第51話 ウルトラ戦士復活!月面大決戦

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月ではブロンズ像になったままの新マンが残された意識で次郎に詫びていた。
新マン「すまない、次郎、僕はブロンズ像になったままで身動きができない。次郎は僕との約束を約束を守ってMATの戦士として
地球の平和の為に戦ってくれた。それなのに僕は約束を守れないまま死ぬなんて…」
新マンの像の目からは一粒の涙が輝き、月の土に落ちていった。
ヒッポリト「ギョキョキョキョキョ、この像は涙を流すとは粋な演出だな」
ヤプール「あれはウルトラマン二世か、何を思って泣いているのだ」
グレゴリ「なぁ、ヤプール、こいつらのブロンズ像をどうするんだ?」
ヤプール「ワシにいい考えがある…」
ヒッポリト「ヤプール、それは何だ?」
ヤプール「見てのお楽しみだ、地球人共への見せつけにな」

再び新マンの目から涙が出るとと左腕のウルトラブレスレットに落ちていった。
新マンの意識では一人の人物が語りかけてきた。
声「ジャック兄さん…」
新マン「誰だ…?」
新マンがその声の方に向けるとウルトラマンに似た銀色の超人が立っていた。
新マン「エース!」
それはウルトラ兄弟の一人、ウルトラマンAだった。
新マン「エース、君は北斗君に命を託して消滅したはずじゃ…」
エース「確かに僕の肉体は消滅した。しかし、魂だけは残っている。だから僕は兄さんの意識の中へ入っていった」
新マン「じゃぁ、何故ブロンズ像になった僕に意識はあるんだ?」
エース「それはタロウ達も同じ、肉体はブロンズ像でも意識までは消す事はできない。だから魂と意識を通じて話ができるんだ」
新マン「そうか、ならばこの事を伝えたい人がいる。」
エース「わかるよ、兄さんとの約束を叶えた人か…」
エースもかって肉体を分け合った青年、北斗星司はエースとの約束を叶える為、空中都市008へ向かっていた。
新マン「うん、その人の為にもヤプールを倒してみせる!」
エース「ヤプールを倒せるのは兄さん達しかいない。絶対にヤプールを倒して欲しい…」
するとエースは新マンの前から消えていった。
新マン「エース!、エース…!どこへ行ったんだ」
新マンはエースの名を叫び続けた。

エースを探していた新マンに何かの叫び声が聞こえた
声「ううう…郷さーん!」
新マンは声の方に向くとその声の主が次郎であったことに気付いた。
新マン「あれは次郎、すまない、俺は君との再会は無理だ…ブロンズ像になってしまったから…」
そのとき別の声が聞こえてきた。
声「郷、お前はそれでいいのか、次郎との再会を約束したんじゃなかったのか?」
新マン「あの声は…坂田さん!」
その声の主は坂田隊長の兄にして郷とは家族同然の付き合いをしてきた男、坂田健だった。
健「郷、いや、今は宇宙の平和を守るウルトラマンだったな。しかしお前はウルトラマンである以前に郷秀樹という一人の男という事も忘れないでくれ」
新マン「はい、でも僕にはもう元に戻る事もできません。そしてもう次郎君との再会は無理です」
健「何を甘ったれているんだ、次郎はお前が戻ってくるのをいつも楽しみにしているんだぞ!」
新マン「次郎君が…」
健「そうだ、次郎はMATに入った後も自分が郷と一緒に移った写真を大切な宝物としている、次郎は郷、お前との再会を待っているのにお前はここで甘ったれていてどうする!」
新マン「はい!僕は次郎君との約束を果たす為に戻ります、そして超獣をたおします!」
健「郷、わかってくれたか…次郎の下へ戻るんだぞ…」
そして健は新マンの前から消えていった。
新マン「坂田さん…そうか、次郎君は常に僕の事を…よし、エース、坂田さん、次郎君、僕は絶対にあきらめない!」

そして、ひとつの奇跡が起ころうとした!

