

そう問いかけるミリアに対し、真は天井を仰ぐ様に見てから唸りつつ紫煙を吐き出した。

真「…前々からさ。一応こんな時のセリフは考えてあるんだ。…君達には期待している…的な?…まあテンプレなんだが」
ミリア「益々心配ね。……彼ら失望するんじゃないかしら。貴方に」
真「……大丈夫だろ。元々彼らは期待など受けた事も無く…それで使い捨ての“ゴミ”みたいな扱いしか受けた事しか無いのだから。…こんな然り気無い言葉でも高揚するだろうさ」
ミリア「あら残酷ね。…けど…そこまで理解出来るなら何故彼らを選んだのかしら?…行き着く先は今までよりも過酷なのに」

真はその言葉を聞きつつ、再びグラスに酒を注いでからちびちびと口を付けて語る。

真「…恐らく彼らは自ら“撰んだ”事なんてないだろう。ただただ状況に流されて来ただけだ。自分より力のある者から強要されてな。…彼らは結局のところ搾取される側でしかない……けど、力を付けて様々事を学べば自ずと“気付く”筈だ。自らを苦しめる要因が何なのか。歪みが何処に存在するのか。…それは“痛み”を持って初めてわかる事だ。…誰かに教えられて“ああ、そうなんだな”と思うだけじゃ駄目なのさ。自ら見つけて出さなければ意味の無いもの……俺はそう思っている」
ミリア「……痛みの無い教訓には意味が無い。自ら感じたその痛みこそが次へ生かす為の教訓になる…って言いたいのかしら?」
真「…ニュアンス的にはちょいと違うが。まあ似たようなもんだ。ただ俺のはそこまで大層なもんじゃないさ。……単なる思い込みだよ」

真はそう答えてタバコを揉み消すと、マスクを付けて立ち上がる。

ミリア「ああ、真さん。行く前にちょっと報告を」
真「なんだ?」
ミリア「例の彼ら用の“装備”についてなんだけど。…ダメね。宇宙軍からの横流しについては“武装”は問題無かったんだけど。…“強化服”に関しては中古品も良いところ…というよりスクラップ一歩手前のばっかりよ」
真「必要数確保出来ないってか?」
ミリア「性能を考慮しないなら確保できるわよ?…着ている意味あるのかわかんないけど…。どの道私の知ってるルートじゃ限界よ。規制が思ったより厳重なんだもの」
真「…うーん…別のツテで探れないか?…例えばこの次元で代用品を探すとか」
ミリア「ここで?…それ大丈夫なのかしら?メガロ級の私でさえコロニーのセキリティ掌握出来ちゃうレベルなのよ?」
真「逆さ。逆。…ここで使うならここの物でも平気って事だ。…素体だけ購入できれば色々解るだろうしな。…まその件はお前に任せるよ」
ミリア「…不安だわ。…一応探しては見るけど」

そういってミリアはしぶしぶながらもHDカムを装着して、ハッキングモードを起動する。
その姿はまるでコンピューターの一部となった様でもある。
伊達に“ローズキャット”と異名で呼ばれるだけはあるのだろう。


真「…」


…ただ、その膝でアインが寝こけながらストッキングをよだれで汚している事を除けば…だが。

2016年
12月31日
22:20

60: zyabara

「あー…、私がスワロッターズの代表をしている、骸真だ」

並んだ俺達の前に立ったその人物は酷く気だるそうな動作で頭を掻くと、そう言った。

ヨミ「…あいつ…」

俺はその仮面を被った人物を注視する。
…見違えるはずもなかった。
その鋼鉄で出来た髑髏を思わせる不気味な仮面。
そこから注がれる冷酷なまでの暗い相貌。
鋼鉄の仮面に隠されたその表情は決して伺い知れる事は出来ない。

…だが、はっきり言って皆拍子抜けしていた。

新興組織スワロッターズ。
Vb867aから新たな次元における市場を築く期待の新星。
噂だけ聞けば成る程、期待をかけられるだけの素質はあるだろう。ギャングとしては小規模ながら苛烈な軍備と潤沢な資金。新たな次元における短期間の組織編成とバグレス本部との大きなパイプ。
これだけ聞けば確かにバグレスの先鋭たる期待の組織だと思えるだろう。

…だからだろう。拍子抜けしたのは。
新興組織ともなればギャングという荒くれ者の集団を統率するなら、その長たるものはより苛烈で鮮烈な人物な筈である。
だが、今目の前に立っている人物はそうでは無い。
鋼鉄の仮面こそインパクトは有るものの、その全体から漂う気だるそうな雰囲気はおおよそそのイメージからはかけ離れていた。

…なんと言うか…覇気があまり感じられなかった。

マサキ『…。ヨミ、拍子抜けしてる?』
ヨミ「えっ。…ああ、うんまぁ…何て言うかな…」

俺は少しだけ不快だった。
直接的な関係こそ無いが、ヒメに似ている“あの子”がなついていた人物があまり覇気の感じられない男で…しかも、それが俺達の代表だったからだ。

ヨミ「…うん。そうだな。ちょっとだけ拍子抜けしてるよ」
マサキ『…まぁ無理も無いかな。俺もこんな感じだとは思って無かったし』

マサキの台詞に頷くと俺はやや訝しげな表情でその男を見た。

真「…厳しい選抜試験を抜け良くここまでたどり着いてくれた。我々スワロッターズは皆も知っている通り新たな次元で市場の先端を開いた小規模な組織に過ぎない。…だからこそ我々は君たちの様な活力溢れる若者を必要としている。…はっきり言おう、これからの我々の評価は君たちに架かっていると」

…俺達が?
違和感を感じた。
確かにスワロッターズは新興組織で成長途中の組織ではある。
だけど、その組織の先鋭を俺達のような無学な子供が担っているとは到底思えなかったからだ。

…けど、少しだけドキドキしていた。
誰かに、自分より立場が上の人物に、そうやって期待をかけられたのは初めてだったから。
初めて自分の存在が認められた気がしたから。

ニコ「…ふーん。えへへ悪くないね」
ヨミ「浮かれ過ぎんなよ…」
マサキ『…』

横でにまにま笑っているニコは放っておき、男の台詞の続きに耳を傾ける。

真「君たちは可能性を秘めている。それは未だ咲かぬ大きな大輪の様なものだ。少なくとも君たちは厳しい選抜試験から選ばれた才覚ある者達だと私は思っている。そしてそれは君たちの可能性そのものだ。もしかすると君たちの中から組織の要職に就ける者がいるかも知れない。…だがそれは個人個人の働きに架かっている。そしてその働きと努力こそが組織の…ひいては君たち自身の力となるだろう。…君たちには期待している」

長過ぎもせずかといって短くもない言葉を述べた男は軽く団員達に顎で指示すると、俺達の方向に歩んで来た。

ヨミ「…?」

男は俺の前で止まると、口を開ける。

真「君がヨミ君かな?」
ヨミ「はい…そうですが?」

突然の事に俺が訝しげに頷いていても、男は腰に手を当てて話を続けた。

真「君は試験の後も良く働いたと聞いている。…執念と言うのは大事だ。…期待しているよ」

男はそう言って俺の肩に手を置くと、少し叩いてから目の前から去って行った。

ニコ「ヨミ凄いね。ボスから期待されるなんて」
ヨミ「えっ…うん。…まぁそうなのかな?」

俺は皆から注目されて少し高揚していた。
だからわからなかった。
あの男があの時何を考えていたかなんてのは…。

 

 

 

激励を述べた後、少年団員達に部屋当てをしている団員らをよそに真はソファーに座って煙草に火を着けた。

真「…ま、こんなもんか」
イオリ「オーナーはん何を笑っとるかいね?…ほれ、お酒」

真の隣にイオリが座って、グラスに酒を注ぐ。

真「笑ってる?…俺が?」
イオリ「そんな風に見えたが…見間違いけ?」
真「…。…まぁ気にするな色々あるのさ」
イオリ「ほうか。それならええんやけど」

イオリは自分のグラスにも酒を注ぐと、ちびちびと飲みながら少年達を見る。

イオリ「あの子達どうするつもりなん?…普通に働かせるならもうちょい経験つんだ兄さんのほうが良いと思うん」
真「…使いようだよ。なんだ?気になるのか?」
イオリ「…別に気にはならへんけど。…あ、ほうか。オーナーはん若い男の子の体が…」
真「…人をショタコン扱いするな…と言うか変な邪推をするんじゃない」
イオリ「なんやつまらんの」

下らない会話をしていると、ミリアから真に通信が入る。

真「…なんだ?どうした?」
ミリア『例の件で代用品がありそうな所を見つけたんだけど。…確認してくれる?』
真「…わかった。取り敢えずそっちにいくから待ってろ」

真は立ち上がり、マスクを着けるとその場を後にする。

イオリ「お仕事か?なんやもうちょい居るかと思うたのに」
真「そうだ。…お前は三味線の練習でもしてろ。下手くそ過ぎる」

真は手のひらをひらひらと降りながら、奥へと消えていった。

イオリ「余計なお世話や!オーナーはんなんか馬に蹴られてまえー!」

イオリはそう叫んでからグラスを真のぶんまで一気飲みした…。

2017年
01月01日
00:55

61: MI4989 削除

#場所はよく解らんから適当だ!

~真達の部屋~

ミリアに呼ばれて奥の部屋まで足を運び、端末に映し出された情報を閲覧する真。
……情報とは言うものの、えらく殺風景なネットのホームページだった。
これでもかと情報が少なければデータ容量も小さい、おそらくこの世界でもかなりデータ容量が小さいサイトだ。

市場が開いている事を告知するためだけのサイト。
そこには市場の現在位置と開いている時間、市場の主催者への連絡先、そして取り扱い商品の欄しかない。
一覧には商品名とカテゴリ名しかない項目がずらっと並んでいるだけ。辛うじて検索してソートできるくらいか。

生鮮食品、コカイン、衣類、紙、短機関銃、毒ガス、土建用重機、嗜好品、装甲車、機械部品、弾道ミサイル、幼女、天然ゴム、木材、軍艦、貨物船……統一性のない雑多な取り扱い商品欄の中にパワードスーツなるカテゴリの商品が一つだけあった。
当然ながら真はミリアに聞く、

真「どうやって見つけた?」
ミリア「ダメ元で普通にズバリなキーワードで検索をかけたらこんなのが出てきた」
真「……」

コメントに困る返し。セキュリティガバガバどころかオープンな状態だったのだ。
さっき商品欄に見えたコカインだのマスタードガスだの幼女だのがあるのにオープン。あまりにも度胸が据わっている。自分達がギャングだとは言え、流石にこの世界の法律とか国際条約とかどうなっているのか疑わざるを得ない。
というか主催者は何を考えているんだ、真面目に仕事しろ。

ミリア「あと、ここから先には……というかアクセス先そのものがないみたい。でもお金の動きはあるし、座標をスコープで確認すると実在する上にちゃんと船の往来があるのは分かっているんだけど……」
真「そっちはハッキングできたんだな。連絡先にもしかけたか?」
ミリア「駄目だった、通信と文書をやり取りするためだけの最低限のデータとアプリそして削除されていない通信履歴とあのサイトのバックアップデータしかなかったわ」
真「逆探はされてないよな?」
ミリア「いや、あんなしょぼいデバイスで逆探なんてできる訳が無いわよ……というか今時になってビット数が32ビットだし、メモリが数百MBだし、データ容量が16GBしかない化石のようなコンピューターなんて……スペックが信じられないほど低い……」

ミリア「で、この何故だかオープンなあやしい市場に行って代用品を見てくる?」
真「罠かもしれないな……」
ミリア「罠か……私達をハメたところで誰が得するんでしょうね……」

どうにも腑に落ちない、というか落ちて堪るか。こんな非常識な市場を前にして……。

2017年
01月01日
20:51

62: zyabara

真「……まぁ、行ってみるだけ行ってみるか…」
ミリア「…本気?」
真「言ったろ?ここで使うならここの物で構わないって。なら、見ておいて損は無いさ。……ある程度技術力も見ておきたいしな」

