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義弟俺×義兄古泉 - (2008/08/28 (木) 11:23:21) の1つ前との変更点

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俺に年上の兄がいる。 誰がどうお世辞を言おうと俺とは全く似ていない。えらく顔が整った兄だ。 というのも、血が繋がっていない義兄弟だから当然の事ある。 なにせモデルも顔負けの美形だ。 振る舞いも上品でそつがないし、 家族にまで敬語を使うというちょっと変な所を除けば、大モテ間違いなし。 女には苦労することなんて無いだろう。 彼女の一人二人いてもおかしくはない。…が。 俺は時々こっそりと兄の部屋に入る。 兄も年頃の男なわけだから女に興味だって持つだろう、 そう思って彼女のものらしきものを探す。 …無い。全く無い。 殺風景な部屋は俺の部屋と違ってあまり生活感が無い。 ベッドの上に上着が脱ぎ捨てられていることくらいしか、 その部屋に一般的な男子校生らしさを見出だすことは出来ない。 そして俺は驚くべき事実に気付いた。 彼女がいないのなら…と俺はあるものを探す。 ベッドの下。クローゼットの中。引き出しの中に机の下。 ありとあらゆる場所を探す。絨毯のしたまでくまなく。…無い。全く無い。 そう、俺の気付いた驚くべき事実とは…… 健全な男子高生なら誰でも持っているはずの、 エロ本が、この部屋には存在しないのだ。 一体どうなっているのだろう。 隠れてどこかで色々していたりするのだろうか。 それなら是非とも弟を誘ってほしいものだ。 俺は気になって、単刀直入に聞いてみることにした。 うだうだ考えてたってしかたないしな。 「え。え、エロ、本…が無い、理由…?」 明らかに動揺した様子で俺が言った言葉を繰り返している。 少しだけ赤みを増した顔で困った様に何度か瞬きをした。 そりゃ、弟からこんなこと言われたら焦るよな。 そして兄は、意を決した様にキッとこちらを見た。 「それはもちろん…僕がまだ十八歳じゃないからです。」 ……………………は? 拍子抜けするようなあっさりとした解答に、今度はこっちが動揺する。 なんだって?十八歳未満が…何だよ? まさか、このくそ真面目な兄貴は… そんなほぼ自分ルールを律儀に守っていたのかよ…? …どこの妖精さんですか。 「これでいいですか?」 いや、よくないよくない。ちょっと待て、 じゃあ一体この人はどうしてるんだ。 「え、…じ、い、です…か」 俺の言葉を反芻する兄に俺は頷く。 先程よりも明らかに顔が赤い。しかし未だ赤いままの顔で、 「その質問に答える義務は僕にはありませんね。 もう少し大人になってから、自分で想像してください、ね。」 と、人差し指を唇にあてて言い聞かせるように言った。 ……むかつく。兄に子供扱いされる事は酷く屈辱的だ。 「兄貴。ちょっとベッド座って」 「はい…?座りましたけど…、って、ちょ!何してるんですか!?」 兄の上に跨がって俺はベルトに手をかけた。 「俺がガキなんかじゃねーってこと、教えてやるよ。」 (つづく…?)

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