高位はてない国人+学生+犬妖精+バトルメード
イラスト
※要点:・犬耳・尻尾・メード服・火の色の髪・りりしい・英雄的肉体・頭環
※周辺環境:地下迷宮(イラスト背景)
(作成者:荒風ヒオ)
継承元
体格 |
筋力 |
耐久力 |
外見 |
敏捷 |
器用 |
感覚 |
知識 |
幸運 |
高位はてない国人 |
0 |
3 |
1 |
0 |
0 |
-1 |
1 |
0 |
3 |
犬妖精 |
0 |
0 |
-1 |
1 |
0 |
-1 |
1 |
-1 |
1 |
学生 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
-1 |
0 |
バトルメード |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
-1 |
2 |
-1 |
1 |
|
体格 |
筋力 |
耐久力 |
外見 |
敏捷 |
器用 |
感覚 |
知識 |
幸運 |
合計 |
0 |
3 |
0 |
3 |
0 |
-3 |
4 |
-3 |
5 |
特殊:・学生は戦闘時AR7以下の際に任意の評価を×2.25(評価2)補正することが出来る。(燃料は消費しない)・コパイロット行為・オペレーター行為・追跡行為・白兵戦行為・援軍(バトルメードは王女許可があればどこの藩民としても活動できる)
高位はてない国人は根源力25000以下は着用できない。
高位はてない国人は一般行為判定を伴うイベントに出るたびに食料1万tを消費する。
備考:・I=Dを扱える
設定文
※要点:・箒型銃(※1)・学生服(※2)・犬耳(※3)・尻尾(※4)・メード服(※5)・火の色の髪(※6)・りりしい(※7)・英雄的肉体(※8)・頭環(※9)
※周辺環境:・宮廷(※10)・学校(※11)・地下迷宮(※12)
愛鳴藩国の女性も男性もあこがれる職業にバトルメードというものがある。
メードとしての仕事はもちろんのこと、
藩国が参加する戦いにも戦闘要員として出兵し、
王女から援軍要請がかかれば自国が参加していなくても駆けつけ、
勇猛果敢に戦う。
わんわん帝國愛鳴藩国の藩国調査:女の子の将来の夢ベスト1位にランクインするほどの人気職業である。
ただ静かに、仕える誰かのために最善を尽くす職業。
それが帝國の娘たるバトルメードである。
愛鳴藩国では相次ぐ戦乱により国の防衛力強化のためにバトルメード組織の見直しが議論された結果、
高位資格者によるバトルメード部隊が組織されることとなった。
要はバトルメードの特殊部隊とも言うべきものである。
高位バトルメード隊を設立するに当たってまずメード達に募集をかけ、
高位バトルメード審査なるものが行われた。
緊迫した事態に対応する為に配置する人員を選ぶ、
なかなかシビアな審査だが、
はてない国人気質の国民は藩国民美少女コンテストのような認識で盛り上がっており
政庁の方も対応に困り、結局そのノリのまま審査することになった。
書類審査を通ったメードは、宮廷(※10)に使えるこの道云十年のベテランメードから、
まだ学校(※11)でバトルメード学科を専攻途中の学生服(※2)着た犬妖精まで多岐にわたった。
これは、年齢や、経歴に関係なしに実力重視で幅広い人材を取り入れることを目的とした結果なのか、
ただ美少女コンテストのノリで進めてしまった結果なのかはよくわかっていないが、
幅広く有能な人材を集めることにはとりあえず成功した。
書類審査を通ったものは次に数名ずつの面接試験が宮廷内で行われた。
何を勘違いしたのか面接の場で歌を歌ったり、
自作のダンスを踊ったりするものが続出、
それらの者を落とすと大半の者が落ちてしまい
高位バトルメードの数が激減してしまう為に急遽、歌やダンスも審査対象に盛り込むこととなった。