真はそう言って体内通信に切り替えて、グレオに連絡を取る。

真『グレオ、仕事だ。今手の空いてる団員を数名こっちに回せ』
グレオ『あ?仕事ォ?…仕方ねぇな…。あーとっ…今手の空いてる奴は10人くらいなら確保出来そうだが……足りるか?』
真『ああ、問題ない足りない分はこっちで確保する。……因みに…お前は来れるか?』
グレオ『ああ?…なんだよ?どういう案件だ?どっかに襲撃でもかけんのかよ?』
真『いや、そうでは無いんだが。……まあとにかく買い物だ』
グレオ『買い物ォ?……ならなんで…?』
真『市場が怪しくてな。念のためだ…。まぁ、そっちの作業はミリアに協力させるからお前は取り敢えずこっちに来い』
グレオ『へいへいわーたよ。いきゃ良いんだろ?行きゃあ』

真「…ふぅ」
ミリア「伝えたの?」
真「まあな。あー…ミリア悪いがグレオの仕事の件引き継ぎを頼む」
ミリア「えーッ……このところずっと仕事ばっかりじゃない。たまには休憩させてよ」
真「今は忙しく時期なんだよ……すまんが理解してくれ」
ミリア「んもう……仕方ないわねぇ…」

再びカムを着け直すミリアを背に、真はソファーで寝ているアインを揺すり起こす。

真「アイン、起きろ。出かけるぞ」
アイン「……ふぇっ。…んー…なぁにマスター…お仕事ぉ?」
真「そうだ。付いてこい。…あー…その前に顔は洗え」

寝ぼけ眼で目を擦るアインの背を軽く叩いて、顔を洗いに行かせると、真は取り敢えずスーツの下から拳銃を取りだし、動作確認をする。

…あくまで念のためだが。

2017年
01月02日
17:23

63: MI4989 削除

#市場での行動もこっちでやるよ

~ブレイゾンから見て結構遠いような気がするけどやっぱり近いんじゃね宙域、古めかしい形式不明な10000m級航空母艦を中心とする機動艦隊と化した通商船団および市場、周辺宙域~

なぜだか市場へはワープゲートを使えないというかワープそのものが制限されているため、しぶしぶと宇宙船に乗ってここまでやってきた真達。

見えてきたのは空母と巡洋艦と駆逐艦から構成される機動艦隊だった。
それぞれの軍艦の艦影は第二次世界大戦前から西暦2000年までの時代に建造されたであろう代物ばかりだ。実物は見たことすらない古い時代を生きていた鋼鉄の巨人達が市場を守備するようである。
商人達や利用客が使っているであろう船は現代風だが。

港湾施設であろう機能を持つ大型工作艦と製鉄から造船まで行う機能を持つ大型工作艦が中央の巨大航空母艦と言うべき謎の航空母艦へ後付けくさい鉄橋がかかっているのが見えた。
あれが船上の市場なのだろうか。そこへ近づくとでかい胸と鋼鉄の翼を持った女に宇宙船を止めさせられた。こちらが停止したのを確認した女はこちらに背を向けて翼に付いている尾灯を光らせてこちらを案内し始める。
道なりに進んで行くと船内に伝わる振動の種類が変わる、どうやらしれっと大気圏内に突入したらしい。
……いったいこの市場はどうなっているんだ。

しばらくするとまた止めさせられ、宇宙船の中へ体重が数百kgもありそうな重い足音と宇宙船に強い磁場を晒したような磁励音(※)を立てさせながら大柄な女達に入って来られる。
(※:身近な例で言うなら電車がモーターを使って動くときに鳴っているフィーンって感じの音)

手足と胸板はグレオよりは若干細く、薄い気がすると言わせるほどには大柄で筋肉質な女達。そして汗の代わりに燃料と機械油の臭いが鼻を突いてくる。
彼女達は耳の後ろと腰に銅赤色の細長いひれのようなものを生やし、背中と腰には肩の骨格のような形状をしている金属質な骨格を介して翼と発動機が生えている。
特徴的でもあるその顔よりも大きな胸はさながらカウンターウェイトのようでもある。
また、彼女らに近付かれると6600Vか12000Vくらいの高圧線に近づいたような独特の痺れる不快感が襲ってくる。

どうにも彼女らがこちらに言っている事から船内と乗組員の検査らしい。
そんなこんなで半ば強制的にチェックが行われ始めた。

……しばらくお待ちください……
水棲シュヴェシィナ(警備4)「しかしまぁ、皆して古い銃と弾ねぇ」
水棲シュヴェシィナ(警備7)「この人、めたくそに詰め込んだ感じの筋肉してる」
……しばらくお待ちください……
水棲シュヴェシィナ(警備1)「は~い、検査はおしまーい、異常は無いわよ~。空いてる所に入港してね~」

そんな呑気な事を言って女達はさっさと宇宙船から出て行ったのであった。

2017年
01月02日
18:23

64: zyabara

タドコロ「こ↓こ↑が市場?」
トオノ「はえ~おっきい~」
ミウラ「嘘つけ、Vb867よりは小さいゾ」

ペチャクチャとしゃべくっている団員達を尻目に、真は取り敢えず辺りを見渡して地図を見つつどの様に回るか算段をつけておく事にする。

アイン「変なお舟ばっかりだね、マスター」
真「ああ…お前はアンティーク系の船を見るのは始めてか」

キョロキョロと辺りを見渡すアインにそう言ってから赤ペンで、地図に適当に検討をつけてマークしておく。

彡(゚)(゚)「あれやな、最近ワイらの次元で流行っとる母星文化復刻キャンペーンの1つやろな」
(´・ω・`)「ここはSigとは全く無関係だよ。お兄ちゃん」
彡(゚)(゚)「ほうなんか(鼻ほじ)まあええわ、つかあの筋肉ねーちゃんワイら地球人やっていってるのに全く信用せんかったな」
真「…お前ら奇形だからな」
彡( )( )「」
(´・ω・`)「事実だけど元気だしてお兄ちゃん…ほらきうりあげるから」

近くで話していた“やきう彡(゚)(゚)”と“原住民(´・ω・`)”の会話に適当に釘をさした真。
現在意気消沈しているやきうとそれを励ます原住民は“一応”地球人だ。
やきうは目は飛び出してるし、肌は黄色いからとてもそうは思えないが…原住民に至ってはもはや90cmくらいの人型白饅頭である。真は嫌でもこの地球人(?)の部下達が記憶された。

他の団員はスワロッターズ団員用の戦闘服とマスクを着用しているから一見、見分けはつかない。
…が、一部の者が独特のしゃべり方をするから、その“連中”は見分けはついた。

タドコロ「俺たちの地球は真っ黒に焼けた。はっきりわかんだね」
キムラ「真っ黒どころかクォークに分解されてますよ先輩」
ミウラ「あっ…そっかぁ(池沼)」
タドコロ「あっ!そうだキムラぁ!(唐突)さっき俺らが着替えてたときチラチラ見てたろ?」
ミウラ「そうだよ(便乗)」
キムラ「なんで見る必要があるんですか(正論)」
トオノ「皆やめてよ、今は盛りあってる場合じゃないでしょ(正論)」
ミウラ「見せたきゃ見せてやるよ(迫真)」
タドコロ「ホラホラホラホラ!(迫真)」

真「…なんだあいつらホモかよ……たまげたなぁ…(驚愕)」
アイン「汚い(嫌悪)」
グレオ「おいおめえら遊んでんじゃねぇぞ!仕事しろ仕事!」
タドコロ「おかのした」
ミウラ「すいません!許して下さい何でもしますから!!」
グレオ「…ん?…今何でもするって…」
ミウラ「え…それは…(困惑)」

真「…たまげたなぁ。…ってこんな事してる場合じゃなかった。…よし!3番組15名は船で待機!良いな!」

彡(゚)(゚)「おかのした」
(´・ω・`)「はあい」
団員「了解ッス」

真「残りは付いてこい!よし、いくぞ」
グレオ「いくぞおめぇら!」
タドコロ「皆続け~ッ!!」
ミウラ「DJ…DJ…」
アイン「うるさい!(半ギレ)」
タドコロ「ヒェ…!水洗式センセンシャル!!」
ミウラ「恥ずかしくないのかよ。幼女に負けて」
タドコロ「クゥ~ン(≧Д≦)」

アイン「…汚い(確信)」
真「たまげたなぁ…」

取り敢えず真達は幹部2名と護衛1名を含めた28名の内15名を船に残し13名で市場へと向かう事にする。
…部下達がうるさいが。

2017年
01月02日
22:38

65: MI4989 削除

奴隷商(2)「あいつ……不運にもバリスタン混入事件で捕まっちまったけど……こいつらどうしよ」
奴隷商(3)「正直、微妙なんだよな……シュヴェシィナになれない素体って」

市場に入ってまず目に入ったのは扱いに困ったような顔をした奴隷商二人とざっと300人は居るんじゃないかっていう安いハムスターみたいなお値段が付いたウサギ系獣人の少女達だった。
その横には「禁輸生物」と書かれたプラ板がついた檻とそれを警備する警備員。
檻には少女と比べるとなんか小さいウサギ系獣人の少年が入っている。何があったのか解らない。


武器商(中華系)「ここには正規軍も使っていた兵器と武器が(不良品だけど)揃ってるね」
政府高官「なまもの兵器群に対抗できる兵器はどれだ?」
武器商(リザードマン)「はっきり言おう。 こ の 市 場 に は も う 無 い 」
ばりすたんa「J´・ω・`)つ[ 盛 大 に ]」
ばりすたんb「J´・ω・`)つ[ S O L D O U T ]」
政府高官「orz」
装甲車級クレリアン警備兵(子持ち)(なんか知らないけどうちの子がお友達の真似してる……)

む(中略)超武装紳士「おーい、この高射砲の砲身はブリスガンド陸軍行きなのか? なんか口径が違うぞ」
武器商(ベルゲパンターG)「宛先が間違ってるな。それはプリッツア陸軍行きだ、そっち向けの船まで運んでくれ」
む(中略)超武装紳士「やっぱりか」

さっきの奴隷が並んでるところの隣に目をやると何かがもう無いとはっきりと言われて落ち込んだ偉そうな人と商人、そしてたくさんの戦車や装甲車等が見えた。
が、何かがもう無いらしい。というか「なまもの兵器群」ってなんだよ。
そしてその横では長い砲身を片手で肩に乗せながら戦車回収車と話しては砲身を肩に乗せたままなんだかすっごい速度で走り去っていく超サイヤ人みたいな奴も見えた。
なんなんだこの市場。

2017年
01月03日
00:18

66: zyabara

団員2「なんか、懐かしい感じの市場だな。おい」
団員1「ノキノシタとあんまり変わんないだろ。そのせいじゃね?」
タドコロ「多種族が入り交じる市場って大概カオスってそれ一番言われてるから」
ミウラ「そうだよ(便乗)」

真(あれ?キョドってるの俺だけ?)
アイン「~♪」
グレオ「お、なんか安く人身売買してるなぁ。買おうかな」
団員「喰うつもりでしょ兄貴」
グレオ「まぁな」

奴隷商(2)「食ったら死ぬぞ。…色々混じってるし」
グレオ「大丈夫よ!俺の胃袋はそんなにヤワじゃねぇ!!大概の生き物は喰える様に調整してるからなぁ!これぞプラトニックラブってな!ガッハッハ!!」ドンッ
奴隷商(2)「なんだこの変態は…たまげたなぁ(ドン引き)」

真はわりとふっつうに溶け込んでる回りの団員達を見て、改めてSig次元の連中の懐の深さを認識するのだった。

真「アイン、こら。商品弄くるな」
アイン「じゃあこれ買ってよマスター♪」

アインは猫なで声で良くわからない金属塊を片手で弄ぶ。

真「…なんだこれ?」

ズンッ

真「!?」

真が受け取ろうとしてアインが手を離すと、それは地面に音をたててめり込んだ。
…どうやら常人の持てる重さでは無さそうだ。

真「あっぶな!?セーフ!セーフだよな今の!!」
アイン「あっあっ…ごめんなさいマスター…力加減が…」

危うく脚とか無くす所であった。

真「…戻しなさい」
アイン「うええ…ごめんなさい」ドスン

真は取り敢えずアインに商品を戻させて、奴隷を眺めてる団員達を見る。
…あいつら買うつもりだろうか…。

2017年
01月03日
15:20

67: MI4989 削除

奴隷商(3)「つーか、調査が終わるまでちょっと待てや。こいつらさっきバリスタン混入してたのが摘発された云々で面倒ごとになったのがそのまま置いてかれてる奴らなんだから……」
奴隷商(2)「……よし、帳簿からこいつらの出元がでてきた。どれどれ……」
奴隷商(3)「“π245A-4、(´・ω・`)星団、審議中環状六重連星系にて不法投棄されて間もなく、なまもの甲殻類の棲み処になりつつあった銀河系周回型宇宙都市より発見、直ちに回収”」
トオノ「なんかVb867よりでかくない? その構造物」
奴隷商(2)「それはボケてるつもりか? お前らもTier13文明の住民だろ。Tier13文明が使う量産型宇宙都市ってのはこの規模が普通だ」