場所を変えて月面、ブロンズ像と化した4人のウルトラ戦士を眺め、話をしているヤプール、ヒッポリト星人、グレゴリの三者は
思いもかけない光景を見る。

ヤプール「なんだ、ウルトラマン二世の像が光りだしたぞ!」
グレゴリ「おい、ピッポリト、この光といい、さっきの涙といいてめぇ変な細工でもしたのか」
ヒッポリト「ギョキョキョキョキョ、滅相も無い、細工なんぞしてないぞ」
なんと新マンの像が光とともに崩れていった。
ヤプール「なにぃ!まさか…」
グレゴリ「こ、こいつなにが起んだ…」
ピッポリト「おのれ、ウルトラマン二世…」
ヤプール達が驚くのと同時にそこには元に戻った新マンがいた。
ヤプール「う、ウルトラマン二世…」
グレゴリ「生き返りやがったな」

新マン「あれは、ヤプール達、そうか、次郎君の声で私は復活したんだ、よし、それならタロウ達も復活させられる!エース、坂田さん、次郎君、私に力を貸してくれ!」
新マンは左腕を突き上げると、ウルトラブレスレットから眩い光が四方を包んだ。

新マン「ブレスレットリライブスパーク!」
グレゴリ「何しやがったんだ!」
ヤプール「おのれ、まさかこの光は」
光が止むとそこには新マンと、ウルトラブレスレットの力で復活したタロウ、アンドロメロス、コスモスの4人がいた。
アンドロメロス「元に戻った…一体何があったんだ…」
コスモス「やったぞ、僕たちは再び戻れたんだ!」
タロウ「そういえば、昔、父さんがゾフィー兄さん達を命がけでブロンズ像から元に戻していたけど、まさか…」
新マン「タロウ、それはエースの魂がウルトラブレスレットを通じて私を励ましてくれた。そして私の約束を守ってくれた人の声を聴いて復活したんだ、決して私の力だけではなく、私を信じる人たちの声が通じたからだ」

一方、ガロワ基地の宇宙艇では大谷博士が乗ったばかりだった。
キシナガ「隊長、外を見てください!」
ハヤテ「あれは、コスモス達が元に戻ったのか!?」
キシナガ「その通りです!これで形勢逆転ができます」
大谷「いや、確かに戻ったのはうれしいが逆転は難しい」
ハヤテ「博士、それはどうしてですか?」
一度、ピッポリト星人と戦ったことのあるゾフィーこと大谷博士が進言した。
大谷「よく聴いてくれ、先程までの戦いでのエネルギー消耗とブロンズ像にされたことにより立てるだけの体力しか残っていない」
ハヤテ「そんな…」
キシナガ「じゃあ我々には打つ手無しですか?」
大谷「違う、打つ手はある…」
すると大谷博士は光に包まれた。
ハヤテ「博士!?」
光に包まれた大谷博士は銀色に輝く超人と化した。
ゾフィー「驚かせてすまない、私はウルトラ兄弟の長男にして宇宙警備隊の隊長ゾフィー」
キシナガ「ゾフィー!?」
ハヤテ「という事はあなたはコスモス達を助けようと」
ゾフィー「はい、彼らは私の弟達ともいえる勇敢な戦士達です。血は繋がっていませんが兄弟同然で育ちました。だから私に弟達を
助けさせてください!」
ハヤテ「喜んで、超獣達を倒せるのは貴方達だけです。」
キシナガ「お気をつけて。」
ゾフィー「ハヤテ隊長、キシナガ副隊長、お心遣いありがとうございます、それでは弟達を助けにいきます」
ハヤテ「では、私達はシールド発信機を破壊します」
そしてゾフィーは宇宙艇が出ると巨大化し、ヤプール達の方へ向かっていった。