きっと何か大変なことが起こったときにも、
歌やダンスが踊れるものがいれば明るくいられるはずだ。
そんな感じで面接試験が終わった。
次に二次審査が行われた。
今までのものとは違い戦闘に関する審査だった。
この審査では愛鳴藩国の誇る飛行剣士隊の訓練場が特別に貸し出され、
大量の模擬砲弾を使用した審査が行われた。
さすがに戦闘を経験したことのある本職のバトルメードはこの審査を難なく潜り抜けたが、
学校に通っているまだ戦闘訓練を受けていない学生犬妖精の中には模擬砲弾の雨霰にびっくりして泣き出してしまうものも多くいた。
だが、審査は、模擬戦闘を高得点でクリアしたものだけでなく、 泣き出してその場にへたり込んだ者まで通過していた。
審査員曰く
「初めての模擬戦なんだから、できなくて当たり前。」
「泣くのは心がきれいな証拠。」
「戦場で美少女が泣くのは悪ではない。美少女を泣かせる戦場が悪い。」
であった。
だんだん最初のコンセプトと大きく乖離している気がするが、
“戦闘面は高位資格習得後、特別訓練を実施する“というような措置が後に政庁から発表された。
そしてここまで勝ち残ってきたもの達は最終審査。
藩国民による投票によって決められた。
ここまでいくと、・・・いや、今までも結構そうだったが、
特殊部隊創設という最初の目的は誰もが忘れていた。
が、一応藩国民の投票の基準として提示されたのは、
- 愛鳴藩国民の特徴である燃え盛る炎のような髪(※6)
- どんな悲しみや苦しみにも決して屈しない凛々しさ(※7)
- 美しさと強さを兼ね備えた英雄的肉体(※8)
であったので、一応はその志は残っていたと言える。
まあ、
こんなのもあったので実際にはどうであったのかは定かではない。
全国民の9割が投票するという恐ろしいテンションの中で投票が行われ、
投票の結果によって選ばれた数名の者が勝ち残った。
見事受かった高位資格者メード達は皆の拍手やらシャンパンに包まれて喜び合った。
マイクを奪って熱唱するものもいた。
藩国民から合いの手が入る。
しかし、政庁の中の良識派はあんな審査で高位資格者を選んで大丈夫なのかとかなり常識的な考え方をしていた。
彼らは怪訝な顔をしながらその様子を見ていた。
後日、
はれて高位バトルメードとなったメード達は
高位バトルメード隊の本部になる予定の場所の地下迷宮(※12)で行われる、
高位バトルメード隊の創立式典に参加した。
大半の関係者は迷いながらも皆無事に会場に到着。
高位バトルメード用の専用メード服(※5)に身を包み、
火の色の髪の毛を高位資格者の証であり重要施設の鍵でもある頭環(※9)で飾り、
専用の箒型レーザー銃(※1)をその手に持ち、
前日の最終審査のときの馬鹿騒ぎとは打って変わって厳粛な雰囲気のなか式典は進められた。
その姿を見た政庁の良識派は驚いた。
昨日はまるで新しいアイドルユニットだったが、
今日はまるでバトルメードを見ている様だ。
まあ、バトルメードなんだから当たり前なのだが、
昨日とのギャップに良識派たちは驚いたのである。
そして、自分たちの視野の狭さを反省した。
国民から絶大の人気と信頼を得て、国に仕える。
それこそが愛鳴藩国に必要なバトルメード、
ひいてはヒロイン(メードガイの場合はヒーロー)の姿である。
審査はそれを見越してやったわけではなく、
ただその場ノリに流されて行われたに過ぎないが、
結局は選ばれるべきものがきちんと選ばれたようだった。
いや、むしろこの審査方法でなければここまで素質のある人材が選ばれなかったかもしれない。
式典が終わり、高位バトルメードたちは各自新しい持ち場へと向かった。
今、愛鳴藩国に新たなヒーローが登場する。
(作成者:グググ子)
最終更新:2007年06月10日 20:39