売買以前に商品を引き継いで販売しようかなという状態だったらしく商品詳細を兼ねた帳簿を引っ張り出して確認を進めていく。

奴隷商(3)「“宇宙都市より発掘された文献よりいつものように出てきては失敗する運命にあるバリスタン養殖計画によって産まれさせられたType15型産業廃棄物と同定できた。”こいつら、ずばり“ゴミ”だ」
団員2「奴隷ですらねぇっ!」
奴隷商(3)「ま、よくあることだな。出自とバリスタンが混入していた所からして疫病を媒介している可能性が……お、珍しく世界終了系疫病が一つもないぞ。その代りに――」
奴隷商(2)「なんか死んでるのが居るから試食するか?」
グレオ「するする」
奴隷商(2)「毛皮を剥いで……肉を切り出してっと、ウサギの刺身だ」
グレオ「さんきゅー」ぱくっ
* おおっと テレポータ *
INFO:真のイベントリからたばこが2本消えました
INFO:グレオのイベントリにたばこが1本追加されました
グレオ「ファッ!?」
奴隷商(3)「発病すると欲しいものを知っている誰かからテレポートを使って盗んでしまう病気が……ああ、やっちまったな」

2017年
01月03日
17:25

68: zyabara

グレオ「どういうことだってばよ(困惑)」
団員1「オカルト嫌いッ!オカルトじんましんがッ!!」ゾワワ~
タドコロ「えっ…なにそれは」

真「……?なんだ?どうした?」

真が騒ぐグレオ達に話しかけると、グレオがどうやら変な病気に感染したらしい。

真「かかりつけの院で初期化してもらうしか無さそうだな…」
グレオ「マジかよ!?めんどくせぇ!!…保険効くかな?」

そう言ってグレオは端末をいじくり始めた。
…結果は…。

・現在Sigにて確認されていない症例の為保険の適用外です

グレオ「」
真「……。……まぁ…頑張れ(適当)」
グレオ「うおおぉ!めんどくせぇ!!!!」
団員2「変なもん食べるから」
グレオ「もう食ったら全部おんなじだな!その“肉”買うわ!!」
奴隷商(2)「毎度」
団員1「ええ…(困惑)」

グレオ「ガブガブムシャムシャズルルーッ!」(脳みそ啜ってる)
真「オエッ!近寄んな!くせぇ!!」
アイン「キモいよー…(ドン引き)」

グレオ「おお…おお…コイツ録な人生歩んでないな。ヒャハハッ」ズルルーッ
団員「勘弁してくれ…(ドン引き)」

グレオは補食した対象の脳を啜る事で記憶や感情を文字通り“味わう”事ができる。
これは地味に便利な能力なのだが……普通は殺した相手の記憶や感情なんて味わいたくは無いだろう。
…しかしグレオはあえて対象を痛たぶったりしてから、補食する事がある。
……マゾなんじゃないか?コイツ。

……だが、笑いながら涙を流し肉を啜るその姿は変態以外の何者でも無かった。

グレオ「おほほほーッ!ビターな味わいだぜっ」ズルルーッ

真「よし、次いこう次(ガン無視)」
アイン「うん(便乗)」
ミウラ「当たり前だよなぁ!?(便乗)」


皮を剥がれてなんか色々ぶらぶらしてる“それ”をジャンクフードの如く喰い漁るグレオと、それにドン引きしている団員達を引き連れて、歩を進める一向。

阿鼻叫喚のその集団はさておき、真はふと武器商らしき店舗を見つけそこで立ち止まる。

真「…ふむ。色々ありそうだな」
武器商(中華)「らっしゃい。見てくかい?色々あるよ」

真「ふむ。……うーんこのごちゃまぜ感。確かに色々あるな」

露店の如く積み上げられた商品を見ながら、真はふとベルトらしき物を見つけて立ち止まる。

真「なんだ?これは武器じゃ無さそうだが…」
タドコロ「KMNライダーみたいな感じッスね。着けてみようかな」
真「あっ…おい。…勝手に…」

タドコロ「変…身!」シュバッ


[Unit!]
[HENSHIN]

[ヤジュ!ヤジュヤジュ!ヤジュセンパーイ!!]

[The Beast!!]

デ デ ド ン !!

野獣先輩(タドコロ)「やったぜ」変身完了
ミウラ「KMNライダービーストかな?(違う)」

真「…なんだこれはたまげたなぁ…」
武器商(中華)「ああー…それかぁ……ちゃんとした手順踏まなかったろ?……まぁそれは俺は詳しくないから今それ買い取った奴呼ぶからちょいと待ってくれ」
真「おかのした」
アイン「マスターが変なミームに感染しちゃった!?うわあぁん」

野獣先輩(ライダー)「ホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラ!!」ガン堀
ミウラ「いいゾ~それ~」
キムラ「ちょっ…やめっ…ンアーッ!!!!(≧Д≦)」

騒ぐ団員は放置して取り敢えず商人を待つことにする。

2017年
01月03日
18:16

69: 熱湯カルピス

中武器商「あーもしもし米商人?」
米商人「はいもしもしピザハットでーす」
中武器商「そのジョーク面白くないぞ、それより市場ナンバーL-92764-Jなんだが。」
米商人「あぁメタトギアね。返品は受け付けてないぞ。」
中武器商「いや別件だ。とりあえず来てくれ早く。」
米商人「オーケーオーケー、すぐ行くよ。おい店番頼むぞ。」あいよー>

ー米商人の店ー
客「えっ!?この価格で必ず使えるの!?」
業者「おう、なんてったってあのトーラス様が製造元だからな!」
客「えートーラスかぁ…まぁでも試しだと思えば…一つくれ!」
業者「はいまいど!」

2017年
01月03日
21:38

70: zyabara

~ブレイゾンから見て(中略)宙域、古めかしい(中略)市場・バース~

彡(゚)(゚)「暇やな…」
(´・ω・`)「船を見張るのが仕事だよお兄ちゃん」
彡(゚)(゚)「わかっとるがな。…ん?…おいゴルァそこのクソでか姉ちゃん何見とんねん!」
(;´・ω・`)「やめようよ、因縁つけんの…ていうか体格差考えなよ」

やきうが因縁を付けているのは水棲シィヴェシィナである。やきうと比べればその身長差は2倍近い。

水棲シィヴェシィナ「…」

彡#(゚)(゚)「ええか原住民ちゃん?舐められるも舐められたも関係あらへん!これはメンツの問題や!!ワイは天下のスロワッターズの団員…そしてそのうちボスになる男や!ギャング舐めたらどうなるか見せとかなかアカン!わかったらかかって来いやヘイ!トォトォトォ!カモォオン!おいゴルルァアアアっ!!(超巻き舌)」

(;´・ω・`)「舐めてるのはお兄ちゃんだよね!?ていうか野心丸出しだし!?だいたい天下のスロワッターズって……僕たち見た目のせいで就活全部失敗してたまたま募集してたここに受かっただけじゃん!?調子ぶっこいてるのお兄ちゃんだよね!?やめなよ!ていうかやめてよ!本当に!」

彡#( )( )「オルレァアアン!!(fateGo)何じっとり見てんねん!!なんか言わへんか!!いてこますで!!ほんまに!!(迫真)」
(´・ω・`)「駄目だ…まるで話を聞いてないよ」

水棲シィヴェシィナ「…」テクテク

彡( )( )「!?」ビクッ

水棲シィヴェシィナがやきうの目の前まで歩いて来て止まった。
ちょうどその身長差もあり、やきう達は見下ろされる形となり、暗い影がやきう達を覆う。

彡;(。)(゚)「な…なんや!?文句あるんか!?ワイは負けへんで!!関西コープの底力見せたるかんなぁ!?ワイは野球に関してはSig支配圏じゃ一番やからな!?(自称)」ガクガク
(;´・ω・`)「お兄ちゃん言ってる事が支離滅裂だし、すんごい目が泳いでる上に足震えてるけど!?どうでも良いから早く謝って!!」
水棲シィヴェシィナ「…」ポスッ


シィヴェシィナが手を置いた。
やきうの頭の上に。

だが

そこは

目玉しか

存在しなかった。


彡( )( )「いったあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! )」

水棲シィヴェシィナ「!!!?」

(;´・ω・`)「お兄ちゃぁああん!?」

彡( )( )「あひ…あひあひあひ……」ビクンビクン
(;´・ω・`)「ヤバイよ…なんか穴という穴から全部漏れてるよ……」
水棲シィヴェシィナ「キュウキュウ…キャッキャッ!」
水棲シィヴェシィナ(2)「クルルル…キュッキュ!」

なんかやきうにドン引きしていたシィヴェシィナが甲高い鳴き声で会話している様だ。

(;´・ω・`)「?」
彡(゚)(゚)「え?ちがうてワイのこれは目玉や。電球やないで?」ムクリ
(;´・ω・`)「復帰はやっ!?ていうかせめて身体拭いてお兄ちゃん!!臭いよ!文明人としてあるまじき姿だよ!?…ていうか何で会話成立してんの!!!?」
水棲シィヴェシィナ「あっそうだったんだ着ぐるみかと思ったわ…。ごめんね?」
彡(゚)(゚)「構わへんで、悪気なこうたみたいやし、舐めとるわけやないのならええんや。」
水棲シィヴェシィナ(2)「じゃあこのお饅頭みたいな子も着ぐるみじゃないのね…」ムンズ
(´;ω;`)「やめてー!!離してー!怖いよー!!助けてーきうり神さまーッ!!」ぶらぶら

彡(^)(^)「ギャッハッハッ!!」

~武器商店~

真(まだかな…)スパァー
アイン「…」ツンツン

真「こら、弄くらない」
アイン「うう…暇だよぉ」

野獣先輩(ライダー)「ライダー…イッグ!!ンアーッ(≧Д≦)」ドピュルルル
ミウラ「イキ過ぎィ!?」
グレオ「路ばたで盛りあうなや!!クセェだろうが!!」モグモグ
団員「兄貴人の事言えないでしょう…(ドン引き)」

2017年
01月04日
11:18

71: MI4989 削除

典型的な清王朝時代の中国人みたいな恰好をした商人が店番をチャイナドレスを着た黒髪シュヴェシィナに任せて他の商人を呼びに行った頃合い。
そしてグレオがウサギ肉を食い終わった頃合い。
グレオはなんでだか知らないが脳よりも脊髄のほうが記憶が詰まっているような感触を覚えた。そしてどういうわけかその記憶はどんどんと変化していき、ついにはびっくりするほど思想的に真っ赤になってたのを覚えている。
というかなんで腹が満たされないんだろう。

水棲シュヴェシィナ(子供)「♪」もぐもぐ
アイン「なにそれー」
水棲シュヴェシィナ(子供)「キュッ♪」チタン製歯車をもう一枚渡す
アイン「ありが、え……」

なんか子供シュヴェシィナが美味しそうに食べてたので欲しがってみたらどう見ても食えそうにもない機械油でぎっとぎとなチタン製の歯車を渡されてしまった。
でも当の子供シュヴェシィナはそのチタン製の歯車をガリッと噛み切ってはもぐもぐと食べてる。

アイン「えぇ……」
水棲シュヴェシィナ(子供)「?」もぐもぐ

<ターンッ バババッ>
<カカンッ キンッ>
団員1「なんか銃声が聞こえない? 気のせい?」
バゴオオオンンッッ!! カランコロン……
グレオ「砲撃だ! 皆伏せろっ!」 ドォォォン……
黒髪シュヴェシィナ「あ、なんだただの子供の遊びじゃん」
一同「え」
黒髪シュヴェシィナ「暇なら混ざれば?」

