こちらは、軌道線時代に製造または譲渡された車両を掲載します。 デハ1形(1~7) 1919年製。木造ボギー電車。上澤製作所製。2・3・5は1935年に廃車になったが、他の4両は1943年の軌道から地方鉄道への変更の際にステップを撤去して高床化した。6・7は1951年に廃車になり、最後まで残った1・4が1959年に廃車。現在は、1が原形に戻されて保存されている。 デハ8形(8~10)→デハ8・109→99 1907年製。中京電車(現中京府交通局)モデイ形の1・5・7を1919年に譲り受けた。安島工機製。当初は木造2軸電車だった。1926年に9・10は車体を切り繋いでボギー車化、8は予備車化。1937年に9は109に改番、1938年鋼体化。 1943年に鉄道化したことに伴い、8は除籍、109はステップ切り上げ、台車交換し99に改番。8はその後1957年に中京府交通局に返還、99については、1966年にボディ改良(ていうか大改造&s(){ビフォーアフター})したが、1970年運用休止、1976年廃車解体 デハ11~14→デハニ11形11・12 1909年製中京電車モデロ形11、14~16を1921年に譲り受け、当初はほぼそのまま使用したが、1924年に更新名義で車体を接合、ボギー車化した。1926年には荷物室を設置。11は1929年廃車、12は1943年廃車。 デハ15形15・16 1922年に開通した酒井支線用に中京電車モデイ形3・8を譲り受け使用開始。1929年に廃車。 デハ20形(21~23) 1929年製の半鋼製ボギー車。11・15形が相次いで故障してその機会に導入したらしい。1943年の鉄軌変換の時に21は浅野電気軌道(→鳥根県交通局)に売却。22・23はそのままだったが、1949年に台車を交換、ステップ切り上げを行い、1957年には、車体更新を行った。22、23は1970年に廃車となった。現在、23は鳥根東高校、21は車庫内に保存されている。 デハ31~33 1934年に製造された半鋼製ボギー電車。ほぼ20形と同形・同系だが、両開戸から4枚折戸になり、また、扉が鋼製となった。また、20形は直接制御だったが、こちらは間接非自動制御で、連結器もついていた。 1943年の鉄道化、高床化のときは、放置されたが、1949年に22・23と同じ改造を受けた。1952年には車体を更新したが、1969年に廃車。全車解体された。 クハ17形17 [[戻る>鳥根交通鉄道-車両]]