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    <title>もしも愛理が熊井ちゃんに恋心を抱いてしまったら@ ウィキ</title>
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***現行スレ
&amp;color(blue){[[もしも愛理が熊井ちゃんに恋心を抱いてしまったら&gt;&gt;http://hato.2ch.net/morningcoffee/]]}


***過去ログ
&amp;color(blue){[[もしも愛理が熊井ちゃんに恋心を抱いてしまったら&gt;&gt;http://mimizun.com/log/2ch/morningcoffee//1246103724/  ]]    [[DAT&gt;&gt;http://www21.atwiki.jp/airi-kumai/pub/aikuma/1246103724.dat]]}

&amp;color(blue){[[もしも愛理が熊井ちゃんに恋心を抱いてしまったら2&gt;&gt;http://mimizun.com/log/2ch/morningcoffee//1248447202/]]}   [[DAT&gt;&gt;http://www21.atwiki.jp/airi-kumai/pub/aikuma/1248447202.dat]]

&amp;color(blue){[[もしも愛理が熊井ちゃんに恋心を抱いてしまったら3&gt;&gt;http://mimizun.com/log/2ch/morningcoffee//1250366724/]]}

&amp;color(blue){[[もしも愛理が熊井ちゃんに恋心を抱いてしまったら4&gt;&gt;http://mimizun.com/log/2ch/morningcoffee//1252167492/]]}

&amp;color(blue){[[もしも愛理が熊井ちゃんに恋心を抱いてしまったら5&gt;&gt;http://mimizun.com/log/2ch/morningcoffee//1252246880/]]}[[DAT&gt;&gt;http://www21.atwiki.jp/airi-kumai/pub/aikuma/1252246880.dat]]

&amp;color(blue){[[もしも愛理が熊井ちゃんに恋心を抱いてしまったら5.5&gt;&gt;http://mimizun.com/log/2ch/morningcoffee//1253450641/]]} [[DAT&gt;&gt;http://www21.atwiki.jp/airi-kumai/pub/aikuma/1253450641.dat]]

&amp;color(blue){[[もしも愛理が熊井ちゃんに恋心を抱いてしまったら5.6&gt;&gt;http://mimizun.com/log/2ch/morningcoffee//1253538519/]]}  [[DAT&gt;&gt;http://www21.atwiki.jp/airi-kumai/pub/aikuma/1253538519.dat]]

&amp;color(blue){[[もしも愛理が熊井ちゃんに恋心を抱いてしまったら6&gt;&gt;http://mimizun.com/log/2ch/morningcoffee//1255624037/]]}  [[DAT&gt;&gt;http://www21.atwiki.jp/airi-kumai/pub/aikuma/1255624037.dat]]

&amp;color(blue){[[もしも愛理が熊井ちゃんに恋心を抱いてしまったら7&gt;&gt;http://mimizun.com/log/2ch/morningcoffee//1258561733/]]}[[DAT&gt;&gt;http://www21.atwiki.jp/airi-kumai/pub/aikuma/1258561733.dat]]

&amp;color(blue){[[もしも愛理が熊井ちゃんに恋心を抱いてしまったら8&gt;&gt;http://mimizun.com/log/2ch/morningcoffee//1261734895/]]}　[[DAT&gt;&gt;http://www21.atwiki.jp/airi-kumai/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8&amp;file=1261734895.dat]]

&amp;color(blue){[[もしも愛理が熊井ちゃんに恋心を抱いてしまったら9&gt;&gt;http://mimizun.com/log/2ch/morningcoffee/1266078299/]]}　[[DAT&gt;&gt;http://www21.atwiki.jp/airi-kumai/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8&amp;file=1266078299.dat]]

&amp;color(blue){[[もしも愛理が熊井ちゃんに恋心を抱いてしまったら10&gt;&gt;http://mimizun.com/log/2ch/morningcoffee//1268056007/]]}   [[DAT&gt;&gt;http://www21.atwiki.jp/airi-kumai/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8&amp;file=1268056007.dat]]


***避難所（新狼）
&amp;color(blue){[[もしも愛理が熊井ちゃんに恋心を抱いてしまったら【避難所＠新狼】&gt;&gt;http://yy21.kakiko.com/test/read.cgi/morning/1263558121/]]}

***&amp;color(red)!!!
&amp;color(blue){[[抹茶デザート研究室&gt;&gt;http://www.ujimiyage.com/user_data/campaign01.php]]}

***
&amp;color(blue){[[もしも愛理が熊井ちゃんに恋心を抱いてしまったら・2012夏&gt;&gt;http://www21.atwiki.jp/airi-kumai/pages/72.html]]}

&amp;sizex(5){&amp;color(green){&amp;bold(){ }}}
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***カウンタ
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***コメント
ご要望･間違いなどありましたらどうぞ
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#endregion
#comment()    </description>
    <dc:date>2012-09-29T07:09:19+09:00</dc:date>
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    <title>【もしも愛理が熊井ちゃんに恋心を抱いてしまったら・2012夏】</title>
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      210 名前：&amp;color(green){&amp;bold(){名無し募集中。。。}}[] 投稿日：12/08/17(金) 21:22:28
雲一つない綺麗な空だった。遠くの空に、飛行機が小さく見える。
あんなに大きな鉄の塊がこんなに小さく見えるのは、距離のせいだと分かるのに。
18の夏、私には分からないことだらけだった。たとえば……あの人のことだとか。

【[[もしも愛理が熊井ちゃんに恋心を抱いてしまったら]]・2012夏】

「いやー、3年なんてあっという間だね。愛理ももう受験生か～」
「なんですか、その親戚のおじさんおばさんみたいな言い方。ちょっと年寄りくさいですよ」
「いや。だって、うちももう19だからさ」
「知ってますよ。こないだの誕生日もメールしたじゃないですか」
「うん、なんか変なデコ文字がいっぱい付いてた」
そう言って、テーブルを挟んで向こう側の先輩が笑った。昔から変わらない無邪気な笑顔。
でも、なんでだろう。すごく遠くにいるみたい。……こんなに近くにいるのに。

211 名前：&amp;color(green){&amp;bold(){名無し募集中。。。}}[] 投稿日：12/08/17(金) 21:23:35
◆

私――鈴木愛理と、熊井友理奈先輩は同じ高校の茶道部員だった。もともと茶道部は部員も少なくて、先輩も後輩もまるで同級生みたいに仲が良い。
私と先輩はちょっと似てる。B型で、性格がマイペースなところとか。
だからなのかな、先輩と一緒にいるとなんだか居心地が良い。心が落ち着く。大人びた容姿から想像しがたい、子供っぽい笑顔のおかげかもしれない。

先輩は、今年の春に高校を卒業して、隣の市の私立大学に入学した。今ではたまにメールをするくらいで、会うこともほとんどなくなっちゃったけど、それでも部室に一人でいると先輩のことをふと思い出す。
辛いとき、悲しいとき、先輩が傍にいてくれたら、それだけで安心できるのにな。でも、もうこの学校に先輩はいないんだ。
先輩のいない部室の広さに慣れないまま、私は高校生活最後の夏休みを迎えた。


今日は先輩が入学した大学のオープンキャンパスの日。先輩に案内してもらって構内を回ったあと、キャンパス付近の喫茶店に入った。
「ここの抹茶ラテすごくおいしいから、愛理絶対気に入ると思う」って先輩が目を輝かせて言うもんだから、黙ってついてったけど、妙に小じゃれた内装でちょっと落ち着かない。
…こんなお店あること知らなかったな。でも、先輩、通いなれてるみたい。先輩、お店の雰囲気にもすごく合ってるし。
私、今日制服で来なきゃ良かった……なんとなくそう思った。

◆


212 名前：&amp;color(green){&amp;bold(){名無し募集中。。。}}[] 投稿日：12/08/17(金) 21:24:15

「で、愛理。勉強の方はどう？順調？」
先輩が抹茶ラテのカップを揺らしながら、そう聞いてきた。

「まあ、ぼちぼち…」
「えー？何それ」
先輩がちょっとおどけた声を上げた。
だけど、返す言葉も見つからなくて、私は手元にある、今日のオープンキャンパスでもらってきたばかりの大学パンフレットを無意味にぱらぱらめくっていた。
すると、その様子を見た先輩は
「愛理、頭良いんだからさ。うちみたいなのじゃなくて、もっと上のとこ行けるでしょ」
――何気なく言った先輩の言葉が、私の中でやけに重たく響いた。

ほんの少し私の表情が曇ったのに気づいたのか、先輩は私の目を見てまっすぐ
「大丈夫。愛理なら絶対出来るよ」
と、優しく言う。

…そうじゃないってば。私が悩んでるのはそうじゃないんだって。

先生が難関校合格者をクラスから出したがってることも分かってた。お父さんもお母さんも「愛理の好きにしていいよ」とか言いながら、内心「できれば国立に行ってほしい」って思ってる。
分かってる。分かってるけど…。
テーブルの向こう側で先輩は、ほとんど空になったカップを静かに見つめている。その姿がすごく綺麗で、胸が苦しい。
遠いな、先輩。どんどん遠くに行っちゃうな。なのに、どんどん大きく見える。
いくら背伸びしても、先輩には追いつけないってこと、わかってるけど割り切れない。


213 名前：名無し募集中。。。[] 投稿日：12/08/17(金) 21:25:05
「まあうちは、愛理のしたいようにするのが一番だと思うけどね」
「……でも、自分がどうしたいか分かんないです」
「でもうちがかわりに決めるわけにもいかないし。愛理がそれでいいって言うんならそうするけどさ」
「じゃあ先輩は」
「愛理さ…」
私の言葉をさえぎるように先輩が言葉を挟んだ。ほんのちょっとの沈黙、そして先輩は続けてこう言った。

「『先輩』っての、やめない？」
「…え？」
…何？
「だから、その『先輩』って呼び方」
…なんで？
「だってうち、もう高校生じゃないしさ。もう愛理の先輩じゃないから」

…なんでそんなこと言うの？


――じゃあ、私って先輩の何？先輩にとって、私って。


214 名前：&amp;color(green){&amp;bold(){名無し募集中。。。}}[] 投稿日：12/08/17(金) 21:25:53
私より随分背の高い先輩が、背中を丸めて少し小さくなる。
黙り込んで下を向いてしまった私の顔を覗き込んでいるのが気配で分かった。

変だよね。近くにいたときよりも、遠く離れてからの方が、先輩の存在を大きく感じるなんて。
遠近法なんか、まるで無視だよ。科学で説明がつかないことだらけだ。
わかんないよ。なんで……なんで私、今泣きそうになってるの？


「だからさ…」
先輩が小さい声で呟いた。


215 名前：&amp;color(green){&amp;bold(){名無し募集中。。。}}[] 投稿日：12/08/17(金) 21:26:26
「……ゆりなちゃん、とかどうかな？」

…え？
はっとして顔を上げると、照れくさそうにしてる先輩と目が合った。
すると、みるみるうちに顔を真っ赤にした先輩が
「待って！やっぱ今のナシっ！」
と、途端に慌てふためき始めた。

「…ゆりなちゃん？」
私がそう聞くと、先輩は赤い顔のまま、あーとかうーとか唸りながら
「だって！だって！いきなり呼び捨てはおかしいでしょ？でも、熊井ちゃんってみんなが呼ぶから、別のがいいじゃん！だけどうち、家族以外の人に下の名前で呼ばれることないし！ちょっと違和感っていうか、変！変！」
と、一気に捲くし立てた。もう完全に独り言みたいになってる。
……自分で提案しておいてなんなんだろう。自分で言って、自分で照れてる。
変な人。やっぱりよく分からない。
ううん…でも、そこが可愛い。大人っぽいくせして、子供みたい。こんなに綺麗な人なのにな。なんだか笑っちゃう。
ああ、これだ…。
目の前にいるのは、やっぱり私のよく知っている『先輩』だ。


216 名前：&amp;color(green){&amp;bold(){名無し募集中。。。}}[] 投稿日：12/08/17(金) 21:27:10

「…いいんですか？」
「何が？」
「だから…。先輩のこと……ゆりなちゃん、って」
「うーん…うん。まあいいよ、愛理だけ特別ってことで」

特別…。「特別」か。

決心に必要なのは、その言葉だけで充分だった。


「私、決めました」
「ん？」

「ゆりなちゃんのこと、もう一度『先輩』って呼べるようにしてみます」
先輩はポカンとした顔でこっちを見ていたどうやら私の言っていることの意味がわかってないみたい。
鈍いなぁ。でもわかってなくてもいいや。私はちゃんと、はっきりとわかったから。
――先輩のこと、好きだって。


217 名前：&amp;color(green){&amp;bold(){名無し募集中。。。}}[] 投稿日：12/08/17(金) 21:27:51

「過去問くださいね」
「え？」
「だから、ゆりなちゃんの大学の入試の過去問」
「え、ああ、いいけど…」
まだいまいち釈然としない様子でいる先輩にくすっと笑って、私は喫茶店の窓の外を眺めた。

8月。青く澄み渡った空が広がる、先輩が生まれた季節。
来年の4月12日には、一緒にキャンパスライフ出来てたらいいな。近くても、遠くても大きい、先輩の隣で。    </description>
    <dc:date>2012-09-29T07:05:51+09:00</dc:date>
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    <title>メニュー</title>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/airi-kumai/pages/25.html">
    <title>番外編</title>
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    <description>
      179 ：&amp;color(green){&amp;bold(){名無し募集中。。。}}：2009/07/28(火) 23:35:52.92 0
本編には関係ないリアルな話です 



今日は、ハロコンのリハーサル日。 
いつもよりも人がたくさんいて、先輩たちもいて楽しい。 
だけど、私はそんな喧騒を避けるように、人目に付かないようにと 
ある場所を目指して歩いていた。 