唐突に銃撃戦が始まったかと思いきやただ単に近くの射撃場(内部は縦横高さ10kmの仮想空間の演習場)で子供が遊んでるだけでした。

ばりすたんa「J`・ω・)▄︻┻┳═一」ターンッ、カシンッカシャンッ
ばりすたんb「J`・ω・)g=m=-」タタタッ、タタタッ
ウサギ少女(6)「ふぉいや!」Pz.Kpfw.IV Ausf.Eの砲塔のキューポラから顔を出して、砲撃を命じてる
ばりすたんa「J>ω<)」近くで榴弾が着弾して破片をもろに食らった
ばりすたんb「J>ω<)」おなじく
ウサギ少女(4)「RPG!」バシュッ ズガンッ!!
ウサギ少女(6)「やられたっ総員脱出!」
ウサギ少女達「わーっわーっ」燃え上がる戦車から出てくる出てくる
水棲シュヴェシィナ(子供2)「ガャrアrアrアrアrッッ!!」ファアアアアアアアッッ!! ガコンッ
水棲シュヴェシィナ(子供3)「grrrッ!!」バシュッ、バシュッ

短機関銃や狙撃銃を撃ちまくるだけでは飽き足らず、
戦車使うし、爆弾落っことしてくるし、ミサイルやロケット弾を撃ちまくる。
ついでになんか奴隷も混じってる、いいのかそれで……。

武器商(中華系)「――つーわけで、この謎の装置の説明を頼んだ」

そんなこんなで武器商が変身ベルトみたいな商品の詳細を語らせるために別の商人を呼んで連れてきたようだ。
そうして演習場じみた射撃場で子供達がバカスカ撃ち合って遊んでいるのをよそに別の商人が変身ベルトの説明を始めるのであった……。

2017年
01月08日
18:35

72: 熱湯カルピス

米商人「多少端折りつつ説明すっぞ。」

ーメタトロンギア、略してメタトギア。トーラス社の最新製品だ。
スーツ型武装と誤解されがちだがトーラスは小型特殊装甲デバイスとして売り出している。
内部にある心臓部でもあるメタトロンタービンがメタトロンを一時的に粒子状に分解し、それを特殊ノズルから排出。一定面積より小さくなったメタトロンが再び周囲のメタトロンと結合しようとする性質を利用して体の表面上に薄い重力バリアを発生させてメタトロンがバリアの中で結合し変身する訳だ。
その後は内部装置によって使用者の意識と連携し物理的又は間接的に使用者の身体へ様々なサービス、サポートを提供する。
例えば跳躍補助とか。
適性とかは基本的に無い。AMSとかみたいな一体化や融合とは違ってメタトギアは着ると勝手に手伝ってくれるだけだ。
現行モデルはTGM-3000-A1(メタトロン3000番)モデル。
使用できるモードは
陸戦型「UNIT」
飛行型「JET」
高速移動型「COMBAT」
の三種類のみだ。

2017年
01月08日
22:12

73: zyabara

真「ふむ」

真は仕様書を見ながら話を聞いているようだ。

団員「つまりは格納機能を持つ強化装甲服って事ですかね?」
真「そう言う事だな。話を聞く限りでは……」

米商人「大まかな認識はそれで間違いない」

団員「格納機能付きってのは俺らの職業上は相性は良いんじゃないすか?ボス」
真「まあ、そうだな」

真は仕様書を畳むと、商人に向き直る。

真「それぞれの性能を見て見たいんだが良いか?」
米商人「構わないが…どうやって?」

真「そこに調度良さそうな場所があるからな」

そう言って真はシュヴェシ
ィナの子ども達が遊んでいる演習場を顎で示す。

米商人「なるほど、確かに……ちょいと在庫を出して来るから待っててくれ」

米商人が倉庫に向かうのを確認して、真は三人試験用に呼び出す。

真「そこのお前二人とアイン。テストに参加してくれ」
団員「ういッス」
団員2「了解です」
アイン「うぇえ……美味しくないよぉ…」

真「……アイン。何食った……」

アインが口からオイルと金属片を垂らしていたのでハンカチで拭いてやる。

ちらりと横を見るとシュヴェシィナの子どもが歯車を咀嚼しているので対抗したのかも知れない。

真「……変な物を口にするな。グレオみたいになるぞ?」
アイン「うん。ごめんなさい……」
グレオ「は?(威圧)」

2017年
01月09日
00:17

74: MI4989 削除

水棲シュヴェシィナ(警備2)「みんなー、そろそろお客さんが試射する時間よー、そろそろお片付けしてねー」
ウサギ少女達「はーい」

水棲シュヴェシィナ(子供2)「ピィ?」
水棲シュヴェシィナ(警備2)「クルルルルルッルルル」
水棲シュヴェシィナ(子供2)「キゥキュッ」
水棲シュヴェシィナ(子供3)「キゥ」

水棲シュヴェシィナ(警備2)「……」
ばりすたんa「!(・ω・し」
ばりすたんb「J・ω・)?」
ばりすたんa「J・ω・)」
ばりすたんb「J・ω・)」コクコク

そろそろ演習場を使うのを察したのか警備兵が子供達を演習場から出し始めた。
……子バリスタンにはどうやって命令したのかこちらはまるで分らないが、言葉を一切発しない子バリスタンもウサギみたいにぴょんぴょんと跳ねながら演習場から出ていく。
ついでにウサギ系獣人の女の子たちが乗り込んだPz.IV Eも出てくる……それ仮想空間のオブジェクトじゃなかったのか。

武器商(中華系)「ところでどのような場所での使用を想定しているんですかね」
真「よく見ていないが今のままではダメなのか?」
武器商(中華系)「今のマップは“湿地帯の石炭採掘場と鉄道駅”、典型的な野戦用マップです。お客さん達の様子からして殆ど閉所に近い立体的かつ高密度な市街地での戦闘行動を想定しているように見えるから今のマップだとどのような試験結果であれ参考にならないでしょう」

演習場(転送ゲート的な装置)の前に設置されているなんか古めかしい機械を操作して演習場の設定を弄り始める武器商と黒髪のシュヴェシィナ。
服装とやっていることが合わないけど妙に慣れた手つきで機械を操作している。

武器商(中華系)「それと演習場には敵戦力を配置できるので可能ならば想定目標も教えてくれるとより参考にできる試験結果が得られるでしょう。こちらで用意できればの話ですが」

いよいよ設定を変更する準備が整ってあとはマップと必要ならば敵戦力を配置できる状況になった。
そんな頃合いに商人がメタトギアをいくらか持ってきたのであった。

2017年
01月09日
01:51

75: zyabara

真は顎を掻きつつ演習場を見ながら商人に答える。

真「いや…特に目標や、環境は定めてない。まずはスペックが知りたくてね」
商人(中華系)「と言うと?」
真「スペックを知ってから想定状況に組み込んで…状況対応力を見てから部隊編成や装備に組み込みつもりでな」
商人(中華系)「ははぁ、思ったよりお客さん慎重なタイプですね」
真「……そうか?……まぁそうかもしれないな」

話をしている間に、三人に装着説明をしていた米商人が戻ってきた。
準備が終わったようだ。

米商人「とりあえず兄さん二人が飛行型“JET”高と速移動型“COMBAT”、お嬢ちゃんが 陸戦型“UNIT”になったけど?どれから始めるかい?」
真「三人一纏めで良い、まずは基本スペックの比較をしたい……そうだな。四項目として

・加速力
・耐久値
・攻撃性能
・環境耐久力

って所だろう。武装は此方で用意するから先ずは素体での性能だな。マップは特に拘らなくて良い。環境耐久力は後回しだ」
商人(中華系)「了解…。始めてくれ」

商人が言うと黒髪の水棲シィヴェシィナが機械を操作して演習場の風景が変わった。

なんの事は無い、無機質なコンクリートの壁と床に大きな照明装置が照らす典型的な“テストフィールド”である。

黒髪シィヴェシィナ「素体での試験との事でとりあえず目標として“一般的な装甲材に使われる75mm圧のチタン合金”を用意しましたけど、これでよろしいですか?」

真「ああ、それで構わない。…まずは素体それぞれの加速力を見てから、その後素体による“単純な物流攻撃”及び“火器を使用した際の安定性、移動中の火器安定性”の試験から始める。……まずは全員同位置から始めてくれ、タイムを図る」

団員(高速型)「了解ッス」
団員2(飛行型)「準備できました!」
アイン「…えっと…へん…しん?だっけ…。うん。大丈夫!マスター準備出来たよ〜!」

それぞれが定位置に付き装着の構えをとる。


グレオ「またぁ、見るだけ退屈そうなテストだなぁ?」

真「そう言うな。まずは基礎が重要なんだ。こう言うのは。」


真はそう言って端末機を取り出した。

あとは号令をかけるだけである。

真「……よし!始め!」

*団員2名は薬物による影響により一般的なパンチ力より強めな280キロ。
アインは無負荷出力3600トンくらいの想定で
加速力については機体任せです(地面蹴ったりはしないものとする)

2017年
01月11日
00:54

76: レヴィドラン

~同時刻 闇市場~

闇市場にある何処かそこには古いマントを覆った赤いロイドらしき物とその後ろには奴隷・・・だった少女たちと恐らくその姉・・・のような立場の女性を引き連れていたしかもめちゃ美女、美少女だったりする。恐らくまとめ買いなのかその奴隷商売人は大儲けと狂喜乱舞である(笑
それは兎も角その古いマントを覆った赤いロイドは何かを確認するように片手を頭部にあてていた。

???『・・・・やはりか・・・』
奴隷だった少女「やはり・・・?」
???『いやこちらの話だ君たちの安全は保障するのは変わりない』

そう言って後ろにいる少女の頭を優しく撫でる、撫でられた少女は嬉しそうにしていた。がふと何か騒音が聞こえた。

奴隷だった少女たちの姉「今の音は・・・?」
???『恐らくあれか・・・』

視線をその騒音の先に向けるとそこにはアーマーらしき物を纏った3人がいた。
まずジェットパックを装備した男性はその速度を生かしたパンチは装甲材を一発でメシャァ・・・である。
加速力もあり速度を生かした一撃離脱が可能なのが理解できる。その武装は爆撃特有の爆弾での高高度からの攻撃も可能なようだ。戦闘スタイルとしては一撃離脱の他高高度からの爆撃が可能のようだ。
仮に他の武装を持たせるとしたならばミサイル等誘導兵器が適切だろう
後はガトリングによる掃射だろうか
後割とどうでもいいがノリノリなのかヒャッハー!っと言ってた
某モヒカンの汚物はショウドクダー!かお前は

???o0恐らく・・・上空からの攻撃に特化したタイプか・・・次は・・・

視線を変え次に全身に小型から大型と様々なスラスターを装備している男性はホバー移動による高速移動から装甲材をパンチしていく、機動力もあり連撃が可能なのかボコボコと凹む・・・と言うよりもグシャグシャである。
見た所先程のジェットパック同様飛行は可能なようだが低空飛行な事を想定すると軽量型AC同様防御力は薄いがその移動力を生かし敵の懐に潜り込み致命傷を与えるほか連続的な攻撃そして攪乱が可能なようだ。
これも武装を想定するならマジンガンやショットガン等近距離での戦闘を想定できるだろう、だが近接武器での喉等の命に係わる部位への一撃での撃破も想定は可能である。
後割とどうでもいいがノリがいいのかイヤーッ!とか言ってた見てしまったらアイエエエっと言ってしまうような某ニンジャの人かお前は

???o0あれは高機動型か・・・軽量型AC同様近距離武器での攪乱も可能か・・・そして最後は・・・

最後に男性・・・ではなくまさかの少女が纏っているのは時にこれといった追加武装は無くスタンダードな感じであった。ただパンチをした際装甲材が木端微塵である。見た目によらず本人の身体能力がエグイようだ。
元奴隷少女たちも(´゜Д゜)ポカーン・・・である。話が逸れたが少女が纏っているアーマーモドキは汎用性に優れているらしく性能も偏りがなくアーマーを纏う人によって調節が可能な上外付けのパーツを組み合わせベストな戦闘スタイルが可能なようだ。無論共闘でもその汎用性が発揮されるだろう
武装も当然ながら汎用性の恩恵もあり近距離から遠距離、狙撃、近接特化などの多種多様な選択が出来る。得意な分野に調節する事もできる。
例があるなら遠距離特化の場合近距離に潜伏していた敵に対し、マシンガンなどの近距離射撃武器もしくは近接武器で対応が可能というのもある。
後は操縦者次第・・・そだけだ。

そして案の定少女も意外とノリがいいのかおらおらおらおら!とか言っていた。
某やれやれだぜ&時止め出来る人かお前は!

