「ヴァレス・オルレアン」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
――命あるものは、生まれてきたときから、死ぬまでずっと、我侭ですよ。
プロフィール
名前 | ヴァレス・オルレアン |
年齢 | 23歳→25歳 |
身長 | 172cm |
体重 | 55kg |
血液型 | AB型 |
誕生日 | 9月9日 |
種族 | 人間 |
趣味 | 読書 |
特技 | 速読、人の字を真似て書くこと |
武器 | 魔法術 |
商業都市フィーヌゼルブス出身の医師。序章から登場。
現在はセルビアの担当医だが、それまでは屍霊魔術を研究する、マッドサイエンティストの闇医者だった。
実は、セルビアの通っている魔術学校のOBで、法術を専門に学んでいたが、片手間に大魔術の勉強もしていた。
人間として軸が歪んでおり、やや道義心に欠けているが、死を恐れたり、人に嫌われることを怖がったりなど、実は結構人間らしいところも。
ディストを実験道具だと呼称しているが、生真面目すぎる彼をからかったり、茶化したりするために、愛の言葉を吐くことも。
サドかと思いきや、重度のマゾ。人によるが、冷たくあしらわれるのが好きな奇人。
病を患っていて、身体が弱い。
それを治療するために医者になったが、ディストに出会い、半人半鬼へ興味を抱くようになる。
自分自身の目的には手段を選ばない節があり、そのためなら犠牲も自分や他人の厭わないところも。
【ネタバレ(反転)】
本名はマゼンタ・カーディナル。代々王族や貴族に仕える医者の家の生まれ。
彼の兄であるルージュが法術の才に恵まれず、カーディナル家をヴァレスが継ぐことになっていたのだが、兄の逆鱗を買い、暴力にあう。
その後、ヴァレスが治療は難しいとされる、後天性の聖痕症候群にかかり、カーディナル家の世継が問題になるが、優秀な法術の使い手であるミュゼットが養子にきたことにより、一族の存続の危機を何とか回避する。
彼女に嫉妬したルージュは、王国の騎士団に所属し、両親から高く評価されるも、ヴァレスは兄からの虐げに遭い続け、そのショックから義妹であるミュゼットに逃避する。
ミュゼットもまた、彼に深く心酔していき、彼女が身篭ると二人で逃亡を図るが、兄であるルージュに始末された。
その後は禁忌とされる死者蘇生術の研究に明け暮れ、屍霊魔術や人体練成術といった黒魔術に手を染め、その際に王国の秘法である水鏡も盗奪している。
だが、結果的に彼女を蘇らせる術は見つからないまま、闇医者として、安い賃金で犯罪者や殺し屋に医療行為を働きながら、生活をやりくりしていたところ、ディストと出会う。
彼といれば、カーディナル家の復讐を果たせると察知したヴァレスは、彼の吸血鬼の力を利用するため、偽りの愛の言葉を吐きながら、復讐する機会を虎視眈々と狙っていた。
その時期が第5章に訪れるも、尋問官であるルージュに捕まり、陵辱される。
実の兄弟のよしみとして一時的に釈放されるも、早く自首しなければ処罰されると脅しをかけられ、死を選ぼうとするも、死への恐怖に負け、自身の記憶の抹消を図ろうとする。
セルビアの記憶を消すために使った例の装置のあるフィーヌゼルブスへ戻ろうとしたところ、ディストに救われた。
最終的に、病で死の淵にまで追いやられるも、奇跡的に不老不死の身体を手に入れ、ディストとともに生きることに。
特徴
梳けば綺麗になる金色の不潔な髪を持つ。
瞳は光の加減によって、青にも緑にも見える。そして、かなりの近眼であるため、眼鏡を愛用している。
服装は大体Yシャツにスラックス。その上に白衣を纏っているが、夏場は白衣一枚で過ごすことも。なお、同じ組み合わせのスペアをいくつも所持している模様。
幼い頃から、恵まれない境遇にあったため、大人しく冷めていたが、ディストやセルビアに心配されることが煩わしいため、偽りの自分を演じている。
ディストに好意を持っているような物言いをするが、本心はそうではなく、出会った頃は、ただ自分の知的欲求を満たすための玩具としか見ていなかった。
料理や洗濯、掃除といった家事が苦手であるが、野菜はもっと苦手らしい。
自分の身体をすり減らす戦闘スタイルであるため、大技を使って、火力で短期決戦に持ち込むタイプ。
頭の回転も速く、環境にすぐ対応できるため、相手に適応した戦術をとることもできる。
関係
ディスト:従者仲間。からかうとおもしろい。
セルビア:主人。人間として高く評価している。
セシル:不仲。ディストにベタベタしているので、一方的に敵視。