ドアを開けると、奥のほうから声がしてビクっとなった。 

「遅いよ、もう」 
「ごめん・・・舞美ちゃんにつかまっちゃって」 
「まぁ、いいや・・・早くしようよ」 
「・・・うん」 

熊井ちゃんにメールで、空いた楽屋に呼び出された。 
バレるとまずいから電気はつけない。 
廊下からうっすらと明かりが差しているだけだ。 

熊井ちゃんは私をソファに押し倒す。 
覆いかぶさられて、あぁ、また・・・しちゃんだなぁって実感した。 
もう何回もしたけど・・・こういうのにはまだ慣れることが出来ない。 


180 ：&amp;color(green){&amp;bold(){名無し募集中。。。}}：2009/07/28(火) 23:37:20.30 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;179 }

情事はいつも、淡々と、でも着実に進んでいく。 
マニュアルでもあるか、と言いたくなるほど着実で悲しい。 

「・・・はぁっ・・・んっぁ・・・」 
「可愛い顔・・・ほら、もっといやらしい顔してよ、愛理」 
「っぁ・・・ぁぅっ・・んぁっ・・も、だめ」 
「もう？早いよ」 
「だ、だっ・・って・・・あぁっ」 
「わかったよ、もう。」 

熊井ちゃんは指の速度をあげた。 
私はその、細くて長い指を身体の奥で感じて頭が真っ白になったあと、 
熊井ちゃんの腕の中に倒れこんだ。 

私は、なにしてるんだろう。なんでこんなことしてるんだろう。 
････いつからこんな関係になっちゃったんだろう。 
荒い息が収まらない。 

「じゃあ、行くから」 
「・・・うん」 

熊井ちゃんは終わるとすぐに行ってしまう。 
私と、したいんじゃないんだ。きっと誰でもいいんだ。 
私である理由なんてないんだろうな。否定したくても現実は冷たい。 

私は、下着を拾い上げて身に着けながら薄っすらと涙を浮かべた。 
････どうして、こんな人、好きになっちゃったんだろう。 



----

（[[もしも愛理が熊井ちゃんに恋心を抱いてしまったら]]5　より）


133 ：&amp;color(green){&amp;bold(){名無し募集中。。。}}：2009/09/09(水) 02:03:33.63 0
「・・うー・・・」 
熊井ちゃんが小さく唸り声を上げる。 
「大丈夫？」 
私は熊井ちゃんを覗き込んで声をかけた。 
「・・・・ううん」 
「私、迷惑だったよね、こんなときにごめん・・・」 
「ち、ちがっ・・・嬉しいから・・・ここにいて」 
熊井ちゃんの熱っぽい手が私の手を包み込んだ。 
「・・・でも」 
「お願い」 
「・・・・はい」 
潤んだ目で言われたら、断りようがないよ・・・。 

私は今、熊井ちゃんのお家にいた。 
熊井ちゃんが熱を出して寝込んでいて、お見舞い、というわけである。 
来てみると熊井ちゃんは想像以上に辛そうで来るんじゃなかったかな・・・とちょっと後悔してた。 
だけど、手をしっかり握られてここにいて、なんて言われたら帰れない。 

「・・・ごめん、心配かけて」 
「ううん、そんなことないよ」 

「ね、うちのこと好き？」 
熊井ちゃんは唐突にそう言った。 
「へっ？」 
私はあまりに唐突でビックリして返事ではなく、聞き返した。 
「好き？」 
熊井ちゃんは真剣な顔をして私にそう聞いてくる。 
「な、なに言ってんの」 
私はその真剣な眼差しに耐え切れなくなって目を逸らしてごまかした。 


134 ：&amp;color(green){&amp;bold(){名無し募集中。。。}}：2009/09/09(水) 02:04:14.32 0
「うちは・・・好きだよ、大好き。愛理も？」 
「く、熊井ちゃん変だよ・・・・ちょっと寝た方がいい」 
大好きって言われて冷静になれなくてまたもやごまかした。 
「やだ、愛理が言うまで寝ない」 
熊井ちゃんは駄々をこねるみたいにそう言って唇尖らせた。 
目を潤んでぼーっとしてて明らかにしんどそうなのになぁ・・・。 

「・・・・・・・・」 
「愛理、早くぅ」 
甘えたような声で催促される。 
「・・・・す、好き」 
負けた私は小さな声でそう言って下を向いた。恥ずかしすぎる・・・。 
熊井ちゃん熱のせいで変だよ・・・。 
「えへへ・・・・ありがとう」 
熊井ちゃんは嬉しそうに笑ってそう言いながら身体を起こした。 
「わ、ちょ、く、熊井ちゃん起き上がっちゃダメだよ」 
「・・・・口にはできないから許してね。うつっちゃう」 
制する私の顔に、熊井ちゃんの顔が近づいてくる。 
「熊井ちゃん！」 
気付いたときには、熊井ちゃんの唇が私の頬に触れていた。 
唇は熱を持っていて、あっちぃ。 
「じゃあ、ちょっと寝るから・・・おやすみ愛理」 
「お、・・・・・おやすみ・・・・」 

熱のある熊井ちゃんより熱くなっているんじゃないだろうかってくらい体が熱い。 
顔はもっと熱い。真っ赤ってレベルじゃない。 

すぐに眠ってしまう熊井ちゃん。繋がれたままの手。顔真っ赤の私。 
･･･結局、先輩が目覚めるまでそこから動けないのであった・・・。 

----

（もしも愛理が熊井ちゃんに恋心を抱いてしまったら6　より）

6 ：&amp;color(green){&amp;bold(){名無し募集中。。。}}：2009/10/16(金) 02:08:07.95 0
空は真っ青で、雲が一つもない。 
なんでこんなに綺麗なんだろう。 
なんでこんなに切ないんだろう。 

「・・・・なんでかなぁ」 

小さく呟いてみても、答えなんかなくて。 
誰も教えてはくれなくて。 

屋上に一人、ぽつりと立っていた。 
別に目的なんかない。 
ただ、空が見たくて授業が終わった後飛び出した。 

季節はもう夏で、暑くてたまらないのに、でもこの場所は私を引き付ける。 
空が青すぎて、ちょっとだけ不安になる。 

あれ、こんなに青いものだっけ。 
あれ、曇ってどこにあるんだっけ。 

コンクリートの床は、熱くて、上履き越しでもちょっと熱い。 
そして、暑い。汗が額に、流れてくる。 

「・・・・なにしてんの、愛理」 

声がして、振り返ると、私の大切な人が屋上の入り口に立っていた。 
腕を組んで、まっすぐ立っていた。 
背が高いから、美人だから、立っているだけでも絵になってしまう。 
ずるいほど、嫉妬するほど、綺麗な人。 


7 ：&amp;color(green){&amp;bold(){名無し募集中。。。}}：2009/10/16(金) 02:08:48.42 0
「別に・・・」 
「そう、でも、よかった。会いたかったから。」 
「え？」 
「ここに来たらいるかなぁって思った。なんでだろうね、よく居るわけでもないのに」 
「でも、来たらいた？」 
「そう、びっくりしたけど、でも、嬉しい」 
「私の頭の中、読んでたりしないですよね？」 
「さぁ、どうかな」 

先輩は小さく微笑んで、私のそばまでやってきた。 
そのまま、一連の動作のように、私はあっさりと先輩に包み込まれた。 
背の高い先輩、私の顔は先輩の肩くらいにしか届かない。 
暑いのに、ちっとも熱くない。 
心の中が解けていくような、なんだか優しい気持ちになっていく。 
抱きしめられているだけなのに、なんでこんなにホッとするんだろうな。 

「ほんとはね、」 
「はい」 
「さっきの授業、途中で寝ちゃって、夢見たの」 
「はい」 
「あ、でも、寝たのはほんと久しぶりで、なんで寝ちゃったのかわかんないんだ。 
すーっと眠くなって、気付いたら、寝てて・・・あ、それでね・・・・ 
愛理が、どこかへ行っちゃう夢だったの。」 
「どこか？」 
「うん、どこかはわからないんだ。でも、いなくなっちゃう。寂しくて、辛いのに、でも 
行かないでって言えないんだ。だから、夢の中でずっと泣いてた・・・・ 
なんてマンガみたいな話だよね・・・ごめん」 
「・・・・それで、私のこと探してたんですか？」 
「うん・・・・」 

先輩は小さく頷いて、顔を伏せた。 
なんだかちょっと元気がなくて、可愛い、と思った。 


8 ：&amp;color(green){&amp;bold(){名無し募集中。。。}}：2009/10/16(金) 02:09:28.92 0
空は相変わらずの、怖いほどの色をしてる。 
綺麗な色だ。やっぱり切ない色だ。 
胸を締め付けられるような・・・・この感覚は、一体なんなんだろう。 

「私は、勝手にいなくなったりしないです」 
「うん・・・」 
「でも、夢にまで出てくるなんて、どれだけ私のこと好きなんですか？」 
「へ？や、そ、そんなんじゃ・・・・いや・・・・・まぁ、好きだけど」 
「え、えへへ・・・・その距離で言うの、反則です」 
「愛理もでしょ？」 
「さぁ、どうでしょう」 
「えぇ、もう」 

先輩はちょっと怒ったような様子。でも、目が笑っていて、可愛い。 
なんて素敵な人なんだろう。 

私、正直、ベタがつくほど惚れてます。 
でもそんなこと言うのは恥ずかしすぎるから、感じ取ってください。 
言葉だけじゃわかんない、なんて恋愛マンガは言うけれど 
言葉がなくたってわかる関係であればいいでしょ？ 
････まぁ、それが難しいってことはわかるけど。 
だけど、それを目指してる。そんな風に、なりたいんだ。 

「ねぇ、愛理、空って、こういう晴れた空って青すぎて怖くない？」 
「え？」 
「なんとなく、なんていうか・・・・不安な気がして、ちょっと切ない気もする。なんでだろう？」 
「・・・さぁ、なんでですかね」 
「なんでだろうね？」 

この人とずっと一緒にいたい。そう思った瞬間だった。 
願わくば、このまま離して欲しくない。 
けれど、チャイムが鳴って私たちは泣く泣く、離れて教室へ戻っていった。 


9 ：&amp;color(green){&amp;bold(){名無し募集中。。。}}：2009/10/16(金) 02:10:32.60 0



先輩、空が切ない理由、一緒に探しましょうね。 
どれくらい時間がかかっても。 
私は、あなたと探したい。 



----

（もしも愛理が熊井ちゃんに恋心を抱いてしまったら6　より）


718 ：&amp;color(green){&amp;bold(){名無し募集中。。。}}：2009/11/08(日) 00:49:09.96 0
「んっ・・・・今日はいい天気だなぁ」 

ある日の午後。 
先輩のおうちにお邪魔して、お庭で日光浴。 
よく手入れされた芝生の、広い広いお庭。 
寝転がるとなお心地いい。 

「うん、そうだね。そうだ、あとで食べようって言ってたケーキ、 
ここで食べようか？あそこ、テーブルなんだよ」 
先輩が指差したところには、白いガーデンテーブルとイスが置かれている。 
てっきりオブジェ的なものかと思ってたんだけど・・・ 
どうやら、ちゃんと使えるらしい。でも、高そうだ。 
「いいんですか？じゃあ、そうしましょう」 
「よし、決まりだね。じゃあ用意してくるから待っててよ」 
｢手伝います！」 
「いいよ、待ってて」 
「はい」 
先輩にそう言われて、芝生の上で待つことにした。 
「しっかしほんといい天気・・・・ふわぁ～・・・・」 
太陽もギラギラし過ぎない程度で気持ちがいい。 
なんだかふわふわしたような気持ちになってくる・・・・。 
眠い・・・あぁ、だめ・・・でも、寝ちゃいそう・・・・ 
◆ 
◆ 
◆ 


719 ：&amp;color(green){&amp;bold(){名無し募集中。。。}}：2009/11/08(日) 00:49:52.92 0
「ママー！ママー！」 
「どうしたの、もう、朝っぱらから・・・静かにしなさい」 
「だってほらぁー！」 
「あぁ！ゆりりちゃん、このアニメ好きだもんね」 
「うん！あむちゃんカワイイの！」 

ゆりりちゃんが嬉しそうにアニメの話をしてくれる。 
この子は、「しゅ○キャラ！」のあむちゃんの夢中なようで。 
テレビで映るたびに、大きな声で見て見て！とせがむ。 
その様子も可愛いんだけれど、やっぱりちょっと騒がしい。 

「愛理～・・・お水ちょーだい・・・」 
と、顔色の悪い顔で寝室から出てきたパパは二日酔いだ。 
昨日も帰ってきたのは1時を回ってからで。 
全く、どこで何やってんだか。 
「自分でしてください」 
「ええやだぁ。愛理お水ぅ！」 
･･･ゆりりちゃんよりも子どもっぽい。ある意味、一番手のかかる人。 
ドカっとソファに座って水を受け取るために手を差し出した状態だ。 
ゆりりちゃんはパパの長い足を蹴ったりしてやんちゃなご様子。 

「パパー！今日は公園でお遊びするー？」 
「・・・パパつかれてるからママと行っておいで」 
「むぅ！だめ！パパも一緒！」 
「愛理、頼むよー」 
「ゆりりのことかわいいなら一緒に来てください」 
お水を乱暴に差し出して、そう言った。 
「・・・・はいはい。行けばいいんでしょ、行けば」 
パパは渋々納得したような顔をして、水を一気に飲み干した。 