???o0汎用性からして中量二脚がいい例だ・・・近距離、ブレード特化・・・想定した武器を選べるな・・・っとイカン・・・人間性を高めた影響か長く見てしまったな

やれやれと思いつつ移動を再開すると少女たちに伝える。この子達には色々やるべき事があるため忙しくなりそう・・・と思った時である。

男性「おっ?何か旨そうな"肉"引き連れてるじゃないかお前」

そこに・・・なんという事でしょう見事なハg

男性「そこ地味に気にしてるから言うんじゃねぇ!?」

アッハイ・・・そこに異様な雰囲気の男性がこちらに近づいてきた。服装からして先程からアーマーモドキの試験を見ていた人の・・・上司もしくは幹部だろうか退屈だったのかちょっと周りを見ていて偶然見つけたらしい・・・
しかも黒グラサンの効果で怖いの怖いの・・・一人の少女は真っ先に赤いロイドの後ろに隠れ残り少女たちは少女達の姉の後ろに隠れる。

男性「ま、そりゃそうなるわ(悟り ま、それは兎も角なぁコイツら―――」
???『これは"売り物"ではない私が"保護した子供"だ』
少女たちの姉「ハスラー・・・さん・・・」

少女達が目的だったのか交渉をしようとしたが即座に斬り落とした。何より物としてはなく一人の人として何より捨てられたはずの自分達の事を想ってそう言っていた。
だが男性が以外にも粘って来た。

男性「まぁそう言わずにさ、な?たのむよッ・・・!?」

しかしその粘りも一瞬で蒸発する何故なら、彼の首筋に赤いロイド・・・ハスラーの腕から何か二つの銃口がスッっと出てきたのだ。そしてそのフードから黄色いラインのカメラアイが光る。

ハスラー『私とて"手荒な真似はしたくない"ここは"平穏"に事を済ませる事を望む』

その異様な覇気は確実に男性を覆い尽くす、少女たちは何も感じていないようだ・・・どうじに男性は直感で理解した、コイツは手を出したら本気で生命の危機を感じると・・・ここは諦める選択が正に正しいだろう・・・

男性「そ、そうか・・・わ、悪かったな」

そう言って逃げるように先程のアーマーモドキの試験の所へ戻って行った。
それを見届けた後そっと振り返り少女に手を差し伸べる

ハスラー『さぁ行こう私が君たちを幸せに出来る場所へ』
元奴隷の少女「あぁ・・・うん、パパ」

嬉しそうに手を掴みハスラーは少女達を連れ、宇宙船の場所へ歩いていくのであった。

2017年
01月11日
21:29

77: MI4989 削除

ばりすたんa「J-ω-)」のびーっ
ばりすたんb「J-ω・)」くしくしっ

ばりすたんa「J・ω・)」
ばりすたんb「J・ω・)」コクコク
ばりすたんa「J・ω・)」白い布を敷いて自分のピストルカービンを置く
ばりすたんb「J・ω・)」白い布を敷いて自分の短機関銃を置く
ばりすたんa,b「J`・ω・)J`・ω・)」整備開始

黒髪シュヴェシィナ「……」暇つぶしに耳(アンテナ)を磨き始める


武器商(リザードマン)「んん……? お前が不良品じゃないものを取り扱うなんて珍しいな」
武器商(中華系)「あれのことか? あれはさっぱり売れなかった商品だそうだ」
武器商(リザードマン)「性能がまちまちなのと競合製品の存在はさておき、この世界で使うなら不自由しなさそうだが」
武器商(中華系)「どんな理由なのかさっぱり解らんが販売元がネクストACメーカーのトーラスだし、多分な」
武器商(リザードマン)「ましてパワードスーツの類が既に普及しているこの世界だとなおさらだな」


奴隷商(2)「例の毛皮だが……値段が付くか?」
宝石商「ふむ……裏側に残っている脂肪がバリステックアダマンチウムを含んだ脂質だ……、値段を付けられんことはないが無毒化処理に費用がかかって利益が出ない」
奴隷商(2)「それだとこのまま重金属含毒性廃棄物として回収業者に出したほうが良いな……」
宝石商「それが良い」

2017年
01月11日
23:20

78: zyabara

真「よし、次はベーカーライフル*1を使って射撃精度と制動性のテストだ。まずは機動型、240ヤード位から撃ってみろ」

団員2「ういっス」

団員にベーカーライフル(*1ナポレオン戦争で使われたフリントロック式ライフルではない。バグレスの採用ライフルのあだ名)が手渡され大体200m位離れた所に20cm厚くらいのコンクリートブロックが設置された。

真「よし、撃て」

ボヒュッ

鈍く空砲みたいな気の抜けた銃声と共にコンクリートブロックが白煙を上げて抉れる。

真「命中…。まぁこんなもんか…次、複数目標。バースト射撃で掃討してみろ」

直ぐ様崩壊したブロックが除去されて、複数のブロックが展開された。
先ほどと同じように真の合図で射撃が行われる。

ブーッ!ブーッ!

今度は連発した射撃音が響き、大体20mおき位の間隔で置かれた複数のブロックが白煙を上げて粉砕される。

真「3秒ってところか。悪くないな」
団員3「命中率98%くらいですかね。…まぁベーカーで補正つけてこの数値なら悪くないかと…」

真「それもそうかもしれんが、まだ棒立ちで的撃ってるだけだからな。機動しながらの試験もやるぞ」
団員3「へい」
真「よし、次は……ん?」

言おうとして、真は団員が数名居なくなっている事に気がつく。

真「おい、グレオ他の連中はどうした?」
グレオ「へっ?他の?あっー…そういや減ってるな。……どこに……あっ!まさかアイツ等!?」
真「……問題が発生したみたいだな…。おい、そこのお前ら、試験の引き継ぎを頼む。お前は試験は…いくぞ、グレオ」
グレオ「…しゃあねぇか……たぶん俺のせいだからな」

グレオは頭をボリボリ掻きながら、やや早足で歩く真に三名くらいの団員を引き連れて着いていった。


~市場・バースへ続く大通り~

ハスラーは人混みの中を少女達と離れない様に注意しながら歩んでいる。

ハスラー『離れない様に注意するんだ。…また売られたくはないだろう?』
少女「う、うん」

やや不安げな声で返答した少女はハスラーの手をその小さな手できゅっと握り返して来た。…無理も無いだろうが。
彼女らは今だそう易々と“人間”と言うものを信用する気は無いのだから。
望めば裏切れ、答えれば汚され、黙秘すれば暴力の返答が返される。それが彼女達売り物としての“商品”の日常であり、それが“普通”だから。
信じる心など持ち合わせてはいない。

…だから、その小さな手をハスラーは握り返してあげた。
少女は怯えた様に肩をすくめ、ハスラーの顔を覗きこむ。…そして一抹の安堵の表情を見せて、また握り返すのだった。

ハスラー(…これが彼女達の“現実”か…。…この心の傷は…一生涯かけても治ると言うものでは無いな……)

ハスラーはその現実に歯噛みするが、ふと、人混みの様子が変わったのに気が付いた。

ハスラー(…。なんだ?)

ハスラー『皆、止まって!離れては駄目だ』

ハスラーは直ぐ様異変に備え、少女達の不安げな表情を見つつ人数を確認する。

ハスラー『ッ!…一人…足りない……』

ハスラーは辺りを見渡すが如何せん人の数が多い。これでは見つけるのは難しい。

「あれぇ?人をお探しですかい?そこのお兄さんよぉ?」

……ふと、人混みが裂ける様に割れて、複数の人影が現れた。

ハスラー『…ッ!コイツら……』

…先ほどのグループに居たマスクを着けた連中が、ガンをつけながら此方に歩んでくる。

後方には、ハスラーが保護した“少女の一人”が首根っこを捕まれて人質にされていた。

ハスラー『…抜かったものだな…私も』

団員A「それもそう。一人で複数の人間引き連れて人混み歩くなんざ素人目に見ても無理があるぜ?ちょいと舐めすぎじゃないか?ああ?」
団員B「へへッ…武装解除しな兄ちゃん…そうすりゃコイツにゃ手を出さねぇよ」

ハスラー『ッ……』

辺りを見渡すと前方の4名
の他に三名程が物陰に隠れて銃を向けている。
…しかもハスラーを狙わずに少女達に標準を向けて…だ。
こちらの弱点を最大限利用する気の様だ。

ハスラー(……囲まれたか、突破は無理…だな)

ハスラーはコートを脱ぎ捨て武装を地面に落とす。…そしてそのまま両手を頭に着けて膝をついた。
…降伏の姿勢だ。

団員A「そうそう、いい子だ。もの分かりが良いってのは悪くないぜ?…動くなよ?少しでも動いたらコイツを殺す。…手足吹っ飛ばしてグチャグチャにな!」

そう言った団員がゆっくりと此方に銃を向けたまま歩んで来て、ハスラーの前に止まると、武装を蹴り飛ばし、転がっていった武装を隠れていた一人が拾い上げて確保する。

団員A「さぁてねぇ。……別に因縁つけようってんじゃねぇんだ。…ただなぁ?ただ…」

ハスラー『…』

団員A「舐めた奴放って置くってのはメンツが立たねぇんだよ…。なぁッ!!」

バキッ!!

ハスラー『ッ!』

銃床を容赦無く叩き付けられて、頬骨に激しい衝撃と痛みが響いて転倒する。

団員A「舐めてんじゃねえぞ!ああッ!?兄貴に恥かかせて逃げようなんてッ!!百年早いんだよッ!!おいっ!!」

ガスッガスッ

さらに間髪入れずに蹴りが腹部に叩き込まれる。

ハスラー『グッ!?』

少女「や…やめて!!」

少女が避けんでも団員は暴行を止めようとはしなかった。それどころか一層いたぶる様に蹴りを激しく打ち込んでいく。

団員A「わりぃなぁ城ちゃん!この兄ちゃんがいけないんだぜ?だから落とし前はつけねぇとなぁ!?おら立てよォ!!」

少女「あ…ああ…!」

少女達が狼狽していると、野次馬を裂くようにまた他の集団が現れた。


グレオ「おいゴルァ!?お前ら誰の許可取ってんなことしてんだ!?オイよぉ!!」
真「……お前ら…何をしている」

団員A「あっ…ボス…兄貴……これは…」
グレオ「フンッ!!」
団員A「げはっ!?」

暴行を働いていた団員が動きを止めて弁明しようとしていると、グレオが歩んでいき、思いっきり殴り付けた。

マスクがひしゃげて血が飛ぶが、手加減したのか地面に倒れ込んだだけのようだ。

グレオ「…今回は俺のメンツを立ててやった見てえだからな…こんぐらいで勘弁してやる。……次はねえぞ」
団員A「ゲホッ…ゲホゲホッ…へ、へい…すんません!!」

グレオ「さてと…次は…」バキボキ
団員B「あ…兄貴…あの…」

真「やめろグレオ。……回りを見ろ。……今後に支障が出る」
グレオ「……。…ああー…了解。……おうお前ら“今”は勘弁してやる。覚悟しとけ」
団員B「へ、へい!!」

真「…それと…解放してやれ」

団員が少女を解放すると真はハスラーのところまで歩んでいき、手を引く。

真「…立てるか?…うちの部下が迷惑をかけた。……請求なら…」
ハスラー『…いや、構わない。…私も油断が過ぎた』
真「……。そうか。…医療費代わりに受け取ってくれ。…穏便にすませたい」

真は札束をハスラーに押し付けて、周囲の商人達に頭を下げると、その場を去ろうとした。

2017年
01月12日
00:24

79: レヴィドラン

ハスラー『待て・・・医療費はいらん私は少々特殊なロイドなのでな』

しかしそこで待ったをかけたのか真が立ち止まる、やはり本人も怒っているのか・・・と思っていたが特殊というワードが引っかかり振り返りその姿をしっかり見てみた。
全体的に赤い装甲左右にある大型スラスターに肩にある⑨のエンブレム・・・どことなくACに似ているがこのタイプは見たことが無かった。何より殴られたはずの装甲の部位が治っていたのだ・・・機械用のナノマシンが搭載されているのだろう・・・
だがそれ以前に何か見覚えがあるような・・・ないような気がした。
それを考える暇もなく医療費の札束をそっと返される

真「しかし・・・」
ハスラー『穏便に済ませたいのはこちらも同じならこれでいいではないかそれに私は・・・』

そっとこちらの心配をする少女に視線を向ける。

ハスラー『私には彼女達を幸せにする義務が・・・あるのかもしれないな・・・』
真「そうか・・・」

そしてではと言って周りの商人たちに頭を下げこちらの心配をしていた少女の手を取り改めて宇宙船に行くのであった・・・
その優しさは・・・どことなく彼に・・・いや確執してる対象を想像するなど何を考えているんだ己はと思いつつ来た道を戻るのであった。


