抜粋

10兆円規模の財政政策を行うならば違う方法が望ましい

せっかく10兆円もの財政出動をするのであれば、もっと即効性のあること、国民が早期に実感を持てることをしたほうがいい

効果の発現が比較的早い手段をとったほうがいい

例えば定額給付金のような形で、国民に10万円程度を配る。仮に10兆円を給付金という形で配るのであれば、だいたい一人当たり7万8000円が手元にいきますから、4人家族なら32万円くらいになりますよね。円安によってガソリンの価格があがっている、大変だと言われている今、そして金融政策の効果が発現する1年から1年半くらいの間、定額給付金があるかないかで国民の方々の印象は随分と変わってくると思います

焦って増税をしてしまうと、将来10%や15%にあげることが必要であったとしても、それができなくなってしまう
今回、再び消費税を増税して、やっぱり税収が落ち込んでしまったら、消費税増税を行うことの政治的ハードルがさらに高まってしまう

【編集人感想】

定額給付金!それがあれば、生き延びられます>< 頼みます!

しかし消費税増税に関しては、なんという生ぬるい感想。

後々消費税をさらに増税する場合にしにくくなる、消費税増税はそれだけじゃないぞ。いいですか、アベノミクスで資産モチが金を儲ける。貧乏人は消費税取られてさらに生活悲惨になる。アベノミクスへの非難轟轟になるでしょ。

ちょうどそのころ物価も上がり出しちゃうわけだから(リフレ派の読みだと)、そこに消費税増税したら、貧乏人が資産で儲けた人に嫉妬したり、自分の窮状の情けなさに絶望したりで、世の中の雰囲気がどうなると思うんですか。消費税増税の怖いのはそこでしょ。

「将来増税するときしやすいように」みたいな悠長な話じゃないんです。消費税増税したら黒田リフレが根こそぎ壊れるリスクがあるんですぞ。

リフレを怖がる人たちを、説得しようとしてもだめじゃないの?彼らの不安をどうしたら解消できるのか考えないと。リフレ派の力で消費税増税を先送りにして、再分配を少しでも進められるなら、それは重要な答えでしょう。







最終更新:2013年05月05日 11:39