そんな、休日の朝の風景。 
どこにでもありそうな、そんな風景。 


720 ：&amp;color(green){&amp;b(){名無し募集中。。。}}：2009/11/08(日) 00:50:36.19 0
◆ 
◆ 
◆ 

「愛理、愛理ってば」 
「・・・ふぇ？」 
「もう、寝ちゃダメじゃん」 
「・・・え、パパ」 
「パパ？」 
「え、あ、えっと、す、すいません！」 

慌てて飛び起きた。 
なんだよーあの夢！先輩がパパって！私がママって！ 
で、なに、子ども？あ、ありえないですから！ 
････だけど、かわいい子だったなぁ。ゆりりちゃん・・・だっけ。 
男なのかな、女なのかな・・・わかんなかったなぁ。 

「もう、変な愛理。ほら、おいで。用意できてるから」 
「は、はい！」 

先輩に手を引かれて立ち上がり、ガーデンテーブルへ向かった。 
美味しそうなケーキと紅茶が並べられている。 
私はその幸せな光景のおかげ？せい？で 
夢のことなんて、すぐに忘れてしまうのだった。 

あとは、ケーキが美味しかったことしか覚えてない。 

----

（もしも愛理が熊井ちゃんに恋心を抱いてしまったら【避難所@新狼】　より)



85：&amp;color(blue){&amp;B(){&amp;U(){名無し募集中。。。}}}：10/04/12(月) 02:00:46
「愛理、声が眠そう」
「・・・ちょっと眠いです」
「寝る？」
「ね、寝ません・・・あと１０分だもん」
「だね、あと１０分だ」

あと、１０分で私の誕生日がやってくる。
私は、先輩の大きな家の、大きな部屋の、大きなベッドの上にいた。
何をするわけでもなく、とりとめのない話をしてる。
ベッドの真ん中に２人だけで。

「あと１０分だからちょっとトイレ行くね」
「あ、はい」

先輩は立ち上がって、トイレへと消えていった。
あぁ、なんで眠いんだろう？
ずっとこのときを楽しみにしていたんだけどなぁ。
先輩に、一番におめでとうって言ってもらおうって。
なのに、何で今日に限って眠ってしまいそうなほど眠いんだろう？
昨日は大丈夫だったのに。まだ、こんな時間なんだけどな。

「・・・だめ寝ちゃダメ・・・・・」

と、思えば思うほど眠りたくなってしまうらしくて。
私は誕生日５分前であえなく眠ってしまうのだった。

86：&amp;color(blue){&amp;B(){&amp;U(){名無し募集中。。。}}}：10/04/12(月) 02:01:39
◆

「ゴメン、愛理ただいま・・・・って寝ちゃってるじゃん」
トイレの紙がなくて交換やらしてて少し遅くなった。
で、戻って見たら愛理はスースー寝息を立ててた。

「疲れちゃったんだね」
ベッドに乗って、愛理の髪を撫でた。
あと５分なのにね。愛理、ずっとこの日を待っていたのにね。

「今日は楽しかったよね」
今日は２人でデートだった。朝から出かけてたから、愛理は疲れちゃったんだね。
しょうがないよ。１時間くらい前から眠そうだったし。

「・・・こんな可愛い顔して寝るんだから・・・」
無防備で、とても可愛らしくて、めちゃくちゃにしてしまいたい衝動に駆られる。
…だけど、理性が勝ってそういう欲望を押し止める。

「あ、時間になったよ。・・・愛理、誕生日おめでとう」
部屋の時計が１２時を指した。
一番に言って欲しいと言っていたから、一番に言ったよ。

「・・・んんっ・・・」
「起きた？」
「・・・・ｽｰ・・・ｽｰ」
「・・・起きないか」
「・・・・・・ゆ、ゆりりちゃん・・・・・」
「・・・？愛理今なんて・・・？」

あれ、どこかで聞いたことがあるような・・・・？
ゆりり・・・ちゃん？はて、どこで聞いたんだっけな？

87：&amp;color(blue){&amp;B(){&amp;U(){名無し募集中。。。}}}：10/04/12(月) 02:02:30
◆

「ママ、おめでとう！」
「ゆりりちゃんありがとう！」

パパがいて、ゆりりちゃんがいて、私がいて、目の前のテーブルには
豪華・・・とも言い切れないけど、ご馳走が並んでる。
自分のお祝いなのに、張り切っていっぱいつくっちゃった。

「ママ、これ」
「まぁ、パパ・・・ありがとう」
「いつも心配かけてごめん・・・・」
「いいのよ、そんな顔しないでパパ」
「う、うん」

パパは神妙な顔をして私に可愛らしいネックレスをくれた。
素直なパパも悪くないわね。可愛い。

ネックレスには小さいけれど、ダイヤがあった。
私の誕生石だ。
…パパがそんなに気の利く人には思えないけど・・・今日は言わないでおこう。

「よーしパパいっぱい食べちゃうぞ！」
「パパ、ママのおたんじょうびだよ？」
「そ、そりゃそうだ！ママ、パパが取ってあげるよ、何から食べる？」
「じゃあ・・・サラダから」
「おっけーパパに任せて！・・・あ」
「パパこぼしたー！」
「ゆりりちゃん静かにしなさい」
「パパこぼしたー！」
「こらゆりりちゃん」

88：&amp;color(blue){&amp;B(){&amp;U(){名無し募集中。。。}}}：10/04/12(月) 02:02:56
幸せな、ワンシーン。
心が温かくなる。
かっこいいパパと、可愛い娘に囲まれて
幸せじゃないわけがない。

もっと続け、と心の中でお祈りした。

◆

「・・・・あぁ・・・・寝ちゃった・・・・」

目が覚めて、手元にあった携帯を見たら12時を大きく越えて2時を過ぎていた。
軽い絶望となんで寝た私、と後悔と自責の念・・・。

先輩はスヤスヤと隣で眠っている。綺麗な寝顔だ・・・。見惚れてしまう。
…悪いことしちゃったな・・・明日起きたら謝らなきゃ・・・。

「・・・またあの夢・・・」

ぼんやりといつかの夏に見た夢を思い出す。
今の夢も、あの夢と同じ世界に思えた。
先輩がパパで私がママで、・・・娘が一人。

幸せで胸がいっぱいになるような夢だった・・・。

「・・・ゆりりちゃん、か。」

小さく呟いて、もう一度目を閉じた。
また、会えるかな？    </description>
    <dc:date>2010-05-02T08:16:23+09:00</dc:date>
    <utime>1272755783</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/airi-kumai/pages/71.html">
    <title>第401話～第410話</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/airi-kumai/pages/71.html</link>
    <description>
      344：&amp;color(blue){&amp;B(){&amp;U(){名無し募集中。。。}}}：2010/04/08(木) 02:28:08.39 0
第401回

「え、ちょ、ちょっと村上さん」
「ほら、あたしが帰ってあげるから。それからめぐでいいって言ったじゃん」
「あ、ちょっと！」

熊井ちゃんはめぐに引っ張られて、教室を出て行った。
不服そうな顔が、なんとも熊井ちゃんらしくて少し笑った。

ここには、3人だけが残った。つい1ヶ月前にはこの3人しかいなかった。
3人でいるのは楽しかった。愛理は入部してあんまり経っていなかったのに
すごく馴染んでたし、3人でいるのが心地いいとさえ思っていた。

「ねぇ、あっちの部室行こう。3人だと、そっちの方が落ち着くよ」

静まり返った教室に響いた愛理の声。ももが小さく頷いた。うちも。

みんな大切な部員で、仲間。だけど、この2人は少し違う。上手く言えないけど、
でも、もっともっと大切・・・そう言えばいいのかな。それも正しいとは言い切れない。
特別、そう、特別なんだ。

教室を簡単に片付けて、カバンを持って部室Aに向かう。
その間、うちらはなんとなく無口になった。
さっきまでテンション高くて嬉しくて、声なんかもでっかくて、集中して勉強して
…そういうのが一気に収まってしまった感じだ。

ももがカギを開けて中に入る。3人だけでここへ入るのなんて、いつぶりかな。
ももはカギを自分が使っていた机に放り投げた。
うちらも部室の中に入って、カバンをいつもの場所へ置いて、イスに座った。

345：&amp;color(blue){&amp;b(){&amp;u(){名無し募集中。。。}}}：2010/04/08(木) 02:29:08.42 0
第402回

「ｸﾞｽ・・・」

ももが泣き始めたのは、そのすぐあとのことだった。
ももはイスに座ったまま膝の上に拳を作って、泣き始めた。
嬉し涙なのか、ほっとした涙なのか、・・・どんな涙だろう？

「もも、今日はいっぱい泣いて」

愛理がやさしい声でももに告げた。ももは頷いて「ばびばどう（ありがとう）」って言った。
よくわかんなかったけど。
それでもやさしい愛理はももの髪を撫で始めた。やさしく、やさしく。
「ほんと、嬉しかった。嬉しくてしょうがなかった。・・・だめ、私も泣いちゃう・・・ｸﾞｽ」

愛理も泣き始めた。ももの髪を撫でながら、泣いている。
なんとなく、みんなには見せられない涙なんだ。
だからきっと、2人とも我慢してたんだ。・・・そんな気がした。
二人はそんなこと言わないだろうから、うちの想像なんだけど。

「よかったね、もも。頑張ったかいがあったね。」

うちは、ももに声をかけた。ももは「うん」と頷いてくれる。
先輩から託された部室。
先輩から託された過去の大切な資料。
先輩たちと、後輩たちと作ってきた思い出。
全部、ももの宝物だから。全部大事なんだ。

346：&amp;color(blue){&amp;b(){&amp;U(){名無し募集中。。。}}}：2010/04/08(木) 02:30:15.83 0
第403回

少々古くても、カビ臭くても、それでもなくしちゃいけないんだ。
形あるものいつか壊れるって思ってるし
うちは最初部室の存続には否定的だった。
それでも、こんなに愛着を持っているのはどうしてなんだろう。
…・どうして、目の前の愛理やももが霞んでいるんだろう。
「・・・みや、泣いてる」
「泣いてないよ」
「泣いてるよ」
「泣いて・・・なんか、ｸﾞｽ・・・」

涙だらけの、この部室。
この涙の意味はなんだろう。

…意味なんかどうでもいいか。とりあえず、いっぱい泣こうってそう決めた。
3人で、泣きながら、遅くまで思い出話をした。
あんなことがあったね、こんなことがあったね、っていっぱい話した。

…テストが終わったら、3人だけじゃない、みんなでいっぱい思い出を作ろう。
いろんなことがしたい。いっぱいしたい。

みんな、文芸部に入ってくれてありがとう。
そう、叫びだしそうになって、みやうるさい、ってももに止められるのだった。

347：&amp;color(blue){&amp;b(){&amp;u(){名無し募集中。。。}}}：2010/04/08(木) 02:31:08.08 0
部員獲得大作戦（仮）［第一部］



おしまい♪    </description>
    <dc:date>2010-05-02T08:08:09+09:00</dc:date>
    <utime>1272755289</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/airi-kumai/pages/70.html">
    <title>第391話～第400話</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/airi-kumai/pages/70.html</link>
    <description>
      232：&amp;color(green){&amp;b(){名無し募集中。。。}}：2010/03/27(土) 00:56:05.61 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;231}
第391話

「憂佳のお願い聞いてください」
「いや、聞く義理がないから。逆でしょ？どっちかといえば」
「うっ・・・そりゃそうだけど」
つっこんであげると言葉に詰まった。ふふ、可愛い子だ全く。

「ちょ、ちょっとめぐちゃん？」
「前田ちゃん！めぐと知り合い！？」
「あ、はい・・・でもちょっと説明がめんどくさいんで、ここは憂佳に任せてください！」
「え・・・あぁ、うん」

憂佳はみやの前でガッツポーズを作ってみせた。
ただ、みやとももちゃんの表情は不安げで笑えるｗ

…しかし、この天然な憂佳・・・侮れない。
昼休みギリギリまでお弁当を食べる暇さえ与えてくれず、ひたすら勧誘された。
あれがいいだの、これがいいだの。
みやとももちゃんはポカーンだっつーの。それもまた笑えるわけですけど・・・。

「と、いうことで入部でいいですか？」
「・・・あぁ、うん、もう、いいよ入る・・・」
疲れたあたしはもういいや、とそういう気分で言った。
するとももちゃんとみやの顔がパっと明るくなった。

「ほんと！？めぐちゃんほんと！？」
「えぇ、・・・うん、でも、あの、あんまり参加しなくてもいい？」
「それはまあ後で考えるけど、めぐありがと！」

みやがガバっと抱きついてくる。・・・半年経っても成長してないな、この胸。
…ということは黙っておこう。

233：&amp;color(green){&amp;b(){名無し募集中。。。}}：2010/03/27(土) 00:58:15.21 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;232}
第392話

「ありがとうございます、村上さん」
「負けたよ、憂佳」
「えへへ」

無邪気に笑う憂佳。可愛くて、みやを押し退けて抱きしめたいくらいだ。
…まぁ、いいか。この3人はきっと、いつまでも味方でいてくれるはずだ。
そう、信じて、入部してやろうじゃないの。
あ、そういや愛理ちゃんもいるんだっけ・・・楽しみ・・・・うん、楽しみだ。

「ってお弁当食べてないんですけど！」

結局開かれることのなかったお弁当だけが手の中に残った・・・。

◆

「で、どういう関係？」
「めぐ教えなさい！」
「また今度ね」

次の休み時間、2人してあたしの教室までみやとももちゃんがやってきた。
まったく。

「えぇ、めぐちゃん教えてよー」
「今度ね」
「めぐー！」
｢今度！」
「「うぅ・・・」」

…話すときは、何から話せばいいのかな・・・？

281：&amp;color(blue){&amp;b(){&amp;u(){名無し募集中。。。}}}：2010/04/01(木) 01:51:19.88 0
第393回