~市場・ハスラーが止めている宇宙船前~

先程のトラブル以降とくにこれと言った問題は起らず事無くして宇宙船の所に到着した。

元奴隷の少女「あの・・・ハスラーさん・・・ごめんなさい私のせいで・・・」
ハスラー『君は悪くない・・・私の不注意のせいだ』
元奴隷の少女「怒って・・・いないのですか・・・?」
ハスラー『ああ、私が原因だったのだ・・・まぁ・・・もっとも―――』


―AIに設定した人間の感情性の数値がもう少し低ければ簡単に頭部に一発撃ちこんで排除など容易だったろうに・・・・―

そう言ったのだ・・・当然だろう■■■の使徒たる者その程度簡単に出来たはずだ・・・これはやはり感情性があるからだろう・・・そんな恐ろしい一言は幸いにも隣にいた少女には聞こえなかったようだ・・・小声なのだから当然である

元奴隷の少女「えっ?今何かいいました?」
ハスラー『いや、単なる独り言だ気にするなさぁ行こう』

そしてハスラーが宇宙船に入りそれに続くように元奴隷少女達も入って行き、全員入った所で宇宙船が浮上目的地へ向け飛翔するのであった・・・そう・・・

―ブレイゾンへ向かって―

2017年
01月12日
17:27

80: MI4989 削除

武器商(中華系)「お、殺されてなかったのか」

真達が戻ってきたときのセリフがこれだった。まるでとっくに死んでるような言われようだ。

武器商(中華系)「ここが雇う警備は話を聞かない上に気まぐれでその時の気分任せだからな。そんなことはさておき試験とやらは終わったみたいだぞ。これが試験データだ」

武器商は試験データが入った記憶媒体……なのか? というくらい変な形……というか一番長いところで1cmしかないコンデンサ(電子部品)みたいなむやみに小さい記憶媒体を真に手渡した。
……多分記憶媒体だと思いたいが、そもそもデータを吸い出せるかどうかが謎である。

武器商(中華系)「それ、むやみに機械に繋ぐなよ。殺菌洗浄した上でデータを書き込んであるがノラ兵器群の残骸から得られた“汚い部品”だ。で、このメタトギアを買うかい?」

 


水棲シュヴェシィナ(子供1)「キュキュキュッ!」
水棲シュヴェシィナ(子供2)「ピィ?」
水棲シュヴェシィナ(警備2)「クルルルル、キッqlqlqlql」
水棲シュヴェシィナ(子供2)「ぁー、キュルルル。ピィ?」
水棲シュヴェシィナ(警備3)「キャウッキャッ! シシシシシシ!」
水棲シュヴェシィナ(子供3)「ピィピィ」

グレオ「あいつら何言ってるのかわからねぇっ!?」
水棲シュヴェシィナ(子供1)「ピィ?」
グレオ「?」
水棲シュヴェシィナ(警備4)「glrlrlrlrlr....Quw!」ペシッ
水棲シュヴェシィナ(子供1)「キュッ!? ピィピィ……」ビンタを食らった
団員2(“知らない人に話しかけちゃいけません!”って奴かな)

2017年
01月12日
20:41

81: zyabara

真「ああ、正直肝を冷やしたよ。忠告として受け取っておく。メタトギアは買うよ、在庫があるぶんだけな…宜しく頼む」

真は記憶媒体受けとると、振り込み先を記入する用紙を渡す。

真「キャッシュの方が良いか?…無いことは無いんだが治安があまり良いところではないで大金は持ち歩きたくなくてな」

商人(中華系)「任せるよ。…売れたぞ?良かったな」
米商人「ああ、これでトーラスにも何とか顔向けが出来る。次に何か入荷するときに有利に運べるからな」

真は団員を纏めるようグレオに指示を出すと帰還の準備を始めた。

アイン「楽しかった~。またやろうね!ますたー!」
真「遊びじゃ無いんだがな……」

真は水棲シュヴィシナの子供達にチョコレートのいっぱい詰まった菓子袋を渡す。

真「また来るかもしれない。宜しく頼むよ」
アイン「あ、それ私の~」
真「まだ沢山あるだろ?わがまま言うな」

団員達が帰還の準備を始めた。
もうここには用は無いだろう。

2017年
01月12日
23:51

82: MI4989 削除

武器商(中華系)「まいど」

隣で暇そうにしている黒髪シュヴェシィナに大量のメタトギアを発送するように手配させ、なんとなく真達を見送る。

黒髪シュヴェシィナ「どのへんが気に入ったのか解らないけど大量に買い込むのね」
武器商(中華系)「私兵の装備にするんだろう。本人もそう言っているしな」
黒髪シュヴェシィナ「ま、どうでもいいけど」

2017年
03月02日
20:50

83: zyabara

―――星が廻る

――――時は悠久を永久-なが-れ

――永遠-終わり-を示す

―――――此処-そこ-には何も存在しない

―――巡り廻る時-永久-の流れを渦巻いている。

――――終焉-終わり-の世界の中-内側-で

―――停まった世界の中-その内側-で

―――――俺-僕-は湿り腐り落ちた床を只、亡-ぼう-と眺めている。


―――諦諦と絶望と、怨嗟と後悔と。

――――諦めたくは無いから。

―――認めたくは無いから。

――――世界は黒い月に墜ちた。

 

 

 

 

 


…腐ったコンクートの上を滑った赤黒い皮膚の肉塊-鼠-が這いずっている。

「…13…14…15…」

それをただぶつぶつと呟きながら俺はボウッと眺めている。
……その言葉が何を意味していたかうまく思い出せない。

「……150…151…ッ……あ…ああッ!」

どのくらい経ったのだろうか。
時間の観念がメチャクチャだ。

這いずり廻る肉塊-鼠-が床に何重にも滑った足跡を残している。


――イライラする。
―――膓-はらわた-が煮え繰り返る。

「ピギッ…」

…それを意識した時には肉塊-鼠-を握り潰していた。
情けない声を上げて肉塊-鼠-が潰れる。
グチャりと粘液と血の飛沫を撒き散らしながら、臓物が噴出する。

青筋の立ったぬめりと光るそれを口に詰め込む。


グチャグチャ。

ぶちプチ、プチ。


口の中に耐え難い生臭さとぬめりのある粘液が噴出して、口内に鉄臭い血とニチャニチャした組織がブチブチと潰れて広がる。


「ッ…アガッ…おげっ……うげっ…」


それをひたすら咀嚼する。
ブチブチと内臓が弾けて、やたら弾力のある太い動脈が歯に引っ掛かる。

…ただそれを噛み締める。

グチャグチャ。

プチプチ。

ニチャニチャ。

暗く湿った室内に、不快な咀嚼音が響いた。

どろどろとしたやおら不快な“それ”を咽過すると、俺は口からだらしなく汚い粘液を垂らしたまま天井を見上げた。

「うぐっ……おげっ…おええっ…ッ」


しかし、込み上げて来た嘔吐感に抗えずに肉塊とはぜた粘膜が混ざりあったそれを吐き戻し床にぶちまけた。
……床に未だにひくつく肉と線虫みたいな何がぬめりながらびちゃびちゃと飛沫を上げた。


「あ……ああ…ああああ…!」


言葉にならない苦悶の声をあげなから、ふらふらと立ち上がり、吐瀉物を踏みつけて外を目指す。


――――やめろ。
―――――行くな。


それが何かは判らないが、ただそこから逃げたかった。

「170…171……172」

ぶつぶつと再び意味の判らない数字を呟きながら空を見上げる。


―――空には“黒い月”。
―――――その深い深い暗黒に世界が墜ちていく。

――――よせ。
―――――やめろ。
―――――――もう止めてくれ。

そのたもとまで辿り着くと、月を見上げたまま俺は割れた“世界”に身を投げた。

 

 

 

 

 

 

 

 


真「……ッ!…ハァッ…ハァ…!!」

不快な冷や汗を額にかいたまま真は目を醒ました。

ミリア「……目…醒めた?」
真「…ッ…ミリアか……。俺は……」
ミリア「はいはい。動かないで…酷い汗かいてるわよ?」

ミリアが膝に頭をままの真の額に濡れたタオルを押し当てて汗を拭う。

真「…すまん。……俺は…」
ミリア「…別に?……魘されてけど……大丈夫?」
真「…ああ。……そうか」

真は黙ったままミリアに身を委ねてただ天井を眺めている。

カチコチ。カチコチ。


静まった室内にアンティークの時計の音と機械の鈍い駆動音が響く。

真「……」
ミリア「………ねぇ」
真「……なんだ」
ミリア「……もう止めても良いんじゃない?」
真「……何の話だ」

ミリアに問われて、真は目を逸らした。

ミリア「……またそう言うんだ…。……わかってたけど……。…まぁ良いわ。…ほら拭き終わったから」
真「……」

真は黙って立ち上がるとコートを羽織る。

真「…グレオ達はどうした?…帰ったのか?」
ミリア「帰ったわよ?…て言うか付いて行く必用あったのかしらね?」
真「…そうか」

真はコートから端末を取り出すと、それを眺め始めた。


真「…。……ミリア。連中が動いたみたいだ。グレオを呼び戻せ」
ミリア「…あら、以外と早いわね?感ずかれたかしら?」

ミリアは真の話を聞くと、デスクに座りヘッドギアを付けて機械に接続しはじめた。

真「アインはどうした?」
ミリア「隣の部屋で寝てるわよ?……それと“彼ら”はどうするの?使うんでしょ?」
真「……それはお前に任せる。俺はアインを起こしてくるから後は任せた」

真が部屋を出て行くと、ミリアはそれを見送ってからため息を付いた。

ミリア「…………うまくいかないものね。…まぁ…仕方ないか……」


呟いて、機材の入力に戻る。
室内を再び静寂が支配した。

2017年
03月09日
22:16

84: zyabara

――――GREEDの前は騒がしくなっていた。

「そらぁ!乗れ乗れ!!ガキ共!!島田組の連中がとんずらする前に狩り出すぞッ!!」

ポータルから出した電磁二輪車に装甲服を纏った団員が跨がり、後部に少年団員を2ケツさせ、ゴツいトラックの荷台に詰め込んでいる。

団員「一番槍はアジトを押さえるぞ!急げ!!」
団員2「ヒャッハア!血祭りの始まりだぜ!!飛ばしてくぞ!振り落とされんなよ!!」

次々と慌ただしく車両が飛び出して行き、滅茶苦茶な運転で公道を走り去って行く。
バイクは火花を散らしながら蛇行運転、トラックは二車線を占領しながらバイクに続く。
……交通規定も何もあったもんじゃない。

真はその様子を見送ると、体内通信でミリアに再度確認をとる。

真「ハッキングは済んでいるんだなミリア?あいつら血気盛ん過ぎる…大丈夫なんだな?」
ミリア『心配し過ぎよ。…それとも私を信用してないの?』
真「念には念を押しているだけだ。…で?大丈夫なんだな?」
ミリア『ええ。でも機械は誤魔化せても人間は難しいわ。―――そうね。大体状況によるけど、二時間が限度だと思って』
真「―――二時間。…わかった時間内に済ませるよう指示する」

真「いいな?アイン?二時間以内に頭を潰せ。――――それ以上は看過出来ない」

真はアインに振り返るとそう指示する。

アイン「――二時間。うんわかったマスター。それまでにこの“おじさん”を“殺せば”良いんだよね?」

アインはパネルに表示された画像を見ながら淡々と答えた。
―――その様子は端から見れば“異常”だが。この喧騒のせいだろうか?
それは酷くこの状況にはマッチしている。

真「そうだ。早ければ早い程良い。―――必ず“潰せ”。――――上手くやったら褒めてやる。現地でグレオと合流したら好きに動いて良い。よし―――行け」
アイン「うん!頑張るね!!行って来ます!」

アインは快活な表情で答えると、驚異的な跳躍力でビルへと飛び移り、先行した一団を追い始めた。

真「……。次だ、念には念を押すぞ!二軍、三軍は予想逃走ルートを塞げ!絶対に逃がすな!!―――行け!!」

―――――真の号令と共に慌ただしく車両が飛び出して行った。

2017年
03月25日
00:54

85: zyabara

真「何?乱入者?…チッ…酔狂な奴が出てきたな―――」

真は舌打ちすると、ミリアに確認を取る様に指示を出す。

グレオ『んぁあ…どうするよ?このままじゃこっちの予定がおじゃんだぜ?』
真「こっちは一応バグレスの幹部に兵力を貸して貰ってるんだ。面子が潰れる事態は避けろ」
グレオ『っつてもなぁ…。ああ待て待て指示待ちだ、勝手に行くな』

