会津郡黒谷組

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陸奥国 [[会津郡]] 黒谷組 &blanklink(大日本地誌大系第31巻){https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1179202} 138コマ目 #image(46-18.jpg,width=500) #expand(500){{{ この地府城の西南に当り本郡の西端にあり。 東は[[和泉田組>会津郡和泉田組]]に交わり、西は越後国魚沼郡堀内組に界ひ、南は[[古町組>会津郡古町組]]に接し、北は[[本郡大塩組>会津郡大塩組]]に連なる。 東西6里計(東は[[和泉田組小林村>会津郡和泉田組小林村]]の界より、西は堀内組大白川新田村の界朝草峠の頂に至る)。 南北12里余(南は[[古町組檜枝岐村>会津郡古町組檜枝岐村]]の山界より、北は[[大塩組蒲生村>会津郡大塩組蒲生村]]の界に至る)。 重峰四方に&ruby(めぐ){繞}り村居皆山間に散布し、南の方に朝日・大鳥の二山&ruby(そばだ){峙}ち、&ruby(しじ){四時}多は雪絶えず。中にも叶津・只見・田子倉・石伏の四ヶ村は朝草山の東麓に在り。冬日積雲屋を埋み昼夜を弁せざることあり。居民雪を&ruby(うが){鑿}ち&ruby(わずか){僅}に出入を通ず。 気候大抵[[古町組>会津郡古町組]]に同じ。寒早く暑遅く農務の候平地より後れ常に二十日計の差あり。然れどもこの&ruby(ほとり){邊}の諸組に比すれば土地&ruby(やや){稍}潤肥にして五穀乏しからず。&ruby(しんしょう){薪樵}の業ゆたかなり。また布を製し&ruby(むしろ){筵}を織り蚕を飼て余産を&ruby(すく){贍}はす。 習俗&ruby(ひぼく){鄙朴}にして華飾を務めず。故に居民恒の産ありて生計に困せず。ただ檜枝岐川・只見川の洪水&ruby(たんぼ){田圃}を害する患あり。また三月より五月までは山間の諸渓&ruby(みなぎ){漲}り注ぎ、水かさ増りて両岸の残雪が&ruby(ため){爲}に崩れ荒島・小川・只見・石伏の村々は船通せず。矢文を射て諸用を弁ず。所々に土堤を築いて水災を防ぐ。 この組の諸村皆伊北郷と称す。 -[[黒谷村>会津郡黒谷組黒谷村]] --小名:沖、沢口、禰宜屋 --端村:峯沢、阿弥陀堂、黒谷新田、釜脇(廃) -[[長濱村>会津郡黒谷組長濱村]] --小名:深沢 -[[泥島村>会津郡黒谷組泥島村]] -[[熊倉村>会津郡黒谷組熊倉村]] --小名:沖、熊倉新田 -[[荒島村>会津郡黒谷組荒島村]] -[[上荒井村・下荒井村>会津郡黒谷組上荒井村・下荒井村]] --端村:&ruby(おおあぐ){大擧} -[[小川村>会津郡黒谷組小川村]] --端村:荒井原、&ruby(ひじおり){肱折} -[[楢戸村>会津郡黒谷組楢戸村]] -[[黒沢村>会津郡黒谷組黒沢村]] -[[叶津村>会津郡黒谷組叶津村]] --端村:&ruby(いりかなふづ){入叶津} -[[只見村>会津郡黒谷組只見村]] --端村:只見新田(廃) -[[石伏村>会津郡黒谷組石伏村]] --端村:宮淵 -[[田子倉村>会津郡黒谷組田子倉村]] }}}
陸奥国 [[会津郡]] 黒谷組 &blanklink(大日本地誌大系第31巻){https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1179202/138} 138コマ目 #image(46-18.jpg,width=500) この地府城の西南に当り本郡の西端にあり。 東は[[和泉田組>会津郡和泉田組]]に交わり、西は越後国魚沼郡堀内組に界ひ、南は[[古町組>会津郡古町組]]に接し、北は[[本郡大塩組>会津郡大塩組]]に連なる。 東西6里計(東は[[和泉田組小林村>会津郡和泉田組小林村]]の界より、西は堀内組大白川新田村の界朝草峠の頂に至る)。 南北12里余(南は[[古町組檜枝岐村>会津郡古町組檜枝岐村]]の山界より、北は[[大塩組蒲生村>会津郡大塩組蒲生村]]の界に至る)。 重峰四方に&ruby(めぐ){繞}り村居皆山間に散布し、南の方に朝日・大鳥の二山&ruby(そばだ){峙}ち、&ruby(しじ){四時}多は雪絶えず。中にも叶津・只見・田子倉・石伏の四ヶ村は朝草山の東麓に在り。冬日積雲屋を埋み昼夜を弁せざることあり。居民雪を&ruby(うが){鑿}ち&ruby(わずか){僅}に出入を通ず。 気候大抵[[古町組>会津郡古町組]]に同じ。寒早く暑遅く農務の候平地より後れ常に二十日計の差あり。然れどもこの&ruby(ほとり){邊}の諸組に比すれば土地&ruby(やや){稍}潤肥にして五穀乏しからず。&ruby(しんしょう){薪樵}の業ゆたかなり。また布を製し&ruby(むしろ){筵}を織り蚕を飼て余産を&ruby(すく){贍}はす。 習俗&ruby(ひぼく){鄙朴}にして華飾を務めず。故に居民恒の産ありて生計に困せず。ただ檜枝岐川・只見川の洪水&ruby(たんぼ){田圃}を害する患あり。また三月より五月までは山間の諸渓&ruby(みなぎ){漲}り注ぎ、水かさ増りて両岸の残雪が&ruby(ため){爲}に崩れ荒島・小川・只見・石伏の村々は船通せず。矢文を射て諸用を弁ず。所々に土堤を築いて水災を防ぐ。 この組の諸村皆伊北郷と称す。 -[[黒谷村>会津郡黒谷組黒谷村]] --小名:沖、沢口、禰宜屋 --端村:峯沢、阿弥陀堂、黒谷新田、釜脇(廃) -[[長濱村>会津郡黒谷組長濱村]] --小名:深沢 -[[泥島村>会津郡黒谷組泥島村]] -[[熊倉村>会津郡黒谷組熊倉村]] --小名:沖、熊倉新田 -[[荒島村>会津郡黒谷組荒島村]] -[[上荒井村・下荒井村>会津郡黒谷組上荒井村・下荒井村]] --端村:&ruby(おおあぐ){大擧} -[[小川村>会津郡黒谷組小川村]] --端村:荒井原、&ruby(ひじおり){肱折} -[[楢戸村>会津郡黒谷組楢戸村]] -[[黒沢村>会津郡黒谷組黒沢村]] -[[叶津村>会津郡黒谷組叶津村]] --端村:&ruby(いりかなふづ){入叶津} -[[只見村>会津郡黒谷組只見村]] --端村:只見新田(廃) -[[石伏村>会津郡黒谷組石伏村]] --端村:宮淵 -[[田子倉村>会津郡黒谷組田子倉村]]

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