さすがに、今日はあの狭苦しい部室ではなく、広い会議室に集まった。
だけど、学校は休みのはずなのにこうも朝早いと眠い・・・。

例によって、ももはいない。村上さんを連れて来るんだ。
昨日よりみんなびっくりしちゃうんじゃないかな？
私は昨日、ももとみやから教えてもらったけど・・・
友理奈先輩にも内緒にしててって言われたし。

ただ、部員が揃ったことはみんなにメールで伝えてあるし、
みんな誰だろうってちょっとそわそわしてる。

「愛理、誰だと思う？」
「さぁ、誰ですかね」
「うーん」

先輩は英語の問題を解きながら私に聞いた。
もちろん言えない私ははぐらかす。先輩はうーんって言って黙り込んだ。
先輩の横顔をチラチラ見ている私。
…綺麗だし可愛いし・・・惚れ惚れしてしまう。私を好きになってくれてよかった。
なんて、今更そんなこと考えちゃったりしてさ。

ふと、斜め前にいるみやを見るとだるそうな顔してケータイを触ってる。
…みやってほんと顔に出るよね・・・わかりやすい。
みやからすればもう知ってるしなんでこんなに早く・・・と心の中で舌打ちでもしてるだろう。
ふふふ、と思わず笑みがこぼれる。

「なに、愛理きもい」
「き、きもいってひどいよみや」
「一人で笑ってるからじゃん」
「うぅ・・・ごめん」

282：&amp;color(blue){&amp;b(){&amp;u(){名無し募集中。。。}}}：2010/04/01(木) 01:52:01.90 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;281}
第394回

…そういえば、みや勉強は大丈夫なのかな？ももによれば相当やばいみたいだけど。
なんて人の心配をしていたら、ガラっと会議室のドアが開いた。
そこにはもちろんももがいて。・・・なんかちょっとデジャブ。

「みんなごめーん！部長、ただいま参上！なんつって」

昨日と同じセリフ・・・。ちょっと恥ずかしい。

「ちょっとみんなそんな冷めた目で見ないの！はい、じゃあ、新しい部員！」
ももは一言文句を言ってから、ドアの影から村上さんを引っ張り出した。
「・・・・どうも。」
昨日よりも衝撃は大きかったらしい。もれなく全員絶句した。
あ、みやと私と前田ちゃんは別だけど。

「どうも、だけじゃだめじゃん。ほら、自己紹介」
｢いいじゃん別に」
「だめ」
「・・・はいはい。2年の村上でーす。よろしく」
「もも、みんな固まってるよ」
みやがすかさず突っ込むけど、固まってる人たちに変化はないみたい。
だけど、さすがに生徒会長さんがやっと言葉を発した。

「・・・マジ？」
「うん、マジ。佐紀ちゃん嬉しいでしょ」
「はぁ?・・・・え、あぁ・・・・・えっと・・・」

会長さんの微妙な顔がちょっと面白い。・・・ももには逆らえないみたいだしね。
村上さんはと言うとさっさと空いてるイスに座って、「ももちゃん話進めて」と他人事。
隣にいる梅田先輩がちょっとビクっとしたのが目に入った。

283：&amp;color(blue){&amp;b(){&amp;u(){名無し募集中。。。}}}：2010/04/01(木) 01:52:46.85 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;282}
第395回

「ってなわけで、全員揃いました。拍手ー！」
ももと、みやと、私と、正気になった会長さんとその他数人だけの乾いたパチパチという音が響いた。
ちょっと悲しいけど、村上さんのあの噂を聞いていれば誰だって唖然とするのかもしれない。
それはやっぱり仕方のないことなのかもしれない。・・・さみしいけど。

「で、生徒会の部員確認が9時？佐紀ちゃん9時だっけ？」
｢10時」
「え、そうだっけ？あ、じゃあとりあえず前みたいな勉強会をやろうかなって。９、じゃなかった10時まで。
と、いうわけで・・・適当に学年に分かれてー！」

ももがまだポカン気味の子達にパンパンと手を叩いて尻を叩いた。
…朝早く来させられたのはこれが目的か・・・でも、あれ楽しかったし明後日からテストだしちょうどいいや。
私は1年生のグループを作るべく、「1年生ここー！」と大きな声で手をあげた。

◆
2年生

村上愛が目の前にいる。愛理とのいざこざがあって、噂で人を見ちゃいけないって
そう反省したけど・・・・でも、やっぱりあの噂が頭にちらつく。
背だってうちより全然小さいし腕力が特別ありそうにも見えないし
ほんとにあんなのやったのかな？・・・だめだ、どうしても考えちゃう。

なかさきちゃんや茉麻、友ちゃんなんかはキョロキョロ見るばっかりで目は一切合わそうとしてない。
そりゃそうだよね・・・うちも、もし愛理とのことがなけりゃ同じ反応だっただろうし。
そんな、ちょっと緊張感漂う2年生のテーブル。その緊張感を破ったのは
緊張感を漂わせた張本人だった。

284：&amp;color(blue){&amp;b(){&amp;u(){名無し募集中。。。}}}：2010/04/01(木) 01:53:29.88 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;283}
第396回

「ここでバカなのみやだけなんじゃないのｗ」
頬杖をついてニヤニヤしながら村上はそう言った。
「はぁ、違うし。千奈美の方がバカだし」
みやは怒って、となりの千奈美を指差す。
「はぁ！？みやのがバカじゃん！」
千奈美も怒って、ちょっとした言い合い。・・・微笑ましい。
「千奈美じゃん！」

「・・・どっちもどっちなわけね」

村上は呆れたように呟いて、広げた数学の教科書に目を落とした。
この人はすごいと思う。好奇の目で見られているとわかっていてなんでこんなに冷静なんだろう？
慣れっこだから？それともそういう演技？・・・は違うように見えるけど・・・。

「ねぇ、熊井さんって2年で一番頭いいんだっけ？」
「え、あぁ、そんなことないよ。こないだの模試がよかっただけで」
「数学のさ、この定理わけわかんなくって。ほら、ここ独学で勉強したから混乱してきちゃった」

急に話しかけられてびっくりしたから、最初の返事が素っ頓狂な声になってしまった。
思っていたよりもずっとフレンドリーな喋り方だった。前に喋ったときは
うちが敵意をむき出しにしていたから気付かなかったんだろうか？

指差された箇所を見る。私も苦労した部分だ。

「これは、AとBが同じってことに気付けば・・・ほら、こっちも同じ。
一見難しそうだけどここがわかっちゃえば平気だよ」
「あぁ！なるほどね。OK、わかった」

285：&amp;color(blue){&amp;b(){&amp;u(){名無し募集中。。。}}}：2010/04/01(木) 01:54:17.03 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;284}
第397回

「あ、えっと須藤・・・さんだっけ？ねぇ、これ教えてよ国語得意なんでしょ？」
「中島さん？こっちの文法ってこれで合ってる？」
「吉川さん・・・だよね？こことこれって意味違うの？」

村上は馴染もうとしているのか、単純にわからないところを聞いているのか
それはちょっとわからないけどすごく積極的だった。
…噂のことなんてちっとも感じさせない、普通の子。

みんな最初は戸惑ってたみたいだけど、そのうち馴染んできた。
ももちが「もう平気かな？」って耳打ちしてきたから「多分ね」と小さく答えた。

ちょっとずつでいいから、いろいろ話をしてみよう。そう思った。


341：&amp;color(blue){&amp;b(){&amp;u(){名無し募集中。。。}}}：2010/04/08(木) 02:24:26.11 0
第398回

10時少し前に生徒会の4人ともも先輩とみやと愛理ちゃんが
部員の人数確認のために会議室を出て生徒会室へ向かった。
私たちが一人ずつ名前を書いた「部員名簿」はもも先輩の手にしっかり握られていた。

これだけ集めたし、あのカビ臭い部室を取られることはないだろうし、
佐紀ちゃん筆頭に生徒会が4人もいるんだからそこはなんとかしてくれるだろうし、・・・
だけど他の部がもっと人数集めてたらどうしようとかそういこと考え出したらきりなくて
私は開いた数学の問題集を進められずにいた。
他の子たちもそういう感じに見えた。村上愛だけはのほほんとした顔で眠ってたんだけど。

◆

「部室存続けってーい！！」

と、勢いよく部長のもも先輩が私たち部員の待つ会議室へ入ってきた。
わー！と盛り上がる会議室に残っていた部員たち。もちろん、私も。
隣のえりかちゃんとハイタッチなんてしちゃったりしてさ。

「部員は全部で19人！これ超すごいから！でもどうせならあと一人欲しいね！」

もも先輩、めっちゃくちゃ嬉しそうだ。ニコニコしてて、弾けてる。
隣の愛理ちゃんやみやも嬉しそうだ。そういえば部員は3人しかいなかったんだよね。
すごいよ、3人とも。こんなにたくさん集めちゃうんだもん。

と、その後ろから生徒会の熊井ちゃんとなっきぃと千奈美がやってきた。あ、佐紀ちゃんも。

342：&amp;color(blue){&amp;b(){&amp;u()名無し募集中。。。}}}：2010/04/08(木) 02:25:24.94 0
第399回

「生徒会長清水として決定事項を説明します。文芸部部室は存続。
ただ人数が多いため、活動の主は2階の空き教室を使用してください。
先生の許可も取ってあります。」

と、生徒会長佐紀ちゃん。

「まぁ、そういうことに決まりました。あ、あと、同好会のうち3つが部へ昇格しました。
元々部室使ってた3つの部が、部室はなくてもいいっていうことだから、
そっくり移動してもらうことに決まりました。」

と、生徒副会長熊井ちゃん。

「それから、部員が大幅に増えたんで今年の活動費を少し上乗せしました。」

と、生徒会会計のなっきぃ。

「なっきぃ最高だよ、マジで」
もも先輩は嬉しかったのか、なっきぃの頭をガシガシ撫でた。
ちょっと迷惑そうななっきぃが面白かった。

◆

みんなで近くのコンビニへ行ってお昼を買って、会議室、
じゃなくて活動場所になる空き教室でお昼ごはんを食べた。
夏も真っ盛りになろうとしていて、すごく暑い。まあでもその暑さも今日なら許せる気がする。
ももは「部室B」だね、とかなんとか言ってて、あっちを「A」こっちを「B」と呼ぶことになった。

343：&amp;color(blue){&amp;b(){&amp;u(){名無し募集中。。。}}}：2010/04/08(木) 02:26:48.77 0
第400回

お昼のあとはまたみんなで勉強会をした。なかなか好評だし、うちも特進の子たちに
教えてもらえるし勉強が出来てる気がするけど・・・テスト大丈夫かな・・・。
で、でも千奈美には勝たなきゃ！負けられん・・・！！

それから何時間か経って、勉強会はお開きになった。
久しぶりにノートやら教科書に集中したせいかな、すごく疲れた。
けど、なんとなく充実感もあって楽しかった・・・・とも思えた。
めぐに「珍しいもん見たw」とか、からかわれちゃったけど。

みんなそれぞれに帰って行って、なんとなく立つタイミングを逃したうちが周りを見ると
残っているのは愛理とももとめぐと熊井ちゃんの、全部で5人だけだった。

そのうち、熊井ちゃんがカバンを持って、愛理のそばへ寄っていった。

「愛理、帰ろうか？」
「あぁ・・・えっと、もうちょっと残ります」
「そう？付き合おうか？」
「いや・・・えっと」

愛理は言葉を濁して下を向いた。言いたいことが、なんとなくわかった。
でも、愛理はやさしいから、やさしい熊井ちゃんには言えない。

「ん？」
「うちらお呼びじゃないんだよ、ね、ももちゃん」

首を傾げた熊井ちゃんの腕を、めぐが掴んだ。    </description>
    <dc:date>2010-05-02T07:55:57+09:00</dc:date>
    <utime>1272754557</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/airi-kumai/pages/69.html">
    <title>第381話～第390話</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/airi-kumai/pages/69.html</link>
    <description>
      96 ：&amp;color(green){&amp;b(){名無し募集中。。。}}：2010/03/16(火) 02:00:21.86 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;95 }
第381回 

「妬かないの？」 
「え？なんで？」 
「他の人に好きって言われたんだよ？妬いてくれないの？」 
「・・・いや、みやは別に好きじゃないし」 
「またそうはっきり言うんだから。ちょいちょい傷ついてんだけどなぁ。」 

ももはあからさまに落ち込んで見せた。わかってる、演技してるって。 
だって顔笑ってるもん。でも、だけど、一瞬、本当に悲しいって顔をしたから 
だから・・・・素直になってみた。あの、会長さんみたくはいかないけど。 

「・・・正直言うとちょっと妬いた」 
「え？なんて？もっかい！」 
「もう言わない」 
「えぇ、みや言ってよー」 
「言いません！」 
「みやぁ！」 

なんて、結局はいつもの言い合いになって笑って終わり。そう思ってた。 
だけど、一瞬でもしてしまった嫉妬がうちのことを変えた。 
いや嫉妬してる時点でもう変わってたのかもしれないけど。 

好きだと言われててもあんまりピンとこなかったし、 
ももとのやりとりも好きと言われてからも普段と変わらなくて意識なんかしてなかった。 
思えばそれは決断することから逃げていたのかもしれない。 

だけど、今日の話を聞いて会長さんに嫉妬した。 
それはももを好きだって言ったこともあるけど、素直に決断したことへの 
羨ましさもあったと思う。すごいなって、感覚。 
でもそれがなんとなく悔しくもあった。・・・うちは素直じゃないから。 

97 ：&amp;color(green){&amp;b(){名無し募集中。。。}}：2010/03/16(火) 02:02:23.42 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;96 }
第382回 