ミリア「確認とれたわよ~……真さん、つくづく良くない縁に恵まれるわね…」
真「なんだ。意味深長に…」

意味深長に語るミリアからファイルを受け取り、それを閲覧すると真は黙って告げた。

真「……成る程な。確かに録な縁じゃない。…鬱陶しいくらいにな―――」
グレオ『あ?どおしたよボスぅ?…なんか機嫌悪くねぇか?』
真「蒼の傭兵団関係者だ。……お前、忘れてたのかグレオ?と言うか何故気が付かなかった」
グレオ『…あ…?』

通信越しにキョトンとした表情を見せるグレオ。

グレオ『ああーッ!!すっかり忘れてたぜ…。今思い出した!なんだ―――ならからかっておきゃ良かったぜ…』
真「お前な…。まぁ良い。邪魔なら排除しろ。―――ただ、使えそうなら使え」
グレオ『オウオウ。了解だボスぅ。―――ところで…偉く淡白だな?因縁ある連中じゃないのか?―もっとネチっぽく―――陰険な蛇みたいに絡む見たいのがアンタらしいんだが?』
真「お前…俺を何だと思ってる。――――。――そうだな、使えそうなら使うか。確保出来そうなら確保しろ。撒き餌くらいならなるだろう」
グレオ『オウオウ。そうだ。そうそう…そんぐらい女々しくてネチっぽいくらいがアンタらしい。――――んで?誰を当たらせる?島田の連中は俺がやっても良いぜ?能力的には向いてるからなァ?奴さんは例の連中と人形のテストも兼ねちまおうか?』

真は顎を押さえて暫く思案してから口を開けた。

真「そうだな―――よし、それで行け。島田組はお前の班に任せる。――――ミリア。五番組とアインに指示を出せ。目標変更だ」
ミリア「はいはい。少年少女の諸君―――目標変更のお知らせよ。データは送るから指示を見て動いてね」

ミリアが指示を伝達するのを確認すると真は忌々しそうに煙草に火を着けて紫煙を吐き出した。

真「――――ったく。バカな奴も居たもんだ。わざわざ面倒事に首を突っ込むとはな」
ミリア「そう言ってマコトさんは紫煙を吐き出したのであった。……私怨だけに(ボソリ)」
真「――――――おい」
ミリア「あー忙しい」
真「……もう良い」

2017年
05月13日
19:47

86: MI4989 削除

GREEDの前へお仕事を終えた団員達を乗せた車やオートバイが集結していく頃合い。
彼らにはウサギのような生物にしか見えない子バリスタンがバンからスッと降りて周辺を適当に駆け回りだした。落ち着きのない奴である。
子バリスタンの模様が迷彩になっているのも相まってどうにも捕捉しにくいが何かしら危害があるわけではないっぽいので彼らは無視して自分達がする事を進める。

ばりすたんa「J,,・ω・)」ぴょんぴょんっ
マサキ「……」
(´・ω・`)「……」
ばりすたんa「(・ω・,,し」ぴょこぴょこっ
マサキ「結構速く走れるんですね」
(´-ω-`)「さっきも言ったような気がするけど普通のウサギは空気が切れる音がするほど速く走ったり跳ねたりしないよ」
ばりすたんa「J,,・ω・)」壁で丸くなってる
(´-ω-`)「それと……壁に張り付いたりもしないからね」

2017年
05月14日
08:05

87: zyabara

マサキ「…そうなんですか。――あ、すいません。失礼します」
(´・ω・`)「あ…うん。――行ってきな」

マサキはGREEDの前に着くと、忙しなく動いているニコ(ニコは医療班)に駆け寄り話しかける。

マサキ「ニコ!―――今、大丈夫か?」
ニコ「あ、マサキ!良かった無事なんだね。ごめん、今負傷者が多くてさ…」
マサキ「――こっちこそ邪魔してすまない。―――その…ヨミは見てないか?」

マサキが遠慮がちに問うと、ニコはキョトンとした表情を見せてから、やや申し訳なさそうに頭をペコリと下げてから軽く微笑んで答えた。

ニコ「ああ――!ごめん!こっちこそ気が利かなくて。―――うん。ヨミは大丈夫だよ。少し怪我してるけど気を失ってただけみたいだから…心配しなくていい。取り合えず僕達の班が手当てしてるから、会えるように受け合うよ」
マサキ「ああ…、いや…良いんだ。無事かどうかを聞きたかっただけだから。…そうか…うん。ありがとう。ニコは自分の仕事に専念してくれよ。―――皆を…助けてくれ」
ニコ「――!―――うん!ありがとう。じゃあ、また後で!」

ニコはマサキに言われると我に返った様な表情を見せてから再び微笑んで、マサキに手を降りながら背を向けて去っていった。

マサキも軽く手を降りながら静かにそれを見送る。

マサキ「……。―――さて…やる事…無くなっちゃったな…」

マサキが慌ただしく駆け回る団員達や、医務班の喧騒の中をぼぅっと立っていると、バンから降りて来たやきう達とアインがGREEDの方に向かってくるのが見えた。

マサキ「…」
アイン「…」

アインは何も言わずにマサキの横を素通りする。
マサキはただその様子を横目で見送ると話しかけてきたやきう達に振り返る。

彡(=)(゚)「あいたたた…ったく…あのガキと兎…ワイを舐めおって…覚えとれよ…」
(´・ω・`)「お兄ちゃん弱いじゃん…やめなよ…。あ、マサキくん。大丈夫だった?友達の容態聞いてたんでしょ?」
彡(゚)(゚)「おい、ボケ!何聞いとんじゃ!」ガスッ
(´・ω×`)「あいたぁ!?…あ…ごめん」
マサキ「あ、いえ構いませんよ。無事だったみたいで。…その、送り届けてくれてありがとうございました。…感謝します」

マサキはそこまで言うと事務的な挨拶をすませて、GREEDへと向かって行ってしまった。

彡(゚)(゚)「……。…なんや――やりきれんなぁ―――」
(´・ω・`)「…急にどうしたの?……さっきまであの子達使いパシってたじゃん…」
彡(゚)(゚)「……それや。…原住民ちゃんの言う通りワイはガキんちょどもを使いパシりの駒ていどにしか考えておらんかった。―――…けどな、話すと人間、情が移るもんなんやなってな。…ほんま…勝手やで」
(´・ω・`)「……お兄ちゃん」

少年団員達を見ながら呟くやきうを原住民は見ながら押し黙る。

彡(〇)(〇)「あ!!」

ふと、やきうが片隅に目をつけてから奇声を上げた。

(;´・ω・`)「え!?何!?」
彡( )( )「あの兎おったな!?鍋にしたる!!まてぇえぃ!!」
(;´・ω・`)「お兄ちゃん!また蹴られるよー!?」

どたどたどた。

やきうはばりすたんに向かって突っ込んで行った…

(´・ω・`)「はぁ…聞いてないや」

原住民はため息を着くと忙しなく動いている団員達を見ながら、置いてある荷物に腰かけてその様子を見てみる。

(´・ω・`)「―――そろそろ終わりかぁ…僕もお兄ちゃん回収してから帰ろう…。…疲れたなぁ…」

そんな呟きも喧騒の中に溶けていく―――――

2017年
05月14日
13:33

88: MI4989 削除

ばりすたんa「J,,・ω・)」すとっ、てくてく

目を付けられたのを察した子バリスタンは壁から降りて向かってくるやきうの前に歩いて行く。そしてやきうが蹴りを入れようと足を振り出したのを見た子バリスタンは足の爪を立て、がっちりと地面に食い込ませてからやきうの足を掴んで投げ、地面に叩き付けた。

がすんっ!
彡( )( )「」Knock Out
ばりすたんa「J,,・ω・)」ぴょんぴょんっ
(´・ω・`)「蹴られるかと思ったら投げられてた」

原住民はそれとなく投げ飛ばされたやきうを抱えて帰って行く……。なんか子バリスタンもぴょんぴょんと跳ねるように歩いてGLEEDに入って行く。

ばりすたんa「J,,・ω・)」じーっ
用心棒達「……」じーっ

団員達が次々と入って行くなか、入り口に立っている用心棒二人と微妙な間合いを取った子バリスタンはそこから奥を見つめる。入りたいのか、ただ見ているだけなのか、よく解らない。ウサギっぽいけどよく見るとイヌやオオカミにも似てるその顔からは何を考えているのか解らない。鼻をスンスンと動かしているあたり食べ物の存在を感じているようである。

2018年
02月18日
17:57

89: MI4989 削除

~ブレイゾン市街地、主にTHE・GREEDの周辺~

ある日の昼下がり、突如としてブレイゾンの警備システムが「混沌軍襲来」を知らせる警報を鳴らした。攻撃の予兆も何もなかったのに唐突な混沌軍の襲来。襲撃自体には慣れっこであるブレイゾンの住民と警察はとても手際よく避難を進め、10分も経たないうちに避難を完了していた。

その時に翼が生えた小さいガスボンベみたいな飛行物体が5個ほど落っこちて来る。推定落下地点はおおよそスワロッターズの拠点のどこか。

この世界のことをちょっとでも知っている者なら「混沌軍が自分達を攻撃する妥当な理由なんて見当たらない」と気付くだろう。
そうなるとこの攻撃を行っているのは混沌軍に化けた見慣れた敵対勢力の刺客か、何かと攻撃性が強い水棲ツュヴェツィナの軍隊か、もしくは道楽で街を破壊し尽して遊ぶ劣化バリスタンの仕業だ。


[徘徊型兵器“空飛ぶミニボンベ”を迎撃しよう]

2018年
02月19日
19:26

90: zyabara

~真達の部屋~

ミリア「自分からエーコちゃんって名乗っていくのか(困惑)・・・恥ずかしくないの?・・・っと」カタカタ…ターンッ
真「う~んう~ん…ヒグマ…ヒグマに食われ…食われてる…?やめ…うぐぅ…助け……ふぐぉお…」アインに乗られてる
アイン「ますたー!ますたー!暇!遊ぼうよぉ!!起きて~!」どすどす
ミリア「アイン~?そろそろ真さん死んじゃうからやめようね~。(適当)は?…だまれ腹黒ハッカー…っと」カタカタッターンッ

暇を持て余したハッカーがなんかネットアイドル(バーチャルYouTuberみたいでもある、そしてハッキング系の腐れ縁)のライブを荒らしているようだ。

ミリア「?なんか自動迎撃網に引っかかったわね。…誰よミサイルなんて飛ばして来たの…えい。報復しちゃえ」ポチ

~お外~

ちゅどどどどどーん!!

“空飛ぶミニボンベ”が一瞬で全機撃墜された様だ…。


~グリード~

団員「……でよぉ!あいつらったらこんな顔してやがんの!」
団員2「ぎゃはは!マジ受けるー!!あ、冷や酎追加で~」
イオリ「34番テーブル冷酎追加やて~!イジマさん飲み過ぎやない?あかんよ~?」
団員3「いいじゃん~いいじゃん~もっと飲もうよ~~~~」べろんべろん
イオリ「だめじゃこりゃ…ほな、頭冷そうな~」
ケーシャ「どゅひひ・・・もっと注ぐべし…」どぼぼ
イオリ「あんたまで飲まれてんなや」べし
ケーシャ「あべし!」

ビー!ビー!ちゅどどどどどーん!!

イオリ「…?警報なっとらんか?爆音も…」
団員「ぐひっ…!襲撃か!?」ガバッ
団員2「ヒャハーッ!皆殺しだ!鏖殺だ!!」
団員3「で?どこが舐めた真似してくれてんの?バグレス舐めたらどうなるかわかってんの?皮剥いで吊るすよ?…鳥皮うめぇwww」もぐもぐ
イオリ「・・・飲むのやめぇや・・・」

~再び真達の部屋~

真「ッ!?襲撃か!?…って重い」
アイン「あ、マスターおきた。あそぼ?」
真「…それどころじゃない…退きなさい」
アイン「ぐえっ。マスターの意地悪~」じたばた

真は馬乗りするアインを押し退けると、やたらあらぶっているミリアに話しかける。

真「…ミリア。警報が……。―――‐…何してる?」
ミリア「荒らしながら迎撃しながら動画見てブレイゾンの管理システムにハッキングしてる」カタカタカタカタカタカタ
真「―――そうか」

真「…ってどれかにしろよ!―――と言うかそこまでしてるならわかってるんだよな?」
ミリア「この前の仕事で、ブレイゾンの監視カメラ増えたりセキュリティ上げさせたじゃない?それを活用して敵の位置を特定したから今報復中。おら~隠れたって無駄じゃ~~~自爆トラック25台を食らえ~。…私のネト充生活を妨害した罪は重い。回線切って首吊るまで追い詰めるからな~ふははっ」カタカタカタカタッターンッ!

