しんにくやよんごうてん内検索 / 「「妖怪蜘蛛魔女」」で検索した結果

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  • 「妖怪蜘蛛魔女」
    優れた能力を持つ者は、よく怪物などと揶揄されるが、 本当にそれ以外の部分でも怪物じみている奴が、たまにいるものだ。 そういう利用できる問題児は、大問題を起こすまで自由に振舞わせておく風潮が、 少なくともアームヘッドパイロットに対してはあった。 だから社会でやっていけないような危険人物も、 戦場では名誉の悪名を掲げて、堂々と居座る事が出来たんだな。 鈍色の曇天がどこまでも広がっている。 そんな空の下を、セイントメシアは飛行していた。 突然の任務は、窮地に陥ったある部隊からの、救援要請であった。 ここは禿げた山に囲まれた山岳地帯。 目下を果てしなく、枯れ朽ちた木々が埋め尽くしている。 こんな所で戦闘をしていたのか? 派手なセイントメシアが、色のない痩せた土地に降り立つ。 今いる開けた場所の外では、黒く歪んだ巨大な枯れ木が所狭しと並び、...
  • 巨人戦争英雄譚
    ... 「疾風の蒼燕」 「妖怪蜘蛛魔女」 「アームヘッド・トレーナー」 「リジアン・サムライ」 「トリオプスダイバーズ」 「要塞の男」 「トロージャン」 「コータロー・ムライ暗殺計画」 (順不同) 最終エピソード 「砂塵を纏う者」 特別編 「ラクシ・アサシンズ」 戻
  • 「砂塵を纏う者」
    それではそろそろ、最後の話をするとしよう。 私自身が体験したギガントマキアだ。 もったいぶるものでもないが、折角だから聞いていってくれ。 「・・・・・・何?・・・・・・ヒレー・ダッカーが?・・・・・・そうか・・・・・・」 無灯だが薄明るい部屋に男は居た。 男はやがて、通信相手の近況報告を聞き終えて席を立つ。 それから、強く日差しの差し込む窓枠に腕を乗せた。 「・・・・・・またしても、”血染の羽毛”か・・・・・・」 男の目前には、果てなき肌色の地平、陽炎ゆらめく灼熱の砂漠が広がっていた。 ここは、広大な砂漠にただ一つ設けられた、リズ連邦軍の警備基地である。 草木の生えぬ死の土地、適したごくわずかな生命にさえ苦労を強いる過酷な極限環境において、 生体兵器であるアームヘッドもまたそれを得意とはしなかった。 猛暑と極寒の...
  • 喫煙室にて
    パイロットスーツに身を包んだ男が、物足りない、といった顔つきで廊下を歩いていた。 獅子の鬣のような金色の髪に、琥珀のような深みを湛えた紅茶色の瞳。 耳からは逆ハートのピアスを提げ、整った顎先を髭に包んでいる、筋骨隆々とした体躯の男だった。 「ああ……」 何処かやりきれない溜息をつき、男は静かに「喫煙室」と書かれた扉を押した。 「や、ブライアン」 途端、喫煙室に似合わない幼い声が響いた。名前を呼ばれた男は、静かに眉間を押さえる。 その目の前の人物を見れば、どんな人間でも「黒髪の少女」と言うだろう。 「ステタルかい、あれほど煙草は早いと言ったはずだがね」 眼前の人物に向けて、ブライアンは声に明らかな呆れを混ぜて言った。 「早いも何も、ボクは良い年したジジイだって言ってるのに。なんで見て解らないの?」 「解ったらソイツには眼科、いや精神科を勧めるよ」 ブライアンは苦笑いし...
  • キャラまとめ
    wikiだと長くまだるこっしい解説をする俺ですが、 ここでは本家ウィキペディアに載ってる紹介のような、ある程度まとまった解説を。 キャラクター紹介って本当はこうあるべきじゃないんだろうか。 今回は所謂セリア編、「Hello, world...」のキャラ。 ちなみに初出の設定もちらり。 セリア・オルコット / リバースオブアザー  言うまでもなく本編主人公。銀のロングヘアに青紫の瞳。  育ての親から貰った拳銃(モデルはベレッタM92F)を護身用に持つ旅人。  結構過酷な過去を持つ割にお人好し、母性的で優しい、というか過ぎる。  でもその割りに返り討ちに一切の容赦がない等、アンバランスさが滲み出ている狂気の女性。  今作で所属することになる公的機関『レインディアーズ』のNo.40。新入り。 エマ・チャーチ / ガーデンメイト  今作におけるセリア...
  • ヒレー・ダッカーと謎のバランス
    ―――――――――――――――― ―――――――――ヘブン学園、開校式・第一期生入学式―――――――――――――― 校長が、初めてお目にかかる生徒達の名を読み上げていた。 『五右衛門くん』 『はい』 『平幸くん』 『は、はい』 『えー・・・銭くん』 『ハイ(ハスキーボイス)』 『・・・ガールちゃん』 『男ですわ』 『・・・・・・・・・ヒレー君』 『ちなみに、俺はまだホモ属性じゃないぞ』 『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・熊くん』 『フンゴッ』 『以上三十三名、貴方達はこれよりヘブン学園の名誉と自らの将来の栄光に向かって勉学に励む優良な生徒となり、またいずれこの星を導いていく才能が開花していく事を祈ります』 校長が...