･･･会長さんにももは渡したくないな。 
妬いて、羨ましくて、悔しくて、 
･･･だからやっぱり、ももは渡したくない。 

「もも、・・・・うち、ももが好きかもしれない」 

ももの家からの帰り道、星空にそっと呟いた。 
誰の耳にも届くことのない言葉が小さく響いてすぐに消えた。 

･･･でも、まだ「かもしれない」だから。 
まだ、違うかもしれないから。 

だから、この気持ちはまだ、心の中に置いておこう。 


122 ：&amp;color(green){&amp;b(){名無し募集中。。。}}：2010/03/18(木) 01:07:30.34 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;97 }
第383回 

「ありえない」 
「ていうか眠い」 
「まだ7時過ぎなんですけど」 
「昨日遅くまで勉強してたから眠い・・・」 
「何を考えてるんですか、いったい」 
「さぁ、全くわからない」 
「・・・ちょっと寝てもいいですか？」 
「てか普通に狭い」 
「ちょっとみやそっちいってよ」 
「やだよ、千奈美が行けばいいじゃん」 
「まあまあ、ケンカしないの」 
「そういやえりかちゃんなんでいんの」 
「いや呼ばれたから」 
「入んの？」 
「たぶん」 
「あ、ご、ごめんなさい」 
「いいよ、狭いんだから当たらない方がおかしいよ」 

ここにいる全員がもれなく、一言は文句を言った。 
それはすべて、部長に向けられている。 
そしてその部長は、人を朝の7時過ぎに呼び出しておいて 

なぜかいない。 

「もも何やってんの、あぁ、超腹立ってきた」 
「まぁまぁ、みや」 
「だめ、来たら絶対怒ってやる」 

123 ：&amp;color(green){&amp;bold(){名無し募集中。。。}}：2010/03/18(木) 01:08:13.72 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;122 }
第384回 

･･･しかし、狭いなぁ。 
何が悲しくてこんな狭い部室に16人も・・・。 
イスは3つしかないから、地べたに座る人もいるし机に座る人もいる。 
･･･満員電車くらい、狭い。ぎゅうぎゅう。 
ももが来たところで、ゆっくり立ったり座ったりする場所は一切ない。 

何を考えてんだか。 

あ、実際活動を始めたらどうなるんだろう？ここではもちろんできないし 
この間みたいに会議室・・・もいつでも借りられるわけじゃないし。 
かといって部室変わるのは当初の目的からして相当矛盾してしまうし。 
たいたいももがそんなの絶対いやって言うし。 
じゃあ、どうするんだろう？ 

そういえば、会長さんいないな。・・・ひょっとして、みんなにお披露目、的な？ 

「みんなごめーん！部長、ただいま参上！なんつって」 

しょうもないことを言いながら、部長、ことももは現れた。 
ドアを開けた瞬間ぎょっとした顔をしたことをうちは忘れない。 
だから、ももは部屋には入らずドアを開けた状態で話をすることに決めたらしい。 

「もも遅い、一番遅いってどういうこと」 
部屋の真ん中辺りにいるうちは、入り口のももへ声をかけた。 
「ごめんごめん、まぁ、そう怒らないの」 
軽い。非常に軽い！みんなどんだけ狭くて暑い思いしてると思ってんのあのバカ。 

124 ：&amp;color(green){&amp;b(){名無し募集中。。。}}：2010/03/18(木) 01:08:54.15 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;123 }
第385回 

「ごめん、みんなをここへ呼んだのは朝一で報告があったから。」 
ももがそういうとみんなは一斉に顔を見合わせた。 
「なんと、部員が目標に達しましたー！！ほら、みんなもっと盛り上がる！」 

もものハイテンションは朝からきつい。みんな低いテンションのまま手を叩いて盛り上げる。 

「なんかイマイチだなぁ、まぁ、いいか。一番最後の部員、清水佐紀ちゃんでーす！」 
「・・・・どうも」 

ももが引っ張ってみんなの前に出したのが、生徒会長さんだった。 
みんな「えっ・・・」って感じで固まった。 
ちょっと恥ずかしそうに下を向いてる生徒会長、・・・・ちょっと可愛い。悔しいけど。 

「え、会長なんで」 
「いやぁ、まぁ、いろいろあって」 
「そ、そうですか・・・あ、でも嬉しいです」 
「よ、よろしくね」 

入り口付近で愛理といちゃついてた熊井ちゃんが声をかけた。 
ビックリと言うか、唖然と言うか、そんな顔をしてる。 
そりゃそーだ。全員、いや、よく見ると茉麻と梅田先輩はそうでもなさそう。 
きっと知ってたんだ。確か、友達とか言ってたし。 

「で、まぁ、紹介はここまで。とにかく嬉しくてさ、文芸部の存続はほぼ決定だし！」 
「あ、あの！そのことでちょっと」 

ももが嬉しそうに言った後、前田ちゃんが口を開いた。 

125 ：&amp;color(green){&amp;b(){名無し募集中。。。}}：2010/03/18(木) 01:10:26.38 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;124 }
第386回 

「あの、なんだっけ社会なんたらっていう同好会、一人増えて、文芸部と同じ人数みたいで・・・ 
確か上回らなきゃいけないとか言ってませんでした？」 
「そ。じゃなきゃ、ここは没収」 

冷たい声で会長さんが言う。あぁ、やっぱり生徒会長だ。とある意味安心感。 

「えぇぇぇ、ちょ、じゃあ明日までにもう一人集めなきゃいけないの！？」 
「そういうことだよ、もも」 
「ごめんなさい余計なこと言って・・・」 

いや、前田ちゃんは悪くない。 
なんだかその申し訳なさそうな顔、こっちが余計申し訳ないよ。ごめん。 

だが、全員に、もれなく疲労感が襲った。それでなくても朝早くに呼び出されて 
天敵生徒会長が仲間に入りまーすとか衝撃的なこと聞かされて 
さらにやっと集まってほっとしたところにまだ一人必要だとか知らされて。 

････がっかりしないほうがおかしい。 

◆ 

全員で、校門に立って勧誘をした。が、もちろんテスト前にそんなところに関わろうとする 
奇特な人はいない。いるわけがない。もも以外は、当然わかっていた。 

そこでうちとももはなんとかあいつを巻き込もうと、屋上へ向かうのだった。 


174 ：&amp;color(green){&amp;b(){名無し募集中。。。}}：2010/03/22(月) 01:14:02.37 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;125}
第387回

朝、部室に集められてまあ狭くて暑くていろいろあって、
私たちは校門で勧誘活動・・・だけど、まあ脈はない雰囲気。

飽きた私は校舎の間を抜けて、中庭のベンチに座った。
校門前の喧騒とはうってかわって、すごく静かな場所。
…と思ったら、一人付いてきたみたいだ。

「えーり、サボってんなぁー」
「飽きちゃった」
「あはは、私も」
舞美は疲れたのか小さく笑って、私の隣に座った。
そりゃそうだよね、朝早かったし。

…って私まだ正式に入るとは言ってないんだけどなぁ。
でもまぁ、文芸部は結構おもしろい。活動じゃなくて、・・・人のことだけど。
なんていうか、個性的っていうかさ。

「えり、試験終わったらデートしよう」
「へ？」
「へ？じゃなくて。約束だったでしょ」
「あぁ、・・・覚えてたんだ」
「当たり前じゃんか。えり、入部してくれて助かったし・・・うん」

舞美はちょっと恥ずかしそうだ。デート、なんて言ったせいかな。
かくいう私も赤くなってるわけで。

175 ：&amp;color(green){&amp;b(){名無し募集中。。。}}：2010/03/22(月) 01:15:07.29 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;174}
第388回


「どこいきたい？」
「そうだなぁ・・・・どこでも」
「もう、またそうやって困る返事をするんだから・・・」
「舞美考えてよ。」
「えぇ・・・・うん、まあわかった」
照れくさそうに困ったように舞美は髪をいじりながら頷いた。
なんだかちょっと可愛い。きっとあんまり人に見せない無防備な顔。

「愛理ちゃんはいいの？」
「・・・・まだ考え中」
「デートするからには、吹っ切ってもらわなきゃ」
「・・・・・それはちょっと難しい」
「冗談だよ、いいよ別に。」

急にテンション、というかトーンの下がる舞美。
吹っ切ってるはずないか。
愛理ちゃん目当てでわざわざ東北から転校してくるんだもんね。
その本気度はわかってる。だからこそ、辛いんだけどさ。
でもあんまり考えると余計に辛いから、極力考えないようにしてる。

話をしているうちにチャイムが鳴って、私たちは教室へ急いだ。

…そういや、部員は本当に大丈夫なんだろうか？
部長さんが言ってた「心当たりあるから任せて」とは一体誰のことなんだろう。
…なんとなく、いや、なんとなくだけど嫌な予感がした。

まあ、でも今はとりあえず勉強に頭を切り替えよう・・・・。

230：&amp;color(green){&amp;b(){名無し募集中。。。}}：2010/03/27(土) 00:54:38.96 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;175}
第389話

お昼休みの屋上。
あたしが常駐してるとわかっているからなのか、誰もいない。
うーん、快適。静かでいいや。
そのうち、ももちゃんかみやが来るだろう・・・今日のお弁当はなにかなぁ。

と、お弁当を開こうとしたら神妙な顔したももちゃんとみやが現れた。
なんだろ？

「めぐちゃん、お願いがある」
「めぐ、真剣に聞くように」
「な、なによ？」

そういう風に切り出されると身構えてしまう。な、なんだ？

「文芸部入って」
「入って」
「え？いやだよ、てか前に断ったじゃん」
「緊急事態だから」
「めぐが入ってくれないと困るの」
「ちょ、ちょっと、、まず理由を言いなさい」

もう、そういう感じで言うのはやめてよね。
ちゃんと理由を説明しなさい。
…なんかこの2人って全然似てないと思ってたけどちょっと似てきた・・・。

ももちゃんが慌てながら、みやが適時訂正と補足をしながら説明してくれた。
ふむふむ。なるほどねぇ。

231：&amp;color(green){&amp;b(){名無し募集中。。。}}：2010/03/27(土) 00:55:25.19 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;230}
第390話

｢・・・っとまぁ、そういうこと」
「だからさ、めぐ頼むよぉ」
「・・・・あと一人なんでしょ？じゃあどっちかのクラスから適当に・・・ていうか」
「なに？」
「生徒会長が入部ってそれネタじゃないよね？」
「そんなわけないよ、ももが入部させたんだから」
「・・・じゃあ、余計入るわけないじゃん」

二人から顔を背けて空を見上げる。悪いけど、入部は出来ないよ。
そりゃ、力にはなりたいけど。水と油なんだよ、あたしとその人。
それに、・・・他の子が嫌がるでしょ、あたしなんて。

「めぐちゃん、前に他の子が怖がるとか嫌がるとか言ってなかった？」
「あぁ、うん。今も思ってた」
「そりゃ初めはそうかもしれないよ、でもめぐちゃんそんな人じゃないじゃん？」
「そうだよ、あんな噂。愛理もめぐのことそんな人じゃないって言ってたし」
「そうだとしても・・・だめだよ」
むやみに近づいて怖がらせる必要はない。
あたしはこうして静かな場所にいられればそれでいい。それで幸せ。

「・・・村上さん、入ってください」
「あれ、前田ちゃん？」
「どうしたの？・・・って村上さんって言った？」
「憂佳、なにしてんの」
「え、憂佳！？」
「ちょ、めぐなに知り合い？」

みやとももちゃんが現れた憂佳にびっくりしてる。
あぁ、そうか知らないのか。あぁ、説明めんどいな・・・とりあえず今日はいいか。    </description>
    <dc:date>2010-04-10T15:56:57+09:00</dc:date>
    <utime>1270882617</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/airi-kumai/pages/68.html">
    <title>第371話～第380話</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/airi-kumai/pages/68.html</link>
    <description>
      37 ：&amp;color(blue){&amp;b(){&amp;u(){名無し募集中。。。}}}：2010/03/11(木) 11:03:30.54 0
第371回

それからしばらくして涙も止まったころ、嗣永は呟いた。

「じゃあ、会長さん、文芸部入ってね」
「へっ？」
「何でもするって言った」
「・・・まぁ、・・・わかった」
「ほんと？」
「ん、うん」

許してくれるなら、なんでもする。そう言ったんだから、入るっきゃない。
…いろいろあった手前、ちょっとあれだけど、もうここは腹くくらなきゃだよね。

「あのさ、」
「ん？」
「もものこと好きなら、」

嗣永は、立ち上がってんーっと背伸びをしてから続けた。

「好きにさせてよね。もも今好きな人いるから、奪ってみせてよ？」
「・・・・わかった」
「お、やる気だね」
「ありがとう」
「なにが？」
「いろいろ」
「いろいろってなに」
「さぁ、ね」

38 ：&amp;color(blue){&amp;b(){&amp;u(){名無し募集中。。。}}}：2010/03/11(木) 11:07:00.00 0
第372回

いろいろ、・・・。

話を聞いてくれてありがとう、
告白をまじめに聞いてくれてありがとう、
茶化さないでくれてありがとう、
いつもみたいに笑ってくれてありがとう、
…もっと、もっとある。
だから、いろいろで許してよ。上手く、言葉にできないんだ。


「あ、それと嗣永って呼び方は悲しい」
「会長さん、も悲しい」
「うふふ、そだね。ももって呼んで」
「じゃあ・・・・佐紀でいいよ」
「えぇ、呼び捨ては恥ずかしいから・・・佐紀ちゃんでいい？」
「いいよ、・・・も、もも」
「さ、佐紀ちゃん照れすぎ」
「あんたもでしょ」

