日本のサーバは、下記が稼働中です。
サーバには3種類の立て方があります。立てるのが簡単な順に並べると以下の通りとなります。
サーバの立て方と種類
立て方 |
サーバ種類 |
主な用途 |
ゲームを起動して、Start a Campainを選択 |
Listen |
LANや知り合いを誘って遊ぶとき |
Steamのツールバーから、"Age of Chivalry Dedicated Server"をダウンロード |
Dedicated |
臨時的なサーバを立てたいとき |
Hldsupdatetoollを使用して作成(srcds) |
Dedicated |
本格的な運用を行うとき |
サーバ種類の"Listen"と"Dedicated"の違いは以下の通りです。
Listen Server
ゲームを起動し、Start a Campaignを選択。設定をして開始を押せば立てられる。ただし、立てた人が落ちるとサーバも落ちる。
Dedicated Server
ゲームを起動しなくても、サーバ単体で実行できる。
ここでは、2番目のSteamからツールをダウンロードしてサーバを立てる方法を解説します。
- Age of Chivalry Dedicated Serverの立て方
(1) インストール
Steamの"ツール"から"Age of Chivalry Dedicated Server"をインストール。
(2) 設定
サーバの設定はテキストファイルの"server.cfg"に記載します。Steamからサーバをダウンロードした場合は、
"C:\Program Files\Steam\steamapps\(SteamのユーザID)\age of chivalry dedicated server\ageofchivalry\cfg"
にあります。下記を設定しましょう。
server.cfg
cvar |
値 |
説明 |
hostname |
[JP] AoC server |
サーバ名 |
rcon_password |
aocjp1234 |
リモートからコンソールを使用する時のパスワード。管理者用ですのでわかりにくいものを設定しましょう |
sv_lan |
0 |
0:公開サーバ 1:非公開(LAN用) |
sv_password |
"" |
無指定だと公開サーバ、パスワードを設定すると鍵マーク付のサーバになります。 |
sv_alltalk |
1 |
VCの公開範囲 0:チーム内のみ 1:全員 |
mp_friendlyfire |
0 |
0:FF無し 1:FF有り |
mp_teams_unbalance_limit |
1 |
不公平なチームjoinを禁止 |
この他にも設定値がありますが、ひとまずこれだけ設定しておけばOKです。
他の設定値はサーバを起動し、コンソールから"cvarlist"を入力すれば参照できます
(3) 起動
Steamから"Age of Chivalry Dedicated Server"を起動します。下記の起動画面が表示されます。最大接続人数の上限はCPUと回線で限界が決まります。ADSLなら16,光なら24程度に設定しましょう。
●game: Age of Chivalry
●サーバ名: サーバ名。server.cfgの設定と同じ。
●マップ: スタート時のマップ
●ネットワーク: インターネット
●最大プレイヤー数: 16~24(CPUと回線に依存)
●UDP port: 27015(デフォルト)
●rconパスワード: server.cfgに設定したパスワードと同じ
(4) サーバ開始
開始すると下記の画面が表示されます。「コンソール」タブに「VAC secure mode is activated.」が表示されていなければ起動成功です。
このウィンドウで起動中のサーバの管理を行います。
●マップを変更: "Map"をダブルクリック
●プレイヤーのkick/ban: 「プレイヤー」タブから追放するプレイヤーを選択
(5) ルータを使用している場合
ポートの開放を行う必要があります。使用しているポートは
TCP 27015、27030~27039
UDP 27000~27015、27020
です。ルータによってはポート開放だけではSteamのサーバ一覧に乗らない場合があります。その場合、逆向きのNAPTかGapNATの設定を行わなければなりませんが設定できるルータはほとんどないです。
その場合は、クライアントからサーバを立てているIPアドレスとポートを直接指定すれば接続できるので、そちらで対処してください。
(6) ラグが発生する場合
●タスクマネージャで「srcds.exe」のプロセス優先度を「高」にする
●「統計」タブでCPU使用率とFPSを確認
CPU使用率が100%、FPSが60以下、等になっているとプレイ中にラグを感じます。最大接続人数を減らす、常駐しているプログラムの終了等で負荷を調整する必要があります。
最終更新:2010年03月20日 02:06