  • パプリカーンの健康診断
    パプリカーン結成初期。 インペリアルおじさん「それでは、第一期の健康診断を始めます」 インペリアルおじさん「一人ずつ順番にお願いします、まずは首領から」 ガラッ 首領「すぐに始めるんだろう?」 おじさん「服は着てていいです」 首領「えー?」 おじさん「それでは聴診を行います」 首領「ほらやっぱ脱ぐんじゃないのさぁー!」 おじさん「せめて下着だけでも着る習慣つけてください」 おじさん「次の方どうぞ」 一番ダシ「カッツオだ」 おじさん「何か体の不調など自覚症状はありますか?」 一番ダシ「背が低いし猫背です。しかも最近ハゲてきましたよ!一体私はどうすればいいんだ!!!」 おじさん「落ち着いて話してください」 一番ダシ「もう一度言えというのか鬼畜め!!!」 おじさん「はい」 一番ダシ「ところで何でサルのレントゲンが飾ってあるんだ...
  • 003 '35 Repray②
       ◎◎◎  あまり清潔とは言えない古びた病院の前で、僕は彼女を待っていた。  彼女は今日、戦いで傷ついた人たちのお見舞いに行ったはずで、もうすぐ現れるだろう。  そして、僕の予想通り、扉が開いて彼女は現れた。  短い金髪に青い目。肌は白く、顔つきは知性と美しさを兼ね備えている、まるでおとぎ話に出てくる高貴で美しく、弱き者のために戦う騎士のような女性。 「あれ、シャティヨン。めずらしいね。こんなところで会うなんて」 「ぐ、偶然だよ」  僕が言うと、ジャンヌは微笑んだ。 「迎えに来てくれたの?」 「ぐ、偶然だし!」  ジャンヌは病院の敷地にある陽の当たるベンチに腰掛けると、隣に僕を座らせる。 「そっかそっか、偶然かぁ」 「そうだよ」  まどろむような昼下がり。日差しは温かくついうとうとと眠くなるような気がした。  ふと、隣のジャンヌが僕を見る。 「シャ...
  • 骨折り損のメタモルフォーゼ
    タイムスリップ・コツヒコ編 「骨折り損のメタモルフォーゼ」 『骨折り損のメタモルフォーゼ』その1 「そうか判ったぞ。これはおかしいのだ」 古代遺跡、壁画の間に男の声が木霊した。 総合考古学者ボンザレス・ハムレットは研究の中で様々な疑問と戦い解き明かしていたが、いわゆるオーパーツ等といった矛盾に対し謎が残る事も多かった。 だが今度は決定的だ。そうそれはおかしいのだ。 数万年前の壁画に落書きされた”モツニ参上!!”の文字…遺跡におバカ野郎が書き殴るのも珍しくはない。 しかし、この筆跡は千年以上前のものだ。こんな事をするのは現代人だけとは限らない?だが恐らくこのカラースプレー缶は現代にしか存在しない。 サインの端には奇っ怪な時計の化け物の絵… 昔から不思議水晶パワーで未来が見えると嘯き世界の終わりを予言する占い師は歴史に数多いた。それらの中には触手の化け物の襲来を...
  • = R END =
    アプルーエ周辺・北東群島近海。 深い霧に包まれた空間を突き進む、蝙蝠のような影があった。 無人アームヘッドのイヴィレンデシアである。 しかしてその中にもアームヘッドが乗っている、人間型ファントムの遠藤だ。 彼らは、かつての自分たちの世界と同時代の痕跡に、ふと興味を持ち、 北東群島のアームコア採掘遺跡などを観光して周った。その帰り道であった。 ”似ていたがやはり、我々のいた世界とは別の星であるのは確かのようだ” ”そーなんかー?正直あんまりかわらんでわからんぜー?” ”まあ方言くらいの違いだったと思うけど?あと壁画がちょっとヘンだわね” イヴィレンデシアの独り言。 「遠藤です」 遠藤の独り言・・・。 黒い悪魔は淀んだ海を目下に冷たい靄の中を駆ける。 ”しかしよーくっそ寒いんだけどよーなんとかならねえの?” ”フン、この程度で音を上げる...
  • 3. I'M NO ANGEL
    謎のアームヘッド組織・ピーマーンの宣戦布告、その尖兵であるロンリーアンドを撃ち破った村井辛太郎は、 突如現れた協力者・アカリを隣に乗せ、愛機のセイントメシアグレイサードと共に当て所なくさまようのだった。 「あああ・・・もう休ませよう」 灰色の機体は広い駐車場に着陸し、簡易駐足場として違法駐足した。 しかしそれを注意する者どころか人っ子一人居ないため、足音の響いた後には不気味な静寂だけが広がった。 辛太郎はようやく一息つき、それから隣を見やった。長らくお目にかかれなかった(正真正銘の)女だ!・・・・・・。 「あ、アカリさんって言った?い、いったい何者なんだ、君は?」 「何者?なんていうか・・・」 「俺はヘブンから来た傭兵でパプリカーンのテロリストでもある御蓮人だ!君もアカリっていうんだから御蓮の人?」 「ううん。あたしはここの、月の人だよ」 「そ、そうなんだ・...
  • 「ラクシ・アサシンズ」
    暗闇に浮かび上がる、ミーティングテーブルを囲む複数の人影。 彼らは険しい表情で互いに睨み合っている。 しかし、真に睨めつけているのは目前の人物に対してではない。 「暗殺計画は失敗に終わり、コピーメシアも敗北を喫した・・・・・・」 「もはや急を要すこともない・・・・・・  この際、長い研究期間を設けてやり、万全の対策が産み出されるまで待つのが賢明か」 「その方があの科学者連中も助かるだろう。しかし、セイントメシア・・・・・・  術もなくヤツに挑みたがる血気盛んな者どもは、まだ後を立たぬだろうね」 巨人戦争英雄譚 番外編 「ラクシ・アサシンズ」 フードで頭を隠した猫背の怪しい集団があった。 その数、六人。 施設の入り口に向かうそれらは、まもなく門番に呼び止められ警備部隊を呼ばれ捕らえられるはずだった。 しかし数分もすると、彼らは何事...
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