再び新マン達と超獣軍団との戦い。復活した新マン、タロウ、コスモス、アンドロメロスだったが今までの疲れが蓄積され体力も
立てるだけしかなかった。
ヤプール「貴様達、いくら元に戻ってもワシらには勝てぬ!」
ヒッポリト「ギョキョキョキョキョ、もう奴らはこの戦いで体力も使い果たしている、ヤプール、今がチャンスだぞ」
必死に立ち上がる新マン達
新マン「みんな、すまない、せっかく復活したのにまた倒されるだなんて」
アンドロメロス「何を言う、倒されるのはヤプールの方だ」
タロウ「僕達は不滅のウルトラ兄弟だから…」
コスモス「絶対に負けられない、宇宙の平和の為に!」
そのとき、グレゴリが剣を抜いて新マン達へゆっくり歩いていった。
グレゴリ「じゃあ、誰を最初に始末するかだな」

「ジュワァ!」

その声と共に光線がグレゴリに当たりグレゴリが吹き飛んでいく。
そして光線を打った男が降り立った。その男はウルトラ兄弟の長男にして宇宙警備隊隊長ゾフィーだった。
タロウ「ゾフィー兄さん!」
新マン「奴らは手ごわいです、いくら兄さんでも…」
アンドロメロス「俺達の体力もそこをついている。まさか、隊長一人で…」
コスモス「まだ超獣もまだ4匹いるし、それにゲルマディクスという強敵もいます」
ゾフィー「心配するな、お前達にこれを授ける」
ゾフィーは新マンたち4人の手首に腕輪を付けた。
アンドロメロス「この腕輪は?」
ゾフィー「ウルトラコンバーターだ。これで体力も最大限に回復する」
新マン「兄さん、ありがとう!」
タロウ「すごい!力がみなぎっていく!」

ヤプール「おのれ、ゾフィー、小癪な真似をしおって。超獣よ、ウルトラ戦士共も叩き潰せ!」
ヤプールの一声と共にバキシム、アリブンタ、ガマス、ルナチクスの4大超獣が現れた。
グレゴリ「やっちまえ、ゲルマディクス!」
グレゴリの声で再びゲルマディクスも現れた。
コスモス「あれが残っている超獣」
タロウ「すごい数だ…」

「そこまでだ!超獣共!」

超獣達の後ろから声が聞こえてきた。
アンドロメロス「マルス!」
声の主はアンドロ戦士の一人、アンドロウルフだった。
ウルフ「間に合ったか?よし、俺が来たからには超獣の好きにはさせないぜ!」

そして6人のウルトラ戦士が一列にならんだ。
ヒッポリト「おのれ…ウルトラ戦士が」
ゾフィー「ヤプール、貴様達も終わりだ!」
タロウ「よくも異次元へとじこめその隙に侵略を進めていたな!」
アンドロメロス「俺達、ウルトラ戦士は不滅だ!」
マルス「さぁ、ここからが正念場だぜ!」
新マン「私は誓う!私を信じる人との約束を守るために、ヒッポリト、グレゴリ、そしてヤプール、貴様達を倒す!」
そして6人のウルトラ戦士と超獣軍団との決戦の火蓋が切って落とされた。


戦いが始まった時、月面基地ガロワの宇宙艇がシールド発信機へと向かっていた。
慌てた表情でキシナガが叫ぶ。
「隊長、シールドの発信機が!」
「なにぃ!一体誰が…」
ハヤテは宇宙艇の外を見ると…。

何と、シールド発信機は何者かによって爆破されていた。
「よし、発信機の中へ入るぞ!」
「了解!」
ハヤテの指示により宇宙艇へ発信機へと入っていった。

恐る恐る発信機の中へ入るハヤテ達。

「ふっふっふっ・・・どうやら邪魔者が来たな」
暗闇の中から不気味な声と共に二人の宇宙人が現れた。
「貴様は、マグマ星人、それにガッツ星人!」
ハヤテが叫ぶと返すかの様にマグマ星人が語り始めた。
「いいか、このシールド発信機を破壊したのはこの俺とガッツだ」
マグマに対しキシナガが問いかける。
「じゃあ、何故悪の宇宙人のあんたたちがシールド発信機を破壊したんだ?」
とガッツが口を開く。
「憎っくきウルトラ兄弟を倒すのはヤプールではなく俺たちだ。ここでヤプールを倒してもらいたいのでな」
「さて、我々は暗黒宇宙へ戻らないとな…」
とマグマ高笑いをしながら、二人の宇宙人は暗黒宇宙へ戻っていった。

