ヴァレス・オルレアン

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ヴァレス・オルレアン - (2014/08/22 (金) 10:00:20) の編集履歴(バックアップ)


――命あるものは、生まれてきたときから、ぬまでずっと、我侭ですよ。

 


プロフィール

名前 ヴァレス・オルレアン
年齢 23歳→25歳
身長 172cm
体重 55kg
血液型 AB型
誕生日 9月9日
種族 人間
趣味 読書
特技 速読、人の字を真似て書くこと
武器 魔法術

 商業都市フィーヌゼルブス出身の医師。序章から登場。
 現在はセルビアの担当医だが、それまでは屍霊魔術を研究する、マッドサイエンティストの闇医者だった。  
 実は、セルビアの通っている魔術学校のOBで、法術を専門に学んでいたが、片手間に大魔術の勉強もしていた。

 人間として軸が歪んでおり、やや道義心に欠けているが、死を恐れたり、人に嫌われることを怖がったりなど、実は結構人間らしいところも。 
 ディストを実験道具だと呼称しているが、生真面目すぎる彼をからかったり、茶化したりするために、愛の言葉を吐くことも。
 サドかと思いきや、重度のマゾ。人によるが、冷たくあしらわれるのが好きな奇人。

 病を患っていて、身体が弱い。 
 それを治療するために医者になったが、ディストに出会い、半人半鬼へ興味を抱くようになる。
 自分自身の目的には手段を選ばない節があり、そのためなら犠牲も自分や他人の厭わないところも。 

【ネタバレ(反転)】

 本名はマゼンタ・カーディナル。代々王族や貴族に仕える医者の家の生まれ。
 彼の兄であるルージュが法術の才に恵まれず、カーディナル家をヴァレスが継ぐことになっていたのだが、兄の逆鱗を買い、暴力にあう。
 その後、ヴァレスが治療は難しいとされる、後天性の聖痕症候群にかかり、カーディナル家の世継が問題になるが、優秀な法術の使い手であるミュゼットが養子にきたことにより、一族の存続の危機を何とか回避する。
 彼女に嫉妬したルージュは、王国の騎士団に所属し、両親から高く評価されるも、ヴァレスは兄からの虐げに遭い続け、そのショックから義妹であるミュゼットに逃避する。
 ミュゼットもまた、彼に深く心酔していき、彼女が身篭ると二人で逃亡を図るが、兄であるルージュに始末された。

 その後は禁忌とされる死者蘇生術の研究に明け暮れ、屍霊魔術や人体練成術といった黒魔術に手を染め、その際に王国の秘法である水鏡も盗奪している。
 だが、結果的に彼女を蘇らせる術は見つからないまま、闇医者として、安い賃金で犯罪者や殺し屋に医療行為を働きながら、生活をやりくりしていたところ、ディストと出会う。

 彼といれば、カーディナル家の復讐を果たせると察知したヴァレスは、彼の吸血鬼の力を利用するため、偽りの愛の言葉を吐きながら、復讐する機会を虎視眈々と狙っていた。

 その時期が第5章に訪れるも、尋問官であるルージュに捕まり、陵辱される。
 実の兄弟のよしみとして一時的に釈放されるも、早く自首しなければ処罰されると脅しをかけられ、死を選ぼうとするも、死への恐怖に負け、自身の記憶の抹消を図ろうとする。
 セルビアの記憶を消すために使った例の装置のあるフィーヌゼルブスへ戻ろうとしたところ、ディストに救われた。

 最終的に、病で死の淵にまで追いやられるも、奇跡的に不老不死の身体を手に入れ、ディストとともに生きることに。

 



特徴

 梳けば綺麗になる金色の不潔な髪を持つ。
 瞳は光の加減によって、青にも緑にも見える。そして、かなりの近眼であるため、眼鏡を愛用している。 

 服装は大体Yシャツにスラックス。その上に白衣を纏っているが、夏場は白衣一枚で過ごすことも。なお、同じ組み合わせのスペアをいくつも所持している模様。

 幼い頃から、恵まれない境遇にあったため、大人しく冷めていたが、ディストやセルビアに心配されることが煩わしいため、偽りの自分を演じている。 
 ディストに好意を持っているような物言いをするが、本心はそうではなく、出会った頃は、ただ自分の知的欲求を満たすための玩具としか見ていなかった。

 料理や洗濯、掃除といった家事が苦手であるが、野菜はもっと苦手らしい。

 自分の身体をすり減らす戦闘スタイルであるため、大技を使って、火力で短期決戦に持ち込むタイプ。
 頭の回転も速く、環境にすぐ対応できるため、相手に適応した戦術をとることもできる。

 



関係

 ディスト:従者仲間。からかうとおもしろい。 
 セルビア:主人。人間として高く評価している。 
 セシル:不仲。ディストにベタベタしているので、一方的に敵視。

 ルージュ:双子の兄。
 ミュゼット:??? 
 ダミアン:幼い頃、修道院で面倒をみてもらった神父。