2人で真っ赤になって、照れ合い・・・・幸せな時間だった。
でも、ももには好きな人がいてそれはきっと夏焼雅で
私が入る隙はないんだろうし、割って入るつもりもない。

ももの、胸につっかえてたものはきっとなくなることはない。
でも、それが少しでも、ほんの少しでも軽くなっていればいいな。
あとはずっと笑顔でいて欲しい。
あのとき笑顔を奪った私の、ささやかな願いだ。


48 ：&amp;color(green){&amp;b(){名無し募集中。。。}}：2010/03/12(金) 00:45:14.57 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;38 }
第373回 

「はぁ・・・」 

なんだかボーっとした頭で家まで歩く。 
もうすっかり真っ暗だ。近いから・・・いいけどさ。 
それに早く帰ってもどうせ勉強なんてしないし・・・。 
とか言うとくまいちょーに勉強しなさいって怒られるから言わないけど。 

愛理もなんだかんだいって最近勉強よくしてるみたいだし。 
くまいちょー頭いいしなぁ、影響かなぁ。 
みやとか相変わらずバカだから安心だけどさぁ。 
あぁ、そういえばめぐちゃんもくまいちょーに負けないくらい頭いいんだっけ。 
…・やっぱり、帰ったらちょっとだけ勉強しよう。 

「ってなに考えてたんだっけ」 

勉強のこと考えてたわけじゃなかったんだけどな、なんだっけな。 
…いや、わかってる。頭の隅に追いやってもすぐに出て来るんだもん。 

「・・・・・佐紀、ちゃんか・・・・」 

口に出すと恥ずかしい。想像以上に恥ずかしい。 

どんな理由でも、絶対に許す気なんてなかった。 
死のうとしてたくらい、辛くて苦しかったんだ。 
でも、会長さん・・・じゃなくて佐紀ちゃんと話してたら、 
彼女の真摯な思いを聞いていたらそんなのもういいや、って思えてきて。 
面と向かって「好きだから」なんて言われたら・・・だめだよ、ちょっとズルイもん。 

もものこと憎らしいほど嫌いなんだって思ってた。だから、余計に・・・・。 


49 ：&amp;color(green){&amp;b(){名無し募集中。。。}}：2010/03/12(金) 00:45:56.55 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;48 }
第374回 

「・・・・もう、考えるのやめた」 

このままじゃきっと朝までこのことを考えることになってしまいそう。 
それはだめだ、そんなに呆けているわけにもいかない。 
それに頭がパンクして変なことになっちゃいそうだ、週明けからもうテストなのに。 

とりあえず今日はもう考えないようにしよう。 
違うことを考えたい、違うこと、違うこと・・・・ 

必死に考えてて、頭に浮かんだのはみやの顔だった。 
なんでかな。みやが好きだからかな。 
好きとか言われて、好きな人に会いたくなったのかな。 

「みや、○○駅に来てよ」 
『いや、行かないし。もう家だし』 

電話して、来てって言ったら案の定冷たい言葉。 
ほんとツンデレだよね。ももからの電話は嬉しいくせに。 
…と、ももは勝手に思ってるけど。 

「ももが会いたいの」 
『いや知らないし・・・暑いから行かない』 
「みや、話もある」 
『明日じゃだめなの？』 
「うん、だめ」 
『・・・はぁ、30分で行く。ももの家でもいい？』 
「え、うん・・・アイス買っとく」 
『頼むよ、じゃああとで』 


50 ：&amp;color(green){&amp;b(){名無し募集中。。。}}：2010/03/12(金) 00:46:41.27 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;49 }
第375回 

ふふ、やっぱりみやは優しい。 
最後には必ず折れてくれるから、好き。 
アイス買わなきゃ、・・・そうだ、部員集まったよって話もしなきゃ、・・・・。 
って結局佐紀ちゃんの話になっちゃうか・・・。 

でも、まぁ、みやに会えるし・・・いっか。 
コンビニ行こっと。 


◆ 


「ったくもう、もものやつ」 

あんな声で、「会いたい」とか「話もある」なんてずるいじゃん。 
元気なかったじゃん。心配するじゃん。ばか。もものばか。 

もう部屋着に着替えちゃってたけど、スウェットをジーンズに変えて 
財布とカギとケータイだけ持って家を出た。 
あのバカ。つまんない話だったら怒ってやろう。 

「暑いなぁ・・・」 

駅まで、そんなに距離はないけどとにかく暑い。 
日はもう沈みかけてるのに気温が下がってない。 
本格的な夏って感じかな・・・あぁ、そういえばあと1ヶ月で誕生日だ。 
ってそれは今いいや・・・。 
頭を切り替えて駅まで、早足で向かった。 


51 ：&amp;color(green){&amp;b(){名無し募集中。。。}}：2010/03/12(金) 00:48:54.40 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;50 }
第376回 

涼しい電車を降りて、ももの家まで向かう。 
家に行くのは何回目かな？最近行ってないな、ずっとバタバタしてたし。 
ももの家は学校に近くて、学校よりもちょっとだけ駅に近い。 
見慣れた街の中を歩いて、「嗣永」と表札の上がっている家のチャイムを押した。 

チラッと時間を確認したら、電話を切って28分。・・・完璧。 

チャイムを押したらももの声がしたから、来たって声をかけたらももがすぐに出てきた。 

「みやー！ありがと」 
「え、う、うん」 
満面の笑みでお礼とか言われちゃって、ちょっとだけ恥ずかしい。 

ももの部屋に入って（超涼しい）、2人でアイスを食べた。 
ももはずっとニコニコしてるけど、何も言わない。 
アイスは美味しいけど、そんなの聞きに来たんじゃないんだよ。 

「もも、」 
「ん？」 
「話って何」 
「あぁ、うん・・・・」 
「言いにくいこと？」 
「うー・・・うん」 

どうやら、つまんない話ではなさそうだ。ももの表情も一瞬にして変わったし。 
じゃあ、せっかく来たんだしゆっくり聞いてあげますか。 

「もも、ゆっくりでいいから話してよ」 
食べ終えたアイスをテーブルに置いて、うちは言った。 

92 ：&amp;color(green){&amp;b(){名無し募集中。。。}}：2010/03/16(火) 01:56:03.92 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;51 }
第377回 

「・・・で、何で泣いてんの」 

佐紀ちゃんがなかなか教室に戻ってこないから迎えに行ったら 
体育館の前の階段で泣いてた。 
もうあたりは暗くなってて、その背中は寂しげで。 

そんな佐紀ちゃんに声をかけたのがえりかちゃんで。 

「ｸﾞｽっ・・・だ、だってぇ」 
「可愛い、佐紀ちゃん可愛いよ」 
「いや、茉麻そういう問題じゃなくて」 
「そ、そうだよっ、バカっ・・・ﾋｯｸ」 

いやだって可愛いんだもん。すべてを出し切った・・・そんな感じでさ。 
抜けかかってた毒素が全部抜けちゃったみたいな。 
･･･ま、実際はそんなことないのかもしれないけど。 

「ちゃんと言えた？」 
「・・・・うん」 
「そう、よかった。もも先輩はなんて？」 
「・・・文芸部、ﾋｯｸ、入れ、って・・・」 
「そっか、ふふふ、よかった」 

もも先輩っぽいなって思った。 
きっと許す、とか、告白に返事するとか、そういうことはしないだろうなって思ってた。 
許さないにしても、はっきりそう言うとは思っていなかった。 

だから、ちょっと安心した。 

93 ：&amp;color(green){&amp;b(){名無し募集中。。。}}：2010/03/16(火) 01:57:28.67 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;92 }
第378回 

「それってどういうこと？」 
「許すってことだよ。もも先輩ってそういう人だから」 
「そうなの？」 
「うん、だよね、佐紀ちゃん」 
「へっ？あぁ・・・・そんな気もする、ｽﾞｽﾞｯ」 

あぁ、なんかいい気分。部員も揃ったし、作戦は成功だし、佐紀ちゃんは可愛いし。 
帰ったら勉強しなきゃいけないのがアレだけど、まぁ、いいか。 

「ね、ファミレスでも行こうよ。パーっとさ」 
「ｸﾞｽ、だめ、勉強が」 
「いいじゃん、明日やれば」 
「さんせー！」 

と、ノリのいいえりかちゃん。佐紀ちゃんは「まぁ、いいけど・・・」とか言いながら 
ニコニコしてた。ふふ、素直じゃないなぁ。行きたかったくせに。なんてね。 

その日は遅くまで、ファミレスにいた。ちょっと迷惑な客だけど、 
でも底抜けに楽しかった。 

ほんとに、よかった。 

94 ：&amp;color(green){&amp;b(){名無し募集中。。。}}：2010/03/16(火) 01:58:09.64 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;93 }
第379回 

◆ 

ももは何回か首を捻ってうーんって唸った後、口を開いた。 

「生徒会長さんがね、その、ももをいじめた理由を話してくれたの」 
「へ？なんで？」 
「・・・素直になりたいって。すーちゃんに言われたって言ってたけど、そこは重要じゃないの」 
「じゃあなにが？」 
「・・・その、理由だよ」 
「なんだったの？ウザかったとかそういうつまんない理由じゃないよね？」 

もったいぶっててそんな理由だったらマジで殴ってやる。 
そう、思ったんだけど・・・ 

「・・・・す、好き・・・って、その、もものことが」 
「・・・・え、・・・はぁ！！？」 

ももは赤くなって下を向いた。・・・は、恥ずかしがってる・・・。 
待って、混乱してきた。どういう意味だ、どういう・・・。 

「中学のときから気になってて、あ、一緒の中学なんだけどね、それで、 
･･･高校に入ってもものこと、す、好きになって、でも、声かけられなくてそれで」 
「待った、それって男子が好きな女の子をついつい、いじめちゃうとかそういう話？」 

頭痛くなってきた。まさかそういう展開なの？ 

95 ：&amp;color(green){&amp;b(){名無し募集中。。。}}：2010/03/16(火) 01:59:14.57 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;94 }
第380回 

「・・・まぁ、平たく言えばね」 
「へ、へぇ・・・そう、なの・・・・で、ももはなんて答えたの」 
「許してくれるならなんでもするって言うから、その、」 
「なに？」 
「文芸部入ってもらった」 
「え、うそ、冗談でしょ？」 
「・・・ほんと」 
「えぇ・・・」 
「みやはいやだった？」 
「いや、・・・嫌っていうか・・・驚いてる」 

もうなんか驚くことしかできなくて。 
あの生徒会長が？ 
ももを好き？ 
好きだからいじめてた？ 
許されるならなんでもする？ 
文芸部に素直に入った？ 
ない、ありえない。・・・・だけど、現実のようで。 

「あ、あのね、それで、佐紀ちゃんって呼ぶことにした。向こうは、ももって呼んでくれる」 

あの生徒会長が、「もも」って言うの？いや想像できない。 
「嗣永、ウザイんだけど」って言う方が死ぬほど似合ってるし。 
いや、「嗣永、キモイんだけど」のほうがいいか。いやそういうことじゃなくて。 

「でね、言ったの。『もも、好きな人いるから奪ってよねって』」 
「・・・・・・・誰のこと？」 
「みやでしょうが、とぼけないの」 
わかってるよ、わかってたけど・・・あぁ、もう。     </description>
    <dc:date>2010-03-17T10:54:00+09:00</dc:date>
    <utime>1268790840</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/airi-kumai/pages/67.html">
    <title>第361話～第370話</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/airi-kumai/pages/67.html</link>
    <description>
      207 ：&amp;color(green){&amp;b(){名無し募集中。。。}} 投稿日：2010/02/24(水) 01:00:18.68 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;177}
第361回

「ハロー、憂佳ちゃん」
「・・・・」
「ちょっと無視しないでよ」
「・・・・今日見ないなぁって思ってたのに急に出てくるから」

放課後、憂佳をつかまえた。
…まあ正確に言うと、教室から出てきたところをつかまえて
昨日と同じ屋上へ引っ張ってきたんだけども。

「昨日の続き、しようか」
「・・・帰ります」
「ちょっと待って、だめだよ。話してもらう」
「勉強しないと」
「喋っちゃえば帰すから。あたしも勉強したいし」
「・・・・・・今まで言わなかったこと、・・・ですよね」
「そう」

それっきり憂佳は口を閉ざしてしまった。まだまだ熱い太陽の下、
憂佳は屋上の給水塔にもたれたまま、じっとグラウンドを見下ろしていた。

「私が両親と血が繋がってない、とか言ったらどうします？」
「・・・んなドラマみたいな話があるとは思えない」
「マンガみたいなことしたくせに」
「なっ！・・・・まぁ、否定できないけど」
「まぁ、それはないんですけど、・・・でも、なんか、違うんです」
「なにが？・・・もっと具体的に言って」

うーん、と空を見上げる憂佳。何かを必死で考えているような顔。
…・可愛い。悔しいけど、いやなにが悔しいのかわかんないけど。

208 ：&amp;color(green){&amp;b(){名無し募集中。。。}} 投稿日：2010/02/24(水) 01:01:16.33 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;207}
第362回

「両親のことは嫌いじゃない、優しいし・・・でも、合わないんです。
お姉ちゃんもそう、私には合わない・・・何がって言われたら困るんですけど、
でも、・・・なんか違う、ってそう思っちゃうんです」

随分頭の痛い話だ・・・。そんな感覚的なことわからないよ。
だからきっと言いたくなかったんだ。でも、聞いたからには
わからない、で済ませられない。

「物心付いたときからずっとなんです。なんか違う、私の居場所はここじゃないって。
いつもそう思ってた。おじいちゃんといるときの方がよっぽどラクだった。
家なのに、家族で団欒しているのに、ちっとも寛げなかった。
…それが爆発っていうか、・・・しかけてたときに村上さんに出会って・・・」
「で、家に帰りたくなかった、と？」
「うん・・・」