「あの宇宙人はウルトラ戦士を倒すことに拘っているのでしょうか…」
とキシナガの問いにハヤテが答える。
「あの宇宙人たちはプライドが高く、それでウルトラ戦士に何度も敗北している。
だからこそウルトラ戦士は他の怪獣や宇宙人に倒されるのが嫌で今回のような行動に出たのだろう」
「隊長…」
関心するキシナガに、ハヤテが告げた。
「キシナガ、我々は超獣と戦っているウルトラ戦士の援護に回る!」
「了解!」
宇宙艇はウルトラ戦士と超獣が戦う場所へと向かっていった。


その頃、ウルトラマンはゾフィーからのウルトラサインを受けウルトラの星へ向かっていた。
そのサインは「ウルトラマン、月の方はジャックたちが復活して大丈夫だ。それにゴラスもセブンたちが食い止めている。
80にも伝えて欲しい」という内容だった。
最初、ウルトラマンは戸惑ったがゾフィーが戦力の大半を地球に送っていたため、ウルトラの星が手薄だった事、
そして、新マン達の力ならヤプールやゴラスを食い止めてくれると考えていた。

ウルトラマン「ゾフィー兄さん、そうか、ウルトラの星が狙われているかもしれないのか!」
ゾフィーの言葉に従い、一路ウルトラの星へ向かった。

途中でゴラスの爆発を確認したウルトラマン。しかし、ゾフィーのウルトラの星へ向かって欲しいという言葉に従わなければならなかった。
そのウルトラマンの視線に映ったのはガバナス帝国の惑星ジルーシアだった。

ウルトラマン「あの惑星は!?それにウルトラの星の方向だ!よし、80にサインを送ろう!」
そして80にウルトラサインを送った。
ウルトラサインは地球の80に届きウルトラマンは再びウルトラの星へ向かった。


グレゴリ「おっと、地球での兄弟が待っているので俺はここでづらかるぜ」
ゲルマディクスが地球へと向かっていこうとしており、既にグレゴリはゲルマディクスの背中の城の中にいた。
ヒッポリト「ま、待て!協力するはずじゃなかったのか!?」
グレゴリ「おっと、俺は都合が悪くてな、じゃあな」
ウルフ「待て!」
ウルフはゲルマディクスを追おうとするがメロスに止められる。
メロス「今は周りにいる超獣を倒すのが先だ」
ヤプール「グレゴリめが…だがエースがいないとはいえ、ここで他のウルトラ戦士を始末せねばな」
ヒッポリト「超獣どもめ、ウルトラ戦士を始末しろ!」
ヒッポリトの一言で超獣達が一斉にウルトラ戦士に向かってきた。
ヤプール「フハハ、これがバトルファイトだ!」
月面で超獣たちと戦うウルトラ戦士を見ながらヤプールは言い放った。

「アンドロサーベル!」
アンドロメロスは両刃が曲線になっている二又の槍、アンドロサーベルを構えアリブンタに向かう。
アリブンタは蟻酸を吐くが、それをことごとくかわすメロス。

バキシムがアンドロウルフに向かい自分の角を飛ばした。
「Uブーメラン!」
一方のアンドロウルフは肩のスオードUをブーメランの様に投げた。
スオードUがバキシムの角を粉砕した!