真「……もう好きにしろ。俺……寝る」( ˘ω˘)スヤァ

アイン「あーん!!ますたぁ~~~~ひまぁ~~~!!」どたばた

 

~劣化バリスタンの拠点~

タンクローリー運転手「広い街に浮かべた小さな船は波に揉まれ不安の中漂う
でも挫けないでぇ~~(湘南之風)…ん?警報?またぁ!?……幸いルートは近くねーなぁ…近くの避難所…は…。って!?おわっ!!」

ガキュキュキュ!

突然、タンクローリーが暴走し、運転手は作動したエアバッグにもんどりうって頭をぶつけた。

運転手「糞ッ!?なんだ!?どうしたドカちゃん号(タンクローリーの名前)!落ち着け!糞言うこと聞かんぞ!?ドカちゃああああん!!!」

ギャギャギャーーー!

劣化バリスタン「!?」

数台のタンクローリー(どう見ても可燃性製品を満載した奴)が劣化バリスタンの潜む工場目掛けて突っ込んで来た。

ズドドドドーーーン!!

引火したのか大惨事☆
このままでは工場にあるもろもろに誘爆して超☆大惨事になってしまう!

劣化バリスタン「やばっ…逃げよっ」スタスタ

ガキュキュキュギャギャギャーーー!

劣化バリスタン「!!?」

まだ来てるようだ。……と言うか、スリップ音を聞く限りどう聞いても此方を狙っている。

劣化バリスタン「…うーん。襲撃したと思ったら襲撃された……というかどうやってこっちの位置を……。…あ」

劣化バリスタンは上方から聞こえてくる複数の羽虫にしてはやや大きい羽きり音に気が付いて見上げる。

劣化バリスタン「あー…監視用ドローンかぁ……」

ブレイゾンに最近導入された監視カメラを設置できないような地区を監視するためのドローンである。
……それにしてもこの襲撃はどう考えてもブレイゾンの管理団体の襲撃方法じゃない。第3者であろう。

~IPP本部~

アサノガワ「市民から通報!工場区付近から市民区にミサイルが撃ち込まれた件で犯人と思しき人物場所が特定されたそうだ!(ミリアの工作情報)」
ノーチェイサー「チッ!どこのどいつだ!?…出動準備急げ!付近の警官も現場に急行!」
オノエ「敵は重武装の可能性がある!装備は整えとけ!」

……治安部隊まで工場に向かう様だ。

~THE・GREEDの周辺~

スワロッターズの雇った傭兵「……こちらモンシロチョウ。狙撃ポイントに付いた。いつでも指示どーぞぉ?」

と、そこで狙撃手の肩に乗った目玉おやじ見たいなカメラみたいな奴が耳打ちする。

観測手「おい、もうちょいやる気を…だな」
狙撃手「パパはうるさいなー。どうせバグレスでしょ?まともな仕事じゃないんだしお堅くならなくったっていいじゃん?」
観測手「……もういい。…距離1万2900、熱源多数……炎上してるな……見えるか?」
狙撃手「あはは!こりゃ酷い!もうこれ工場火災だよ。爆発するぞぉ~。どゅひっ!」
観測手「……はぁ。とにかく目標が出てきたら撃つぞ。…いいな?」
狙撃手「はいはい~了解です~」

狙撃手まで完備だ!(全てミリアの指示)

2018年
02月21日
19:25

91: MI4989 削除

Type15D11Y(どうせあいつらが工作入れてるんでしょ、雑な仕上がりにしてあからさまにしてやる……までもないかな)

水色の劣化バリスタンは一応はクレリアンである自分にサイバー戦争もどきを挑むなんて随分とおめでたい奴だなと思ったがわざわざ同じ戦いに付き合うつもりは無かった。

<犯人は混沌じゃない、バリスタンだ!>

スワロッターズよりもここの警察のほうがバリスタンもといクレリアンに詳しいだろう。それだと分かれば警察の仕事はとにかく“猛獣”の状態を把握し、軍隊や専門のハンターに駆除要請を促すことである。

Type15D11Y「私が言うのもなんだけどさ……人のモノを我が物顔で使うのはどうかと思うよ……」

さて、市街地の近くに造り始めた工場がこのざまである。というかまだ何も設備を配置してない基本構造だけだったので別に燃やされても問題はない。
自分がグリードの近くへ行って残ったタンクローリーを誘導するのも良いがそんなやる気はないのでふつーに制御機構を乗っ取り、爆発したタンクローリーでさえも修理して避難所へ向かわせる。どうせ使うなら自分のモノである。
冷凍ガスなるものや消火剤を噴霧し、速やかに火災を消火し、工場の建造を再開しないでそのまま置き去りにする。

元はと言えばミサイル迎撃能力の腕前でどっちに攻めるか決めようと思っていたのだが、クレリアン達にとってはみっともないやり方で報復しているつもりのスワロッターズを攻める事にした。
とてもありがたい事にスワロッターズのハッカーは完全索敵に近い状態を保っている。この状態がこっちも分かっていれば、こちらもある意味で完全索敵だ。
「自分ならああしてこうする」という予想にとても近くなる。

だが、劣化バリスタンはまず戦場を作る事から始めた。
40機のバリステック・クォーラルドルフィンなる無人戦闘機とロケット砲戦型空中強襲揚陸艇7隻と空中レーザー砲艇10隻を発進させ、艦船強襲用ドロップポッドを60機打ち上げ、ロケット砲兵中隊をグリードに向けさせ、576発の82mm対地ロケット弾と72発の240mm対地ロケット弾を撃ち込み、砲兵中隊2個と機械化歩兵大隊を前進させる準備を進める。

ブレイゾンの迎撃網を前にして多量のシールド貫通性能を持ち、一発で30個以上の子爆弾と対戦車地雷をぶちまけるクラスターロケット弾が迎撃され、無人戦闘機が飛び回って自動砲台を空爆して無力化するという光景が見られた。
「たかだかいくらかの店舗を守るためだけに」。
はっきり言って機械化歩兵大隊を突入させればすぐに殲滅できる勢力相手に過剰な準備砲撃と空爆であるが、近郊宙域を飛んでる魔境の軍隊に「攻撃対象」を明確にする意味を持っていた。圧倒的な超火力をもってして市街地を瓦礫すら残さないまっさらな大地にしていく。
その光景はまるでノラ兵器群の襲来のようでもあった。

Type15D11Y「第二砲兵中隊、第三砲兵中隊、集中砲撃開始。第一機械化歩兵大隊、前進せよ」

徹底的に吹き飛ばした市街地だった荒地を1000機のカオスロイド型ドローンを乗せた100輌前後のトラックとバギーで走り、まっすぐとスワロッターズの拠点へ向かい始めた。
水色の劣化バリスタンはグレネードランチャーを取り付けた19.05mm軽機関銃を手にしてトラックやバギーの先頭を走りだす。

 

狙撃手「……」
観測手「……逃げろ」

そのころ、スワロッターズに雇われたスナイパーチームはドロップポッドから出て来るレーザーライフルや装甲服をズタズタにする化学的に熱いビームライフルを装備する数百体のデルビンやデルダーの軍勢を前にスターリングラードごっこしていた。

2018年
02月27日
12:28

92: MI4989 削除

~グリード、真達の部屋~

ミリア「は?」

襲撃してきた軍団が突然方向転換して猛烈な迎撃を受けながら別の拠点へ突入したらその軍団と生産拠点や要塞諸共が唐突に消滅した。
何を言っているか解らないと思うが誰が何と言おうと事実である。
こちらが用意したポータルを突破した時の備えは無駄に終わってしまった。

ここで彼女は最適解だった選択を今更になって知った。あの水色のウサギに見える怪獣の攻撃を回避するにはあのミサイルのような何かを迎撃しなければ良かったと言う事を……。「より強力な敵を積極的に攻撃する場合が多い」「非戦闘員等の弱過ぎる奴は相手しない場合が多い」と推定される思考ルーチンからするとノーガードが最適解だったのである。
通常、向かってきた矢は叩き落さなければならないが「非戦闘員等の弱過ぎる奴は相手しない場合が多い」という大半の人類や敵性動体には存在しない特徴を活かせばウサギの猛攻は起こらなかったのである。

しかし、どのみちミリアには無理な話である。向かってきた矢は叩き落さなければ多少なりとも被害は出るので、ブレイゾンを完全索敵状態に置いているミリアが「見えなかった」という言い逃れは出来ない。おまけに彼女含めてここの人達はあのウサギがどのような怪獣だったかを知らないのである。

今にして思えばあの時ミサイルのようなものが飛んでくる10分前から鳴っていた「混沌軍襲来」を知らせるアラームをクラッキングによって鳴らした張本人がウサギだと気付ければ対処はできた。ただ、その分かりやすいクラッキングの痕跡がそれと気付いたのは「返送」されたタンクローリーにあったあまりにも分かりやすいクラッキングの痕跡を見つけた時である……あまりにも遅かった。

2018年
07月11日
03:11

93: zyabara

~襲撃から一週間後・真達の部屋~


ミリア「…」もぐもぐ
真「…」ツカツカツカ

アイン「ZZZ…」

真「何?867Tの代行が見つからない?……探せ」ツカツカツカ
ミリア「…」ズズーッ

真「露助のマフィアが文句?………潰せ…とっ…資料はどこおいたか…」ガサガサ
ミリア「ふぁあ…」うとうと

真「…それから威龍連合会に根回ししとけ、良いな」ツカツカツカツカ
グレオ『あいよ』

ミリア「あ、真さん」
真「…なんだ」ピタリ

ミリア「ヤトさんが用事があるって言ってたわよ?」
真「……。それは俺じゃないと駄目なのか?」
ミリア「……」プイッ

真「おい」
ミリア「しょうがないなぁ……私がやれば良いんでしょ?」
真「ああ頼んだ」ツカツカツカ
ミリア「ししがばぶー」ぷくーっ

ミリア「ヤトさーん今大丈夫?」
ヤト『―――ああミリアさんか。大丈夫だ。――アーチャー、見張りは怠るなよ(ヘイヘイワカリマシタヨー)……ええとすまん。用事っつーのは魔術用の礼装の買い付けをお願いしたいんだが…』
ミリア「あー…魔術…ね?まあ良いんだけど…オカルトは良く解らないし……私がやって良いのかしら?」
ヤト『買い付け用の品と仕入れ先は記述しとくからその通りにしてくれりゃ良いよ。―――足付くのは今は嫌なんでね?おたくらそう言うのは得意だろ?』
ミリア「まあ…そうだけど。……あ、どーせ魔術ってやつをやるなら見学しても良いかしら?見てみたいのよね」
ヤト『見学ゥ?……あー』

ヤト(……どちらにせよ、コイツらに魔術の知識は無いか…)

ミリア「ダメ?」

ヤト『構わないが…口外はしないでくれよ』
ミリア「やったーありがとう~」

ヤト(なんだかなぁ……)ハァ

ミリア「~♪」
真「…?出かけるのか?」
ミリア「ちょっとね~」
真(この引きこもり吸血鬼が出かける……だと?…明日は雪が降るな…)

そんなこんなでヤトの工房を見学しに行くミリアであった。

2020年
03月03日
12:13

94: MI4989 削除

~雑貨屋-骸-~

食べ物求めて何故か雑貨屋に一般客と一緒に忍び足でこっそり入って来た家畜ササミミ(♂1)。
近くのボルカ亭ではなくこっちに入って来たのは……

家畜ササミミ(♂1)((´・ω・`)客層がこわくて近寄りたくない)

ただ単にその勇気が無いからだった。
物凄く寒い(ササミミにとって体感気温は人間のそれから常に20℃下)のを堪えつつ、隠れながら店内を見渡すが……真っ先に思ったのは「ここ、食べ物無くない?」だった。