憂佳はうん、って小さく頷いて下を向いた。
私には、憂佳が言う「なんか違う」がわからない。
でも、家に帰りたくなかったのは私も同じ。
否定はしたくない。温かく、包んであげたい。なんて・・・思ってたりして。

「だから、だから今は楽しいんです。両親もお姉ちゃんも寂しいって言ってくれたし
それはそれで嬉しかったけど、私は、いなくなってくれて嬉しかった。
こんなこと絶対に口に出来ないけど・・・でも、それが本音なんです」
「辛かった？」
「・・・ちょっとだけ」

憂佳は微笑んで私の顔を見た。ちょっと切なそうな、でもスッキリした顔をしてる。
私も思わず笑みがこぼれた。

209 ：&amp;color(green){&amp;b(){名無し募集中。。。}} 投稿日：2010/02/24(水) 01:02:26.86 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;208}
第363回

「えっ・・・」
「ごめん、こういうことしたい気分」

笑みと同時に、私は憂佳を抱きしめていた。
身長は、もう抜かれちゃって私のほうが小さいんだけど、
でも、包み込むように優しく。

憂佳に触れるのは初めてかな、・・・・記憶をたどってみるけれど
やっぱり初めてだ。柔らかい体だなぁ・・・。

「・・・ありがとう、言いたくないこと話してくれて」
「聞いて欲しかったんだと思うんです、ほんとは」
「そっか」

しばらくそのままでいたら、憂佳は静かに泣き始めて、
私はずっとその背中を撫でていた。

気付いたころにはもう日は沈みかけていて。
それでも、なんとなく、２人で空を見ていた。
あのころみたいだね、なんて言い合って、・・・不思議な気持ちだった。

ただはっきりと、憂佳を好き、と感じていた。
きっとずっと感じてた思いなんだろうけど、今このときはっきりと確信した。

…それが辛い恋になるとは、想像もしていなかったんだけれど。


254 ：&amp;color(green){&amp;b(){名無し募集中。。。}} 投稿日：2010/02/27(土) 01:00:42.74 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;209}
第364回

「やばい、どうしよう」

佐紀ちゃんはさっきからそればっかり言ってる。
放課後、ともも先輩に言ったはいいものの、もも先輩のクラスは
補習で遅くなるらしい。もも先輩が佐紀ちゃんのクラスまで
わざわざ言いに来たらしいんだけど、恥ずかしくて目が見れなかったとか
佐紀ちゃんはそんな可愛いこと言ってる。

で、・・・佐紀ちゃんの人の少なくなった教室でえりかちゃんと一緒に作戦会議。
えりかちゃんはすごくビックリしてたけど、でも、
「えらいじゃん」って佐紀ちゃんに言ってた。
佐紀ちゃんは「うっさい」って照れてたけど、それも可愛かった。
…素直になるのは難しいけど、なっちゃえば、ラクらしい。

「佐紀、あと40分しかないよ」
「わ、わかってるし」
「なんて言うの？まさか好きです付き合ってくださいとかじゃないよね」
「い、言うわけないでしょそんなこと・・・とりあえず、謝らなきゃ」
「そっか、そうだよね・・・あたしも謝った方がいいのかな・・・でもなぁ」

えりかちゃんは頭を抱えだした。いや、そこはこの際いいから。
また今度悩んでよ。今日は佐紀ちゃんの大切な日になるんだから。

「と、とりあえず佐紀ちゃん言うことまとめよ」
「そうだよね、頭パニックになりそう・・・」

私がそう言うと、佐紀ちゃんは腕を組んで考え出した。

255 ：&amp;color(green){&amp;b(){名無し募集中。。。}} 投稿日：2010/02/27(土) 01:01:47.59 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;254}
第365回

「とりあえず、謝って、あんなことした理由・・・それが聞きたいんだよね、嗣永は」
「そう言ってたんでしょ？もも先輩」
「うん･･･理由知りたいって言ってた」
「すばり、好きだから、でしょ？」
「・・・まぁ、間違ってはいないけど」

えりかちゃんが人差し指を立てた。で、えりかちゃんはその便乗して
もも先輩いじめてたんだよね・・・・まぁ、これ以上えりかちゃんの過去のことは言うまい。

「それそのまま伝えちゃもも先輩混乱しちゃうよ」
「そうかなぁ」
えりかちゃんは首を傾げる。矢島先輩とのことにはデリケートなくせに、もう。
「そうだよ、混乱させてどーすんのよ。佐紀ちゃんは素直に思った言葉言えばいいじゃん」
｢それが難しいんだってば」
「・・・勉強は出来るくせに」
「ま、茉麻だって熊井ちゃんのこと！」
「な、なんでそれを今言うの！」

…余計なこと言っちゃった。私のことはいい。今はいい。
は、恥ずかしいなぁもう。・・・熊井ちゃんは・・・いいんだよ。熊井ちゃんが幸せならそれで。

◆

言いたいことはいっぱいある。でも、うまく言葉にできなくてずっと悩んでる。
時間なんてもうないのにそればっかり考えてる。

茉麻もえりかもいっぱい一緒に考えてくれる。感謝しなきゃなぁ・・・。

256 ：&amp;color(green){&amp;b(){名無し募集中。。。}} 投稿日：2010/02/27(土) 01:02:44.83 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;255}
第366回

素直な自分なんて気持ち悪い、って今でもそう思ってる。
でも、その方がラクって気付いたら突っぱねているのもバカらしい。
そりゃちゃんとしなきゃいけないことには厳しいのは当たり前だけど・・・
そうでもないとこで厳しい必要はないよね、茉麻、ありがと。

…あぁ、やっぱ私気持ち悪い。

「じゃあ、佐紀頑張って」
「うん・・・」
「頑張ってね、佐紀ちゃん」
「ありがとう」
「うわ、気持ち悪い」
「う、うっさいなぁ！」

私が珍しくありがとう、なんて言うから茉麻に気持ち悪いって言われた。
…でもちょっと気持ちがほぐれた。ありがと。

茉麻とえりかちゃんは教室で待っていてくれるらしい。
私は2人に手を振って、教室を出て体育館のほうへと歩いた。

心臓がバクバク言ってる。手には変な汗。
気温も高いけど、私も熱い。顔真っ赤になってる気がする・・・
手に平で頬を覆ってみても、手が熱いってことしかわからなくて。

理由を話すこと、謝ること、今の気持ちを話すこと・・・
いっぱいあって混乱しそう。でも、１ずつ丁寧に言えば嗣永もきっとわかってくれるはず・・・
そう、信じてる。
…いや、だめかな・・・めちゃくちゃひどいことしたし・・・許してくれなんて虫が良すぎるよね・・・

257 ：&amp;color(green){&amp;b(){名無し募集中。。。}} 投稿日：2010/02/27(土) 01:03:25.46 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;256}
第367回

「あ、会長さん」
「ご、ごめん呼び出して」
「ううん、いいよ。話って何？」

体育館に近づくとまだ補習のはずの嗣永がいて心臓止まりそうになったけど
ふーっと深呼吸をして平静を装った。・・・はずだったんだけど。

「あぁ、もものクラスの補習早く終わったんだ」
「そ、そう」
「で、なに？」
「・・・え、えっと、あの、・・・あ」
「ん？」

アレ言わなきゃ、これ言わなきゃって言葉が一気に押し寄せてきてパニックになってた。
なんでこんなに慌ててんだろうってくらいカッコ悪い。
…だから、咄嗟に変なことを口走った・・・・。


「・・・・・あの、・・・好きです！！」


「ふぇ・・・・？」


や、やばい・・・・！！！私なに言ってんだろう・・・・・・。
とりあえず、この場からダッシュで逃げたい・・・・。


34 ：&amp;color(blue){&amp;b(){&amp;u(){名無し募集中。。。}}}：2010/03/11(木) 10:55:17.90 0
第368回

「・・・え、えっと、あの、・・・・・」
「何が好きなの？んー会長さんだから勉強？」
「え？・・・あぁ、いやえっと」

…よかった、嗣永バカでよかった。
いや言いすぎた天然でよかった。

「何て、ウソ。好きってなーに？」
「・・・・・・・・・・・その前に座っていい？」
「うん」

前言撤回。やっぱり、そんなことないよね。
そこまでバカじゃないよね、いや、天然じゃないよね・・・。

体育館の前にある段差に座って、二人で話す。
普段はうるさいバスケット部の声もバレー部の声も、
さすがに試験前はしない。とっても、静かな空間。

呼吸を落ち着けて。バカみたいなこと口走ったことは一旦忘れて。
心も落ち着けて。ゆっくり、順序を守って、丁寧に話そう。
慌てることはない。さっきはちょっとおかしかっただけ・・・そうだ。
私はそんなに慌てるタイプじゃない。よし、落ち着け・・・。

「・・・今日は、全部話そうと思って」
「全部？」
「そう、全部。嗣永が知りたいこと」
「・・・・なんで喋ろうと思ったの？試験前だよ」
「・・・茉麻に言われたんだ。素直のほうが可愛いよって。テストは関係ないじゃん」
「・・・・・・・会長さん、試験第一な人って思ってたから」
「だから、素直になることにしたってだけ・・・聞いてくれる？」

35 ：&amp;color(blue){&amp;b(){&amp;u(){名無し募集中。。。}}}：2010/03/11(木) 10:57:02.40 0
第369回

はぁっーってため息が隣から聞こえてくる。
さっきまで爆発しそうでやばかった心臓、一旦収まったのに
またそれが騒ぎ出そうとしてる。この沈黙が怖い。

「・・・・当たり前じゃん」
「そう、よかった」
「でもどういう心境の変化？信じられない」
「じゃあ別に信じなくていい」
「素直になったならそういう言い方しないでよ」
「ご、ごめん・・・」
「あはは、確かに可愛いｗ」

笑いながらそう言われて、ちょっとムっとした。
…こっちの気も知らないで・・・。

だけど、気負っていたのもがふっと軽くなるようなそんな気がした。
嗣永の笑顔は可愛かった。悔しいほど可愛くて、改めて「好き」だと思った。

「ももが知りたいのは、なんであんなことされたのか」
「うん」
「とりあえずそれがわかれば・・・・うん」
「あれは・・・・あれはね、」


長い話になった。
とっても長い話。
空は青々としていたのに、気付いたら赤くなってたんだもん。
嗣永はじっと黙って話を聞いていた。私が、「好きだったから」と言っても
表情一つ変えずに、ぐっと唇を噛んだだけだった。
責められることもなかった。嗣永は何かをじっと考えこむような仕草をよくしていた。

36 ：&amp;color(blue){&amp;b(){&amp;u(){名無し募集中。。。}}}：2010/03/11(木) 11:00:08.68 0
第370回

好きだから、あんなことしたなんて。ほんとガキって思う。
他に愛情表現を知らなかったなんて、子どもすぎて誰にも言い訳できない。
…真実に向き合うのは辛くて苦しいけど、でも、目の前で目を真っ赤にしてるこの子は
私なんかが想像もできないほど辛くて苦しかったはずなんだ。
私なんかがわかる、と言ってもきっとそれはわかっていないんだろうけど・・・。

好きなくせに突っぱねて、強がって、なんてことないってフリして
強い生徒会長になって、気付いたら口調がすっごくきつくなってて
作られたイメージを壊すのが怖かったんだ。
自分じゃない自分を自分だと思い込んで、私は、ずっとそうしてたんだ。
茉麻はきっとそのことをわかっていて、私に素直になれとそう言ったんだ。

…・そうだよね？茉麻。年下のクセに生意気だぞっ。
でも、ありがとう。


ふと、我に返ると嗣永は小さな声をあげて泣いていた。
さっきまで済ました顔をしていたからちょっとびっくりして、でも刺激しないよう声をかけた。

「・・・・大丈夫？」
｢うん、ゴメン、泣くつもりなかったんだけどな・・・ｸﾞｽ」
「こっちこそ、ごめん」
「いいの、違うの、そうじゃないんだけど、・・・わかんない」

わかんない、って困ったように笑った。
「なにそれ」なんて言って一緒に笑った。

ずっとなんとなく緊迫した空気が、一気に和らぐような気がした。    </description>
    <dc:date>2010-03-13T22:15:00+09:00</dc:date>
    <utime>1268486100</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/airi-kumai/pages/66.html">
    <title>第351話～第360話</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/airi-kumai/pages/66.html</link>
    <description>
      11 ：&amp;color(blue){&amp;u(){&amp;b(){名無し募集中。。。}}} 投稿日：2010/02/14(日) 14:06:48.83 0
第351回

「あ、そうだ。ね、3年生の教室ってどこ？」
お昼休み、愛理ちゃんと梨沙子ちゃんと3人でお昼を食べていて
聞いておかなければいけないことを聞いた。

「あっちの校舎の2と3階だよ？」
「そっか、変わってないんだ。よかった」
「どうかしたの？」
「あぁ、えっとね、友達が一人いてさ。確か、文芸部なの。名字は忘れちゃったんだけど、桃子っていって」
「「えっ！！？」」
「桃子、ももは多分、知ってる」
「ほんと？」

お姉ちゃんが、文芸部だった。で、ちょくちょく出入りしてた私は同学年の子と知り合って
結構気の合う子で、私は文芸部の部員じゃなかったけどたまに遊んだりして。
そうこうしてるうちに私は入院しちゃったんだけどさ。
もも、真野ちゃんって呼び合ってたんだよね。でも、入院して以来会ってない。
…私が知らせなかったからで、知らせたくなかったからで。
ってそれはまぁ、いいんだけど、せっかく登校してきたんだから会いたい。