「ゆくぞ、ウルフ!」
「よし!」
二人は合図をするとそれぞれの超獣へ飛び掛る!
「アンドロサーベル!」
「ダブルU!」
メロスがアリブンタを、ウルフがバキシムを切りつける!
そして二匹の超獣が爆発する後ろで二人はポーズを取った。

「ウォォォォォ!」
ウルトラマンコスモスはスペースエクプリスモードから最強形態であるフューチャーモードへと変わりルナチクスに向けてポーズを執る。
「ダァァァァァ!」
必殺のコスモストライクでルナチクスは一撃で粉砕された。

一方のタロウはガマスの分身に惑わされていた。
「ギョキョキョキョキョ!もう一度ブロンズ像にしてやる」
タロウの頭上に再びヒッポリトカプセルが現れるが突然カプセルが爆発した。
「誰だ!?」
ヒッポリトがカプセルの方を見るともう一人ウルトラ戦士が現れた。
「ネオス!」
そう、ウルトラマンネオスが月へと駆けつけて来た!
「カプセルは破壊した、一気に超獣を倒そう!」
「しかし、どれが本物かわからない?」
その時、まばゆい光が周りを照らし、その光が消えると共にガマスの分身が消えた。
「ジャック!」
「ジャック兄さん!」
新マンがブレスレット偏光ミラーで本物のガマスを見つけ出した。
「ギョキョキョキョキョ!こしゃくな真似をしおって」
ヒッポリトは怒り狂うかの様にタロウたちの前に姿を現した。
「さあ、タロウはヒッポリトを頼む!」
「ジャック兄さん、わかったよ!」

「くらえ!」
新マンのスペシュウム光線を喰らいよりガマスは粉砕された。

「ギョキョキョキョキョ、おのれ、ウルトラマンタロウ…」
「ヒッポリト、貴様も終わりだ!」
タロウの全身が真っ赤な炎の様なエネルギーに包まれるとそのエネルギーがヒッポリトに向かい放たれた!
タロウの必殺技、ファイヤーダッシュだ!
「ギョキョキョキョキョォォォ!」
ヒッポリトは頭を打ちぬかれその一撃で倒された。

「何、ヒッポリトまでが!」
ゾフィーと対峙していたヤプールはヒッポリトが倒された方を向く。
「そこまでだヤプール、もう超獣はすべて倒された、おとなしく降伏しろ。」
ゾフィーはヤプールに降伏を迫る。
「おのれ、ウルトラ戦士めが、しかし次は貴様らの命は無いと思え…フハハハハハハ…」
「待て、ヤプール!」
ヤプールはゾフィーの前から消えた。

「隊長!」
「ゾフィー兄さん!」
戦いが終わりウルトラ戦士たちがゾフィーの元へ集まる。
「すまない、ヤプールを逃がしてしまった。しかし、本当にみんながんばってくれた」
ゾフィーは皆にねぎらいの言葉をかける。
「ゾフィー隊長、私とウルフは一度アンドロベースに戻ってヤプールの動きを追っています」
「頼む、何かあれば伝えてくれ」
「はい、それではゾフィー隊長もご無事で」
メロスとウルフは月を後にした。

「隊長、あれを見てください」
コスモスが指をさした所を見るとウルトラサインが浮かんでいた。
「ウルトラマンからか?」
「巨大惑星!?」
防衛軍基地の80も見ていたウルトラサインであった。
それはウルトラマンが見たガバナス帝国の旗艦ともいえる惑星ジルーシアであった。
「よし、私がウルトラの星へ戻る。お前たちは地球へ向かってくれ、我々の第二の故郷に」
ゾフィーはウルトラの星へ自分が戻ることを決意した。
「兄さん、そんな…」
「隊長、どうして?」
タロウ達に対しゾフィーは答える。
「ヤプール、いや大いなる意思は地球に狙いを定めてきた。だからお前たちに地球を守ってほしい。
そしてヤプールと大いなる意思を倒してから戻ってくるんだ。」
「兄さん…」
ゾフィーはウルトラの星へと向かい月を発った。

「すごいですね!」
「ああ、やはりウルトラ戦士は我々の救世主だ」
ハヤテたちの宇宙艇が来たころはもう超獣たちが倒された後だった。
ウルトラ戦士達は宇宙船に手を振ると地球へ向けて飛び立った。
「ありがとう、ウルトラ戦士達」
「月は我々が守ります」
ハヤテとキシナガはウルトラ戦士を手を振り見送った。


大阪では暴れ回る大悪獣ギロンと自衛隊との戦いが繰り広げられていた。
「展開終了」
「奴はビルの破壊に夢中でこちらに気づいていません」
「目標補足しました」
「よし、撃て!」
隊長の掛け声のもと、ビルを破壊するギロンに対しメーサータンク、戦車隊が一斉に攻撃を開始した。

しかし、ギロンには戦車隊の攻撃は通用せず、逆にギロンの攻撃を受けてしまう。
「ギャァァァオ!」
その時、地底から地殻怪地底獣ティグリスが現れ、ギロンに体当たりをかます。
「グゴー-ー」
しかし、ギロンが体勢を整え、ティグリスに向かう。

ギロンに追い詰めらたティグリスは今まさにギロンの頭の刃で切られそうになるが…。

「タァー!」
その勢いあふれる声と共にギロンが吹き飛び、ティグリスの目の前に赤い巨人が立っていた。
「ウルトラマンタロウだ!」
月での超獣軍団との戦いを終え地球へ戻ったタロウだ。
「ストリウム光線!」
タロウはエネルギーを溜めると必殺のストリウム光線をギロンに向けた。
しかし、ギロンは頭の刃でストリウム光線を跳ね返した。
「ウッ…!」
ならばと言わんばかりにギロンはタロウに向かい刃を振りかざす。
「タァー!」
何とタロウはキングブレスレットを巨大なペンチにしてギロンの刃を受け止め、ギロンを投げつけた。

「ファイヤーダッシュ!」
ギロンにヒッポリト星人をも倒した大技、ファイヤーダッシュが決まる。
ギロンは大爆発を起こしそのまま倒された。
「シュワー!」
ギロンを倒しタロウは大空へ飛び去りティグリスも地底に戻っていった。


暗黒宇宙の片隅にある、知る人の誰もいない小惑星。
この惑星こそが、TAC基地にザラブ星人を送り込んだ『ゴラスで地球を破壊する会』こと『ウオノメ・マナコ』の本拠地であった。

「大自然の摂理の中、善も悪もなく数多の星々を滅ぼしている紅き妖星ゴラス。
嗚呼、その美しき姿は、私を魅了して止まない…」
その本部の奥にある豪華な内装の施された一室で、黒のジャケットとスーツに金の装飾を散りばめた、
人によっては下品にしかならない衣装を優雅に着こなした1人の男がワインを片手にモニターに映るゴラスを見つめていた。

「会長いるか?」
そこへ、金色の顔をした1人の男が入ってきた。
「んっ、副会長のエグゾスか。どうした?」
そう、副会長と呼ばれた、この男こそ、かつて、ボーゾックを利用し地球を破壊した後、
『悪の大宇宙ハイウェイ』建設を目論んだ暴走皇帝エグゾスであった。
「メトロン星人Jrとメフィラス星人から富士基地に忍び込んだと連絡があった」
「そうか…しかし、メトロンはともかく、メフィラスは使えるのか?」
タロウの時のヘッポコな行動を知る、この男は少し怪訝そうな顔で尋ねた。
「まぁ、大丈夫だろう。それに奴らが失敗したとしても、2手、3手と、いくらでも次の手は用意してある。
例えマリア3号を破壊できなくても、間に合わなければいいんだからな」
エクゾスは、男に、そう答えた。
「フッ、確かに。ゴラスを破壊させなければいいだけだ。我らウオノメ・マナコの前に地球人など赤子同然。地球の命運はもはや尽きたも同然!」
「その通り」
「破壊!破壊こそが芸術!創造は単純作業!破壊こそが芸術の極み!!紅く輝く美しき妖星ゴラスよ!
その妖艶なるお前の力で、地球に美しいフィナーレを迎えさせてやるのだ!」
そう、エグゾスに会長と呼ばれたこの男こそ、ウオノメ・マナコの会長、悪神亜久馬ことベンゼン星人であった。
最終更新:2013年03月05日 17:48
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