「文芸部、私たちも文芸部なの。」

愛理ちゃんは梨沙子ちゃんと自分を指してそう言った。
え？そうなの？じゃあ、その、もも、で間違いないかな？

「あとで行こう、連れて行く」
「え、うん」

と言って、連れて来られたのは懐かしい文芸部。やっぱりちょっとカビくさい。
でも、お姉ちゃんが青春を捧げた場所で私は結構好き。
ももはまだここにいるんだね。きっと大好きなんだろうなぁ。ももを救った場所だから。

12 ：&amp;color(blue){&amp;u(){&amp;b(){名無し募集中。。。}}} 投稿日：2010/02/14(日) 14:08:04.66 0
第352回

「ももー、お客さんだよ」

愛理ちゃんが部室のドアを開いて言った。うわぁ、ちょっとドキドキする。

「ん？誰、入部希望の人？」

懐かしい声がする。ももはきっと変わっていないだろうなぁ。

「ううん」
「もも！」
「え、・・・ま、真野ちゃん！！？」

ももが間抜けな顔して現れた。やっぱり、変わってないなぁ。ちっこくて、可愛らしい。
ほんとに3年生？なんてからかいたくなるような。

「久しぶり！」
「え、な、なんで？転校したんじゃないの！？」
「ううん。休学してたの・・・まぁ、ももにはウソついてたけど」
「なんでまた・・・・・・もうビックリしたなぁ・・・あぁ、なんかもう心臓に悪い！」
「もも、ほんとに3年生？」
「・・・言うと思った、ふん。」
「ま、私は1年生だけど」
「あ、そうなんだ」
「私たちと一緒のクラスで」

愛理ちゃんがももにそう言った。ももはふーんそっかと言った。
ももは一人で、この部室でなにやら作業をしていたようで。

13 ：&amp;color(blue){&amp;u(){&amp;b(){名無し募集中。。。}}} 投稿日：2010/02/14(日) 14:09:33.20 0
第353回

それから、数十分が経って・・・・


「じゃあ、あと一人だ！」
「あと一人で目標達成！」
「テンション上がってきた！」


…・と、いう話になっていた。

文芸部みたいな空気の部に10人以上部員がいるというのがまず信じられない・・・
お姉ちゃんが聞いたらきっと腰抜かす。
でも、私がその力になれるんならちょっと嬉しい。私は入部の誘いを快諾した。

しかしあいつ生徒会長なんだ。すっごく意地悪なやつって思ってたけど
やっぱり今もそんなことやってるって聞いて妙に納得しちゃった。

と、いうことで、あと1人らしい。でも、どんなことでもあと１つっていうのが難しいんだよね。
そんなことを思っていたら、一人の、黒髪の綺麗な子が部室に飛び込んできた。

「もも先輩、話がある！」

とそれだけ言って、もものことを連れて行ってしまった・・・誰なんだろう？


114 ：&amp;color(blue){&amp;u(){&amp;b(){名無し募集中。。。}}} 投稿日：2010/02/19(金) 00:37:47.78 0
第354回

「なぁに、すーちゃん」
「いや、あの」
「ん？」
「・・・・・・茉麻、何やってんの」

すーちゃんに部室から引っ張り出されて、体育館の前に連れて来られた。
真野ちゃんとゆっくりお喋りしたかったんだけどなぁ・・・・。
と考えていると、聞こえてきたのは聞き覚えのある声。

「あれ、会長さん。どうしたの？」
「茉麻、何してんの」
「佐紀ちゃんに話をしてもらおうと思って」
「はぁ？」
「え？話？すーちゃん？」
「もも先輩、佐紀ちゃん、生徒会長がもも先輩に話があるんだって。」
「う、うん・・・」
「聞いてあげてね、私は教室に戻るから」
「ちょっと茉麻何考えてんの！？茉麻！！」

会長さんがすごく怒ってる。すーちゃんに対して怒鳴らんばかり。
でも、すーちゃんはしれっとした顔してさっさとその場からいなくなった。
…そこに、残ったももたちは・・・・。

「話って何？」
「いや、あれは茉麻が勝手に・・・」
「そう、じゃあもう行っていい？」
「え、あ・・・・いいよ」
「わかった。じゃあね、会長さん」

なんとなく、元気がないような気がした。

115 ：&amp;color(blue){&amp;u(){&amp;b(){名無し募集中。。。}}} 投稿日：2010/02/19(金) 00:39:03.52 0
第355回

いつもの、ツンツンした感じがしない。なんでかな？
すーちゃんには怒っていたようだったけど。

なーんて、・・・なに敵の事心配してるんだろう。
この人は、もものこと・・・。

会長さんに背中を向けて歩き出した。
部室へ戻ろう。真野ちゃんには聞きたいことがたくさんある。
あぁ、そういえば今日はめぐちゃん見てないかも・・・ちゃんと来てるかなぁ？

「・・・・・・つ、嗣永・・・・嗣永！」

初めは呼ばれているって気付かなかった。
でも、なんか声がしたなって思って振り返ったら、会長さんはおもいっきり
大きな声でももの名前を呼んだ。ちょっとびくっとしちゃったりして。

「な、なに？」
「あ、あの、えっと、・・・・話あるんだ、えっとでも、もうお昼休み終わるし・・・
その・・・時間ないから、・・・ほ、放課後！放課後ここで待ってる」
「はぁ・・・何の話？」
「えっと・・・な、内緒」
「そう・・・なんだ。わかった・・・じゃあ、あとでね」

会長さんはやっぱりなんか変。こんなに慌てふためいているのなんて初めて見た。
でも、ちょっと可愛い。なんの話かな？いいことかな？悪いことかな？
全然想像がつかないんだけどな・・・今更昔の話をするとも思えないし・・・。
まあ、とにかく放課後まで待たなきゃ。

ももは会長さんと別れて部室へと戻った。

116 ：&amp;color(blue){&amp;u(){&amp;b(){名無し募集中。。。}}} 投稿日：2010/02/19(金) 00:40:01.88 0
第356回

◆

「茉麻、どうせそこにいるんでしょ」

嗣永が見えなくなって、柱の陰になっている場所へ向かって声をかけた。
あっさり立ち去るような茉麻ではない。そんなことはわかってた。
だから、案の定・・・

「あれ、ばれてる？」
と言いながら、そこから出てきた。はあ、もう。

「私を誰だと思ってんの」
「はいはい。・・・佐紀ちゃん可愛かったｗ」
「・・・・怒るよ」
「ごめん、でも、・・・言う気になったんだ？」

はぁ、とため息が漏れた。あの、顔を、表情を思い出す。

「目が、さ」
「目？」
「ああいう目で見つめられるのは、ニガテ。」
「どんな目？」
「・・・汚れてないっていうか、綺麗っていうか。私にはできない目」

綺麗すぎるくらいな、目。ムカツクほど、羨ましいと思った。
そこに私がいつもいつも映っていなくたっていい。そんなのは無理だ。
でも、ちゃんと私のことを「見る」くらいは、して欲しい。
そんな、願望さえ生まれてきて。私は一体どうしちゃったんだろう。

でも、それが嫌じゃないのはどうしてだろう。なんだか、いろいろもう、わかんないよ。

117 ：&amp;color(blue){&amp;u(){&amp;b(){名無し募集中。。。}}} 投稿日：2010/02/19(金) 00:40:56.06 0
第357回

「そう？」
「うん。・・・だから、余計に思った。」
｢何を？」
「・・・好き、って」

言葉にするのは恥ずかしかったけど、でも、スッキリした気持ちだった。
モヤモヤはすべてなくなるわけではないけれど、
少しの間でもどこかへ旅でもしてくれるような不思議な感覚。

言葉には言い表せない感情。

「おぉ、言うね。吹っ切れたの？」
茉麻は少しビックリしたような顔をしてる。そりゃそうだよね。
「まぁ、・・・・・・うん。ありがと」
スラっと感謝の言葉は出てきた。
きっと気持ち悪いって言われる。わかってる、柄じゃない。
でも、あまりにも自然に出てきた言葉だから、大切にしたい。

「やめよ御礼なんて、気持ち悪い。それにまだ終わってないよ」
「・・・そう、だね。うん」

やっぱり、ね。でも、本当にありがとう。
終わってないよね。まだ、ちゃんと話さなくちゃいけない。
なんであんなことしたのか、私の気持ちを言わなきゃいけない。
緊張する。恥ずかしい。言いたくない。
いろんなことを思うけれど、それでも約束したんだ。言わないわけにはいかない。

私はどこかボーっとする頭で、何から話そうか考えていた。

118 ：&amp;color(blue){&amp;u(){&amp;b(){名無し募集中。。。}}} 投稿日：2010/02/19(金) 00:41:50.55 0
以上です

相変わらず携帯もPCも規制中でorz
毎度のことですが本スレへの転載をお願いします
いつもコピペしてくれてる人もありがとです

キャプテン可愛いなぁと書きながら思ってました
次回はめぐかみやか、その辺の話を進めていきます

ではおやすみなさい


州*‘ -‘ﾘ＜・・・みやとのロマンスが全然ないゆ
州´・ ｖ ・）＜まあそのうちあるんじゃない？
州；‘ -‘ﾘ＜うーん・・・ないまま、なかったことにされそうだもん
ﾙ*’ｰ’ﾘ＜ｳﾌﾌ♪みやはももと結ばれるんですぅー
州；‘ -‘ﾘ＜り、りーたんだもん！
ﾙ*’ｰ’ﾘ＜もも！
州*‘ -‘ﾘ＜りーたん！

ﾉﾉl∂_∂&#039;ﾙ＜愛理ー♪えへへ・・・！
州*´・ ｖ ・）＜みやぁ♪

ﾙ；’ｰ’ﾘ＜・・・みやが愛理のこと好きだったの忘れてた
州；‘ -‘ﾘ＜・・・・勝てる気がしないゆー・・・


175 ：&amp;color(green){&amp;b(){名無し募集中。。。}} 投稿日：2010/02/21(日) 22:32:45.60 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;117}
第358回

ももが連れて行かれちゃって、いつ帰ってくるかわからないしということで
一旦教室へ戻ってきた。
あぁ、そういえば、今日はみや見てないなぁ。朝の電車で会わなかったし・・・。
確かお昼は屋上なんだっけ・・・行ってみようかな？
そっと教室を抜け出して、みやが降りてくるはずの階段のあたりで
ウロウロしてた。まぁ、この階段使うかどうかもわからないけど・・・。

「りーさこ。なにしてんの」

と、よそ見をしていたら後ろから声をかけられた。
それは紛れもなくみやの声で、嬉しくなる。

「み、みや！」
「どしたの」
「あ、えっと、なんでもない・・・・えへへ」
「そう？ならいいけど」

笑って誤魔化して、待ってたなんて絶対言わない。
だって恥ずかしいもん・・・。

「梨沙子ちゃん、元気？」
「げ、元気！」
「そう、それはなにより」

村上さんに声をかけられて、ちょっとだけビクっとした。
みやの友達だもん、悪い人のわけはない。愛理もそう言ってたもん。
でも、・・・・やっぱりいろんなウワサを聞くとちょっと怖くて。
でも、・・・・やっぱり笑顔は優しくて。

176 ：&amp;color(green){&amp;b(){名無し募集中。。。}} 投稿日：2010/02/21(日) 22:33:30.12 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;175}
第359回

「みやー先行くー」
「え？ちょっとめぐ？」

村上さんはさっさとどこかへ行ってしまって、私とみやだけが残った。
…ふ、2人きりは緊張する・・・。愛理連れて来ればよかった。

「そういえば、今日は初めましてだ」
「う、うん。みやがいつもの電車にいなかったから・・・」
「うん。めぐが愛理に気を使ってんだ。・・・熊井ちゃんが怒ってるから」
「え？熊井ちゃん、と愛理仲直りしたよ？」
「そうなんだけど、でも、やっぱ、めぐとしてはいろいろ気を使ってるの。」

いろいろってなんだろうな？私にはわからない。
ももは教えてくれるかな？

「ところで梨沙子、ここで何してたの」
「・・・えっと、みやのこと待ってた」
「え？」
「なーんてウソだよー！」
「なんだよそれ、このー！」

…笑ってはぐらかして、一歩後ずさるとみやが追いかけてきた。
げらげら笑いながら、私をくすぐる真似をするみや。
みやって可愛いな、・・・美人だし、カッコイイし、優しいし・・・。

…大好きなんだよ？気付いてる？・・・・

177 ：&amp;color(green){&amp;b(){名無し募集中。。。}} 投稿日：2010/02/21(日) 22:34:11.56 0
&amp;color(blue){&gt;&gt;176}
第360回

「あ！」
「ん？」
「えっとね、部員増えたの！りーのお友達！」
「ほんと！？マジ？」
「うん！あと1人なの！」

真野ちゃんのことを言っていなかったことに気づいて、みやに伝えた。
みやはとっても嬉しそうにニコニコしてる。
みやは熱いのを隠そうとクールにしてるけど、でも、本当は
ももよりも部室のことにこだわっているような気もする。・・・気がするだけかな。

「梨沙子ありがとー！」
「いひぃ～♪もっと褒めて？」
「よし、いい子だぁー」

みやが私を少し、ほんの少しの時間だけど抱きしめてくれた。
暖かい。ほわぁ・・・・ってなりそうな、そんな気持ち。
褒めて、なんてバカなこと言ったのに、
みやはもっと嬉しそうな顔をして頭をガシガシと撫でてくれた。
ちょっと乱暴で、でも、優しくて。みやらしいね。


もう少しだけみやと話をして教室へ戻った。
愛理と真野ちゃんに「りーちゃん、なんか笑顔がだらしない」って言われた・・・。
…いいじゃん、ちょっとくらいだらしなくっても、ね？    </description>
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